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JP6929663B2 - ラベル - Google Patents

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Description

本発明は、2枚のシートの少なくとも一部が剥離可能に貼着されたラベルに関し、特に、剥離開始端部の構造に関する。
一般に、配送物を配送する場合、配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称等の配送情報が印字された配送ラベルが用いられている。このような配送ラベルは、上述したような配送情報が印字され、裏面に塗工された粘着剤によって配送物に貼着されて使用される。そして、配送物が配送先に配送された後、配送物に貼着された配送ラベルの一部が配送ラベルから分離され、配送業者等にて持ち帰られることになる。
図8は、一般的な配送ラベルの一例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は積層構造を示す図である。
本例は図8に示すように、剥離紙130上に下基材120と上基材110とが積層されて構成された配送ラベル101である。
上基材110は、配達票111と、貼付票112と2つの控え票113,114とが互いに分離可能に区画形成されて構成されている。配達票111と控え票113とは、スリット115aを介して連接し、このスリット115aによって分離可能となっている。貼付票112と控え票114とは、スリット115bを介して連接し、このスリット115bによって分離可能となっている。配達票111と貼付票112とは、スリット116aを介して連接し、このスリット116aによって分離可能となっている。2つの控え票113,114は、スリット116bを介して互いに連接し、このスリット116bによって分離可能となっている。配達票111、貼付票112及び控え票113,114のそれぞれには、この配送ラベル101が貼着されて配送される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称、さらには配送物の内容等の配送情報が印字される配送情報表示領域111a,112a,113a,114aが設けられている。また、配達票111には、この配送ラベル101が貼着されて配送される配送物の配送先にて受領印を押下するための押印領域111bが設けられている。上基材110の裏面には、その全面にニス層が積層されているが、ニス層の濃度は、配達票111、貼付票112及び控え票113,114の用途に応じて適宜設定されている。
下基材120の表面には、その全面に感圧接着剤が塗工されており、この感圧接着剤と、上基材110の裏面に積層されたニス層とによって、上基材110と下基材120とが剥離可能に貼着されている。下基材120の裏面には、その全面に粘着剤が塗工されている。
剥離紙130は、剥離台紙の一方の面に剥離剤が塗工されることによって構成されている。この剥離紙130の剥離剤が塗工された面に下基材120が積層され、下基材120の裏面に塗工された粘着剤によって下基材120が剥離紙130に剥離可能に貼着されている。
上記のように構成された配送ラベル101においては、配送情報表示領域111a,112a,113a,114aのそれぞれに配送情報が印字された後、剥離紙130が剥離され、下基材120の裏面に塗工された粘着剤によって配送物に貼着されて使用される。
配送ラベル101が貼着された配送物が配送先に届けられると、配達票111の押印領域111bに受領印が押下され、配達票111が、下基材120から剥離されるとともに上基材110から分離され、配送業者によって持ち帰られる。また、控え票113が、下基材120から剥離されるとともに上基材110から分離され、保管される場合もある。
このように、配達票111や控え票113が下基材120から剥離されるとともに上基材110から分離される際、配達票111や控え票113は、図中左下の角部を剥離開始端部111c,113cとして、下基材120から剥離されるとともに上基材110から分離されていくことになる。そのため、下基材120の上基材110との貼着面のうち、剥離開始端部111c,113cに対向する領域のみ、感圧接着剤を塗工しない構成とすれば、その領域においては、上基材110と下基材120とが貼着されていないこととなり、それにより、剥離開始端部111c,113cが摘みやすくなり、配達票111や控え票113を下基材120から剥離する作業をスムーズに行うことができるようになる。
しかしながら、下基材120の感圧接着剤が塗工されていない領域においては、上基材110と下基材120とが貼着されていないため、配送情報表示領域111a,112a,113a,114aのそれぞれに配送情報を印字する際、プリンタ内において、上基材110と下基材120とが貼着されていない領域から上基材110が捲れ上がり、上基材110と下基材120とが剥離してしまい、紙づまり等が発生してしまう虞れがある。特に、配達票111や控え票113を下基材120から剥離しやすくするためには、上基材110と下基材120とが貼着されていない領域の面積を広くすることが好ましいが、その面積を広くするほど、上基材110が捲れ上がり、プリンタ内にて上基材110と下基材120とが剥離してしまう可能性が高くなってしまう。
ここで、配達票と貼付票とがスリットを介して分離可能となった上基材の裏面に下基材が貼着された配送ラベルにおいて、配達票の剥離開始端部においては、スリットの代わりに、短辺が配達票側に斜めに延びた、への字状のジッパー部を設けた構成が特許文献1に開示されている。この配送ラベルにおいては、配達票の剥離開始端部においては、スリットの代わりにジッパー部が設けられていることにより、配達票と貼付票とがその一部にて繋がっており、それにより、配達票の剥離開始端部が下基材と貼着されていなくても、プリンタにて搬送する際等にて上基材と下基材とが不用意に剥離してしまうことを回避できる。また、ジッパー部が、短辺が配達票111側に斜めに延びた、への字状のものであるため、配達票111を上基材110から分離する力が向かう方向に、への字状の短辺が存在し、それにより、配達票111をスリット115aに沿って控え票113からきれいに分離することができる。
特開2015−87559号公報
ところで、図8に示した配送ラベル101においては、上述したように、配送情報表示領域111a,112a,113a,114aのそれぞれに配送情報が印字された後、剥離紙130が剥離され、下基材120の裏面に塗工された粘着剤によって配送物に貼着されて使用されることになるが、剥離紙130を剥離する際、配送ラベル101の角部を剥離開始端部として、下基材120と剥離紙130とを剥離することになる。そのため、上述したように、下基材120の上基材110との貼着面のうち、剥離開始端部111c,113cに対向する領域のみ、感圧接着剤を塗工しない構成とすると、その領域においては、上基材110と下基材120とが貼着されていないため、剥離開始端部113cにおいては、剥離紙130を剥離しようとした際、下基材120と剥離紙130とが剥離せずに、上基材110と下基材120とが剥離してしまい、作業がスムーズに行われなくなってしまう。
そこで、控え票113の剥離開始端部を、控え票113の角部のうち配達票111の剥離開始端部111cに隣り合う角部を含む領域とすることが考えられる。しかしながら、そのような構成において特許文献1に開示された技術を採用し、配達票111の剥離開始端部に、短辺が配達票111側に斜めに延びた、への字状のジッパー部をスリット117の代わりに設けたとしても、プリンタにて搬送する際等にて上基材110と下基材120とが不用意に剥離してしまうことは回避できるものの、ジッパー部が、短辺が配達票111側に斜めに延びた、への字状のものであるため、控え票113を上基材110から分離する力が向かう方向には、への字状の短辺が存在せず、それにより、控え票113をスリット115aに沿って配達票111からきれいに分離することができなくなる虞がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、連続した切り離し線を介して連接した第1の領域と第2の領域とを有する第1のシートと、第2のシートとが貼着された構成において、第1の領域と第2の領域とがそれぞれ、切り離し線を介して隣り合う角部を含む領域を剥離開始端部として第2のシートから剥離する場合でも、第1の領域と第2の領域とのそれぞれについて、切り離し線に沿わない領域を破断させずにきれいに剥離することができるラベルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
配送物が配送先に届けられたことを管理するための配達票、配送物の管理のために保管される控え票とを有し、前記b配達票前記控え票とが、連続した切り離し線を介して連接した第1のシートと、
少なくとも前記配達票及び前記控え票が剥離可能となるように前記第1のシートの一方の面に貼着され、前記第1のシートとの貼着面とは反対側の面に粘着層を介して剥離紙が剥離可能に貼着された第2のシートとを有し、
前記配達票及び前記控え票が、その剥離順序を問わずに前記第2のシートから剥離され、前記第2のシートから剥離された前記配達票を用いて配送物が配送先に届けられたことが管理され、前記第2のシートから剥離された前記控え票が配送物を管理するために保管されるラベルであって、
前記配達票及び前記控え票はそれぞれ前記切り離し線を介して隣り合う角部を含む領域が前記第2のシートと接着されておらず、当該領域を剥離開始端部として前記第2のシートから剥離され、
前記切り離し線は、前記剥離開始端部に、前記角部側が開いたY字状のカットとタイとからなるジッパー部を有する。
上記のように構成された本発明においては、第1の領域と第2の領域とのそれぞれを、切り離し線を介して隣り合う角部を含む領域を剥離開始端部として第2のシートから剥離する場合、切り離し線が、剥離開始端部に、角部側が開いたY字状のカットとタイとからなるジッパー部を有するものであることで、第1の領域と第2の領域のいずれにおいても、ジッパー部のタイにおいて、第2のシートから剥離しようとする力が向かう方向にY字状のカットが存在することとなり、それにより、ジッパー部が切り離し線に沿って繋がり、第1の領域と第2の領域とのそれぞれについて、切り離し線に沿わない領域が破断せずに第2のシートからきれいに剥離されることになる。
本発明によれば、連続した切り離し線を介して連接した第1の領域と第2の領域とを有する第1のシートと第2のシートとが貼着され、第1の領域及び第2の領域がそれぞれ、切り離し線を介して隣り合う角部を含む領域を剥離開始端部として第2のシートから剥離される構成において、切り離し線が、剥離開始端部に、角部側が開いたY字状のカットとタイとからなるジッパー部を有するため、第1の領域と第2の領域とがそれぞれ、切り離し線を介して隣り合う角部を含む領域を剥離開始端部として第2のシートから剥離する場合でも、第1の領域と第2の領域とのそれぞれについて、切り離し線に沿わない領域を破断させずにきれいに剥離することができる。
本発明のラベルの実施の一形態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示した矢印A方向から見た図、(c)は(a)に示した矢印B方向から見た図である。 図1に示した上基材の下基材との貼着面の構成を示す図である。 図1に示した下基材の上基材との貼着面の構成を示す図である。 図3に示した下基材のメジウム層が積層された面上の構成を示す図である。 図4に示した接着部の構成を示す図である。 図1〜図5に示した配送ラベルが配送物に貼着された後の使用方法を説明するための図であり、(a)は配達票が下基材から剥離され始める状態を示す正面図、(b),(c)は配達票が下基材から剥離され始める際のジッパー部近傍の状態を示す図、(d)は配達票が下基材から剥離された状態を示す正面図である。 図1〜図5に示した配送ラベルが配送物に貼着された後の使用方法を説明するための図であり、(a)は控え票が下基材から剥離され始める状態を示す正面図、(b),(c)は控え票が下基材から剥離され始める際のジッパー部近傍の状態を示す図、(d)は控え票が下基材から剥離された状態を示す正面図である。 一般的な配送ラベルの一例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は積層構造を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のラベルの実施の一形態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示した矢印A方向から見た図、(c)は(a)に示した矢印B方向から見た図である。図2は、図1に示した上基材10の下基材20との貼着面の構成を示す図であり、他の図との比較がしやすいように上基材10を正面から透視的に見た図である。図3は、図1に示した下基材20の上基材10との貼着面の構成を示す図である。図4は、図3に示した下基材20のメジウム層50が積層された面上の構成を示す図である。図5は、図4に示した接着部62の構成を示す図である。
本形態は図1に示すように、剥離紙30上に、第2のシートとなる下基材20と、第1のシートとなる上基材10とが積層されて構成された配送ラベル1である。
上基材10は、第1の領域となる配達票111と、貼付票112と、第2の領域となる控え票13と、控え片14とが互いに分離可能に区画形成されて構成されている。配達票11と控え票13とは、切り離し線となる連続したスリット15aを介して連接し、このスリット15aによって分離可能となっている。貼付票12と控え票14とは、連続したスリット15bを介して連接し、このスリット15bによって分離可能となっている。配達票11と貼付票12とは、連続したスリット16aを介して連接し、このスリット16aによって分離可能となっている。2つの控え票13,14は、連続したスリット16bを介して互いに連接し、このスリット16bによって分離可能となっている。配達票11、貼付票12及び控え票13,14のそれぞれには、この配送ラベル1が貼着されて配送される配送物の配送元及び配送先の住所や氏名あるいは名称、さらには配送物の内容等の配送情報が印字される配送情報表示領域11a,12a,13a,14aが設けられている。また、配達票11には、この配送ラベル1が貼着されて配送される配送物の配送先にて受領印を押下するための押印領域11bが設けられている。
このように構成された上基材10は、配達票11及び控え票13,14が、下基材20に剥離可能に貼着されているが、配達票11及び控え票13においては、配送ラベル1の端辺であって、スリット15aを介して隣り合う角部を含む領域が剥離開始端部11c,13cとなっている。そして、スリット15aは、剥離開始端部11c,13cにおいては、連続したものではなく、カット17aとタイ17bとからなるジッパー部17となっている。ジッパー部17を構成するカット17aは、スリット15aと同一方向に延びた主切り込み部と、主切り込み部の端部のうち、剥離開始端部11c,13cが含まれる角部側の端部に繋がり、その端部から、配達票11と控え票13の方向にそれぞれ鈍角をなして延びた2本の斜め切り込み部とからなるY字状のものとなっており、それにより、カット部17aは、剥離開始端部11c,13cに含まれる角部側が開いたY字状となっている。
上基材10の下基材20との貼着面には、図2に示すように、配達票11及び控え票13,14においては、紫外線硬化型等の一般的な剥離ニスが100%の濃度で塗工されることでニス層41が積層され、また、貼付票12においては、同様の剥離ニスが50%の濃度で塗工されることでニス層42が積層されている。
下基材20の上基材10との貼着面においては、図3に示すように、配達票11に対向する配達票対向領域21と、控え票13,14にそれぞれ対向する控え票対向領域23,24との全面のそれぞれに、酸化チタン等を含有する一般的なメジウムによって構成されるメジウム層50が積層されているとともに、貼付票12に対向する貼付票対向領域22には、その一部を除く領域にメジウム層50が積層されている。なお、図3及び図4においては、上基材10のスリット15a,15b,16a,16bに対向する領域を破線で示し、それにより、配達票11に対向する配達票対向領域21と、貼付票12に対向する貼付票対向領域22と、控え票13,14にそれぞれ対向する控え票対向領域23,24との境界を明記している。貼付票12に対向する貼付票対向領域22においては、控え票対向領域24との連接辺とは反対側の端辺に沿う帯状の領域にメジウム層50が積層されていない。このように下基材20の上基材10との貼着面にメジウム層50を積層することで、上基材10を下基材20から剥離しやすくすることができる。そして、貼付票12に対向する貼付票対向領域22の一部にメジウム層50を積層しないことで、少なくとも貼付票12だけは、配送ラベル1が配送物に貼着された後に配達物から不用意に離脱してしまうことを回避できる。
下基材20のメジウム層50が積層された面上においては、図4に示すように、接着部61〜63が設けられている。
接着部61は、配達票11に対向する配達票対向領域21においては、その外周に対して一定の間隔を隔てた領域と剥離開始端部11cに対向する三角形の領域とに沿って一定の幅を有して感圧接着剤が所定の網点濃度で塗工されることで設けられている。また、貼付票12に対向する貼付票対向領域22においては、その外周に沿って一定の間隔の領域以外の全面に感圧接着剤が所定の網点濃度で塗工されることで接着部61が設けられている。また、控え票13に対向する控え票対向領域23においては、その外周に対して一定の間隔を隔てた領域と剥離開始端部13cに対向する三角形の領域とに沿って一定の幅を有して感圧接着剤が所定の網点濃度で塗工されることで設けられている。また、控え票14に対向する控え票対向領域24においては、その外周に対して一定の間隔を隔てた領域と剥離開始端部に対向する三角形の領域とに沿って一定の幅を有して感圧接着剤が所定の網点濃度で塗工されることで設けられている。
接着部62は、配達票対向領域21において、接着部61に囲まれた領域の全面に、感圧接着剤がパターン塗工されることで設けられている。接着部62は、図5に示すように、感圧接着剤が塗工された接着領域62aが、感圧接着剤が塗工されていない非接着部62b内に島状に設けられて構成されている。接着領域62aは、長方形の形状を具備し、その長辺が、配達票11が下基材20から剥離されていく方向に延びるようにして配置されている。具体的には、接着領域62aは、配達票対向領域21と控え票対向領域23との連接方向に対して、長辺が第1の角度α1を有する方向に延び、かつ、第2の角度α2を有する方向に並んで構成されている。第1の角度α1としては、例えば45度が考えられ、また、第2の角度α2としては、例えば、30度が考えられる。なお、接着領域62aの形状は長方形に限らず、三角形や楕円等であってもよく、さらにはストライプ状であってもよい。また、接着部62は、感圧接着剤が塗工された接着領域内に、感圧接着剤が塗工されていない非接着領域が島状に設けられている構成としてもよい。接着部62はこのように構成されることにより、上基材10と下基材20との接着力が接着部61よりも弱いものとなっている。
接着部63は、控え票対向領域23,24において、接着部61に囲まれた領域の全面に、感圧接着剤がパターン塗工されることで設けられている。この接着部63においても、接着部62と同様に、長方形の形状を具備する接着領域が、その長辺が、控え票13が下基材20から剥離されていく方向に延びるようにして配置されている。
接着部61〜63がこのように設けられることで、配達票対向領域21においては、剥離開始端部11cに対向する領域が、接着部61〜63が設けられていない非接着部71となっている。また、控え票対向領域23,24においても、剥離開始端部13cに対向する領域が、接着部61〜63が設けられていない非接着部73となっている(控え票対向領域23についてのみ図示)。スリット15a,15b,16a,16b及びジッパー部17は、接着部61〜63が設けられていない領域に対向して設けられている。
剥離紙30は、剥離台紙の一方の面に剥離剤が塗工されることによって構成されている。この剥離紙30の剥離剤が塗工された面に下基材20が積層され、下基材20の裏面に塗工された粘着剤による粘着層によって下基材20が剥離紙30に剥離可能に貼着されている。
以下に、上記のように構成された配送ラベル1の使用方法について説明する。
上記のように構成された配送ラベル1においては、まず、配送情報表示領域11a,12a,13a,14aのそれぞれに配送情報が印字される。その際、配達票11のうちの剥離開始端部11cと、控え票13の剥離開始端部13cはそれぞれ、下基材20に貼着されていない非接着部71,73となっているが、スリット15aが、剥離開始端部11c,13cにおいては、連続したものではなく、Y字状のカット17aとタイ17bとからなるジッパー部17となっているため、配達票11と控え票13とがその一部にて繋がっており、それにより、配送情報表示領域11a,12a,13a,14aのそれぞれに配送情報を印字するためにプリンタ内を湾曲しながら搬送された場合であっても、配達票11や控え票13が捲れ上がることがなくなり、プリンタ内にて上基材10と下基材20とが剥離してしまうことが回避されることになる。
その後、剥離紙30が剥離され、下基材20の裏面に塗工された粘着剤によって配送物に貼着されて使用される。その際、配達票11や控え票13を下基材20から剥離する剥離開始端部11c,13cが、上基材10と下基材20とが貼着されていない非接着部71,73となっているものの、剥離開始端部11c,13cが、配送ラベル1の角部ではなく、配達票11及び控え票13の隣り合う角部に設けられているため、配送ラベル1の角部を剥離開始端部として、下基材20と剥離紙30とを剥離したとしても、上基材10と下基材20とが剥離してしまうことがなく、作業がスムーズに行われることとなる。
図6は、図1〜図5に示した配送ラベル1が配送物に貼着された後の使用方法を説明するための図であり、(a)は配達票11が下基材20から剥離され始める状態を示す正面図、(b),(c)は配達票11が下基材20から剥離され始める際のジッパー部17近傍の状態を示す図、(d)は配達票11が下基材20から剥離された状態を示す正面図である。
配送ラベル1が貼着された配送物が配送先に届けられると、配達票11の押印領域11bに受領印が押下され、図6(a)に示すように、配達票11の剥離開始端部11cが配達票11の対角線方向に引っ張られることで、配達票11が、下基材20から剥離されるとともに控え票13から分離されていく。
その際、図6(b)に示すように、配達票11と控え票13との分離部分が、ジッパー部17のうち剥離開始端部11cを含む角部から延びた部分の主切り込み部17cの端部に達すると、ジッパー部17のタイ17bが裂けてその破断部分18aが配達票11の対角線方向(図中右上に向かう方向)に延びていく。
ところが、破断部分18aが延びる方向には、ジッパー部17の隣接するY字状のカット17aの斜め切り込み部17dが存在するため、図6(c)に示すように破断部分18aがこの斜め切り込み部17dに繋がり、それにより、その後スリット15aに沿って配達票11が控え票13から分離していき、図6(d)に示すように、配達票11が配送ラベル1から分離されることになる。なお、配達票対向領域21に、広告情報等を印刷しておけば、配達票11が下基材20から剥離された場合にその広告情報を通知することができる。
これにより、配達票11が、スリット15aに沿わない領域が破断することなく下基材20からきれいに剥離されることになる。
下基材20から剥離された配達票11は、配送業者によって持ち帰られ、配送物が配送先に届けられたことが管理されることになる。
一方、控え票13においても、下基材20から剥離して配送物の管理等のために保管される場合がある。
図7は、図1〜図5に示した配送ラベル1が配送物に貼着された後の使用方法を説明するための図であり、(a)は控え票13が下基材20から剥離され始める状態を示す正面図、(b),(c)は控え票13が下基材20から剥離され始める際のジッパー部17近傍の状態を示す図、(d)は控え票13が下基材20から剥離された状態を示す正面図である。
配送ラベル1が配送物に貼着される前や、配送物に貼着された後、控え票13を用いて配送物を管理する場合、図7(a)に示すように、控え票13の剥離開始端部13cが控え票13の対角線方向に引っ張られることで、控え票13が、下基材20から剥離されていく。
その際、図7(b)に示すように、配達票11と控え票13との分離部分が、ジッパー部17のうち剥離開始端部13cを含む角部から延びた部分の主切り込み部17cの端部に達すると、ジッパー部17のタイ17bが裂けてその破断部分18bが控え票13の対角線方向(図中右下に向かう方向)に延びていく。
ところが、破断部分18bが延びる方向には、ジッパー部17の隣接するY字状のカット17aの斜め切り込み部17eが存在するため、図7(c)に示すように破断部分18bがこの斜め切り込み部17eに繋がり、それにより、その後スリット15aに沿って控え票13が配達票11から分離していき、図7(d)に示すように、控え票13が配送ラベル1から分離されることになる。なお、控え票対向領域23に、広告情報等を印刷しておけば、控え票13が下基材20から剥離された場合にその広告情報を通知することができる。
これにより、控え票13が、スリット15aに沿わない領域が破断することなく下基材20からきれいに剥離されることになる。
このように、本形態においては、スリット15aを介して連接した配達票11と控え票13とを有する上基材10と下基材20とが貼着され、配達票11及び控え票13がそれぞれ、隣り合う角部を含む領域を剥離開始端部11c,13cとして下基材20から剥離される構成において、スリット15aが、剥離開始端部11c,13cに、角部側が開いたY字状のカット17aとタイ17bとからなるジッパー部17を有するため、配達票11と控え票13とがそれぞれ、隣り合う角部を含む領域を剥離開始端部11c,13cとして下基材20から剥離する場合でも、配達票11と控え票13とのそれぞれについて、スリット15aに沿わない領域を破断させずにきれいに剥離することができる。
なお、本発明のラベルは、第1のシートが、連続した切り離し線を介して連接した第1の領域と第2の領域とを有するものであればよく、上述したように、配達票11、貼付票12及び2つの控え票13,14がマトリックス状に連接した構成である必要はない。
また、第1のシートと第2のシートとの貼着構造は、上述したようにニス層41,42やメジウム層50を用いたものに限らず、また、接着部62,63の塗工パターンも上述したものに限らない。
1 配送ラベル
10 上基材
11 配達票
11a,12a,13a,14a 配送情報表示領域
11b 押印領域
12 貼付票
13,14 控え票
15a,15b,16a,16b スリット
17 ジッパー部
17a カット
17b タイ
17c 主切り込み部
17d,17e 斜め切り込み部
18a,18b 破断部分
20 下基材
21 配達票対向領域
22 貼付票対向領域
23,24 控え票対向領域
30 剥離紙
41,42 ニス層
50 メジウム層
61〜62 接着部
62a 接着領域
62b 非接着領域
71,73 非接着部

Claims (1)

  1. 配送物が配送先に届けられたことを管理するための配達票、配送物の管理のために保管される控え票とを有し、前記配達票前記控え票とが、連続した切り離し線を介して連接した第1のシートと、
    少なくとも前記配達票及び前記控え票が剥離可能となるように前記第1のシートの一方の面に貼着され、前記第1のシートとの貼着面とは反対側の面に粘着層を介して剥離紙が剥離可能に貼着された第2のシートとを有し、
    前記配達票及び前記控え票が、その剥離順序を問わずに前記第2のシートから剥離され、前記第2のシートから剥離された前記配達票を用いて配送物が配送先に届けられたことが管理され、前記第2のシートから剥離された前記控え票が配送物を管理するために保管されるラベルであって、
    前記配達票及び前記控え票はそれぞれ前記切り離し線を介して隣り合う角部を含む領域が前記第2のシートと接着されておらず、当該領域を剥離開始端部として前記第2のシートから剥離され、
    前記切り離し線は、前記剥離開始端部に、前記角部側が開いたY字状のカットとタイとからなるジッパー部を有する、ラベル。
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