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JP6929624B2 - 表示ドライバ及び半導体装置 - Google Patents

表示ドライバ及び半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、映像信号に応じて表示デバイスを駆動する表示ドライバ及び当該表示ドライバが形成されている半導体装置に関する。
映像信号に応じた画像を表示する例えば液晶表示装置には、表示デバイスとしての液晶型の表示パネルと共に、この表示パネルの複数のソースラインを駆動するドライバが設けられている。当該ドライバには、映像信号に基づく画素毎の複数の階調データ片を夫々個別にアナログの階調電圧に変換する複数のデコーダと、当該階調電圧を利得1で増幅してソースラインに供給する複数の差動増幅回路(以下、アンプと称する)と、が含まれている(例えば、特許文献1参照)。更に、かかるドライバには、各アンプの内部に流れる動作電流を設定する為のバイアス信号を生成するバイアス回路が設けられている。
特開2004−301946号公報
ところで、各アンプに入力される階調電圧の電圧値が低い状態から急減に高電圧の状態に遷移すると、これに引きずられてバイアス信号の電圧値が一時的に増大するというノイズが生じる。
よって、多数のアンプが同時に、低電圧から高電圧の状態に遷移する階調電圧の供給を受けると、バイアス回路側でバイアス信号の電圧値の増大分を抑えきれなくなり、各アンプの出力電圧に歪みが生じるという問題が生じた。
そこで、本発明は、複数のアンプが同時に低電圧の状態から高電圧の状態に遷移する階調電圧の供給を受けた場合にも、バイアス信号に生じるノイズの影響を抑制して、波形歪みを抑えた表示駆動電圧を生成することが可能な表示ドライバ及び半導体装置を提供することを目的とする。
また、本発明に係る表示ドライバは、各画素の輝度レベルに対応した電圧値を有する階調電圧の各々を個別に増幅して得られた複数の表示駆動電圧を表示デバイスの複数のデータラインに供給する複数のアンプを含む表示ドライバであって、第1及び第2のバイアス電圧を生成するバイアス電圧生成部を有し、前記複数のアンプの各々は、電源電圧の供給を受けて前記第1のバイアス電圧に応じた大きさの電流を生成する第1のバイアストランジスタと、前記第1のバイアストランジスタで生成された電流を前記第2のバイアス電圧に応じて、動作電流として出力する第2のバイアストランジスタと、第1及び第2のラインと、前記階調電圧と前記表示駆動電圧との電圧値の比で前記動作電流を第1及び第2の電流に分割して前記第1及び第2のラインに夫々送出する差動対と、前記第1のラインの電圧に基づき前記表示駆動電圧を生成する出力部と、を含み、前記バイアス電圧生成部は、ダイオード接続された第1トランジスタと、前記第1トランジスタのドレイン端に接続されている第1の定電流源と、を含み、前記第1トランジスタのドレイン端の電圧を前記第1のバイアス電圧として生成する第1のバイアス電圧生成回路と、第2の定電流源と、ゲート端で前記第2のバイアス電圧の電圧値を設定するバイアス設定電圧を受け、ソース端で前記第2の定電流源から送出された電流を受ける第2トランジスタとを含み、前記第2トランジスタのソース端の電圧を前記第2のバイアス電圧として生成する第2のバイアス電圧生成回路と、を有することを特徴としている
また、本発明に係る半導体装置は、各画素の輝度レベルに対応した電圧値を有する階調電圧の各々を個別に増幅して得られた複数の表示駆動電圧を表示デバイスの複数のデータラインに供給する複数のアンプを含む表示ドライバが形成されている半導体装置であって、前記表示ドライバは、第1及び第2のバイアス電圧を生成するバイアス電圧生成部を有し、前記複数のアンプの各々は、電源電圧の供給を受けて前記第1のバイアス電圧に応じた大きさの電流を生成する第1のバイアストランジスタと、前記第1のバイアストランジスタで生成された電流を前記第2のバイアス電圧に応じて、動作電流として出力する第2のバイアストランジスタと、第1及び第2のラインと、前記階調電圧と前記表示駆動電圧との電圧値の比で前記動作電流を第1及び第2の電流に分割して前記第1及び第2のラインに夫々送出する差動対と、前記第1のラインの電圧に基づき前記表示駆動電圧を生成する出力部と、を含み、前記バイアス電圧生成部は、ダイオード接続された第1トランジスタと、前記第1トランジスタのドレイン端に接続されている第1の定電流源と、を含み、前記第1トランジスタのドレイン端の電圧を前記第1のバイアス電圧として生成する第1のバイアス電圧生成回路と、第2の定電流源と、ゲート端で前記第2のバイアス電圧の電圧値を設定するバイアス設定電圧を受け、ソース端で前記第2の定電流源から送出された電流を受ける第2トランジスタとを含み、前記第2トランジスタのソース端の電圧を前記第2のバイアス電圧として生成する第2のバイアス電圧生成回路と、を有することを特徴としている。


本発明に係る表示ドライバでは、階調電圧を増幅した表示駆動電圧を表示デバイスに供給するアンプに含まれる差動対に、バイアス電圧に対応した大きさの動作電流を供給するにあたり、当該バイアス電圧を生成するバイアス電圧生成部としてソースフォロワ回路を採用している。これにより、複数の階調電圧が同時に高電圧値(又は低電圧値)の状態から低電圧値(又は高電圧値)の状態に遷移したことに起因してバイアス電圧にノイズが生じても、ソースフォロワ回路によってそのノイズ量が抑えられるので、歪みが抑制された表示駆動電圧を生成することが可能となる。
本発明に係る表示ドライバを含む表示装置10の構成を示すブロック図である。 データドライバ13の内部構成を示すブロック図である。 出力アンプ部133の内部構成の一例を示すブロック図である。 階調電圧B1〜Bnが同時に低電圧値の状態から高電圧値の状態に遷移した際のバイアス電圧VBH2の波形を表す波形図である。 第2のバイス電圧生成部の他の構成を示す回路図である。 出力アンプ部133の内部構成の他の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明に係る表示ドライバを含む表示装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、表示装置10は、駆動制御部11、走査ドライバ12、データドライバ13、及び液晶又は有機ELパネルからなる表示デバイス20を有する。
表示デバイス20には、夫々が2次元画面の水平方向に伸張するm個(mは2以上の自然数)の水平走査ラインS1〜Smと、夫々が2次元画面の垂直方向に伸張するn個(nは2以上の自然数)のデータラインD1〜Dnとが形成されている。更に、水平走査ライン及びデータラインの各交叉部の領域、つまり図1において破線にて囲まれた領域には、画素を担う表示セルPXが形成されている。
駆動制御部11は、入力映像信号VSに基づき、画素毎にその画素の輝度レベルを例えば6ビットのデータで表す画素データPDの系列を生成し、この画素データPDの系列を含む映像データ信号VDをデータドライバ13に供給する。また、駆動制御部11は、入力映像信号VSから水平同期信号を検出しこれを走査ドライバ12に供給する。
走査ドライバ12は、駆動制御部11から供給された水平同期信号に同期させて、水平走査パルスを生成し、これを表示デバイス20の走査ラインS1〜Sm各々に順次、択一的に印加する。
図2は、表示ドライバとしてのデータドライバ13の内部構成を示すブロック図である。データドライバ13は、単一の半導体チップ、或いは複数の半導体チップに分割して形成されている。
図2に示すように、データドライバ13は、データラッチ部131、階調電圧変換部132、及び出力アンプ部133を含む。
データラッチ部131は、駆動制御部11から供給された映像データ信号VDに含まれる画素データPDの系列を順次取り込む。この際、データラッチ部131は、1水平走査ライン分(n個)の画素データPDの取り込みが為される度に、n個の画素データPDを画素データQ1〜Qnとして階調電圧変換部132に供給する。
階調電圧変換部132は、データラッチ部131から供給された画素データQ1〜Qnを、各画素データQによって表される輝度レベルに対応した電圧値を有する階調電圧B1〜Bnに変換して、出力アンプ部133に供給する。
出力アンプ部133は、階調電圧B1〜Bnを夫々個別に利得1で増幅した電圧を、表示駆動電圧G1〜Gnとして表示デバイス20のデータラインD1〜Dnに供給する。
図3は、出力アンプ部133の内部構成を示すブロック図である。図3に示すように、出力アンプ部133は、バイアス電圧生成部BSC及びアンプAM1〜AMnを含む。
バイアス電圧生成部BSCは、pチャネルMOS(metal oxide semiconductor)型のトランジスタP1及び定電流源MG1を含む第1のバイアス生成回路と、pチャネルMOS型のトランジスタP2及び定電流源MG2を含む第2のバイアス生成回路と、を有する。
第1のバイアス生成回路のトランジスタP1は、自身のソース端に電源電圧VDDが印加されており、自身のゲート端及びドレイン端が互いに接続されている。トランジスタP1のゲート端及びドレイン端は、定電流源MG1の一端に接続されている。つまり、トランジスタP1は、定電流源MG1に対してダイオード接続されている。定電流源MG1の
他端には接地電位VSSが印加されている。定電流源MG1は、トランジスタP1のドレイン端から、接地電位VSSの供給ライン(図示せず)に向けて所定の一定電流を流す。これにより、トランジスタP1のゲート端及びドレイン端には、電圧値一定の電圧が発生する。第1のバイアス生成回路は、この電圧値一定の電圧をバイアス電圧VBH1としてアンプAM1〜AMnの各々に供給する。
第2のバイアス生成回路の定電流源MG2は、電源電圧VDDの供給を受けて所定の一定電流を生成し、これをトランジスタP2のソース端に供給する。トランジスタP2のドレイン端には接地電位VSSが印加されており、そのゲート端には、バイアス設定電圧BSTが印加されている。これにより、トランジスタP2のソース端には、バイアス設定電圧BSTに対応した電圧値を有する電圧が生じる。
すなわち、第2のバイアス生成回路は、トランジスタP2及び定電流源MG2を含むソースフォロワ回路を含み、バイアス設定電圧BSTに対応した電圧値を有する電圧を生成し、これをバイアス電圧VBH2としてアンプAM1〜AMnの各々に供給する。
アンプAM1〜AMnは同一の内部構成を有する。よって、以下にアンプAM1を抜粋して、アンプAM1〜AMn各々の内部構成について説明する。
図3に示すように、アンプAM1〜AMnの各々は、pチャネルMOS型のトランジスタP11〜P14、nチャネルMOS型のトランジスタN11及びN12を含む差動部と、pチャネルMOS型のトランジスタP21、及びnチャネルMOS型のトランジスタN21を含む出力部と、を有する。
第1のバイアストランジスタとしてのトランジスタP11のソース端には電源電圧VDDが印加されており、ゲート端にはバイアス電圧VBH1が供給されている。トランジスタP11のドレイン端は、トランジスタP12のソース端に接続されている。かかる構成により、トランジスタP11は、電源電圧VDDの供給を受けてバイアス電圧VBH1に応じた大きさの電流を生成し、これをトランジスタP12のソース端に供給する。
また、第2のバイアストランジスタとしてのトランジスタP12のゲート端にはバイアス電圧VBH2が供給されており、そのドレイン端は、差動対を為すトランジスタP13及びP14各々のソース端に接続されている。かかる構成により、トランジスタP12は、バイアス電圧VBH2に応じて、トランジスタP12から供給された電流を動作電流として、トランジスタP13及びP14各々のソース端に供給する。
トランジスタP13のゲート端には階調電圧B1が供給されており、そのドレイン端は、ラインL1を介してトランジスタN11のドレイン端及びトランジスタN21のゲート端に接続されている。
トランジスタP14のゲート端には出力ラインL0を介して表示駆動電圧G1が供給されており、そのドレイン端はラインL2を介してトランジスタN12のドレイン端に接続されている。トランジスタN11のドレイン端及びゲート端は互いに接続されており、そのゲート端は更にトランジスタN11のゲート端と接続されている。トランジスタN11及びN12のソース端には接地電位VSSが印加されている。
トランジスタP21のソース端には電源電圧VDDが印加されており、そのゲート端には所定の固定電圧VTが印加されている。トランジスタP21のドレイン端は出力ラインL0を介してトランジスタN21のドレイン端に接続されている。トランジスタN21のソース端には接地電位VSSが印加されている。
図3に示す構成により、アンプAV1では、動作電流生成部としてのトランジスタP11及びP12が、バイアス電圧VBH1及びVBH2に応じた大きさの動作電流を、差動対を為すトランジスタP13及びP14に供給する。実際には、トランジスタP11が動作電流の源となる電流を生成し、これをトランジスタP12を介して差動対(P13、P14)に供給する。尚、トランジスタP12は、当該差動対での急峻な電流変動に伴うノイズがバイアス電圧VBH1に漏れ込むことを防止するフィルタとして機能する。
トランジスタP13は、階調電圧B1に対応した電流をラインL1に流す。トランジスタM2は、出力ラインL0を介して供給された表示駆動電圧G1に対応した電流をラインL2に流す。つまり、差動対としてのトランジスタP13及びP14は、バイアストランジスタ(P11、P12)から供給された動作電流を、階調電圧B1と表示駆動電圧G1との電圧値の比で第1及び第2の電流に分割し、当該第1の電流をラインL1に送出すると共に第2の電流をラインL2に送出するのである。
かかる構成により、差動部は、階調電圧B1と表示駆動電圧G1との差分値に対応したレベルを有する出力電圧駆動信号をラインL1を介して出力部のトランジスタN21のゲート端に供給する。すると、トランジスタN21は、出力電圧駆動信号に基づく出力電流Ioを出力ラインL0から引き抜く。一方、出力部のトランジスタP21は、固定電圧VTに応じた電流を出力ラインL0に流すことにより、出力ラインL0の電圧を電源電圧VDDに対応した電圧値にプルアップしている。よって、上記したトランジスタN21の動作により、出力ラインL0の電圧は、階調電圧B1と表示駆動電圧G1との差分値に対応した分だけ低下し、その結果、階調電圧B1と等しい電圧値に到る。これにより、階調電圧B1と等しい電圧値を有する表示駆動電圧G1が出力ラインL0を介して出力されるのである。
以下に、階調電圧B1〜Bnの各々が、例えば図4に示すように、時点t0にて同時に、低電圧値VLの状態から高電圧値VHの状態に遷移した場合を例にとって、バイアス電圧生成部BSC及びアンプAM1〜AMnで為される動作について説明する。
先ず、階調電圧B1〜Bnの各々が、図4に示すように急峻に高電圧値VHに遷移すると、これに伴い、各アンプAM1〜AMn内のノードPTAILの電圧値が増加する。すると、ノードPTAILに接続されているトランジスタP12のゲート・ドレイン間に寄生する寄生容量の影響により、トランジスタP12のゲート端の電圧、つまりバイアス電圧VBH2の電圧値が図4に示すように一時的に増加する、というノイズが生じる。この際、多数の階調電圧、例えば階調電圧B1〜Bnの全てが同時に低電圧値VLの状態から高電圧値VHの状態に遷移すると、そのノイズ量が多くなり、バイアス電圧VBH2の電圧値
が元の電圧値に戻るのに時間が掛かる。この間、バイアス電圧VBH2の電圧値が所定電圧値よりも高くなると、トランジスタP12がオフ状態となり、動作電流が一時的に差動対(P13、P14)に流れなくなるという誤動作が生じ、表示駆動電圧G1の波形に歪みが生じてしまう。
そこで、バイアス電圧生成部BSCでは、バイアス電圧VBH2を生成する第2のバイアス生成回路として、図3に示すようなソースフォロワ回路(P2、MG2)を採用している。当該ソースフォロワ回路では、バイアス電圧VBH2の電圧値が、バイアス設定電圧BSTに対応した例えば図に示すような電圧値VRよりも高くなった場合には、これに追従して、トランジスタP2のゲート・ソース間電圧が低くなる。よって、この際、トランジスタP2のソース・ドレイン間電流が大となり、バイアス電圧VBH2の電圧値を低下させる。これにより、例えノードPTAILの電圧が一時的に増加してしまっても、バイアストランジスタとしてのトランジスタP12をオン状態に維持させておくことが可能となる。
従って、階調電圧B1〜Bnが同時に低電圧値の状態から高電圧値の状態に遷移した場合でも、上記した差動部が一時的に停止状態に陥るという誤動作が回避されるので、アンプAM1〜AMnは、バイアス電圧に生じるノイズの影響を抑制し、波形歪みを抑えた表示駆動電圧G1〜Gnを生成することが可能となる。
尚、上記実施例では、各アンプAM1〜AMnの差動部のトランジスタP11〜P14及びバイアス電圧生成部BSCのトランジスタP1及びP2として、pチャネルMOS型のトランジスタを採用しているが、nチャネルMOS型のトランジスタを採用しても良い。例えば、バイアス電圧生成部BSCの第2のバイアス生成回路としては、図3に示すようなpチャネルMOS型のトランジスタP2を含むソースフォロワ回路に代えて、図5に示すような、nチャネルMOS型のトランジスタP2aを含むソースフォロワ回路を採用しても良い。
図5に示す構成では、トランジスタP2aのドレイン端には電源電圧VDDが印加されており、そのゲート端にはバイアス設定電圧BSTが供給されている。トランジスタP2aのソース端は、定電流源MG2aの一端に接続されている。定電流源MG2aの他端には接地電位VSSが印加されている。定電流源MG2aは、接地電位VSSの供給ライン(図示せず)に向けて所定の一定電流を流す。これにより、トランジスタP2aのソース端には、バイアス設定電圧BSTに対応した大きさの電圧値一定の電圧が発生する。第2のバイアス生成回路は、このトランジスタP2aのソース端の電圧をバイアス電圧VBH2としてアンプAM1〜AMnの各々に供給する。
尚、図3及び図5に示される第2のバイアス生成回路では、定電流源(MG2、MG2a)を含むソースフォロワ回路を採用しているが、当該定電流源に代えて抵抗素子を含むソースフォロワ回路を採用しても良い。
また、上記実施例では、図4に示すように階調電圧B1〜Bnの全てが同時に低電圧値の状態から高電圧値の状態に遷移した場合を例にとって、バイアス電圧生成部BSCによる誤動作回避処理について説明した。しかしながら、階調電圧B1〜Bnが同時に高電圧値の状態から低電圧値の状態に遷移した場合においても同様に、バイアス電圧生成部BSCにおいて上記したような誤動作の回避処理が為される。尚、低電圧値から高電圧値、或いは高電圧値から低電圧値の状態に同時に遷移する階調電圧の数に拘わらず、バイアス電圧VBH2の電圧値がバイアス設定電圧BSTに対応した電圧値よりも高電圧又は低電圧になる場合には、バイアス電圧生成部BSCによる誤動作回避処理が同様に実施される。
また、図3に示す一例では、アンプAM1〜AMnに対してバイアス電圧生成部BSCを1系統分だけ設けるようにしているが、アンプAM1〜AMnを複数のグループに区分けし、グループ毎に個別にバイアス電圧生成部BSCを設けるようにしても良い。
例えば、図6に示すように、アンプAM1〜AMnを、AM1〜AMk(kは2以上の整数)が属する第1のグループと、AMk+1〜AMnが属する第2のグループとに区分けする。そして、図3に示すバイアス電圧生成部BSCと同一の内部構成を有するバイアス電圧生成部BSCaが、第1のグループに属するアンプAM1〜AMkに、バイアス電圧VBH1及びVBH2を供給する。更に、図3に示すバイアス電圧生成部BSCと同一の内部構成を有するバイアス電圧生成部BSCbが、第2のグループに属するアンプAMk+1〜AMnに、バイアス電圧VBH1及びVBH2を供給する。
また、上記実施例では、バイアス電圧生成部BSCの第1のバイアス生成回路として、図3又は図5に示すような、トランジスタP1及び定電流源MG1からなるカスコード回路を採用し、第2のバイアス生成回路として、トランジスタP2及び定電流源MG2からなるカスコード回路を採用しているが、かかる回路構成に限定されるものではない。つまり、第2のバイアス生成回路としてソースフォロワが採用されていれば、ソースフォロワの実際の回路、並びに第1のバイアス生成回路については様々な回路を採用することができる。
要するに、出力アンプ部133に含まれるバイアス電圧生成部(BSC、BSCa、BSCb)及び複数のアンプ(AM1〜AMn)としては、以下の構成を有するものであれば良いのである。つまり、複数のアンプは、各画素の輝度レベルに対応した階調電圧(B1〜Bn)の各々を個別に増幅して複数の表示駆動電圧(G1〜Gn)を生成する。この際、各アンプは、バイアス電圧(VBH2)に対応した大きさの動作電流を生成する動作電流生成部(P12)と、階調電圧と表示駆動電圧との電圧値の比で動作電流を第1及び第2の電流に分割して、第1のライン(L1)及び第2のライン(L2)に夫々送出する差動対(P13、P14)と、第1のラインの電圧に基づき表示駆動電圧を生成する出力部(P21、N21)と、を含む。バイアス電圧生成部(BSC、BSCa、BSCb)は、自身のゲート端でバイアス設定電圧(BST)を受け、自身のソース端の電圧をバイアス電圧(VBH2)として複数のアンプ各々に供給するトランジスタ(P2)を含むソースフォロワ回路を有する。
かかる構成によれば、例え複数の階調電圧が同時に高電圧値(又は低電圧値)の状態から低電圧値(又は高電圧値)の状態に遷移したことに起因して、バイアス電圧に急激な電圧変動が生じても、ソースフォロワ回路によってその電圧変動量が抑えられる。これにより、バイアス電圧に対応した動作電流を生成する動作電流生成部の誤動作を防止することができるので、歪みが抑制された表示駆動電圧を生成することが可能となる。
13 データドライバ
20 表示デバイス
133 出力アンプ部
AM1〜AMn アンプ
BSC バイアス電圧生成部
MG1、MG2 定電流源
P1、P2、P11〜P14 トランジスタ

Claims (5)

  1. 各画素の輝度レベルに対応した電圧値を有する階調電圧の各々を個別に増幅して得られた複数の表示駆動電圧を表示デバイスの複数のデータラインに供給する複数のアンプを含む表示ドライバであって、
    第1及び第2のバイアス電圧を生成するバイアス電圧生成部を有し、
    前記複数のアンプの各々は、
    電源電圧の供給を受けて前記第1のバイアス電圧に応じた大きさの電流を生成する第1のバイアストランジスタと、
    前記第1のバイアストランジスタで生成された電流を前記第2のバイアス電圧に応じて、動作電流として出力する第2のバイアストランジスタと、
    第1及び第2のラインと、
    前記階調電圧と前記表示駆動電圧との電圧値の比で前記動作電流を第1及び第2の電流に分割して前記第1及び第2のラインに夫々送出する差動対と、
    前記第1のラインの電圧に基づき前記表示駆動電圧を生成する出力部と、を含み、
    前記バイアス電圧生成部は、
    ダイオード接続された第1トランジスタと、前記第1トランジスタのドレイン端に接続されている第1の定電流源と、を含み、前記第1トランジスタのドレイン端の電圧を前記第1のバイアス電圧として生成する第1のバイアス電圧生成回路と、
    第2の定電流源と、ゲート端で前記第2のバイアス電圧の電圧値を設定するバイアス設定電圧を受け、ソース端で前記第2の定電流源から送出された電流を受ける第2トランジスタとを含み、前記第2トランジスタのソース端の電圧を前記第2のバイアス電圧として生成する第2のバイアス電圧生成回路と、を有することを特徴とする表示ドライバ。
  2. 前記第2トランジスタは、自身のドレイン端に接地電位が印加されているpチャネルMOS型のトランジスタであることを特徴とする請求項記載の表示ドライバ。
  3. 前記第2トランジスタは、自身のドレイン端に電源電圧が印加されているnチャネルMOS型のトランジスタであることを特徴とする請求項記載の表示ドライバ。
  4. 前記バイアス電圧生成部は、前記複数のアンプを複数のグループに区分けしたグループ毎に個別に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の表示ドライバ。
  5. 各画素の輝度レベルに対応した電圧値を有する階調電圧の各々を個別に増幅して得られた複数の表示駆動電圧を表示デバイスの複数のデータラインに供給する複数のアンプを含む表示ドライバが形成されている半導体装置であって、
    前記表示ドライバは、第1及び第2のバイアス電圧を生成するバイアス電圧生成部を有し、
    前記複数のアンプの各々は、
    電源電圧の供給を受けて前記第1のバイアス電圧に応じた大きさの電流を生成する第1のバイアストランジスタと、
    前記第1のバイアストランジスタで生成された電流を前記第2のバイアス電圧に応じて、動作電流として出力する第2のバイアストランジスタと、
    第1及び第2のラインと、
    前記階調電圧と前記表示駆動電圧との電圧値の比で前記動作電流を第1及び第2の電流に分割して前記第1及び第2のラインに夫々送出する差動対と、
    前記第1のラインの電圧に基づき前記表示駆動電圧を生成する出力部と、を含み、
    前記バイアス電圧生成部は、
    ダイオード接続された第1トランジスタと、前記第1トランジスタのドレイン端に接続されている第1の定電流源と、を含み、前記第1トランジスタのドレイン端の電圧を前記第1のバイアス電圧として生成する第1のバイアス電圧生成回路と、
    第2の定電流源と、ゲート端で前記第2のバイアス電圧の電圧値を設定するバイアス設定電圧を受け、ソース端で前記第2の定電流源から送出された電流を受ける第2トランジスタとを含み、前記第2トランジスタのソース端の電圧を前記第2のバイアス電圧として生成する第2のバイアス電圧生成回路と、を有することを特徴とする半導体装置。
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