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JP6919500B2 - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のワイパモータを備えた車両用ワイパ装置に関するものである。
従来、一対のワイパモータを備えた車両用ワイパ装置がある。例えば、特許文献1に開示される車両用ワイパ装置は、ワイパを往復揺動させるための第1ワイパモータと、ワイパを長手方向に伸縮動作(軸移動)させるための第2ワイパモータとを備えている。そして、第1ワイパモータの駆動による往復揺動と第2ワイパモータの駆動による伸縮動作との組み合わせにより、ワイパの払拭範囲を可変させることを可能としている。
また、上記のようなワイパ装置では、払拭面を払拭するワイパが固定される一対のピボット軸をそれぞれ回転可能に支持する一対のピボット支持部と、その一対のピボット支持部を繋ぐフレーム部とを備える。上記特許文献1のワイパ装置では、フレーム部の一部が板状の中央フレームで構成されており、該中央フレームに上記の第1及び第2ワイパモータが取り付けられている。
特開2017−7647号公報
上記のようなワイパ装置では、前記中央フレームをダイカスト成型品とすることが考えられるが、その場合、車種の違いなどによる一対のワイパモータ間の距離の変更に応じて、ダイカスト成型品である中央フレームの形状を変更しなければならない。つまり、一対のワイパモータ間の距離変更の度に、中央フレームをダイカスト成形する金型の変更を強いられ、多大な製造コストを要することになる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、一対のワイパモータ間の距離を容易に設計変更することを可能にした車両用ワイパ装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用ワイパ装置は、一対のピボット軸をそれぞれ回転可能に支持する一対のピボット支持部と、前記一対のピボット支持部を繋ぐフレーム部と、前記フレーム部に支持され、前記ピボット軸を回転させる動力源としての一対のワイパモータとを備え、前記フレーム部は、前記一対のワイパモータをそれぞれ支持する一対のモータ支持部と、該一対のモータ支持部を繋ぐ接続部とを有し、前記接続部の少なくとも一部が、板材が屈曲されて形成された中空材で構成されている。
この構成によれば、一対のワイパモータ間の距離を変更する場合、一対のモータ支持部を繋ぐ接続部における中空材の長さの変更で対応できる。このため、金型の変更といった大掛かりな変更を伴わずに、一対のワイパモータ間の距離を容易に設計変更することが可能となる。
上記車両用ワイパ装置において、前記中空材が前記一対のモータ支持部の少なくとも一方を備えている。
この構成によれば、フレーム部における前記接続部の少なくとも一部と一対のモータ支持部の少なくとも一方が前記中空材で構成される。従って、各ピボット支持部間における中空材の構成範囲を広げることが可能となり、その結果、製造コストの低減に寄与できる。
上記車両用ワイパ装置において、前記中空材は、前記各モータ支持部を備えて構成された単一の部品であり、該中空材の両端部が前記一対のピボット支持部にそれぞれ連結されている。
この構成によれば、各ピボット支持部間における中空材の構成範囲をより広げることが可能となり、その結果、製造コストの低減により一層寄与できる。
上記車両用ワイパ装置において、板材が屈曲されて形成されており、前記一対のモータ支持部の一方を有し前記接続部の一部を構成する第1の中空材と、板材が屈曲されて形成されており、前記一対のモータ支持部の他方を有し前記接続部の一部を構成する第2の中空材と、前記第1の中空材と前記第2の中空材とを連結し前記接続部の一部を構成する連結部材とを備えている。
この構成によれば、各ピボット支持部間における中空材の構成範囲をより広げることが可能となり、その結果、製造コストの低減により一層寄与できる。
上記車両用ワイパ装置において、前記連結部材は、車両に固定される車両固定部を備えている。
この構成によれば、ワイパ装置の車両への固定を強固にすることができる。
上記車両用ワイパ装置において、前記一対のピボット支持部の一方と前記一対のモータ支持部の一方とを一体に有するダイカスト成型品を備えている。
この構成によれば、一対のピボット支持部の一方と一対のモータ支持部の一方とを一体に有する部品がダイカスト成型品からなるため、当該部品を高い寸法精度で形成できる。また、フレーム部の剛性を向上させることが可能となる。
本発明の車両用ワイパ装置によれば、一対のワイパモータ間の距離を容易に設計変更することが可能となる。
実施形態における車両用ワイパ装置を備えた車両を部分的に示す模式図。 同形態における車両用ワイパ装置の平面図。 (a)同形態における中空材の断面図、(b)変形例における中空材の断面図、(c)変形例における中空材の断面図、(d)変形例における中空材の断面図。 変形例における車両用ワイパ装置の平面図。 変形例における車両用ワイパ装置の平面図。 変形例における車両用ワイパ装置の平面図。
以下、車両用ワイパ装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両の払拭面としてのフロントウインドウ1の下方(地面方向)には、ワイパ装置2が配設されている。なお、フロントウインドウ1は、その縁に黒色に着色された黒色セラミックエリア1a(図1中、網掛け部位)を有している。
ワイパ装置2は、一対のワイパモータ(第1ワイパモータ11及び第2ワイパモータ12)と、該一対のワイパモータ11,12を車両(車体)に対して固定するためのフレームユニット13とを備えている。フレームユニット13は、フロントウインドウ1の下方の設置スペースに対し、車幅方向に延在するように組み付けられる。なお、ワイパ装置2の設置スペースの周辺には、車幅方向に延在するカウル部材(図示略)などが配置されており、このカウル部材の形状は、エンジンルーム内の車両部品(ブレーキブースターなど)の配置によって決定される。
ワイパ装置2は、フレームユニット13にそれぞれ回転可能に支持された第1ピボット軸14a及び第2ピボット軸14b(図2参照)と、第1及び第2ピボット軸14a,14bにそれぞれ基端部が固定された第1ワイパ15a及び第2ワイパ15bとを備えている。第1ワイパ15aは、フロントウインドウ1の主に運転席側の範囲を払拭するものであり、第2ワイパ15bは、フロントウインドウ1の主に助手席側の範囲を払拭するものである。また、ワイパ装置2は、第1ワイパモータ11の出力に基づいて第1及び第2ワイパ15a,15bを揺動動作させる揺動リンク機構16と、第2ワイパモータ12の出力に基づいて第2ワイパ15bをその長手方向に伸縮動作させるための伸縮リンク機構17とを備えている。なお、図2では、伸縮リンク機構17と第1及び第2ワイパ15a,15bの図示を省略している。
図2に示すように、フレームユニット13は、第1ピボット軸14aを回転可能に支持する第1ピボットホルダ21と、第2ピボット軸14bを回転可能に支持する第2ピボットホルダ22と、第1ピボットホルダ21と第2ピボットホルダ22とを連結する中空材23とを備えている。
第1及び第2ピボットホルダ21,22は、例えばアルミニウム製(又はアルミニウム合金製)のダイカスト成型品である。第1ピボットホルダ21は、第1ピボット軸14aを回転可能に支持する第1ピボット支持部21aと、第1ピボット支持部21aから径方向外側に延びる車両固定部21bと、第1ピボット支持部21a付近から径方向外側に延びる略円柱状の固定部21cとを有している。また、第2ピボットホルダ22は、第2ピボット軸14bを回転可能に支持する第2ピボット支持部22aと、第2ピボット支持部22aから径方向外側に延びる車両固定部22bと、第2ピボット支持部22a付近から径方向外側に延びる略円柱状の固定部22cとを有している。フレームユニット13は、各車両固定部21b,22bが車両に締結されることで、車両(車体)に固定される。
第1ピボットホルダ21と第2ピボットホルダ22とを連結する中空材23は、金属板材が円筒状に屈曲されて形成された長尺のパイプ材である。なお、図3(a)には、中空材23の断面形状(断面円筒状)を図示している。
図2に示すように、中空材23は、車幅方向に略沿って配置されている。中空材23の長手方向(車幅方向)の一端部には、第1ピボットホルダ21の固定部21cが挿入されて例えばかしめ固定されている。また、中空材23の長手方向(車幅方向)の他端部には、第2ピボットホルダ22の固定部22cが挿入されて例えばかしめ固定されている。これにより、ワイパ装置2における第1及び第2ピボット支持部21a,22a同士を繋ぐ部位(フレーム部)の略全体が単一の中空材23にて構成されている。
中空材23は、その長手方向(車幅方向)の中間部において、第1ワイパモータ11を支持する第1モータ支持部24と、第2ワイパモータ12を支持する第2モータ支持部25と、第1及び第2モータ支持部24,25同士を繋ぐ接続部26とを有している。なお、各モータ支持部24,25及び接続部26は、中空材23(パイプ材)の長手方向中間部において連続的に構成されており、第1モータ支持部24と接続部26との間、及び、第2モータ支持部25と接続部26との間に、明確な境界が存在しない場合もありうる。
第1モータ支持部24は、第1及び第2ピボット軸14a,14b間の中心位置Cに対して第1ピボット軸14a側(運転席側)に設けられ、第2モータ支持部25は、前記中心位置Cに対して第2ピボット軸14b側(助手席側)に設けられている。換言すると、第1モータ支持部24と第2モータ支持部25との間に前記中心位置Cがあるように構成されている。また、上記実施形態では、第1ピボット支持部21aと第1モータ支持部24との間隔、第1モータ支持部24と第2モータ支持部25との間隔(つまり接続部26の長さ)、及び第2モータ支持部25と第2ピボット支持部22aとの間隔が、互いに略等しく設定されている。
第1及び第2モータ支持部24,25にはそれぞれ第1及び第2ワイパモータ11,12が固定されている。なお、この固定構造の一例としては、中空材23の各モータ支持部24,25を、第1ワイパモータ11のハウジング27に対してブラケット28を介して図示しないボルトで締結固定する構造などが挙げられる。なお、各モータ支持部24,25に固定されるハウジング27は、各ワイパモータ11,12における減速機構(図示略)を収容するギヤハウジングであることが好ましい。
なお、第2ワイパモータ12は、その出力軸12aが1回転未満の回動角度(本実施形態では所定の回動角度)で正逆回転可能に制御されるとともに、その回転速度をも制御可能な直流ワイパモータである。また、第1及び第2ワイパモータ11,12は、それぞれ内部に磁気センサ(磁気抵抗素子等)を有し、その磁気センサが、例えば、出力軸11a,12aと一体回転するウォームホイールに固定されたセンサマグネットの磁気をセンシングすることで、出力軸11a,12aの回転位置(回動角度)と対応した回転位置信号を出力可能とされている。
第1ワイパモータ11の出力軸11aの先端部には第1駆動クランクアーム51が固定されている。また、第2ワイパモータ12の出力軸12aの先端部には第2駆動クランクアーム52が固定されている。
第1ピボット支持部21aに軸支された第1ピボット軸14aの基端部(図2中の紙面奥側の端部)には、第1揺動レバー53が固定されている。また、第1ピボット軸14aの先端部(図2中、紙面手前側の端部)には、前記第1ワイパ15aの基端部が固定されている。
そして、前記第1駆動クランクアーム51の先端部と前記第1揺動レバー53とは、第1連結ロッド54にて連結されている。従って、第1ワイパモータ11が駆動されると、第1駆動クランクアーム51が回転し、その動力が第1連結ロッド54を介して第1揺動レバー53に伝達されて、該第1揺動レバー53と第1ワイパ15aとが一体に揺動する。これにより、第1ワイパ15aによってフロントウインドウ1の運転席側の上反転位置と下反転位置との間の範囲が往復払拭される。なお、図1では、第1ワイパ15aによる払拭範囲H1を一点鎖線にて図示している。
第2ピボット支持部22aに軸支された第2ピボット軸14bは、同軸配置され互いに独立した回動動作を行う2つの軸部材からなり、一方の軸部材に第2揺動レバー55が固定され、他方の軸部材に第3揺動レバー56が固定される。
図2に示すように、第2揺動レバー55と前記第1駆動クランクアーム51の先端部とは、第2連結ロッド57にて連結されている。従って、第1ワイパモータ11が駆動されると、第1駆動クランクアーム51の動力が第2連結ロッド57を介して第2揺動レバー55に伝達され、該第2揺動レバー55が揺動する。そして、第2揺動レバー55の揺動が第2ピボット軸14b(前記一方の軸部材)及び伸縮リンク機構17を介して第2ワイパ15bに伝達されて該第2ワイパ15bが揺動する。これにより、第2ワイパ15bによってフロントウインドウ1の助手席側の上反転位置と下反転位置との間の範囲が往復払拭される。なお、本実施形態では、第1駆動クランクアーム51、第1連結ロッド54、第1揺動レバー53、第2連結ロッド57及び第2揺動レバー55が、前記揺動リンク機構16を構成している。
第3揺動レバー56と前記第2駆動クランクアーム52の先端部とは、第3連結ロッド58にて連結されている。従って、第2ワイパモータ12が駆動されると、第2駆動クランクアーム52が回動し、その動力が第3連結ロッド58を介して第3揺動レバー56に伝達されて該第3揺動レバー56が揺動する。そして、第3揺動レバー56の揺動が第2ピボット軸14b(前記他方の軸部材)を介して伸縮リンク機構17に伝達され、該伸縮リンク機構17による第2ワイパ15bの伸縮動作(揺動軸位置の移動動作)がなされるようになっている。
次に、上記のように構成されたワイパ装置2の作用について説明する。
第1ワイパモータ11が駆動されると、そのワイパモータ11の出力が揺動リンク機構16によって第1及び第2ワイパ15a,15bの揺動動作に変換される。また、第2ワイパモータ12が駆動されると、そのワイパモータ12の出力が伸縮リンク機構17によって第2ワイパ15bの伸縮動作(揺動軸位置の移動動作)に変換される。なお、第2ワイパ15bの揺動動作に伴う払拭範囲は、伸縮リンク機構17による伸縮動作によって、基準範囲Z1と該基準範囲Z1よりも拡大された拡大範囲Z2との間で可変可能となっている(図1参照)。なお、第1及び第2ワイパモータ11,12の駆動は、図示しない制御部によって制御されるようになっている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)金属板材が屈曲されて形成された中空材23は、第1及び第2ワイパモータ11,12をそれぞれ支持する第1及び第2モータ支持部24,25と、該第1及び第2モータ支持部24,25を繋ぐ接続部26とを有する。この構成によれば、第1及び第2ワイパモータ11,12間の距離(第1及び第2モータ支持部24,25間の距離)を変更する場合、中空材23の一部である接続部26の長さの変更で対応できる。このため、金型の変更といった大掛かりな変更を伴わずに、第1及び第2ワイパモータ11,12間の距離を容易に設計変更することが可能となる。
(2)中空材23は、第1及び第2モータ支持部24,25を備えて構成された単一の長尺部品であり、該中空材23の両端部が第1及び第2ピボット支持部21a,22aにそれぞれ連結されている。この構成によれば、第1及び第2ピボット支持部21a,22a間における中空材23の構成範囲を極力広げることが可能となるため、フレームユニット13の長手方向におけるダイカスト成型品(上記実施形態では第1及び第2ピボットホルダ21,22)の構成範囲を小さくできる。その結果、製造コストの低減に寄与できる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、中空材23を断面円筒状(図3(a)参照)としたが、これに限らず、例えば、図3(b)に示すように、中空材23の周方向の一部を切り欠いた断面C字状(軸直交断面が非環状)としてもよい。また、図3(c)に示すように、中空材23を軸直交断面が多角形(同図では四角形を例示)の筒状としてもよい。また、図3(d)に示すように、中空材23を断面コ字状としてもよい。
・上記実施形態では、第1及び第2ピボット支持部21a,22a同士を繋ぐフレーム部を、単一の中空材23で構成したが、これに特に限定されるものではなく、複数の中空材で構成してもよい。
例えば、図4に示す構成では、上記フレーム部が、第1の中空材31と、第2の中空材32と、第1及び第2の中空材31,32の端部同士を連結する連結部材33とから構成されている。第1及び第2の中空材31,32は、上記実施形態の中空材23と同様に、金属板材が屈曲されて形成されてなり、それぞれ長尺の部材である。
連結部材33は、基部34と、基部34から互いに略反対方向に突出する一対の固定部35,36と、基部34から鉛直方向上側に延出して先端部に車両固定部37を有する延出部38とを備えている。車両固定部37は、車両(車体)に固定される。
第1の中空材31の長手方向一端部には、第1ピボットホルダ21の固定部21cが挿入されて例えばかしめ固定され、第1の中空材31の長手方向他端部には、連結部材33の固定部35が挿入されて例えばかしめ固定されている。そして、第1の中空材31の長手方向中間部には、第1ワイパモータ11を支持する第1モータ支持部24が設けられている。
また、第2の中空材32の長手方向一端部には、第2ピボットホルダ22の固定部22cが挿入されて例えばかしめ固定され、第2の中空材32の長手方向他端部には、連結部材33の固定部36が挿入されて例えばかしめ固定されている。そして、第2の中空材32の長手方向中間部には、第2ワイパモータ12を支持する第2モータ支持部25が設けられている。
なお、図4に示す構成では、各モータ支持部24,25を繋ぐ接続部26は、第1の中空材31の連結部材33側の一端部と、第2の中空材32の連結部材33側の一端部と、連結部材33の一部(基部34及び固定部35,36)とから構成されている。また、連結部材33の基部34は、第1及び第2ピボット軸14a,14b間の中心位置Cと重なるように設けられている。
上記構成によれば、第1モータ支持部24を有し接続部26の一部を構成する第1の中空材31と、第2モータ支持部25を有し接続部26の一部を構成する第2の中空材32と、第1の中空材31と第2の中空材32とを連結し接続部26の一部を構成する連結部材33とを備えている。このため、第1及び第2ピボット支持部21a,22a間における中空材の構成範囲をより広げることが可能となり、その結果、製造コストの低減により一層寄与できる。また、上記構成によれば、連結部材33が車両に固定される車両固定部37を備えるため、各車両固定部21b,22bと併せてフレームユニット13を3点固定することができ、フレームユニット13の安定した固定が可能となる。その結果、ワイパ装置2の車両への固定を強固にすることができる。
・上記実施形態では、各モータ支持部24,25を中空材23に備えたが、これに特に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更してもよい。
例えば、図5に示す構成では、上記実施形態と同様の第1ピボット支持部21a及び車両固定部21bを有する第1ピボットホルダ41に第1モータ支持部42が形成されている。また、上記実施形態と同様の第2ピボット支持部22a及び車両固定部22bを有する第2ピボットホルダ43に第2モータ支持部44が形成されている。第1及び第2ピボットホルダ41,43は、例えばアルミニウム製(又はアルミニウム合金製)のダイカスト成型品である。すなわち、第1ピボットホルダ21は、第1ピボット支持部21a及び第1モータ支持部42を一体に有するダイカスト成型品であり、第2ピボットホルダ22は、第2ピボット支持部22a及び第2モータ支持部44を一体に有するダイカスト成型品である。
第1及び第2モータ支持部42,44の各々は平板状に形成されている。第1モータ支持部42の裏面(前記カウル部材側の面)には、第1モータ支持部42の表面側から締結される複数のボルトB1によって第1ワイパモータ11(詳しくは、そのハウジング27)が固定されている。また、第2モータ支持部44の裏面(前記カウル部材側の面)には、第2モータ支持部44の表面側から締結される複数のボルトB2によって第2ワイパモータ12(詳しくは、そのハウジング27)が固定されている。
第1モータ支持部42と第2モータ支持部44とは中空材45によって互いに連結されている。すなわち、中空材45は、第1及び第2モータ支持部42,44を繋ぐ接続部を構成している。なお、中空材45は、上記実施形態の中空材23と同様に、金属板材が屈曲されて形成されている。
第1ピボットホルダ41には、第1モータ支持部42から突出する固定部42aが形成されており、該固定部42aが中空材45の一端部に挿入されて例えばかしめ固定されている。また、第2ピボットホルダ43には、第2モータ支持部44から突出する固定部44aが形成されており、該固定部44aが中空材45の他端部に挿入されて例えばかしめ固定されている。なお、第1ピボットホルダ41は、第1モータ支持部42から鉛直方向上側に延出して先端部に車両固定部42bを有する延出部42cを備えている。車両固定部42bは、車両(車体)に固定される。
上記構成によれば、第1ピボット支持部21a及び第1モータ支持部42を一体に有する第1ピボットホルダ41、及び、第2ピボット支持部22a及び第2モータ支持部44を一体に有する第2ピボットホルダ43がそれぞれダイカスト成型品からなるため、第1及び第2ピボットホルダ41,43を高い寸法精度で形成できる。また、フレームユニット13の剛性を向上させることが可能となる。また、同構成では、中空材45を構成する金属板材の長さを変更することで、第1及び第2ワイパモータ11,12間の距離(第1及び第2モータ支持部42,44間の距離)を変更することができる。
また、図5に示す構成において、第1及び第2モータ支持部のいずれか一方を中空材に設ける構成としてもよい。
図6には、第1モータ支持部42を第1ピボットホルダ41に形成し、第2モータ支持部25を中空材61に設けた例を示している。同図の構成におけるフレームユニット13は、図5に示す構成と同様の第1ピボットホルダ41と、上記実施形態と同様の第2ピボットホルダ22と、それら第1ピボットホルダ41と第2ピボットホルダ22とを互いに連結する中空材61を備えている。中空材61は、上記実施形態の中空材23と同様に、金属板材が屈曲されて形成されている。中空材61の長手方向一端部には、第1ピボットホルダ41の固定部42aが挿入されて例えばかしめ固定されている。また、中空材61の長手方向他端部には、第2ピボットホルダ22の固定部22cが挿入されて例えばかしめ固定されている。中空材61は、第2ワイパモータ12を支持する第2モータ支持部25と、第2モータ支持部25と第1モータ支持部42とを繋ぐ接続部62とを有している。
上記構成によれば、第1ピボット支持部21a及び第1モータ支持部42を一体に有する第1ピボットホルダ41がそれぞれダイカスト成型品からなるため、第1ピボットホルダ41を高い寸法精度で形成できる。また、フレームユニット13の剛性を向上させることが可能となる。また、図6に示す構成では、第2モータ支持部25が中空材61に設けられるため、図5に示す構成と比べて、この構成によれば、第1及び第2ピボット支持部21a,22a間における中空材の構成範囲を広げることができ、製造コストの低減に寄与できる。
・上記実施形態において、第1及び第2ワイパモータ11,12の一方、又は中空材23に、車両側に固定される車両固定部を設けることが好ましい。これによれば、上記各車両固定部21b,22bと併せてフレームユニット13を3点固定することができ、フレームユニット13の安定した固定が可能となる。
・上記実施形態における第1及び第2ワイパモータ11,12の取付姿勢(取付角度)や互いの位置関係は例示であり、車両搭載状態におけるワイパ装置2周りの車両部品の構成などに応じて適宜変更することが望ましい。また、第1及び第2ピボット支持部21a,22aに対する第1及び第2モータ支持部24,25の配置位置についても、車両搭載状態におけるワイパ装置2周りの車両部品の構成などに応じて適宜変更可能である。
・上記実施形態において、第1及び第2ワイパモータ11,12に同一のワイパモータ(同一品番のワイパモータ)を用いることが可能なフレームユニット13の構成とすることが好ましい。これによれば、ワイパ装置2の部品管理が容易となる。
・上記実施形態における第1及び第2ピボットホルダ21,22と中空材23の材質は例示であり、フレームユニット13の剛性が確保できる範囲で適宜変更可能である。
・上記実施形態では、第2ワイパモータ12を第2ワイパ15bの伸縮動作用のワイパモータとしているが、この用途に特に限定されるものではなく、他の機能に用いられるワイパモータとしてもよい。
・上記実施形態のワイパ装置2はワイパモータを2つのみ備えるが、これに限らず、3つ以上のワイパモータを備えて構成してもよい。
・上記した実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
2…ワイパ装置、11…第1ワイパモータ、12…第2ワイパモータ、13…フレームユニット、14a…第1ピボット軸、14b…第2ピボット軸、21…第1ピボットホルダ、21a…第1ピボット支持部、22…第2ピボットホルダ、22a…第2ピボット支持部、23…中空材(フレーム部)、24…第1モータ支持部、25…第2モータ支持部、26…接続部、31…第1の中空材、32…第2の中空材、33…連結部材、37…車両固定部、41…第1ピボットホルダ、42…第1モータ支持部、43…第2ピボットホルダ、44…第2モータ支持部、45…中空材、61…中空材、62…接続部。

Claims (6)

  1. 一対のピボット軸をそれぞれ回転可能に支持する一対のピボット支持部と、
    前記一対のピボット支持部を繋ぐフレーム部と、
    前記フレーム部に支持され、前記ピボット軸を回転させる動力源としての一対のワイパモータと
    を備え、
    前記フレーム部は、前記一対のワイパモータをそれぞれ支持する一対のモータ支持部と、該一対のモータ支持部を繋ぐ接続部とを有し、
    前記接続部の少なくとも一部が、板材が屈曲されて形成された中空材で構成されていることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ワイパ装置において、
    前記中空材が前記一対のモータ支持部の少なくとも一方を備えていることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  3. 請求項2に記載の車両用ワイパ装置において、
    前記中空材は、前記各モータ支持部を備えて構成された単一の部品であり、該中空材の両端部が前記一対のピボット支持部にそれぞれ連結されていることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  4. 請求項2に記載の車両用ワイパ装置において、
    板材が屈曲されて形成されており、前記一対のモータ支持部の一方を有し前記接続部の一部を構成する第1の中空材と、
    板材が屈曲されて形成されており、前記一対のモータ支持部の他方を有し前記接続部の一部を構成する第2の中空材と、
    前記第1の中空材と前記第2の中空材とを連結し前記接続部の一部を構成する連結部材と
    を備えていることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  5. 請求項4に記載の車両用ワイパ装置において、
    前記連結部材は、車両に固定される車両固定部を備えていることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  6. 請求項1又は2に記載の車両用ワイパ装置において、
    前記一対のピボット支持部の一方と前記一対のモータ支持部の一方とを一体に有するダイカスト成型品を備えていることを特徴とする車両用ワイパ装置。
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