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JP6915997B2 - 壁材の取付具、及び壁構造 - Google Patents

壁材の取付具、及び壁構造 Download PDF

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JP6915997B2 JP2017023317A JP2017023317A JP6915997B2 JP 6915997 B2 JP6915997 B2 JP 6915997B2 JP 2017023317 A JP2017023317 A JP 2017023317A JP 2017023317 A JP2017023317 A JP 2017023317A JP 6915997 B2 JP6915997 B2 JP 6915997B2
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Description

本発明は壁材の取付具、及び壁構造に関する。
従来、壁材の取付具には、特許文献1〜3に開示されたようなものがある。これらの取付具は、構造体に壁材を取り付けるためのものである。これらの取付具は、構造体に固定可能な固定部と、固定部から突出するように設けられた支承片とを備えている。支承片には、第1面と、第1面とは反対側を向く第2面とが形成されている。また、これらの取付具は、第1係止片と第2係止片とを備えている。第1係止片は、支承片の先端部位から支承片の第1面側に延びている。第2係止片は、支承片の先端部位から支承片の第2面側に延びている。
特許文献1に開示の取付具では、固定部から突出する支承片の突出長さは比較的短い。このため、この取付具は、一般的に、壁材と構造体との間に所望の隙間を設けるために、胴縁等であるスペーサを介在させた状態で固定部が構造体に固定される。一方、特許文献2、3に開示の取付具では、固定部から突出する支承片の突出長さは十分に長く、上述したスペーサは不要である。このため、これらの取付具は、固定部が直に構造体に固定されても、壁材と構造体との間に所望の隙間を設けることができる。また、特許文献2、3に開示の取付具は、開口部を備えている。これらの取付具では、開口部は、支承片において開口している。より詳しくは、開口部は、その周縁部の少なくとも一部が支承片に位置して開口している。
特開2002−371689号公報 特開2005−16060号公報 特開2008−261125号公報
ところで、上記特許文献2、3に開示の取付具のような開口部を備える取付具では、雨水等が壁材を伝って支承片に達した際、その雨水等が開口部を経由して構造体側に達してしまう可能性がある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、壁材を伝って支承片に達する雨水等が開口部を経由して構造体側に移動することを抑制できる壁材の取付具、及び壁構造を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の第1の態様の壁材の取付具は、構造体に壁材を取り付けるための取付具であって、
前記構造体に固定可能な固定部と、
前記固定部から突出するように設けられ、第1面と、前記第1面とは反対側を向く第2面とが形成された支承片と、
前記支承片の先端部位から前記支承片の前記第1面側に延びる第1係止片と、
前記支承片の前記先端部位から前記支承片の前記第2面側に延びる第2係止片と、
前記支承片及び前記固定部の少なくとも一方において、少なくとも一部の周縁部が前記支承片に位置して開口する開口部と、
前記支承片の前記第1面側に設けられ、前記開口部の前記支承片に位置する前記周縁部を包囲するように凸設された包囲部と、を備えていることを特徴とする。
本発明の第1の態様の壁材の取付具では、支承片の第1面側に凸設された包囲部は、開口部の支承片に位置する周縁部を包囲している。このような包囲部により、雨水等が壁材を伝って支承片に達した際、その雨水等を支承片に位置する周縁部の手前で堰き止めることができる。
したがって、本発明の第1の態様の壁材の取付具では、壁材を伝って支承片に達する雨水等が開口部を経由して構造体側に移動することを抑制できる。
本発明の第2の態様として、取付具は、開口部の支承片に位置する周縁部に隣接して、支承片の基端部位から支承片の第2面側に延び、構造体に当接可能な補助固定部を備えていることが望ましい。
この場合、補助固定部によって、取付具の固定部を構造体に一層好適に固定可能となる。また、支承片及び固定部の少なくとも一方から小片を切り起こすことにより、補助固定部を容易に形成できる。そして、この補助固定部の切り起こしによって形成される開口部を経由する雨水等の移動を包囲部によって抑制できる。
本発明の第3の態様として、固定部は、一対の側端部位を有していることが望ましい。そして、取付具は、両側端部位における支承片の第1面側からそれぞれ突出するように設けられた一対の側壁を備えていることが望ましい。
この場合、包囲部によって堰き止められて支承片の第1面側に溜まる雨水等が増加しても、一対の側壁によって、その雨水等が支承片の両側端を経由して構造体側に移動することを抑制できる。
本発明の第4の態様として、支承片と両側壁との間は、閉止されていることが望ましい。
この場合、包囲部によって堰き止められて支承片の第1面側に溜まる雨水等が増加しても、支承片と一対の側壁との間が閉止されていることによって、その雨水等が支承片の両側端を経由して構造体側に移動することを確実性高く抑制できる。
本発明の第5の態様として、取付具は、支承片の第1面側に設けられ、包囲部よりも外側から開口部の支承片に位置する周縁部を包囲するように凸設された補助包囲部を備えていることが望ましい。
この場合、雨水等が壁材を伝って支承片に達した際、補助包囲部によって、その雨水等を包囲部の手前で堰き止めることができる。その結果、壁材を伝って支承片に達する雨水等が開口部を経由して構造体側に移動することを一層抑制できる。また、補助包囲部によって堰き止められた雨水等を第2係止片を経由して壁材の外側に排出することができる。
本発明の第6の態様として、第1係止片は、第2係止片を挟んで一対設けられていることが望ましい。そして、支承片の第1面側には、一方の第1係止片と第2係止片との境界と、他方の第1係止片と第2係止片との境界とに配置された弾性体が設けられていることが望ましい。
この場合、包囲部によって堰き止められて支承片の第1面側に溜まる雨水等が増加しても、弾性体によって、その雨水等が支承片の第1面側で広がることを抑制し、その雨水等を第2係止片を経由して壁材の外側に好適に排出することができる。
本発明の第7の態様として、包囲部は、支承片の先端部位側に位置し、第2係止片に沿って延びる第1包囲部と、包囲部における第1包囲部以外の部分である第2包囲部と、を含んでいることが望ましい。そして、第1包囲部の幅及び高さの少なくとも一方は、第2包囲部よりも大きく設定されていることが望ましい。
この場合、雨水等が達し易い支承片の先端部位では、雨水等を第1包囲部により確実性高く堰き止めることができる。その結果、壁材を伝って支承片に達する雨水等が開口部を経由して構造体側に移動することを一層抑制できる。
本発明の第8の態様の壁構造は、
建物の構造体に対し、取付具を用いて壁材を取り付けた壁構造であって、
前記取付具は、前記構造体に固定可能な固定部と、
前記固定部から突出するように設けられ、第1面と、前記第1面とは反対側を向く第2面とが形成された支承片と、
前記支承片の先端部位から前記支承片の前記第1面側に延びる第1係止片と、
前記支承片の前記先端部位から前記支承片の前記第2面側に延びる第2係止片と、
前記支承片及び前記固定部の少なくとも一方において、少なくとも一部の周縁部が前記支承片に位置して開口する開口部と、
前記支承片の前記第1面側に設けられ、前記開口部の前記支承片に位置する前記周縁部を包囲するように凸設された包囲部と、を備えていることを特徴とする。
本発明の第8の態様の壁構造では、第1の態様の壁材の取付具が奏する作用効果により、雨水等が壁材を伝って支承片に達した際、包囲部によって、その雨水等を開口部の支承片に位置する周縁部の手前で堰き止めることができる。
したがって、本発明の第8の態様の壁構造では、壁材を伝って支承片に達する雨水等が開口部を経由して構造体側に移動することを抑制できる。
本発明の第9の態様として、上下方向で隣り合う各壁材によって形成される複数の横目地は、支承片に沿って直線状に連続していることが望ましい。また、左右方向で隣り合う各壁材によって形成される複数の縦目地は、支承片の第1面側に位置する一方で第2面側には位置せず、互い違いに配列されて、連続していないことが望ましい。
この場合、複数の壁材が所謂、うま張りされた状態となる。この状態では、取付具は、一般的に、支承片の第1面側に縦目地が在る位置、かつ、支承片の第2面側に縦目地が無い位置に配置されて、壁材を構造体に取り付ける。このため、縦目地を伝って支承片の第1面側に達した雨水等が支承片の第2面側で縦目地を伝って排出されない。従って、この壁構造では、取付具の包囲部による、支承片に達する雨水等が開口部を経由して構造体側に移動することを抑制できる、という作用効果を確実に享受できる。
本発明の壁材の取付具、及び壁構造では、壁材を伝って支承片に達する雨水等が開口部を経由して構造体側に移動することを抑制できる。
図1は、実施の形態1に係り、互いに隣接する複数の外壁板と取付具との相対位置関係を示す正面図である。 図2は、実施の形態1の外壁板の斜視図である。 図3は、実施の形態1に係り、隣接する外壁板同士の組み付け構成を示す部分斜視図である。 図4は、実施の形態1に係り、取付具の斜視図である。 図5は、実施の形態1に係り、取付具の正面図である。 図6は、実施の形態1に係り、取付具の上面図である。 図7は、図5のVII−VII断面を示す断面図である。 図8は、実施の形態1に係り、取付具を用いた複数の外壁板の取り付け構成を示す部分斜視図である。 図9は、図1のIX−IX断面を示す部分断面図である。 図10は、実施の形態2の取付具の斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態1、2を図面を参照しつつ説明する。なお、図1において、紙面手前側が屋外側であり、紙面奥側が屋内側である。また、図1において、垂直上方向を上と表示し、垂直下方向を下と表示する。さらに、図1の屋外から屋内に向う方向において水平左方向を左と表示し、水平右方向を右と表示する。そして、図2以降の各図に示す各方向は、図1に対応させて表示する。
(実施の形態1)
図1に示すように、実施の形態1の壁構造は、壁構造の具体的態様の一例である。この壁構造は、住宅、施設、倉庫等の建物を構成する構造体8に対し、図2及び図3等に示す複数の外壁板2を取り付けたものである。外壁板2は、壁材の一例である。外壁板2は、それ自体が高い強度や剛性を有して建物の外壁を構成する板材である。なお、壁材は外壁板に限定されず、例えば、建物を外装する化粧板、屋内用構造パネル、内装板等であってもよい。
図1に示すように、構造体8は、例えば、木造軸組構法によって建築されるものである。構造体8は、複数の構造部材によって構成されている。構造部材には、左右方向に所定の間隔を有して並ぶ複数の柱材や柱材間に配置される間柱等の柱部材9が含まれる。図示は省略するが、柱部材9の屋外方向を向く外面には、胴縁と呼ばれる支持部材が図示しない止めネジや釘等によって固定されている。これらの支持部材も構造部材に含まれる。また、その支持部材と柱部材9との間には、防水シートが敷設されている。なお、構造体8は、本実施の形態の構成に限定されず、木造枠組壁構法等によって建築されてもよい。また、壁構造を構成する構造体は、例えば、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、レンガ造等の躯体であってもよい。
図2に示すように、外壁板2は、四辺形状、より具体的には、左右方向に長い略矩形状の板材である。本実施の形態では、外壁板2は、セメントを含む窯業系材料からなる。なお、外壁板2の材質や形状は上記には限定されない。例えば、外壁板2の材質は、金属系材、木質系材、樹脂系材等を適宜選択できる。また、外壁板2の形状は、四辺形状で上下方向に長い略矩形形状の板材等を適宜選択できる。
外壁板2の表面2Fは、例えばレンガ柄等のデザインが施された外装面となっている。外壁板2の左端部には、表側左右接合部21が形成されている。外壁板2の右端部には、裏側左右接合部22が形成されている。外壁板2の下端部には、表側上下接合部23が形成されている。外壁板2の上端部には、裏側上下接合部24が形成されている。なお、図2では、外壁板2の大きさに対して、表側左右接合部21、裏側左右接合部22、表側上下接合部23及び裏側上下接合部24の大きさが誇張して図示されている。
図2及び図3に示すように、表側左右接合部21は、外壁板2の裏面2Bから表面2Fに向かって段状に形成され、垂直方向、すなわち、外壁板2の左端部に沿って延在している。
裏側左右接合部22は、外壁板2の表面2Fから裏面2Bに向かって段状に形成され、垂直方向、すなわち、外壁板2の右端部に沿って延在している。裏側左右接合部22における屋外方向を向く平坦面には、コーキング22Sが設けられている。コーキング22Sは、裏側左右接合部22に沿って直線状に配設されている。なお、コーキングは必須ではなく、コーキング22Sを省略することもできる。
表側上下接合部23は、外壁板2の裏面2Bから表面2Fに向かって段状に形成され、左右方向、すなわち、外壁板2の下端部に沿って延在している。表側上下接合部23には、上向きに略テーパ状に凹む係合凹部23Aが形成されている。
裏側上下接合部24は、外壁板2の表面2Fから裏面2Bに向かって段状に形成され、左右方向、すなわち、外壁板2の上端部に沿って延在している。裏側上下接合部24における屋外方向を向く平坦面には、コーキング24Sが設けられている。コーキング24Sは、裏側上下接合部24に沿って直線状に配設されている。なお、コーキングは必須ではなく、コーキング24Sを省略することもできる。裏側上下接合部24には、コーキング24Sよりも上方において上向きに略テーパ状に突出する係合凸部24Aが形成されている。
図1に示すように、右側の外壁板2の表側左右接合部21と、左側の外壁板2の裏側左右接合部22とが重なり合うことによって、左右方向に隣接する外壁板2同士の間に、左右合決り部が形成される。下側の外壁板2の裏側上下接合部24と、上側の外壁板2の表側上下接合部23とが重なり合うことによって、上下方向に隣接する外壁板2同士の間に、左右方向に延びる上下合決り部が形成される。すなわち、各外壁板2は、表側左右接合部21、裏側左右接合部22、表側上下接合部23及び裏側上下接合部24を備える、いわゆる「四方合い決り構造」である板材である。
実施の形態1の取付具10は、周知の取付具90等とともに、構造部材としての各柱部材9に固定されて、構造体8に対し、複数の外壁板2を上下方向及び左右方向に隣接するように取り付けるためのものである。取付具10は、取付具の具体的態様の一例である。
図1に示す外壁板2の取付構成では、上下方向で隣り合う各外壁板2によって形成される複数の横目地2Hは、直線状に連続している。また、左右方向で隣り合う各外壁板2によって形成される複数の縦目地2Vは、互い違いに配列されて、連続していない。つまり、外壁板2は、所謂、うま張りされている。図示及び説明は省略するが、外壁板2は、複数の横目地2Hが直線状に連続し、かつ複数の縦目地2Vが直線状に連続する状態とされ得る。つまり、外壁板2は、所謂、いも張りされてもよい。そして、取付具10は、外壁板2をいも張りする場合にも使用できるようになっている。
図4〜図7に示すように、取付具10は、鉄やステンレススチール等の金属板が打ち抜き加工、プレス加工及び折り曲げ加工等されることによって製造される。なお、取付具10の材質や製造方法は上記に限定されず、各種の材料や、製造方法を適宜選択できる。
固定部15は、正面視した場合に略矩形状とされた略平板部分である。固定部15は、一対の側端部位15L、15Rを有している。左方の側端部位15Lは、固定部15の左端で上下方向に延びている。右方の側端部位15Rは、固定部15の右端で上下方向に延びている。
固定部15には、膨出部16A、16L1、16L2、16R1、16R2が設けられている。膨出部16A、16L1、16L2、16R1、16R2は、金属板がリブ状にプレス加工されて、取付具10の表側に向かって膨らむように形成されている。取付具10の表側は、取付具10が構造体8に固定された状態で、屋外方向を向く側である。
図4及び図5に示すように、膨出部16Aは、固定部15における上下方向の略中間部で左右方向に延びている。膨出部16L1は、膨出部16Aの左部分に交差し、上下方向に延びている。膨出部16L2は、膨出部16Aの左端に接続し、下方に延びている。膨出部16R1は、膨出部16Aの右部分に交差し、上下方向に延びている。膨出部16R2は、膨出部16Aの右端に接続し、下方に延びている。
図6〜図9に示すように、柱部材9と接触する取付具10の裏側を向く面は、固定部15の基準面15Sとされている。
図4及び図5に示すように、固定部15には、3つの固定孔17が設けられている。固定孔17は、膨出部16Aよりも上方であって、膨出部16L1と膨出部16R1との間の位置と、膨出部16L1よりも左方の位置と、膨出部16R1よりも右方の位置とに形成されている。図4、図8及び図9に示すように、固定孔17は、ネジ10Bや釘等の締結具が挿通されて取付具10を柱部材9に固定するためのものである。
支承片13は、固定部15の下端縁に接続する板状部分が折り曲げられることにより形成されている。支承片13は、固定部15の下端縁から取付具10の表側に向かって突出している。支承片13の基端部位13Bは、固定部15の下端縁と接続し、かつ左右方向に延在している。支承片13の先端部位13Aは、基端部位13Bに対して、取付具10の表側に離間し、かつ左右方向に延在している。
図6に示すように、支承片13の左右方向の長さは、基端部位13B側では、固定部15の側端部位15L、15Rの左右方向の間隔よりも僅かに小さい一方、先端部位13A側では、側端部位15L、15Rの左右方向の間隔よりも大きい。つまり、支承片13の先端部位13A側は、固定部15よりも左右方向にはみ出している。
支承片13には、第1面13Uと第2面13Dとが形成されている。第1面13Uは上向きの面であり、支承片13の基端部位13Bから先端部位13Aまで延在し、かつ左右方向に延在している。第2面13Dは下向きの面であり、支承片13の基端部位13Bから先端部位13Aまで延在し、かつ左右方向に延在している。
左方の第1係止片11Lは、支承片13の先端部位13Aの左端側に接続する板状部分が上向きに折り曲げられることにより形成されている。右方の第1係止片11Rは、支承片13の先端部位13Aの右端側に接続する板状部分が上向きに折り曲げられることにより形成されている。第1係止片11L、11Rは、支承片13の先端部位13Aから、支承片13の第1面13U側、かつ取付具10の表側に向かって斜めに延びている。
第2係止片12は、支承片13の先端部位13Aにおける左右方向の中央部に接続する板状部分が下向きに折り曲げられることにより形成されている。第2係止片12は、左方の第1係止片11Lと、右方の第1係止片11Rとに挟まれた状態で、支承片13の先端部位13Aから、支承片13の第2面13D側、かつ取付具10の表側に向かって斜めに延びている。
左方の保持片18Lは、支承片13の先端部位13Aにおける左方の第1係止片11Lと第2係止片12との境界から取付具10の表側に向かって短く突出した後、上向きに屈曲している。右方の保持片18Rは、支承片13の先端部位13Aにおける右方の第1係止片11Rと第2係止片12との境界から取付具10の表側に向かって短く突出した後、上向きに屈曲している。
図4、図8及び図9に示すように、弾性体18は、両面テープ等によって、保持片18L、18Rに貼り付けられている。弾性体18は、保持片18L、18Rにおける取付具10の表側面と裏側面とを覆い、さらに、支承片13の第1面13Uの一部を覆っている。弾性体18は、例えば、エチレンプロピレンゴム等の発泡体である。
左方の側壁38Lは、固定部15の左方の側端部位15Lに接続する板状部分が取付具10の表側に向かって折り曲げられることにより形成されている。右方の側壁38Rは、固定部15の右方の側端部位15Rに接続する板状部分が取付具10の表側に向かって折り曲げられることにより形成されている。側壁38L、38Rは、上下方向に延在しており、支承片13の第1面13U側に位置する部分と、支承片13の第2面13D側に位置する部分とを含んでいる。図6に示すように、側壁38L、38Rは、支承片13の基端部位13B側を左右方向において挟んでいる。支承片13の基端部位13B側の両側端と、側壁38L、38Rとは、僅かな隙間を有していても良いし、隙間なく突き合わされていても良い。
左方の第1支持部31Lは、支承片13よりも上方で、左方の側壁38Lの先端縁に接続する板状部分が左方に折り曲げられることにより形成されている。右方の第1支持部31Rは、支承片13よりも上方で、右方の側壁38Rの先端縁に接続する板状部分が右方に折り曲げられることにより形成されている。第1支持部31L、31Rは、基準面15Sと平行な平板状に延在している。
左方の第2支持部32Lは、支承片13よりも下方で、左方の側壁38Lの先端縁に接続する板状部分が右方に折り曲げられることにより形成されている。右方の第2支持部32Rは、支承片13よりも下方で、右方の側壁38Rの先端縁に接続する板状部分が左方に折り曲げられることにより形成されている。第2支持部32L、32Rは、基準面15Sと平行な平板状に延在している。第2支持部32L、32Rは、第1支持部31L、31Rと同一平面上にある。
固定部15における左右方向の中央部であって膨出部16Aよりも下方の部分に逆U字形状のスリットが形成された後、そのスリットに囲まれた内側部分である小片が下向きに切り起こされる。この小片の切り起こしにより、開口部19及び補助固定部35が形成されている。
開口部19の略矩形状の周縁部19Eのうちの下辺である周縁部19E1は、支承片13の基端部位13Bに位置している。周縁部19Eの上辺、左辺及び右辺は、固定部15に位置している。
図5及び図7に示すように、補助固定部35は、開口部19の支承片13に位置する周縁部19E1に隣接して、支承片13の基端部位13Bから支承片13の第2面13D側に、すなわち下向きに延びている。図9に示すように、補助固定部35の裏側を向く面は、固定部15の基準面15Sと同一平面を形成している。つまり、固定部15が構造体8に当接して固定される際、補助固定部35も構造体8に当接する。
支承片13の第1面13U側には、包囲部50及び補助包囲部56L、56Rが設けられている。包囲部50及び補助包囲部56L、56Rはそれぞれ、金属板がリブ状にプレス加工されて、上向きに膨らむように形成されている。
図4及び図6に示すように、包囲部50は、第1包囲部51と第2包囲部52L、52Rとを含んでいる。左方の第2包囲部52Lは、膨出部16L1の下端に接続し、取付具10の表側に向かって延びている。右方の第2包囲部52Rは、膨出部16R1の下端に接続し、取付具10の表側に向かって延びている。第1包囲部51は、左右方向に延びて、左方の第2包囲部52Lの先端に連続的に接続すると共に、右方の第2包囲部52Rの先端に連続的に接続している。
つまり、第1包囲部51は、支承片13の先端部位13A側に位置し、第2係止片12に沿って延びている。第2包囲部52L、52Rは、包囲部50における第1包囲部51以外の部分である。このような第1包囲部51及び第2包囲部52L、52Rにより、包囲部50は、略C字形状に凸設されたリブとなっている。包囲部50は、開口部19の支承片13に位置する周縁部19E1を包囲している。また、包囲部50は、支承片13を補強している。
左方の補助包囲部56Lは、膨出部16L2の下端に接続し、取付具10の表側に向かって延びた後、右向きに屈曲して、第1包囲部51の左端と、第2包囲部52Lの先端とに連続的に接続している。右方の補助包囲部56Rは、膨出部16R2の下端に接続し、取付具10の表側に向かって延びた後、左向きに屈曲して、第1包囲部51の右端と、第2包囲部52Lの先端とに連続的に接続している。
つまり、補助包囲部56L、56Rはそれぞれ、略L字形状に凸設されたリブとなっている。補助包囲部56L、56Rは、包囲部50よりも外側から開口部19の支承片13に位置する周縁部19E1を包囲している。また、補助包囲部56L、56Rは、支承片13を補強している。
図6に示すように、第1包囲部51の幅W51は、第2包囲部52L、52Rの幅W52よりも大きく設定されている。図7に示すように、第1包囲部51の高さH51は、第2包囲部52L、52Rの高さH52よりも大きく設定されている。
図4及び図6に示すように、左方の第2包囲部52Lと膨出部16L1とが接続することにより、固定部15と支承片13との接続部分が補強されている。右方の第2包囲部52Rと膨出部16R1との接続、左方の補助包囲部56Lと膨出部16L2との接続、及び右方の補助包囲部56Rと膨出部16R2との接続についても同様である。
支承片13の第1面13U側には、上向きに膨らむように形成された複数の凸リブ59が設けられている。各凸リブ59は、第1包囲部51に接続し、又は補助包囲部56L、56Rの左右方向に延びる部分に接続して、取付具10の表側に向かって延びている。各凸リブ59も、支承片13を補強している。
本実施の形態の取付具10は、外壁板2を構造体8に取り付ける際、例えば図1のうま張りの場合、外壁板2同士の縦目地2Vが支承片13の第1面13U側に位置するように、柱部材9等の構造部材に固定される。外壁板2同士の縦目地2Vは、取付具10の第2面13D側には位置しない。
一方、他の取付具90は、外壁板2同士の縦目地2Vが取付具90の支承片の下側に位置するように、柱部材9に固定される。外壁板2同士の縦目地2Vは、取付具90の支承片の上側には位置しない。
この状態で、外壁板2同士の横目地2Hは、左右方向に並ぶ複数の取付具10の支承片13と、取付具90の支承片とに沿って直線状に連続する。
図示は省略するが、取付具90は、略中央に左右方向で隣接する外壁板2同士の間に進入する小片を備え、その小片によって、外壁板2の横ズレを防止するようになっている。
<作用効果>
図8及び図9に示すように、取付具10の基準面15Sを柱部材9に当接させ、かつ第2支持部32L、32Rと下側に位置する外壁板2の裏面2Bとを当接させながら、取付具10を下方に移動させる。これにより、第2係止片12が外壁板2の裏側上下接合部24の係合凸部24Aに当接する。この状態で、締結具としてのネジ10Bを固定孔17に挿通し、柱部材9にねじ込むことにより、取付具10は、柱部材9に固定された固定状態となる。これにより、外壁板2の裏側上下接合部24の係合凸部24Aは、取付具10の第2係止片12によって係止される。
図9に示すように、外壁板2の裏面2Bに第2支持部32L、32Rが当接することにより、外壁板2は、屋内方向に向かって位置ずれしないように規制される。その結果、構造体8と外壁板2の裏面2Bとの間に、通気空間S1が確保される。
基準面15Sと同一平面上に位置する補助固定部35は、柱部材9に当接して、取付具10がネジ10B周りで回転することを防止する。
次に、下側の外壁板2の上方に、次の外壁板2を取り付ける。この際、上側の外壁板2同士の縦目地2Vが支承片13の第1面13U側に位置するように、外壁板2が配置される。これにより、上側に位置する外壁板2の表側上下接合部23の係合凹部23Aは、取付具10の第1係止片11L、11Rによって係止される。
支承片13に形成された各凸リブ59が上側の外壁板2の下端部に下方から接触することによって、支承片13が上側の外壁板2を支持する。
上側の外壁板の裏面2Bには、取付具10の第1支持部31L、31Rが当接する。これにより、上側の外壁板2は、屋内方向に向かって位置ずれしないように規制される。その結果、構造体8と、上側の外壁板2の裏面2Bとの間にも、通気空間S1が確保される。
こうして、取付具10は、図1に示すように、縦目地2Vが支承片13の第1面13U側に位置する状態で、下側の外壁板2の上端部と、上側の外壁板2の下端部とを支持する。
実施の形態1の取付具10及び壁構造では、図4、図6及び図8等に示すように、取付具10の支承片13の第1面13U側に凸設された包囲部50は、開口部19の支承片13に位置する周縁部19E1を包囲している。このような包囲部50により、図9に矢印Y1で示すように、雨水等が外壁板2を伝って支承片13に達した際、その雨水等を支承片13に位置する周縁部19E1の手前で堰き止めることができる。
したがって、実施の形態1の取付具10及び壁構造では、外壁板2を伝って支承片13に達する雨水等が開口部19を経由して構造体8側に移動することを抑制できる。
また、この取付具10は、固定部15が構造体8を構成する柱部材9等の構造部材に当接して固定される際、補助固定部35も柱部材9等に当接し、取付具10がネジ10B周りで回転することを防止する。これにより、取付具10の固定部15を構造体8に一層好適に固定可能となる。また、補助固定部35は、固定部15から小片を切り起こすことにより、容易に形成できる。そして、補助固定部35の切り起こしによって形成される開口部19を経由する雨水等の移動を包囲部50によって抑制できる。
さらに、この取付具10では、図4及び図6等に示すように、一対の側壁38L、38Rは、支承片13の第1面13U側に位置する部分を含み、支承片13の基端部位13B側を左右方向において挟んでいる。これにより、包囲部50によって堰き止められて支承片13の第1面13U側に溜まる雨水等が増加しても、一対の側壁38L、38Rによって、その雨水等が支承片13の両側端を経由して構造体8側に移動することを抑制できる。
また、この取付具10において、支承片13の基端部位13B側の両側端に側壁38L、38Rを隙間なく突き合わせた場合には、支承片13と両側壁38L、38Rとの間が閉止される。これにより、包囲部50によって堰き止められて支承片13の第1面13U側に溜まる雨水等が増加しても、その雨水等が支承片13と一対の側壁38L、38Rとの間を経由して構造体8側に移動することを確実性高く抑制できる。
さらに、この取付具10では、図4及び図6等に示すように、補助包囲部56L、56Rは、包囲部50よりも外側から開口部19の支承片13に位置する周縁部19E1を包囲するように凸設されている。これにより、雨水等が外壁板2を伝って支承片13に達した際、補助包囲部56L、56Rによって、その雨水等を包囲部50の手前で堰き止めることができる。その結果、外壁板2を伝って支承片13に達する雨水等が開口部19を経由して構造体8側に移動することを一層抑制できる。また、図9に矢印Y2で示すように、包囲部50及び補助包囲部56L、56Rによって堰き止められた雨水等を第2係止片12を経由して外壁板2の外側に排出することができる。
また、この取付具10では、図4及び図9等に示すように、第1係止片11L、11Rは、第2係止片12を挟んで一対設けられている。弾性体18は、支承片13の第1面13U側で保持片18L、18Rに貼り付けられて、左方の第1係止片11Lと第2係止片12との境界と、右方の第1係止片11Rと第2係止片12との境界とに配置されている。これにより、この取付具10では、包囲部50によって堰き止められて支承片13の第1面13U側に溜まる雨水等が増加しても、弾性体18によって、その雨水等が支承片13の第1面13U側で広がることを抑制できる。そして、図9に矢印Y2で示すように、その雨水等を第2係止片12を経由して外壁板2の外側に好適に排出することができる。
さらに、この取付具10では、図4及び図6等に示すように、包囲部50は、第1包囲部51と第2包囲部52L、52Rとを含んでいる。そして、第1包囲部51の幅W51は、第2包囲部52L、52Rの幅W52よりも大きく設定されている。また、図7に示すように、第1包囲部51の高さH51は、第2包囲部52L、52Rの高さH52よりも大きく設定されている。このような設定により、第2包囲部52L、52Rよりも雨水等が達し易い第1包囲部51は、支承片13に達した雨水等を第2包囲部52L、52Rよりも確実性高く堰き止めることができる。その結果、外壁板2を伝って支承片13に達する雨水等が開口部19を経由して構造体8側に移動することを一層抑制できる。
また、実施の形態1の壁構造では、図1及び図8に示すように、複数の外壁板2は、所謂、うま張りされた状態となっている。そして、取付具10は、支承片13の第1面13U側に縦目地2Vが在る位置、かつ、支承片13の第2面13D側に縦目地2Vが無い位置に配置されて、外壁板2を構造体8に取り付ける。このため、縦目地2Vを伝って支承片13の第1面13U側に達した雨水等が支承片13の第2面13D側で縦目地2Vを伝って排出されない。しかし、この壁構造では、取付具10の包囲部50による、支承片13に達する雨水等が開口部19を経由して構造体8側に移動することを抑制できるため、所謂うま張りにも好適に使用することができる。
(実施の形態2)
図10に示すように、実施の形態2の取付具210は、実施の形態1の取付具10に係る開口部19及び補助固定部35の代わりに、開口部219及び補助固定部235を備えている。また、支承片13の両側端と両側壁38L、38Rとの間は、閉止部材238Sによって閉止されている。実施の形態2のその他の構成は、実施の形態1と同様である。このため、実施の形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
固定部15における左右方向の中央部であって包囲部50に囲まれた部分にU字形状のスリットが形成され、そのスリットに囲まれた内側部分の小片が下向きに切り起こされることにより、開口部219及び補助固定部235が形成されている。
開口部219の略矩形状の周縁部219Eの四辺は、支承片13に位置している。包囲部50は、開口部219の周縁部219Eを包囲するように凸設されている。補助包囲部56L、56Rは、包囲部50よりも外側から開口部219の周縁部219Eを包囲するように凸設されている。
補助固定部235は、開口部19の周縁部219Eのうちの支承片13の基端部位13Bに沿う一辺に隣接して、支承片13の基端部位13Bから支承片13の第2面13D側に、すなわち下向きに延びている。補助固定部235の裏側を向く面は、固定部15の基準面15Sと同一の平面上に位置している。つまり、固定部15が構造体8に当接して固定される際、補助固定部235も構造体8に当接する。
支承片13と両側壁38L、38Rとの間を閉止する閉止部材238Sとしては、例えば、板状又は紐状であるゴム製部材、コーキング等の充填材、溶接による肉盛り等から適宜選択される。
このような構成である実施の形態2の取付具210でも、実施の形態1の取付具10と同様に、雨水等が外壁板2を伝って支承片13に達した際、その雨水等を支承片13に位置する周縁部219Eの手前で堰き止めることができ、その雨水等が開口部19を経由して構造体8側に移動することを抑制できる。
以上において、本発明の形態を実施の形態1、2に即して説明したが、本発明の形態は上記実施の形態1、2に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施の形態1では、外壁板2が四方合い決り構造であるがこの構成には限定されない、壁材は、上下合い決り構造であってもよいし、合い決り構造を有していなくてもよい。
実施の形態1に係る弾性体18は必須ではなく、省略することもできる。補助包囲部は、包囲部50に接続せず、包囲部50を囲む略C字形状のリブであってもよい。
8…構造体
2…壁材(外壁板)
10、210…取付具
15…固定部
13U…第1面
13D…第2面
13…支承片
13A…支承片の先端部位
11L、11R…第1係止片
12…第2係止片
19、219…開口部
19E、219E…開口部の周縁部
19E1、219E…開口部の支承片に位置する周縁部
50…包囲部
13B…支承片の基端部位
35、235…補助固定部
15L、15R…一対の側端部位
38L、38R…一対の側壁
56L、56R…補助包囲部
18…弾性体
51…第1包囲部
52L、52R…第2包囲部
W51…第1包囲部の幅
H51…第1包囲部の高さ
2H…横目地
2V…縦目地

Claims (9)

  1. 構造体に壁材を取り付けるための取付具であって、
    前記構造体に固定可能な固定部と、
    前記固定部から突出するように設けられ、第1面と、前記第1面とは反対側を向く第2面とが形成された支承片と、
    前記支承片の先端部位から前記支承片の前記第1面側に延びる第1係止片と、
    前記支承片の前記先端部位から前記支承片の前記第2面側に延びる第2係止片と、
    前記支承片及び前記固定部の少なくとも一方において、少なくとも一部の周縁部が前記支承片に位置して開口する開口部と、
    前記支承片の前記第1面側に設けられ、前記開口部の前記支承片に位置する前記周縁部を包囲するように凸設された包囲部と、を備えていることを特徴とする壁材の取付具。
  2. 前記開口部の前記支承片に位置する前記周縁部に隣接して、前記支承片の基端部位から前記支承片の前記第2面側に延び、前記構造体に当接可能な補助固定部を備えている請求項1記載の壁材の取付具。

  3. 前記固定部は、一対の側端部位を有し、
    両前記側端部位における前記支承片の前記第1面側からそれぞれ突出するように設けられた一対の側壁を備えている請求項1記載の壁材の取付具。
  4. 前記支承片と両前記側壁との間は、閉止されている請求項3記載の壁材の取付具。
  5. 前記支承片の前記第1面側に設けられ、前記包囲部よりも外側から前記開口部の前記支承片に位置する前記周縁部を包囲するように凸設された補助包囲部を備えている請求項1記載の壁材の取付具。
  6. 前記第1係止片は、前記第2係止片を挟んで一対設けられ、
    前記支承片の前記第1面側には、一方の前記第1係止片と前記第2係止片との境界と、他方の前記第1係止片と前記第2係止片との境界とに配置された弾性体が設けられている請求項1記載の壁材の取付具。
  7. 前記包囲部は、前記支承片の前記先端部位側に位置し、前記第2係止片に沿って延びる第1包囲部と、前記包囲部における前記第1包囲部以外の部分である第2包囲部と、を含み、
    前記第1包囲部の幅及び高さの少なくとも一方は、前記第2包囲部よりも大きく設定されている請求項1記載の壁材の取付具。
  8. 建物の構造体に対し、取付具を用いて壁材を取り付けた壁構造であって、
    前記取付具は、前記構造体に固定可能な固定部と、
    前記固定部から突出するように設けられ、第1面と、前記第1面とは反対側を向く第2面とが形成された支承片と、
    前記支承片の先端部位から前記支承片の前記第1面側に延びる第1係止片と、
    前記支承片の前記先端部位から前記支承片の前記第2面側に延びる第2係止片と、
    前記支承片及び前記固定部の少なくとも一方において、少なくとも一部の周縁部が前記支承片に位置して開口する開口部と、
    前記支承片の前記第1面側に設けられ、前記開口部の前記支承片に位置する前記周縁部を包囲するように凸設された包囲部と、を備えていることを特徴とする壁構造。
  9. 上下方向で隣り合う各前記壁材によって形成される複数の横目地は、前記支承片に沿って直線状に連続し、
    左右方向で隣り合う各前記壁材によって形成される複数の縦目地は、前記支承片の前記第1面側に位置する一方で前記第2面側には位置せず、互い違いに配列されて、連続していない請求項8記載の壁構造。
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