JP6879784B2 - シート材容器 - Google Patents
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Description
特許文献1の図1Bに示すシート材容器は、当該容器の底部の側端部が、下方に向かうにつれて容器の前後方向に開いた形状となっている。
前記容器本体は、複数のフィルム層を積層したシート材で構成されているとともに、前面と、後面と、底面と、を含み、
前記シート材は、
前記前面を構成する前面構成シート部と、
前記後面を構成する後面構成シート部と、
前記底面を構成する底面構成シート部と、
を含み、
前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部が前記底面に形成されており、
前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されて充填部が形成されており、
前記容器本体の側縁部の下端部には、前記シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片と後側下部シート片とが配置されているとともに、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部が形成され、且つ、前記前後シール部を介して前記前側下部シート片と前記後側下部シート片とが一繋がりになったスカート部が形成されており、
前記スカート部は、前記容器本体の底部の側端に配置されているシート材容器に関する。
先ず、図1から図12を用いて第1実施形態を説明する。
本実施形態において、シート材容器100及びシート材容器詰め品300(図11)の各構成要素の位置関係(上下関係等)の説明は、特に断りのない場合は、シート材容器100を図2及び図3のように自立させた状態やシート材容器詰め品300を図11のように自立させた状態での位置関係を説明したものである。ただし、この説明における位置関係は、シート材容器100及びシート材容器詰め品300の使用時や製造時の位置関係とは必ずしも一致しない。
また、シート材容器100及びシート材容器詰め品300の正面側を前側又は前方、シート材容器100及びシート材容器詰め品300の背面側を後側又は後方といい、シート材容器100及びシート材容器詰め品300の正面に向かって右側(図2、図11における右側)を右方、シート材容器100及びシート材容器詰め品300の正面に向かって左側(図2、図11における左側)を左方という。
なお、シート材容器100及びシート材容器詰め品300の各構成要素の位置関係について、各図に示される位置関係を説明する場合もある。
容器本体20は、複数のフィルム層(例えば、第1フィルム層121及び第2フィルム層122の2層のフィルム層)を積層したシート材(容器本体構成シート材120)で構成されているとともに、前面21aと、後面21bと、底面(底マチ部23)と、を含んでいる。
シート材(容器本体構成シート材120)は、前面21aを構成する前面構成シート部51と、後面21bを構成する後面構成シート部52と、底面(底マチ部23)を構成する底面構成シート部53と、を含んでいる。
図5(b)に示すように、複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部が底面(底マチ部23)に形成されており、非接合部における複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されて充填部が形成されている。本実施形態では、底面の非接合部は環状非接合部63となっており、底面の充填部は環状充填部43となっている。すなわち、本実施形態の場合、底面の非接合部が環状に形成されているとともに、底面の充填部が環状に形成されている。
容器本体20の側縁部の下端部には、シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片81と後側下部シート片82とが配置されているとともに、前側下部シート片81と後側下部シート片82との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部83が形成され、且つ、前後シール部83を介して前側下部シート片81と後側下部シート片82とが一繋がりになったスカート部80が形成されている。スカート部80は、容器本体20の底部28の側端に配置されている。
ここで、容器本体20の側縁部の下端部とは、容器本体20の側縁部の下端を含むある程度の範囲の部分である。
シート材容器100が水平な載置面に載置された状態で、底面が載置面に対して接地するようになっている。
より好ましくは、これら充填部は、底面における前面21a側の部分と、底面における後面21b側の部分と、の各々において、底面の左右幅方向(横幅方向)に沿って延在している。
本実施形態では、底面の充填部は環状充填部43となっている。このため、後述のように、充填材導入部29の非接合部69を介して、各非接合部(第1縁辺非接合部61、第2縁辺非接合部62、環状非接合部63、下部横断方向非接合部64、上部横断方向非接合部67、非接合部68)に対して充填材(例えば空気)を導入することができる。また、環状充填部43が載置面と接触している部分が前面21a側と後面21b側の幅方向に沿った部分となるようにできることから、シート材容器100の自立性を更に向上させることができる。
なお、本発明において、底面の充填部は環状の充填部に限らない。少なくとも、底面における前面21a側の部分と、底面における後面21b側の部分とに、それぞれ充填部が形成されていることが好ましい。
より詳細には、本実施形態の場合、例えば、前後シール部83がスカート部80の下端部に配置されているため、スカート部80の下端が前側下部シート片81と後側下部シート片82との剥離の起点になってしまうこと抑制できる。
これにより、シート材容器100の製造時において、前後シール部83に局部的に強い圧力を付与しやすく、前後シール部83での前側下部シート片81と後側下部シート片82との接合強度を確保しやすくなる。
なお、例えば、図5(b)に示すように、底マチ部23は、上に凸に隆起した形状の隆起部23aを含む形状となっている。
より詳細には、中央部80cの下端部は、底マチ部23において載置面に接地する部分よりも、上方に位置している。
ただし、本発明は、この例に限らず、後述する第2実施形態のように、シート材容器100は、容器本体20によって覆われた内容器10を有していて、この内容器10によって収容領域(収容領域10a)が画定されていても良い。この場合は、第2実施形態で説明するように、収容領域10aに収容されている収容物96は、内容器10の内面に対して直に接触するが、容器本体20の内面には直に接しないようになっている。
また、収容物96は、液体(ペースト状のものを含む)であっても良いし、固体(例えば、粒状のもの(顆粒状のものを含む)、或いは粉状のものなど)であっても良い。ただし、本実施形態の場合、シート材容器100は、ポンプ付きキャップ90(図11)を装着して用いられるものであり、収容物96は液体であるものとする。
収容物96が液体の場合には、収容物96の粘度は、例えば30℃において好ましくは1mPa・s以上12万mPa・s以下(B型粘度計で測定。例えば東機産業社製ビスコメーターTV−10又はビスコメーターTVB−10等で測定)であり、より好ましくは1mPa・s以上6万mPa・s以下である。
そして、容器本体20のすべての充填部(例えば、第1縁辺充填部41、第2縁辺充填部42、環状充填部43、下部横断方向充填部44、上部横断方向充填部47及び充填部48)は、一繋がりに形成されている。
ただし、本発明において、容器本体20は、互いに独立した複数の非接合部を備えているとともに、互いに独立した複数の充填部を備えていても良い。
なお、容器本体構成シート材120の複数のフィルム層(例えば第1フィルム層121と第2フィルム層122)どうしが互いに接合されている領域を、フィルム領域と称する場合がある。
ただし、容器本体構成シート材120は、充填部とフィルム領域との他に、複数のフィルム層(例えば第1フィルム層121と第2フィルム層122)どうしが互いに非接合となっていて且つこれら複数のフィルム層の層間に充填材が存在しない領域を備えていても良い。
容器本体構成シート材120どうしの接合は、例えば、ヒートシールにより行われている。以下、容器本体構成シート材120の周縁部どうしの接合部を、シール部27と称する。
天マチ部22は、収容領域20a内の収容物96を排出可能な開口部24(図1)を有している。なお、後述するように、天マチ部22には、例えば、スパウト30の筒部32が開口部24を貫通する状態に設けられる。このため、より詳細には、容器本体20の収容領域20a内の収容物96は、天マチ部22の開口部24を貫通したスパウト30を通って外部に排出される。
容器本体20は、開口部24を除き、当該容器本体20の内部空間が密閉された構造となっている。
胴部21は、収容領域20aを間に挟んで互いに対向する位置関係にある前面21aと後面21bとを備えている。
前面21aの下縁部と底マチ部23の前縁部とは、容器本体20の前面側の下端部において相互に繋がっている。同様に、後面21bの下縁部と底マチ部23の後縁部とは、容器本体20の背面側の下端部において相互に繋がっている。
また、前面21aと後面21bとは、胴部21の左右両側縁部において相互に繋がっている。
天マチ部22は、例えば、容器本体20の左右方向において、中央部(本実施形態の場合、後述するスパウト30が設けられている部分)の高さ位置が相対的に高く、その両側部分は容器本体20の左右両端に向けて下り傾斜している。よって、容器本体20は、なで肩形状となっている。
シート材容器100は、底マチ部23(底面)が水平な載置面上に載置された状態で、自立可能となっている。
スパウト30は、容器本体20の内面側に接合されている平板状の基部31と、基部31から一方に突出している筒部32と、を含んで構成されている。筒部32は円筒状に形成されている。筒部32の外周面にはネジ山が形成されており、筒部32は雄ネジを構成している。基部31の中央部には貫通孔が形成されており、筒部32の内部空間は基部31の貫通孔と連通している。
容器本体20の収容領域20aは、スパウト30の基部31の貫通孔及び筒部32の内部空間を介して、シート材容器100の外部の空間と連通できるようになっている。本実施形態の場合、収容領域20a内の収容物96は、スパウト30を介して外部に排出される。
本実施形態の場合、スパウト30の基部31が容器本体構成シート材120において容器本体20の内面を構成する方の面に対して接着固定されている。ただし、本発明は、この例に限らず、基部31は、容器本体20を構成する第1フィルム層121と第2フィルム層122との間に配置されていて第1フィルム層121と第2フィルム層122とのうちの少なくとも一方に接着固定されていても良い。
ポンプ付きキャップ90は、例えば、スパウト30の筒部32と螺合するキャップ部91と、キャップ部91から上方に突出している起立筒部92と、起立筒部92の上端に設けられていて使用者による押下操作を受け付ける押下部93と、押下部93から略水平に突出しているノズル部94と、起立筒部92と連通しキャップ部91よりも下方に突出している送液チューブ95と、を備えている。
ポンプ付きキャップ90がスパウト30の筒部32に装着された状態で、押下部93に対して押下操作がなされることによって、収容物96が起立筒部92及びノズル部94を介して外部に吐出されるように、ポンプ付きキャップ90は構成されている。
また、押下部93に対する押下操作が解除されて押下部93が上昇する際に、収容領域20aの内部の収容物96が送液チューブ95を介して吸い上げられる。
なお、ポンプ付きキャップ90は筒部32に対して着脱可能である。シート材容器100内の収容物96を使い終わった後は、収容物96入りの新たなシート材容器100(シート材容器詰め品300)に対してポンプ付きキャップ90を装着することで、引き続きポンプ付きキャップ90を使用することができる。すなわち、収容物96入りのシート材容器100(シート材容器詰め品300)は使い捨てとする一方で、ポンプ付きキャップ90は再利用することができる。
左右一対の第1縁辺充填部41の一方ずつは、前面21aの左側の縁辺部と、前面21aの右側の縁辺部と、にそれぞれ沿って上下に延在している。
前側充填部45の下部横断方向充填部44は、前面21aの下端部において左右に延在しており、一対の第1縁辺充填部41の下端部どうしを相互に繋いでいる。なお、下部横断方向充填部44は、例えば、左右幅方向における中央部において、上方に突出している。
前側充填部45の上部横断方向充填部47は、前面21aの上部に配置されており、一対の第1縁辺充填部41の上部どうしを相互に繋いでいる。
また、図2に示すように、左側の第1縁辺充填部41の下部41aは、例えば、下方に向けて右側に変位するように傾斜して配置されている。
また、右側の第1縁辺充填部41の下部41aは、例えば、下方に向けて左側に変位するように傾斜して配置されている。
前側充填部45は、例えば、左右対称な形状に形成されている。
左右一対の第2縁辺充填部42の一方ずつは、後面21bの左側の縁辺部と、後面21bの右側の縁辺部と、にそれぞれ沿って上下に延在している。
後側充填部46の下部横断方向充填部44は、後面21bの下端部において左右に延在しており、一対の第2縁辺充填部42の下端部どうしを相互に繋いでいる。なお、下部横断方向充填部44は、例えば、左右幅方向における中央部において、上方に突出している。
後側充填部46の上部横断方向充填部47は、後面21bの上部に配置されており、一対の第2縁辺充填部42の上部どうしを相互に繋いでいる。
充填部48は、例えば、上部横断方向充填部47に繋がっている。
また、図3に示すように、左側の第2縁辺充填部42の下部42aは、例えば、下方に向けて右側に変位するように傾斜して配置されており、右側の第2縁辺充填部42の下部42aは、例えば、下方に向けて左側に変位するように傾斜して配置されている。
後側充填部46は、例えば、充填部48を除き、左右対称な形状に形成されている。
また、前側充填部45と、後側充填部46における充填部48を除く部分とは、互いに前後対称に形成されている。
前側充填部45は、当該前側充填部45の下端において、環状充填部43に連通している。
同様に、後側充填部46は、当該後側充填部46の下端において、環状充填部43に連通している。
第1層141は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)または延伸ナイロン(ONy)により構成されている。
第2層142は、例えば、一方の面(第1層141側の面)にシリカ及びアルミナが蒸着されたポリエチレンテレフタレートにより構成された透明蒸着PETの層である。
第3層143は、例えば、延伸ナイロンにより構成されている。
第4層144は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)により構成されている。
これらの層の厚さは、特に限定されないが、一例として、第1層141は12μm、第2層142は12μm、第3層143は15μm、第4層144は40μmとすることができる。
第1層141の主な機能としては、容器本体20に光沢感及び印刷適性をもたらすとともに容器本体20の剛性を確保することが挙げられる。
第2層142の主な機能としては、ガスバリア性をもたらすことが挙げられる。
第3層143の主な機能としては、耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第4層144の主な機能としては、第2フィルム層122とのヒートシール性、及び、第1フィルム層121どうしのヒートシール性を確保することが挙げられる。
第2フィルム層122の層構造としては、第1フィルム層121と同様の層構造を採用することができる。
ただし、第1フィルム層121及び第2フィルム層122を構成する各層の材料は、上記の例に限らない。
また、第2フィルム層122は、第1フィルム層121とは異なる層構造を有していても良い。
例えば、最外層である第1層141として、第4層144と同様の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を設けても良く、このような層構成とすることで、シール部27にて第2フィルム層122どうしをヒートシールすることができる。
すなわち、第1フィルム層121の第4層144と第2フィルム層122の第4層144とが互いに対向する向きで第1フィルム層121と第2フィルム層122とが相互に積層される。そして、その状態で第1フィルム層121と第2フィルム層122とが相互に加圧され且つ加熱されることによって、第1フィルム層121の第4層144と第2フィルム層122の第4層144とが相互にヒートシールされている。これにより、容器本体構成シート材120が構成されている(図7(a)、図7(b)参照)。
非接合部123の形成範囲が非接合部(第1縁辺非接合部61、第2縁辺非接合部62、環状非接合部63、下部横断方向非接合部64、上部横断方向非接合部67、非接合部68及び非接合部69)となる。
また、後面構成シート部52に形成された一対の第2縁辺非接合部62と、後面構成シート部52に形成された下部横断方向非接合部64と、後面構成シート部52に形成された上部横断方向非接合部67と、の集合体を後側非接合部66と称する。
非接合部69を介して各非接合部に充填材が封入された状態で、非接合部69と非接合部68との境界部において第1フィルム層121と第2フィルム層122とが接合されることによって、封止部26(図5(a))が形成されるとともに、各充填部(第1縁辺充填部41、第2縁辺充填部42、環状充填部43、下部横断方向充填部44、上部横断方向充填部47及び充填部48)が形成される。
また、第1フィルム層121において、天マチ部22を構成する部位には、スパウト30の筒部32が挿通される開口部24が形成されている(図6(a))。また、第2フィルム層122において、天マチ部22を構成する部位には、開口部24よりも一回り大きい開口部24aが形成されている(図6(a))。このため、第1フィルム層121の第4層144は、開口部24の周囲、且つ、開口部24aの内側において、露出している(図7(a)参照)。
ここで、スパウト30の基部31が容器本体構成シート材120の第1フィルム層121の第4層144において開口部24の周囲且つ開口部24aの内側の部分に対して固定されている。
前面構成シート部51は、前面21aを構成する。なお、前面構成シート部51は天マチ貼り合わせ部56を含んでいる。
後面構成シート部52は、後面21bを構成する。なお、後面構成シート部52は天マチ貼り合わせ部57を含んでいる。
底面構成シート部53は容器本体20の底マチ部23を構成する。なお、底面構成シート部53は前側部53a及び後側部53bを含んで構成されている。
天マチシート部55は容器本体20の天マチ部22を構成する。
前面構成シート部51において、図8に示す折り曲げ線74に沿った部位よりも上側の部分が、天マチ貼り合わせ部56である。天マチ貼り合わせ部56は、例えば、上底が下底よりも短い台形形状に形成されている。一方、前面構成シート部51において、折り曲げ線74に沿った部位よりも下側の部分は、例えば縦長の四角形に形成されている。
前側部53a及び後側部53bは、例えば、それぞれ左右方向に長い矩形状の形状に形成されている。
前側部53a及び後側部53bの左右幅寸法は、前面構成シート部51の下端部の左右幅寸法と同等の寸法に設定されている。
図8において、前側部53aは前面構成シート部51の下側に連接されており、後側部53bは前側部53aの下側に連接されている。
後面構成シート部52において、図8に示す折り曲げ線74に沿った部位よりも下側の部分が、天マチ貼り合わせ部57である。
後面構成シート部52は、前面構成シート部51と同様の形状に形成されている。
なお、充填材導入部29においては、第1フィルム層121と第2フィルム層122とが互いに同寸法に形成されており、第1フィルム層121が第2フィルム層122よりも張り出している訳ではない。つまり、充填材導入部29においては、第1フィルム層121の第4層144が非露出となっている。
ここで、谷折りとは、図8における奥側に向けて凸の折り曲げ方であり、山折りとは、図8における手前側に向けて凸の折り曲げ方である。
ここで、2つの折り曲げ線71のうちの一方は、前面構成シート部51と前側部53aとの境界であり、他方は、後面構成シート部52と後側部53bとの境界である。
また、折り曲げ線72は、天マチシート部55と前面構成シート部51との境界(天マチシート部55と天マチ貼り合わせ部56との境界)である。
折り曲げ線73は、前側部53aと後側部53bとの境界である。
2つの折り曲げ線74のうちの一方は、前面構成シート部51における天マチ貼り合わせ部56と当該前面構成シート部51における他部との境界であり、他方は、後面構成シート部52における天マチ貼り合わせ部57と当該後面構成シート部52における他部との境界である。
ここで、前面構成シート部51において後面構成シート部52と接合される部分は、天マチ貼り合わせ部56と、前面構成シート部51において前側部53aと重なる部分と、を除く部分である。
同様に、後面構成シート部52において前面構成シート部51と接合される部分は、天マチ貼り合わせ部57と、後面構成シート部52において後側部53bと重なる部分と、を除く部分である。
このように容器構成シート400がヒートシールされることにより、シール部27を含む容器本体シール部が形成される。
また、後面構成シート部52において後側部53bと隣接する部位の左右両側縁部に位置する外側片82aと、後側部53bにおいて後面構成シート部52と隣接する部位の左右両側縁部に位置する内側片82bと、が相互にヒートシールされることにより、後側下部シート片82(図3、図4、図5(b)等)が形成される。
そして、上記のように容器構成シート400が折り曲げられた状態で、前面構成シート部51に含まれる第1フィルム層121と、後面構成シート部52に含まれる第1フィルム層121と、が前側部53a及び後側部53bを介さずに直に対向する
そして、各切欠形状部58と対応する部分において、前面構成シート部51に含まれる第1フィルム層121と、後面構成シート部52に含まれる第1フィルム層121と、が相互に局部的にヒートシールされることにより、前後シール部83が構成される(図10(a)等参照)とともに、スカート部80が形成される。
切欠形状部58の形状は特に限定されないが、例えば、半円形となっている。このため、前後シール部83は、例えば、半円形となる。
折り曲げ線71から折り曲げ線73までの最短距離を距離X(図8)とすると、切欠形状部58は、折り曲げ線71から距離X/2(図8)の範囲内に配置されていることが好ましい。換言すれば、前後シール部83は、スカート部80の下半部に配置されていることが好ましい。
本実施形態の場合、前後シール部83は、例えば、スカート部80の下端に配置されている。すなわち、図8に示すように、切欠形状部58は、折り曲げ線71と接する位置に配置されている。
同様に、後側部53bの左右の内側片82bにも、それぞれ切欠形状部58が形成されている。
このため、上記のように容器構成シート400が折り曲げられた状態で、外側片81aにおいて各切欠形状部58と対応する部分は、内側片81b及び内側片82bを介さずに直に外側片82aに対して対向する。
そして、各切欠形状部58と対応する部分において、外側片81aと内側片82bとが相互に局部的にヒートシールされることにより(つまり前側下部シート片81と後側下部シート片82とが相互に局部的にヒートシールされることにより)、前後シール部83が構成される(図10(a)等参照)とともに、前側下部シート片81と後側下部シート片82とが一繋がりになったスカート部80が形成される。
更に、前後シール部83を形成するためのヒートシールが行われる。
すなわち、各非接合部における第1フィルム層121と第2フィルム層122との層間に充填材が充填されて、各充填部が構成される。
更に、充填材導入部29を基端部にて切除する。
こうして、上述した構成のシート材容器100が作製される。
容器本体20の側縁部の下端部には、シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片81と後側下部シート片82とが配置されているとともに、前側下部シート片81と後側下部シート片82との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部83が形成され、且つ、前後シール部83を介して前側下部シート片81と後側下部シート片82とが一繋がりになったスカート部80が形成されており、複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部(環状非接合部63)が底面構成シート部53に形成されており、底面構成シート部53の非接合部における複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されたときには、容器本体20が、前面21a、後面21b、及び、底面(底マチ部23)を備える形態となるとともに、スカート部80が、容器本体20の底部28の側端に配置される。
充填部を封止する方法としては、例えば、充填部48において非接合部69と隣接する部位では、第1フィルム層121と第2フィルム層122とをヒートシール可能なように非接合処理を行わず、且つ、容器構成シート400の作製段階及び容器用シート200の作製段階では当該部位に対してヒートシールを行わず、充填材の充填後に当該部位に対してヒートシールを行う方法が挙げられる。
次に、図13から図18を用いて第2実施形態に係るシート材容器100及びシート材容器詰め品300について説明する。
ここで、図14は第2実施形態に係るシート材容器100の内容器10の斜視図である。換言すれば、図14は容器本体20の図示を省略したシート材容器100の斜視図である。
胴部11は、収容領域10aを間に挟んで互いに対向する位置関係にある前面11aと後面11b(図18)とを備えている。なお、本実施形態の場合、容器本体20は収容領域10aを包囲している。
前面11aと底マチ部13とは、内容器10の下端部において相互に繋がっている。同様に、後面11bと底マチ部13とは、内容器10の下端部において相互に繋がっている。
前面11aと後面11bとは、胴部11の左右両側縁部において相互に繋がっている。
天マチ部12は、例えば、内容器10の左右方向において、中央部の高さ位置が相対的に高く、その両側部分は内容器10の左右両端に向けて下り傾斜している。よって、内容器10は、なで肩形状となっている。
すなわち、本実施形態の場合、収容物96を収容する収容領域10aが内容器10によって画定されている。収容領域10aに収容されている収容物96は、内容器10の内面に対して直に接触するが、容器本体20の内面には直に接しないようになっている。
天マチ部12は、収容領域10a内の収容物96を外部に排出可能な開口部14を有している。なお、後述するように、天マチ部12には、例えば、スパウト30の筒部32が開口部14を貫通する状態に設けられる。このため、より詳細には、内容器10の収容領域10a内の収容物96は、開口部14を貫通したスパウト30を通って外部に排出される。
本実施形態の場合、内容器10は、内容器構成シート材110を折り曲げて当該内容器構成シート材110の周縁部どうしを相互に接合して内容器シール部15を形成することによって、図14に示すような形状に形成されている。
天マチ部12と胴部11との境界部の内容器シール部15、胴部11の左右両側縁の内容器シール部15、及び、胴部11と底マチ部13との境界部の内容器シール部15において、内容器構成シート材110どうしが接合されている。これにより、内容器10は、開口部14を除き、当該内容器10の内部空間である収容領域10aが密閉された構造となっている。なお、内容器構成シート材110どうしの接合は、例えば、ヒートシールにより行われている。
ただし、本発明において、内容器は、シート材により構成されたものに限らず、例えば、ブロー成形により構成されたものであってもよい。
これにより、内容器10が容器本体20によって保持されるため、内容器10を(内容器構成シート材110を)薄肉に形成しても内容器10のよれを抑制でき、内容器10が平坦に潰れやすくなる。よって、内容器10内における収容物96の残留を抑制できる。
容器本体20と内容器10とは2箇所以上においてそれぞれ相互に接合されていることが好ましい。
ただし、本発明は、この例に限らず、容器本体20と内容器10とが全体に亘って非接合であってもよい(容器本体20と内容器10とがまったく接合されていなくてもよい)。ただし、この場合でも、容器本体20によって内容器10が容器本体20の内側に保持されていることが好ましい。
図15(c)に示すように、内容器構成シート材110は、例えば、第1層131と、第2層132と、第3層133と、をこの順に積層することにより構成されている。
第1層131は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。
第2層132は、例えば、一方の面(第1層131側の面)にシリカ及びアルミナが蒸着された延伸ナイロンにより構成された透明蒸着延伸ナイロンの層である。
第3層133は、例えば、直鎖状低密度ポリエチレンにより構成されている。
これらの層の厚さは、特に限定されないが、一例として、第1層131は25μm、第2層132は15μm、第3層133は40μmとすることができる。
第1層131の主な機能としては、容器本体構成シート材120とのヒートシール性を確保することが挙げられる。
第2層132の主な機能としては、ガスバリア性及び耐ピンホール性を確保することが挙げられる。
第3層133の主な機能としては、内容器構成シート材110どうしのヒートシール性を確保することが挙げられる。
なお、内容器構成シート材110の層構造は、ここで説明した構造に限らない。
内容器構成シート材110が、上述した胴部11、天マチ部12及び底マチ部13を有する形態に折り畳まれて、当該内容器構成シート材110の第3層133の周縁部どうしが相互に接合されることによって、内容器10が構成されている。
ここで、図15(a)及び図15(b)に示すように、内容器構成シート材110において、底マチ部13を構成する部位には、開口部14が形成されている。なお、開口部14は、例えば、開口部24と同じ大きさに形成されており、開口部24と重ねて配置される。開口部14は、開口部24aよりも一回り小さい。
なお、次に説明するように内容器構成シート材110と容器本体構成シート材120とを接合する際には、図15(b)に示される導入口形成部117aにおいて、内容器構成シート材110と容器本体構成シート材120とを部分的に非接合とさせることによって、後工程で非接合部に充填材を導入可能にする。
ここで、内容器構成シート材110と容器本体構成シート材120とが相互に接合されている部分を内外シール部25と称する。
本実施形態では、容器本体構成シート材120と内容器構成シート材110とにより構成されるシート材にスパウト30が設けられたもの(図17)を容器構成シート400と称する。
本実施形態の場合、スパウト30の基部31が内容器構成シート材110における開口部14の周囲縁部に対して接着固定されている。
より詳細には、スパウト30の基部31が内容器構成シート材110において内容器10の内面を構成する方の面に対して接着固定されている。ただし、本発明は、この例に限らず、基部31は、容器本体20を構成する第1フィルム層121と第2フィルム層122との間に配置されていて第1フィルム層121と第2フィルム層122とのうちの少なくとも一方に接着固定されていても良い。或いは、基部31は、内容器10の外面と容器本体20の内面との間に配置されていて内容器10の外面と容器本体20の内面との少なくとも一方に対して接着固定されていても良い。
後面構成シート部52は、内容器10の後面11b及び容器本体20の後面21bを構成する。
底面構成シート部53(前側部53a及び後側部53b)は内容器10の底マチ部13及び容器本体20の底マチ部23を構成する。
天マチシート部55は内容器10の天マチ部22及び容器本体20の底マチ部23を構成する。
すなわち、このように容器構成シート400がヒートシールされることにより、内容器シール部15が形成されるとともに内容器10が形成され、シール部27が形成されるとともに内容器10を覆う容器本体20が形成される。
更に、切欠形状部58と対応する部分が局部的にヒートシールされることにより、前後シール部83が形成される。
また、胴部21が胴部11の周囲を覆っている。すなわち、前面21aが前面11aの前面側を覆っており、後面21bが後面11bの背面側を覆っている。
また、底マチ部23が底マチ部13の下面側を覆っている。
底マチ部13の周縁部には、内容器シール部15が形成されている。底マチ部13の周縁部の内容器シール部15は、それぞれ直線状に延在する4つの底マチ縁辺シール部15aを含んで構成されている。
よって、スカート部80の構造的強度の向上が可能である。
また、シート材容器100が前側充填部45を備えている場合において、前側充填部45は、左側の第1縁辺充填部41と、右側の第1縁辺充填部41と、下部横断方向充填部44と、上部横断方向充填部47と、のうちのいずれか1つ以上を備えていなくても良い。同様に、シート材容器100が後側充填部46を備えている場合において、後側充填部46は、左側の第2縁辺充填部42と、右側の第2縁辺充填部42と、下部横断方向充填部44と、上部横断方向充填部47と、のうちのいずれか1つ以上を備えていなくても良い。
ただし、本発明は、この例に限らず、第2実施形態において、内側片81bには非接合処理が施され、外側片81aには切欠形状部58と対応する部位を除いて非接合処理が施されていてもよい。この場合、前側下部シート片81は、単に外側片81aと内側片81bとが重ね合わされた(外側片81aと内側片81bとが接合されていない)前側下部積層部となる。
同様に、内側片82bには非接合処理が施され、外側片82aには切欠形状部58と対応する部位を除いて非接合処理が施されていてもよい。この場合、後側下部シート片82は、単に外側片82aと内側片82bとが重ね合わされた(外側片82aと内側片82bとが接合されていない)後側下部積層部となる。
なお、この場合も、前側下部シート片81と後側下部シート片82とが前後シール部83において接合されることで、スカート部80が構成されている。
なお、この場合も、前側下部シート片81と後側下部シート片82とが前後シール部83において接合されることで、スカート部80が構成されている。
底マチ部13の内容器シール部15が容器本体20の底部と接合された構造を実現するためには、例えば、容器構成シート400(図17参照)の状態において、図17に示す形態とは異なり、内容器構成シート材110と容器本体構成シート材120とを互いに同形状とするとともに、内容器構成シート材110の外形線と容器本体構成シート材120の外形線とが互いに一致するように内容器構成シート材110と容器本体構成シート材120とを重ね合わせた状態で、内容器構成シート材110の周縁部と容器本体構成シート材120の周縁部とを相互に接合する。
この場合、内容器構成シート材110と容器本体構成シート材120とを共通のカット刃で一括して型抜きすることができるため、シート材容器100の製造が容易になる。
<1>収容物を収容する収容領域を包囲する容器本体を備え、
前記容器本体は、複数のフィルム層を積層したシート材で構成されているとともに、前面と、後面と、底面と、を含み、
前記シート材は、
前記前面を構成する前面構成シート部と、
前記後面を構成する後面構成シート部と、
前記底面を構成する底面構成シート部と、
を含み、
前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部が前記底面に形成されており、
前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されて充填部が形成されており、
前記容器本体の側縁部の下端部には、前記シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片と後側下部シート片とが配置されているとともに、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部が形成され、且つ、前記前後シール部を介して前記前側下部シート片と前記後側下部シート片とが一繋がりになったスカート部が形成されており、
前記スカート部は、前記容器本体の底部の側端に配置されているシート材容器。
<2>前記前側下部シート片は、前記前面構成シート部と前記底面構成シート部との一部分どうしが相互に重ね合わされた前側下部積層部であり、
前記後側下部シート片は、前記後面構成シート部と前記底面構成シート部との一部分どうしが相互に重ね合わされた後側下部積層部である<1>に記載のシート材容器。
<3>前記前側下部積層部において、前記前面構成シート部と前記底面構成シート部との前記一部分どうしが相互に接合されており、
前記後側下部積層部において、前記後面構成シート部と前記底面構成シート部との前記一部分どうしが相互に接合されている<2>に記載のシート材容器。
<4>前記前後シール部において、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との下端どうしが局部的に接合されている<1>から<3>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<5>前記容器本体の前後方向における前記スカート部の中央部の下端部が、前記底面よりも上方に位置している<1>から<4>のいずれか一項に記載のシート材容器。
<6><1>から<5>のいずれか一項に記載のシート材容器と、
前記収容領域に収容された収容物と、
を備えるシート材容器詰め品。
<7>収容物を収容する収容領域を包囲する容器本体を備え、
前記容器本体は、複数のフィルム層を積層したシート材で構成されており、
前記シート材は、
前記容器本体の前面となる前面構成シート部と、
前記容器本体の後面となる後面構成シート部と、
前記容器本体の底面となる底面構成シート部と、
を含み、
前記容器本体の側縁部の下端部には、前記シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片と後側下部シート片とが配置されているとともに、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部が形成され、且つ、前記前後シール部を介して前記前側下部シート片と前記後側下部シート片とが一繋がりになったスカート部が形成されており、
前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部が前記底面構成シート部に形成されており、
前記底面構成シート部の前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されたときには、前記容器本体が、前記前面、前記後面、及び、前記底面を備える形態となるとともに、前記スカート部が、前記容器本体の底部の側端に配置される容器用シート。
<8>複数のフィルム層を積層して構成されていて容器本体を構成するシート材を備え、
前記シート材は、前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部を備え、
前記シート材は、
前記容器本体の前面となる前面構成シート部と、
前記容器本体の後面となる後面構成シート部と、
前記容器本体の底面となる底面構成シート部と、
を含み、
前記シート材が折り曲げられるとともに、前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されることで充填部が形成され、前記容器本体が構成されたときには、
前記容器本体は、前記前面と、前記後面と、前記底面と、を含む形態となり、
前記容器本体の側縁部の下端部には、前記シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片と後側下部シート片とが配置されるとともに、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部が形成され、且つ、前記前後シール部を介して前記前側下部シート片と前記後側下部シート片とが一繋がりになったスカート部が形成され、
前記スカート部は、前記容器本体の底部の側端に配置される容器構成シート。
<9>前記非接合部が環状に形成されているとともに、前記充填部が環状に形成されている上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<10>少なくとも、前記底面における前記前面側の部分と、前記底面における前記後面側の部分とに、それぞれ前記充填部が形成されている上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<11>前記充填部は、前記底面における前記前面側の部分と、前記底面における前記後面側の部分と、の各々において、前記底面の横幅方向に沿って延在している上記いずれか一項に記載のシート材容器。
<12>前記前後シール部は、前記スカート部の下半部に配置されている上記いずれか一項に記載のシート材容器。
10a 収容領域
11 胴部
11a 前面
11b 後面
12 天マチ部
13 底マチ部
14 開口部
15 内容器シール部
15a 底マチ縁辺シール部
20 容器本体
20a 収容領域
21 胴部(容器本体胴部)
21a 前面
21b 後面
22 天マチ部
23 底マチ部(底面)
23a 隆起部
24 開口部
24a 開口部
25 内外シール部
26 封止部
27 シール部
28 底部
29 充填材導入部
30 スパウト
31 基部
32 筒部
41 第1縁辺充填部
41a 下部
42 第2縁辺充填部
42a 下部
43 環状充填部(充填部)
44 下部横断方向充填部
45 前側充填部
46 後側充填部
47 上部横断方向充填部
48 充填部
49 充填部
51 前面構成シート部
52 後面構成シート部
53 底面構成シート部
53a 前側部
53b 後側部
55 天マチシート部
56 天マチ貼り合わせ部
57 天マチ貼り合わせ部
58 切欠形状部
61 第1縁辺非接合部
62 第2縁辺非接合部
63 環状非接合部(非接合部)
64 下部横断方向非接合部
65 前側非接合部
66 後側非接合部
67 上部横断方向非接合部
68 非接合部
69 非接合部
71 折り曲げ線
72 折り曲げ線
73 折り曲げ線
74 折り曲げ線
80 スカート部
80b 下縁
80c 中央部
81 前側下部シート片
81a 外側片
81b 内側片
82 後側下部シート片
82a 外側片
82b 内側片
83 前後シール部
90 ポンプ付きキャップ
91 キャップ部
92 起立筒部
93 押下部
94 ノズル部
95 送液チューブ
96 収容物
100 シート材容器
110 内容器構成シート材
111 内面
112 外面
117a 導入口形成部
120 容器本体構成シート材(シート材)
121 第1フィルム層
122 第2フィルム層
123 非接合部
131 第1層
132 第2層
133 第3層
141 第1層
142 第2層
143 第3層
143 第4層
200 容器用シート
300 シート材容器詰め品
400 容器構成シート
Claims (7)
- 収容物を収容する収容領域を包囲する容器本体を備え、
前記容器本体は、複数のフィルム層を積層したシート材で構成されているとともに、前面と、後面と、底面と、を含み、
前記シート材は、
前記前面を構成する前面構成シート部と、
前記後面を構成する後面構成シート部と、
前記底面を構成する底面構成シート部と、
を含み、
前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部が前記前面、前記後面および前記底面に形成されており、
前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されて充填部が形成されており、
前記容器本体の側縁部の下端部には、前記シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片と後側下部シート片とが配置されているとともに、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部が形成され、且つ、前記前後シール部を介して前記前側下部シート片と前記後側下部シート片とが一繋がりになったスカート部が形成されており、
前記スカート部は、前記容器本体の底部の側端に配置されており、
前記底面における前記非接合部が環状に形成されているとともに、前記底面における前記充填部が環状に形成された環状充填部となっており、
前記環状充填部は、前記底面における前面側の部分と、前記底面における後面側の部分と、の各々において、前記底面の横幅方向に沿って延在しており、
前記環状充填部は、前記前面における前記充填部と、前記後面における前記充填部と、に対してそれぞれ連通しており、
前記前後シール部は、前記スカート部の下半部に配置されているシート材容器。 - 前記前側下部シート片は、前記前面構成シート部と前記底面構成シート部との一部分どうしが相互に重ね合わされた前側下部積層部であり、
前記後側下部シート片は、前記後面構成シート部と前記底面構成シート部との一部分どうしが相互に重ね合わされた後側下部積層部である請求項1に記載のシート材容器。 - 前記前側下部積層部において、前記前面構成シート部と前記底面構成シート部との前記一部分どうしが相互に接合されており、
前記後側下部積層部において、前記後面構成シート部と前記底面構成シート部との前記一部分どうしが相互に接合されている請求項2に記載のシート材容器。 - 前記前後シール部において、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との下端どうしが局部的に接合されている請求項1から3のいずれか一項に記載のシート材容器。
- 前記容器本体の前後方向における前記スカート部の中央部の下端部が、前記底面よりも上方に位置している請求項1から4のいずれか一項に記載のシート材容器。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載のシート材容器と、
前記収容領域に収容された収容物と、
を備えるシート材容器詰め品。 - 収容物を収容する収容領域を包囲する容器本体を備え、
前記容器本体は、複数のフィルム層を積層したシート材で構成されており、
前記シート材は、
前記容器本体の前面となる前面構成シート部と、
前記容器本体の後面となる後面構成シート部と、
前記容器本体の底面となる底面構成シート部と、
を含み、
前記容器本体の側縁部の下端部には、前記シート材の一部分ずつにより構成されている前側下部シート片と後側下部シート片とが配置されているとともに、前記前側下部シート片と前記後側下部シート片との側縁部どうしが相互に接合された前後シール部が形成され、且つ、前記前後シール部を介して前記前側下部シート片と前記後側下部シート片とが一繋がりになったスカート部が形成されており、
前記前後シール部は、前記スカート部の下半部に配置されており、
前記複数のフィルム層どうしが部分的に非接合とされた非接合部が前記前面構成シート部、前記後面構成シート部および前記底面構成シート部に形成されており、
前記前面構成シート部における前記非接合部は、環状に形成されているとともに、前記前面構成シート部における前記非接合部と、前記後面構成シート部における前記非接合部と、に対してそれぞれ連通しており、
前記底面構成シート部の前記非接合部における前記複数のフィルム層どうしの層間に充填材が封入されて充填部が形成されたときには、前記容器本体が、前記前面、前記後面、及び、前記底面を備える形態となるとともに、前記スカート部が、前記容器本体の底部の側端に配置され、前記底面における前記充填部は環状に形成された環状充填部となり、前記環状充填部は、前記底面における前面側の部分と、前記底面における後面側の部分と、の各々において、前記底面の横幅方向に沿って延在し、前記環状充填部は、前記前面における前記充填部と、前記後面における前記充填部と、に対してそれぞれ連通する容器用シート。
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