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JP6815721B2 - グロメット - Google Patents

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Description

本発明は、グロメットに関する。
従来、自動車のエンジンルームと車室を仕切る車体パネルの孔部を通してエンジンルーム側と車室側との間で電線を配索する場合、電線と車体パネルの孔部との間にグロメットが配設されることで、電線と貫通孔の隙間を通しての水や埃の侵入等の防止が図られている。
図8は、特許文献1に開示された従来のグロメットを示す図である。グロメット101は、図8に示すように、電線102が挿通される挿通孔121Hを形成しており、挿通孔121Hにて電線102を保持する小径筒部121と、小径筒部121から外側に拡がるように形成されることにより、挿通孔121Hよりも大きい開口130Hを形成しており、その外周面に車体パネルPの孔部PHを嵌め込むための周溝131が形成されている大径筒部130と、を備える。また、グロメット101は、大径筒部130における、周溝131とは反対側の内側部分から延び、その端部が挿通孔121Hに挿通された電線102に当接する突起部140を備えている。
このように特許文献1に開示された従来のグロメット101は、電線102が挿通孔121Hに挿通された際に、突起部140が電線102に押されることによって、周溝131を構成する部分(周溝部分)を大径筒部130の内側から支持することができ、これにより、周溝部分が、内側に歪んで変形することを抑制するように構成されている。
しかしながら、従来のグロメット101は、小径筒部121により保持されつつ、挿通孔121Hに挿通された電線102が、車体パネルP側(図8中の孔部PH貫通方向Yにおける紙面下方側)に引っ張られた際に、その引張り力により、突起部140が歪み、周溝部分が歪んで変形するため、車体パネルPから外れ易いという問題があった。
特開2014−131462号公報
本発明は、パネルの孔部への挿入方向と反対側に電線が引っ張られた際に、当該孔部から外れることの抑制を図ったグロメットを提供する。
上記目的を解決するために本発明は以下の構成を備える。
即ち、請求項1に記載の本発明は、パネルに形成された孔部に挿通される電線を支持するためのグロメットであって、前記電線を挿入させる第1筒状部と、該第1筒状部よりも前記パネル側に設けられて前記パネルの前記孔部の周縁に嵌る周溝を有する第2筒状部と、前記第1筒状部と前記第2筒状部と連結するための連結部と、を備え、前記連結部の前記第2筒状部に連続する連続部分が、前記周溝よりも前記第1筒状部側に位置し、前記第2筒状部が前記孔部の周縁に嵌まった状態であって前記連結部に外力が作用していない自然状態で前記第1筒状部の軸方向における前記パネルから離隔する突出位置と、前記第1筒状部に装着された電線が前記パネル側に引っ張られることで該突出位置よりも前記パネルに近接する引込み位置と、に前記第1筒状部を変位可能とするように前記連結部が構成され、前記連続部分が、前記第2筒状部の内周面のうち、前記パネルから離隔した端部から前記パネル側にずれた位置に連なっていることを特徴とするグロメットである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は請求項2に記載された本発明において、前記第2筒状部が、前記連続部分の前記第2筒状部における径方向の移動を抑制するための移動抑制部を備え、前記移動抑制部に、前記連続部分が連なっていることを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、請求項1乃至請求項3のうち何れか一項に記載された本発明において、前記連結部は、前記第1筒状部が変位していない自然状態において、前記第1筒状部が前記突出位置に位置するように構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載された発明によれば、連結部の第2筒状部に連続する連続部分が、周溝よりも第1筒状部側に位置し、連結部が、第1筒状部の軸方向におけるパネルから離隔する突出位置と、該突出位置よりもパネルに近接する引込み位置と、に第1筒状部を変位可能とするように構成されている。これにより、第1筒状部に装着された電線がパネル側に引っ張られた際に、第1筒状部が突出位置と引込み位置との間を変位することで、周溝近傍部に作用する引張り力が吸収される。これにより、周溝近傍部の変形が抑制される。従って、第1筒状部に装着された電線がパネル側に引っ張られた際に、周溝がパネルの孔部から外れることを抑制することができる。
また、連続部分が、第2筒状部の内周面のうち、パネルから離隔した端部からパネル側にずれた位置に連なっている。これにより、第1筒状部に装着された電線がパネル側に引っ張られた際に、第1筒状部、及び、連結部を介して、その引張り力が、周溝近傍部に直接作用することが抑制され、よって、周溝近傍部が変形し難くされる。従って、第1筒状部に装着された電線がパネル側に引っ張られた際に、周溝がパネルの孔部から外れることをより抑制することができる。
請求項3に記載された発明によれば、第2筒状部が、連続部分の第2筒状部における径方向の移動を抑制するための移動抑制部を備え、移動抑制部に、連続部分が連なっていることで、第1筒状部に装着された電線がパネル側に引っ張られた際に、連結部が突出位置から引込み位置まで変位することで、連続部分に引張り力が作用されることなく、第1筒状部を突出位置から突出位置まで移動させることができる。これにより、第1筒状部が連続部分に引張り力を作用させることなく移動するための距離を稼ぐことができるから、第1筒状部に装着された電線がパネル側に引っ張られた際に、周溝がパネルの孔部から外れることをより抑制することができる。
請求項4に記載された発明によれば、連結部は、第1筒状部が変位していない自然状態において、第1筒状部が突出位置に位置するように構成されていることで、第1筒状部に装着された電線がパネル側に引っ張られた際に、連結部が第1筒状部を突出位置から引込み位置まで変位させることで、連続部分に引張り力が作用されることなく、第1筒状部を移動させる。これにより、第1筒状部が連続部分に引張り力を作用させることなく移動するための距離を稼ぐことができるから、第1筒状部に装着された電線がパネル側に引っ張られた際に、周溝がパネルの孔部から外れることをより抑制することができる。
本発明の一実施の形態にかかるグロメットを示す断面図である。 図1に示されたグロメットの斜視図である。 図1に示されたグロメットにおいて、要部の断面を示す斜視図である。 図1に示されたグロメットの断面図であり、(A)は、第1筒状部が突出位置にある状態を示す図であり、(B)は、第1筒状部が引込み位置にある状態を示す図である。 図1に示されたグロメットの参考例を示す図であり、その要部の断面を示す斜視図である。 図1に示されたグロメットの他の変形例を示す図であり、その要部の断面を示す斜視図である。 グロメットの要部の断面を示す斜視図であり、(A)は、図1に示された本発明品1としてのグロメットを示す図であり、(B)は、図5に示された参考例としてのグロメットを示す図であり、(C)は、図6に示された本発明品3としてのグロメットを示す図であり、(D)は、比較例としてのグロメットを示す図である。 特許文献1に開示された従来のグロメットを示す図である。
本発明の一実施の形態に係るグロメットを、図1〜図4を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかるグロメットを示す断面図である。図2は、図1に示されたグロメットの斜視図である。図3は、図1に示されたグロメットにおいて、要部の断面を示す斜視図である。図4は、図1に示されたグロメットの断面図であり、(A)は、第1筒状部が突出位置にある状態を示す図であり、(B)は、第1筒状部が引込み位置にある状態を示す図である。なお、図3において、第1筒状部の一部は省略されている。
グロメットは、図1、図2に示すように、本実施形態では車両に搭載されるものであり、筒状に形成され、内部に電線2が挿入された状態で、空間を仕切る車体パネルP(パネル、図1に示す)に形成された貫通孔である孔部(図示しない)に装着されて、電線2を支持しつつ外部から保護するためのものである。電線2は孔部に挿通されて配索されることで、車体パネルPによって仕切られた2つの空間それぞれに設置される部品同士を電気的に接続している。なお、本明細書において「電線」とは、1本の電線のことや、複数本の電線が束ねられて構成された電線束を総称したもののことをいう。
ここで、車体パネルPは、車両において、車室とエンジンルームやトランクルームとを仕切る略板状の部材のことであり、車体パネルに形成される孔部は、本実施形態では円形状に形成されているが、楕円形状であっても構わない。
グロメット1は、例えば、エラストマー(ゴムやシリコン)を有する弾性体から構成されている。このグロメット1は、電線2を装着させる第1筒状部3と、車体パネルPの孔部の周縁に嵌る周溝40を有する第2筒状部4と、第1筒状部3と第2筒状部4とを連結する連結部5と、を一体に備えて構成されている。このようなグロメット1は、第1筒状部3側が車体パネルPの孔部への挿入方向側となるように、当該孔部に装着されている。グロメット1が車体パネルPの孔部に装着された状態で、第1筒状部3は、車体パネルPよりも挿入方向側に設けられている。
ここで、図1等に示す矢印Y、Xは、互いに直交する方向を示す。以下の説明では、図1等に示す矢印Yは、第1筒状部3及び第2筒状部4の軸方向、並びに、車体パネルPに形成された貫通孔の貫通方向を示し、矢印Xは、第1筒状部3及び第2筒状部4の径方向を示している。また、矢印Y方向のうち、車体パネルPから第1筒状部3に離隔する方向、及び、グロメット1における車体パネルPの孔部への挿入方向を「上方」と記し、第1筒状部3が車体パネルPに近接する方向、及び、グロメット1における車体パネルPの孔部に対する挿入反対方向を「下方」と記すことがある。
第1筒状部3は、複数個(本実施形態では2)設けられている。各第1筒状部3は、その下端縁が、板状の台部30に形成された孔の周縁に連続されている。また、これら第1筒状部3はそれぞれ、外力が作用していない自然状態において、最小の内径寸法(後述するリング部31形成位置の内径寸法)が、電線2の外径寸法よりも僅かに小さくなるように形成されている。また、第1筒状部3には、その内周面にリング部31が形成されている。リング部31は、第1筒状部3の軸方向(矢印Y方向)に間隔をあけて設けられ、その頂部が電線2の外周面に当接するように形成されている。各リング部31は、第1筒状部3の内周面の全周に延在形成されている。なお、第1筒状部3は、本実施形態では2設けられているが、1であってもよく、3以上であってもよい。
さらに、第1筒状部3には、その上端に設けられているとともに、その外周面から突出した環状部32が形成されている。この環状部32は、第1筒状部3の外周面において、他の部分よりも径方向(矢印X方向)の外側に突出して設けられている。この環状部32は、第1筒状部3と当該第1筒状部3に挿入された電線2とを固定するために、例えば粘着テープが巻かれる部位である。第1筒状部3において、環状部32を除いた部分の外径寸法は一定となるように形成されている。
このような第1筒状部3に電線2を装着する際は、例えば、その内径を拡径させるように弾性変形させ、電線2を挿入する。この後、第1筒状部3を縮径させる。そして、第1筒状部3から電線2まで環状部32を跨いで粘着テープを巻き回すことで、電線2を、第1筒状部3に対して上下方向(矢印Y方向)に移動しないように固定する。こうして、第1筒状部3に電線2が装着される。
第2筒状部4は、図3、図4に示すように、第1筒状部3の内部と連通する空間を有する円環状に形成されて、第1筒状部3に装着された電線2を遊挿させるように構成されている。第2筒状部4は、その軸と、第1筒状部3の軸とが同じ向きとなるように、第1筒状部3の下方側(挿入反対方向側)に連結部5を介して連結されている。第2筒状部4は、軸方向(矢印Y方向)の上端から下端まで内径寸法が一定となるように形成されている。この第2筒状部4には、車体パネルPの孔部の周縁に嵌る周溝40と、この周溝40よりも上方側に設けられた第1支持部41(移動抑制部)と、第1支持部41に対して周溝40を挟んで下方側の第2支持部42と、を備えて構成されている。
周溝40は、第2筒状部4の軸方向(矢印Y方向)の略中央部に設けられているとともに、車体パネルPの孔部の周縁を嵌め込むためのものであり、第2筒状部4の外周部全周に凹溝状に形成されたものである。この周溝40は、溝幅(図4中の矢印Y方向の幅)が、車体パネルPにおける孔部の周縁を嵌め込める程度、即ち、車体パネルPの厚みと略同じになるように形成されている。周溝40は、車体パネルPにおける孔部の周縁に嵌め込まれた状態で車体パネルPの上面に当接する第1接触面40Aと、車体パネルPの下面に当接する第2接触面40Bと、を有して構成されている。
第1支持部41は、第1接触面40Aと第2接触面40Bとの間に位置する周溝40の底から、上方に向かうに従って周壁の厚みが徐々に大きくなるように構成された下部肉厚部43と、この下部肉厚部43から上方に向かうに従って周壁の厚みが徐々に薄くなるように形成された上部肉厚部44と、を有して構成されている。この上部肉厚部44は、その外周面の一部が、上方に向かうに従ってその径寸法が小さくなるように傾斜する傾斜面44aを有している。このような傾斜面44aが形成されていることにより、グロメット1を第1筒状部3側から車体パネルPの孔部に装着する際に、傾斜面44aが孔部の周縁に当接して、径方向(矢印X方向)の内側に押されて、第1支持部41の全体が径方向の内方に変形されるから、車体パネルPの孔部に周溝40が嵌り易くされている。また、下部肉厚部43の外周面の一部が、上方に向かうに従って拡径する方向に傾斜する傾斜面から成る第1接触面40Aを構成する。このような第1支持部41は、矢印X方向の厚みが矢印Y方向の何れの位置においても、連結部5(後述する)の厚みよりも厚くなるように形成されているので、連結部5の第1支持部41に連続する連続部分50の、径方向(矢印X方向)移動を抑制する。
このような第1支持部41(移動抑制部)が設けられていることにより、第1筒状部3に装着された電線2が車体パネルP側(下方)に引っ張られた際に、第1筒状部3、及び、連結部5を介して、その引張り力が第1支持部41に作用することになるが、第1支持部41により、この引張り力が周溝近傍部40´に伝わり難く、周溝近傍部40´が変形し難くされる。なお、本明細書において、「周溝近傍部40´」とは、第1接触面40Aを有する第1支持部41の一部と、第2接触面40Bを有する第2支持部42の一部と、を有して構成された周溝40を構成する部位のことである。
第2支持部42は、周壁の厚みが略一定となるような円環状に形成されているとともに、その厚みは、第1支持部41の何れの位置よりも厚くなるように形成されている。また、第2支持部42には、周溝40を構成する第2接触面40Bと、この第2接触面40Bの外周端縁の全周に、上方に凸になるように形成されて、車体パネルPの下面に当接される当接部45と、が設けられている。
連結部5は、図4に示すように、第2筒状部4に対して、上方位置(突出位置)と下方位置(引込み位置)とに第1筒状部3を上下に変位可能とするように構成されている。この連結部5は、図3にも示すように、外力がかかっていない自然状態において、第1筒状部3と第2筒状部4との間にて、上方から見てリング状となるように、上端から下端に向かうに従って拡径するように傾斜して構成されている。この連結部5において、下端(連続部分50)は、第1支持部41の内周面において、上部肉厚部44における上下の中央部に連続されている。即ち、連結部5の下端は、第2筒状部4の内周面のうち、車体パネルPから離隔した上端(端部)よりも車体パネルP側である下方にずれた位置に連続して設けられている。また、連結部5の上端51は、第1筒状部3の下端に連続されている。これにより、第1筒状部3に固定された電線2が下方(車体パネルP側)に引っ張られた際に、第1筒状部3、及び、連結部5を介して、その引張り力が上部肉厚部44で吸収される。
本明細書において、「上方位置」とは、第1筒状部3の下端が、第2筒状部4の上端と略等しい、又は、第2筒状部4よりも僅かに上方側に位置していることを意味し、「下方位置」とは、第1筒状部3の下端が、周溝40と径方向(矢印X方向)に並ぶ位置、又は、周溝40よりも僅かに上方側に位置していることを意味する。
このようなグロメット1によれば、第1筒状部3に装着された電線2が車体パネルP側(下方)に引っ張られた際に、第1筒状部3が上方位置と下方位置との間を変位することで、周溝近傍部40´に作用する引張り力が吸収される。これにより、周溝近傍部40´の変形が抑制される。従って、第1筒状部3に装着された電線2が車体パネルP側に引っ張られた際に、周溝40が車体パネルPの孔部から外れることを抑制することができる。
また、連結部5が、変位していない自然状態において、第1筒状部3が上方位置に位置するように設けられていることで、第1筒状部3に装着された電線2が車体パネルP側(下方)に引っ張られた際に、連結部5が第1筒状部3を上方位置(突出位置)から下方位置(引込み位置)まで変位させることで、連続部分50に引張り力が作用されることなく、第1筒状部3を移動させる。これにより、第1筒状部3が連続部分50に引張り力を作用させることなく移動するための距離を稼ぐことができるから、第1筒状部3に装着された電線2が車体パネルP側に引っ張られた際に、周溝40が車体パネルPの孔部から外れることを抑制することができる。
上述した実施形態のグロメット1(以下では「本発明品1」と記す)においては、図3、図7(A)にも示すように、連結部5の第2筒状部4に連続する連続部分50が、上部肉厚部44における上下の中央部に連続されている、即ち、連結部5の下端は、第2筒状部4の内周面のうち、車体パネルPから離隔した上端よりも車体パネルP側である下方にずれた位置に連続して設けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。図5、図7(B)の参考例のグロメット1Aに示すように、連続部分50Aが上部肉厚部44における上端(第2筒状部4の上端)に連続されていてもよく、図6、図7(C)の変形例のグロメット1B(以下では「本発明品3」と記す)に示すように、連続部分50Bが上部肉厚部44の下端部に連続されていてもよい。なお、図7において、第1筒状部3及び連結部5は省略されている。
続いて、図7(A)(C)に示された本発明品13と、図7(D)に示すグロメットGであるとともに、連続部分150が周溝40よりも下方側に連続された比較例としてのグロメットGと、を用いて、これらのグロメット1、1B、Gにおいて、第1筒状部3に装着された電線2が車体パネルP側に引っ張られた際の周溝近傍部40´の変形量を確認するために、シミュレーションを行った。第1筒状部3に装着された電線2が車体パネルP側に一定の力で引っ張られた際に、本発明品1〜3においては、周溝近傍部40´の変形量が少ないことが確認された。また、比較例においては、本発明品1〜3よりも周溝近傍部40´の変形量が多いことが確認された。
上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明のグロメットの構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1、1A、1B グロメット
2 電線
3 第1筒状部
4 第2筒状部
5 連結部
40 周溝
41 第1支持部(移動抑制部)
50、50A、50B 連続部分
P 車体パネル(パネル)

Claims (3)

  1. パネルに形成された孔部に挿通される電線を支持するためのグロメットであって、
    前記電線を挿入させる第1筒状部と、
    該第1筒状部よりも前記パネル側に設けられて前記パネルの前記孔部の周縁に嵌る周溝を有する第2筒状部と、
    前記第1筒状部と前記第2筒状部と連結するための連結部と、を備え、
    前記連結部の前記第2筒状部に連続する連続部分が、前記周溝よりも前記第1筒状部側に位置し、
    前記第2筒状部が前記孔部の周縁に嵌まった状態であって前記連結部に外力が作用していない自然状態で前記第1筒状部の軸方向における前記パネルから離隔する突出位置と、前記第1筒状部に装着された電線が前記パネル側に引っ張られることで該突出位置よりも前記パネルに近接する引込み位置と、に前記第1筒状部を変位可能とするように前記連結部が構成され、前記連続部分が、前記第2筒状部の内周面のうち、前記パネルから離隔した端部から前記パネル側にずれた位置に連なっていることを特徴とするグロメット。
  2. 前記第2筒状部が、前記連続部分の前記第2筒状部における径方向の移動を抑制するための移動抑制部を備え、
    前記移動抑制部に、前記連続部分が連なっていることを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
  3. 前記連結部は、前記第1筒状部が変位していない自然状態において、前記第1筒状部が前記突出位置に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のグロメット。
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