JP6807713B2 - 開閉体の構造とその電動化方法 - Google Patents
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Description
手動シャッター装置は、シャッターケース内の巻取軸に、開閉操作を助勢するバランススプリングを備え、手動による容易な開閉が可能となる。電動シャッター装置は、シャッターケース内に電動開閉機を組み込み、チェーンなどを介して巻取り部を回転することによって自動でシャッターの開閉が可能となる。
本発明の請求項1記載の開閉体の構造は、開口部15を開閉する開閉体19と、
前記開口部15に固定され前記開閉体19の移動端縁20を挟む両縁部を案内する一対のガイドレール25と、
前記移動端縁20に設けられる開閉体駆動装置13と、
を備え、
前記開閉体駆動装置13は、
前記移動端縁20に沿う長尺の装置筐体43と、
前記装置筐体43に収容される駆動源、電源部51、及び制御部と、
前記装置筐体43の少なくとも長手方向の一方の端部に設けられ、前記ガイドレール25に当接し、前記電源部51の給電で駆動する前記駆動源の駆動力により転動部材109,111を転動して前記装置筐体43を前記開閉の方向に移動させる転動機構45と、
を備えることを特徴とする。
前記転動機構45は、
前記開閉体19の表裏方向で前記装置筐体43に固定された支軸77に揺動自在に支持される揺動板69と、
前記揺動板69の前記ガイドレール25に対向する揺動板縁部に、前記開閉の方向に離間して設けられる前記転動部材としての一対の転動ローラ109,111と、
前記支軸77に支持されて前記駆動源から回転が伝達され、一対の前記転動ローラ109,111を回転駆動するとともに、前記揺動板69に接触状態とされ、該揺動板69の揺動方向を連れ回りにて同方向へ促し、該揺動板69の揺動によって前記一対の前記転動ローラ109,111の何れか一方を前記ガイドレール25に当接させる連動ギア71と、
前記揺動板69と前記装置筐体43側との間に摩擦接触状態で介設され、前記揺動板69の揺動により前記転動ローラ109,111を前記ガイドレール25に当接させた状態で、該揺動板69と前記連動ギア71との連れ回りを規制し、前記揺動板69の揺動を停止させる摩擦部材73と、
を備えることを特徴とする。
前記転動機構45は、
前記ガイドレール25に固定され、前記ガイドレール25の延在方向に複数の凹凸部を備える長尺案内部材115と、
前記駆動部から回転が伝達され、前記凹凸部に係合して前記長尺案内部材に沿って転動する前記転動部材としての歯車状部材117と、
を備えることとしてもよい。
前記電源部が充電池であることを特徴とする。
前記開閉体駆動装置13が、既存の手動シャッター装置の移動端縁20を構成する移動端縁構成部材にさらに取り付けられることを特徴とする。
前記開閉体駆動装置13が、既存の手動シャッター装置の移動端縁20を構成する移動端縁構成部材を取り外して取り付けられることを特徴とする。
図1は本発明に係る開閉体の構造を備えた開閉体装置の全体斜視図である。
本実施形態に係る開閉体の構造は、開閉体装置として例えば既存手動シャッター装置に好適に用いることができる。既存手動シャッター装置としては、例えば家屋などの建物の窓などの開口部分に配設される窓シャッターを挙げることができる。
電動座板13の長手方向両端には、略平板状のガイド突起41が突出する。ガイド突起41は、シャッターカーテン19の各スラット両縁部と同様に、ガイドレール25のレール溝31に挿入される。電動座板13は、長尺の装置筐体43を有する。装置筐体43は、長手方向両端に、一対の転動機構45を収容する。
図3に示すように、装置筐体43の長手方向中央には、図4に示す作動片57を下向きに備えた感知センサ59が設けられる。装置筐体43の下面には、上記の感知レバー55が、揺動縁部56を中心に、上方へ揺動自在となってカバー39に支持される。感知レバー55は、シャッターカーテン19の下降時、障害物に当たると、上方へ揺動する。揺動した感知レバー55は、感知センサ59の作動片57を押し上げる。これにより、感知センサ59の接点が閉じて障害物検知信号が制御基板35へ出力される。また、シャッターカーテン19の全閉時には、下枠27に感知レバー55が当接し押し上げることとなって、全閉検知信号として制御基板35へ出力される。
本実施形態において、転動機構45は、一対の揺動板69と、転動部材としての一対の転動ローラ109,111と、連動ギア71と、摩擦部材である摩擦板73(図7参照)と、を有する。
ベース板79には、このウォームギア81に噛合するウォームホイール83が回転自在に支持される。ウォームホイール83には、同軸で一体に回転する駆動ギア85が設けられている。駆動ギア85は、ベース板79に回転自在に支持されるアイドルギア87に噛合する。このアイドルギア87は、上記の連動ギア71に噛合している。すなわち、駆動ギア85は、ドライブシャフト53からの回転力が伝わり、アイドルギア87を介して連動ギア71に回転力を伝達する。
本実施形態において、揺動板69は、一対設けられる。一対の揺動板69は、連動ギア71を挟んだ状態で回転自在に支持する。より具体的には、連動ギア71の両側面には環状突部89が同心円で略円筒状となって形成される。連動ギア71は、この環状突部89の外周面が、揺動板69の支持穴91により支持される。連動ギア71の環状突部89には、支軸77が貫通される。支軸77は、一方の揺動板69から表出する一端が、ベース板79に固定された固定ビス93に螺着固定される。連動ギア71を貫通して他方の揺動板69から表出した支軸77の他端には、固定板95がビス97により螺着固定される。これらベース板79と揺動板69との間、及び揺動板69と固定板95との間には、摩擦板73が挟入される。摩擦板73には、例えばウェブワッシャを用いることができる。固定ビス93とビス97とで固定される支軸77に、連動ギア71が回転自在となり、この連動ギア71の両ギア側面99はベース板79と固定板95との間でクリアランスを有して回転自在に取り付けられる。連動ギア71の両環状突部89に揺動板69が揺動自在とされる。そして、各摩擦板73は、両揺動板69のそれぞれ外方に位置して各環状突部89の周囲に位置し、揺動板69の外面とベース板79との間、及び揺動板69の外面と固定板95との間で挟入状態となり、ベース板79と固定板95とに対して一定の摩擦力で揺動板69に接触し、揺動自在としている。
揺動板69は、ストッパ突起101が揺動規制部材103に当接する揺動範囲Aで揺動が可能となる。揺動板69が揺動すると、上ローラ109または下ローラ111が転動面33に押圧される。上ローラ109及び下ローラ111の外周面には、ウレタンやゴム等の弾性部材が設けられている。上ローラ109及び下ローラ111の外周面には、転動面33に対して滑りにくくするための凹凸が設けられていてもよい。従って、転動面33に押圧された上ローラ109及び下ローラ111は、弾性部材を弾性変形させて転動面33に接する。上ローラ109及び下ローラ111は、経年で磨り減ることがあっても、揺動板69が揺動するので、転動面33への押圧状態は変わらず、また、装置筐体43の両端に転動機構45を備えることから両端外方向に上ローラ109,下ローラ111を押圧方向とし突っ張り状態を保って使用可能となる。
本実施形態に係る開閉体の構造は、[1]既存手動シャッター装置の移動端縁20の移動端縁構成部材である座板を電動座板13に交換する、[2]既存手動シャッター装置の最下端となる移動端縁20の移動端縁構成部材である座板のさらに下に電動座板13を連結する、[3]手動シャッター装置に電動座板13を予め工場内で組み付けて販売する、の3つの形態で適用が可能となる。
[1]の交換の場合、電動座板13は、上記実施形態のように、既存の手動シャッター装置の座板を取り外して取り付けられる。
図9は開閉体の上昇時の動作説明図である。
操作スイッチ37によりシャッターカーテン19を上昇させる信号が制御基板35に入力されると、電動モータ47が駆動し、連動ギア71が図9の時計回りに回転される。連動ギア71が時計回りに回転されると、揺動板69も連れ回ることで同方向に揺動される。揺動板69が時計回りに揺動される結果、揺動板69の下ローラ111がガイドレール25の転動面33に押しつけられる。このとき、下ローラ111は、噛合する連動ギア71の回転により、反時計回りに回転する。揺動板69は、下ローラ111がガイドレール25の転動面33に当接することで、揺動が規制される。揺動板69は、連動ギア71の環状突部89に対して滑り、摩擦板73の摩擦で停止状態となって、連動ギア71は回転を続ける。これにより、電動座板13は、シャッターカーテン19を上昇させる方向に移動させる。なお、この際、連動ギア71に噛合する上走行ギア105及び上ローラ109は、転動面33から離間し、反時計回りで空転状態となる。
また、操作スイッチ37によりシャッターカーテン19を下降させる信号が制御基板35に入力されると、電動モータ47が駆動し、連動ギア71が図10の反時計回りに回転される。連動ギア71が反時計回りに回転されると、揺動板69も連れ回ることで同方向に揺動される。揺動板69が反時計回りに揺動される結果、揺動板69の上ローラ109がガイドレール25の転動面33に押しつけられる。このとき、上ローラ109は、噛合する連動ギア71の回転により、時計回りに回転する。揺動板69は、上ローラ109がガイドレール25の転動面33に当接することで、揺動が規制される。揺動板69は連動ギア71の環状突部89に対して滑り、摩擦板73の摩擦で停止状態となって、連動ギア71は回転を続ける。これにより、電動座板13は、シャッターカーテン19を下降させる方向に移動させる。なお、この際、連動ギア71に噛合する下走行ギア107及び下ローラ111は、転動面33から離間し、時計回りで空転状態となる。
図11は変形例に係る開閉体の構造の要部平断面図、図12は図11の側断面図である。
開閉体の構造は、転動機構113を、長尺案内部材と、転動部材である歯車状部材と、を用いて構成してもよい。長尺案内部材は、ガイドレール25に固定され、ガイドレール25の延在方向に複数の凹凸部を備えるものとする。この長尺案内部材としては、例えばチェーン115を用いることができる。歯車状部材は、電動モータ47から回転が伝達され凹凸部に係合して長尺案内部材に沿って転動する。この歯車状部材としては、例えばスプロケット117を用いることができる。この構成例では、チェーン115をガイドレール25のレール溝内に配置し、ガイドレール25内へスプロケット117を挿入することもできる。
15…開口部
19…開閉体(シャッターカーテン)
20…移動端縁
25…ガイドレール
35…制御部(制御基板)
43…装置筐体
45…転動機構
47…駆動源(電動モータ)
51…電源部
69…揺動板
71…連動ギア
73…摩擦部材(摩擦板)
77…支軸
99…ギア側面
109…転動部材(転動ローラ(上ローラ))
111…転動部材(転動ローラ(下ローラ))
115…長尺案内部材(チェーン)
117…歯車状部材(スプロケット)
Claims (4)
- 開口部を開閉する開閉体と、
前記開口部に固定され前記開閉体の移動端縁を挟む両縁部を案内する一対のガイドレールと、
前記移動端縁に設けられる開閉体駆動装置と、
を備え、
前記開閉体駆動装置は、
前記移動端縁に沿う長尺の装置筐体と、
前記装置筐体に収容される駆動源、電源部、及び制御部と、
前記装置筐体の少なくとも長手方向の一方の端部に設けられ、前記ガイドレールに当接し、前記電源部の給電で駆動する前記駆動源の駆動力により転動部材を転動して前記装置筐体を前記開閉の方向に移動させる転動機構と、
を備えており、
前記転動機構は、
前記開閉体の表裏方向で前記装置筐体に固定された支軸に揺動自在に支持される揺動板と、
前記揺動板の前記ガイドレールに対向する揺動板縁部に、前記開閉の方向に離間して設けられる前記転動部材としての一対の転動ローラと、
前記支軸に支持されて前記駆動源から回転が伝達され、一対の前記転動ローラを回転駆動するとともに、前記揺動板に接触状態とされ、該揺動板の揺動方向を連れ回りにて同方向へ促し、該揺動板の揺動によって前記一対の前記転動ローラの何れか一方を前記ガイドレールに当接させる連動ギアと、
前記揺動板と前記装置筐体側との間に摩擦接触状態で介設され、前記揺動板の揺動により前記転動ローラを前記ガイドレールに当接させた状態で、該揺動板と前記連動ギアとの連れ回りを規制し、前記揺動板の揺動を停止させる摩擦部材と、
を備えることを特徴とする開閉体の構造。 - 請求項1に記載の開閉体の構造であって、
前記電源部が充電池であることを特徴とする開閉体の構造。 - 請求項1または2に記載の開閉体の構造であって、
前記開閉体駆動装置が、
既存の手動シャッター装置の移動端縁を構成する移動端縁構成部材にさらに取り付けられることを特徴とする開閉体の構造。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載の開閉体の構造の電動化方法であって、
前記開閉体駆動装置が、
既存の手動シャッター装置の移動端縁を構成する移動端縁構成部材を取り外して取り付けられることを特徴とする開閉体の構造の電動化方法。
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