JP6787415B2 - 平面アンテナ及びアンテナエレメント間の結合低減方法 - Google Patents
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Description
しかし、端末が複数のアンテナを備えていると、アンテナ間の結合により、受信性能が低下するという問題がある。例えば、2個のアンテナを備えている端末の場合、一方のアンテナから送信された信号を他方のアンテナが受信してしまうことにより、他方のアンテナの受信性能が低下することがある。すなわち、アンテナ間に結合が生じることにより、アンテナ間の相関が高くなり、MIMO方式における通信のスループットの低下を招く恐れがある。
また、グランド励振型のアンテナは低姿勢でありながら、高いアンテナゲインを確保することが可能である。一方、このグランド励振型のアンテナはグランドを介してアンテナ間の結合が生じやすいという欠点を有している。
また、メタマテリアル構造として、マッシュルーム構造を用いた電磁バンドギャップ構造をアンテナ間に設けて、アンテナ間の結合を抑制する構成がある(例えば、非特許文献2参照)。
すなわち、上記メタマテリアル構造により、電磁波のエネルギーを吸収することで、アンテナ間において一方から他方への電磁波の伝搬を抑制し、アンテナ間における結合を低減させることができる。
また、メタマテリアル構造の設計は、共振周波数の調整などの複雑な作業が必要となり、かつ電磁界シミュレータなどのツールを用いた設計が必要となり、処理工程に時間がかかる。
本発明の平面アンテナは、前記第1エレメントパターンの長辺と前記無給電アンテナエレメントの第2アンテナパターンの長辺とが対向して設けられていることを特徴とする。
図1は、本発明の本実施形態による誘電基板上にMIMOアンテナとして形成した平面アンテナの構成例を示す平面図である。この図1は、後述する本発明における平面アンテナ(MIMOアンテナ)の基本構成の概念図である図12の構成を、以下に示す実施形態に対応させてより具体化したものである。
平面アンテナ1は、誘電体基板3上に形成されているアンテナエレメント11、アンテナエレメント12、アンテナエレメント13、アンテナエレメント14、アンテナエレメント15及びアンテナエレメント16の各々の6個のアンテナエレメントを備えている。
アンテナエレメント11、アンテナエレメント13及びアンテナエレメント15の各々は、5GHz帯のMIMOアンテナである。また、アンテナエレメント12、アンテナエレメント14及びアンテナエレメント16の各々は、2.4GHz帯のMIMOアンテナである。
この無給電アンテナエレメントは、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナなどのいずれを用いても良い。すなわち、アンテナエレメントと無給電アンテナエレメントとの容量結合におけるギャップ容量の容量値と無給電アンテナの誘導性リアクタンスとによる共振周波数が、アンテナエレメントの周波数帯域となる形状に構成されていれば、どのような種類あるいは形状の無給電アンテナエレメントを用いても良い。本実施形態においては、この無給電アンテナエレメントの一例として、以下に示すようにモノポールアンテナ(寄生モノポールアンテナ)を用いている。
アンテナエレメント13とアンテナエレメント15との間には、寄生モノポールアンテナ23が設けられている。この寄生モノポールアンテナ23は、アンテナエレメント13からアンテナエレメント15への電磁波の伝搬を抑制し、アンテナエレメント13とアンテナエレメント15との結合を低減させる。
アンテナエレメント13とアンテナエレメント15との間には、寄生モノポールアンテナ25が設けられている。この寄生モノポールアンテナ25は、アンテナエレメント15からアンテナエレメント13への電磁波の伝搬を抑制し、アンテナエレメント13とアンテナエレメント15との結合を低減させる。ここで、寄生モノポールアンテナ23と寄生モノポールアンテナ25は、アンテナエレメント13とアンテナエレメント15との間に設けられる場合を例示している。アンテナエレメント13と寄生モノポールアンテナ23との距離は、アンテナエレメント13と寄生モノポールアンテナ25との距離よりも短い。また、アンテナエレメント15と寄生モノポールアンテナ25との距離は、アンテナエレメント15と寄生モノポールアンテナ23との距離よりも短い。
また、アンテナエレメント12とアンテナエレメント14との間には、寄生モノポールアンテナ24が設けられている。この寄生モノポールアンテナ24は、アンテナエレメント14からアンテナエレメント12への電磁波の伝搬を抑制し、アンテナエレメント12とアンテナエレメント14との結合を低減させる。
アンテナエレメント12とアンテナエレメント16との間には、寄生モノポールアンテナ26が設けられている。この寄生モノポールアンテナ26は、アンテナエレメント12及びアンテナエレメント16間における電磁波の伝搬を抑制し、アンテナエレメント12とアンテナエレメント16との結合を低減させる。ここで、寄生モノポールアンテナ24と寄生モノポールアンテナ22は、アンテナエレメント14とアンテナエレメント12との間に設けられる場合を例示している。アンテナエレメント14と寄生モノポールアンテナ24との距離は、アンテナエレメント14と寄生モノポールアンテナ22との距離よりも短い。また、アンテナエレメント12と寄生モノポールアンテナ22との距離は、アンテナエレメント12と寄生モノポールアンテナ24との距離よりも短い。
また、周波数帯域2.4GHzのアンテナエレメントが1個、周波数帯域5GHzのアンテナエレメントが1個である1×1の場合、上述した寄生モノポールアンテナによる同一周波数の2個のアンテナエレメント間の減結合を行う必要がない。この場合、1×1の場合において、寄生モノポールアンテナは、誘電体基板3におけるグランド(図2におけるレイヤー33)での電磁波の伝搬による高周波電流の広がりを抑制する働きをする。
アンテナエレメント14は、電磁界を放射するメインエレメント(領域Aの部分)の外寸が34.5mm(図1のY軸方向)×11mm(図1のX軸方向)である。
アンテナエレメント14は、給電点141から給電パターン143を介して、エレメントパターン142R及びエレメントパターン142Lに対して接続されている。また、エレメントパターン142Rは、一方の端部が給電パターン143と接続されており、他の端部がエレメントパターン142RCの一方の端部に接続されている。
このため、寄生モノポールアンテナ24は、特性が誘導性リアクタンスとなる長さに形成される必要がある。このため、アンテナエレメント14の波長がλLとすると、寄生モノポールアンテナ24の長さは、λL/4より長くλL/2より短くする必要がある。本実施形態においては、λL/4の1.3倍から1.5倍の長さとし、約λL/3としている。寄生モノポールアンテナ24は、上述したように特性が誘導性リアクタンスとなる長さであれば、屈曲した形状でもよい。
寄生モノポールアンテナ24におけるアンテナパターン241は、長辺がアンテナエレメント142LCの長辺と平行となるように設けられている。アンテナパターン241とアンテナエレメント142LCとの間隙の距離は、λL/40以下の数値で設定される。
アンテナエレメント11は、電磁界を放射するメインエレメント(領域Bの部分)の外寸が16mm(図1のY軸方向)×11mm(図1のX軸方向)である。
このため、寄生モノポールアンテナ21は、特性が誘導性リアクタンスとなる長さに形成される必要がある。このため、アンテナエレメント11の波長がλHとすると、寄生モノポールアンテナ21の長さは、λH/4より長くλH/2より短くする必要がある。本実施形態においては、λH/4の1.3倍から1.5倍の長さとし、約λH/2.8としている。寄生モノポールアンテナ21は、上述したように特性が誘導性リアクタンスとなる長さであれば、屈曲した形状でもよい。
また、アンテナパターン211及びアンテナパターン212の各々は、所定の幅に設定されるが、例えば図2のレイヤー33に対する容量結合を低くするため、幅を細く設定している。一方、アンテナパターン212は幅が1.0mmであり、アンテナパターン211は幅が0.5mmである。
この図5(a)において、アンテナエレメント14近傍の領域が他の同一周波数帯のアンテナエレメント16近傍の領域に比較して明るい部分が多い。これにより、アンテナエレメント12の電磁波がレイヤー33を介してアンテナエレメント14に対して伝搬し、アンテナエレメント14がアンテナエレメント12の放射した電磁波に共振していることが判る。
この図5(b)において、アンテナエレメント14近傍の領域が図5(a)のアンテナエレメント14近傍の領域に比較して明るい部分が少ない。これにより、寄生モノポールアンテナ22がアンテナエレメント12の放射する電磁波のグランド(図2のレイヤー33)を介してのアンテナエレメント14に対する伝搬を抑制していることが判る。すなわち、アンテナエレメント14がアンテナエレメント12の放射した電磁波に共振していないことが判る。
また、図5(b)において、寄生モノポールアンテナ22近傍の領域は、非常に明るい状態となっており、アンテナエレメント12が放射する電磁波に対して共振し、効率的にグランド(図2のレイヤー33)を伝搬する電磁破のエネルギーを吸収していることが判る。
この図6(a)において、アンテナエレメント15近傍の領域が他の同一周波数帯のアンテナエレメント11近傍の領域に比較して明るい部分が多い。これにより、アンテナエレメント13の電磁波がレイヤー33を介してアンテナエレメント15に対して伝搬し、アンテナエレメント15がアンテナエレメント13の放射した電磁波に共振していることが判る。
この図6(b)において、アンテナエレメント15近傍の領域が図6(a)のアンテナエレメント15近傍の領域に比較して明るい部分が少ない。これにより、寄生モノポールアンテナ23がアンテナエレメント13の放射する電磁波のレイヤー33を介してのアンテナエレメント15に対する伝搬を抑制していることが判る。すなわち、アンテナエレメント15がアンテナエレメント13の放射した電磁波に共振していないことが判る。
また、図6(b)において、寄生モノポールアンテナ23近傍の領域は、非常に明るい状態となっており、図5(b)の場合と同様に、アンテナエレメント13が放射する電磁波に対して共振し、効率的にグランド(図2のレイヤー33)を伝搬する電磁破のエネルギーを吸収していることが判る。
図7(a)は、アンテナエレメント12、14及び16の各々の間に寄生モノポールアンテナを配置していない場合におけるアンテナエレメント12、14及び16それぞれの結合のレベルを示している。この図7(a)において、横軸は周波数を示し、縦軸は結合レベル(dB)を示している。|S42|は実線で示され、|S62|は破線で示され、|S64|は点線で示されている。
周波数が2.4GHz近傍において、|S42|、|S62|及び|S64|の各々の結合レベルが−20dBより大きいことが判る。特に、|S42|の結合レベルは、−14dB程度と高い。これは、アンテナエレメント12及び14間の距離が、アンテナエレメント12及び16の間の距離、及びアンテナエレメント14及び16の間の距離より近いため、伝搬する電磁波のエネルギーが強いためである。
周波数が2.4GHz近傍において、|S42|、|S62|及び|S64|の各々の結合レベルが−22dBより小さいことが判る。特に、|S42|の結合レベルは、図7(a)の−14dB程度から、−25dBと大きく低下していることが判る。他の|S62|及び|S64|についても、図7(a)の場合に比較して結合レベルが低下していることがわかる。これにより、アンテナエレメント12、14及び16の各々の間に寄生モノポールアンテナを配置することで、アンテナエレメント12、14及び16それぞれの結合レベルを低下させていることが判る。
図8(a)は、アンテナエレメント11、13及び15の各々の間に寄生モノポールアンテナを配置していない場合におけるアンテナエレメント11、13及び15それぞれの結合のレベルを示している。この図8(a)において、横軸は周波数を示し、縦軸は結合レベル(dB)を示している。
周波数が5GHz近傍において、|S53|の結合レベルが−8.5dB程度であることが判る。これは、アンテナエレメント13及び15間の距離が、アンテナエレメント11及び13の間の距離、及びアンテナエレメント11及び15の間の距離より近いため、伝搬する電磁波のエネルギーが強いためである。
周波数が5GHz近傍において、|S31|及び|S51|の各々の結合レベルが図8(a)の場合とほぼ変化していないことが判る。また、|S53|の結合レベルは、図8(a)の−10dB程度から、最も低い値である−22dB程度まで低下しており、結合レベルが約13.5dB改善されていることが判る。これにより、アンテナエレメント11、13及び15の各々の間に寄生モノポールアンテナを配置することで、アンテナエレメント11、13及び15それぞれの結合レベルを低下させていることが判る。
以下の(1)式において、|ρij|は包絡線相関係数である。Siiは、アンテナエレメントiの入力インピーダンスを示している。Sijはアンテナエレメントjからアンテナエレメントiに対する結合度を示している。また、*は共役複素数を意味している。
|ρ42|は、アンテナエレメント12からアンテナエレメント14への相関を示す包絡線相関係数を示している。|ρ62|は、アンテナエレメント12からアンテナエレメント16への相関を示す包絡線相関係数を示している。|ρ64|は、アンテナエレメント14からアンテナエレメント16への相関を示す包絡線相関係数を示している。|ρ42|は実線で示され、|ρ62|は破線で示され、|ρ64|は点線で示されている。
2.4GHzの周波数帯において、|ρ42|、|ρ62|及び|ρ64|の各々が、アンテナエレメント間に寄生モノポールアンテナを設けることにより、低下して0に近くなることが判る。
|ρ31|は、アンテナエレメント11からアンテナエレメント13への相関を示す包絡線相関係数を示している。|ρ51|は、アンテナエレメント11からアンテナエレメント15への相関を示す包絡線相関係数を示している。|ρ53|は、アンテナエレメント13からアンテナエレメント15への相関を示す包絡線相関係数を示している。|ρ31|は実線で示され、|ρ51|は破線で示され、|ρ53|は点線で示されている。
5GHzの周波数帯において、|ρ31|及び|ρ51|の各々はそれほど変化はしていない。しかしながら、アンテナエレメント13及びアンテナエレメント15の間に寄生モノポールアンテナ23を設けることにより、|ρ53|については大幅に低下し、大きな改善が見られる。
図10(a)は、アンテナエレメント14の放射指向性特性を示している。図10(b)は、アンテナエレメント12の放射指向性特性を示している。図10(c)は、アンテナエレメント16の放射指向性特性を示している。
アンテナエレメントによって、最大ゲインとなる平面が異なるが、それぞれのアンテナエレメントの最大ゲインは約2dBiである。このため、本実施形態における2.4GHzのアンテナエレメント12、14及び16の各々は、図9(a)の包絡線相関係数の数値を含めて、MIMO性能を発揮するための十分な特性を有したアンテナエレメント・アレイを構成している。
図11(a)は、アンテナエレメント11の放射指向性特性を示している。図11(b)は、アンテナエレメント13の放射指向性特性を示している。図11(c)は、アンテナエレメント15の放射指向性特性を示している。
図10の場合と同様に、アンテナエレメントによって、最大ゲインとなる平面が異なるが、それぞれのアンテナエレメントの最大ゲインは約2dBiである。このため、本実施形態における5GHzのアンテナエレメント11、13及び15の各々は、図9(b)の包絡線相関係数の数値を含めて、MIMO性能を発揮するための十分な特性を有したアンテナエレメント・アレイを構成している。
また、本実施形態におけるアンテナエレメントは、SRR(Split Ring Resonator)に変更しても良い。すなわち、本発明は、グラウンドを高周波電流の帰路及び放射エレメントの一部として利用するタイプのアンテナ、すなわちグラウンドに電磁波が伝搬しやすい構造の同一周波数帯のアンテナ間の結合低減に対して適用が可能である。
また、本実施形態において、無給電アンテナエレメント(寄生モノポールアンテナ)がL字形状である場合について説明したが、直線状あるいは曲線状の形状として形成されていても良い。
また、本実施形態において、無給電アンテナエレメント(寄生モノポールアンテナ)は、アンテナエレメントの外周部分におけるエレメントパターンに沿って形成されていれば良い。また、無給電アンテナエレメント(寄生モノポールアンテナ)が直線状である場合には、アンテナエレメントに対して平行になるように配置することもできる。
ここで、アンテナエレメント101及びアンテナエレメント102(複数のアンテナエレメント)の各々のいずれかあるいは双方と無給電アンテナエレメント103(無給電アンテナエレメント)との容量結合におけるギャップ容量の容量値と無給電アンテナエレメント103(無給電アンテナエレメント)の誘導性リアクタンスとによる共振周波数が、アンテナエレメント101及びアンテナエレメント102(複数のアンテナエレメント)の各々の放射する電磁波の周波数帯となる形状に無給電アンテナエレメント103(無給電アンテナエレメント)が構成されている。
本発明の他の構成は、誘電体基板と、前記誘電体基板の一方の面上に設けられており、グランドに直流的に接続されたエレメントパターンから形成され、同一の周波数帯で電磁波を前記エレメントパターンを励振させて放射する複数のアンテナエレメントと、前記アンテナエレメント間に設けられ、前記エレメントパターンに対して容量結合で交流的に接続されているパターンである無給電アンテナエレメントとを備えることを特徴とする。
また、本発明の他の構成は、誘電体基板の一方の面上に設けられており、グランドに直流的に接続されたエレメントパターンから形成された平面アンテナにおいて、同一の周波数帯で電磁波を前記エレメントパターンを励振させて放射する複数のアンテナエレメント間における結合低減方法であり、前記エレメントパターンに対して容量結合で交流的に接続されているパターンである無給電アンテナエレメントを配置し、当該無給電アンテナエレメントにより、アンテナエレメント間の結合を低減させる。
Claims (11)
- 同一の周波数帯で電磁波を放射する複数のアンテナエレメントと、当該アンテナエレメントの各々の間に設けられた無給電アンテナエレメントとが形成された第1層と、
グランドプレーンが形成される第2層と、
前記第1層と前記第2層との間に形成された誘電体からなる第3層と、
前記アンテナエレメントを構成するパターンにおける第1アンテナパターンを直流的に前記グランドプレーンに接続する前記第3層に形成されるビアホールと
を備え、
前記第1アンテナパターンの対向する辺の各々に対して、それぞれ個別の前記無給電アンテナエレメントが対向して設けられており、
当該無給電アンテナエレメントが、前記グランドプレーンに接続されていない
ことを特徴とする平面アンテナ。 - 前記第1アンテナパターンの長辺と前記無給電アンテナエレメントの第2アンテナパターンの長辺とが対向して設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の平面アンテナ。 - 前記無給電アンテナエレメントが前記周波数帯に対して誘導性リアクタンスを有する長さであり、このリアクタンス値と、前記アンテナエレメントとの間の間隙により形成されるギャップ容量の容量値とによる共振周波数が前記周波数帯である
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の平面アンテナ。 - 前記無給電アンテナエレメントが、前記アンテナエレメントの放射する電波の周波数帯で共振することにより、前記アンテナエレメントの各々の間における前記グランドプレーンを介して伝搬する電磁波のエネルギーを低減する
ことを特徴とする請求項3記載の平面アンテナ。 - 前記無給電アンテナエレメントを、前記アンテナエレメントの前記周波数帯に対して誘導性リアクタンスとなる長さで形成することで、前記アンテナエレメントの前記周波数帯に対応した共振器とする
ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の平面アンテナ。 - 前記無給電アンテナエレメントが、L字形状に形成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の平面アンテナ。 - 前記L字形状の無給電アンテナエレメントにおいて、前記アンテナエレメントの各々の間に配置される一のパターン部分の幅より、当該一のパターンと直角に形成される他のパターン部分の幅が太いこと
を特徴とする請求項6に記載の平面アンテナ。 - 前記無給電アンテナエレメントの長さが、前記周波数帯の波長λに対して、λ/4からλ/2である
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の平面アンテナ。 - 前記無給電アンテナエレメントが、前記アンテナエレメントの外周部分に沿って形成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項7いずれか一項に記載の平面アンテナ。 - 前記無給電アンテナエレメントが、
複数のサブ無給電アンテナエレメントに分離して設けられ、当該サブ無給電アンテナエレメントの各々がギャップ容量で結合している
ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の平面アンテナ。 - 同一の周波数帯で電磁波を放射する複数のアンテナエレメントと、当該アンテナエレメントの各々の間に設けられた無給電アンテナエレメントとが形成された第1層と、グランドプレーンが形成される第2層と、前記第1層と前記第2層との間に形成された誘電体からなる第3層と、前記アンテナエレメントを構成するパターンにおける第1アンテナパターンを直流的に前記グランドプレーンに接続する前記第3層に形成されるビアホールとを備え、前記第1アンテナパターンと前記無給電アンテナエレメントとが対向して設けられている平面アンテナにおいて、同一の周波数帯で電磁波を放射する前記アンテナエレメントの各々の間における結合低減方法であり、
前記第1アンテナパターンの対向する辺の各々に対して、それぞれ個別の前記無給電アンテナエレメントを対向して配置し、当該無給電アンテナエレメントが前記グランドプレーンに接続されておらず、前記無給電アンテナエレメントにより、前記アンテナエレメントの各々の間の結合を低減させる
ことを特徴とするアンテナエレメント間の結合低減方法。
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