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JP6772052B2 - 画像加熱装置 - Google Patents

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JP6772052B2 JP2016250830A JP2016250830A JP6772052B2 JP 6772052 B2 JP6772052 B2 JP 6772052B2 JP 2016250830 A JP2016250830 A JP 2016250830A JP 2016250830 A JP2016250830 A JP 2016250830A JP 6772052 B2 JP6772052 B2 JP 6772052B2
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Description

本発明は、電子写真システムとして構成された複写機やプリンタなどに用いられる画像加熱装置に関する。
電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置に搭載される画像加熱装置において、フリーベルトニップ定着器という構成がある。これは、ハードローラの加熱部材と、エンドレスベルトを介し、金属ステーによってバックアップされた圧力パッドと加圧パッドを加熱部材に圧接させることによってニップ部を形成するものである。この構成の課題として、例えば封筒のように局所的に折り曲げられ厚みが厚くなったフラップ部などを有する記録材を通紙すると、フラップ部に圧集中が発生し、集中個所の周囲で圧抜けが生じると共に、圧集中による加圧部材の破損が生じ得るという点があった。
これに対し、圧力パッドと金属ステーとの間に弾性部材を挟むことで圧集中を低減し、集中箇所の周囲の圧抜けおよび加圧部材の破損を回避する方法が提案されている(特許文献1、2)。
特開2005−331574号公報 特開2006−084655号公報
しかしながら、図6に示すように、圧力パッド159の下に弾性部材75を配置する構成では、圧力パッド159の特に記録材搬送方向の位置を正確に決めるために、圧力パッド159の記録材搬送方向下流側から圧力パッド159を支持する部材が必要である。この構成において、例えば局所的な圧集中がかかって弾性部材75が圧縮変形した場合、圧力パッド159もそれに伴って揺動する。すなわち、通紙により、紙の厚みによる弾性部材75の圧縮が通紙毎に発生し、圧力パッド159が揺動する。
この時、圧力パッド159は下流側から支持する樹脂ステイ76に摺擦される。すなわち、下流アゴ部材74の面74Aと樹脂ステイ76の76Aが摺擦される。これが繰り返されると圧力パッド159の下流側が摺擦によって摩耗し、圧力パッド159の記録材搬送方向の位置が下流側にずれてしまう。これにより、下流アゴ部材74によるニップ部における圧力が下がってしまう。その結果、ニップ部の下流端における記録材の分離不良が発生し、ハードローラの加熱部材(熱)ローラへの巻き付きが発生してしまう。
本発明の目的は、上記課題を解決するためのものであって、長期の使用に渡ってもニップ部の下流端における記録材の分離不良を抑制した画像加熱装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像加熱装置は、回転体と、前記回転体の長手方向をその長手方向とし、前記回転体に対向して前記回転体と共に回転可能なエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトを介して前記回転体に圧接し、前記回転体と共にトナー像を担持した記録材を加熱した状態で挟持搬送するニップ部を形成する加圧体であって、弾性パッドと、前記弾性パッドを支持すると共に前記ニップ部の下流側で前記記録材を前記回転体から分離する分離部材と、を備える加圧体と、前記長手方向に直交する断面内で、第1の端部を含む上流側の第1の領域と第2の端部を含む下流側の第2の領域とが前記第1の端部と前記第2の端部との間の所定位置で曲げられたL字形状を備え、前記加圧体を前記第2の領域で支持する板バネ部材と、前記長手方向に直交する断面内で、前記板バネ部材における前記第2の端部が自由端の状態で前記第1の領域の少なくとも一部を固定すると共に、前記板バネ部材を介して前記ニップ部の中央位置よりも上流側の位置で前記分離部材を固定する固定部材と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る別の画像加熱装置は、回転体と、前記回転体の長手方向をその長手方向とし、前記回転体に対向して前記回転体と共に回転可能なエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトを介して前記回転体に圧接し、前記回転体と共にトナー像を担持した記録材を加熱した状態で挟持搬送するニップ部を形成する加圧体として加圧される弾性パッドと、前記ニップ部の下流側で前記記録材を前記回転体から分離する分離部材と、前記長手方向に直交する断面内で、第1の端部を含む上流側の第1の領域と第2の端部を含む下流側の第2の領域とが前記第1の端部と前記第2の端部との間の所定位置で曲げられたL字形状を備え、前記弾性パッドを前記第2の領域で支持する板バネ部材と、前記長手方向に直交する断面内で、前記第2の端部が前記分離部材によって固定された状態で、前記板バネ部材における前記第1の領域の少なくとも一部を固定する固定部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、長期の使用に渡ってもニップ部の下流端における記録材の分離不良を抑制できる。
本発明の実施形態に係る画像加熱装置を搭載した画像形成装置の概略構成図 第1の実施形態に係る画像加熱装置の要部の側面模型図 第1の実施形態における加圧フィルムユニットの側面模型図 第1の実施形態における加圧フィルムユニットの斜視図 第1の実施形態に係る画像加熱装置の正面模式図 比較例(第1の比較例)における加圧フィルムユニットの側面模式図 第2の実施形態における加圧フィルムユニットの側面模式図 第3の実施形態における加圧フィルムユニットの概略斜視図 第3の実施形態における局所圧回避の構成説明図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施形態に係る画像加熱装置を搭載した画像形成装置100の概略構成図である。画像形成装置100は、電子写真方式のレーザービームプリンタである。101は像担持体としての感光体ドラムであり、矢示の時計方向に所定のプロセススピード(周速度)にて回転駆動する。感光体ドラム101は、その回転過程で帯電ローラ102により所定の極性・電位に一様に帯電処理される。
103は画像露光手段としてのレーザービームスキャナである。そして、不図示のコンピュータ等の外部機器から入力され、画像処理手段によって生成されたデジタル画像信号に対応してオン/オフ変調されたレーザー光Lを出力して、感光体ドラム101の帯電処理面を走査露光する。この走査露光により、感光体ドラム101表面の露光明部の電荷が除電されて感光体ドラム101表面に画像信号に対応した静電潜像が形成される。
104は現像装置であり、現像ローラ104aから感光体ドラム101表面に現像剤(トナー)が供給されて、感光体ドラム101表面の静電潜像は、可転写像であるトナー像として順次に現像される。
105は給紙カセットであり、記録材Pを積載収納させてある。給紙スタート信号に基づいて給紙ローラ106が駆動されて、給紙カセット105内の記録材Pは、一枚ずつ分離給紙される。そして、レジストローラ対107を介して、感光体ドラム101と接触して従動回転する転写ローラ108との当接ニップ部である転写部位108Tに、所定のタイミングで導入される。すなわち、感光体ドラム101上のトナー像の先端部と記録材Pの先端部とが、同時に転写部位108Tに到達するように、レジストローラ107で記録材Pの搬送が制御される。
その後、記録材Pは転写部位108Tを挟持搬送され、その間、転写ローラ108には不図示の転写バイアス印加電源から所定に制御された転写電圧(転写バイアス)が印加される。転写ローラ108にはトナーと逆極性の転写バイアスが印加され、転写部位108Tにおいて感光体ドラム101表面側のトナー像が記録材Pの表面に静電的に転写される。転写後の記録材Pは、感光体ドラム101表面から分離されて搬送ガイド109を通り、画像加熱装置Aに導入される。
画像加熱装置Aでは、トナー画像の熱定着処理を受ける。一方、記録材Pに対するトナー像転写後の感光体ドラム101表面は、クリーニング装置110で転写残トナーや紙粉等の除去を受けて清浄面化され、繰り返して作像に供される。画像加熱装置Aを通った記録材Pは、排紙口111から排紙トレイ112上に排出される。
(画像加熱装置)
本実施形態における画像加熱装置Aは熱ローラ方式である。図2は画像加熱装置Aの要部の横断側面模型図、図3は要部(加圧フィルムユニット)の側面模型図、図4は要部(加圧フィルムユニット)の斜視図である。以下の説明において、記録材の搬送方向に直交する方向を長手方向と呼ぶ。
回転体としての熱ローラ51は、所定長さの円筒状に形成された金属製の素管54(円筒状芯金)の周囲に耐熱性の弾性体層53及び離型層52を積層して構成する。熱ローラの素管54は、鉄、アルミニウム、SUS等の熱伝導率の高い金属製(ここでは、薄肉高張力鋼管を用いる)の円筒体で構成する。さらに熱ローラ51における耐熱性の弾性体層53は、耐熱性の高い弾性体であればどのような材料を用いることも可能である。特に、ゴム硬度が25〜40度(JIS A)程度のゴム、エラストマ等の弾性体を用いるのが好ましく、具体的には、シリコーンゴム、フッ素ゴム等を利用することができる。
熱ローラ51における離型層52は、耐熱性の樹脂であればどのような樹脂を用いてもよく、例えばシリコーン樹脂、フッ素樹脂等を用いることができるが、離型層52のトナーに対する離型性や耐摩耗性の観点から、フッ素樹脂が適している。フッ素樹脂としては、PFA、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(四フッ化エチレン六フッ化プロピレン共重合体)等が使用できる。離型層52の厚みとしては、好ましくは10〜50μm、より好ましくは10〜30μmである。
離型層52の厚みが10μm未満であると、熱ローラ51の歪みに基づき記録材としての記録用紙24にしわが生じ易くなり、一方、30μmを超えると、離型層52が硬くなり、画像に光沢むら等が生じる可能性が増え、ともに好ましくないからである。
熱ローラ51の内部には、発熱源(加熱源)としてのハロゲンランプ55が配設されている。なお、熱ローラ51の表面には、温度センサを接触させ、この温度センサによる温度計測値に基づいて画像形成装置の制御部がハロゲンランプ55の点灯を制御し、熱ローラ51の表面温度が所定の設定温度(例えば、 170℃)を維持するように調整する。
熱ローラ51に圧接しながら同期して周回動作(回転)するエンドレスベルトとしての加圧フィルム56は、無限軌道状(所定長さの円筒状)に形成する。この加圧フィルム56は、熱ローラ51に対向して回転可能なエンドレスベルト(無端ベルト)として構成され、基層57と、この基層57の熱ローラ51側の面に被覆された離型層58とから構成されている。基層57は、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等のポリマーやSUS、ニッケル、銅等の金属により形成され、その厚みは、30〜200μm、好ましくは50〜100μm程度である。
基層57の表面に被覆される離型層58としては、フッ素樹脂、例えばPFA、PTFE、FEPで形成され、その厚みは5〜100μm、好ましくは10〜30μm程度である。
このように構成された加圧フィルム56は、その内周面に摺接する加圧体としての圧力パッド59と、低摩擦シート72を介して摺動自在に摺接することにより、回転自在(周回動作自在)に支受されている。そして、加圧フィルム56は、圧力パッド59に対応した定着ニップ部(ニップ部)を熱ローラ51に所定の圧力で転接させるように装着する。
次に、加圧フィルム56の内部に配置される部材について図3を用いて説明する。圧力パッド59は、加圧フィルム56の内側にあって、加圧フィルム56を介して熱ローラ51を所定の圧力分布で押圧するようにし、熱ローラ51との間でニップ部を構成する。ここで、ニップ部とは、加圧フィルム56と熱ローラ51とが弾性変形しながら回転接触する領域であって、加圧フィルム56と熱ローラ51の回転方向(記録用紙24の搬送方向)に所定の長さを持つ。かつ、加圧フィルム56と熱ローラ51の長手方向に亘る、略平面視矩形状の領域をいうものとする。
圧力パッド59は、加圧フィルム56を介して熱ローラ51に圧接し、熱ローラ51と共にトナー像を担持した記録材を加熱した状態で挟持搬送するニップ部を形成し、弾性パッドである加圧パッド部材60と、圧力パッド用の矩形長尺状の本体63で構成する。そして、加圧パッド部材60を、角柱状に形成された弾性材料(弾性体)60Aの底面に、金属製の長板材で形成した補助部材60Bを固着して構成する。また、圧力パッド用の本体63を、樹脂から成る下流アゴ部材62と、これに隣接した矩形溝状の加圧パッド部材60の設置部62Aとを含むように構成する。
ここで、下流アゴ部材62は、加圧パッド部材60を支持すると共にニップ部の下流側で記録材を熱ローラ51から分離する分離部材として機能する。
加圧パッド部材60は、ニップ部の記録材搬送方向で入口側に配置し、記録材(記録媒体)である記録用紙24の搬送方向に対して広いニップ部を確保し、記録用紙24が所定の温度となるように加熱し所要の圧力を加えられるように構成する。弾性材料60Aは、例えばシリコーンゴム、フッ素ゴム等の耐熱性の弾性材料で構成することができる。
このプリンタでは、上述したように、加圧パッド部材60を、角柱状に形成された弾性材料60Aの底面に、金属製の長板材で形成した補助部材60Bを固着して構成する。なお、弾性材料60Aの上面は、熱ローラ51の外周面に倣う略凹形状に形成する。圧力パッド59の下流アゴ部材62は、ニップ部の搬送方向下流側に配置され、熱ローラ51に強く圧接して基層54の周囲に設けた耐熱性の弾性体層53及び離型層52を弾性変形させる。この結果、熱ローラ51の表面から記録用紙24を剥離(分離)させる。
この下流アゴ部材62は、例えば、PPS(ポリフェエレンサルファイド)、ポリイミド、ポリエステル、ポリアミド等の耐熱性を有する樹脂、または鉄、アルミニウム、SUS等の金属を材料しとして形成することができる。そして、下流アゴ部材62の形状は、ニップ部における外面形状が一定の曲率半径を有する凸曲面形状に形成する。
上述したように、下流アゴ部材62は、矩形長尺状の圧力パッド用の本体63の一部として形成され、上流側に隣接した位置に矩形溝状の加圧パッド部材60の設置部62Aと一体的に形成(一体化)される。そして、設置部62Aには、設置部62Aを底側にして加圧パッド部材60を嵌め込んで一体的に組み付ける。これにより、加圧パッド部材60と下流アゴ部材62とがそれぞれの長手方向で隣接した、一つの圧力パッド59を構成する。
次に、圧力パッド59を支持する部材について、図3を用いて説明する。圧力パッド59は、長手方向に渡ってニップ部を形成するための加圧力が与えられるように、ある程度の剛性を持った固定部材としてのTステイ70と、それに備え付けられた板バネ部材71とによって支持される。Tステイ70は、断面(長手方向に直交する断面)がアルファベットのU字形状を備えた鋼板で形成されるステイ部材であり、商品名ジンコート(新日鐵製)などの亜鉛メッキ鋼板やステンレス304などの鋼材によって形成される。U字形状のうち、記録材搬送方向で下流側の脚部(足)70Dは上流側の脚部(足)70Aよりも短く形成されている。
板バネ部材71は、図3に示す長手方向に直交する断面内で、第1の端部Vを含む上流側の第1の領域71Cと第2の端部Hを含む下流側の第2の領域(領域71B)とが第1の端部Vと第2の端部Hとの間の所定位置Mで曲げられたL字形状を備える。図3において、圧力パッド59は第2の領域で支持される。
また、Tステイ70は、記録材搬送方向で下流側の脚部(足)70Dは上流側の脚部(足)70Aよりも短く形成され、第2の端部Hが自由端として所定位置Mの周りに変位可能となるように、板バネ部材71における第1の領域の少なくとも一部を固定する。すなわち、板バネ部材71の第1の端部Vと第2の端部Hのうち、一端側のみ(第1の端部V側のみ)がTステイ70に固定支持される。
そして、Tステイ70は、上流側の脚部(足)70Aの先端に面取り部70Bが形成されており、板バネ部材71の湾曲部71Aとの干渉を避ける形状になっている。Tステイ70は、70Cで示される板バネ71との設置部分において、板バネ71の領域71Bの一部(上流側)を支持する。そして、板バネ部材71は、上流側の第1の領域71Cの領域内において、不図示のビスによってTステイ70の側面に固定(結合)される。このようにして、圧力パッド59は、面59Aおよび面59Bにおいて板バネ部材71と接触(当接)し支持される。
更に、板バネ部材71について、要部の斜視図である図4を用いて説明する。図4に示されるように、板バネ部材71は長手方向に櫛歯状に成形された形状を有している。長手方向端部の領域71Dは櫛歯の歯にあたる部分で、隣の71Eは櫛歯の歯が無い部分(切り欠いた部分)を示している。図4において、板バネ71の長手方向端部の領域71Dは、板バネ71の領域71Bの一部(上流側)がTステイ70の板バネ支持部70Cに支持される、片持ち梁となっている。
図2において、定着ニップ部に記録材としての記録用紙24が侵入してくると、加圧フィルム56を介して圧力パッド59に記録用紙24の厚み分の追加圧力が加わり、その圧力を図4に示すように圧力パッド59から受けた領域71Dが矢印方向に揺動する。これにより、記録用紙24による追加圧力を逃がすことができ、記録用紙24によるニップ内の圧力の上昇を低減することができる。
上述した通り、板バネ部材71は、図4に示すように長手方向に71Eで示される切欠き形状を有している。このような構成にすることで、領域71Dが長手方向全域に渡って存在するという状態ではなく、細かく分断された領域71Dが複数存在する、という状態にすることができる。
これにより、分断された各々の領域71Dが独立に揺動することが可能になる。例えば、封筒のような、長手方向の幅が短く、且つ厚い記録用紙が定着ニップ部に侵入した場合、記録用紙の両端エッジには局所的に高い圧力がかかってしまう場合がある。このような場合、本実施形態のように各々が独立に揺動する片持ち梁である領域71Dを複数持つ構成であれば、長手方向においてかかる圧力に応じて領域71Dの揺動量を変えることができ、両端エッジに局所的に圧がかかるという状況を回避することができる。
更に本実施形態の構成では、図3に示す通り、加圧パッド60の弾性材料60Aが直接加圧フィルム56と摺擦するのを避けるために、低摩擦シート72を圧力パッド59に被せるように配置する。低摩擦シート72は、ポリイミドなどの耐熱性樹脂で形成された柔軟性のあるシート部材であり、板バネ部材71がTステイ70に固定支持される71C付近において、板バネ部材71に固定される。具体的には、低摩擦シート72を押え部材73によって形状を安定させながら板バネ部材71と共に、Tステイ70に不図示のビスで供締めする。これにより、シンプルな構成で低摩擦シート72の固定が可能となる。
この低摩擦シート72は、摺擦抵抗(摩擦抵抗)を低減するために設けられるもので、摩擦係数が小さく、耐摩耗性・耐熱性に優れた材質(例えば、フッ素樹脂の織物で形成したシートや、ポリイミドを薄膜化したシート)で形成する。
ここで、図5に示す通り、上述した加圧フィルムユニットの長手方向の両端部は、Tステイ70を介して移動可能に配設された可動板金80a、80bに固定されている。そして、可動板金80a、80bと装置シャーシ側のばね受け部材18a、18bとの間にそれぞれ加圧バネ17a、17bを縮設する。これにより、可動板金80a、80bに押し上げ力を作用させ、加圧フィルムユニットを熱ローラ51に押し付けることで定着ニップ部を形成する。本実施形態の画像加熱装置Aでは、総圧約100N〜250N(約10kgf〜約25kgf)の押圧力を与えている。
図5において、熱ローラ51は不図示の駆動手段により回転駆動し、熱ローラ51の外面との摩擦力で加圧フィルム56に回転力が作用される。図5に示すフランジ部材12a、12bは、加圧フィルム56の左右両端部に外嵌し、左右位置を規制部材13a、13bで固定する。そして、熱ローラ51の回転時に加圧フィルム56の端部を受けて加圧フィルム56の長手方向に沿う寄り移動を規制する役目をする。フランジ部材12a・12bの材質としては、LCP樹脂等の耐熱性の良い材料が好ましい。
図2に示す熱ローラ51内部に配置されたハロゲンランプ55に通電が開始されると、ハロゲンランプ55による加熱により、熱ローラ51表面が所定温度まで上昇したタイミングで定着ニップ部に記録用紙24が搬入される。これにより、記録用紙上に載せられたトナー像の記録用紙24への定着動作が行われる。
(3)本実施形態の効果の確認
本実施形態の効果を確認するために、本実施形態および比較例(第1の比較例)、の2種類の画像加熱装置を準備し、比較の実験を行った。本実施形態の画像加熱装置の断面概略図を図3に、比較例の画像加熱装置の断面概略図を図6に示す。本実施形態の画像加熱装置の説明は上述した通りであるので、説明を割愛する。比較例の画像加熱装置は、加圧パッド159を保持する構成が異なっているため、この部分について図を用いて説明する。
図6において、加圧フィルム56の内部には、図3の圧力パッド59と同様に圧力パッド159を配設する。圧力パッド159は、加圧パッド60と下流アゴ部材74によって構成されており、加圧パッド60は図6に示す通り、下流アゴ部材74によって支持されている。そして、圧力パッド159の下には、シリコンゴムからなる弾性部材75が配置される。弾性部材75は、圧力パッド159を下流アゴ部材74の下面から支持している。
そして、弾性部材75の下面には、弾性部材75を支持固定する樹脂ステイ76が配置されており、この樹脂ステイ76を介してTステイ170が前述したすべての部材を支持する構成となっている。樹脂ステイ76は、記録用紙の搬送方向における上流側と下流側に壁が建てられたような形状を有しており、圧力パッド159および弾性部材75の搬送方向における位置を固定する役割も担っている。
圧力パッド159は、下流アゴ部材74の一面である74A(下流側)が、樹脂ステイ76の一面である76Aに突き当てられることによって、その記録用紙搬送方向の位置が決められている。上述した比較例の画像加熱装置の定着ニップ部に記録用紙が侵入してきた場合、加圧フィルム56を介して圧力パッド159に記録用紙の厚み分の追加圧力が加わる。そして、その圧力を圧力パッド159を介して受けることによって、弾性部材75が図6に示す方向(下方向)に圧縮される。これにより、記録用紙24による追加圧力を逃がすことができ、記録用紙24によるニップ部内の圧力の上昇を低減することができるようになっている。
次に、本実施形態および比較例の画像加熱装置を用いて行った実験について、説明する。実験ではまず、本実施形態の板バネ部材71(図3)、および比較例の弾性部材75(図6)を大きく揺動させるために、記録用紙には240μmの厚みを有するSpringHill199g紙を使用して連続プリントを行った。
具体的には、SpringHill199g紙を500枚通紙する毎に、高温湿潤環境(温度30℃、湿度80%)に放置し、水分を含蓄(含水率9%)させた記録用紙CS520を5枚通紙した。CS520は坪量が低い薄紙で、厚みは約67μmであり、さらに多くの水分を含むことによって剛性が下がることにより、熱ローラ51への巻き付きが発生し易い記録用紙となる。CS520の通紙の際には、用紙先端付近に全面べた画像をトナーで描くことにより、さらに巻き付き易い状況にした。
以上の実験により、本実施形態と比較例の構成において、CS520の巻き付きが発生するかどうかの比較を行った。本実施形態では、SpringHill199紙500枚通紙を20サイクル(合計10000枚)繰り返してもCS520の巻き付きが発生しなかった。その後は、SpringHill199紙10000枚毎にCS520を5枚通紙するサイクルに切り替え、SpringHill199紙の累計通紙枚数が100000枚になるまで実験を続けたが、CS520の熱ローラ51への巻き付きは発生しなかった。
一方、比較例では、SpringHill199紙500枚通紙を5回繰り返したところでCS520の先端に角折れが発生し始めた。これは、熱ローラ51からの分離性が劣化し、やや巻き付き気味に定着ニップ部から排出されるため、定着ニップ部より後方の紙パス付近にあるガイドに引っかかることにより、発生するものである。そして、更にSpringHill199紙500枚通紙を5回繰り返したところ(合計10サイクル)で、CS520が熱ローラ51に巻き付き、ジャムとなってプリント動作を停止した。
実験後の比較例の画像加熱装置を分解して調べたところ、下流アゴ部材74の下流側の面74A(図6)が削れてしまっており、また面74Aと接触し下流アゴ部材74の位置決めを行っている樹脂ステイ76の面76A(図6)も同様に削れていた。
これは、SpringHill199g紙の通紙により、紙の厚みによる弾性部材75の圧縮が通紙毎に発生し、圧力パッド159が揺動し、下流アゴ部材74の面74Aと樹脂ステイ76の76Aが摺擦し、摩耗してしまったと考えられる。これにより、圧力パッド159の記録用紙搬送方向の位置が下流側にずれてしまい、その結果、下流アゴ部材74による定着ニップ部における圧力が下がってしまった。そして、CS520を分離する力が弱まり、熱ローラ51への巻き付きが発生してしまったのである。
ここで、74Aと76Aの摩耗量を合計すると約1mmであり、圧力パッド59は揺動による摩耗によって、その位置が1mm下流にシフトしたことになる。1mmシフトすると、ニップ部内の圧力が弱くなり、CS520の分離不良が発生する。
一方、本実施形態では、圧力パッド59の面59B(図3の下流アゴ部材62の上流側の面)が板バネ部材71(図4の面71P)に支持されることによって、記録用紙搬送方向の位置が決められている。この面59Bを支持している場所は、記録材搬送方向でニップ部の中央位置(中央)よりも上流側の位置で、板バネ部材71が揺動するときの支点(所定位置M)に接近した位置であり、板バネ部材71が揺動する場合においてもほとんど変位がない部分である。したがって、板バネ部材71と圧力パッド59の面59Bとの間には摺擦がほとんど発生しないため、圧力パッド59の面59Bが摩耗することはない。
このため、本実施形態では、SpringHill199g紙が多く通紙され、板バネ部材71がその厚みによる圧力を低減するように揺動した場合でも、圧力パッド59の位置が変わらず、定着ニップ部におけるニップ圧が変動せず、巻き付きも発生しない。
以上、本実施形態のように、片持ち梁の構造を有する板バネ部材の支点付近で圧力パッドを支持する構成にすれば、厚みの厚い記録用紙を多く通紙した場合においても、定着ニップ部内のニップ圧が下がらず、良好な分離性を保つことができる。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態の構成について、図7を用いて説明する。本実施形態の画像加熱装置は、加圧体としての圧力パッド259を構成する下流アゴ部材の形状が第1の実施形態と異なっている。この部分について図7を用いて説明し、Tステイ70を含むそれ以外の部分については第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。
図7に示す下流アゴ部材77は、樹脂成型の際に、板バネ部材71を金型に組み込み一体成型することで、板バネ部材71の下流側エッジに直接取り付けられた構成になっている。図7に示すように、Tステイ70は、記録材搬送方向で下流側の脚部(足)70Dは上流側の脚部(足)70Aよりも短く形成され、下流アゴ部材77と干渉しないように構成されている。
そして、本実施形態において主たる加圧体として加圧される加圧パッド60は、板金60Bを介して板バネ部材71に直接支持されるように配置されている。このように、記録用紙搬送方向下流側から、板バネ部材71と一体成型された下流アゴ部材77に支持されることで、加圧パッド60は記録用紙搬送方向の位置が決められている。
また、加圧パッド60の上流側には板バネ部材71をガイドするガイド部材78が配置され、低摩擦シート72が緩やかにカーブしながら圧力パッド259を覆うように構成されている。
なお、第1の実施形態と同様に、Tステイ70は、70Cで示される板バネ71との設置部分において、板バネ71の領域71Bの一部(上流側)を支持する。そして、板バネ部材71は、上流側の第1の領域71Cの領域内において、不図示のビスによってTステイ70の側面に固定(結合)される。このようにして、圧力パッド259は、板バネ部材71と接触(当接)し支持される。
以上のような本実施形態において、良好な分離性能を通紙を通じて保つことができるかどうか実験を行った。実験は、第1の実施形態で説明したものと同じように、板バネ部材71を大きく揺動させるために、記録用紙には240μmの厚みを有するSpringHill199g紙を使用して連続プリントを行った。
SpringHill199g紙を500枚通紙する毎に、高温湿潤環境(温度30℃、湿度80%)に放置し、水分を含蓄(含水率9%)させた記録用紙CS520を5枚通紙した。CS520は坪量が低い薄紙で、厚みは約67μmであり、さらに多くの水分を含むことによって剛性が下がることにより、熱ローラ51への巻き付きが発生しやすい記録用紙となる。CS520の通紙の際には用紙先端付近に全面べた画像をトナーで描くことにより、さらに巻き付き易い状況にした。
本実施形態では、SpringHill199紙500枚通紙を20サイクル(合計10000枚)繰り返してもCS520の巻き付きが発生しなかった。その後は、SpringHill199紙10000枚毎にCS520を5枚通紙するサイクルに切り替え、SpringHill199紙の累計通紙枚数が100000枚になるまで実験を続けたが、CS520の熱ローラ51への巻き付きは発生しなかった。
また、本実施形態では、下流アゴ部材77が直接板バネ部材71に固定されている。板バネ部材71が揺動した場合において、摺擦が発生する箇所が無いため、SpringHill199gのような厚みが厚い記録用紙がニップを通過しても、摩耗する部品が無い。このため、定着ニップの圧力に影響が出ないため、良好な分離性能を長期の通紙を通して保つことができる。
以上、本実施形態のように、下流アゴ部材77が直接板バネ部材71に固定されている構成を用いても、分離性能を損なわない画像加熱装置を形成することができる。
《第3の実施形態》
次に、本発明の第3の実施形態の構成について、図8を用いて説明する。本実施形態では、板バネ71長期の使用に渡っても記録用紙の分離不良のない画像加熱装置を実現するために、板バネ71に関して以下の改良を図ったものである。すなわち、圧力パッドの搬送方向位置が変動しないことによるニップ圧変動が少ないことだけでなく、いかに厚い記録用紙が定着ニップ部に侵入した場合においても圧力パッド部が揺動して局所圧を回避できるようにしたものである。Tステイ70を含め、板バネ71以外の部分については第1の実施形態もしくは第2の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
本実施形態における板バネ71は、記録材搬送方向と直交する長手方向に複数の切り欠き形状71Eを有している。この切り欠き形状は、図8に示すように画像加熱装置Aに通紙される用紙サイズに応じた位置に配置されている。A4サイズを例に説明すると、A4サイズの用紙幅は210mmであるが、一対の切り欠き形状71E_A4の内側寸法は用紙幅210mmよりも2〜3mm程度大きくなるように設定されている。
記録材搬送方向下流側から眺めた図9を用いて、比較例(第2の比較例)との比較により、本実施形態における局所圧回避の構成を説明する。図9(a)に、比較例(第2の比較例)の画像加熱装置において、A4用紙がニップ部に侵入したときの搬送方向下流側から眺めた概略図を示す。A4用紙Pは、熱ローラ51と図9に不図示の加圧フィルム56(図2)に挟まれている。加圧フィルム56の下側には下流アゴ部材62があり、実質熱ローラ51と下流アゴ部材62が強く圧接して熱ローラ51の離型層を弾性変形させ、記録紙の離型をさせている。
比較例(第2の比較例)の画像加熱装置においては、A4用紙端部と板バネ71の切り欠き形状71Eの位置合わせは行っておらず、切り欠き形状71EはA4用紙端部より内側に配置されている。下流アゴ部材62は、図9(a)のように外側の板バネ71D部に押され、余分な荷重がA4用紙端部にかかることとなる。その結果、下流アゴ部材62のA4用紙端部には、従来例よりは少ないが、多少なりの局所圧集中が発生することとなる。
一方、図9(b)に示す本実施形態では、切り欠き形状71E_A4と板バネ71D_A4端部はA4用紙端部よりも外側(端部側)に配置されている。その結果、外側の板バネ71D_LTRの荷重は、A4用紙端部に加わることがなくなり、局所圧集中を更に低下させることが可能となる。
(変形例1)
上述した実施形態では、画像加熱装置として未定着トナー像をシートに定着する定着装置を例に説明したが、本発明は、これに限らず、画像の光沢を向上させるべく、シートに仮定着されたトナー像を加熱加圧する装置にも同様に適用可能である。
(変形例2)
上述した実施形態では、記録材として記録紙を説明したが、本発明における記録材は紙に限定されるものではない。一般に、記録材とは、画像形成装置によってトナー像が形成されるシート状の部材であり、例えば、定型或いは不定型の普通紙、厚紙、薄紙、封筒、葉書、シール、樹脂シート、OHPシート、光沢紙等が含まれる。なお、上述した実施形態では、便宜上、記録材Sの扱いを用紙、通紙、給紙,排紙の用語を用いて説明したが、これによって本発明における記録材が紙に限定されるものではない。
51・・熱ローラ、56・・加圧フィルム、59・・圧力パッド、60・・加圧パッド部材、62・・下流アゴ部材(分離部材)、70・・Tステイ、71・・板バネ、77・・下流アゴ部材(分離部材)、V・・第1の端部、H・・第2の端部、M・・所定位置

Claims (11)

  1. 回転体と、
    前記回転体の長手方向をその長手方向とし、前記回転体に対向して前記回転体と共に回転可能なエンドレスベルトと、
    前記エンドレスベルトを介して前記回転体に圧接し、前記回転体と共にトナー像を担持した記録材を加熱した状態で挟持搬送するニップ部を形成する加圧体であって、弾性パッドと、前記弾性パッドを支持すると共に前記ニップ部の下流側で前記記録材を前記回転体から分離する分離部材と、を備える加圧体と、
    前記長手方向に直交する断面内で、第1の端部を含む上流側の第1の領域と第2の端部を含む下流側の第2の領域とが前記第1の端部と前記第2の端部との間の所定位置で曲げられたL字形状を備え、前記加圧体を前記第2の領域で支持する板バネ部材と、
    前記長手方向に直交する断面内で、前記板バネ部材における前記第2の端部が自由端の状態で前記第1の領域の少なくとも一部を固定すると共に、前記板バネ部材を介して前記ニップ部の中央位置よりも上流側の位置で前記分離部材を固定する固定部材と、
    を有することを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記第1の領域の少なくとも一部を固定する位置は、前記所定位置に接近した位置であることを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
  3. 回転体と、
    前記回転体の長手方向をその長手方向とし、前記回転体に対向して前記回転体と共に回転可能なエンドレスベルトと、
    前記エンドレスベルトを介して前記回転体に圧接し、前記回転体と共にトナー像を担持した記録材を加熱した状態で挟持搬送するニップ部を形成する加圧体として加圧される弾性パッドと、
    前記ニップ部の下流側で前記記録材を前記回転体から分離する分離部材と、
    前記長手方向に直交する断面内で、第1の端部を含む上流側の第1の領域と第2の端部を含む下流側の第2の領域とが前記第1の端部と前記第2の端部との間の所定位置で曲げられたL字形状を備え、前記弾性パッドを前記第2の領域で支持する板バネ部材と、
    前記長手方向に直交する断面内で、前記第2の端部が前記分離部材によって固定された状態で、前記板バネ部材における前記第1の領域の少なくとも一部を固定する固定部材と、
    を有することを特徴とする画像加熱装置。
  4. 前記板バネ部材を前記ニップ部の上流側でガイドするガイド部材を有することを特徴とする請求項3に記載の画像加熱装置。
  5. 前記固定部材は、前記長手方向に直交する断面内でU字形状を備え、下流側の足の長さは上流側の足の長さより短いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  6. 前記回転体は加熱源を内部に備えた加熱部材であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  7. 前記分離部材は、前記弾性パッドよりも硬度の高い材質からなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  8. 前記固定部材は金属ステーであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  9. 前記板バネ部材は、前記長手方向における1つ以上の位置に切り欠きを備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  10. 前記切り欠きの位置を、前記記録材の前記長手方向の端部よりも端部側となるように設けたことを特徴とする請求項9に記載の画像加熱装置。
  11. 前記固定部材は、前記長手方向の両端部において、加圧バネを介してばね受け部材に支持されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
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