JP6759808B2 - 記録材処理装置および画像形成システム - Google Patents
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Description
本発明の目的は、部材間に位置する間隙への記録材の入りこみを規制しない場合に比べ、回転部材が記録材の端部に接触することに起因する、部材間への記録材の入り込みを起きにくくすることにある。
請求項2に記載の発明は、前記回転部材を挟み前記進出体とは反対側には、当該回転部材との間に間隙を有した状態で設置された設置部材がさらに設けられ、前記規制部材は、前記回転部材と前記設置部材との間の前記間隙に前記端部が入ることを更に規制する請求項1に記載の記録材処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記規制部材は、前記記録材積載部に記録材が供給される際の記録材の移動方向に沿うように設けられている請求項1又は2に記載の記録材処理装置である。
請求項4に記載の発明は、記録材が積載される記録材積載部と、前記記録材積載部の記録材の端部が突き当たる突き当たり部と、前記記録材積載部の記録材に接触して当該記録材が延びる方向へ且つ前記突き当たり部が設けられている方向へ当該記録材を付勢する回転部材であって、径方向における外側方向に突出する複数の突出部を有する回転部材と、前記回転部材よりも前記突き当たり部側に配置されるとともに当該回転部材との間に間隙を有した状態で設置され、前記記録材積載部の記録材へ進出する進出体と、前記記録材積載部の記録材の端部に前記回転部材が接触することにより当該記録材の厚み方向に移動する当該端部が前記間隙に入ることを規制する規制部材と、を備え、前記規制部材は、前記記録材積載部の記録材に向かって進出する前記進出体に取り付けられ、前記進出体が前記記録材積載部の記録材に向かって進出した際、当該記録材に対して前記規制部材が接触しない記録材処理装置である。
請求項5に記載の発明は、記録材が積載される記録材積載部と、前記記録材積載部の記録材の端部が突き当たる突き当たり部と、前記記録材積載部の記録材に接触して当該記録材が延びる方向へ且つ前記突き当たり部が設けられている方向へ当該記録材を付勢する回転部材であって、径方向における外側方向に突出する複数の突出部を有する回転部材と、前記回転部材よりも前記突き当たり部側に配置されるとともに当該回転部材との間に間隙を有した状態で設置され、前記記録材積載部の記録材へ進出する進出体と、前記記録材積載部の記録材の端部に前記回転部材が接触することにより当該記録材の厚み方向に移動する当該端部が前記間隙に入ることを規制する規制部材と、を備え、前記規制部材は、前記記録材積載部の記録材に向かって進出する前記進出体に取り付けられ、前記進出体は、前記記録材積載部の記録材を一方向に送り出す機能を有し、前記進出体が前記記録材積載部の記録材に進出した状態において、前記規制部材のうちの前記一方向における下流側部分は、当該一方向における下流側に進むに従い前記記録材積載部の記録材から離れるように当該一方向に対して傾斜した状態で配置される記録材処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記規制部材は、樹脂製の板材により構成されている請求項1に記載の記録材処理装置である。
請求項7に記載の発明は、記録材への画像形成を行う画像形成手段と、当該画像形成手段による画像形成が行われた記録材の処理を行う記録材処理装置とを備え、当該記録材処理装置が請求項1乃至6の何れかに記載の記録材処理装置により構成された画像形成システムである。
請求項2の発明によれば、規制部材が設けられていない場合に比べ、回転部材と回転部材に隣接する設置部材との間の間隙に記録材が入ることを低減できる。
請求項3の発明によれば、規制部材が記録材の移動方向に沿っていない場合に比べ、記録材積載部に供給される記録材をより円滑に移動させることができる。
請求項4の発明によれば、規制部材により記録材が押圧されて記録材が移動することを防止できる。
請求項5の発明によれば、一方向における下流側に進むに従い規制部材が記録材に接近する場合に比べ、進出体による記録材の送り出しをより円滑に行える。
請求項6の発明によれば、規制部材が樹脂材料以外で形成され且つ規制部材が間隙を跨ぐように配置されていない場合に比べ、規制部材をより安価に構成でき、また、間隙内に記録材が入ることをより確実に抑制できる。
請求項7の発明によれば、部材間に位置する間隙への記録材の入りこみを規制しない場合に比べ、回転部材が記録材の端部に接触することに起因する、部材間への記録材の入り込みを起きにくくすることができる。
図1は、画像形成システム500の構成を示した図である。
画像形成システム500は、記録材の一例である用紙Pに対してカラーの画像を形成する画像形成装置1と、画像形成装置1による画像形成が行われた用紙Pに対して綴じ等の後処理を行う記録材処理装置2とを備える。
また、画像形成装置1には、各画像形成ユニット100に設けられた感光体ドラム107を露光するレーザ露光装置101が設けられている。さらに、画像形成装置1には、各画像形成ユニット100にて形成された各色のトナー像が多重転写される中間転写ベルト102が設けられている。
各画像形成ユニット100に形成された各色トナー像は、一次転写ロール103により中間転写ベルト102上に順次静電転写される。そして、各色トナー像は、中間転写ベルト102の移動に伴って二次転写ロール104の設置位置へ搬送される。
そして、用紙Pへの画像形成時には、例えば、ピックアップロール111により用紙収容部110Aから用紙Pが取り出され、搬送ロール112によって1枚ずつレジストロール113の位置まで搬送される。
これにより、各色トナー像は、二次転写ロール104により形成された転写電界の作用によって、用紙P上に一括して静電転写(二次転写)される。
その後、用紙Pは、搬送ロール114によって画像形成装置1の用紙排出部Tから排出され記録材処理装置2へ供給される。記録材処理装置2は、画像形成装置1の用紙排出部Tの下流側に配置され、画像が形成された用紙Pに対して穴あけや綴じ等の後処理を行う。
記録材処理装置2には、画像形成装置1の用紙排出部Tに接続されたトランスポートユニット21、トランスポートユニット21により搬送されてきた用紙Pに対して予め定められた処理を施すフィニッシャユニット22が設けられている。
また、このトランスポートユニット21には、画像形成装置1にて画像形成された後の用紙Pをフィニッシャユニット22に向けて搬送する複数の搬送ロール211が設けられている。
さらに、フィニッシャユニット22には、用紙積載部60に向けて用紙Pを搬送する搬送ロール222、用紙積載部60へ搬送される用紙Pを検知する用紙検知センサS、用紙積載部60にて生成された用紙束の端部に対して綴じ(端綴じ)を実行する綴じユニット51が設けられている。
ここで、搬送ロール61および可動ロール62の各々は、回転部材であり、用紙積載部60に用紙束が生成されると、この用紙束に接触して回転する。これにより、用紙束がスタッカー80へ送られる。スタッカー80は、保持する用紙束の量に応じて上下動する。
支持部材67は、板状に形成され、水平方向および鉛直方向に対して傾斜した状態で配置されている。支持部材67は、用紙Pを下方から支持する記録材支持面の一例としての用紙支持面67Aを有する。
第1パドル691は、エンドガイド64に近い側に位置し、第2パドル692は、エンドガイド64から離れた側に位置する。
揃え部材65は、2つ設けられ、一方の揃え部材65は、用紙束の幅方向における一方側に配置され、他方の揃え部材65は、用紙束の幅方向における他方側に配置されている。
そして、フィニッシャユニット22に送られた用紙Pは、搬送ロール222によって用紙積載部60へ供給される。なお、本実施形態では、この際、用紙Pの先端および後端が、用紙検知センサSによって検知される。
以後、用紙Pが上流側から搬送されてくる度にこれらの動作が行われ、用紙積載部60には、用紙Pの端部が揃えられた状態の用紙束が生成される。
さらに、第1パドル691および第2パドル692の各々は、径方向における外側方向に突出する複数の突出部93を有する。より具体的には、第1パドル691および第2パドル692の各々は、円筒状の基体92と、この基体92の外周面から外側方向に突出した複数の突出部93とを備える。
また、本実施形態では、突出部93の各々は、基体92の接線方向および径方向の両者に対して傾斜した状態で配置されている。また、突出部93の各々は、第1パドル691および第2パドル692の回転方向における上流側に向かうように突出している。
また、回転部材の一例としての第2パドル692は、新たな用紙Pが用紙積載部60に供給される度に、用紙積載部60に向かって進出する。
なお、本実施形態では、可動ロール62も、用紙積載部60に対して新たな用紙Pが供給される度に、用紙積載部60に対して進退する(詳細は後述)。
ここで、綴じユニット51は、ステープラを用いて、綴じ処理を行う。なお、用紙束に対する綴じ処理は、ステープルを用いずに行ってもよく、例えば一対の押圧歯で用紙束を押圧して行ってもよい。
その後、搬送ロール61、可動ロール62が回転し、綴じ処理が施された用紙束がスタッカー80へ移動する。
図3に示すように、本実施形態では、第2パドル692の左側に、設置部材の一例としての進出体300が設置されている。
この進出体300は、第2パドル692との間に間隙G1を有した状態で設置されている。また、本実施形態では、この進出体300に、可動ロール62が取り付けられている。より具体的には、進出体300のうちの第2パドル692に近い側の端部に、可動ロール62が取り付けられている。
本実施形態では、進出体300が時計周り方向へ回転することで、可動ロール62が用紙積載部60に向かって進出する。また、進出体300が反時計回り方向へ回転することで、可動ロール62が用紙積載部60から退避する。
進退機構310は、不図示のステッピングモータにより回転する回転軸310Aと、この回転軸310Aを中心に回転する回転部材310Bと、この回転部材310Bの先端部と進出体300とを連結する連結部材310Cとを備える。
本実施形態では、回転部材310Bが回転軸310Aを中心に回転することで、連結部材310Cが用紙積載部60に対して進退し、これにより、進出体300が用紙積載部60に対して進退する。
パドル進退機構400には、不図示の駆動源により回転する円形の駆動部材410が設けられている。また、パドル進退機構400には、駆動部材410の外周部と第2パドル692とを接続する接続部材420が設けられている。さらに、第2パドル692が予め定められた経路に沿って移動するように、第2パドル692を案内する案内部材(不図示)が設けられている。
パドル進退機構400では、駆動部材410が回転することで、接続部材420が用紙積載部60に対して進退し、これにより、第2パドル692が用紙積載部60に対して進退する。
カバー部材480は、用紙束Tの排出に用いる排出口490の上部に設けられている。また、カバー部材480は、第2パドル692を挟み、進出体300が設けられている側とは反対側に設けられている。さらに、このカバー部材480は、第2パドル692との間に間隙G2を有した状態で設置されている。
この規制部材90は、進出体300の下部に取り付けられている。さらに、規制部材90は、進出体300に取り付けられた部分を始点とした場合に、カバー部材480に向かって延び、さらに、このカバー部材480の下方を通って、カバー部材480の外側まで達している。
さらに、図3では、用紙積載部60から進出体300が退避している状態を示しているが、この状態では、カバー部材480の下端部480Aに対して規制部材90が押し当てられている。
さらに、本実施形態の規制部材90は、樹脂製の板材により形成され弾性を有している。
本実施形態では、第2パドル692は、4個設けられ、この4個の第2パドル692は、図中左右方向(用紙Pの搬送方向と直交する方向)に並べられている。また、この4個の第2パドル692は、共通の回転軸692Aにより支持され、この回転軸692Aから駆動力を受けて回転する。
また、第2パドル692よりも下方には、進出体300が位置する。進出体300には、2個の可動ロール62が取り付けられている。この2個の可動ロール62も、共通の回転軸62Bにより支持されている。
また、本実施形態では、4個の第2パドル692のうちの中央に位置する2個の第2パドル692の間に、規制部材90が位置する。また、2個の可動ロール62の間に、規制部材90が位置する。
本実施形態の規制部材90は、長手方向における中央部にて曲げ加工が施されており、規制部材90は、反り返るように形成されている。言い換えると、下方に向かって凸となるように屈曲した状態で形成されている。
ここで、基部90Aと傾斜部90Bとのなす角度θは、鈍角となっている。さらに、本実施形態では、傾斜部90Bの先端部にて、規制部材90の一部が、基部90A側に折り返され、本実施形態の規制部材90は、折り返し部90Cを有する。
ここで、本実施形態では、図3に示す状態から第2パドル692が下降し、第2パドル692の突出部93が、用紙束Tの端部YTに接触する。
なお、本実施形態では、用紙束Tを生成する際、第2パドル692は常時回転しており、第2パドル692は、回転をしながら用紙積載部60に対する進退を行う。
かかる場合、用紙Pに第2パドル692が接触すると、この端部YTをめくろうとする力が用紙Pに作用し、用紙Pの端部YTが、用紙Pの厚み方向へ移動する。言い換えると、用紙Pの端部YTが、図中上方へ移動して、用紙Pが浮き上がろうとする。
間隙G1に用紙Pの端部YTが入ると、次に供給されてきた新たな用紙Pの移動が、間隙G1に入ったこの用紙Pにより規制され、用紙Pの積載乱れや用紙Pの詰まりが生じてしまう。
これにより、間隙G1への端部YTの進入が抑制される。そして、この場合、用紙Pの積載乱れや用紙Pの詰まりが起きにくくなる。
これに対し、本実施形態では、この間隙G2の部分にも規制部材90が設けられており(間隙G2を跨ぐように規制部材90が設けられており)、カバー部材480と第2パドル692との間の間隙G2に用紙Pが入ることも抑制される。
具体的には、本実施形態では、用紙積載部60に新たに供給される用紙Pは、図3の矢印3Aで示す方向に沿って移動する。規制部材90は、この矢印3Aで示す方向に沿うように設けられている。
言い換えると、新たに供給される用紙Pの移動方向に規制部材90を沿わせれば、仮に規制部材90に用紙Pが接触しても、この用紙Pは下流側へ移動しやすくなる。
図6(A)は、用紙積載部60に対して第2パドル692が進出した際の規制部材90の状態を示した図である。
本実施形態では、用紙積載部60に対して第2パドル692が進出すると、規制部材90は、第2パドル692により押圧されて、その一部が用紙積載部60側に向かうように曲がる(弾性変形する)。
本実施形態では、第2パドル692(の回転軸692A)の移動経路上に規制部材90が位置しているが、規制部材90が弾性変形を行うため、第2パドル692の移動が、規制部材90によって妨げられることはない。
これにより、規制部材90を構成する基材の縁が、用紙Pに接触することが抑制され、用紙Pに傷などが生じることが抑制される。
より具体的には、図6(A)にて示す用紙Pよりもサイズが大きい用紙Pが積載された場合には、この用紙Pに対して、規制部材90の先端部が接触するおそれがある。
これに対し、本実施形態では、上記のように、折り曲げ部90Cと傾斜部90Bとが接続する接続部分90Dが、用紙Pに接触する。かかる場合、基材の周縁の部分が用紙に接触することが避けられ、用紙Pに傷が生じることが抑制される。
本実施形態では、上記のように、規制部材90は反り返っている。このため、図6(B)に示すように、進出体300が進出しても、規制部材90の傾斜部90B側は、カバー部材480に向かい、カバー部材480に接触する。
付言すると、本実施形態では、進出体300が進出しても、規制部材90は、間隙G1(図3参照)、間隙G2を跨ぐように配置され、進出体300が進出しても、間隙G1、間隙G2への用紙Pの進入が抑制される。
本実施形態では、進出体300が用紙積載部60へ進出した状態において(図6(B)にて示す状態において)、規制部材90のうちのこの一方向における下流側部分(傾斜部90Bの部分)は、この一方向における下流側に進むに従い、用紙積載部60の用紙束Tから次第に離れるように傾斜する。言い換えると、この下流側部分は、この一方向に対して傾斜した状態で配置される。
ここで、一方向における下流側に進むに従い規制部材90が用紙束Tに接近する場合、スタッカー80(図2参照)へ用紙束Tを移動させる際に、この用紙束Tが規制部材90に接触し、用紙束Tが移動しにくくなるおそれがある。
付言すると、本実施形態では、用紙積載部60に新たな用紙Pが供給される度に、進出体300を用紙積載部60へ進出させるが(詳細は後述)、この際に、用紙束Tに対して規制部材90が接触すると、用紙束Tに含まれる用紙Pの位置ずれが生じるおそれがある。
これに対し、本実施形態のように、規制部材90が反り返っていると、用紙積載部60への進出体300の進出時に、用紙Pに規制部材90が接触することが抑制され、用紙Pの位置ずれが抑制される。
具体的には、例えば、図7(記録材処理装置2の他の構成例を示した図)に示すように、カバー部材480に対して規制部材90を取り付けてもよい。
この場合も、第2パドル692により浮き上がろうとする用紙Pの端部YTは、規制部材90によりその移動が規制される。そして、この場合も、用紙Pの端部YTが、進出体300と第2パドル692との間に位置する間隙G1や、カバー部材480と第2パドル692との間に位置する間隙G2に入ることが抑制される。
本実施形態では、上記のように、スタッカー80へ用紙束Tを移動させる際に、可動ロール62を用紙積載部60に向けて進出させる。
さらに、本実施形態では、用紙積載部60へ新たな用紙Pが供給される度に、可動ロール62を用紙積載部60に向けて進出させる。より具体的には、用紙積載部60へ新たに供給される度に、用紙積載部60への可動ロール62の進出、および、用紙積載部60から可動ロール62の退避を行う。
本実施形態では、図8(A)に示すように、新たに供給された用紙Pの後端が、用紙検知センサSにより検知されると、第2パドル692が用紙積載部60に向かって進出する。
第2パドル692が用紙積載部60に向かって進出すると、新たに供給されたこの用紙Pに第2パドル692が接触するようになり、この用紙Pは、エンドガイド64に向けて付勢される。
そして、この場合、上記のように、この端部YTが、間隙G1(図3参照)や間隙G2に入り込むおそれがある。
付言すると、本実施形態では、規制部材90を上記のように設けるのに加えて、可動ロール62を用紙積載部60に向けて進出させる。
より具体的には、本実施形態では、用紙積載部60へ進出させた第2パドル692の退避を開始した後に、用紙積載部60への可動ロール62の進出を開始する。
このため、本実施形態では、用紙積載部60からの第2パドル692の退避を開始した後に、用紙積載部60への可動ロール62の進出を開始する。
用紙Pのサイズが予め定められたサイズよりも大きい場合には、用紙Pの端部YTへの第2パドル692の接触が起きず、用紙Pの浮き上がりが生じないためである。
これに対し、可動ロール62を移動させない構成の場合、可動ロール62への不必要な用紙Pの接触が避けられ、用紙Pをより円滑に移動させられるようになる。
用紙積載部60への可動ロール62の進出を行うと、可動ロール62が、用紙積載部60の用紙束Tに接近する。これにより、浮き上がろうとする用紙Pの移動が規制される。
本実施形態では、用紙積載部60への可動ロール62の進出時、可動ロール62は、用紙支持面67Aに向かって進出し、用紙支持面67A上の用紙Pの一方の面に対向配置される。これにより、浮き上がろうとする用紙Pは、可動ロール62に接触して、その移動が規制される。
この際、本実施形態では、この端部YTの対向位置に、抑え部材の一例としての可動ロール62が位置しており、この端部YTの変位(用紙Pの厚み方向への変異)が抑えられる。
本実施形態では、上流側から新たに用紙Pが搬送されてくると、この用紙Pの先端部が用紙検知センサSにより検知される。そして、この場合、本実施形態では、矢印8Cで示すように、可動ロール62が上方へ退避する。
これにより、新たな用紙Pが可動ロール62に接触することが抑制され、この新たな用紙Pの移動が可動ロール62により規制されることが抑制される。
その後、本実施形態では、可動ロール62が、用紙積載部60に向かって再び進出し、可動ロール62と搬送ロール61とにより用紙束Tが挟まれる。そして、可動ロール62および搬送ロール61が回転し、用紙束Tはスタッカー80へ搬送される。
この場合、用紙束Tに対して可動ロール62を押し当てない場合に比べ、用紙積載部60の用紙束Tの膨らみの低減を図れる。
可動ロール62を用紙積載部60により近い位置まで進出させるようにすれば、上記のように、用紙束Tに対して可動ロール62を押し当てられる。
さらに、上記では、用紙積載部60に対して用紙Pが搬送されてくる度に、可動ロール62を進退させたが、用紙束Tを構成する1枚目の用紙Pが搬送されてくる際に、可動ロール62を進出させ、用紙束Tを構成する最後の用紙Pが搬送されてくるまでの間、可動ロール62を進出させたままの状態としてもよい。
具体的には、例えば、用紙束Tを構成する用紙Pの枚数が予め定められた枚数よりも少ない場合は、第1の位置まで可動ロール62を進出させ、用紙束Tを構成する用紙Pの枚数がこの予め定められた枚数以上である場合には、この第1の位置よりも用紙積載部60から離れた第2の位置へ可動ロール62を進出させてもよい。
具体的には、用紙積載部60に積載された用紙Pの枚数が予め定められた枚数よりも少ない場合には、第1の位置まで可動ロール62を進出させ、用紙Pの積載枚数が次第に増加し、用紙積載部60に積載された用紙Pの枚数が予め定められた枚数以上となった場合には、この第1の位置よりも用紙積載部60から離れた第2の位置へ可動ロール62を進出させてもよい。
第2パドル692が用紙束Tの端部YTに接触することにより生じる用紙Pの浮き上がりは、図9(記録材処理装置2の他の構成例を示した図)に示す構成例によっても、その発生を抑えられる。
図9に示す構成例では、エンドガイド64を第2パドル692に近づくように移動させて、用紙Pの積載箇所を第2パドル692側にずらしている。
具体的には、この構成例では、用紙Pのサイズが予め定められたサイズよりも小さい場合に、エンドガイド64を第2パドル692に近づくように移動させ、用紙Pの積載箇所を第2パドル692側にずらしている。
なお、この構成例では、エンドガイド64を移動させて、用紙Pの積載箇所を移動させたが、エンドガイド64とは異なる他の部材を移動させて、用紙Pの積載箇所を移動させてもよい。
Claims (7)
- 記録材が積載される記録材積載部と、
前記記録材積載部の記録材の端部が突き当たる突き当たり部と、
前記記録材積載部の記録材に接触して当該記録材が延びる方向へ且つ前記突き当たり部が設けられている方向へ当該記録材を付勢する回転部材であって、径方向における外側方向に突出する複数の突出部を有する回転部材と、
前記回転部材よりも前記突き当たり部側に配置されるとともに当該回転部材との間に間隙を有した状態で設置され、前記記録材積載部の記録材へ進出する進出体と、
前記進出体から前記回転部材に架けて設置され前記間隙を跨いだ状態で設けられ、前記記録材積載部の記録材の端部に当該回転部材が接触することにより当該記録材の厚み方向に移動する当該端部が当該間隙に入ることを規制する規制部材と、
を備える記録材処理装置。 - 前記回転部材を挟み前記進出体とは反対側には、当該回転部材との間に間隙を有した状態で設置された設置部材がさらに設けられ、
前記規制部材は、前記回転部材と前記設置部材との間の前記間隙に前記端部が入ることを更に規制する請求項1に記載の記録材処理装置。 - 前記規制部材は、前記記録材積載部に記録材が供給される際の記録材の移動方向に沿うように設けられている請求項1又は2に記載の記録材処理装置。
- 記録材が積載される記録材積載部と、
前記記録材積載部の記録材の端部が突き当たる突き当たり部と、
前記記録材積載部の記録材に接触して当該記録材が延びる方向へ且つ前記突き当たり部が設けられている方向へ当該記録材を付勢する回転部材であって、径方向における外側方向に突出する複数の突出部を有する回転部材と、
前記回転部材よりも前記突き当たり部側に配置されるとともに当該回転部材との間に間隙を有した状態で設置され、前記記録材積載部の記録材へ進出する進出体と、
前記記録材積載部の記録材の端部に前記回転部材が接触することにより当該記録材の厚み方向に移動する当該端部が前記間隙に入ることを規制する規制部材と、
を備え、
前記規制部材は、前記記録材積載部の記録材に向かって進出する前記進出体に取り付けられ、
前記進出体が前記記録材積載部の記録材に向かって進出した際、当該記録材に対して前記規制部材が接触しない記録材処理装置。 - 記録材が積載される記録材積載部と、
前記記録材積載部の記録材の端部が突き当たる突き当たり部と、
前記記録材積載部の記録材に接触して当該記録材が延びる方向へ且つ前記突き当たり部が設けられている方向へ当該記録材を付勢する回転部材であって、径方向における外側方向に突出する複数の突出部を有する回転部材と、
前記回転部材よりも前記突き当たり部側に配置されるとともに当該回転部材との間に間隙を有した状態で設置され、前記記録材積載部の記録材へ進出する進出体と、
前記記録材積載部の記録材の端部に前記回転部材が接触することにより当該記録材の厚み方向に移動する当該端部が前記間隙に入ることを規制する規制部材と、
を備え、
前記規制部材は、前記記録材積載部の記録材に向かって進出する前記進出体に取り付けられ、
前記進出体は、前記記録材積載部の記録材を一方向に送り出す機能を有し、
前記進出体が前記記録材積載部の記録材に進出した状態において、前記規制部材のうちの前記一方向における下流側部分は、当該一方向における下流側に進むに従い前記記録材積載部の記録材から離れるように当該一方向に対して傾斜した状態で配置される記録材処理装置。 - 前記規制部材は、樹脂製の板材により構成されている請求項1に記載の記録材処理装置。
- 記録材への画像形成を行う画像形成手段と、当該画像形成手段による画像形成が行われた記録材の処理を行う記録材処理装置とを備え、当該記録材処理装置が請求項1乃至6の何れかに記載の記録材処理装置により構成された画像形成システム。
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