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JP6745628B2 - 情報処理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置と情報処理装置との間の接続に係る情報提示技術に関する。
現在、多くの装置が他の装置とネットワーク接続するための通信機能を有するようになってきており、ネットワークへの接続形態も多様になってきている。特許文献1には、無線通信装置が、自身が接続中のアクセスポイントが構築した既存のネットワークに接続している装置と通信中であるかを判定する技術が記載されている。
特許第5686673号公報
特許文献1に記載の技術は、上述の判定を、すでに接続が確立されている通信中に行うものであり、未接続状態や接続が切断された状態については考慮されていない。したがって、上述のようにネットワーク接続の形態は多様化しており、接続の際や切断された接続の再開の際に、その接続の形態を踏まえた適切な接続方法や切断された接続の再開方法に関する情報をユーザに提示することができないという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、接続の際や切断された接続の再開の際に適切な情報をユーザに提示することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による情報処理装置は、通信装置との間で第1の通信方式で通信を行う第1の通信手段と、前記通信装置との間で、前記第1の通信方式と異なる第2の通信方式で通信を行う第2の通信手段と、前記第1の通信手段を使って接続しているネットワークに接続されている通信装置を検索する検索手段と、前記検索手段により検索された通信装置を登録する登録手段と、前記登録された通信装置と前記第1の通信手段を使って通信するために使用した第1通信情報を記憶部に保持させる保持手段と、前記登録された通信装置と前記第1の通信手段を介して通信できず、かつ、前記第2の通信手段を介して前記通信装置から取得された前記第1の通信方式による通信を行うための第2通信情報と前記保持される前記第1通信情報とが異なる場合前記第2の通信手段を介して前記第1通信情報を使った設定を行うよう前記通信装置に指示する指示手段と、を有する。

本発明によれば、接続の際や切断された接続の再開の際に適切な情報をユーザに提示することができる。
情報処理装置及び通信装置の構成例を示す図である。 アドバタイズ情報の送信と接続要求情報の受信の処理を説明する図である。 BLEにおけるアドバタイズを説明するための図である。 アプリケーションのメイン画面の例を示す図である。 アプリケーションのプリンタ登録画面の例を示す図である。 アプリケーションのプリンタ検索画面の例を示す図である。 情報処理装置の通信制御の処理の流れの例を示すフローチャートである。 自動接続処理の流れの例を示すフローチャートである。 修復処理の流れの例を示すフローチャートである。 BLE通信によってペアリングを行う場合の処理の流れの例を示すシーケンス図である。 装置間の接続状態を示す画面の例を示す図である。 装置間の接続状態を示す画面の例を示す図である。 装置間の接続形態を含んだ接続設定用のガイド画面の例を示す図である。 装置間の接続形態を含んだ接続設定用のガイド画面の例を示す図である。 装置間の接続形態を含んだ接続設定用のガイド画面の例を示す図である。 装置間の接続形態を含んだ接続設定用のガイド画面の例を示す図である。 エラー画面の例を示す図である。 PINコード認証時の画面表示例を示す図である。 アドバタイズ信号の構成例を示す図である。 印刷アプリケーションの画面遷移を示す図である。 ペアリング処理の流れを示すフローチャートである。 確認ダイアログの例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明の範囲には、その趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下に記載する実施形態に対して適宜変更、改良が加えられた技術が含まれることが理解されるべきである。
(装置構成)
本実施形態では、情報処理装置及び通信装置が通信システムに含まれ、情報処理装置は、通信装置と例えば無線によって通信可能であるものとする。ここで、本実施形態では、情報処理装置はスマートホンであり、通信装置はプリンタであるものとして説明するが、これらに限られない。情報処理装置は、例えば、携帯端末、ノートPC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等でありうる。また、通信装置は、情報処理装置と無線通信を行うことが可能な装置であればどのようなものであってもよい。例えば、通信装置がプリンタである場合にも、通信装置は、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタ等の、様々な形態のプリンタでありうる。また、通信装置は、例えば、複写機、ファクシミリ装置、携帯端末、スマートホン、ノートPC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、テレビ等の少なくともいずれかでありうる。また、通信装置は、複写機能、FAX機能、印刷機能等の複数の機能を備える複合機であってもよい。
まず、図1を用いて、本実施形態の情報処理装置と通信装置の構成例について説明する。なお、図1は一例に過ぎず、情報処理装置と通信装置は図1の構成を必ず含まなければならないわけではなく、また、図1に含まれていない構成を情報処理装置と通信装置が含んでもよい。すなわち、図1の構成の少なくとも一部は省略され、又は他の構成と置き換えられてもよく、図1に含まれない構成がさらに含まれてもよい。
(情報処理装置の構成)
情報処理装置101は、例えば、入力インタフェース102、CPU103、ROM104、RAM105、外部記憶装置106、出力インタフェース107、表示部108、通信部109、及び近距離無線通信部110を有する。なお、これらはシステムバスを介して互いに接続されている。
入力インタフェース102は、物理キーボードやマウス等の操作部(不図示)を介して、ユーザからの指示を受け付けるインタフェースである。
CPU103は、システム制御部であり、プログラムの実行やハードウェアの起動により、情報処理装置101の全体を制御するためのプロセッサである。なお、CPU103等のプロセッサは1つだけである必要はなく、複数のプロセッサが含まれてもよい。ROM104は、CPU103が実行する制御プログラム、データテーブル、組み込みオペレーティングシステム(以下、OSと呼ぶ。)プログラム等の固定データを保持する記憶装置である。本実施形態では、ROM104に格納されている各制御プログラムによって、ROM104に格納されている組み込みOSの管理下で、例えば、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御が行われる。RAM105は、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等である。なお、本実施形態のRAM105は、不図示のデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されていてもよい。その場合、RAM105は、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに保持することができる。また、情報処理装置101の設定情報や、情報処理装置101の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM105に設けられうる。また、RAM105は、CPU103の主メモリとワークメモリとしても用いられうる。
外部記憶装置106は、例えば、様々な機能を提供するアプリケーションプログラムを保持する。また外部記憶装置106は、通信の相手装置と協働して何らかの処理を実行する場合に、その相手装置による処理のために、その相手装置によって解釈可能な情報(例えば、印刷ジョブ)を生成するためのプログラム(例えば、プリンタドライバ)等を記憶する。例えば、本実施形態では、スマートホン(情報処理装置101)は、通信の相手装置であるプリンタ(通信装置151)へデータ等を送信するために、印刷アプリケーションを実行しうる。このため、外部記憶装置106は、印刷実行機能を提供するアプリケーション、及び、通信装置151が解釈可能な印刷ジョブを生成する印刷情報生成プログラムを保持する。また、外部記憶装置106は、通信部109を介して接続する通信装置151との間で情報を送受信するための、情報送受信制御プログラム等の各種プログラムや、これらのプログラムが使用する各種情報を保持しうる。
出力インタフェース107は、表示部108がデータの表示や情報処理装置101の状態の通知を行うための制御を行うインタフェースである。表示部108は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)などを含んで構成され、データの表示や情報処理装置101の状態の通知を行う。表示部108と上述の操作部とは、少なくとも一部が一体であってもよく、例えば、画面の出力とユーザからの操作の受け付けを同一の画面において行うようなタッチパネルであってもよい。なお、表示部108上に、数値入力キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー、電源キー等のキーを備えるソフトキーボードを表示させることで、表示部108を介してユーザからの入力を受け付けてもよい。
通信部109は、通信装置151等の外部装置とネットワーク接続して、データ通信を実行するための機能部である。例えば、通信部109は、通信装置151がアクセスポイントとして機能している場合、通信装置151に直接接続可能である。通信部109と通信装置151のアクセスポイント機能とが接続することで、情報処理装置101と通信装置151とが相互に通信可能となる。なお、通信部109は、無線通信で通信装置151と直接通信してもよいが、情報処理装置101や通信装置151と異なる、外部に存在する他の装置(アクセスポイント131)を介して通信してもよい。無線通信方式は、例えば、Wi−Fi(Wireless Fidelity、登録商標)や、Bluetooth(登録商標)等でありうる。また、情報処理装置101と通信装置151との通信を中継する他の装置(アクセスポイント131)は、例えば、無線LANルータ等でありうる。なお、本実施形態では、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイント等の他の装置を介さずに直接接続する方式をダイレクト接続方式と呼び、他の装置を介して接続する方式をインフラストラクチャ接続方式という。
情報処理装置101と通信装置151は、両者間の通信が、ダイレクト接続方式とインフラストラクチャ接続方式とのいずれによって実行されているかを判別することができる。例えば、情報処理装置101は、通信装置151と通信するために使用するSSID(Service Set Identifier)の名称により、両者を区別しうる。一例において、通信装置151が備えるダイレクト接続方式のために使用されるアクセスポイントのSSIDの名称の先頭に所定の文字列を指定しておく。これにより、情報処理装置101は、通信装置151と通信するために使用しているSSIDの名称の先頭がこの文字列であった場合はダイレクト接続方式による通信であると判別し、この文字列以外であった場合はインフラストラクチャ接続方式による通信であると判別する。通信装置151は、通信部109の通信に関して、ダイレクト接続方式とインフラストラクチャ接続方式とから、自身のネットワーク接続方式を選択する機能を有しうる。例えば、通信装置151は、通信装置151の操作パネルを介したユーザの指示によりネットワーク接続方式を選択する。また、情報処理装置101からの指示に従って、通信装置151が、ネットワーク接続方式を選択してもよい。ここで、通信装置151は、これらの接続方式のいずれでネットワーク接続設定を行ったこと、又は、ネットワーク接続設定が行われていないことを示す情報を他の装置へ通知することができる。
近距離無線通信部110は、通信装置151等の外部装置と、通信部109とは異なる近距離無線通信方式で、無線接続してデータ通信を実行することができる機能部である。近距離無線通信部110は、通信装置151内の近距離無線通信部157と接続可能である。なお、本実施形態では、近距離無線通信方式として、Bluetooth Low Energy(BLE)が用いられるものとする。すなわち、近距離無線通信部110は、BLEユニットを有する。BLEユニットは、無線通信の処理を行うマイクロプロセッサであるマイコンと、無線通信によるデータの送受信を行う無線通信回路を含む。マイコンには、RAMとフラッシュメモリが搭載されている。なお、近距離無線通信部110の通信方式として、BLEの他に、例えば、NFC(Near Filed Communication)やWi−Fi Awareが用いられてもよい。
なお、上述のように、通信部109と近距離無線通信部110は、それぞれ異なる通信方式を用いればよく、それぞれ無線LANに係る通信方式と、BLE等の近距離無線通信方式に係る通信方式とに限られない。
(通信装置の構成)
通信装置151は、例えば、ROM152、RAM153、CPU154、プリントエンジン155、通信部156、近距離無線通信部157を有する。なお、これらはシステムバスを介して互いに接続されている。
通信部156は、例えば、通信装置151内のアクセスポイントとして、情報処理装置101等の装置と接続するためのアクセスポイント機能を有し、情報処理装置101の通信部109と接続することができる。なお、通信部156は、無線通信で情報処理装置101と直接通信してもよいし、アクセスポイント131等の他の装置を介して通信してもよい。また、通信部156は、アクセスポイントとして機能するハードウェアを有していてもよいし、例えばステーションとしても動作可能な通信回路をアクセスポイントとして機能させるためのソフトウエアにより、アクセスポイントとして動作してもよい。近距離無線通信部157は、情報処理装置101等の相手装置の近距離無線通信部110との間で、近距離無線通信方式により無線接続及び無線通信するための機能部である。なお、通信部156及び近距離無線通信部157は、それぞれ、情報処理装置の通信部109及び近距離無線通信部110と通信するために、これらが用いる通信方式と同一の通信方式を用いて通信する能力を有する。
RAM153は、RAM105と同様の機能を有する記憶装置である。通信装置151の設定情報や、通信装置151の管理データ等を格納するメモリエリアが、RAM153に設けられうる。また、RAM153は、CPU154の主メモリとワークメモリとしても用いられ、情報処理装置101等から受信した情報(例えば印刷ジョブ)を一時的に保持するための受信バッファや各種の情報を保存する記憶装置として機能しうる。ROM152は、CPU154が実行する制御プログラム、データテーブル、OSプログラム等の固定データを保持する記憶装置である。本実施形態では、ROM152に格納されている各制御プログラムによって、ROM152に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御が実行される。CPU154は、システム制御部であり、通信装置151の全体を制御するためのプロセッサである。なお、CPU154についても1つのプロセッサである必要はなく、複数のプロセッサによってCPU154と同様の処理が実行されてもよい。
プリントエンジン155は、RAM153に保存された情報や、情報処理装置101等から受信した印刷ジョブに基づいて、インク等の記録剤を用いて紙等の記録媒体上に画像を形成し、印刷結果を出力する。この時、情報処理装置101等から送信される印刷ジョブは、送信データ量が大きく、高速な通信が求められるため、近距離無線通信部157よりも高速に通信可能な通信部156を介して受信されうる。なお、本実施形態では、通信装置151は、自身がプリンタであるためプリントエンジン155を有しているが、通信装置151が実行可能な処理に応じた処理部を有してもよい。例えば、通信装置151がスキャナである場合はスキャンを行うための機能部が通信装置151に含まれ、カメラである場合には撮像機能部が通信装置151に含まれうる。また、通信装置151は、データストレージである場合、大容量のデータを保持するための記憶機能を有しうる。
なお、通信装置151には、外付けHDDやSDカード等のメモリがオプション機器として装着されてもよく、通信装置151に保存される情報は、そのメモリに保存されてもよい。
なお、ここでは、情報処理装置101と通信装置151との処理分担の一例について説明しているが、他の形態によって処理分担が行われてもよい。
(通信処理の流れ)
ここで、BLE規格におけるアドバタイズ情報の送信と、GATT(Generic Attribute Profile)通信との処理の流れについて説明する。本実施形態では、通信装置151の近距離無線通信部157がアドバタイザ及びスレーブ機器として動作し、情報処理装置101の近距離無線通信部110はスキャナ及びマスタ機器として動作するものとする。このため、アドバタイズ情報の送信と、GATT通信の開始要求は、近距離無線通信部157によって実行される。なお、この役割分担は一例であり、他の形態であってもよい。
近距離無線通信部157は、BLE通信において、2.4GHzの周波数帯を40個のチャネル(0〜39ch)に分割して通信を行う。近距離無線通信部157は、そのうち、37〜39番目のチャネルをアドバタイズ情報の送信及びGATT通信の開始要求の受信に利用し、0〜36番目のチャネルをBLE接続後のデータ通信に利用する。図2では、縦軸と横軸が近距離無線通信部157の消費電力と時間とをそれぞれ示しており、1つのチャネルを利用してアドバタイズ情報の送信とGATT通信の開始要求を待ち受ける際の消費電力を示している。図2において、TX205は、アドバタイズ情報をブロードキャストする処理である、送信処理における総消費電力を示している。また、RX206は、他の装置からのGATT通信の開始要求を受信するための受信器を有効にしておく処理である、受信処理における総消費電力を示している。ここで、送信電力202は、送信処理による瞬間消費電力を示しており、受信電力203は、受信処理による瞬間消費電力を示している。また、マイコン動作電力201は、近距離無線通信部157内のマイコンが動作している場合の瞬間消費電力を示している。なお、TX205とRX206の前後、及びそれらの間にもマイコンが動作しているのは、送信処理と受信処理の実行及び停止のために事前にマイコンが起動している必要があるからである。また、アドバタイズ情報の送信を複数チャネルで行う場合、そのチャネルの数だけ消費電力が増えることになる。また、マイコンが動作を行っておらず、近距離無線通信部157が省電力状態となっている間は、スリープ電力204が近距離無線通信部157の瞬間消費電力となる。このように、近距離無線通信部157は、所定のチャネルを用いて送信処理を行った後、同一のチャネルを用いて一定時間受信処理を行うことで、情報処理装置101からGATT通信の開始要求が送信されるのを待つ。
また、近距離無線通信部157は、図3に示すように、アドバタイズ情報の送信処理と受信処理とを、チャネルごとに3回(37ch〜39chのそれぞれについて)繰り返した後、マイコンの動作を停止させて、一定期間、省電力状態になる。なお、所定のチャネルによるアドバタイズ情報の送信処理と受信処理の組み合わせをアドバタイズと呼び、所定のチャネルによってアドバタイズ情報を送信する時間間隔をアドバタイズ間隔と呼ぶ。すなわち、あるチャネルによってアドバタイズ情報を送信し、同じチャネルによって次にアドバタイズ情報を送信するまでの時間間隔がアドバタイズ時間間隔である。なお、1回目のアドバタイズを行ってから省電力状態になるまでに繰り返されるアドバタイズの回数は、3回以下の範囲で任意に変更可能である。
(BLE通信方式によるハンドオーバ)
続いて、情報処理装置101と通信装置151とが、ペアリング後のGATT通信を経てWiFi接続が開始され、印刷ジョブが送信されるまでの処理について、図10を用いて説明する。なお、ここでは、情報処理装置101と通信装置151とが、ハンドオーバを行った後に、ジョブの送受信を行う場合を例にして説明する。なお、ハンドオーバとは、通信装置とその相手装置が、まず近距離無線通信方式(例えばBLE)によって高速無線通信方式(例えばWi−Fi)による通信のための接続情報をやり取りした後、高速無線通信方式に切り替える技術である。GATT通信(装置間でBLE接続を確立することによって可能となる双方向通信)の通信速度は、Wi−Fi通信と比較して低速である。このため、GATT通信では装置間の認証やWi−Fi通信のための接続情報のやり取り等を行い、通信速度の速いWi−Fi通信で容量の多いデータ(ここではジョブ)の転送を行うことで、効率的なデータ転送を図ることができる。なお、ハンドオーバにおいて利用される通信方式は、上述の2つの方式に限られず、近距離無線通信方式及び高速無線通信方式として様々な通信方式が用いられうる。例えば、NFC通信やWi−Fi Aware通信によってWi−Fi通信のための接続情報をやり取りし、その後、Wi−Fi通信によってデータのやり取りを行うような構成としてもよい。また、ペアリング処理については、図18を用いて後述する。
なお、この処理シーケンスが示す通信装置151の処理は、CPU154が、ROM152又は通信装置151に含まれるHDD(不図示)に記憶されている制御プログラムをRAM153にロードし、その制御プログラムを実行することで実現されうる。また、この処理シーケンスが示す情報処理装置101の処理は、CPU103が、ROM104又は情報処理装置101に含まれるHDD(不図示)に記憶されている制御プログラムをRAM105にロードし、その制御プログラムを実行することで実現されうる。
上述のように、本実施形態に係る通信装置151は、所定の間隔でアドバタイズ情報を送信するアドバタイザであり、本実施形態に係る情報処理装置101は、周辺にあるアドバタイザから送信されるアドバタイズ情報を待ち受けるスキャナであるものとする。まず、通信装置151は、近距離無線通信部157において、アドバタイズ情報を送信する(S1001〜S1003)。情報処理装置101の近距離無線通信部110は、印刷アプリケーションにおける画像印刷ボタン2012、文書印刷ボタン2013が押下された場合、近距離無線通信部157から送信されたアドバタイズ情報のサーチを開始する。これにより、通信装置151の存在を認識することができる。なお、アドバタイズ情報のサーチを開始するタイミングは、他のタイミングであってもよい。例えば、図20(D)において画像が選択されたタイミングや、印刷アプリケーションが起動されたタイミングであってもよい。情報処理装置101は、近距離無線通信部110において近距離無線通信部157から送信されたアドバタイズ情報を受信することで、通信装置151の存在を認識することができる。また、図10の処理を開始する前にペアリングが完了していない場合、このアドバタイズ情報を受信したタイミングでペアリング処理が実行される。
情報処理装置101は、通信装置151を認識し、通信装置151との間で接続を確立することを決定すると、通信装置151に対して接続要求情報を送信する。例えば、情報処理装置101は、アドバタイズ情報に含まれる通信装置151の名称等を表示し、接続を開始するか否かをユーザに問い合わせる。ここでユーザが通信装置151との接続開始を指示した場合、情報処理装置101の近距離無線通信部110は、BLEによるネットワーク接続を確立する接続イベントに遷移するための要求である「CONNECT_REQ」を送信する(S1004)。通信装置151の近距離無線通信部157がそのCONNECT_REQを受信すると、情報処理装置101及び通信装置151は、接続イベントに遷移する準備をする。例えば、近距離無線通信部110及び近距離無線通信部157は、それぞれCPU103及びCPU154に対して、GATT通信のための接続処理が完了した旨を通知する。その後、情報処理装置101及び通信装置151は、それぞれスキャナとアドバタイザから、マスタとスレーブに遷移し、マスタである情報処理装置101とスレーブである通信装置151との間で、GATT通信のための接続(BLE接続)が確立される。なお、BLE規格では、マスタは、スレーブと一対多のスター型のトポロジを形成することができる。情報処理装置101及び通信装置151は、BLE接続を確立すると、その後、GATT通信方式によってデータ通信を行うことが可能となる(S1005〜S1010、S1013〜S1014)。
その後、情報処理装置101の近距離無線通信部110は、通信装置151の近距離無線通信部157に対して、通信装置151が利用可能な通信プロトコルの情報を要求する(S1005)。なお、この要求には、情報処理装置101が利用可能な通信プロトコルの情報が含まれている。通信装置151の近距離無線通信部157は、この要求を受信することで、情報処理装置101がWi−Fi等の通信方式を利用できることを認識することができる。通信装置151の近距離無線通信部157は、S1005で受け取った要求に対して、自身の利用可能な通信プロトコルの情報を含む応答信号を送信する(S1006)。これによって、情報処理装置101及び通信装置151は、互いに利用可能な、BLE以外の通信プロトコルを把握することができる。
ここで、情報処理装置101及び通信装置151が互いに利用可能なBLE以外の通信プロトコルを把握した後に、情報処理装置101が、装置間の通信をWi−Fi通信に切り替えることを決定したとする。なお、ここでの通信方式の切り替えを行うか否かの判定は、通信装置151によって行われてもよい。通信方式の切り替えが決定されると、情報処理装置101及び通信装置151は、通信相手を特定するアドレスの情報やSSIDの情報等の、Wi−Fiで通信を行うために必要な通信情報を交換する(S1007、S1008)。例えば、その後、情報処理装置101の近距離無線通信部110は、装置間の通信方式をGATT通信からWi−Fi通信へと切り替える要求(切り替え要求)を送信する(S1009)。そして、通信装置151の近距離無線通信部157は、切り替え要求を受信すると、その要求に対する応答信号を送信する(S1010)。
切り替え要求と応答が正しく行われると、情報処理装置101は、通信装置151との通信に利用する通信部を近距離無線通信部110から通信部109へと切り替える(S1011)。同様に、通信装置151は、情報処理装置101との通信に利用する通信部を近距離無線通信部157から通信部156へと切り替える(S1012)。これらの切り替えの後に、情報処理装置101の近距離無線通信部110は解放要求を送信し(S1013)、通信装置151の近距離無線通信部157は、その開放要求の受信に応じて解放応答を送信し、装置間のBLE接続を終了する(S1014)。情報処理装置101及び通信装置151は、BLE接続を終了すると、それぞれスキャナ及びアドバタイザに戻り、通信装置151の近距離無線通信部157はアドバタイズ情報の送信を再開する。
その後、情報処理装置101及び通信装置151は、S1007及びS1008で交換したWi−Fi通信を行うために必要な情報を利用して、Wi−Fi通信を行う。まず、情報処理装置101の通信部109は、通信装置151がジョブを取得できるかどうかの確認要求を通信装置151の通信部156へ送信する(S1015)。ここでは、例えば、通信装置151に対して転送しようとする画像を一時保存するための記憶装置の空き容量の情報などが確認される。通信装置151の通信部156は、確認要求を受信した後に、その確認要求に対する応答信号を送信する(S1016)。
そして、通信装置151の通信部156は、通信装置151がジョブの取得が可能であると判断した場合、ジョブを要求する(S1017)。情報処理装置101の通信部109は、ジョブの要求を受信すると、情報処理装置101内に存在する画像データ等を含む印刷ジョブを、通信装置151の通信部156に対して送信する(S1018)。なお、このとき送信するジョブの選択は、例えば、BLE接続が確立する前、BLE接続が確立した後、Wi−Fi接続が確立した後等、様々なタイミングで行われうる。また、送信されるジョブは、印刷ジョブに限られず、例えば、通信装置151に対してスキャンを指示するためのスキャンジョブや、情報処理装置101が通信装置151の状態の情報を取得するためのジョブ等であってもよい。また、ジョブは、例えば通信装置151の設定の変更等、通信装置151に対する各種操作を実行するためのコマンド等であってもよい。なお、情報処理装置101は、ジョブの送信が完了した場合、通信装置151とのWi−Fi接続を切断して、ハンドオーバが行われる直前のネットワーク状態に戻る。例えば、情報処理装置101は、ハンドオーバを実行する前に、3GやLTE等の移動体通信網やルータ等のアクセスポイントに接続していた場合、その移動体通信網やアクセスポイントへの接続を再度確立する。このため、情報処理装置101は、ハンドオーバを実行する前に、ハンドオーバ直前のネットワーク状態の情報と、そのネットワークとの接続を確立するために必要な通信情報等を保持しておく。
このように、ハンドオーバ技術を用いることで、ユーザビリティの高い通信方式(近距離通信方式)により、高速無線通信方式での通信の接続情報をやり取りし、その後、高速無線通信方式によって、容量の大きいデータのやり取りを高速で行うことができる。
(アプリケーションによって表示される画面の例)
図4〜図6を用いて、本実施形態に係る情報処理装置101のアプリケーションによって表示される画面の例について説明する。なお、以下では、上述のように、通信装置151をプリンタとする例について説明する。また、図4〜図6と後述する図20の画面は一部異なるが、基本的には、図4が図20(B)に対応しており、図5が、図4のプリンタ登録ボタン403または図20(B)のプリンタ登録ボタン2014が押下された時に表示される画面である。また、図6が、プリンタ検索ボタン502が押下されたことにより表示される画面であり、図20(C)の検索結果の画面に相当する。
図4は、アプリケーションのメイン画面400の例を示す図である。図4の画面は、例えば、情報処理装置101においてアプリケーションが起動されたことに応じて表示される。メイン画面400には、プリンタ情報表示領域401、プリントボタン402、プリンタ登録ボタン403、及びネットワーク診断ボタン404が含まれる。プリンタ情報表示領域401は、登録済のプリンタの情報を表示する。なお、本実施形態において、プリンタの「登録」とは、アプリケーションがプリンタに印刷処理を実行させるために、対象となるプリンタの諸情報をアプリケーションが取得し、記憶しておくことである。プリンタ情報表示領域401には、例えば、プリンタ登録時にユーザが付与したプリンタ名、プリンタのIPアドレス、MACアドレスが表示される。なお、プリンタ情報表示領域401には、登録済のプリンタがない場合には、登録されているプリンタがない旨が表示される。プリントボタン402が押下されると、印刷画面(例えば、図20(D))に遷移する。印刷画面では、情報処理装置101に保存されている画像データや文書データ、情報処理装置101が通信部を経由して取得可能なデータの印刷を指示し、プリンタにその指示に応じた印刷を実行させることができる。プリンタ登録ボタン403がタップされると、プリンタ登録画面に遷移する。プリンタ登録処理の詳細については後述する。ネットワーク診断ボタン404が押下されると、ネットワーク診断処理が開始される。ネットワーク診断処理の詳細についても後述する。
図5は、アプリケーションによる、プリンタ登録画面500の例を示す図である。図5の画面は、例えば、登録済プリンタ表示領域501、及び、プリンタ検索ボタン502が含まれる。登録済プリンタ表示領域501には、登録済のプリンタの一覧が表示される。この表示領域は、現在選択されているプリンタを示すラジオボタンを含み、アプリケーションで使用するプリンタを設定することができるように構成される。また、登録済プリンタ表示領域501には、アプリケーションで使用可能な登録済プリンタのIPアドレス、MACアドレスが表示される。プリンタ検索ボタン502が押下されると後述する図6のプリンタ検索画面に遷移する。プリンタ検索によって発見されたプリンタから選択された新たなプリンタが登録されると、登録済プリンタ表示領域501にそのプリンタが表示されるようになる。
図6は、アプリケーションによるプリンタ検索画面600の例を示す図である。なお、図6の画面は、図5のプリンタ検索ボタンが押下された場合に表示される。プリンタ検索画面600は、SSID表示領域601、及び、検出済プリンタ表示領域602を含む。SSID表示領域601には、情報処理装置101に内蔵されるシステムで設定済のSSIDが表示される。すなわち、情報処理装置101は、現在MyAccessPointというSSIDのアクセスポイントと接続している。本アプリケーションは、プリンタ検索画面600に遷移した時に、通信先のSSIDを有した通信機器と同一のネットワーク下にあるプリンタを検索する。検索時には、SNMP(Simple Network Management Protocol)等、プリンタを認識できるような通信プロトコルが使用されうる。検索処理により、各々のプリンタに対応したIPアドレス、及びMACアドレスが取得される。このようにして検出されたプリンタは、検出済みプリンタ表示領域602にリスト化されて表示される。そして、検出済プリンタ表示領域602に表示された検出済プリンタのリストの中から、ユーザが所望のプリンタを押下して選択すると、不図示のプリンタ名設定画面が表示される。そして、その画面において、任意のプリンタ名が入力されると、入力された名前でプリンタが登録される。プリンタの登録時には、情報処理装置101は、そのプリンタとの間で通信を行い、そのプリンタから、印刷時に必要なプリンタのケイパビリティ情報を取得する。ケイパビリティには、プリンタで使用可能な用紙の種類、用紙のサイズ等の情報が含まれる。さらに、情報処理装置101は、プリンタ登録時に、入力されたプリンタ名、検索時に使用したSSID情報、IPアドレス、MACアドレス、及びプリンタのケイパビリティを、対応付けた状態で保持する。
(処理の流れ)
続いて、図7〜図9を用いて、本実施形態に係る情報処理装置101が実行する処理の流れについて説明する。なお、本願の情報処理装置101において実行されるフローチャートは、CPU103がROM等からフローチャートに関係するプログラムを読み出して実行することで実現される。
図7は、本実施形態に係る情報処理装置101の通信制御の処理の流れの例を示すフローチャートである。本処理は、例えば図4のメイン画面400が表示されて、ネットワーク診断404が押下されたタイミングで開始される。なお、図7の処理の前にペアリング処理が実行されていない場合、情報処理装置101は、ネットワーク診断404が押下されたタイミングでペアリング処理を実行する。具体的には、ネットワーク診断404が押下されたタイミングで、情報処理装置101は、アドバタイズ信号のサーチを開始し、後述する図21のペアリング処理を実行する。本処理では、情報処理装置101は、まず、登録済のプリンタ(通信装置)があるか否か、すなわち、メイン画面400のプリンタ情報表示領域401に登録済のプリンタが表示される状態であるか否かを判定する(S701)。情報処理装置101は、登録済みのプリンタがあると判定した場合(S701でYES)は、処理をS702に移す。一方、情報処理装置101は、登録済みのプリンタがないと判定した場合(S701でNO)は、プリンタが登録されていないと判定し、自動接続処理S705を実行する。なお、S701では、情報処理装置101は、所望のプリンタ(通信装置)が登録されているか否かを判定してもよい。すなわち、何らかのプリンタが登録されていたとしても、所望のプリンタが登録されていない場合、処理はS705へと遷移してもよい。自動接続処理では、情報処理装置101は、プリンタ側で設定されているネットワーク接続の状態(例えば接続設定が行われているか否か、又は、いずれの接続方式が用いられているか)に応じて、適切な接続方法でそのプリンタと接続する処理を行う。自動接続処理の流れの詳細については図8において後述する。
S702では、情報処理装置101は、登録済のプリンタと通信可能であるかを確認する。情報処理装置101は、この確認を、登録済のIPアドレス等を使用して何らかの通信(例えば所定の信号の送信とそれに対する応答の受信)を試みることによって実行しうる。情報処理装置101は、登録済みのプリンタと通信できないと判定した場合(S702でNO)、処理をS703に移す。登録済みのプリンタと通信できない場合は、そのプリンタの設定が変更された等の可能性がある。このため、情報処理装置101は、そのプリンタに、そのプリンタが登録された時に設定されていた情報を用いて接続可能な状態とするための修復モードに移る。修復モードの詳細については図9において後述する。一方、情報処理装置101は、登録済のプリンタと通信可能であると判定した場合(S702でYES)は、そのプリンタとの間の接続状況を表示する(S704)。具体的には、情報処理装置101は、プリンタの登録時に保存したネットワーク接続に関する情報に基づいて後述するネットワーク接続状況表示画面を作成する。
図11及び図12は、S704において情報処理装置101の画面に表示される、情報処理装置101とプリンタとの接続状況を表すネットワーク接続状況表示画面1101である。ネットワーク接続状況表示画面1101は、情報処理装置101がどのようにプリンタと接続されているかの状態を画像によって説明する画像説明領域1102、文章によって接続状況を説明する文書説明領域1103、及び、OKボタン1104を含む。図11は、情報処理装置101とプリンタとが、インフラストラクチャ接続方式での接続時に表示される画面の例を示している。すなわち、情報処理装置101は、登録時のプリンタのネットワーク接続に関する情報として保存されたインフラストラクチャ接続方式を示す情報に基づいて、図11の画面を作成する。画像説明領域1102には、情報処理装置101(左)とプリンタ(右)とが、共にアクセスポイント131(下)を介して接続されていることが分かるような画像が表示される。なお、登録時のプリンタのネットワーク接続に関する情報としてアクセスポイントのSSIDが保存されている場合、情報処理装置101は、図11の画面におけるアクセスポイントのオブジェクトにSSIDを表示してもよい。文書説明領域1103には、情報処理装置101が、プリンタと接続できていることを示すメッセージが表示される。一方、図12は、情報処理装置101とプリンタとがダイレクト接続方式で接続している時に表示される画面の例である。このときの画像説明領域1102には、情報処理装置101とプリンタとが他の装置を介さずに直接接続していることが分かるような画像が表示される。なお、情報処理装置101は、登録時のプリンタの名称を外部記憶装置106から取得することで、図11または図12のプリンタのオブジェクトにプリンタ名称を表示してもよい。
図8は、図7のS705で実行される自動接続処理の流れの例を示すフローチャートである。情報処理装置101は、プリンタとの間でBLEによるGATT通信を行い、プリンタからネットワーク接続方式に関する情報を取得する(S801)。また、情報処理装置101は、プリンタのネットワーク接続方式がインフラストラクチャ接続方式の場合は、そのプリンタが接続しているアクセスポイントのSSIDの情報を取得する。BLEによるGATT通信は、図10において上述したような方法で実行される。情報処理装置101は、S801において取得した情報から、プリンタのネットワーク接続方式がダイレクト接続方式であるかインフラストラクチャ接続方式であるか、又は、ネットワーク接続設定が行われていない状態であるのかを判別することができる。その後、情報処理装置101は、プリンタのネットワーク接続状態に応じて、ネットワーク設定が行われていないと判定した場合(S802でNO)は処理をS804に移す。一方、ネットワーク設定済みであると判定した場合(S802でYES)は、処理をS803に移す。情報処理装置101は、S804において、アクセスポイント131を介さずにプリンタと通信が可能なダイレクト接続方式でプリンタとの接続を行うことを示すガイドを表示する。
図13は、S804で表示する画面を表す。ここでの画面構成は、図11とほぼ同様であるが、図13にはOKボタン1104は存在せず、接続ボタン1301及びキャンセルボタン1302が含まれている点で異なる。図13では、画像説明領域1102に、ダイレクト接続方式でプリンタと接続することを表す画像が表示される。また、文書説明領域1103には、プリンタと接続できていないことを示す情報と、プリンタのネットワーク接続の形態を設定することを示す情報と、プリンタとダイレクト接続方式で接続することを示す情報とを含んだメッセージが表示される。
情報処理装置101は、S804で表示された画面において、接続ボタン1301が押下されたと判定した場合(S805でYES)、プリンタとの間でBLEによるGATT通信を行う。そして、情報処理装置101は、接続モード設定指示をGATT通信によってプリンタへ送信し、ネットワーク接続の形態をダイレクト接続方式に設定するようにプリンタに対して指示する(S806)。具体的には、情報処理装置101は、プリンタにプリンタ内部のアクセスポイントを有効化するように指示する。この指示に従って、プリンタは、自身が備えるアクセスポイントを有効化する。そしてプリンタは、アクセスポイントを有効化すると、有効化されたアクセスポイントのSSIDを情報処理装置101へGATT通信によって送信する。そして、プリンタがネットワーク接続の形態をダイレクト接続方式に設定した後に、情報処理装置101は、ダイレクト接続方式でそのプリンタと接続する(S807)。具体的には、情報処理装置101は、上述したS806の指示の後に、プリンタ内部のアクセスポイントのSSIDを取得している。情報処理装置101は、このSSIDのアクセスポイントに対して接続処理を実行する。なお、S804で表示された画面において、キャンセルボタン1302が押下されると(S805でNO)、情報処理装置101は、そのままプリンタと接続することなく処理を終了し、図4のメイン画面に戻る。
S803では、情報処理装置101は、プリンタのネットワーク接続の形態がインフラストラクチャ接続方式であるか否かを、S801で取得した情報に基づいて判定する。情報処理装置101は、プリンタのネットワーク接続方式がインフラストラクチャ接続方式であると判定した場合(S803でYES)、処理をS808に移し、ダイレクト接続方式である場合(S803でNO)は、処理をS811に移す。
図14は、S808で表示される画面の例を示す図である。図14では、画像説明領域1102には、情報処理装置101とプリンタとがインフラストラクチャ接続方式で接続することを示す画像が表示される。また、文書説明領域1103には、プリンタと接続できていないことを示す情報と、プリンタとインフラストラクチャ接続方式で接続することを示す情報とを含んだメッセージが表示される。
情報処理装置101は、S808で表示された画面において、接続ボタン1301が押下されたと判定すると(S809でYES)、インフラストラクチャ接続方式でプリンタと接続する(S810)。すなわち、S810では、情報処理装置101は、プリンタが現に接続しているアクセスポイント131への接続処理を行う(S810)。なお、プリンタが現在接続しているアクセスポイント131の情報(例えば、SSID等)もS801の処理により得られる。また、セキュリティを考慮し、S801においてプリンタから送信される情報にはパスワードが含められない構成としてもよい。この場合、情報処理装置101とプリンタを接続する時に、パスワードを入力する画面が情報処理装置101に表示される。一方、情報処理装置101は、S808で表示された画面において、キャンセルボタン1302が押下されたと判定した場合(S809でNO)、そのままプリンタと接続することなく処理を終了し、図4のメイン画面に戻る。
図15は、S811で表示される画面の例を示す図である。図15では、画像説明領域1102には、情報処理装置101とプリンタとがダイレクト接続方式で接続することを示す画像が表示される。また、文書説明領域1103には、プリンタと接続できていないことを示す情報と、プリンタとダイレクト接続方式で接続することを示す情報とを含んだメッセージが表示される。S811で表示された画面において、接続ボタン1301が押下されると(S812でYES)、情報処理装置101は、ダイレクト接続方式でプリンタと接続する(S813)。なお、S813の処理においては、情報処理装置101は、S801においてプリンタ内のアクセスポイントのSSID、パスワード等を取得しているため、これらの情報を使ってダイレクト接続を実行する。一方、S811で表示された画面において、キャンセルボタン1302が押下された場合(S812でNO)は、情報処理装置101は、そのままプリンタと接続することなく処理を終了する。なお、S813の処理は、S807の処理と同様の処理であるため詳細な説明は省略する。
図9は、本実施形態におけるS703の修復処理の流れの例を示すフローチャートである。情報処理装置101は、まず、登録済のプリンタの情報からネットワーク接続方式の設定値を取得して、登録時にいずれのネットワーク接続方式が設定されていたかを判定する(S901)。すなわち、情報処理装置101は、登録済のプリンタに関する情報を外部記憶装置106等に保存している。情報処理装置101は、登録時の情報を外部記憶装置106から読み出すことで、インフラストラクチャ接続方式でネットワーク接続されていたか、ダイレクトモードでネットワーク接続されていたかを判定する。また、情報処理装置101は、接続時のSSIDも確認する。次いで、情報処理装置101は、プリンタが現に設定しているネットワーク接続方式に関する情報を、BLEによるGATT通信によって再度取得する(S902)。なお、情報処理装置101は、プリンタが現にインフラストラクチャ接続方式でネットワーク接続している場合は、プリンタが接続しているアクセスポイントのSSID等の情報も取得する。その後、情報処理装置101は、S901で取得された情報のうち接続に関する情報(ネットワーク設定)と、S902で取得された情報のネットワーク設定が同一であるかを判定する(S903)。具体的には、情報処理装置901は、接続方式が同一であるか、SSIDが同一であるか等の判定処理を行う。情報処理装置101は、これらの情報が同一であると判定した場合(S903でYES)は処理をS908に移し、異なると判定した場合(S903でNO)は処理をS904に移す。ここで、S904へ処理が移るのは、プリンタにおいて、登録時に設定されていた情報が、現に設定のために使用している情報と異なっている場合である。この場合、情報処理装置101は、図16のような画面を表示する。
図16は、S904で表示される画面の例を示す図である。ここでの画面構成は、図13とほぼ同様であるが、図16の画面では接続ボタン1301が存在せず、修復ボタン1601が追加されている点で図13と異なる。図16では、画像説明領域1102には、S901で取得した登録時のプリンタのネットワーク接続方式を表す画像が表示される。一方、文書説明領域1103には、ネットワーク接続方法が変更されていることを示す情報と、プリンタの接続方法を変更することを示す情報とを含んだメッセージが表示される。
図16の画面において、修復ボタン1601が押下されると(S905でYES)、情報処理装置101は、プリンタとの間でBLEによるGATT通信を行って、ネットワーク接続方式の設定指示をプリンタに送信する(S906)。S906により、情報処理装置101は、プリンタのネットワーク接続方式やSSID等のネットワーク設定情報を、S901で取得した、登録時のネットワーク設定情報に設定する(S906)。そして、情報処理装置101は、S901で取得した、プリンタの登録時のネットワーク接続方式によって、そのプリンタと接続する(S907)。
S908に移行するケースは、登録済の対象プリンタにおいてネットワーク接続方式等のネットワーク設定情報が変更されていないにもかかわらず、情報処理装置101がそのプリンタと通信できない状態に相当する。この状態は、例えば、プリンタでエラーが発生している場合、プリンタが他の情報処理装置と通信中である場合等でありうる。この場合、情報処理装置101は、図17のような、エラーを表示しうる。図17の画面構成は、図11と同様である。図17では、画像説明領域1102には、S901で取得された、登録時のプリンタのネットワーク接続方式を示す画像が表示される。一方、文書説明領域1103には、情報処理装置101が、プリンタと通信できない状況が発生していることを示すメッセージが表示される。なお、プリンタで通信できない状況が発生している場合は、情報処理装置101は、S902でプリンタとの間でBLEによるGATT通信を行った際に、その状況を示す情報を取得してもよい。
なお、図9のS904〜S907では、登録時のネットワーク設定情報に設定する旨で説明したが、S902で取得したネットワーク設定情報を使って、S904〜S907の処理を実行してもよい。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置は、通信の相手方である通信装置におけるネットワーク接続の状態の情報を取得し、その取得した情報に基づいて、情報処理装置と通信装置との間でとられる接続の形態を示す情報を表示する。なお、一例において、情報の取得はBLE等の近距離無線通信方式によって行われ、表示される接続の形態は、無線LAN(WLAN)等の高速無線通信方式に関するものである。これにより、ユーザが、情報処理装置と通信装置との接続形態を認識することが可能となり、何らかの問題が生じた場合にも、ユーザが対処しやすくなる。
情報処理装置と通信装置との間で認証を行い、装置間でGATT通信によりデータの読み書きを実行するためのペアリング処理が実行されうる。なお、GATTとは、BLE規格において情報の読み書き(送受信)を司るプロファイルである。そして、GATT通信とは、情報処理装置101がGATTクライアント、通信装置151がGATTサーバの役割を担い、GATTベースのプロファイルにより、情報処理装置101から通信装置151に対して情報の読み書きが行われる通信である。情報処理装置101と通信装置151間でのペアリングが実行されていない状態では、通信装置は、GATT通信による情報の読み書きを許可しないようにしうる。これにより、ペアリングを行っていない情報処理装置が、通信装置によって保持されている情報を不用意に取得することを防ぐことができる。なお、上記の認証のために行われるPINコード認証とは、特定のユーザのみに情報の送受信を制限するために、一方の装置が保持する予め決められた文字列が他方の装置によって入力された文字列と一致した場合にのみ、処理を許可する認証方法である。
ペアリング処理の詳細について説明する。まず、情報処理装置101は、印刷アプリケーションが起動され、ホーム画面が表示部108に表示されたタイミング等で特定の装置情報を有するアドバタイズ情報のサーチを開始する。なお、特定の装置情報とは、例えば、印刷アプリケーションに対応する装置(プリンタ等)のUUIDやMACアドレス等である。そして、情報処理装置101は、特定の装置情報を有するアドバタイズ情報を受信すると、そのアドバタイズ情報を送信した装置(ここでは、通信装置151)に、BLE接続要求(CONNECT_REQ)を送信し、装置間でBLE接続を確立する。そして、情報処理装置101は、通信装置151とのペアリングを完了していない場合、図22のような画面を表示する。そして図22のような画面を介してペアリングの実行が指示された場合、情報処理装置が、セキュリティーマネージャープロトコルによる通信により、通信装置151に、ペアリング要求を送信する。なお、ペアリングが終了するまで、装置間の通信は、セキュリティーマネージャープロトコルによって行われる。通信装置は、通信装置の表示部に図18(A)に示すようなPINコード表示画面1801を表示する。PINコード表示画面1801にはPINコード1802が表示され、Cancelボタン1803が選択されると、ペアリング処理がキャンセルされる。一方で、情報処理装置は、表示部に図18(B)に示すようなPINコード入力画面1811を表示する。ユーザは、PINコード入力画面1811のPINコード入力領域1812に、通信装置のPINコード表示画面1801に表示されたPINコード(図18の例では、「11111」)を入力し、OKボタン1813を選択する。これにより、情報処理装置と通信装置との間のペアリング処理が完了する。情報処理装置においてCancelボタン1814が選択されても、ペアリング処理はキャンセルされる。ペアリングが完了すると、PINコード表示画面1801は自動的に非表示となり、通信装置は、元の画面を表示する。情報処理装置は、PINコードが入力されたOKボタン1813が押下された場合、入力されたPINコードを含む情報を通信装置に送信する。
通信装置151は、受信した情報に含まれるPINコードが、PINコード表示画面200に表示したPINコード1802と一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合は、情報処理装置101にペアリングを許可する。具体的には、通信装置151は、PINコードをもとに所定の方法で作成されたリンクキーを作成し、作成したリンクキーをROM152に保存する。また通信装置151は、BLEのSMP(Security Manager Protocol)を利用して情報処理装置101へリンクキーを送信する。情報処理装置101は、通信装置151から受信したリンクキーを外部記憶装置106に保存する。なお、本実施形態では、情報処理装置101と通信装置151の両者が、同じリンクキーを保存するが、互いのリンクキーが関連づいていれば異なるリンクキーが保存されても良い。これによりペアリングが完了し、以降、情報処理装置101と通信装置151間でのBLEによるGATT通信が許可される。ペアリング完了後、情報処理装置101は、通信装置151に対してGATT通信の要求する際に、通信装置に保存したリンクキーを通知する。そして、通信装置は保存したリンクキーと通知されたリンクキーとを比較して、ペアリング済みの装置であるかを確認することができる。通信装置は、情報処理装置がペアリング済みの装置であることを確認できた場合に、情報処理装置との間でのGATT通信を開始する。なお、PINコードを固定することにより、ユーザの入力が省略されてもよい。また、ここではPINコードによるペアリングを説明したがそれに限らない。例えば、PINコードを用いずにペアリングが実行されてもよい。その場合には、例えば、GATT通信のデータが暗号化される。暗号キーは、上述のPINコードの代わりに暗号キーを表示または入力させるようにすることで、通信装置の表示部を確認できるユーザが有する情報処理装置のみが解読可能な通信を実現することができるようになる。
ここで、BLEにおけるアドバタイズ信号の内容について説明する。図19(A)は、アドバタイザが送信するアドバタイズ信号に含まれるペイロード部分を示した図である。アドバタイズペイロード1901は、(図19(A)で「AdvA」と示された)アドバタイズアドレスと、(図19(A)で「AdvData」と示された)アドバタイズデータとを含んで構成される。
本実施形態において、アドバタイズアドレスは、通信装置に対して固有に割り当てたられた情報である。一方、アドバタイズデータは、さらに、(図19(A)でそれぞれ「AD_Structure」と示された)複数のアドバタイズ構造領域を含む。アドバタイズ構造領域のサイズが所定の容量に満たない場合は、データ量を所定の容量とするために、0によるパディングが行われる。アドバタイズ構造領域は、(図19(A)で「Length」と示された)その領域のデータ長、(図19(A)で「AD Type」と示された)アドバタイズタイプ、(図19(A)で「Data」と示された)実データを含んで構成される。
図19(B)は、本実施形態において、アドバタイズ構造領域に格納されるデータ1911の例を示している。本実施形態におけるアドバタイズ信号内のアドバタイズデータには、(図19(B)において「AD Structure1」、「AD Structure2」、及び「AD Structure3」と示された)3つのアドバタイズ構造領域が含まれる。ここで、AD Structure1は、一般的なBLEのデータフォーマットであるため、説明を省略する。AD Structure2には、通信装置151の固有の情報が格納される。ここで、AD Structure2のLengthは、AD Structure2のAD TypeとDataの長さが7octet(1octetは8bitを意味する)であることを示している。AD Typeは、Data内の情報の意味を示している。図19(B)の例では、0xFFという値が、通信装置151の固有情報として定義されている。Dataは、特定情報および機能と状態の情報を格納する。
通信装置の特定情報は、例えば、通信装置の製造メーカ、又は、家庭向け/オフィス向けなどの用途が特定されている場合はその用途などを特定可能とするための情報である。Dataには、さらに通信装置の機能および状態が格納されうる。図19(B)では、通信装置の機能および状態が、バイト配列1912によって示されている。本実施形態では、1octet目に、通信装置がプリント機能を有しているかがセットされる。通信装置がプリント機能を有する場合、そのvalueは1となり、プリント機能を有さない場合は0となる。本実施形態の通信装置151は、プリントエンジン155を有しているため、1octet目には1がセットされる。また、通信装置151は、2octet目に、自身においてエラーが発生している場合には1を、エラーが発生していない場合には0を、それぞれセットする。例えば、印刷中に通信装置のインクが無くなった場合には、インクの交換が必要であり、その時点においては、印刷不可状態であり、少なくともインク交換されるまでは印刷が待機された状態となる。したがって、プリントエンジン155においてインク切れを検出した場合には、2octet目は1にセットされる。16octet目にはページ番号が格納される。図19(B)の例では16octet目は0にセットされているが、1にセットされている場合には、他のoctetの情報が異なることとなる。例えば、ページ番号0の場合、1octet目はプリント機能の有無が示されるが、ページ番号1の場合には1octet目は他の情報が格納されうる。このように、アドバタイズの情報に格納できるサイズに制限がある場合でも、ページ番号を変えることによって他の情報も送信されうる。
なお、アドバタイズ構造領域に格納されるデータの内容およびデータの構造は、上述の内容に限られない。例えば、製造メーカや通信装置の機器および状態情報の組み合わせを一意に識別可能な番号であるUUID(Universally Unique Identifier)を、予め定義しておく。そして、通信装置151は、自身の状態等に応じて対応するUUIDを選択して、その選択したUUIDをアドバタイズ構造領域に格納してアドバタイズを実行してもよい。ここで、UUIDを組み合わせにより複数定義しておくことで、他の通信装置が発信するアドバタイズ情報内のUUIDとの偶然の一致(衝突現象)を避けることができる。衝突現象が発生した場合、他の通信装置のアドバタイズを情報処理装置101が処理することで生じる誤動作が発生しうる。AD Structure3には通信装置の名称が格納される。通信装置の名称は装置ごとに異なるため、可変である。AD Structure3のLengthは、AD Structure3のAD TypeとDataの長さが9octetであることを示している。AD Structure3のAD Typeは、Data内の情報の意味を示している。図19(B)の例では、0x09という値が、通信装置151の名称として定義されている。Dataは通信装置の名称となる。図19(B)の例では「PrinterA」である。
通信装置によるアドバタイズ信号は、図3のように定常的に送信されうる。アドバタイズ信号のデータは、上述したように、通信装置の状態に応じて変更されうる。なお、本実施形態では、アドバタイズ信号が定常的に送信されると説明したが、それに限られない。例えば、通信装置151の入力インタフェース158を介してユーザ操作が行われた時など、特定の条件に合致した場合にのみ、アドバタイズ信号が送信されるようにしてもよい。
続いて、ペアリング処理を実行するタイミングについて説明する。本実施形態では、ペアリング処理が実行されていない状況で印刷アプリケーションの特定の画面に遷移した際に、ペアリング処理が実行されうる。また、印刷アプリケーションの特定のボタンが押下されたタイミングでペアリング処理が実行されてもよい。例えば、後述する画像印刷ボタン2012が押下されて図20(D)に遷移したタイミングや、文書印刷ボタン2013が押下されて画面が遷移したタイミングでペアリング処理が実行される。その他、ネットワーク診断ボタン404が押下されたタイミングでペアリング処理が行われてもよい。ここでは、まず、アプリケーションの画面について説明する。情報処理装置101は、入力インタフェース102を介して外部記憶装置106に格納された印刷実行機能を提供するアプリケーションを起動するためのユーザからの指示を受け付ける。情報処理装置101は、その指示の受付に応じて、印刷アプリケーションを起動する。なお、以下では、通信装置151をプリンタと表記する。
図20(A)〜(F)に、印刷アプリケーションによって表示部108を介してユーザに表示される、印刷アプリケーションの画面遷移を示す。図20(A)において、使用許諾契約画面2001は、印刷アプリケーションを使用する際に順守すべき条件などをユーザに確認させるための画面である。ユーザは、使用許諾契約文2002を確認して、同意するか否かを選択する。ユーザは、同意しない場合、ボタン2004を選択することで印刷アプリケーションを終了し、同意する場合、ボタン2003を選択することにより図20(B)のメイン画面2011へと画面表示を遷移させる。
図20(B)のメイン画面2011では、印刷アプリケーションの主な機能が一覧表示される。ユーザは、例えば、情報処理装置101の外部記憶装置106などに格納されたプリント対象が画像データの場合は、ボタン2012を選択し、画面表示を画像選択画面2031へと遷移させる。一方、ユーザは、プリント対象が文書データである場合はボタン2013を選択し、画面表示を、不図示の文書選択画面に遷移させる。印刷アプリケーションにおいては、プリンタを無線通信のネットワーク内において特定するために、プリンタを特定する情報や機能情報などを登録することができる。ここで、プリンタを特定する情報(以下、「特定情報」と呼ぶ。)は、プリンタの識別情報(MACアドレス)、IPアドレス、プリンタの名称等の少なくともいずれかでありうる。また、プリンタの機能情報とは、例えば、印刷可能な用紙種リスト等のプリンタの性能等に関する情報でありうる。印刷アプリケーションがこの特定情報と機能情報とを登録することによって、外部記憶装置106にこれらの情報が関連付けて保存される。ここで、このような登録処理が実行されたプリンタのことを登録プリンタと呼び、プリント処理を実行するプリンタのことをカレントプリンタと呼ぶ。なお、本実施形態では説明を省略するが、複数のプリンタが登録されてもよい。その場合、ユーザは、プリント処理を実行する前に、登録プリンタの中からカレントプリンタを選択する。なお、登録プリンタが1つである場合は、そのプリンタがカレントプリンタとなる。
ユーザは、プリンタを登録する場合、プリンタ登録ボタン2014を選択する。プリンタ登録ボタン2014が選択されると、上述した図5の画面が表示される。そして、図5においてプリンタ検索ボタン502が押下された場合、画面表示は図20(C)に遷移する。プリンタ登録画面2021に遷移すると、印刷アプリケーションは、自動的に無線通信ネットワーク内に接続されたプリンタを検索する処理を実行し、発見されたプリンタをリスト形式で表示する(図6)。ここでは、特定情報に含まれるプリンタの名称によって、発見されたプリンタが表示される。ユーザは、プリンタ登録画面2021にリストアップされたプリンタ群から、登録したいプリンタを選択することで登録プリンタを決定する。なお、ユーザは、登録したいプリンタを複数選択することもできる。
図20(C)のプリンタ登録画面2021について説明を続ける。プリンタ登録画面2021において、アクセスポイント名2022として、現在、情報処理装置101が接続中のアクセスポイント131のSSIDが表示される。ここでは一例として、アクセスポイントAというSSIDが示されている。モーダルダイアログ2023は、実行中の処理を明示するためのダイアログである。ダイアログ2023の表示中は、その他の領域が暗転し、操作できない状態となりうる。検索が終了すると、ダイアログ2023は非表示となり、その他の領域が明転し、他のボタン選択などのユーザ操作を受付可能となる。プリンタ検索の結果は、検索結果一覧2024に表示される。図20(C)の例では、検索された2台のプリンタ(Printer A及びPrinter B)が表示されている。すなわち、アクセスポイントAには「Printer A」と「Printer B」が接続中である。ユーザの指示に従って図6のようにリストアップされたプリンタから選択を受け付けることで、情報処理装置101は、選択されたプリンタを登録プリンタとして登録し、メイン画面2011(又は図4)に戻る。なお、本実施形態では、登録プリンタは1台のみであるため、その選択プリンタがカレントプリンタとなる。
続いて、メイン画面2011において、画像印刷ボタン2012が選択された場合について説明する。画像印刷ボタン2012が選択されると、表示画面は画像選択画面2031へと遷移する。画像選択画面2031では、情報処理装置101の外部記憶装置106に格納された画像データのサムネイル画像が表示され、ユーザは、サムネイル画像2032を選択することによって、印刷対象の画像を選択する。選択画像については、印刷対象を示すチェックマーク2033がサムネイル上に表示される。画像が選択された状態で、印刷設定ボタン2034が選択されると、表示画面は印刷設定画面2041へと遷移する。
印刷設定画面2041のサムネイル表示領域2042には、印刷対象画像のサムネイルが表示される。印刷対象画像は、画像選択画面2031でチェックマークが付された画像である。プリンタ名表示領域2043には、カレントプリンタのプリンタ名が表示される。プリンタ名は、カレントプリンタに関連付けて保存されている通信装置の特定情報に含まれている名称が表示される。なお、登録プリンタが複数ある場合には、不図示のプリンタ選択画面などを通じてユーザによって選択された登録プリンタの名称が、カレントプリンタとして表示されることになる。印刷条件表示領域2044には、印刷を実行する際の印刷条件が表示される。ユーザは、不図示の印刷条件変更画面で適宜変更できる。印刷アプリケーションに印刷開始を指示するための印刷開始ボタン2045をユーザが選択すると、表示画面は印刷中画面2051に遷移する。
印刷中画面2051では、印刷アプリケーションは、カレントプリンタ(本実施形態ではプリンタA)に対して、印刷条件表示領域で表示した印刷条件で、ユーザが選択した印刷対象画像を印刷処理するための指示(印刷ジョブ)を送信する。印刷中画面2051の印刷中画像2052には、印刷対象画像のうち現在印刷中の画像が表示される。メッセージ2053には、印刷の進捗やステータスが表示される。印刷中に何らかの問題があって、印刷が継続できなかったり、中止になったりした場合には、ユーザにその状態を伝えるために、その旨がメッセージ2053に表示される。キャンセルボタン2054が選択されると、印刷が中止され、その前に表示されていた印刷設定画面2041に戻る。
図21は、情報処理装置において印刷アプリケーションが実行するペアリング処理の流れを示すフローチャートである。情報処理装置は、印刷アプリケーションが起動したことに応じて本処理を実行する。また、その他のタイミングとして、印刷アプリケーションにおいて所定のボタンが押下されたタイミングで図21の処理が開始されてもよい。すなわち、情報処理装置は、印刷アプリケーションにおいて所定のボタン(印刷ボタン402、ネットワーク診断ボタン404)が押下されたタイミングで、図21の処理を開始してもよい。まず、情報処理装置は、プリンタ(通信装置)が発信したアドバタイズ信号を受信(サーチ)し、印刷アプリケーションは、情報処理装置の通信回路から、アドバタイズ信号の受信の通知を受け取る(S2101)。その際、アドバタイズ信号内に格納された情報1901も印刷アプリケーションに受け渡される。印刷アプリケーションは、アドバタイズ信号を受信すると、プリンタとの間でのペアリングを実行することが可能か否かを確認する(S2102)。そして、印刷アプリケーションは、プリンタとの間でのペアリングを実行することができないと判定すると(S2102でNO)、処理を終了する。
この確認処理について、図20(A)〜(F)の印刷アプリケーションの画面を用いて説明する。図20(A)〜(F)の各画面表示中には、印刷アプリケーションがユーザに確認を行わせる状態や、何らかの処理を実行中の状態でありえ、この場合にはペアリングは実行されない。例えば、使用許諾契約画面2001を表示中の場合には、使用許諾契約を同意するまでは印刷アプリケーションの使用が許可されないため、アドバタイズ信号を受けても、ペアリング処理は実行されない。また、本実施形態では、図21(C)のようにプリンタ検索処理が実行されている際や、プリンタ検索中のモーダルダイアログ2023を表示中に、ペアリング処理も実行されると、複数のダイアログが表示されるなど、ユーザ操作が複雑となる。そのため、ダイアログ2023が表示されている最中には、ペアリング処理は実行されない。一方、プリンタ検索が終了し、モーダルダイアログ2023が非表示になると、ペアリング処理が実行可能であると判定されうる。
印刷アプリケーションは、ペアリングを実行可能であると判定した場合(S2102でYES)、続いて、受信したアドバタイズ情報の解析を行う(S2103)。ここでは、上述のアドバタイズ構造領域に格納されたデータ1911が解析される。印刷アプリケーションは、解析を終了すると、印刷アプリケーション自身が処理可能な特定のアドバタイズであるかを判断する(S2104)。本実施形態では、この判断に、上述の通信装置(プリンタ)の特定情報が使用される。この特定情報は、一例において、製造メーカ、又は、家庭向け若しくはオフィス向け、等の、通信装置を特定する情報を含む。印刷アプリケーションが家庭向けのプリンタに対応したアプリケーションである場合に、特定情報にオフィス向けという情報が格納されていると、印刷アプリケーションは、ペアリング処理を実行しないと判断する。一方、この場合に、特定情報に家庭向けのプリンタという情報が格納されている場合は、印刷アプリケーションは、ペアリングを実行すると判断する。なお、ここでは、この判断を特定情報に基づいて行うように説明したが、これに限られない。例えば、アドバタイズ情報の通信装置名が、印刷アプリケーションが対応した特定の名前であるプリンタに対しては、ペアリングを実行すると判定されてもよい。また、通信装置の機能および状態1912によって、ペアリングを実行するか否かが判定されてもよい。例えば、通信装置がプリント機能を有さない場合は、印刷アプリケーションは、その通信装置との間ではペアリングを実行しない。また、印刷アプリケーションは、プリンタがエラー状態にあり、かつ情報処理装置にプリンタのエラー情報を扱うステータスアプリケーションがインストールされている場合は、ペアリングを実行せずに、ステータスアプリケーションへとユーザを誘導してもよい。そして、ステータスアプリケーションにプリンタのステータスが表示される。
印刷アプリケーションは、受信したアドバタイズ情報が、自身が処理可能な特定のアドバタイズ情報でないと判定した場合(S2104でNO)は、ペアリング処理を実行することなく本フローチャートの処理を終了する。一方、印刷アプリケーションは、受信したアドバタイズ情報が、自身が処理可能な特定のアドバタイズ情報であると判定した場合(S2104でYES)、情報処理装置101がペアリングしたことがある通信装置のリストを取得する(S2105)。
印刷アプリケーションは、情報処理装置101がペアリングしたことがある通信装置のリストを取得すると、情報処理装置101と通信装置151との間でのペアリングが済んでいるか否かを確認する(S2106)。具体的には、S2105で取得したリストにS2103の解析結果である通信装置の情報が含まれるか否かを判定することでS705が実現される。印刷アプリケーションは、情報処理装置101と通信装置151との間でのペアリングが済んでいる場合(S2106でYES)、処理を終了する。このように、情報処理装置101と通信装置151との間でのペアリングが済んでいる場合にその後の処理を省略することにより、後述する確認ダイアログ2201の不要な表示および確認を防ぐことができる。一方、印刷アプリケーションは、情報処理装置101と通信装置151との間でのペアリングが完了していない場合(S2106でNO)は、アドバタイズを発信しているプリンタが、上述の登録プリンタであるかを確認する(S2107)。
アドバタイズを発信しているプリンタが登録プリンタである場合(S2107でYES)、印刷アプリケーションは、後述のペアリングの実行確認を行わずに、ペアリング処理を実行する(S2109)。登録プリンタは、情報処理装置がそのプリンタとの間で接続を確立して、ユーザが印刷アプリケーションで利用すると認めたプリンタであるため、ペアリングの実行確認をする必要がないと言えるからである。これにより、不要なペアリングの実行確認を行わなくなり、ユーザの手間を削減することができる。アドバタイズを発信しているプリンタが登録プリンタでない場合(S2107でNO)、印刷アプリケーションは、ユーザにペアリングを実行するか否かを確認する(S2108)。BLEのアドバタイズが、特性上、不特定多数のユーザの端末装置によって受信されうるため、ユーザが所有するプリンタであるか否かを確認するためにペアリングの実行確認が行われうる。
図22に、S2108にて表示される確認ダイアログ2201の例を示す。確認ダイアログ2201では、プリンタの名前2202が表示され、ユーザが所望するプリンタであるかの確認が受け付けられる。ユーザによって「はい」ボタン2203が選択される(S2108でYES)と、印刷アプリケーションは、ペアリング処理を実行する(S2109)。一方、ユーザによって「いいえ」ボタン2204が選択された場合(S2108でNO)は、印刷アプリケーションは、ペアリングを実行せずに処理を終了する。なお、図22の画面内に、プリンタのステータス(インク少、エラー等)が表示されてもよい。
S2109で実行されるペアリング処理については、図18を用いて上述しているため省略する。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
103、154:CPU、107:出力インタフェース、108:表示部、109、156:通信部、110、157:近距離無線通信部

Claims (10)

  1. 情報処理装置であって、
    通信装置との間で第1の通信方式で通信を行う第1の通信手段と、
    前記通信装置との間で、前記第1の通信方式と異なる第2の通信方式で通信を行う第2の通信手段と、
    前記第1の通信手段を使って接続しているネットワークに接続されている通信装置を検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された通信装置を登録する登録手段と、
    前記登録された通信装置と前記第1の通信手段を使って通信するために使用した第1通信情報を記憶部に保持させる保持手段と、
    前記登録された通信装置と前記第1の通信手段を介して通信できず、かつ、前記第2の通信手段を介して前記通信装置から取得された前記第1の通信方式による通信を行うための第2通信情報と前記保持される前記第1通信情報とが異なる場合前記第2の通信手段を介して前記第1通信情報を使った設定を行うよう前記通信装置に指示する指示手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記登録された通信装置と前記第1の通信手段を介して通信できず、かつ、前記第2の通信手段を介して前記通信装置から取得された前記第1の通信方式による通信を行うための第2通信情報と前記保持される前記第1通信情報とが異なる場合、前記第1通信情報への変更を促すメッセージを含む画面を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記画面を介して入力されたユーザ操作に基づいて、前記第2の通信手段を使って前記第1通信情報を前記通信装置に送信する送信手段をさらに有することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記登録された通信装置と前記第1の通信手段を介して通信できず、かつ、前記第2の通信手段を介して前記通信装置から取得された前記第1の通信方式による通信を行うための第2通信情報と前記保持される前記第1通信情報が同じである場合、通信できないことを示す情報が表示されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の通信方式は無線LANに係る通信方式である、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第2の通信方式はBluetooth Low Energyに係る通信方式である、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 記通信装置から送信されたBluetooth Low Energyのアドバタイズ信号に基づいて、当該通信装置における前記第1の通信方式によるネットワーク接続の状態の情報を取得するための、前記第2の通信手段による通信を行うかを判定する判定手段を有することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1通信情報は、前記通信装置を検索するときに使用したSSID(Service Set Identifier)であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 通信装置との間で第1の通信方式で通信を行う第1の通信手段と、前記通信装置との間で、前記第1の通信方式と異なる第2の通信方式で通信を行う第2の通信手段と、を有する情報処理装置によって実行される制御方法であって、
    前記第1の通信手段を使って接続しているネットワークに接続されている通信装置を検索する検索工程と、
    前記検索工程において検索された通信装置を登録する登録工程と、
    前記登録された通信装置と前記第1の通信手段を使って通信するために使用した第1通信情報を記憶部に保持させる保持工程と、
    前記登録された通信装置と前記第1の通信手段を介して通信できず、かつ、前記第2の通信手段を介して前記通信装置から取得された前記第1の通信方式による通信を行うための第2通信情報と前記保持される前記第1通信情報とが異なる場合前記第2の通信手段を介して前記第1通信情報を使った設定を行うよう前記通信装置に指示する指示工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  10. 通信装置との間で第1の通信方式で通信を行う第1の通信手段と、前記通信装置との間で、前記第1の通信方式と異なる第2の通信方式で通信を行う第2の通信手段と、を有する情報処理装置に備えられたコンピュータに、
    前記第1の通信手段を使って接続しているネットワークに接続されている通信装置を検索させ、
    前記検索された通信装置を登録させ、
    前記登録された通信装置と前記第1の通信手段を使って通信するために使用した第1通信情報を記憶部に保持させ、
    前記登録された通信装置と前記第1の通信手段を介して通信できず、かつ、前記第2の通信手段を介して前記通信装置から取得された前記第1の通信方式による通信を行うための第2通信情報と前記保持される前記第1通信情報とが異なる場合前記第2の通信手段を介して前記第1通信情報を使った設定を行うよう前記通信装置に指示させる、
    ためのプログラム。
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