JP6743667B2 - 脱銅電解設備、および脱銅電解方法 - Google Patents
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Description
Cu+ + e- = Cu0 ・・・(1)
Cu2+ + 2e- = Cu0 ・・・(2)
Cu0 + Cu2+ = 2Cu+ ・・・(3)
本発明は上記事情に鑑み、電流効率が高い脱銅電解設備、および脱銅電解方法を提供することを目的とする。
第2発明の脱銅電解設備は、第1発明において、前記戻り流路は前記濾液を一時貯留する濾液貯槽を備え、前記濾液貯槽は濾液貯槽用撹拌装置を備え、前記濾液貯槽用撹拌装置は、少なくとも前記濾液貯槽から前記電解槽に前記濾液を送液する期間は前記濾液貯槽内の前記濾液が撹拌状態であるように、予め定められた期間は稼働し、その他の期間は停止することを特徴とする。
第3発明の脱銅電解方法は、銅を含む水溶液を電解槽に供給し、電解採取により銅粉を析出させ、前記電解槽から排出された湿潤状態の銅粉をレパルプ槽に供給し、レパルプし、前記レパルプ槽から排出されたスラリーを固液分離装置に供給し、バッチ処理により固液分離し、前記固液分離装置から排出された濾液を前記電解槽に供給し、前記レパルプ槽に備えられたレパルプ槽用撹拌装置を、少なくとも前記レパルプ槽から前記固液分離装置に前記スラリーを送液する期間は前記レパルプ槽内の前記スラリーが撹拌状態であるように、予め定められた期間は稼働させ、その他の期間は停止させることを特徴とする。
第4発明の脱銅電解方法は、第3発明において、前記固液分離装置から排出された前記濾液を前記電解槽に供給するにあたり、前記濾液を濾液貯槽に一時貯留し、前記濾液貯槽に備えられた濾液貯槽用撹拌装置を、少なくとも前記濾液貯槽から前記電解槽に前記濾液を送液する期間は前記濾液貯槽内の前記濾液が撹拌状態であるように、予め定められた期間は稼働させ、その他の期間は停止させることを特徴とする。
第2発明によれば、濾液貯槽用撹拌装置の稼働期間を短くすることで、撹拌により1価の銅イオンが酸化されて2価の銅イオンになることを抑制できる。その結果、電解槽内の電解液の2価銅イオン濃度の上昇を抑制でき、電流効率を高くできる。
第3発明によれば、レパルプ槽用撹拌装置の稼働期間を短くすることで、撹拌により1価の銅イオンが酸化されて2価の銅イオンになることを抑制できる。その結果、電解槽内の電解液の2価銅イオン濃度の上昇を抑制でき、電流効率を高くできる。
第4発明によれば、濾液貯槽用撹拌装置の稼働期間を短くすることで、撹拌により1価の銅イオンが酸化されて2価の銅イオンになることを抑制できる。その結果、電解槽内の電解液の2価銅イオン濃度の上昇を抑制でき、電流効率を高くできる。
本発明の一実施形態に係る脱銅電解設備、および脱銅電解方法は、ニッケルを回収する湿式製錬プロセスの脱銅電解工程に好適に適用される。なお、本実施形態の脱銅電解設備、および脱銅電解方法は、水溶液に含まれる銅を電解採取により除去する工程であれば、いかなるプロセスの工程にも適用し得る。以下、前記湿式製錬プロセスの脱銅電解工程に適用する場合を例に説明する。
まず、図3に基づき、前記湿式製錬プロセスを説明する。
湿式製錬プロセスでは、原料であるニッケル硫化物として、ニッケルマットとニッケル・コバルト混合硫化物(MS:ミックスドサルファイド)との2種類が用いられる。
つぎに、前記脱銅電解工程を実行する脱銅電解設備1を説明する。
図1に示すように、脱銅電解設備1は、混合槽10、電解槽20、レパルプ槽30、固液分離装置40、濾液貯槽50を備えている。
電流効率[%]=〔産出銅粉×銅品位[%]〕/〔Cu2+電気化学等量×通電時間×通電電流〕
前述のごとく、レパルプ槽30から固液分離装置40へのスラリーの送液は、固液分離装置40のバッチ処理に合わせて、断続的に行われる。ここで、図2に示すように、レパルプ槽30から固液分離装置40にスラリーを送液する期間を送液期間P1とする。なお、送液期間P1は第1ポンプ71の稼働期間に相当する。レパルプ槽用撹拌装置31はこの送液期間P1に合わせて稼働、停止する。レパルプ槽用撹拌装置31が稼働する期間を撹拌期間P2とする。撹拌期間P2は、少なくとも送液期間P1はレパルプ槽30内のスラリーが撹拌状態であるように、予め定められる。レパルプ槽用撹拌装置31は、撹拌期間P2は稼働し、その他の期間は停止する。
前述のごとく、濾液貯槽50から電解槽20への濾液の送液は、電解槽20の銅粉の抜き出しに合わせて、断続的に行われる。ここで、図2に示すように、濾液貯槽50から電解槽20に濾液を送液する期間を送液期間P1とする。なお、送液期間P1は第2ポンプ72の稼働期間に相当する。濾液貯槽用撹拌装置51はこの送液期間P1に合わせて稼働、停止する。濾液貯槽用撹拌装置51が稼働する期間を撹拌期間P2とする。撹拌期間P2は、少なくとも送液期間P1は濾液貯槽50内の濾液が撹拌状態であるように、予め定められる。濾液貯槽用撹拌装置51は、撹拌期間P2は稼働し、その他の期間は停止する。
図1に示す脱銅電解設備1を用いて湿式製錬プロセスの脱銅電解工程の操業を行った。混合槽10に供給される浸出液は、銅を含む塩化ニッケル水溶液であり、ニッケル濃度が220〜270g/L、銅濃度が25〜45g/Lである。混合槽10に供給されるニッケル電解廃液は塩化ニッケル水溶液であり、ニッケル濃度が70〜80g/L、銅濃度が0.01g/Lである。
レパルプ槽用撹拌装置31を断続的に稼働させた。具体的には、レパルプ槽用撹拌装置31による撹拌期間P2の開始時期をスラリーの送液期間P1の開始時期よりも1秒前とし、撹拌期間P2の終了時期を送液期間P1の終了時期よりも1秒前とした。濾液貯槽用撹拌装置51は連続的に稼働させた。
その結果、電流効率は74.7%となった。
実施例1と同様にレパルプ槽用撹拌装置31を断続的に稼働させた。また、濾液貯槽用撹拌装置51を断続的に稼働させた。具体的には、濾液貯槽用撹拌装置51による撹拌期間P2の開始時期を濾液の送液期間P1の開始時期よりも1秒前とし、撹拌期間P2の終了時期を送液期間P1の終了時期よりも1秒前とした。
その結果、電流効率は78.4%となった。
レパルプ槽用撹拌装置31および濾液貯槽用撹拌装置51を連続的に稼働させた。
その結果、電流効率は57.2%となった。
10 混合槽
20 電解槽
30 レパルプ槽
31 レパルプ槽用撹拌装置
40 固液分離装置
50 濾液貯槽
51 濾液貯槽用撹拌装置
Claims (4)
- 銅を含む水溶液が供給され、電解採取により銅粉を析出させる電解槽と、
前記電解槽から排出された湿潤状態の銅粉をレパルプするレパルプ槽と、
前記レパルプ槽から排出されたスラリーをバッチ処理により固液分離する固液分離装置と、
前記固液分離装置から排出された濾液を前記電解槽に供給する戻り流路と、を備え、
前記レパルプ槽はレパルプ槽用撹拌装置を備え、
前記レパルプ槽用撹拌装置は、少なくとも前記レパルプ槽から前記固液分離装置に前記スラリーを送液する期間は前記レパルプ槽内の前記スラリーが撹拌状態であるように、予め定められた期間は稼働し、その他の期間は停止する
ことを特徴とする脱銅電解設備。 - 前記戻り流路は前記濾液を一時貯留する濾液貯槽を備え、
前記濾液貯槽は濾液貯槽用撹拌装置を備え、
前記濾液貯槽用撹拌装置は、少なくとも前記濾液貯槽から前記電解槽に前記濾液を送液する期間は前記濾液貯槽内の前記濾液が撹拌状態であるように、予め定められた期間は稼働し、その他の期間は停止する
ことを特徴とする請求項1記載の脱銅電解設備。 - 銅を含む水溶液を電解槽に供給し、電解採取により銅粉を析出させ、
前記電解槽から排出された湿潤状態の銅粉をレパルプ槽に供給し、レパルプし、
前記レパルプ槽から排出されたスラリーを固液分離装置に供給し、バッチ処理により固液分離し、
前記固液分離装置から排出された濾液を前記電解槽に供給し、
前記レパルプ槽に備えられたレパルプ槽用撹拌装置を、少なくとも前記レパルプ槽から前記固液分離装置に前記スラリーを送液する期間は前記レパルプ槽内の前記スラリーが撹拌状態であるように、予め定められた期間は稼働させ、その他の期間は停止させる
ことを特徴とする脱銅電解方法。 - 前記固液分離装置から排出された前記濾液を前記電解槽に供給するにあたり、前記濾液を濾液貯槽に一時貯留し、
前記濾液貯槽に備えられた濾液貯槽用撹拌装置を、少なくとも前記濾液貯槽から前記電解槽に前記濾液を送液する期間は前記濾液貯槽内の前記濾液が撹拌状態であるように、予め定められた期間は稼働させ、その他の期間は停止させる
ことを特徴とする請求項3記載の脱銅電解方法。
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JP2016234068A JP6743667B2 (ja) | 2016-12-01 | 2016-12-01 | 脱銅電解設備、および脱銅電解方法 |
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CN112095126A (zh) * | 2020-10-15 | 2020-12-18 | 金川集团信息与自动化工程有限公司 | 一种自动脱铜系统 |
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