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JP6738180B2 - 光ファイバ - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバに関し、設計の自由度を向上させる場合に好適なものである。
現在、一般に普及している光ファイバ通信システムに用いられる光ファイバは、1本のコアの外周がクラッドにより囲まれた構造をしており、このコア内を光信号が伝搬することで情報が伝送される。そして、近年、光ファイバ通信システムの普及に伴い、伝送される情報量が飛躍的に増大している。このような伝送される情報量の増大に伴い、光ファイバ通信システムにおいては、数十本から数百本といった多数の光ファイバが用いられることで、大容量の長距離光通信が行われている。
こうした光ファイバ通信システムにおいて、複数のコアの外周が1個のクラッドにより囲まれたマルチコア光ファイバを用いて、それぞれのコアを伝搬する光により、複数の信号を伝送させることが知られている。また、コアが単一の光ファイバや、マルチコア光ファイバにおいて、コアに複数のモードの光を伝搬させ、それぞれのモードの光に情報を重畳させて、更なる大容量通信を行うフューモード光ファイバやフューモードマルチコア光ファイバが知られている。
このようにコアに複数のモードの光を伝搬させる場合、モード間郡遅延差(DMD)が生じることが知られている。コアに複数のモードの光を伝搬させる場合、この光を受信する受信機では、一般的にMIMO(multiple-input and multiple-output)処理がなされるが、モード間郡遅延差が大きい場合、MIMO処理が複雑となる傾向がある。
下記非特許文献1〜3には、モード間結合が生じる場合にはモード間郡遅延差が平均化され、MIMO処理が軽減化される旨の記載がある。
N.K. Fontaine et al., "Experimental investigation of crosstalk accumulation in a ring-core fiber," 2013 IEEE Photonics Society Summer Topical Meeting Series, TuC4.2, pp. 111-112(2013) R. Ryf et al., "1705-km transmission over coupled-core fiber supporting 6 spatial modes," ECOC 2014, PD.3.2 (2014) T. Fujisawa and K. Saitoh, A principal mode analysis of strongly- coupled 3-core fibers," ECOC 2015, We.1.4.6 (2015)
モード間結合を生じさせるためには、それぞれのモードの光の実効屈折率の差、すなわち実効屈折率差を小さくする必要がある。しかし、それぞれの実効屈折率差が小さい場合次のような懸念がある。すなわち、最も高次のLPモードの光の実効屈折率とクラッドの屈折率の差が小さくなり、もっとも高次のLPモードの光が損失する場合がある。あるいは、通信に不要なLPモードの光が伝搬され、ノイズとなったり、この不要な光と通信に必要な光とがモード間結合を起こし、通信に必要な光が損失する場合がある。これらの場合には、モード間結合した光が適切に伝搬されない虞がある。
そこで、本発明は、複数のLPモードの光をモード間結合させつつ適切に伝搬することができる光ファイバを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、所定の通信帯域において、x次LPモードまでの光(xは2以上の整数)により通信を行う光ファイバであって、(x+1)次LPモードまでの光を伝搬する信号光伝搬コアと、前記信号光伝搬コアを伝搬する(x+1)次LPモードの光と結合し、前記信号光伝搬コアを伝搬するx次LPモードまでの光との結合が抑制された光を伝搬する被結合部材と、を備え、前記信号光伝搬コアを伝搬するx次LPモードまでの光はモード間結合し、x次LPモードの光と(x+1)次LPモードの光のモード間結合が抑制されることを特徴とするものである。
或いは、上記目的を達成するため、本発明は、所定の通信帯域において、x次LPモードまでの光(xは2以上の整数)により通信を行う光ファイバであって、(x+2)次LPモード以上のモード数の光を伝搬する信号光伝搬コアと、前記信号光伝搬コアを伝搬する(x+1)次LPモード以上のいずれかのLPモードの光と結合し、前記信号光伝搬コアを伝搬するx次LPモードまでの光との結合が抑制された光を伝搬する被結合部材と、を備え、前記信号光伝搬コアを伝搬するx次LPモードまでの光はモード間結合し、x次LPモードの光と(x+1)次LPモードの光のモード間結合が抑制され、前記信号光伝搬コアを伝搬する前記(x+1)次LPモード以上の光はモード間結合することを特徴とするものである。
上記のいずれの光ファイバによっても、通信に用いるLPモードよりも高次のLPモードの光を伝搬するため、通信に用いるLPモードの光を強固に信号光伝搬コアに閉じ込めることができる。また、通信に用いないLPモードの光は、被結合部材を伝搬する光に結合するため、通信に用いないLPモードの光が通信に用いるLPモードの光へ影響することを抑制できる。このため、本発明の光ファイバによれば、通信に用いる複数のモードの光をモード間結合させつつ、適切に伝搬することができる。
また、前記信号光伝搬コアは、中心軸を含む内側コアと、前記内側コアの外周面を囲み前記内側コアよりも屈折率の高い外側コアからなることが好ましい。
このように屈折率分布がリング型のコアを用いることにより、所定のLPモードまでの光をモード間結合させ易くでき、かつ、所定のLPモードの光の実効屈折率と当該所定のLPモードの次のLPモードの光の実効屈折率とを離すことができる。例えば、x次LPモードが3次LPモードである場合に、LP01モードの光、LP11モードの光及びLP21モードの光の実効屈折率を近づけてモード間結合し易くでき、LP21モードの光の実効屈折率と4次LPモードであるLP02モードの光の実効屈折率を離して、LP02モードの光が3次LPモードまでの光とモード間結合することを抑制することができる。なお、3次LPモードがLP02モードで4次LPモードがLP21モードとなる場合や、他のLPモードの組み合わせとなることもある。
また、前記被結合部材は、伝搬する光を前記信号光伝搬コアよりも損失することが好ましい。
このように構成することで、被結合部材を伝搬する光に結合することにより被結合部材に移動した(x+1)次LPモード以上の光を減衰させることができる。
また、前記被結合部材が前記信号光伝搬コアの外周面を囲むクラッドとされることが好ましい。
この場合、(x+1)次LPモード以上の光はクラッドを伝搬するクラッドモード光と結合する。一般的に通信用の光ファイバにはクラッドが必須の構成である。この必須の構成のクラッドを被結合部材とすることで、別途被結合部材を設けなくともよい。従って、光ファイバの構成が複雑化することを抑制することができる。また、被結合部材がクラッドとされることで、(x+1)次LPモード以上の光はクラッドモード光となり、再び信号光伝搬コアに(x+1)次LPモード以上の光が戻る比率を小さくすることができる。さらに、クラッドの外周面がクラッドよりも屈折率の高い被覆層で被覆されていれば、クラッド光が被覆層に吸収されることにより通信に不要な光を損失させることができる。
上記のように前記被結合部材が前記信号光伝搬コアの外周面を囲むクラッドとされる場合においては、前記x次LPモードと前記(x+1)次LPモードとの間を除き、実効屈折率が互いに隣り合うLPモード間の光の実効屈折率差の最大値をΔneffaとし、前記信号光伝搬コアを伝搬する最高次LPモードの光の実効屈折率と前記クラッドの屈折率の差をΔneffbとし、前記x次LPモードの光の実効屈折率と前記(x+1)次LPモードの光の実効屈折率との差をΔneffcとする場合に、
Δneffa<Δneff
Δneffb<Δneff
が全て成立することが好ましい。
さらに、
Δneffb<Δneff
が成立することがより好ましい。
また、前記被結合部材が前記信号光伝搬コアと並列するサイドコアとされることが好ましい。
被結合部材がサイドコアとされることで、サイドコアに移動した(x+1)次LPモード以上の光をサイドコアから取り出すことができる。また、信号光伝搬コアを伝搬する(x+1)次LPモード以上の光をクラッドモード光に結合させなくともよいため、信号光伝搬コアの設計自由度を向上させることができる。
上記のように前記被結合部材が前記信号光伝搬コアと並列するサイドコアとされる場合においては、前記x次LPモードと前記(x+1)次LPモードとの間を除き、実効屈折率が互いに隣り合う前記LPモード間の光の実効屈折率差の最大値をΔneffaとし、前記信号光伝搬コアを伝搬する前記(x+1)次LPモード以上のいずれかのモードの光の実効屈折率と、前記サイドコアを伝搬するいずれかのモードの光の実効屈折率との差の最小値をΔneffbとし、前記x次LPモードの光の実効屈折率と前記(x+1)次LPモードの光の実効屈折率との差をΔneffcとし、前記x次LPモードの光の実効屈折率と、前記サイドコアを伝搬するいずれかのモードの光の実効屈折率との差の最小値をΔneffdとする場合に、
Δneffa<Δneff
Δneffa<Δneff
Δneffb<Δneff
Δneffb<Δneff
が全て成立することが好ましい。
さらに、
Δneffb<Δneff
が成立することがより好ましい。
この場合、前記サイドコアは、シングルモードコアとされても良い。
この場合には、信号光伝搬コアを伝搬する(x+1)次LPモード以上の光は、サイドコアのLP01モードの光としてクロストークし、サイドコアに移動する。
また、前記信号光伝搬コアを複数有することが好ましい。
この場合、それぞれの信号光伝搬コアがモード間結合する光を伝搬するため、情報伝達量がより高い光ファイバを実現することができる。
以上のように、本発明によれば、複数のモードの光をモード間結合させつつ適切に伝搬することができる光ファイバが提供される。
本発明の第1実施形態にかかる光ファイバの長手方向に垂直な断面図である。 図1の光ファイバにおける屈折率分布及び実効屈折率の例を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる光ファイバの長手方向に垂直な断面図である。 図3の光ファイバにおける屈折率分布及び実効屈折率の例を示す図である。 図3の光ファイバにおける屈折率分布及び実効屈折率の他の例を示す図である。 本発明の第3実施形態にかかる光ファイバの長手方向に垂直な断面図である。 本発明の第4実施形態にかかる光ファイバの長手方向に垂直な断面図である。
以下、本発明に係る光ファイバの好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、理解の容易のため、それぞれの図に記載のスケールと、以下の説明に記載のスケールとが異なる場合がある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る光ファイバの長手方向に垂直な断面図である。図1に示すように、光ファイバ1は、信号光を伝搬するコア10と、コア10の外周面を隙間無く囲むクラッド20と、クラッド20の外周面を被覆する被覆層30とを備える。また、コア10は、コア10の中心軸を含む内側コア11と内側コア11の外周面を隙間なく囲む外側コア12とから成る。なお、コア10は、信号光を伝搬する信号光伝搬コアとされる。
図2は図1の光ファイバ1における屈折率分布及び実効屈折率の例を示す図である。図2に示すように、外側コア12の屈折率は内側コア11の屈折率及びクラッド20の屈折率よりも高く、屈折率分布がリング型とされる。本実施形態では、内側コア11の屈折率はクラッド20の屈折率と同等とされる。また、図2では、コア10を伝搬するそれぞれのLPモードの光の実効屈折率、及び、クラッドの屈折率が破線で示されている。
光ファイバ1は、所定の通信帯域において、x次LPモードまでの光(xは2以上の整数)により通信を行う光ファイバとされる。ただし、コア10は、この通信帯域において、(x+1)次LPモード以上のモード数の光を伝搬することができる。図2では、xが3であり、5つのLPモードの光を伝搬する例が示されている。図2において、5つのLPモードは、mode1〜mode5とされる。mode1はLP01モードとされ、mode2はLP11モードとされ、mode3はLP21モードとされ、mode4はLP02モードとされ、mode5はLP31モードとされる。ただし、mode3がLP02モードとされ、mode4はLP21モードとされても良い。この様に図2で示される例の光ファイバ1は通信帯域において5つのLPモードの光を伝搬するが、上記のようにxが3とされるため、光ファイバ1はmode1〜mode3の3つのLPモードの光により通信を行い、光ファイバ1が伝搬するmode4の光、mode5の光は通信に用いない不要な光とされる。なお、本明細書において、x次LPモードの光という場合、実効屈折率の高い順に、1次LPモード(mode1)、2次LPモード(mode2)、3次LPモード(mode3)・・・と数えるものとする。
また、光ファイバ1では、通信に用いるx次LPモードまでの光はモード間結合するよう構成される。図2の例では、mode1の光、mode2の光及びmode3の光は、互いにモード間結合を起こすものとされる。つまり、mode1の光の実効屈折率とmode2の光の実効屈折率とは、モード間結合を起こすほど差が小さく設定されており、mode2の光の実効屈折率とmode3の光の実効屈折率とは、モード間結合を起こすほど差が小さく設定されている。
また、光ファイバ1では、コア10を伝搬する(x+1)次LPモード以上の光は、x次LPモードまでの光とは別にモード間結合を起こすものとされる。図2の例では、mode4の光の実効屈折率とmode5の光の実効屈折率とは差が小さく設定されており、mode4の光とmode5の光とは互いにモード間結合を起こすものとされる。ここで、Δneffaを、x次LPモードと(x+1)次LPモードとの間を除き、実効屈折率が互いに隣り合うLPモード間の光の実効屈折率差の最大値とする。図2の例では、mode1の光とmode2の光との実効屈折率差、mode2の光とmode3の光との実効屈折率差、およびmode4の光とmode5の光との実効屈折率差のうち最大の実効屈折率差がΔneffaとなり、Δneffaは、モード間結合を起こすほど小さく(たとえば、1.0×10−3以下あるいは2.0×10−3以下等)設定されることになる。
また、上記のように、(x+1)次LPモード以上の光はx次LPモードまでの光とは別にモード間結合を起こすため、x次LPモードの光と(x+1)次LPモードの光とのモード間結合が抑制されている。ここで、通信に用いる最高次LPモードであるx次LPモードの光の実効屈折率と、通信に用いない最低次LPモードである(x+1)次LPモードの光の実効屈折率との差をΔneffcとすると、
Δneffa<Δneff
が成立し、Δneffcはx次LPモードの光と(x+1)次LPモードの光とのモード間結合が抑制されるほど大きくされる。図2の例では、mode3の光の実効屈折率とmode4の光の実効屈折率との差がΔneffcとなり、mode3の光とmode4の光とではモード間結合が抑制されている。
さらに、コア10を伝搬する(x+1)次LPモード以上のいずれかのLPモードの光はクラッド20を伝搬するクラッドモード光に結合するものとされる。クラッドモード光に最も結合し易い光は、コア10を伝搬する最高次LPモードの光である。そこで、コア10を伝搬する最高次LPモードの光の実効屈折率とクラッド20の屈折率の差をΔneffbとする。この場合、図2の例では、mode5の光の実効屈折率とクラッドの屈折率の差がΔneffbとなる。従って、mode5の光はクラッド20を伝搬するクラッドモード光に結合できるようΔneffbは所定の値より小さくされる。具体的には、
Δneffb<Δneff
が成立する。
さらに、
Δneffb<Δneff
が成立することが好ましい。
上記のようにmode1の光、mode2の光及びmode3の光は、互いにモード間結合を起こすため、ΔneffbがΔneffaより小さければ、より適切にコア10を伝搬する最高次LPモードの光(mode5の光)はクラッド20を伝搬するクラッドモード光に結合することができる。ただし、Δneffaが十分に小さい場合には、ΔneffbがΔneffaより大きい場合であっても、mode5はクラッド20を伝搬するクラッドモード光に結合することができる。このように本実施形態では、クラッド20は、通信に用いない不要なLPモードの光が結合する光を伝搬する部材であるため、被結合部材と理解することができる。また、クラッド20は、被覆層30で被覆されており、クラッド20を伝搬する光は被覆層30で吸収される。従って、クラッド20は伝搬する光をコア10よりも損失させる。
ところで、本実施形態において、x次LPモードの光の実効屈折率とクラッド20の屈折率との差をΔneffdとすると、図2の例ではmode3の光の実効屈折率とクラッド20の屈折率との差がΔneffdとなる。この場合、ΔneffdはΔneffcより大きくなり、コアを伝搬するx次LPモードまでの光のクラッドモード光との結合が抑制される。こうして、図2の例では、コアを伝搬するmode1からmode3までの光のクラッドモード光との結合が抑制される。
以上説明したように、本実施形態の光ファイバ1は、所定の通信帯域において、x次LPモードまでの光(xは2以上の整数)により通信を行う光ファイバとされ、コア10は、(x+1)次LPモード以上のモード数の光を伝搬する。従って、通信に用いるx次LPモードまでの光をコア10に強固に閉じ込めることができると共に、x次モードまでの光の実効屈折率差を小さくでき、当該x次LPモードまでの光をモード間結合し易くすることができる。さらに、被結合部材としてのクラッド20を伝搬するクラッドモード光は、コア10を伝搬する最高次LPモードの光と結合し、コア10を伝搬する(x+1)次LPモード以上の光は、x次LPモードまでの光とは別にモード間結合するため、通信に用いない(x+1)次LPモード以上の光をクラッド20に逃がし減衰させることができる。従って、通信に用いないLPモードの光が通信に用いるLPモードの光へ影響することを抑制でき、本実施形態の光ファイバ1によれば、通信に用いる複数のモードの光をモード間結合させつつ、適切に伝搬することができる。
なお、図1、図2に示す例では、mode4の光、mode5の光が(x+1)次LPモード以上の光とされ、(x+1)次LPモード以上の光はモード間結合するものとされた。しかし、(x+1)次LPモード以上の光が1モードのみである場合には、(x+1)次LPモード以上の光はモード間結合する概念は存在しない。例えば、図2において、mode5が存在せず、mode4の光がクラッドモード光と結合する場合には、mode4の光はコア10において他のモードの光と結合する必要はない。
また、本実施形態では、コア10がリング型の屈折率分布を有する。従って、所定のLPモードまでの光を結合させ易くでき、かつ、所定のLPモードの光の実効屈折率と当該所定のLPモードの次のLPモードの光の実効屈折率とを離すことができる。例えば、上記実施形態のように、LP01モードの光、LP11モードの光及びLP21モードの光の実効屈折率を近づけてモード間結合し易くでき、LP21モードの光の実効屈折率と4次LPモードであるLP02モードの光の実効屈折率を離して、LP02モードの光が3次LPモードまでの光とモード間結合することを抑制するようなデザインを容易に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図3から図5を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図3は、本実施形態に係る光ファイバの長手方向に垂直な断面図である。図3に示すように、光ファイバ2は、コア10と並列するサイドコア40を備える点において第1実施形態の光ファイバ1と異なる。
図4は図3の光ファイバ2における屈折率分布及び実効屈折率の例を示す図である。図4に示すように、サイドコア40の屈折率はクラッド20の屈折率よりも高くされ、本実施形態ではサイドコア40は、光ファイバ2の所定の通信帯域において、シングルモードコアとされる。なお、図4では、図2と同様にコア10を伝搬するそれぞれのモードの光の実効屈折率及びクラッド20の屈折率が破線で示され、サイドコア40を伝搬する光の実効屈折率が点線で示されている。サイドコア40は上記のようにシングルモードコアであるため、サイドコア40を伝搬する光のモードはmode1’で示される。
本実施形態では、さらに、コア10を伝搬する(x+1)次LPモード以上のいずれかのLPモードの光はサイドコア40を伝搬する光に結合し、コア10を伝搬するx次LPモードまでの光はサイドコア40を伝搬する光との結合が抑制される。図4で示す例では、サイドコア40を伝搬する光に最も結合し易い(x+1)次LPモード以上の光は、mode4の光とされ、mode3の光はサイドコア40を伝搬するmode1’の光とのモード間結合が抑制されている。
ここで、Δneffa及びΔneffcを第1実施形態と同様とする。また、本実施形態では、コア10を伝搬する(x+1)次LPモード以上のいずれかのモードの光の実効屈折率と、サイドコア40を伝搬するいずれかのモードの光の実効屈折率との差の最小値をΔneffbとする。図4で示す例では、コア10を伝搬するmode4の光の実効屈折率と、サイドコア40を伝搬するmode1’の光の実効屈折率との差がΔneffbとなる。また、コア10を伝搬するx次LPモードの光の実効屈折率と、サイドコア40を伝搬するいずれかのモードの光の実効屈折率との差の最小値をΔneffdとする。図4で示す例では、mode3の光の実効屈折率と、サイドコア40を伝搬するmode1’の光の実効屈折率との差がΔneffdとなる。
このとき、コア10を伝搬する(x+1)次LPモードの光(図4の例ではmode4の光)は、サイドコア40を伝搬する光に結合する必要があり、x次LPモードの光(図4の例ではmode3の光)はサイドコア40を伝搬する光との結合が抑制される必要があるため、
Δneffb<Δneff
が成立する。
また、上記のようにコア10を伝搬するx次LPモードまでの光はモード間結合し、x次LPモードの光(図4の例ではmode3の光)はサイドコア40を伝搬する光との結合が抑制される必要があるため、
Δneffa<Δneff
が成立する。
なお、第1実施形態の光ファイバ1と同様に
Δneffa<Δneff
が成立する。
また、図4から明らかに
Δneffb<Δneff
が成立する。
上記条件を満たすことにより、図4の例では、mode4の光はサイドコア40を伝搬する光に結合することができる。また、(x+1)次LPモード以上の光は、x次LPモードまでの光とは別にモード間結合するため、mode5の光はmode4と結合してサイドコア40を伝搬する光に結合することができる。このように本実施形態では、サイドコア40は、通信に用いない不要なLPモードの光が結合する光を伝搬する部材であるため、被結合部材と理解することができる。
なお、サイドコア40は、コア10よりも伝搬する光を損失することが好ましい。この様にサイドコア40で光を損失させるには、サイドコア40となるガラスロッドに水酸基が行きわたるようにして、かつ、脱水時に酸素を過剰に流す等すればよい。
次に、光ファイバ2における実効屈折率の他の例について説明する。図5は図3の光ファイバ2における屈折率分布及び実効屈折率の他の例を示す図である。図5に示すように、本例では、サイドコア40を伝搬するmode1’の光の実効屈折率がコア10を伝搬するmode4の光の実効屈折率とmode5の光の実効屈折率との間に位置する点において図4の例と異なる。本例では、サイドコア40を伝搬するmode1’の光の実効屈折率は、コア10を伝搬するmode5の光の実効屈折率よりもmode4の光の実効屈折率に近いものとする。このようなにサイドコア40を伝搬するmode1’の光の実効屈折率が、コア10を伝搬するx次モードの光の実効屈折率と(x+1)次モードの光の実効屈折率との間にない場合であっても、図4の例で示す各式が成立することで、mode4の光はサイドコア40を伝搬する光に結合することができ、mode5の光はmode4と結合してサイドコア40を伝搬する光に結合することができる。
なお、特に図示しないが、サイドコア40を伝搬するmode1’の光の実効屈折率がmode5の光の実効屈折率よりも小さい場合、すなわちmode1’の光の実効屈折率がmode5の光の実効屈折率とクラッド20の屈折率との間となる場合には、mode5の光の実効屈折率とサイドコア40を伝搬するmode1’の光の実効屈折率の差をΔneffbとすることで第1実施形態と同様の条件が適用される。
以上説明したように、本実施形態の光ファイバ2によれば、被結合部材がサイドコア40とされることで、サイドコア40に移動したx+1次LPモード以上の光をサイドコア40から取り出すことができる。また、コア10を伝搬する(x+1)次LPモード以上の光をクラッド20を伝搬するクラッドモード光に結合させなくともよいため、コア10の設計自由度を向上させることができる。
なお、本実施形態においても、図3から図5に示す例では、mode4の光、mode5の光が(x+1)次LPモード以上の光とされ、(x+1)次LPモード以上の光はモード間結合するものとされた。しかし、(x+1)次LPモード以上の光が1モードのみである場合には、(x+1)次LPモード以上の光はモード間結合する概念は存在しない。例えば、図4、図5において、mode5が存在しない場合には、mode4の光はコア10において他のモードの光と結合する必要はない。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図6を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図6は、本実施形態に係る光ファイバの長手方向に垂直な断面図である。図6に示すように、本実施形態の光ファイバ3は、第1実施形態に示すコア10を複数有し、第1実施形態のクラッド20と同様のクラッド20を有するマルチコア光ファイバとされる。従って、それぞれのコア10を伝搬する(x+1)次LPモード以上の光は、クラッド20を伝搬するクラッドモード光に結合する。
本実施形態の光ファイバ3によれば、それぞれのコア10がモード間結合する光を伝搬するため、情報伝達量がより高い光ファイバを実現することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図7を参照して詳細に説明する。なお、第2実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
図7は、本実施形態に係る光ファイバの長手方向に垂直な断面図である。図7に示すように、本実施形態の光ファイバ4は、第2実施形態に示すコア10及びサイドコア40をそれぞれ複数有し、第2実施形態のクラッド20と同様のクラッド20を有するマルチコア光ファイバとされる。
本実施形態の光ファイバ4によれば、それぞれのコア10がモード間結合する光を伝搬するため、情報伝達量がより高い光ファイバを実現することができる。なお、サイドコア40の数はコア10の数と同じであっても、異なっていても良い。例えば、図7に示す例では、それぞれのサイドコア40は3つのコア10と隣り合い、隣り合うそれぞれのコア10を伝搬する(x+1)次LPモード以上の光と結合することができる。
(光ファイバの設計例)
次に、上記実施形態の光ファイバの設計例を示す。
図1の屈折率分布を有する光ファイバを設計した。この光ファイバにおいて、内側コア11の半径r1を4.5μmとし、外側コア12の外周の半径を13.0μmとし、内側コア11の屈折率をクラッド20の屈折率と同じとし、外側コア12のクラッド20に対する比屈折率差Δを0.34%とした。この光ファイバを波長1550nmで通信を行う光ファイバとした。
この波長において、コア10を伝搬する光のLPモードは、LP01モード、LP11モード、LP21モード、LP31モード、LP02モード、LP12モードとなった。また、それぞれのモードの光の実効屈折率neffは表1の通りとなった。従って、互いにLPモードが隣り合う光の実効屈折率差Δneffは、表1の通りとなる。
Figure 0006738180
表1から、LP01モードの光とLP11モードの光との実効屈折率差、及び、LP11モードの光とLP21モードの光との実効屈折率差のうち大きい方の実効屈折率差は8.908×10−4となる。また、LP21モードの光とLP31モードの光との実効屈折率差は1.203×10−3となる。従って、LP21モードの光とLP31モードの光との結合量は、LP01モードの光とLP11モードの光との結合量、及び、LP11モードの光とLP21モードの光との結合量より抑えられることが分かる。また、LP31モードの光とLP02モードの光との実効屈折率差、及び、LP02モードの光とLP12モードの光との実効屈折率差のうち大きい方の実効屈折率差は6.354×10−4となる(LP01モードの光とLP11モードの光との実効屈折率差、及び、LP11モードの光とLP21モードの光との実効屈折率差のうち大きい方の実効屈折率差よりも小さい)。従って、LP21モードの光とLP31モードの光との結合量は、LP31モードの光とLP02モードの光の結合量、及び、LP02モードの光とLP12モードの光の結合量より抑えられることが分かる。さらに、LP12モードの光の実効屈折率とクラッド20の屈折率の差は1.057×10−4となる。従って、LP12モードの光はクラッド20を伝搬するクラッドモード光に結合してクラッド20に伝搬する。このため、この光ファイバでは、上位3位以内のLPモードの光はモード間結合をしながら伝搬し、下位3位のLPモードの光はモード間結合をしながらクラッドモード光に結合して損失する。
(光ファイバの他の例)
次に、上記実施形態の光ファイバの他の例を示す。
図1の屈折率分布を有する光ファイバを設計した。この光ファイバにおいて、内側コア11の半径r1を3.4μmとし、外側コア12の外周の半径を9.5μmとし、内側コア11の屈折率をクラッド20の屈折率と同じとし、外側コア12のクラッド20に対する比屈折率差Δを0.60%とした。この光ファイバを波長1550nmで通信を行う光ファイバとした。
この波長において、コア10を伝搬する光のLPモードは、LP01モード、LP11モード、LP21モード、LP31モード、LP02モードとなった。また、それぞれのモードの光の実効屈折率neffは表2の通りとなった。従って、互いにLPモードが隣り合う光の実効屈折率差Δneffは、表2の通りとなる。
Figure 0006738180
表2から、LP01モードの光とLP11モードの光との実効屈折率差、及び、LP11モードの光とLP21モードの光との実効屈折率差のうち大きい方の実効屈折率差は1.636×10−3となる。また、LP21モードの光とLP31モードの光との実効屈折率差は2.212×10−3となる。従って、LP21モードの光とLP31モードの光との結合量は、LP01モードの光とLP11モードの光との結合量、及び、LP11モードの光とLP21モードの光との結合量より抑えられることが分かる。また、LP31モードの光とLP02モードの光との実効屈折率差は1.152×10−3となる(LP01モードの光とLP11モードの光との実効屈折率差、及び、LP11モードの光とLP21モードの光との実効屈折率差のうち大きい方の実効屈折率差よりも小さい)。従って、LP21モードの光とLP31モードの光との結合量は、LP31モードの光とLP02モードの光の結合量より抑えられる。さらに、LP02モードの光の実効屈折率とクラッド20の屈折率の差は8.860×10−4となる。従って、LP02モードの光はクラッド20を伝搬するクラッドモード光に結合してクラッド20に伝搬する。このため、この光ファイバでは、上位3位以内のLPモードの光はモード間結合をしながら伝搬し、下位2位のLPモードの光はモード間結合をしながらクラッドモード光に結合して損失する。
以上、本発明について、上記実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態の光ファイバ1〜4において、x次モードまでの光のモード数は2以上であれば特に制限はなく、(x+1)次モード以上の光のモード数も1以上であれば特に制限はない。
また、第2実施形態、第4実施形態では、サイドコア40がシングルモードコアであるとしたが、サイドコア40が複数のモードの光を伝搬するコアであっても良い。この場合、サイドコア40を伝搬する複数のモードの光のうちいずれかの光が、コア10を伝搬する(x+1)次LPモード以上のいずれかのLPモードの光と結合すればよい。
また、上記実施形態では、それぞれのコア10は屈折率分布がリング型とされたが、コア10は、径方向における屈折率が一定のステップ型の屈折率分布を有するものであっても良く、中心軸に向かうほど屈折率が高くなる屈折率分布を有するものであっても良い。
また、上記実施形態では、それぞれのコア10はクラッド20に直接囲まれる構成とされたが、コア10とクラッド20との間にクラッド20よりも屈折率の低いトレンチ層が形成されていても良い。
また、第3実施形態、第4実施形態では、コア10が7つの場合を示したが、コア10が複数の光ファイバでは、コア10が2以上であれば特に制限はない。
以上説明したように、本発明によれば、複数のモードの光をモード間結合させつつ適切に伝搬することができる光ファイバが提供され、光通信の分野において利用することができる。
1〜4・・・光ファイバ
10・・・コア(信号光伝搬コア)
11・・・内側コア
12・・・外側コア
20・・・クラッド
30・・・被覆層
40・・・サイドコア

Claims (12)

  1. 所定の通信帯域において、x次LPモードまでの光(xは2以上の整数)により通信を行う光ファイバであって、
    (x+2)次LPモード以上のモード数の光を伝搬する信号光伝搬コアと、
    前記信号光伝搬コアを伝搬する(x+1)次LPモード以上のいずれかのLPモードの光と結合し、前記信号光伝搬コアを伝搬するx次LPモードまでの光との結合が抑制された光を伝搬する被結合部材と、
    を備え、
    前記信号光伝搬コアを伝搬するx次LPモードまでの光はモード間結合し、
    x次LPモードの光と(x+1)次LPモードの光とのモード間結合が抑制され、
    前記信号光伝搬コアを伝搬する前記(x+1)次LPモード以上の光はモード間結合する
    ことを特徴とする光ファイバ。
  2. 前記被結合部材が前記信号光伝搬コアと並列するサイドコアとされる
    ことを特徴とする請求項に記載の光ファイバ。
  3. 前記サイドコアは、シングルモードコアとされる
    ことを特徴とする請求項に記載の光ファイバ。
  4. 所定の通信帯域において、x次LPモードまでの光(xは2以上の整数)により通信を行う光ファイバであって、
    (x+1)次LPモードまでの光を伝搬する信号光伝搬コアと、
    前記信号光伝搬コアを伝搬する(x+1)次LPモードの光と結合し、前記信号光伝搬コアを伝搬するx次LPモードまでの光との結合が抑制された光を伝搬する被結合部材と、を備え、
    前記信号光伝搬コアを伝搬するx次LPモードまでの光はモード間結合し、
    x次LPモードの光と(x+1)次LPモードの光とのモード間結合が抑制され
    前記被結合部材が前記信号光伝搬コアと並列するサイドコアとされ、
    前記サイドコアは、シングルモードコアとされる
    ことを特徴とする光ファイバ。
  5. 前記x次LPモードと前記(x+1)次LPモードとの間を除き、実効屈折率が互いに隣り合う前記LPモード間の光の実効屈折率差の最大値をΔneffaとし、
    前記信号光伝搬コアを伝搬する前記(x+1)次LPモード以上のいずれかのモードの光の実効屈折率と、前記サイドコアを伝搬するいずれかのモードの光の実効屈折率との差の最小値をΔneffbとし、
    前記x次LPモードの光の実効屈折率と前記(x+1)次LPモードの光の実効屈折率との差をΔneffcとし、
    前記x次LPモードの光の実効屈折率と、前記サイドコアを伝搬するいずれかのモードの光の実効屈折率との差の最小値をΔneffdとする場合に、
    Δneffa<Δneff
    Δneffa<Δneff
    Δneffb<Δneff
    Δneffb<Δneff
    が全て成立する
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  6. Δneffb<Δneff
    が成立する
    ことを特徴とする請求項に記載の光ファイバ。
  7. 前記被結合部材が前記信号光伝搬コアの外周面を囲むクラッドとされる
    ことを特徴とする請求項に記載の光ファイバ。
  8. 前記x次LPモードと前記(x+1)次LPモードとの間を除き、実効屈折率が互いに隣り合うLPモード間の光の実効屈折率差の最大値をΔneffaとし、
    前記信号光伝搬コアを伝搬する最高次LPモードの光の実効屈折率と前記クラッドの屈折率の差をΔneffbとし、
    前記x次LPモードの光の実効屈折率と前記(x+1)次LPモードの光の実効屈折率との差をΔneffcとする場合に、
    Δneffa<Δneff
    Δneffb<Δneff
    が全て成立する
    ことを特徴とする請求項に記載の光ファイバ。
  9. Δneffb<Δneff
    が成立する
    ことを特徴とする請求項に記載の光ファイバ。
  10. 前記信号光伝搬コアは、中心軸を含む内側コアと、前記内側コアの外周面を囲み前記内側コアよりも屈折率の高い外側コアとからなる
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  11. 前記被結合部材は、伝搬する光を前記信号光伝搬コアよりも損失する
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の光ファイバ。
  12. 前記信号光伝搬コアを複数有する
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の光ファイバ。
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