JP6735124B2 - 管継手および離脱防止部材 - Google Patents
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Description
挿口は外周部に挿口突部を有し、
挿口が受口から離脱するのを防止する離脱防止部材が、挿口に外嵌され、
離脱防止部材は、一箇所が切断された一つ割り構造の環状の部材であり、環状の本体部と、係合部とを有し、
本体部は、挿口の挿入方向側に形成された一端面と、挿口の離脱方向側に形成された他端面とを有し、
係合部は、本体部の一端面に設けられて、本体部の一端面から挿口の挿入方向へ突出し、
係合部の管径方向における肉厚が本体部の管径方向における肉厚よりも薄く、
係合部の外径が本体部の外径よりも小さく、
離脱防止部材は、その外周に、本体部の外周面と係合部の外周面とで形成される管径方向の段差を有しており、
挿口突部は挿口の離脱方向から離脱防止部材の係合部に係合可能であるものである。
シール部材を受口の奥側へ押す押輪が挿口に外嵌されて受口の開口端部に外側から対向し、
シール部材は、挿口の外周面と受口の内周面とに挟まれて管径方向に圧縮される圧縮部を有するとともに、挿口突部の外周に位置しており、
シール部材の圧縮部が挿口突部よりも受口の奥側に位置し、
離脱防止部材は押輪の内周と挿口の外周との間に設けられているものである。
これによると、誤って、係合部の向きを逆向きにして離脱防止部材を挿口に外嵌した場合、受口と押輪との間隔を所定の間隔に設定することができないため、作業者は離脱防止部材が逆向きであることを即座に認識することができ、離脱防止部材を正規の向きに修正することができる。
挿口が外周部に挿口突部を有する管継手において、挿口が受口から離脱するのを防止するために備えられる離脱防止部材であって、
一箇所が切断された一つ割り構造の環状の部材であり、
挿口に外嵌可能な本体部と、係合部とを有し、
本体部は、挿口の挿入方向に向く一端面と、挿口の離脱方向に向く他端面とを有し、
係合部は、本体部の一端面から挿口の挿入方向へ突出して、挿口の離脱方向側から挿口突部に係合可能であり、
係合部の管径方向における肉厚が本体部の管径方向における肉厚よりも薄く、
係合部の外径が本体部の外径よりも小さく、
本体部の外周面と係合部の外周面とで形成される管径方向の段差を外周に有しているものである。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1,図2に示すように、1は一方の管2(異形管又は直管)と他方の管3(異形管又は直管)とを接続する管継手であり、一方の管2の端部に形成された受口4に、他方の管3の端部に形成された挿口5が挿入されている。
基部17の外周は挿口5の離脱方向Aほど拡径するテーパー状に形成されている。基部17の内周には、挿口突部9が挿口5の挿入方向Bから入り込む第1凹部18が形成されている。第1凹部18は、管軸方向において、圧縮部16よりも挿口5の離脱方向A側に存在しており、基部17の内径dよりも大きな内径d1を有している。
図6,図7に示すように、押輪8は、円環状の部材であり、内周部に、ロックリング10のリング本体部21が嵌まり込む嵌込部25と傾斜面26とを有している。嵌込部25の内径d3は押輪8の内径d4よりも大きく、傾斜面26は、押輪8の内周面8aと嵌込部25の内周面25aとの間に形成され、挿口5の挿入方向Bほど拡径するように傾斜しており、図1,図2に示すように、ロックリング10のリング本体部21の端面と外周面とのコーナー部に当接する。
図11に示すように、先ず、押輪8を挿口5に外嵌して挿口突部9よりも挿口5の離脱方向A側へ移動させる。次に、図4の仮想線で示すように、専用の拡径具をロックリング10の溝36に係合してロックリング10に外力Fを作用し、ロックリング10を、内径を拡大した状態で、挿口5の先端から挿口5に外嵌し、挿口突部9を通過させて、挿口突部9よりも挿口5の離脱方向A側へ移動させ、その後、拡径具をロックリング10から外して、図4の実線で示すように、拡径していたロックリング10の径を縮小(縮径)し、ロックリング10を挿口5の外周に抱き付かせ、図11に示すように、ロックリング10のリング本体部21を、押輪8の嵌込部25に嵌め込んで、押輪8の内周と挿口5の外周との間に配置する。
その後、ボルト28とナット29を締め込んで、スペーサ11を介して押輪8でシール部材7を押しながら挿口5を受口4内に挿入する。
図1に示すように、管継手1を介して両管2,3同士を接合した状態では、挿口突部9よりも受口4の奥側において、シール部材7の圧縮部16が受口4の内周面と挿口5の外周面とに挟まれて管径方向に圧縮されることにより、受口4と挿口5との間がシールされ、管2,3内の水(流体の一例)が受口4と挿口5との間から漏出するのを防止できる。
また、図5に示すように、ロックリング10においては、係合部22の肉厚T1を、リング本体部21の肉厚T2に対して、1/5以上で且つ1/2以下に設定するのが好ましい。このように、1/5以上とすることによって、係合部22の強度を確保することができ、1/2以下とすることによって、管接合時、ロックリング10を拡径するのに要する力Fを低減することができる。
以下に、第2の実施の形態を、図14〜図17に基づいて説明する。尚、上述した第1の実施の形態のものと同じ部材については、同一の符号を付記して詳細な説明を省略する。
図16に示すように、ロックリング10の係合部22を、管軸方向において、正規の向きにセットした場合、ロックリング10のリング本体部21が押輪8の嵌込部25に嵌まり込んで、押輪8と受口4のフランジ6との間隔が所定の間隔31に設定される。
(第3の実施の形態)
以下に、第3の実施の形態を、図18〜図22に基づいて説明する。尚、第1の実施の形態と同じ部材については同一の符号を付記して、その詳細な説明を省略する。
(第4の実施の形態)
以下に、第4の実施の形態を図23に基づいて説明する。尚、第1の実施の形態と同じ部材については同一の符号を付記して、その詳細な説明を省略する。
受口4の奥の内周面には、溝62が全周にわたり形成されている。挿口5が受口4から離脱するのを防止するロックリング10が、挿口5に外嵌され、溝62内に嵌まり込んでいる。
2 一方の管
3 他方の管
4 受口
5 挿口
7 シール部材
8 押輪
9 挿口突部
10 ロックリング(離脱防止部材)
16 圧縮部
21 リング本体部(本体部)
22 係合部
24 切欠部(減肉部)
31 所定の間隔
61 押輪
B 挿入方向
T1 係合部の管径方向における肉厚
T2 リング本体部の管径方向における肉厚
Claims (5)
- 一方の管に形成された受口の内部に、他方の管に形成された挿口が挿入された管継手であって、
挿口は外周部に挿口突部を有し、
挿口が受口から離脱するのを防止する離脱防止部材が、挿口に外嵌され、
離脱防止部材は、一箇所が切断された一つ割り構造の環状の部材であり、環状の本体部と、係合部とを有し、
本体部は、挿口の挿入方向側に形成された一端面と、挿口の離脱方向側に形成された他端面とを有し、
係合部は、本体部の一端面に設けられて、本体部の一端面から挿口の挿入方向へ突出し、
係合部の管径方向における肉厚が本体部の管径方向における肉厚よりも薄く、
係合部の外径が本体部の外径よりも小さく、
離脱防止部材は、その外周に、本体部の外周面と係合部の外周面とで形成される管径方向の段差を有しており、
挿口突部は挿口の離脱方向から離脱防止部材の係合部に係合可能であることを特徴とする管継手。 - 挿口の外周面と受口の内周面との隙間に環状のシール部材が設けられ、
シール部材を受口の奥側へ押す押輪が挿口に外嵌されて受口の開口端部に外側から対向し、
シール部材は、挿口の外周面と受口の内周面とに挟まれて管径方向に圧縮される圧縮部を有するとともに、挿口突部の外周に位置しており、
シール部材の圧縮部が挿口突部よりも受口の奥側に位置し、
離脱防止部材は押輪の内周と挿口の外周との間に設けられていることを特徴とする請求項1記載の管継手。 - 離脱防止部材の係合部の向きを、管軸方向において、正規の向きと逆向きにした場合、受口と押輪との間隔を所定の間隔に設定することができないことを特徴とする請求項2に記載の管継手。
- 離脱防止部材には、拡径方向への変形を容易にするための減肉部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の管継手。
- 一方の管に形成された受口の内部に、他方の管に形成された挿口が挿入され、
挿口が外周部に挿口突部を有する管継手において、挿口が受口から離脱するのを防止するために備えられる離脱防止部材であって、
一箇所が切断された一つ割り構造の環状の部材であり、
挿口に外嵌可能な本体部と、係合部とを有し、
本体部は、挿口の挿入方向に向く一端面と、挿口の離脱方向に向く他端面とを有し、
係合部は、本体部の一端面から挿口の挿入方向へ突出して、挿口の離脱方向側から挿口突部に係合可能であり、
係合部の管径方向における肉厚が本体部の管径方向における肉厚よりも薄く、
係合部の外径が本体部の外径よりも小さく、
本体部の外周面と係合部の外周面とで形成される管径方向の段差を外周に有していることを特徴とする離脱防止部材。
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