JP6727826B2 - ミシン - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1のミシンは、パンツのような布地の開口周縁部に伸縮性のある帯状物の縫着を行うためのものである。
このミシンでは、シリンダベッドをパンツの開口部に挿入し、開口部に沿って被縫製物が送られ、上から供給されるゴム紐が縫い込まれた帯状物が開口部に沿って縫着されていた。
男性用のパンツの場合、一般に、前側を二枚の布地を重ねることで重ね部分の隙間による開口部が形成されている。この重ね部分では厚さが二倍となり、厚さが厚い部分と薄い部分とで同一の張力を与えて引き延ばした状態で帯状物の縫着を行うと、仕上がりが、重ね部分だけ波状に撓んだ状態となるという問題があった。
このため、被縫製物の厚さの変化を針落ち前に検出したいという要請があった。
なお、上記従来技術は、被縫製物の厚さを検出したいという要請の一例であり、被縫製物の厚さの変化を検出したいという要請は、異なる他の縫製を行うミシンにも存在している。
針落ち位置よりも被縫製物の送り方向上流側に配置された投光部と、
前記被縫製物を挟んで前記投光部とは逆側から当該被縫製物を撮像するカメラと、
前記カメラにより撮像された撮像画像の明るさの変化から前記被縫製物の厚さの変化を検出する厚さ認識処理部とを備えることを特徴とする。
前記被縫製物は、開口部を備え、
前記被縫製物の開口部に挿入し、当該被縫製物を前記送り方向に搬送可能に支持するローラと、前記ローラの回転状態を変えることで前記被縫製物に生じる張力を調節する張力調節部とを有するローラ機構と、
前記検出された前記被縫製物の厚さの変化に応じて、前記張力調節部による前記被縫製物の張力を変更する制御を行う張力制御部とを備え、
前記ローラによって支持された前記被縫製物を挟むように前記投光部と前記カメラが配置され、前記投光部と前記カメラの前記送り方向下流側で縫製を行うことを特徴とする。
前記カメラにより撮像された撮像画像の明るさの変化から前記被縫製物の前記送り方向に直交する方向の端部を検出する端部認識処理部とを備えることを特徴とする。
前記被縫製物の送り方向に直交する方向に当該被縫製物を移動させる横送り機構と、
前記被縫製物の送り方向に直交する方向の端部の検出位置に応じて、前記横送り機構の制御を行う端部位置制御部とを備えることを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態であるミシン10について図1乃至図8に基づいて説明する。
図1はミシン10の一部の構成を省略して図示した正面図である。
上記ミシン10は、下端部に縫い針11を保持する針棒12と、針棒12を上下動させる針棒上下動機構と、各縫い針11に通された上糸を捕捉して下糸を絡める釜機構と、針落ち位置において被縫製物を上から押さえる布押さえ13と、針板に形成された開口部から送り歯を出没させて被縫製物の送り方向下流側に一定の送りピッチで被縫製物を送る送り機構と、被縫製物の開口部に挿入される第一〜第四のローラ31〜34により当該被縫製物を送り方向に搬送可能に支持するローラ機構30と、被縫製物の送り方向に直交する方向に当該被縫製物を移動させる横送り機構60と、針板の針落ち位置よりも送り方向上流側で被縫製物に上から投光する投光部40と、投光部40の下方であって被縫製物を挟んで投光部とは逆側(下側)から被縫製物を撮像するカメラ45と、上記各構成を支持又は格納するミシンフレーム14と、上記各構成の動作制御を行う制御装置90とを備えている。
また、ミシンベッド部141の延出方向先端部には、当該延出方向に向かってさらに延出された円筒状のシリンダベッド144を備えている。そして、このシリンダベッド144の上部には上面が水平な針板(図示略)が設けられ、当該針板の上面に沿って被縫製物が搬送される共に当該針板上で縫製が行われる。
釜機構は周知の構成なので詳細な説明は省略する。
布押さえ13は、針板上の針落ち位置に設けられ、縫い針11が針落ちを行う開口部が形成されている。
ローラ機構30は、被縫製物の開口部に挿入される四つの第一〜第四のローラ31〜34と、第一のローラ31を駆動する張力調節部としての送りモーター35(図6参照)とを備えている。
第一〜第四のローラ31〜34は、いずれも、ミシンベッド部141によりY軸回りに回転可能に支持されており、第一のローラ31はその回転速度を任意に調節する調節可変部としての調節可変モーター35の出力軸に連結されている。
また、第二〜第四のローラ32〜34は、いずれも外力を受けて従動的に回転するローラである。
また、第三のローラ33は第二のローラ32の下方に配置され、第四のローラ34は第一のローラ34の下方に配置されている。
そして、これら第一〜第四のローラ31〜34の外周面は、摩擦抵抗が大きな素材とされている。
さらに、各ローラ31〜34は、いずれも右端部のみで支持されており、左端部は自由端となっている。これにより、被縫製物の開口部に対して、各ローラ31〜34をその自由端側から挿入した状態で保持することができる。
また、第三及び第四のローラ33,34は、被縫製物の開口部に各ローラ31〜34を挿入した状態で、被縫製物の開口部に張力が発生するようにシリンダベッド144よりも低位置に配置されている。
これらのローラ31〜34が被縫製物に張力を付与することにより、各ローラ31〜34は連動して回転を行う。
さらに、この送りモーター35は、送り機構による被縫製物の送り速度よりも低速で第一のローラ31を回転駆動することにより、第一のローラ31と布押さえ13との間で被縫製物の張力を調節することが可能である。
この送りモーター35の駆動速度は制御装置90により制御される。
横送り機構60は、投光部40と針落ち位置の間において、被縫製物を上下から挟むように配置された上下一対のローラ61,61と、これらローラ61,61をY軸方向に沿って移動させる横送りモーター62(図6参照)とを備えている。
一対のローラ61,61は、何れもY軸方向に沿った支軸回りに回転可能に土台(図示略)に支持されており、これら二つのローラ61,61によって被縫製物を緩やかに挟持し、搬送される被縫製物に従って従動回転を行う。ローラ61,61は、その外周面が摩擦抵抗の大きな素材から形成されている。
一対のローラ61,61を支持する土台は、ミシンベッド部141の上面においてY軸方向に沿って移動可能に支持されており、横送りモーター62によって、Y軸方向に任意に位置決め可能となっている。
横送り機構60は、上記構成により、搬送される被縫製物のY軸方向における右側の端部の位置を任意に調節することができる。
投光部40は、横送り機構60と第一のローラ31との間において、搬送される被縫製物の上方から照明光を投光するためのものである。この投光部40は、基板上にY軸方向に沿った複数の列に沿って下方に向けて配置された発光素子(例えば、LED)からなる光源41と、各発光素子からの照射光を散乱光にする散乱板42とを備えている。
左布C1と右布C2とは、前側と後側とで縫い合わされており、前側部分は、左布C1の端部が右布C2の端部に重なりを生じるように縫い合わされ、内部に通じる隙間状開口部が形成されている。
また、左布C1と右布C2とは、略筒状に縫い合わされ、上端部は広く開口し、下端部は二又となって開口している。
そして、上端部の開口部C11の端部に沿って一周するように帯状物C3が縫着される。
被縫製物Cの上端開口部C11を右側に向け、当該上端開口部C11の内側に前述したローラ機構30の各ローラ31〜34とシリンダベッド144とを挿入した状態でミシン10にセットされ、上端開口部C11に沿って帯状物C3の縫着が行われる。
図3はカメラ45による撮像画像の一部を示しており、より具体的には、左布C1と重なり部分C12との境界を示している。
そして、図4は、図3の撮像範囲内におけるX軸方向に沿った一列分の画素の輝度値の変化を示す線図である。
図4において、およそ200ピクセルの画素位置が、左布C1と重なり部分C12との境界となる位置である。図示のように、左布C1部分は、輝度値が150〜200程度と高く、境界位置よりも重なり部分C12では輝度値は5〜10程度まで低下する。
従って、撮像画像内のX軸方向における輝度値の変化を生じた位置から左布C1と重なり部分C12との境界となる位置を求めることができる。また、右布C2と重なり部分C12との境界となる位置も同様に求めることができる。
図5はカメラ45による撮像画像の一部を示しており、より具体的には、被縫製物Cの右側の端部と背景Hとの境界を示している。図示のように、背景Hに比べて被縫製物Cは明らかに輝度値が低くなることが分かる。
従って、撮像範囲内のY軸方向に沿った一列分の画素の輝度値の変化を求め、右から左にかけて急激な輝度値の低下を生じた撮像範囲内の位置から、被縫製物CのY軸方向における右側の端部を求めることができる。
被縫製物Cの縫製において、被縫製物CのY軸方向における右側の端部から針落ち位置までの距離の設定値は制御装置90に記録されており、被縫製物CのY軸方向における右側の端部の位置を取得すると、設定値を維持するように横送り機構60が制御される。
図6に示すように、制御装置90には、縫製に関する各種の設定や現在のミシンの状態を表示する表示パネル94と、表示パネル94に併設された各種の設定を行うための画面選択やコマンド、各種の設定値の入力を行うための設定入力手段としての設定スイッチ95と、縫製の開始を入力するスタートスイッチ98とが図示しない入出力回路を介して接続されている。
また、制御装置90には、カメラ45の撮像画像データを処理するための画像処理部46が接続されている。
さらに、上軸には、その軸角度を検出するエンコーダー151が装備されており、当該エンコーダー151が制御装置90に接続されている。
そして、上記エンコーダー151,駆動回路15a,35a,62a,41a,45a及び画像処理部46は図示しないインターフェイスを介して制御装置90に接続されている。
また、制御装置90は、各種の制御を行うCPU91と、ミシン10の動作制御を実行させる制御プログラムが書き込まれているメモリ92とを備えている。
制御装置90が行う被縫製物Cの送り制御について図7及び図8のフローチャートに基づいて説明する。
制御装置90のCPU91は、スタートスイッチ98が押下されると、ミシンモーター15の駆動を開始すると共に図7のフローチャートに示す処理を実行する。また、図7の処理とは独立して図8のフローチャートに示す送りモーターの制御を微小な時間周期で繰り返し実行する。
重なり部分C12の開始端とは、被縫製物Cの重なり部分C12におけるX軸方向の下流側の端部、即ち、針落ち位置を通過するX軸方向に沿った直線上における右布C2と重なり部分C12との境界位置である。
カメラ45の撮像画像信号は画像処理部46においてA/D変換され、撮像範囲内の全画素における輝度値を示す撮像画像データに変換される。さらに、画像処理部46は、撮像画像データにおいて、針落ち位置を通過するX軸方向に沿った直線上に並んだ複数の画素に対して、隣接する画素と画素とでその輝度値の差分値を算出する。
そして、CPU91は、隣接する各画素の差分値の中で、閾値以上の低下を示すものがあるか否かを判定する。
これにより、制御装置90のCPU91は、「カメラにより撮像された撮像画像の明るさの変化から前記被縫製物の厚さの変化を検出する厚さ認識処理部」として機能する。
このため、CPU91は、重なり部分C12の開始端が検出されると、重なり部分C12の開始端が針落ち位置に到達するタイミングを計るための張力調整開始タイマーのカウントを開始する(ステップS5)。
カメラ45から針落ち位置までのX軸方向における距離は設定スイッチ95により入力され、カメラ45の撮像範囲は既知であるため、CPU91は、閾値以上の低下を生じた二つの画素位置の間に対応する被縫製物上の位置から針落ち位置までの距離を算出することができる。また、エンコーダー151の出力からミシンモーター15の回転数を取得することができ、送りピッチも既知であることから、被縫製物Cの平均的な送り速度を求めることができる。これらにより、撮像から重なり部分C12の開始端が針落ち位置に到達するまでの時間を算出することができ、当該算出時間を張力調整開始タイマーによりカウントする。
重なり部分C12の終了端とは、被縫製物Cの重なり部分C12におけるX軸方向の上流側の端部、即ち、針落ち位置を通過するX軸方向に沿った直線上における左布C1と重なり部分C12との境界位置である。
そして、隣接する各画素の差分値の中で閾値以上の上昇を示すものがある場合には、撮像画像内に重なり部分C12の終了端が存在すると判定すると共に(ステップS7:YES)、閾値以上の上昇を生じた二つの画素位置の間を重なり部分C12の終了端と認識する。
このため、CPU91は、重なり部分C12の終了端が検出されると、重なり部分C12の終了端が針落ち位置に到達するタイミングを計るための張力調整終了タイマーのカウントを開始する(ステップS9)。
カメラ45から針落ち位置までのX軸方向における距離は設定スイッチ95により入力され、カメラ45の撮像範囲は既知であるため、CPU91は、閾値以上の上昇を生じた二つの画素位置の間に対応する被縫製物上の位置から針落ち位置までの距離を算出することができ、前述したように、被縫製物Cの平均的な送り速度も求めることができので、これらにより、撮像から重なり部分C12の終了端が針落ち位置に到達するまでの時間を算出し、当該算出時間を張力調整終了タイマーによりカウントする。
そして、差分値が閾値以上の上昇を示す隣接する二つの画素の間を被縫製物Cの右側の端部のY軸方向における位置と認識する。
カメラ45から針落ち位置までのY軸方向における距離は設定スイッチ95により入力され、カメラ45の撮像範囲は既知であるため、CPU91は、Y軸方向における針落ち位置から被縫製物Cの右側の端部までの距離を算出することができる。
これにより、CPU91は、「カメラにより撮像された撮像画像の明るさの変化から前記被縫製物の前記送り方向に直交する方向の端部を検出する端部認識処理部」として機能する。
また、算出値が設定値よりも小さい場合には、算出値と設定値との差分値を求めると共に、横送り機構60の横送りモーター62を駆動し、被縫製物を差分値に相当する距離分だけ、右方に移動させる(ステップS13)。これにより、CPU91は「端部位置制御部」として機能する。
そして、スタートスイッチ98により縫製終了が入力されると(ステップS15:YES)ミシンモーター15の駆動を停止して(ステップS17)、処理を終了し、縫製継続(ステップS15:NO)であれば、ステップS1へ戻り処理を繰り返す。
そして、カウントアップした場合には(ステップS31:YES)、送り機構30の送りモーター35を所定の低速の回転数に減速する制御を行う(ステップS33)。送りモーター35が減速すると、送り歯と第一のローラ31との間で、被縫製物Cに対する張力が増加し、重なり部分C12の延び量を増やすことができる。これにより、CPU91は、「被縫製物の張力を変更する制御を行う張力制御部」として機能する。
なお、送り機構30の送りモーター35を所定の低速の回転数は、設定スイッチ95から任意に設定可能としても良い。
そして、処理を終了する。
そして、カウントアップした場合には(ステップS35:YES)、送り機構30の送りモーター35を通常の回転数にする制御を行う(ステップS37)。送りモーター35が通常の回転になると、送り歯と第一のローラ31との間における被縫製物Cに対する張力が通常の値になる。そして、処理を終了する。
また、張力調整終了タイマーがカウントアップしていない場合にも(ステップS35:NO)、処理を終了し、一定時間が経過すると、新たにステップS31から処理を開始する。
以上のようにミシン10は、針落ち位置よりも被縫製物の送り方向上流側に配置された投光部40と、被縫製物Cを挟んで投光部40とは逆側から当該被縫製物Cを撮像するカメラ45とを備え、制御装置90のCPU91が、カメラ45により撮像された撮像画像の明るさの変化から被縫製物の厚さの変化を検出する厚さ認識処理部として機能するので、搬送される被縫製物Cの重なり部分C12による厚さの変化する位置を検出することができ、厚さの変化に対応した縫製を行うことが可能となる。
また、投光部40による透過照明では段部が暗く映ることを利用して、カメラ45により撮像した画像の指定領域で画像処理を行い、明るさの変化量が大きい所を段部として検知することにより、柄模様や暗い色の被縫製物であっても段部を検出することが可能となる。
さらに、CPU91は、被縫製物Cの右側の端部の検出位置に応じて、横送り機構60の制御を行うので、被縫製物Cの右側の端部から針落ち位置までのY軸方向の距離を設定値に維持することができ、被縫製物Cに対して適正な位置に運針を行うことができ、縫い品質の向上を図ることが可能となる。
上記ミシン10は、被縫製物Cにおける重なり部分C12による厚さの変化よって生じる波状の撓みや皺の発生を低減するために、投光部40とカメラ45とによる透過光を利用した被縫製物Cの厚さ検出を行っているが、当該厚さ検出の利用目的は、波状の撓みや皺の発生の低減に限られない。
例えば、被縫製物から縫い針の引き抜きを円滑に行うために縫い針と同周期で上下動を行う中押さえを備え、その下死点の高さをモーター制御によって任意に調節することが可能なミシンの場合、布地の厚さの変化によって中押さえが接触して被縫製物の移動が阻害されたり、皺が生じたりして縫製が適正に行われなくなるおそれがある。
そのようなミシンの場合も、被縫製物に投光を行う投光部と、被縫製物を介して投光部の反対側から被縫製物を撮像するカメラを設け、被縫製物における針落ち位置に対する布送り方向の上流側部分の厚さを検出し、当該厚さに応じて、中押さえの下死点高さを変更調節する制御を行っても良い。これにより、中押さえと被縫製物との干渉を回避し、縫い品質の向上を図ることが可能となる。
また、投光部40とカメラ45の配置は上下逆としても良い。
30 ローラ機構
31〜34 第一〜第四のローラ
35 調節可変モーター(張力調節部)
40 投光部
41 光源
42 散乱板
45 カメラ
46 画像処理部
60 横送り機構
62 横送りモーター
90 制御装置
91 CPU(厚さ認識処理部、張力制御部、端部認識処理部、端部位置制御部)
C 被縫製物
C1 左布
C2 右布
C3 帯状物
C11 開口部
C12 重なり部分
Claims (3)
- 針落ち位置よりも被縫製物の送り方向上流側に配置された投光部と、
前記被縫製物を挟んで前記投光部とは逆側から当該被縫製物を撮像するカメラと、
前記カメラにより撮像された撮像画像の明るさの変化から前記被縫製物の厚さの変化を検出する厚さ認識処理部とを備え、
前記被縫製物は、開口部を備え、
前記被縫製物の開口部に挿入し、当該被縫製物を前記送り方向に搬送可能に支持するローラと、前記ローラの回転状態を変えることで前記被縫製物に生じる張力を調節する張力調節部とを有するローラ機構と、
前記検出された前記被縫製物の厚さの変化に応じて、前記張力調節部による前記被縫製物の張力を変更する制御を行う張力制御部とを備え、
前記ローラによって支持された前記被縫製物を挟むように前記投光部と前記カメラが配置され、前記投光部と前記カメラの前記送り方向下流側で縫製を行うことを特徴とするミシン。 - 前記カメラにより撮像された撮像画像の明るさの変化から前記被縫製物の前記送り方向に直交する方向の端部を検出する端部認識処理部とを備えることを特徴とする請求項1記載のミシン。
- 前記被縫製物の送り方向に直交する方向に当該被縫製物を移動させる横送り機構と、
前記被縫製物の送り方向に直交する方向の端部の検出位置に応じて、前記横送り機構の制御を行う端部位置制御部とを備えることを特徴とする請求項2記載のミシン。
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