JP6713501B2 - 変速装置 - Google Patents
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Description
パワーユニットPは、クランク軸23を回転自在に支持するクランクケース21と、変速装置Tの変速機構30を収容する変速機ケース22とが、クランクケース21を前半部、変速機ケース22を後半部として前後に一体的に形成されるユニットケース20を備えている。ユニットケース20は、上クランクケース半体部21Uと上変速機ケース半体部22Uとが一体に形成される上ユニットケース半体部20Uと、下クランクケース半体部21Dと下変速機ケース半体部22Dとが一体に形成される下ユニットケース半体部20Dとからなる上下割に構成されている。
下ユニットケース半体部20Dの下側はオイルパン27で塞がれている。
ユニットケース20の右側は、右ユニットケースカバー28Rにより覆われ、ユニットケース20の左側は、左ユニットケースカバー28L(図3参照)により覆われている。
さらにアイドルギアの右側には、アイドルギア53の外径と略同径の第2セラシギア55が相対回転自在に嵌合されている。第2セラシギア55は、被伝達ギア52と噛み合って、バネ55aによりアイドルギア53の回転方向に向けて付勢されている。
奇数段軸31の奇数段主軸31aには、左側から順に1速、3速、7速、5速の変速比の4個の奇数段の駆動ギアm1,m3,m7,m5が、それぞれニードルベアリング56を介して相対回転可能に支持されている。
図7および図8に示されるように、上記スリーブ61のそれぞれには、フォーク係合溝61aが設けられており、このフォーク係合溝61aに係合するシフトフォーク91によって、スリーブ61の軸方向への移動が可能となる。
各変速段のうち1速段を確立する1速駆動ギアm1と3速段を確立する3速駆動ギアm3の間に設けられた変速切替機構60およびシンクロ機構Sについて、図7および図8に基づいて説明する。
他の変速切替機構60およびシンクロ機構Sも同様の機構である。
変速ギア65には外周に変速ギア歯65a(1速駆動ギア歯)を有するとともに、変速ギア66(3速駆動ギアm3)側に突出した円筒部65sの外周にギアドグ歯65tが形成されている。また、ギアドグ歯65tを外周に有する円筒部65sからさらに内周部部分が突出した突出円筒部65ssが形成されている。
変速ギア66には外周に変速ギア歯66a(3速駆動ギア歯)を有するとともに、変速ギア65(1速駆動ギアm1)側に突出した円筒部66sの外周にギアドグ歯66tが形成されている。また、ギアドグ歯66tを外周に有する円筒部66sからさらに内周部部分が突出した突出円筒部66ssが形成されている。
なお、ハブ62の外周面に形成された多数のスプライン歯62sは、周方向に120度間隔にある部分が欠損して切欠溝62bが3か所に形成されている。
スリーブ61の外周にはシフトフォーク91が係合するフォーク係合溝61aが形成されている。
図6に示されるように、シフトドラム110は、軸方向外側の一方(右方)が開口部111bとなり他方(左方)が底部111cとなっている円筒形状の本体部111と、開口部111bを塞ぐ蓋部112によって構成されており、内部が中空の円筒状に構成されている。
シフトドラム110の本体部111には、本体部111と同軸上に左方に延伸してシフトドラム110の本体部111より縮径した軸部114が設けられている。シフトドラム110の蓋部112には、シフトドラム110の本体部111と同軸上に右方に延伸して本体部111より縮径した軸部113が設けられている。
本体部111の径方向外周面には、四つのリード溝111aが設けられている。
したがって、マスターアーム74が揺動すると、ねじりコイルばね79のねじりばね力によりマスターアーム74を中立位置に戻そうとする付勢力が働く。
図6および図13ないし図15に示されるように、ポールラチェット機構75は、マスターアーム74の揺動先端部に形成された長孔74hに摺動自在に嵌合される突起76dが形成されたラチェット入力部材としてのシフタ本体76と、シフトドラム110と一体に回動するラチェット出力部材としてのドラムセンタ78と、シフタ本体76の外周とドラムセンタ78の内周との間に内蔵される一対のポールラチェット77と、ポールラチェット77のポール77aを動きを規制するためのガイドプレート121を備えている。
ドラムセンタ78は、軸挿通孔78bにシフトドラム110の軸部113に挿通されてナット116が締結され、シフトドラム110の蓋部112とドラムセンタ78の間の回り止めピン115により、シフトドラム110と一体に回動されるようになっている。
ポール77aは、ガイドプレート121の開口部121cの内縁の形状に従い、所定の範囲のみポール77aが起立する。
マスターアーム74の揺動により長孔74h内を摺動する突起76dに案内されてシフタ本体76が一方向に回動されると、一方のポール77aの先端が起立してドラムセンタ78の内周のポール当接カム78fに係止され、シフタ本体76の回動に連動してドラムセンタ78が間欠的に回動され、シフトドラム110を間欠的に回動させて変速を行う。
シフトドラム110と一体に回動するドラムセンタ78の外周部に設けられた、ディテントカム78eの外周端面には、変速段に対応する湾曲した凹部が周方向に順次先細に尖った凸部と交互に連続した凹凸カム面78e1に形成されている。
ディテントアーム84は、ねじりコイルばね86により揺動付勢されて、ローラ85をディテントカム78eの凹凸カム面78e1に押圧する。
ディテント機構80は、以上のように構成され、ディテントカム78eの外周端面の凹凸カム面78e1に押圧されるローラ85が所要の凹部に落ち着くことで、シフトドラム110を所要の回動位置に位置決めすることができる。
フランジ部121bの端部には、ボルト126が挿通されるボルト挿通孔121dが設けられている。フランジ部121bの基部121a寄りには、一対のピン取付孔121eが形成されている。該ピン取付孔121eには、図16に示されるように、保持部122を固定する固定ピン121fがかしめつけられている。ガイドプレート121は、図13に示されるように、下変速機ケース半体部22Dにボルト126により固定される。
軸方向視で、ガイドプレート121の開口部121cに対し、前記シフタ本体76の基部76aは小さいが、ボールベアリング125とシフタ本体76の間に設けたカラー部材124で、シフタ本体76の軸方向外側への移動の規制している。
フォーク部91cは、スリーブ61に形成されるフォーク係合溝61aに、係合されている。ピン部91dは、シフトドラム110シフトドラム110の外周面に形成された各リード溝111aに係合している。
なお、説明の便宜上、図示の実施形態の左右配置のものについて説明したが、左右配置の異なるものであっても、発明の要旨の範囲であれば本発明に含まれる。
22…変速機ケース、28R…右ユニットケースカバー、73…シフトスピンドル、74…マスターアーム、75…ポールラチェット機構、76…シフタ本体、76a…基部、88…ボールベアリング、
110…シフトドラム、110a…端部、111…本体部、111b…開口部、112…蓋部、113…軸部、113a…端部
120…支持部材、121…ガイドプレート、121c…開口部、122…保持部、124…カラー部材、125…ボールベアリング、130…オイル室。
Claims (7)
- ケース体(22)に支持されるシフトドラム(110)を有した変速装置(T)において、
前記シフトドラム(110)の一側の端部(110a)は、該端部(110a)と前記ケース体(22)との間に配置された第1軸受部材(88)により回転自在に支持され、
前記シフトドラム(110)の前記端部(110a)に、前記シフトドラム(110)と同軸上に前記シフトドラム(110)より縮径し、前記シフトドラム(110)を回動させる力が加わる軸部(113)が設けられ、
前記軸部(113)の軸方向外側に位置して、前記ケース体(22)にケースカバー部材(28R)が取り付けられ、
前記軸部(113)の端部(113a)は、前記ケース体(22)および前記ケースカバー部材(28R)との間に配設され前記ケース体(22)に固定された支持部材(120)よって回動自在に保持されることを特徴とする変速装置。 - 前記軸部(113)の前記端部(113a)と前記支持部材(120)の間には、第2軸受部材(125)が設けられ、
前記端部(113a)は、前記第2軸受部材(125)を介して前記支持部材(120)に回動自在に支持されることを特徴とする請求項1に記載の変速装置。 - 前記シフトドラム(110)を間欠的に送るポールラチェット機構(75)を備え、
前記ポールラチェット機構(75)は、ポールラチェット(77)と、該ポールラチェット(77)の動きを規制するガイドプレート(120)を備え、
前記支持部材(120)は、前記ポールラチェット機構(75)におけるガイドプレート(121)と、前記ガイドプレート(121)に取り付けられ前記第2軸受部材(125)を保持する保持部(122)とを有し、
前記ガイドプレート(121)は、前記ケース体(22)に取り付けられたことを特徴とする請求項2に記載の変速装置。 - 前記ポールラチェット機構(75)は、前記シフトドラム(110)の前記軸部(113)に回動可能に支持されたシフタ本体(76)を備え、
前記シフタ本体(76)に設けられマスターアーム(74)と係合する突起(76d)は、前記軸部(113)に対してシフトスピンドル(73)側に設けられ、
前記軸部(113)は、前記シフタ本体(76)を貫通し、軸方向外側で前記保持部(122)によって保持されることを特徴とする請求項3に記載の変速装置。 - 前記シフタ本体(76)の軸方向外側への移動の規制を、前記第2軸受部材(125)と前記シフタ本体(76)の間に設けたカラー部材(124)で行うことを特徴とする請求項4に記載の変速装置。
- 前記軸部(113)と前記ケースカバー部材(28R)の間には機能部品(130)が配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の変速装置。
- 前記シフトドラム(110)は、軸方向外側の少なくとも一方が開口された開口部(111b)を有する円筒形状の本体部(111)と、前記開口部(111b)を塞ぐ蓋部(112)によって構成され、 前記軸部(113)は、前記蓋部(112)に一体に構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の変速装置。
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