JP6691125B2 - Glp−1誘導体及びその使用 - Google Patents
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Description
「配列表」と題した配列表は、4175バイトであり、2015年11月2日に作成されたものであり、参照により本明細書に組み込まれる。
Xaa7-Xaa8-Glu-Gly-Thr-Xaa12-Thr-Ser-Asp-Xaa16-Ser-Xaa18-Xaa19-Xaa20-Glu-Xaa22-Xaa23-Ala-Xaa25-Xaa26-Xaa27-Phe-Ile-Xaa30-Xaa31-Leu-Xaa33-Xaa34-Xaa35-Xaa36-Xaa37-Xaa38-Xaa39
[式中、
Xaa7は、L-ヒスチジン、(S)-2-ヒドロキシ-3-(1H-イミダゾール-4-イル)-プロピオン酸、D-ヒスチジン、デアミノ-ヒスチジン、ホモヒスチジン、Nα-アセチル-ヒスチジン、Nα-ホルミル-ヒスチジン、Nα-メチル-ヒスチジン、3-ピリジルアラニン、2-ピリジルアラニン、又は4-ピリジルアラニンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Ser、Aib、(1-アミノシクロプロピル)カルボン酸、又は(1-アミノシクロブチル)カルボン酸であり;Xaa12は、Phe又はLeuであり;Xaa16は、Val又はLeuであり;Xaa18は、Ser、Val、Arg、又はLeuであり;Xaa19は、Tyr又はGlnであり;Xaa20は、Leu又はMetであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、又はArgであり;Xaa25は、Ala又はValであり;Xaa26は、Argであり;Xaa27は、Glu又はLeuであり;Xaa30は、Ala、Glu、又はArgであり;Xaa31は、Trp又はHisであり;Xaa33は、Valであり;Xaa34は、Lys、Arg、His、Asn、又はGlnであり;Xaa35は、Lys、Gly又はAlaであり;Xaa36は、Lys、Arg又はGlyであり;Xaa37は、Gly、Pro、又はLysであり;Xaa38は、Lys若しくはGlyであるか、又は存在せず;Xaa39は、Lysであるか、又は存在しない]
のGLP-1類似体の誘導体であって、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、及びXaa39の少なくとも1つはLysであり、誘導体は、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基に付加されている側鎖を含み、該側鎖は、(i) Chem. 11:
前記分岐リンカーは、a) その-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に、プレリンカーを介して、及びb) その2つの-NH端の各々において、第一の及び第二のプロトラクターの各々の-CO端に、それぞれ、第一の及び第二のポストリンカーをそれぞれ介して、接続されており;プレリンカー、第一のポストリンカー、及び第二のポストリンカーの各々が、-CO基及び-NH基を含む;
誘導体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステルに関する。
の化合物に関する。また、本発明は、この化合物の製造、及び生物学的に活性なペプチド又はタンパク質への付加のためのその使用にも関する。
受容体アゴニストは、受容体に結合して天然のリガンドに特有の応答を誘発する類似体として定義することができる。完全(full)アゴニストは、天然のリガンドと同じ大きさの応答を誘発するものとして定義することができる(例えば、「Principles of Biochemistry」、AL Lehninger、DL Nelson、MM Cox、第2版、Worth Publishers、1993、763頁を参照されたい)。
[GLP-1類似体]
用語「GLP-1類似体」は、本明細書において使用される場合、ヒトグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1(7-37))の類似体(又はバリアント)を意味し、その配列は、配列番号1として配列表に含まれている。また、配列番号1の配列を有するペプチドは、「天然の」GLP-1を示していてもよい。
Xaa7-Xaa8-Glu-Gly-Thr-Xaa12-Thr-Ser-Asp-Xaa16-Ser-Xaa18-Xaa19-Xaa20-Glu-Xaa22-Xaa23-Ala-Xaa25-Xaa26-Xaa27-Phe-Ile-Xaa30-Xaa31-Leu-Xaa33-Xaa34-Xaa35-Xaa36-Xaa37-Xaa38-Xaa39、
[式中、Xaa7は、L-ヒスチジン、(S)-2-ヒドロキシ-3-(1H-イミダゾール-4-イル)-プロピオン酸、D-ヒスチジン、デアミノ-ヒスチジン、ホモヒスチジン、Nα-アセチル-ヒスチジン、Nα-ホルミル-ヒスチジン、Nα-メチル-ヒスチジン、3-ピリジルアラニン、2-ピリジルアラニン、又は4-ピリジルアラニンであり;Xaa8は、Ala、Gly、Ser、Aib、(1-アミノシクロプロピル)カルボン酸、又は(1-アミノシクロブチル)カルボン酸であり;Xaa12は、Phe又はLeuであり;Xaa16は、Val又はLeuであり;Xaa18は、Ser、Val、Arg、又はLeuであり;Xaa19は、Tyr又はGlnであり;Xaa20は、Leu又はMetであり;Xaa22は、Gly又はGluであり;Xaa23は、Gln、Glu、又はArgであり;Xaa25は、Ala又はValであり;Xaa26は、Argであり;Xaa27は、Glu又はLeuであり;Xaa30は、Ala、Glu、又はArgであり;Xaa31は、Trp又はHisであり;Xaa33は、Valであり;Xaa34は、Lys、Arg、His、Asn、又はGlnであり;Xaa35は、Lys、Gly又はAlaであり;Xaa36は、Lys、Arg又はGlyであり;Xaa37は、Gly、Pro、又はLysであり;Xaa38は、Lys若しくはGlyであるか、又は存在せず;Xaa39は、Lysであるか、又は存在せず;Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、及びXaa39の少なくとも1つはLysである]によって定義することができる。
用語「誘導体」は、GLP-1類似体との関連において本明細書において使用される場合、1つ以上の置換基が類似体に共有結合しているような、化学的に修飾されたGLP-1類似体を意味する。置換基は、側鎖とも呼ばれ得る。特定の実施態様において、本発明の誘導体の側鎖は、2つの足を有する分岐した構造を有する。
の分岐リンカーを含む。
の1つ以上を含んでいてもよい。
また、本発明は、式II:
の化合物、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステルにも関する。
-OPfp (2,3,4,5,6-ペンタフルオロフェノキシ)と表記してもよい、
-COOtBu (tert-ブトキシカルボニル)と表記してもよい、
-NHFmoc (9H-フルオレン-9-イルメトキシカルボニルアミノ)と表記してもよい、
本発明の誘導体、類似体、及び側鎖中間体生成物は、医薬的に許容される塩、アミド、又はエステルの形態であってもよい。
特定の実施態様において、本発明の誘導体は、非常に長い半減期と、同時にインビトロ及びインビボでの非常に良好な効力とを有し、このため、誘導体は月1回の投与に適している可能性がある。
本発明の誘導体のGLP-1類似体は、生物学的に活性なタンパク質の非限定的な一例である。
別の特定の実施態様において、本発明の誘導体並びにそのようなものとしての構成要素GLP-1類似体は、インビボにおいて強力であり、これは、任意の適切な動物モデルにおいて、並びに臨床試験において、当技術分野において公知のように決定することができる。
第2の機能的態様によれば、本発明の誘導体並びにそのようなものとしての構成要素GLP-1類似体は、例えば、高濃度のアルブミン下で、GLP-1受容体に非常によく結合する。これは、実施例24において説明されるようにして決定することができる。
第3の機能的態様により、本発明の誘導体は、終末相半減期の増加及び/又はクリアランスの減少等の改善された薬物動態特性を有する。
第3の機能的態様によれば、本発明の誘導体は、改善された薬物動態特性を有する。
GLP-1(7-37)及びGLP-1類似体のようなペプチドの製造は、当技術分野において周知である。
本発明は更に、本発明の誘導体又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステルと、医薬的に許容される賦形剤とを含む医薬組成物にも関する。そのような組成物は、当技術分野において公知のように調製することができる。
(メラニン細胞刺激ホルモン)アゴニスト、MCH(メラニン細胞濃縮ホルモン)アンタゴニスト、CCK(コレシストキニン)アゴニスト、セロトニン再取り込み阻害剤、セロトニン及びノルアドレナリン再取り込み阻害剤、混合型のセロトニン及びノルアドレナリン作動性化合物、5HT(セロトニン)アゴニスト、ボンベシンアゴニスト、線維芽細胞成長因子21(FGF-21)、ガラニンアンタゴニスト、成長ホルモン、成長ホルモン放出化合物、TRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)アゴニスト、UCP2若しくは3(脱共役タンパク質2又は3)調節薬、レプチンアゴニスト、DAアゴニスト(ブロモクリプチン、ドプレキシン(doprexin))、リパーゼ/アミラーゼ阻害剤、RXR(レチノイドX受容体)調節薬、TR βアゴニスト;ヒスタミンH3アンタゴニスト、胃抑制ポリペプチドアゴニスト若しくはアンタゴニスト(GIP類似体)、ガストリン及びガストリン類似体である。
本発明は、医薬として使用するための本発明の誘導体にも関する。
(i)全ての形態の糖尿病、例えば、高血糖症、2型糖尿病、耐糖能障害、1型糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、MODY(若年発症成人型糖尿病)、妊娠糖尿病の予防及び/若しくは処置、並びに/又はHbA1Cの低減;
(ii)糖尿病疾患の進行、例えば、2型糖尿病の進行の遅延若しくは予防、耐糖能障害(IGT)からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、インスリン耐性の遅延若しくは予防、及び/又はインスリン非要求性2型糖尿病からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延;
(iii)β-細胞機能の向上、例えば、β-細胞アポトーシスの減少、β-細胞機能及び/若しくはβ-細胞量の増加、並びに/又はβ-細胞に対するグルコース感受性の回復;
(iv)認知障害及び/又は神経変性障害、例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、及び/又は多発性硬化症の予防及び/又は処置;
(v)例えば、食物摂取量を減らすこと、体重を減らすこと、食欲を抑制すること、満腹感を誘起することによる、肥満等の摂食障害の予防及び/若しくは処置;むちゃ食い障害、神経性大食症、及び/若しくは抗精神病薬若しくはステロイドの投与によって誘発された肥満の処置若しくは予防;胃運動性の減少;胃排出の遅延;身体的運動性の増加;並びに/又は肥満に対する併存症、例えば、骨関節炎及び/若しくは尿失禁の予防及び/若しくは処置;
(vi)糖尿病性合併症、例えば、血管障害;末梢神経障害を含む神経障害;腎障害;及び/又は網膜障害の予防及び/又は処置;
(vii)脂質パラメータの改善、例えば、脂質異常症の予防及び/又は処置、総血清脂質の低下;HDLの増加;小粒子高密度LDLの低下;VLDLの低下;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;ヒトにおけるリポタンパク質a(Lp(a))の血漿濃度の低下;インビトロ及び/又はインビボでのアポリポタンパク質a(apo(a))の発生の阻害;
(viii)心臓血管疾患、例えば、X症候群、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠状動脈心疾患、再潅流損傷、卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左室肥大、冠状動脈疾患、高血圧、本態性高血圧症、急性高血圧性緊急症、心筋障害、心不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心律動異常、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性動脈硬化症)、拡張機能障害、及び/若しくは収縮機能障害の予防及び/若しくは処置;並びに/又は血圧の低下、例えば、収縮期血圧の低下;
(ix)胃腸疾患、例えば、炎症性腸疾患、短小腸症候群、若しくはクローン病若しくは大腸炎;消化不良、及び/若しくは胃潰瘍;並びに/又は炎症、例えば、乾癬、乾癬性関節炎、リウマチ性関節炎、及び/若しくは全身性エリテマトーデスの予防及び/若しくは処置;
(x)重症疾患の予防及び/若しくは処置、例えば、重症患者、重症疾患ポリ腎症(CIPNP)患者、及び/若しくは潜在的CIPNP患者の処置;重症疾患若しくはCIPNPの発症の予防;患者における全身性炎症応答症候群(SIRS)の予防、処置、及び/若しくは治療;患者が入院中に菌血症、敗血症、及び/若しくは敗血症性ショックに罹患する可能性の予防若しくは軽減;並びに/又は集中治療室の急性疾患患者における血糖、インスリンバランス、及び任意選択で代謝の安定化;
(xi)多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の予防及び/又は処置;
(xii)脳疾患、例えば、脳虚血、脳出血、及び/又は脳外傷の予防及び/又は処置;
(xiii)睡眠時無呼吸の予防及び/又は処置;並びに/或いは
(xiv)乱用、例えば、アルコール乱用及び/又は薬物乱用の予防及び/又は処置
のために使用することができる。
以下は、本発明の特定の実施態様である。
1. 一般式I:
式I:
Xaa7-Xaa8-Glu-Gly-Thr-Xaa12-Thr-Ser-Asp-Xaa16-Ser-Xaa18-Xaa19-Xaa20-Glu-Xaa22-Xaa23-Ala-Xaa25-Xaa26-Xaa27-Phe-Ile-Xaa30-Xaa31-Leu-Xaa33-Xaa34-Xaa35-Xaa36-Xaa37-Xaa38-Xaa39
[式中、
Xaa7は、L-ヒスチジン、(S)-2-ヒドロキシ-3-(1H-イミダゾール-4-イル)-プロピオン酸、D-ヒスチジン、デアミノ-ヒスチジン、ホモヒスチジン、Nα-アセチル-ヒスチジン、Nα-ホルミル-ヒスチジン、Nα-メチル-ヒスチジン、3-ピリジルアラニン、2-ピリジルアラニン、又は4-ピリジルアラニンであり;
Xaa8は、Ala、Gly、Ser、Aib、(1-アミノシクロプロピル)カルボン酸、又は(1-アミノシクロブチル)カルボン酸であり;
Xaa12は、Phe又はLeuであり;
Xaa16は、Val又はLeuであり;
Xaa18は、Ser、Val、Arg、又はLeuであり;
Xaa19は、Tyr又はGlnであり;
Xaa20は、Leu又はMetであり;
Xaa22は、Gly又はGluであり;
Xaa23は、Gln、Glu、又はArgであり;
Xaa25は、Ala又はValであり;
Xaa26は、Argであり;
Xaa27は、Glu、又はLeuであり;
Xaa30は、Ala、Glu、又はArgであり;
Xaa31は、Trp又はHisであり;
Xaa33は、Valであり;
Xaa34は、Lys、Arg、His、Asn、又はGlnであり;
Xaa35は、Lys、Gly、又はAlaであり;
Xaa36は、Lys、Arg、又はGlyであり;
Xaa37は、Gly、Pro、又はLysであり;
Xaa38は、Lys若しくはGlyであるか、又は存在せず;
Xaa39は、Lysであるか、又は存在しない]
のGLP-1類似体の誘導体であって、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、及びXaa39の少なくとも1つはLysであり;
誘導体は、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基に付加されている側鎖を含み、該側鎖は:
(i) Chem. 11
qは0〜5の範囲の整数であり、
wは0〜5の範囲の整数であり、
但し、wが0の場合は、qは1〜5の範囲の整数であり、qが0の場合は、wは1〜5の範囲の整数である]の分岐リンカー;及び
(ii) Chem. 12:
前記分岐リンカーは、a) その-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に、プレリンカーを介して、及びb) その2つの-NH端の各々において、第一の及び第二のプロトラクターの各々の-CO端に、それぞれ、第一の及び第二のポストリンカーをそれぞれ介して、接続されており;プレリンカー、第一のポストリンカー、及び第二のポストリンカーの各々が、-CO基及び-NH基を含む;
誘導体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
2. Xaa38が、存在せず、Xaa39も、存在しない、実施態様1の誘導体。
3. Xaa7が、L-ヒスチジン又はデアミノ-ヒスチジンであり; Xaa8がAibであり; Xaa12がPheであり; Xaa16がValであり; Xaa18がSerであり; Xaa19がTyrであり; Xaa20がLeuであり; Xaa22がGly又はGluであり; Xaa23がGlnであり; Xaa25がAlaであり; Xaa26がArgであり; Xaa27がGluであり; Xaa30がAlaであり; Xaa31がTrpであり; Xaa33がValであり; Xaa34がLys又はArgであり; Xaa35がLys又はGlyであり; Xaa36がLys又はArgであり; Xaa37がGly又はLysであり; Xaa38がLys若しくはGlyであるか、又は存在せず; Xaa39がLysであるか又は存在せず;Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、及びXaa39の少なくとも1つがLysである、実施態様1又は2の誘導体。
4. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して最大で10個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜3のいずれか一つの誘導体。
5. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して最大で9個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜4のいずれか一つの誘導体。
6. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して最大で8個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜5のいずれか一つの誘導体。
7. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して最大で7個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜6のいずれか一つの誘導体。
8. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して最大で6個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜7のいずれか一つの誘導体。
9. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して最大で5個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜8のいずれか一つの誘導体。
10. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して最大で4個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜9のいずれか一つの誘導体。
11. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して最大で3個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜10のいずれか一つの誘導体。
12. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して最大で2個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜11のいずれか一つの誘導体。
13. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して最大で1個の変化を有する、実施態様1〜12のいずれか一つの誘導体。
14. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して少なくとも1個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜13のいずれか一つの誘導体。
15. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して少なくとも2個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜14いずれか一項に記載の誘導体。
16. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して少なくとも3個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜15のいずれか一つの誘導体。
17. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して少なくとも4個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜16のいずれか一つの誘導体。
18. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して少なくとも5個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜17のいずれか一つの誘導体。
19. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して少なくとも6個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜18のいずれか一つの誘導体。
20. GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して少なくとも7個のアミノ酸の変化を有する、実施態様1〜19のいずれか一つの誘導体。
22. GLP-1(7-37)(配列番号1)と比較したアミノ酸の変更の数が、タンパク質又はペプチドの標準的なアライメントプログラムの使用によって特定される、実施態様1〜21のいずれか一つの誘導体。
23. アライメントプログラムが、ニードルマン・ブンシュアライメントである、実施態様22の誘導体。
24. デフォルトのスコアリングマトリックス及びデフォルトの同一性マトリックスが用いられる、実施態様22〜23のいずれか一つの誘導体。
25. スコアリングマトリックスがBLOSUM62である、実施態様22〜24のいずれか一つの誘導体。
26. ギャップにおける最初の残基に対するペナルティが-10(マイナス10)である、実施態様22〜25のいずれか一つの誘導体。
27. ギャップにおける追加の残基に対するペナルティが-0.5(マイナスポイント5)である、実施態様22〜26のいずれか一つの誘導体。
28. Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、及びXaa39の1つがLysである、実施態様1〜27のいずれか一つの誘導体。
29. GLP-1類似体が、配列番号2、配列番号3、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、及び配列番号9のペプチドから選択される、実施態様1〜28のいずれか一つの誘導体。
31. 側鎖がXaa35のLys残基に付加されている、実施態様1〜29のいずれか一つの誘導体。
32. 側鎖がXaa36のLys残基に付加されている、実施態様1〜29のいずれか一つの誘導体。
33. 側鎖がXaa37のLys残基に付加されている、実施態様1〜29のいずれか一つの誘導体。
34. 側鎖がXaa38のLys残基に付加されている、実施態様1〜29のいずれか一つの誘導体。
35. 側鎖がXaa39のLys残基に付加されている、実施態様1〜29のいずれか一つの誘導体。
37. Chem. 11において、qが0であり、wが4である、実施態様1〜35のいずれか一つの誘導体。
38. Chem. 11が、Chem. 11a:
39. Chem. 11又はChem. 11aが、それぞれ、リジンのbis-アミノトリラジカルである、実施態様1〜38のいずれか一つの誘導体。
40. Chem. 11又はChem. 11aが、それぞれ、eps-Lys(Bis)である、実施態様1〜39のいずれか一つの誘導体。
41. Chem. 11又はChem. 11aが、それぞれ、L体である、実施態様1〜39のいずれか一つの誘導体。
のリンカー要素1;又は
少なくとも1つのChem. 2b:
のリンカー要素2
を含む、実施態様1〜41のいずれか一つの誘導体。
43. プレリンカーが、リンカー要素1をt回含む、実施態様1〜42のいずれか一つの誘導体。
44. tが1〜8の範囲の整数である、実施態様43の誘導体。
45. tが1である、実施態様43の誘導体。
46. tが2である、実施態様43の誘導体。
47. tが3である、実施態様43の誘導体。
48. tが4である、実施態様43の誘導体。
49. tが6である、実施態様43の誘導体。
50. tが8である、実施態様43の誘導体。
51. kが1、5、11、又は19である、実施態様42〜50のいずれか一つの誘導体。
52. nが1又は2である、実施態様42〜51のいずれか一つの誘導体。
53. kが1であり、nが1である、実施態様42〜52のいずれか一つの誘導体。
54. kが5であり、nが2である、実施態様42〜52のいずれか一つの誘導体。
55. kが11であり、nが2である、実施態様42〜52のいずれか一つの誘導体。
56. kが19であり、nが2である、実施態様42〜52のいずれか一つの誘導体。
57. tが1以外の場合、リンカー要素1が並置されており、ここで、並置されているとは、アミド結合を介して互いに接続されていることを意味する、実施態様42〜56のいずれか一つの誘導体。
58. tが1以外の場合、リンカー要素1が、次々と、アミド結合を介して互いに接続して一列に配置されている、実施態様42〜57のいずれか一つの誘導体。
60. プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている2回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜58のいずれか一つの誘導体。
61. プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている3回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜58のいずれか一つの誘導体。
62. プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている4回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜58のいずれか一つの誘導体。
63. プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている6回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜58のいずれか一つの誘導体。
64. プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている8回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜58のいずれか一つの誘導体。
65. プレリンカーが、1つのChem. 1のリンカー要素1[式中、kは5であり、nは2である]をから成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜58のいずれか一つの誘導体。
66. プレリンカーが、1つのChem. 1のリンカー要素1[式中、kは11であり、nは2である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜58のいずれか一つの誘導体。
67. プレリンカーが、1つのChem. 1のリンカー要素1[式中、kは19であり、nは2である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜58のいずれか一つの誘導体。
69. プレリンカーがリンカー要素2を2回又は4回含む、実施態様1〜42及び68のいずれか一つの誘導体。
70. プレリンカーがリンカー要素2を2回含む、実施態様1〜42及び68〜69のいずれか一つの誘導体。
71. プレリンカーがリンカー要素2を4回含む、実施態様1〜42及び68〜69のいずれか一つの誘導体。
72. mが4であり、sが0である、実施態様42及び68〜71のいずれか一つの誘導体。
73. mが0であり、sが4である、実施態様42及び68〜71のいずれか一つの誘導体。
74. Chem. 2bが、Chem. 2c:
75. Chem. 2b又はChem. 2cの各々が、それぞれ、リジンのジラジカルを表す、実施態様42及び68〜74のいずれか一つの誘導体。
76. Chem. 2b又はChem. 2cが、それぞれ、eps-Lysを表す、実施態様42及び68〜75のいずれか一つの誘導体。
77. Chem. 2b又はChem. 2cが、それぞれ、L体である、実施態様42及び68〜76のいずれか一つの誘導体。
78. 2回又は4回のリンカー要素2が、それぞれ、並置されており、ここで、並置されているとは、アミド結合を介して互いに接続されていることを意味する、実施態様69〜77のいずれか一つの誘導体。
79. 2回又は4回のリンカー要素2が、それぞれ、次々と、アミド結合を介して互いに接続して一列に配置されている、実施態様69〜78のいずれか一つの誘導体。
80. プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている2回のChem. 2cのリンカー要素2から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜42及び68〜79のいずれか一つの誘導体。
81. プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている4回のChem. 2cのリンカー要素2から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続している、実施態様1〜42及び68〜79のいずれか一つの誘導体。
Chem. 4:
83. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、Chem. 3:
84. Chem. 3がGluのジラジカルである、実施態様82〜83のいずれか一つの誘導体。
85. Chem. 3がgGluのジラジカルである、実施態様82〜84のいずれか一つの誘導体。
86. Chem. 3がL-gGluのジラジカルである、実施態様82〜85のいずれか一つの誘導体。
88. Chem. 4がトラネキサム酸のジラジカルである、実施態様82及び87のいずれかの誘導体。
89. Chem. 4がトランス-4-(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸のジラジカルである、実施態様82及び87〜88のいずれか一つの誘導体。
のリンカー要素1を含む、実施態様1〜89のいずれか一つの誘導体。
91. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を1回、2回、3回、又は4回含む、実施態様90の誘導体。
92. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を1個含む、実施態様90〜91のいずれか一つの誘導体。
93. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を2回含む、実施態様90〜91のいずれか一つの誘導体。
94. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を3回含む、実施態様90〜91のいずれか一つの誘導体。
95. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を4回含む、実施態様90〜91のいずれか一つの誘導体。
96. kが1である、実施態様90〜95のいずれか一つの誘導体。
97. nが1である、実施態様90〜96のいずれか一つの誘導体。
98. kが1であり、nが1である、実施態様90〜97のいずれか一つの誘導体。
99. 誘導体が1個より多いリンカー要素1を含む場合、これらが並置されており、ここで、並置されているとは、アミド結合を介して互いに接続されていることを意味する、実施態様90〜98のいずれか一つの誘導体。
100. 誘導体が1個より多いリンカー要素1を含む場合、これらが次々と、アミド結合を介して互いに接続して一列に配置されている、実施態様90〜99のいずれか一つの誘導体。
のリンカー要素1を含まない、実施態様1〜89のいずれか一つの誘導体。
102. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、実施態様90〜100のいずれか一つに規定するリンカー要素1を場合により含む、実施態様1〜89のいずれか一つの誘導体。
103. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、実施態様90〜100のいずれか一つに規定するリンカー要素1をさらに含む、実施態様1〜89のいずれか一つの誘導体。
104. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、厳密に1個のリンカー要素3及び厳密に1個のリンカー要素4を含む、実施態様1〜103のいずれか一つの誘導体。
105. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、ちょうど1個のリンカー要素3及びちょうど1個のリンカー要素4を含む、実施態様1〜104のいずれか一つの誘導体。
106. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、アミド結合を介して、表示した順番で相互接続されている、1個のリンカー要素4及び1個のリンカー要素3から成り、第一の及び第二のポストリンカーの各々が、その-NH端において、第一の及び第二のプロトラクターの-CO端に、それぞれ接続されており、その-CO端において、分岐リンカーの-NH端の各々に接続されている、実施態様1〜105のいずれか一つの誘導体。
107. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、アミド結合を介して、表示した順番で相互接続されている、1個のリンカー要素4、1個のリンカー要素3、及び1個のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、第一の及び第二のポストリンカーの各々が、その-NH端において、第一の及び第二のプロトラクターの-CO端に、それぞれ接続されており、その-CO端において、分岐リンカーの-NH端の各々に接続されている、実施態様1〜105のいずれか一つの誘導体。
108. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、アミド結合を介して、表示した順番で相互接続されている、1個のリンカー要素4、1個のリンカー要素3、及び2回のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、第一の及び第二のポストリンカーの各々が、その-NH端において、第一の及び第二のプロトラクターの-CO端に、それぞれ接続されており、その-CO端において、分岐リンカーの-NH端の各々に接続されている、実施態様1〜105のいずれか一つの誘導体。
109. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、アミド結合を介して、表示した順番で相互接続されている、1個のリンカー要素4、1個のリンカー要素3、及び3回のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、第一の及び第二のポストリンカーの各々が、その-NH端において、第一の及び第二のプロトラクターの-CO端に、それぞれ接続されており、その-CO端において、分岐リンカーの-NH端の各々に接続されている、実施態様1〜105のいずれか一つの誘導体。
110. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、アミド結合を介して、表示した順番で相互接続されている、1個のリンカー要素4、1個のリンカー要素3、及び4回のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、第一の及び第二のポストリンカーの各々が、その-NH端において、第一の及び第二のプロトラクターの-CO端に、それぞれ接続されており、その-CO端において、分岐リンカーの-NH端の各々に接続されている、実施態様1〜105のいずれか一つの誘導体。
a) その-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に、プレリンカーを介して、及び
b) その2つの-N端の各々において、第一の及び第二のプロトラクターの各々の-CO端に、それぞれ、第一の及び第二のポストリンカーをそれぞれ介して、
アミド結合を介して接続されている、実施態様1〜110のいずれか一つの誘導体。
112. Xaa37及びXaa39の1つがLysであり;
Xaa37又はXaa39のLys残基に付加されている側鎖を含み、
側鎖が:
(i) Chem. 11a
(ii) Chem. 12:
分岐リンカーが、
a) その-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に、プレリンカーを介して、及び
b) その2つの-NH端の各々において、第一の及び第二のプロトラクターの各々の-CO端に、それぞれ、第一の及び第二のポストリンカーをそれぞれ介して、
接続されており;プレリンカー、第一のポストリンカー、及び第二のポストリンカーの各々が、Chem. 1:
のリンカー要素1を少なくとも1つ含む;
実施態様1〜111のいずれか一つの誘導体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
113. Xaa37及びXaa39の1つがLysであり;
Xaa37又はXaa39のLys残基に付加されている側鎖を含み、
側鎖が:
(i) Chem. 11a
(ii) Chem. 12:
分岐リンカーが、
a) その-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に、プレリンカーを介して、及び
b) その2つの-NH端の各々において、第一の及び第二のプロトラクターの各々の-CO端に、それぞれ、第一の及び第二のポストリンカーをそれぞれ介して、
接続されており;プレリンカー、第一のポストリンカー、及び第二のポストリンカーの各々が、Chem. 1:
のリンカー要素1を1回、2回、3回、又は4回含み;
1個より多いリンカー要素1を含む場合、これらがアミド結合を介して互いに接続されている、実施態様1〜112のいずれか一つの誘導体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
115. GLP-1類似体が、配列番号2又は3のいずれかの配列を有する、実施態様1〜114のいずれか一つの誘導体。
116. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、好ましくはL体の、gGluのジラジカルである、1個のChem. 3のリンカー要素3を含む、実施態様1〜115のいずれか一つの誘導体。
117. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、トラネキサム酸、好ましくはトランス-4-(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸のジラジカルである、1個のChem. 4のリンカー要素4を含む、実施態様1〜116のいずれか一つの誘導体。
119. Chem. 21、Chem. 22、Chem. 23、Chem. 24、Chem. 25、Chem. 26、Chem. 27、Chem. 28、Chem. 29、Chem. 30、Chem. 31、Chem. 32、Chem. 33、Chem. 34、Chem. 35、Chem. 36、Chem. 37、Chem. 38、Chem. 39、Chem. 40、Chem. 41、及びChem. 42から選択される、GLP-1誘導体、好ましくは実施態様1〜118のいずれか一つの誘導体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
120. 実施例1〜22の化合物から選択される、GLP-1誘導体、好ましくは実施態様1〜119のいずれか一つの誘導体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
121. GLP-1(7-37)(配列番号1)と比較して、以下の変化:(7Imp, 8Aib, 22E, 26R, 34R, 38G)、(7Imp, 8Aib, 22E, 26R, 34R, 39K)、(7Imp, 8Aib, 22E, 26R, 34R, 38G, 39K)、又は(8Aib, 22E, 26R, 34R, 35K)を含む、GLP-1類似体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
122. 配列番号3、配列番号5、配列番号6、及び配列番号9から選択される、実施態様121のGLP-1類似体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
123. 実施態様1〜120のいずれか一つのGLP-1誘導体の中間体である、実施態様121〜122のいずれか一つのGLP-1類似体。
qは0〜5の範囲の整数であり、
wは0〜5の範囲の整数であり、
但し、wが0の場合は、qは1〜5の範囲の整数であり、qが0の場合は、wは1〜5の範囲の整数であり;
R1は-OH又は適切な活性化基であり;
R2は-COOH又は-COOHの適切な保護基であり;並びに
プレリンカー、第一のポストリンカー、及び第二のポストリンカーの各々は、-CO基及び-NH基を含む]
の化合物、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
125. qが4であり、wが0である、実施態様124の化合物。
126. qが0であり、wが4である、実施態様124の化合物。
127. 式II’:
128. 式II’’:
129. R1が、-OH又は適切な脱離基である、実施態様124〜128のいずれか一つの化合物。
130. R1が-OHである、実施態様124〜129のいずれか一つの化合物。
131. R1が、カルボニル基と一緒に活性エステルを形成する適切な脱離基である、実施態様124〜129のいずれか一つの化合物。
132. R1が、Chem. 81 (-OPfp)、Chem. 82 (OPnp)、及びChem. 83 (OSuc)から選択される、実施態様124〜129及び131のいずれか一つの化合物。
133. R2が-COOHである、実施態様124〜132のいずれか一つの化合物。
134. R2が-COOHの適切な保護基である、実施態様124〜132のいずれか一つの化合物。
135. -COOHの保護基が適切な非反応性エステルである、実施態様124〜132及び134のいずれか一つの化合物。
136. 非反応性エステルが、Chem. 84 (-COOtBu)、Chem. 85 (-COOBz)、Chem. 86 (-COOMe)、Chem. 87 (-COCH2CCl3)、及びChem. 88 (-COCH2CCl3)から選択される、実施態様135の化合物。
137. プレリンカーが、
少なくとも1個のChem. 1:
のリンカー要素1;又は
少なくとも1個のChem. 2b:
のリンカー要素2を含む、実施態様124〜136のいずれか一つの化合物。
138. プレリンカーが、リンカー要素1をt回含む、実施態様124〜137のいずれか一つの化合物。
139. tが1〜8の範囲の整数である、実施態様138の化合物。
140. tが1である、実施態様138の化合物。
141. tが2である、実施態様138の化合物。
142. tが3である、実施態様138の化合物。
143. tが4である、実施態様138の化合物。
144. tが6である、実施態様138の化合物。
145. tが8である、実施態様138の化合物。
146. kが1、5、11、又は19である、実施態様137〜145のいずれか一つの化合物。
147. nが1又は2である、実施態様137〜146のいずれか一つの化合物。
148. kが1であり、nが1である、実施態様137〜147のいずれか一つの化合物。
149. kが5であり、nが2である、実施態様137〜147のいずれか一つの化合物。
150. kが11であり、nが2である、実施態様137〜147のいずれか一つの化合物。
151. kが19であり、nが2である、実施態様137〜147のいずれか一つの化合物。
153. tが1以外の場合、t回のリンカー要素1が、次々と、アミド結合を介して互いに接続して一列に配置されている、実施態様137〜152のいずれか一つの化合物。
154. プレリンカーが、1個のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成る、実施態様124〜153のいずれか一つの化合物。
155. プレリンカーが、2回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成る、実施態様124〜153のいずれか一つの化合物。
156. プレリンカーが、3回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成る、実施態様124〜153のいずれか一つの化合物。
157. プレリンカーが、4回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成る、実施態様124〜153のいずれか一つの化合物。
158. プレリンカーが、6回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成る、実施態様124〜153のいずれか一つの化合物。
159. プレリンカーが、8回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成る、実施態様124〜153のいずれか一つの化合物。
160. プレリンカーが、1個のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは5であり、nは2である]から成る、実施態様124〜153のいずれか一つの化合物。
161. プレリンカーが、1個のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは11であり、nは2である]から成る、実施態様124〜153のいずれか一つの化合物。
162. プレリンカーが、1個のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは19であり、nは2である]から成る、実施態様124〜153のいずれか一つの化合物。
164. プレリンカーが、実施態様137に規定するリンカー要素2を2回又は4回含む、実施態様163の化合物。
165. プレリンカーが、実施態様137に規定するリンカー要素2を2回含む、実施態様163〜164のいずれか一つの化合物。
166. プレリンカーが、実施態様137に規定するリンカー要素2を4回含む、実施態様163〜164のいずれか一つの化合物。
167. mが4であり、sが0である、実施態様137及び163〜166のいずれか一つの化合物。
168. mが0であり、sが4である、実施態様137及び163〜166のいずれか一つの化合物。
169. Chem. 2bが、Chem. 2c:
によって表される、実施態様137及び163〜168のいずれか一つの化合物。
170. R5が-NH2である、実施態様137及び163〜169のいずれか一つの化合物。
171. R5がアミノ基の適切な保護基である、実施態様137及び163〜169のいずれか一つの化合物。
172. R5が適切なカルバメートである、実施態様137、163〜169、及び171のいずれか一つの化合物。
173. R5が、Chem. 89 (-NHFmoc)、Chem. 90 (-NHBoc)、及びChem. 91 (-NHCbz)から選択される、実施態様137、163〜169、及び171〜172のいずれか一つの化合物。
174. Chem. 2b又はChem. 2cの各々が、それぞれ、リジンのジラジカルを表す、実施態様137及び163〜173のいずれか一つの化合物。
175. Chem. 2b又はChem. 2cの各々が、それぞれ、eps-Lysを表す、実施態様137及び163〜174のいずれか一つの化合物。
176. Chem. 2b又はChem. 2cの各々が、それぞれ、L体である、実施態様137及び163〜175のいずれか一つの化合物。
177. 実施態様137及び163〜176のいずれか一つの化合物であって、これらの実施態様のいずれかに規定する2回又は4回のリンカー要素2が、それぞれ、並置されており、ここで、並置されているとは、アミド結合を介して互いに接続されていることを意味する、化合物。
178. 実施態様137及び163〜177のいずれか一つの化合物であって、これらの実施態様のいずれかに規定する2回又は4回のリンカー要素2が、それぞれ、次々と、アミド結合を介して互いに接続して一列に配置されている、化合物。
179. 実施態様137及び163〜178のいずれか一つの化合物であって、プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている、これらの実施態様のいずれかに規定する2回のChem. 2cのリンカー要素2から成る、化合物。
180. 実施態様137及び163〜178のいずれか一つの化合物であって、プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている、これらの実施態様のいずれかに規定する4回のChem. 2cのリンカー要素2から成る、化合物。
182. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、Chem. 3のリンカー要素3を含み、遊離酸基がR3で置換されており、R3が、-COOH又はカルボン酸の適切な保護基である、実施態様124〜181のいずれか一つの化合物。
183. R3が-COOHである、実施態様181〜182のいずれか一つの化合物。
184. R3がカルボン酸の適切な保護基である、実施態様181〜182のいずれか一つの化合物。
185. R3が適切なエステル基である、実施態様181〜182及び184のいずれか一つの化合物。
186. R3が、-COOtBu (Chem. 84)、-COOBz (Chem. 85)、-COOMe (Chem. 86)、-COSC(CH3)3 (Chem. 87)、及び-COCH2CCl3 (Chem. 88)から選択される、実施態様181〜182及び184〜185のいずれか一つの化合物。
187. 実施態様181〜186のいずれか一つの化合物であって、これらの実施態様のいずれかに規定するリンカー要素3が、L体である、化合物。
189. リンカー要素4が、トランス-4-(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸のジラジカルである、実施態様188の化合物。
190. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、少なくとも1つのChem. 1:
のリンカー要素1を含む、実施態様124〜189のいずれか一つの化合物。
191. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を1回、2回、3回、又は4回含む、実施態様190の化合物。
192. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を1個含む、実施態様190〜191のいずれか一つの化合物。
193. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を2回含む、実施態様190〜191のいずれか一つの化合物。
194. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を3回含む、実施態様190〜191のいずれか一つの化合物。
195. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を4回含む、実施態様190〜191のいずれか一つの化合物。
196. kが1である、実施態様190〜195のいずれか一つの化合物。
197. nが1である、実施態様190〜196のいずれか一つの化合物。
198. kが1であり、nが1である、実施態様190〜197のいずれか一つの化合物。
199. 化合物が1個より多いリンカー要素1を含む場合、これらが並置されており、ここで、並置されているとは、アミド結合を介して互いに接続されていることを意味する、実施態様190〜198のいずれか一つの化合物。
200. 化合物が1個より多いリンカー要素1を含む場合、これらが次々と、アミド結合を介して互いに接続して一列に配置されている、実施態様190〜199のいずれか一つの化合物。
201. 第一のポストリンカー及び第二のポストリンカーのいずれも、Chem. 1:
のリンカー要素1を含まない、実施態様124〜189のいずれか一つの化合物。
202. 実施態様190〜201のいずれかに規定するリンカー要素1を場合により含む、実施態様124〜201のいずれか一つの化合物。
203. 実施態様190〜201のいずれかに規定されるリンカー要素1をさらに含む、実施態様124〜202のいずれか一つの化合物。
204. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、厳密に1個のリンカー要素4及び厳密に1個のChem. 3のリンカー要素3を含み、遊離酸基(-COOH)はR3で置換されており、R3は実施態様181〜187のいずれかに規定されている、実施態様124〜203のいずれか一つの化合物。
205. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、ちょうど1個のリンカー要素4及びちょうど1個のChem. 3のリンカー要素3を含み、遊離酸基(-COOH)はR3で置換されており、R3は実施態様181〜187のいずれかに規定されている、実施態様124〜204のいずれか一つの化合物。
207. 様々な化合物番号が明細書の表A及びBに規定されている、実施態様206の化合物。
208. 実施態様124〜205のいずれか一つの化合物である、実施態様206及び207のいずれか一つの化合物。
209. 実施態様1〜120のいずれか一つのGLP-1誘導体の中間体である、実施態様124〜208のいずれか一つの化合物。
211. 関係する任意の動物モデルにおいて、生物学的に活性なペプチド又はタンパク質のものと比較して、インビボで誘導体の作用の持続時間を延長させる及び/又は薬物動態特性を改善する効果を有する、実施態様210の使用。
212. 化合物が、Lys残基のイプシロンアミノ基と、プレリンカーの-CO基との間のアミド結合の形成下で、生物学的に活性なペプチド又はタンパク質のLys残基に付加される、実施態様210〜211のいずれか一つの使用。
213. 生物学的に活性なペプチド又はタンパク質が、GLP-1(7-37)(配列番号1)又はその類似体、好ましくは実施態様1〜29のいずれかに規定する類似体である、実施態様210〜212のいずれか一つの使用。
215. 化合物を、例えば固体支持体上で又は液相化学により合成する工程を含む、実施態様214の方法。
216. 化合物を、例えば適切な活性化基及び保護基を用いて、生物学的に活性なペプチド又はタンパク質に付加する工程を含む、実施態様214〜215のいずれか一つの方法。
217. 誘導体が、関係する任意の動物モデルにおいて、生物学的に活性なペプチド又はタンパク質のものと比較して、インビボで改善された作用の持続時間及び/又は改善された薬物動態特性を有する、実施態様214〜216のいずれか一つの方法。
218. 化合物が、Lys残基のイプシロンアミノ基と、プレリンカーの-CO基との間のアミド結合の形成下で、生物学的に活性なペプチド又はタンパク質のLys残基に付加される、実施態様214〜217のいずれか一つの方法。
219. 生物学的に活性なペプチド又はタンパク質が、GLP-1(7-37)(配列番号1)又はその類似体、好ましくは実施態様1〜29のいずれかに規定する類似体である、実施態様214〜218のいずれか一つの方法。
220. 固体支持体上で又は液相化学により行われる、実施態様124〜209のいずれかに記載の化合物を調製するための方法。
221. 固体支持体上で行われる、実施態様220の方法。
222. 適切な活性化基及び保護基が用いられる、実施態様220〜221のいずれか一つの方法。
223. 化合物が適切な樹脂上で調製される、実施態様220〜222のいずれか一つの方法。
224. 適切な溶媒に溶解された、適切に保護された試薬が、樹脂にカップリングされる、実施態様220〜223のいずれか一つの方法。
225. 保護が適切な処理により除去され、1つ以上の続いての対応するカップリング工程及び脱保護工程が行われ、その間に樹脂洗浄工程が伴う、実施態様220〜224のいずれか一つの方法。
226. カップリング、洗浄、保護除去、及び洗浄の反復サイクルが行われる、実施態様220〜225のいずれか一つの方法。
227. 実施態様124〜209のいずれか一つの粗化合物が生じる、実施態様220〜226のいずれか一つの方法。
228. 化合物を、適切な試薬を用いて、樹脂から遊離する、実施態様220〜227のいずれか一つの方法。
229. 化合物を濃縮する、例えば真空中で濃縮乾固する、実施態様220〜228のいずれか一つの方法。
230. 化合物を、例えばフラッシュクロマトグラフィーを用いて精製する、実施態様220〜229のいずれか一つの方法。
231. 化合物を、生物学的に活性なペプチド又はタンパク質へのカップリングのために活性化させる、実施態様220〜230のいずれか一つの方法。
232. 活性化された化合物を、適切な溶媒中に溶解させる、実施態様220〜231のいずれか一つの方法。
233. 生物学的に活性なペプチド又はタンパク質を、適切な溶媒中に溶解させる、実施態様220〜232のいずれか一つの方法。
234. 活性化した化合物を、溶解させたペプチド又はタンパク質に、滴下により、攪拌下、適切なpHで、適切な時間加え、反応が起こるのに適切な時間、放置する、実施態様220〜233のいずれか一つの方法。
235. 付加反応の後、pHを、生じる誘導体(ペプチド-側鎖コンジュゲート)の等電点まで変化させ、沈殿した誘導体を例えば遠心分離により単離する、実施態様220〜234のいずれか一つの方法。
236. 沈殿物を、1つ以上の追加の工程において、適切な洗浄媒体で洗浄し、その後例えば遠心分離により単離する、実施態様220〜235のいずれか一つの方法。
237. 化合物を液相化学により調製する、実施態様124〜209のいずれか一つに記載の化合物を調製する方法。
238. 化合物を、適切な活性化基及び保護基を用いて、生物学的に活性なペプチド又はタンパク質に付加する、実施態様237の方法。
239. そのようにして調製した化合物の、ペプチド又はタンパク質への付加のために、実施態様228〜236のいずれか一つの1つ以上の工程を適用する、実施態様237〜238のいずれか一つの方法。
240. GLP-1受容体アゴニストである、実施態様1〜123のいずれか一つの誘導体又は類似体。
242. インビトロで生物学的に活性である、実施態様1〜123及び240〜241のいずれか一つの誘導体又は類似体。
243. インビトロで効力がある、実施態様1〜123及び240〜242のいずれか一つの誘導体又は類似体。
244. ヒトGLP-1受容体を活性化することができる、実施態様1〜123及び240〜243のいずれか一つの誘導体又は類似体。
245. ヒトGLP-1受容体を発現する全細胞を用いたアッセイにおいてヒトGLP-1受容体を活性化することができ、アッセイが、HSAの非存在下において(0%のHSA)行われる、実施態様1〜123及び240〜244のいずれか一つの誘導体又は類似体。
246. ヒトGLP-1受容体の応答が、実施例23のアッセイ等のレポーター遺伝子アッセイにおいて測定される、実施態様1〜123及び240〜245のいずれか一つの誘導体又は類似体。
247. GLP-1受容体アゴニズム、インビトロ生物活性、インビトロ効力、又はヒトGLP-1受容体を活性化する能力が、それぞれ、本質的に実施例23において説明されるように決定される、実施態様240〜246のいずれか一つの誘導体又は類似体。
249. 200 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜123及び240〜248のいずれか一つの誘導体又は類似体。
250. 150 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜123及び240〜249のいずれか一つの誘導体又は類似体。
251. 125 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜123及び240〜250のいずれか一つの誘導体又は類似体。
252. 100 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜123及び240〜251のいずれか一つの誘導体又は類似体。
253. 75 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜123及び240〜252のいずれか一つの誘導体又は類似体。
254. 50 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜123及び240〜253のいずれか一つの誘導体又は類似体。
255. 25 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜123及び240〜254のいずれか一つの誘導体又は類似体。
256. 20 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜123及び240〜255のいずれか一つの誘導体又は類似体。
257. EC50が、本質的に実施例23において説明されるように決定される、実施態様248〜256のいずれか一つの誘導体又は類似体。
259. セマグルチドのEC50の25倍未満のEC50に相当するインビトロ効力を有し、セマグルチドのEC50が、誘導体のEC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜258のいずれか一つの誘導体又は類似体。
260. セマグルチドのEC50の20倍未満のEC50に相当するインビトロ効力を有し、セマグルチドのEC50が、誘導体のEC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜259のいずれか一つの誘導体又は類似体。
261. セマグルチドのEC50の15倍未満のEC50に相当するインビトロ効力を有し、セマグルチドのEC50が、誘導体のEC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜260のいずれか一つの誘導体又は類似体。
262. セマグルチドのEC50の10倍未満のEC50に相当するインビトロ効力を有し、セマグルチドのEC50が、誘導体のEC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜261のいずれか一つの誘導体又は類似体。
263. セマグルチドのEC50の5倍未満のEC50に相当するインビトロ効力を有し、セマグルチドのEC50が、誘導体のEC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜262のいずれか一つの誘導体又は類似体。
264. セマグルチドのEC50の3倍未満のEC50に相当するインビトロ効力を有し、セマグルチドのEC50が、誘導体のEC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜263のいずれか一つの誘導体又は類似体。
265. EC50が、本質的に実施例23において説明されるように決定される、実施態様258〜264のいずれか一つの誘導体又は類似体。
267. 低濃度のHSA(最大0.001%の最終アッセイ濃度)において、GLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜123及び240〜266のいずれか一つの誘導体又は類似体。
268. 高濃度のHSA(2.0%の最終アッセイ濃度)において、GLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜123及び240〜267のいずれか一つの誘導体又は類似体。
269. ヒトGLP-1受容体への結合が、実施例24のアッセイ等の競合結合アッセイにおいて測定される、実施態様266〜268のいずれか一つの誘導体又は類似体。
270. インビトロでのヒトGLP-1受容体への結合が、本質的に実施例24に説明されるように決定される、実施態様266〜269のいずれか一つの誘導体又は類似体。
272. 低濃度のHSAにおいて、5.0 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜123及び240〜271のいずれか一つの誘導体又は類似体。
273. 低濃度のHSAにおいて、3.0 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜123及び240〜272のいずれか一つの誘導体又は類似体。
274. 低濃度のHSAにおいて、2.0 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜123及び240〜273のいずれか一つの誘導体又は類似体。
275. 低濃度のHSAにおいて、1.0 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜123及び240〜274のいずれか一つの誘導体又は類似体。
276. 低濃度のHSAにおいて、0.50 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜123及び240〜275のいずれか一つの誘導体又は類似体。
277. 低濃度のHSAにおいて、0.30 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜123及び240〜276のいずれか一つの誘導体又は類似体。
278. IC50が、最大0.001%のHSA(最終アッセイ濃度)での反応において、本質的に実施例24において説明されるようにして決定される、実施態様271〜277のいずれか一つの誘導体又は類似体。
280. 低濃度のHSAにおいて、セマグルチドのIC50の20倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜279のいずれか一つの誘導体又は類似体。
281. 低濃度のHSAにおいて、セマグルチドのIC50の8倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜280のいずれか一つの誘導体又は類似体。
282. 低濃度のHSAにおいて、セマグルチドのIC50の4倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜281のいずれか一つの誘導体又は類似体。
283. 低濃度のHSAにおいて、セマグルチドのIC50の3倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜282のいずれか一つの誘導体又は類似体。
284. 低濃度のHSAにおいて、セマグルチドのIC50の2倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜283のいずれか一つの誘導体又は類似体。
285. 低濃度のHSAにおいて、セマグルチドのIC50未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜284のいずれか一つの誘導体又は類似体。
286. 低濃度のHSAにおいて、セマグルチドのIC50の0.50倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜285のいずれか一つの誘導体又は類似体。
287. IC50が、最大0.001%のHSA(最終アッセイ濃度)での反応において、本質的に実施例24において説明されるようにして決定される、実施態様279〜286のいずれか一つの誘導体又は類似体。
289. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、150 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜123及び240〜288のいずれか一つの誘導体又は類似体。
290. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、100 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜123及び240〜289のいずれか一つの誘導体又は類似体。
291. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、75 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜123及び240〜290のいずれか一つの誘導体又は類似体。
292. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、40 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜123及び240〜291のいずれか一つの誘導体又は類似体。
293. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、20 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜123及び240〜292のいずれか一つの誘導体又は類似体。
294. IC50が、2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)での反応において、本質的に実施例24において説明されるようにして決定される、実施態様288〜293のいずれか一つの誘導体又は類似体。
296. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、セマグルチドのIC50の0.5倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜295のいずれか一つの誘導体又は類似体。
297. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、セマグルチドのIC50の0.25倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜296のいずれか一つの誘導体又は類似体。
298. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、セマグルチドのIC50の0.10倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜297のいずれか一つの誘導体又は類似体。
299. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、セマグルチドのIC50の0.050倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123及び240〜298のいずれか一つの誘導体又は類似体。
300. IC50が、2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)での反応において、本質的に実施例24において説明されるようにして決定される、実施態様295〜299のいずれか一つの誘導体又は類似体。
302. 増加した半減期及び/又は減少したクリアランスを有する、実施態様1〜123及び240〜301のいずれか一つの誘導体。
303. 月1回の投与に適している、実施態様1〜123及び240〜302のいずれか一つの誘導体。
304. s.c.投与のための、実施態様1〜123及び240〜303のいずれか一つの誘導体。
305. 薬物動態(PK)試験においてインビボで試験される、実施態様1〜123及び240〜304のいずれか一つの誘導体。
306. マウス、ラット、サル、イヌ、又はブタ等の任意の適切な動物モデルにおいて試験される、実施態様1〜123及び240〜305のいずれか一つの誘導体。
307. セマグルチドと比較される、実施態様1〜123及び240〜306のいずれか一つの誘導体。
309. 終末相半減期が、実施例25において説明されるもの等の任意の適切な試験プロトコルを使用して、ミニブタにおいてi.v.投与後にインビボで決定される、実施態様308の誘導体。
310. 終末相半減期が、本質的に実施例25に説明されるように、ミニブタにおいてi.v.投与後にインビボで決定される、実施態様308〜309のいずれか一つの誘導体。
311. 少なくとも100時間の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜123及び240〜310のいずれか一つの誘導体。
312. 少なくとも115時間の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜123及び240〜311のいずれか一つの誘導体。
313. 少なくとも130時間の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜123及び240〜312のいずれか一つの誘導体。
314. 少なくとも145時間の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜123及び240〜313のいずれか一つの誘導体。
315. 少なくとも155時間の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜123及び240〜314のいずれか一つの誘導体。
316. 同じ方法において決定された、セマグルチドの終末相半減期の少なくとも2.0倍の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜123及び240〜315のいずれか一つの誘導体。
317. 同じ方法において決定された、セマグルチドの終末相半減期の少なくとも2.5倍の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜123及び240〜316のいずれか一つの誘導体。
318. 同じ方法において決定された、セマグルチドの終末相半減期の少なくとも2.8倍の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜123及び240〜317のいずれか一つの誘導体。
319. 終末相半減期(T1/2)が、本質的に実施例25に説明されるように決定される、実施態様311〜318のいずれか一つの誘導体。
321. マウス、ラット、又はブタ等の任意の適切な動物モデルにおいて決定されたときに、インビボで効力がある、実施態様1〜123及び240〜320のいずれか一つの誘導体。
322. 動物モデルがSprague Dawleyラットである、実施態様321の誘導体。
324. 体重への急性効果が決定され、急性とは、好ましくは、対象の誘導体の、50 nmol/kg又は100 nmol/kgの単回s.c.注射を指す、実施態様1〜123及び240〜323のいずれか一つの誘導体。
325. 食物摂取量及び/又は体重への急性効果が、任意の適切な試験プロトコル及び方法論を使用して、例えば実施例26において説明されるように、Sprague Dawleyラットにおいてインビボで決定される、実施態様1〜123及び240〜324のいずれか一つの誘導体。
326. 食物摂取量及び/又は体重への急性効果が、本質的に実施例26に説明されるように、Sprague Dawleyラットにおいてインビボで決定される、実施態様1〜123及び240〜325のいずれか一つの誘導体。
328. 急性効果が、[[(48時間での食物摂取量) - (ベースライン食物摂取量)]/(ベースライン食物摂取量)]x100%]として計算される、48時間での食物摂取量の少なくとも-25%の変化であり、ベースライン食物摂取量は、あらゆる処置の投与前のレベルを指す、実施態様323〜327のいずれか一つの誘導体。
329. 急性効果が、[[(48時間での食物摂取量) - (ベースライン食物摂取量)]/(ベースライン食物摂取量)]x100%]として計算される、48時間での食物摂取量の少なくとも-50%の変化であり、ベースライン食物摂取量は、あらゆる処置の投与前のレベルを指す、実施態様323〜328のいずれか一つの誘導体。
330. 急性効果が、[[(48時間での食物摂取量) - (ベースライン食物摂取量)]/(ベースライン食物摂取量)]x100%]として計算される、48時間での食物摂取量の少なくとも-74%の変化であり、ベースライン食物摂取量は、あらゆる処置の投与前のレベルを指す、実施態様323〜329のいずれか一つの誘導体。
332. 急性効果が、[[(48時間での体重) - (ベースライン体重)]/(ベースライン体重)]x100%]として計算される、48時間での体重の少なくとも-5%の変化であり、ベースライン体重は、あらゆる処置の投与前のレベルを指す、実施態様323〜331のいずれか一つの誘導体。
333. 急性効果が、[[(48時間での体重) - (ベースライン体重)]/(ベースライン体重)]x100%]として計算される、48時間での体重の少なくとも-8%の変化であり、ベースライン体重は、あらゆる処置の投与前のレベルを指す、実施態様323〜332のいずれか一つの誘導体。
334. 急性効果が、[[(48時間での体重) - (ベースライン体重)]/(ベースライン体重)]x100%]として計算される、48時間での体重の少なくとも-10%の変化であり、ベースライン体重は、あらゆる処置の投与前のレベルを指す、実施態様323〜333のいずれか一つの誘導体。
336. 血糖低減効果が決定される、実施態様335の誘導体。
337. 体重低減効果が決定される、実施態様335〜336のいずれか一つの誘導体。
338. 血糖低減効果及び/又は体重低減効果が、対象のGLP-1誘導体の適切な濃度の単回s.c.注射後に決定される、実施態様1〜123及び240〜337のいずれか一つの誘導体。
339. 適切な濃度が、3 nmol/kg、10 nmol/kg、又は30 nmol/kgである、実施態様1〜123及び240〜338のいずれか一つの誘導体。
340. 血糖低減効果及び/又は体重低減効果が、任意の適切な試験プロトコル及び方法論を使用して、例えば実施例27において説明されるように、db/dbマウスにおいてインビボで決定される、実施態様335〜339のいずれか一つの誘導体。
341. 血糖低減効果及び/又は体重低減効果が、本質的に実施例27に説明されるように、db/dbマウスにおいてインビボで決定される、実施態様335〜340のいずれか一つの誘導体。
343. その投与の前の血糖値と比較して、血糖が少なくとも2%減少する、実施態様335〜342のいずれか一つの誘導体。
344. その投与の前の血糖値と比較して、血糖が少なくとも10%減少する、実施態様335〜343のいずれか一つの誘導体。
345. その投与の前の血糖値と比較して、血糖が少なくとも20%減少する、実施態様335〜344のいずれか一つの誘導体。
346. その投与の前の血糖値と比較して、血糖が少なくとも30%減少する、実施態様335〜345のいずれか一つの誘導体。
347. その投与の前の血糖値と比較して、血糖が少なくとも40%減少する、実施態様335〜346のいずれか一つの誘導体。
349. その投与の前の体重と比較して、体重が少なくとも1.0%減少する、実施態様335〜348のいずれか一つの誘導体。
350. その投与の前の体重と比較して、体重が少なくとも2.0%減少する、実施態様335〜349のいずれか一つの誘導体。
351. その投与の前の体重と比較して、体重が少なくとも3.0%減少する、実施態様335〜350のいずれか一つの誘導体。
352. その投与の前の体重と比較して、体重が少なくとも4.0%減少する、実施態様335〜351のいずれか一つの誘導体。
354. 医薬として使用するための、実施態様1〜123及び240〜352のいずれか一つに記載の誘導体又は類似体。
355. (i)全ての形態の糖尿病、例えば、高血糖症、2型糖尿病、耐糖能障害、1型糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、MODY(若年発症成人型糖尿病)、妊娠糖尿病の予防及び/若しくは処置、並びに/又はHbA1Cの低減;
(ii)糖尿病疾患の進行、例えば、2型糖尿病の進行の遅延若しくは予防、耐糖能障害(IGT)からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、インスリン耐性の遅延若しくは予防、及び/又はインスリン非要求性2型糖尿病からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延;
(iii)β-細胞機能の向上、例えば、β-細胞アポトーシスの減少、β-細胞機能及び/若しくはβ-細胞量の増加、並びに/又はβ-細胞に対するグルコース感受性の回復;
(iv)認知障害及び/又は神経変性障害、例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、及び/又は多発性硬化症の予防及び/又は処置;
(v)例えば、食物摂取量を減らすこと、体重を減らすこと、食欲を抑制すること、満腹感を誘起することによる、肥満等の摂食障害の予防及び/若しくは処置;むちゃ食い障害、神経性大食症、及び/若しくは抗精神病薬若しくはステロイドの投与によって誘発された肥満の処置若しくは予防;胃運動性の減少;胃排出の遅延;身体的運動性の増加;並びに/又は肥満に対する併存症、例えば、骨関節炎及び/若しくは尿失禁の予防及び/若しくは処置;
(vi)糖尿病性合併症、例えば、血管障害;末梢神経障害を含む神経障害;腎障害;及び/又は網膜障害の予防及び/又は処置;
(vii)脂質パラメータの改善、例えば、脂質異常症の予防及び/又は処置、総血清脂質の低下;HDLの増加;小粒子高密度LDLの低下;VLDLの低下;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;ヒトにおけるリポタンパク質a(Lp(a))の血漿濃度の低下;インビトロ及び/又はインビボでのアポリポタンパク質a(apo(a))の発生の阻害;
(viii)心臓血管疾患、例えば、X症候群、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠状動脈心疾患、再潅流損傷、卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左室肥大、冠状動脈疾患、高血圧、本態性高血圧症、急性高血圧性緊急症、心筋障害、心不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心律動異常、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性動脈硬化症)、拡張機能障害、及び/若しくは収縮機能障害の予防及び/若しくは処置;並びに/又は血圧の低下、例えば、収縮期血圧の低下;
(ix)胃腸疾患、例えば、炎症性腸疾患、短小腸症候群、若しくはクローン病若しくは大腸炎;消化不良、及び/若しくは胃潰瘍;並びに/又は炎症、例えば、乾癬、乾癬性関節炎、リウマチ性関節炎、及び/若しくは全身性エリテマトーデスの予防及び/若しくは処置;
(x)重症疾患の予防及び/若しくは処置、例えば、重症患者、重症疾患ポリ腎症(CIPNP)患者、及び/若しくは潜在的CIPNP患者の処置;重症疾患若しくはCIPNPの発症の予防;患者における全身性炎症応答症候群(SIRS)の予防、処置、及び/若しくは治療;患者が入院中に菌血症、敗血症、及び/若しくは敗血症性ショックに罹患する可能性の予防若しくは軽減;並びに/又は集中治療室の急性疾患患者における血糖、インスリンバランス、及び任意選択で代謝の安定化;
(xi)多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の予防及び/又は処置;
(xii)脳疾患、例えば、脳虚血、脳出血、及び/又は脳外傷の予防及び/又は処置;
(xiii)睡眠時無呼吸の予防及び/又は処置;並びに/或いは
(xiv)乱用、例えば、アルコール乱用及び/又は薬物乱用の予防及び/又は処置
における使用のための、実施態様1〜123及び240〜352のいずれか一つに記載の誘導体又は類似体。
356. (i)全ての形態の糖尿病、例えば、高血糖症、2型糖尿病、耐糖能障害、1型糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、MODY(若年発症成人型糖尿病)、妊娠糖尿病の予防及び/若しくは処置、並びに/又はHbA1Cの低減;
(ii)糖尿病疾患の進行、例えば、2型糖尿病の進行の遅延若しくは予防、耐糖能障害(IGT)からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、インスリン耐性の遅延若しくは予防、及び/又はインスリン非要求性2型糖尿病からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延;
(iii)β-細胞機能の向上、例えば、β-細胞アポトーシスの減少、β-細胞機能及び/若しくはβ-細胞量の増加、並びに/又はβ-細胞に対するグルコース感受性の回復;
(iv)認知障害及び/又は神経変性障害、例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、及び/又は多発性硬化症の予防及び/又は処置;
(v)例えば、食物摂取量を減らすこと、体重を減らすこと、食欲を抑制すること、満腹感を誘起することによる、肥満等の摂食障害の予防及び/若しくは処置;むちゃ食い障害、神経性大食症、及び/若しくは抗精神病薬若しくはステロイドの投与によって誘発された肥満の処置若しくは予防;胃運動性の減少;胃排出の遅延;身体的運動性の増加;並びに/又は肥満に対する併存症、例えば、骨関節炎及び/若しくは尿失禁の予防及び/若しくは処置;
(vi)糖尿病性合併症、例えば、血管障害;末梢神経障害を含む神経障害;腎障害;及び/又は網膜障害の予防及び/又は処置;
(vii)脂質パラメータの改善、例えば、脂質異常症の予防及び/又は処置、総血清脂質の低下;HDLの増加;小粒子高密度LDLの低下;VLDLの低下;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;ヒトにおけるリポタンパク質a(Lp(a))の血漿濃度の低下;インビトロ及び/又はインビボでのアポリポタンパク質a(apo(a))の発生の阻害;
(viii)心臓血管疾患、例えば、X症候群、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠状動脈心疾患、再潅流損傷、卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左室肥大、冠状動脈疾患、高血圧、本態性高血圧症、急性高血圧性緊急症、心筋障害、心不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心律動異常、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性動脈硬化症)、拡張機能障害、及び/若しくは収縮機能障害の予防及び/若しくは処置;並びに/又は血圧の低下、例えば、収縮期血圧の低下;
(ix)胃腸疾患、例えば、炎症性腸疾患、短小腸症候群、若しくはクローン病若しくは大腸炎;消化不良、及び/若しくは胃潰瘍;並びに/又は炎症、例えば、乾癬、乾癬性関節炎、リウマチ性関節炎、及び/若しくは全身性エリテマトーデスの予防及び/若しくは処置;
(x)重症疾患の予防及び/若しくは処置、例えば、重症患者、重症疾患ポリ腎症(CIPNP)患者、及び/若しくは潜在的CIPNP患者の処置;重症疾患若しくはCIPNPの発症の予防;患者における全身性炎症応答症候群(SIRS)の予防、処置、及び/若しくは治療;患者が入院中に菌血症、敗血症、及び/若しくは敗血症性ショックに罹患する可能性の予防若しくは軽減;並びに/又は集中治療室の急性疾患患者における血糖、インスリンバランス、及び任意選択で代謝の安定化;
(xi)多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の予防及び/又は処置;
(xii)脳疾患、例えば、脳虚血、脳出血、及び/又は脳外傷の予防及び/又は処置;
(xiii)睡眠時無呼吸の予防及び/又は処置;並びに/或いは
(xiv)乱用、例えば、アルコール乱用及び/又は薬物乱用の予防及び/又は処置
のための医薬の製造における、実施態様1〜123及び240〜352のいずれか一つに記載の誘導体又は類似体の使用。
357. (i)全ての形態の糖尿病、例えば、高血糖症、2型糖尿病、耐糖能障害、1型糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、MODY(若年発症成人型糖尿病)、妊娠糖尿病の予防及び/若しくは処置、並びに/又はHbA1Cの低減;
(ii)糖尿病疾患の進行、例えば、2型糖尿病の進行の遅延若しくは予防、耐糖能障害(IGT)からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、インスリン耐性の遅延若しくは予防、及び/又はインスリン非要求性2型糖尿病からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延;
(iii)β-細胞機能の向上、例えば、β-細胞アポトーシスの減少、β-細胞機能及び/若しくはβ-細胞量の増加、並びに/又はβ-細胞に対するグルコース感受性の回復;
(iv)認知障害及び/又は神経変性障害、例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、及び/又は多発性硬化症の予防及び/又は処置;
(v)例えば、食物摂取量を減らすこと、体重を減らすこと、食欲を抑制すること、満腹感を誘起することによる、肥満等の摂食障害の予防及び/若しくは処置;むちゃ食い障害、神経性大食症、及び/若しくは抗精神病薬若しくはステロイドの投与によって誘発された肥満の処置若しくは予防;胃運動性の減少;胃排出の遅延;身体的運動性の増加;並びに/又は肥満に対する併存症、例えば、骨関節炎及び/若しくは尿失禁の予防及び/若しくは処置;
(vi)糖尿病性合併症、例えば、血管障害;末梢神経障害を含む神経障害;腎障害;及び/又は網膜障害の予防及び/又は処置;
(vii)脂質パラメータの改善、例えば、脂質異常症の予防及び/又は処置、総血清脂質の低下;HDLの増加;小粒子高密度LDLの低下;VLDLの低下;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;ヒトにおけるリポタンパク質a(Lp(a))の血漿濃度の低下;インビトロ及び/又はインビボでのアポリポタンパク質a(apo(a))の発生の阻害;
(viii)心臓血管疾患、例えば、X症候群、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠状動脈心疾患、再潅流損傷、卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左室肥大、冠状動脈疾患、高血圧、本態性高血圧症、急性高血圧性緊急症、心筋障害、心不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心律動異常、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性動脈硬化症)、拡張機能障害、及び/若しくは収縮機能障害の予防及び/若しくは処置;並びに/又は血圧の低下、例えば、収縮期血圧の低下;
(ix)胃腸疾患、例えば、炎症性腸疾患、短小腸症候群、若しくはクローン病若しくは大腸炎;消化不良、及び/若しくは胃潰瘍;並びに/又は炎症、例えば、乾癬、乾癬性関節炎、リウマチ性関節炎、及び/若しくは全身性エリテマトーデスの予防及び/若しくは処置;
(x)重症疾患の予防及び/若しくは処置、例えば、重症患者、重症疾患ポリ腎症(CIPNP)患者、及び/若しくは潜在的CIPNP患者の処置;重症疾患若しくはCIPNPの発症の予防;患者における全身性炎症応答症候群(SIRS)の予防、処置、及び/若しくは治療;患者が入院中に菌血症、敗血症、及び/若しくは敗血症性ショックに罹患する可能性の予防若しくは軽減;並びに/又は集中治療室の急性疾患患者における血糖、インスリンバランス、及び任意選択で代謝の安定化;
(xi)多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の予防及び/又は処置;
(xii)脳疾患、例えば、脳虚血、脳出血、及び/又は脳外傷の予防及び/又は処置;
(xiii)睡眠時無呼吸の予防及び/又は処置;並びに/或いは
(xiv)乱用、例えば、アルコール乱用及び/又は薬物乱用の予防及び/又は処置
のための方法であって、医薬的に活性な量の実施態様1〜123及び240〜352のいずれか1つに記載の誘導体又は類似体が投与される、方法。
以下は、本発明の追加の特定の実施態様である。
1. 一般式I:
式I:
Xaa7-Xaa8-Glu-Gly-Thr-Xaa12-Thr-Ser-Asp-Xaa16-Ser-Xaa18-Xaa19-Xaa20-Glu-Xaa22-Xaa23-Ala-Xaa25-Xaa26-Xaa27-Phe-Ile-Xaa30-Xaa31-Leu-Xaa33-Xaa34-Xaa35-Xaa36-Xaa37-Xaa38-Xaa39
[式中、
Xaa7は、L-ヒスチジン、(S)-2-ヒドロキシ-3-(1H-イミダゾール-4-イル)-プロピオン酸、D-ヒスチジン、デアミノ-ヒスチジン、ホモヒスチジン、Nα-アセチル-ヒスチジン、Nα-ホルミル-ヒスチジン、Nα-メチル-ヒスチジン、3-ピリジルアラニン、2-ピリジルアラニン、又は4-ピリジルアラニンであり;
Xaa8は、Ala、Gly、Ser、Aib、(1-アミノシクロプロピル)カルボン酸、又は(1-アミノシクロブチル)カルボン酸であり;
Xaa12は、Phe又はLeuであり;
Xaa16は、Val又はLeuであり;
Xaa18は、Ser、Val、Arg、又はLeuであり;
Xaa19は、Tyr又はGlnであり;
Xaa20は、Leu又はMetであり;
Xaa22は、Gly又はGluであり;
Xaa23は、Gln、Glu、又はArgであり;
Xaa25は、Ala又はValであり;
Xaa26は、Argであり;
Xaa27は、Glu又はLeuであり;
Xaa30は、Ala、Glu、又はArgであり;
Xaa31は、Trp又はHisであり;
Xaa33は、Valであり;
Xaa34は、Arg、His、Asn、又はGlnであり;
Xaa35は、Gly又はAlaであり;
Xaa36は、Arg又はGlyであり;
Xaa37は、Gly、Pro、又はLysであり;
Xaa38は、Glyであるか、又は存在せず;
Xaa39は、Lysであるか、又は存在しない]
のGLP-1類似体の誘導体であって、Xaa37及びXaa39の少なくとも1つはLysであり;
誘導体は、Xaa37又はXaa39のLys残基に付加されている側鎖を含み、該側鎖は:
(i) 式Chem. 11
qは0〜5の範囲の整数であり、
wは0〜5の範囲の整数であり、
但し、wが0の場合は、qは1〜5の範囲の整数であり、qが0の場合は、wは1〜5の範囲の整数である]の分岐リンカー;及び
(ii) Chem. 12:
前記分岐リンカーは、
a) その-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に、プレリンカーを介して、及び
b) その2つの-NH端の各々において、第一の及び第二のプロトラクターの各々の-CO端に、それぞれ、第一の及び第二のポストリンカーをそれぞれ介して、
接続されており;
プレリンカー、第一のポストリンカー、及び第二のポストリンカーの各々が、-CO基及び-NH基を含む;
誘導体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
2. Xaa38が、存在せず、Xaa39も、存在しない、実施態様1の誘導体。
3. Xaa7が、L-ヒスチジン又はデアミノ-ヒスチジンであり; Xaa8がAibであり; Xaa12がPheであり; Xaa16がValであり; Xaa18がSerであり; Xaa19がTyrであり; Xaa20がLeuであり; Xaa22がGluであり; Xaa23がGlnであり; Xaa25がAlaであり; Xaa26がArgであり; Xaa27がGluであり; Xaa30がAlaであり; Xaa31がTrpであり; Xaa33がValであり; Xaa34がArgであり; Xaa35がGlyであり; Xaa36がArgであり; Xaa37がGly又はLysであり; Xaa38がGlyであるか、又は存在せず; Xaa39がLysであるか、又は存在せず;Xaa37及びXaa39の少なくとも1つがLysである、実施態様1又は2の誘導体。
4. Xaa37及びXaa39の1つがLysである、実施態様1〜3のいずれか一つの誘導体。
5. GLP-1類似体が、配列番号2及び配列番号3のペプチドから選択される、実施態様1〜4のいずれか一つの誘導体。
6. 側鎖がXaa37のLys残基に付加されている、実施態様1〜5のいずれか一つの誘導体。
7. 側鎖がXaa39のLys残基に付加されている、実施態様1〜5のいずれか一つの誘導体。
8. Chem. 11において、qが4であり、wが0である、実施態様1〜7のいずれか一つの誘導体。
9. Chem. 11において、qが0であり、wが4である、実施態様1〜7のいずれか一つの誘導。
10. Chem. 11が、Chem. 11a:
11. Chem. 11又はChem. 11aが、それぞれ、リジンのbis-アミノトリラジカルである、実施態様1〜10のいずれか一つの誘導体。
12. Chem. 11又はChem. 11aが、それぞれ、eps-Lys(Bis)である、実施態様1〜11のいずれか一つの誘導体。
13. Chem. 11又はChem. 11aが、それぞれ、L体である、実施態様1〜11のいずれか一つの誘導体。
14. プレリンカーが、少なくとも1つのChem. 1:
のリンカー要素1;又は
少なくとも1つのChem. 2:
Chem. 2:
*-NH-(CH2)m-CH[(CH2)s-NH2]-CO-*、例えば
のリンカー要素2を含む、実施態様1〜13のいずれか一つの誘導体。
15. プレリンカーが、リンカー要素1をt回含む、実施態様1〜14のいずれか一つの誘導体。
16. tが1〜8の範囲の整数である、実施態様15の誘導体。
17. tが1である、実施態様16の誘導体。
18. tが2である、実施態様16の誘導体。
19. tが4である、実施態様16の誘導体。
20. tが6である、実施態様16の誘導体。
21. tが8である、実施態様16の誘導体。
22. kが1、5、11、又は19である、実施態様14〜21のいずれか一つの誘導体。
23. nが1又は2である、実施態様14〜22のいずれか一つの誘導体, wherein n is 1 or 2.
24. kが1であり、nが1である、実施態様14〜23のいずれか一つの誘導体。
25. kが5であり、nが2である、実施態様14〜23のいずれか一つの誘導体。
26. kが11であり、nが2である、実施態様14〜23のいずれか一つの誘導体。
27. kが19であり、nが2である、実施態様14〜23のいずれか一つの誘導体。
28. tが1以外の場合、リンカー要素1が並置されており、ここで、並置されているとは、アミド結合を介して互いに接続されていることを意味する、実施態様14〜27のいずれか一つの誘導体。
29. tが1以外の場合、リンカー要素1が、次々と、アミド結合を介して互いに接続して一列に配置されている、実施態様14〜28のいずれか一つの誘導体。
30. プレリンカーが、1つのChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜29のいずれか一つの誘導体。
31. プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている2回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜29のいずれか一つの誘導体。
32. プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている4回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜29のいずれか一つの誘導体。
33. プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている6回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜29のいずれか一つの誘導体。
34. プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている8回のChem. 1のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜29のいずれか一つの誘導体。
35. プレリンカーが、1つのChem. 1のリンカー要素1[式中、kは5であり、nは2である]をから成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜29のいずれか一つの誘導体。
36. プレリンカーが、1つのChem. 1のリンカー要素1[式中、kは11であり、nは2である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜29のいずれか一つの誘導体。
37. プレリンカーが、1つのChem. 1のリンカー要素1[式中、kは19であり、nは2である]から成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜29のいずれか一つの誘導体。
38. プレリンカーがChem. 2又はChem. 2bのリンカー要素2を2回又は4回含む、実施態様1〜14のいずれか一つの誘導体。
39. プレリンカーがリンカー要素2を2回含む、実施態様38の誘導体。
40. プレリンカーがリンカー要素2を4回含む、実施態様38の誘導体。
41. mが4であり、sが0である、実施態様14及び38〜40のいずれか一つの誘導体。
42. mが0であり、sが4である、実施態様14及び38〜40のいずれか一つの誘導体。
43. Chem. 2がChem. 2a又はChem. 2c:
Chem. 2a:
*-NH-(CH2)4-CH(NH2)-CO-*、例えば
44. Chem. 2、Chem. 2a、Chem. 2b、又はChem. 2cが、それぞれ、リジンのジラジカルである、実施態様14及び38〜43のいずれか一つの誘導体。
45. Chem. 2、Chem. 2a、Chem. 2b、又はChem. 2cが、それぞれ、eps-Lysである、実施態様14及び38〜44のいずれか一つの誘導体。
46. Chem. 2、Chem. 2a、Chem. 2b、又はChem. 2cが、それぞれ、L体である、実施態様14及び38〜45のいずれか一つの誘導体。
47. 2回又は4回のリンカー要素2が、それぞれ、並置されており、ここで、並置されているとは、アミド結合を介して互いに接続されていることを意味する、実施態様38〜46のいずれか一つの誘導体。
48. 2回又は4回のリンカー要素2が、それぞれ、次々と、アミド結合を介して互いに接続して一列に配置されている、実施態様38〜47のいずれか一つの誘導体。
49. プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている2回のChem. 2a/2c又はChem. 2/2b [式中、mは4であり、sは0である、又はmは0であり、sは4である]のリンカー要素2からそれぞれ成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続されている、実施態様1〜14及び38〜48のいずれか一つの誘導体。
50. プレリンカーが、アミド結合を介して相互接続されている4回のChem. 2a/2c又はChem. 2/2b [式中、mは4であり、sは0である、又はmは0であり、sは4である]のリンカー要素2からそれぞれ成り、プレリンカーが、その-NH端において、分岐リンカーの-CO端に、及びその-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に接続している、実施態様1〜14及び38〜48のいずれか一つの誘導体。
51. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、Chem. 3:
Chem. 3:
*-NH-CH(COOH)-(CH2)2-CO-*,
のリンカー要素3、及び/又は
Chem. 4:
52. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、式Chem. 3:
Chem. 3:
*-NH-CH(COOH)-(CH2)2-CO-*.
のリンカー要素3を含む、実施態様1〜51のいずれか一つの誘導体。
53. Chem. 3がGluのジラジカルである、実施態様51〜52のいずれか一つの誘導体。
54. Chem. 3がgGluのジラジカルである、実施態様51〜53のいずれか一つの誘導体。
55. Chem. 3がL-gGluのジラジカルである、実施態様51〜54のいずれか一つの誘導体。
56. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、式Chem. 4:
57. Chem. 4がトラネキサム酸のジラジカルである、実施態様51及び56〜57のいずれか一つの誘導体。
58. Chem. 4がトランス-4-(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸のジラジカルである、実施態様51及び56〜58のいずれか一つの誘導体。
59. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、少なくとも1つの式Chem. 1:
のリンカー要素1を含む、実施態様1〜57のいずれか一つの誘導体。
60. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を2回又は4回含む、実施態様59の誘導体。
61. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を2回含む、実施態様59〜60のいずれか一つの誘導体。
62. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を4回含む、実施態様59〜60のいずれか一つの誘導体。
63. kが1である、実施態様59〜62のいずれか一つの誘導体。
64. nが1である、実施態様59〜63のいずれか一つの誘導体。
65. kが1であり、nが1である、実施態様59〜64のいずれか一つの誘導体。
67. 2回又は4回のリンカー要素1が、次々と、アミド結合を介して互いに接続して一列に配置されている、実施態様60〜66のいずれか一つの誘導体。
68. 第一のポストリンカー及び第二のポストリンカーのいずれも、Chem. 1:
のリンカー要素1を含まない、実施態様1〜58のいずれか一つの誘導体。
69. 実施態様59〜67のいずれかに規定するリンカー要素1を場合により含む、実施態様1〜58のいずれか一つの誘導体。
70. 実施態様59〜67のいずれかに規定するリンカー要素1をさらに含む、実施態様1〜58のいずれか一つの誘導体。
72. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、ちょうど1個のリンカー要素3及びちょうど1個のリンカー要素4を含む、実施態様1〜58のいずれか一つの誘導体。
73. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、アミド結合を介して、表示した順番で相互接続されている、1個のリンカー要素4及び1個のリンカー要素3から成り、第一の及び第二のポストリンカーの各々が、その-NH端において、第一の及び第二のプロトラクターの-CO端に、それぞれ接続されており、その-CO端において、分岐リンカーの-NH端の各々に接続されている、実施態様1〜58、68、及び71〜72のいずれか一つの誘導体。
74. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、アミド結合を介して、表示した順番で相互接続されている、1個のリンカー要素4、1個のリンカー要素3、及び2回のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、第一の及び第二のポストリンカーの各々が、その-NH端において、第一の及び第二のプロトラクターの-CO端に、それぞれ接続されており、その-CO端において、分岐リンカーの-NH端の各々に接続されている、実施態様1〜61及び63〜70のいずれか一つの誘導体。
75. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、アミド結合を介して、表示した順番で相互接続されている、1個のリンカー要素4、1個のリンカー要素3、及び4回のリンカー要素1[式中、kは1であり、nは1である]から成り、第一の及び第二のポストリンカーの各々が、その-NH端において、第一の及び第二のプロトラクターの-CO端に、それぞれ接続されており、その-CO端において、分岐リンカーの-NH端の各々に接続されている、実施態様1〜60及び62〜70のいずれか一つの誘導体。
a) その-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に、プレリンカーを介して、及び
b) その2つの-N端の各々において、第一の及び第二のプロトラクターの各々の-CO端に、それぞれ、第一の及び第二のポストリンカーをそれぞれ介して、
アミド結合を介して接続されている、実施態様1〜75のいずれか一つの誘導体。
77. Chem. 21、Chem. 22、Chem. 23、Chem. 24、Chem. 25、Chem. 26、Chem. 27、Chem. 28、Chem. 29、Chem. 30、Chem. 31、Chem. 32、Chem. 33、Chem. 34、及びChem. 35から選択される、GLP-1誘導体、好ましくは実施態様1〜76のいずれか一つの誘導体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
78. 実施例1〜15の化合物から選択される、GLP-1誘導体、好ましくは実施態様1〜77のいずれか一つの誘導体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
79. GLP-1(7-37)(配列番号1)と比較して、以下の変化:(7Imp, 8Aib, 22E, 26R, 34R, 38G)、(7Imp, 8Aib, 22E, 26R, 34R, 39K)、又は(7Imp, 8Aib, 22E, 26R, 34R, 38G, 39K)を含む、GLP-1類似体。
80. GLP-1(7-37)(配列番号1)の以下の類似体: (7Imp, 8Aib, 22E, 26R, 34R, 38G, 39K)である、実施態様79のGLP-1類似体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
81. 配列番号3のペプチドである、実施態様79〜80のいずれか一つのGLP-1類似体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
83. 完全GLP-1受容体アゴニストである、実施態様1〜82のいずれか一つの誘導体又は類似体。
84. インビトロで生物学的に活性である、実施態様1〜83のいずれか一つの誘導体又は類似体。
85. インビトロで効力がある、実施態様1〜84のいずれか一つの誘導体又は類似体。
86. ヒトGLP-1受容体を活性化することができる、実施態様1〜85のいずれか一つの誘導体又は類似体。
87. ヒトGLP-1受容体を発現する全細胞を用いたアッセイにおいてヒトGLP-1受容体を活性化することができ、アッセイが、HSAの非存在下において(0%のHSA)行われる、実施態様1〜86のいずれか一つの誘導体又は類似体。
88. ヒトGLP-1受容体の応答が、実施例23のアッセイ等のレポーター遺伝子アッセイにおいて測定される、実施態様1〜88のいずれか一つの誘導体又は類似体。
89. GLP-1受容体アゴニズム、インビトロ生物活性、インビトロ効力、又はヒトGLP-1受容体を活性化する能力が、それぞれ、本質的に実施例23において説明されるように決定される、実施態様82〜88のいずれか一つの誘導体又は類似体。
91. 200 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜90のいずれか一つの誘導体又は類似体。
92. 150 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜91のいずれか一つの誘導体又は類似体。
93. 125 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜92のいずれか一つの誘導体又は類似体。
94. 100 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜93のいずれか一つの誘導体又は類似体。
95. 75 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜94のいずれか一つの誘導体又は類似体。
96. 50 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜95のいずれか一つの誘導体又は類似体。
97. 25 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜96のいずれか一つの誘導体又は類似体。
98. 20 pM以下のEC50に相当するインビトロ効力を有する、実施態様1〜97のいずれか一つの誘導体又は類似体。
100. セマグルチドのEC50の30倍未満のEC50に相当するインビトロ効力を有し、セマグルチドのEC50が、誘導体のEC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜99のいずれか一つの誘導体又は類似体。
101. セマグルチドのEC50の25倍未満のEC50に相当するインビトロ効力を有し、セマグルチドのEC50が、誘導体のEC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜100のいずれか一つの誘導体又は類似体。
102. セマグルチドのEC50の20倍未満のEC50に相当するインビトロ効力を有し、セマグルチドのEC50が、誘導体のEC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜101のいずれか一つの誘導体又は類似体。
103. セマグルチドのEC50の15倍未満のEC50に相当するインビトロ効力を有し、セマグルチドのEC50が、誘導体のEC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜102のいずれか一つの誘導体又は類似体。
104. セマグルチドのEC50の10倍未満のEC50に相当するインビトロ効力を有し、セマグルチドのEC50が、誘導体のEC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜103のいずれか一つの誘導体又は類似体。
105. セマグルチドのEC50の5倍未満のEC50に相当するインビトロ効力を有し、セマグルチドのEC50が、誘導体のEC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜104のいずれか一つの誘導体又は類似体。
106. セマグルチドのEC50の3倍未満のEC50に相当するインビトロ効力を有し、セマグルチドのEC50が、誘導体のEC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜105のいずれか一つの誘導体又は類似体。
107. EC50が、本質的に実施例23において説明されるように決定される、実施態様100〜106のいずれか一つの誘導体又は類似体。
109. 低濃度のHSA(最大0.001%の最終アッセイ濃度)において、GLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜108のいずれか一つの誘導体又は類似体。
110. 高濃度のHSA(2.0%の最終アッセイ濃度)において、GLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜109のいずれか一つの誘導体又は類似体。
111. ヒトGLP-1受容体への結合が、実施例24のアッセイ等の競合結合アッセイにおいて測定される、実施態様108〜110のいずれか一つの誘導体又は類似体。
112. インビトロでのヒトGLP-1受容体への結合が、本質的に実施例24に説明されるように決定される、実施態様108〜111のいずれか一つの誘導体又は類似体。
114. 低濃度のHSAにおいて、5.0 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜113のいずれか一つの誘導体又は類似体。
115. 低濃度のHSAにおいて、3.0 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜114のいずれか一つの誘導体又は類似体。
116. 低濃度のHSAにおいて、2.0 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜115のいずれか一つの誘導体又は類似体。
117. 低濃度のHSAにおいて、1.0 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜116のいずれか一つの誘導体又は類似体。
118. 低濃度のHSAにおいて、0.50 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜117のいずれか一つの誘導体又は類似体。
119. 低濃度のHSAにおいて、0.30 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜118のいずれか一つの誘導体又は類似体。
120. IC50が、最大0.001%のHSA(最終アッセイ濃度)での反応において、本質的に実施例24において説明されるようにして決定される、実施態様113〜119のいずれか一つの誘導体又は類似体。
122. 低濃度のHSAにおいて、セマグルチドのIC50の8倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜121のいずれか一つの誘導体又は類似体。
123. 低濃度のHSAにおいて、セマグルチドのIC50の4倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜122のいずれか一つの誘導体又は類似体。
124. 低濃度のHSAにおいて、セマグルチドのIC50の3倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜123のいずれか一つの誘導体又は類似体。
125. 低濃度のHSAにおいて、セマグルチドのIC50の2倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜124のいずれか一つの誘導体又は類似体。
126. 低濃度のHSAにおいて、セマグルチドのIC50未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜125のいずれか一つの誘導体又は類似体。
127. 低濃度のHSAにおいて、セマグルチドのIC50の0.50倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜126のいずれか一つの誘導体又は類似体。
128. IC50が、最大0.001%のHSA(最終アッセイ濃度)での反応において、本質的に実施例24において説明されるようにして決定される、実施態様121〜127のいずれか一つの誘導体又は類似体。
130. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、150 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜129のいずれか一つの誘導体又は類似体。
131. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、100 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜130のいずれか一つの誘導体又は類似体。
132. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、75 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜131のいずれか一つの誘導体又は類似体。
133. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、40 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜132のいずれか一つの誘導体又は類似体。
134. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、20 nM以下のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができる、実施態様1〜133のいずれか一つの誘導体又は類似体。
135. IC50が、2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)での反応において、本質的に実施例24において説明されるようにして決定される、実施態様129〜134のいずれか一つの誘導体又は類似体。
137. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、セマグルチドのIC50の0.5倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜136のいずれか一つの誘導体又は類似体。
138. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、セマグルチドのIC50の0.25倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜137のいずれか一つの誘導体又は類似体。
139. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、セマグルチドのIC50の0.10倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜138のいずれか一つの誘導体又は類似体。
140. 2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)において、セマグルチドのIC50の0.050倍未満のIC50でヒトGLP-1受容体に結合することができ、セマグルチドのIC50が、誘導体のIC50と同じ方法で決定される、実施態様1〜139のいずれか一つの誘導体又は類似体。
141. IC50が、2.0%のHSA(最終アッセイ濃度)での反応において、本質的に実施例24において説明されるようにして決定される、実施態様136〜140のいずれか一つの誘導体又は類似体。
43. 増加した半減期及び/又は減少したクリアランスを有する、実施態様1〜142のいずれか一つの誘導体。
144. 月1回の投与に適している、実施態様1〜143のいずれか一つの誘導体。
145. s.c.投与のための、実施態様1〜144のいずれか一つの誘導体。
146. 薬物動態(PK)試験においてインビボで試験される、実施態様1〜145のいずれか一つの誘導体。
147. マウス、ラット、サル、イヌ、又はブタ等の任意の適切な動物モデルにおいて試験される、実施態様1〜146のいずれか一つの誘導体。
149. セマグルチドと比較したときに、ミニブタにおいて、i.v.投与後に改善されたインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜148のいずれか一つの誘導体。
150. 終末相半減期が、実施例25において説明されるもの等の任意の適切な試験プロトコルを使用して、ミニブタにおいてi.v.投与後にインビボで決定される、実施態様149の誘導体。
151. 終末相半減期が、本質的に実施例25に説明されるように、ミニブタにおいてi.v.投与後にインビボで決定される、実施態様149〜150のいずれか一つの誘導体。
152. 少なくとも100時間の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜151のいずれか一つの誘導体。
153. 少なくとも115時間の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜152のいずれか一つの誘導体。
154. 少なくとも130時間の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜153のいずれか一つの誘導体。
155. 少なくとも145時間の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜154のいずれか一つの誘導体。
156. 少なくとも155時間の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜155のいずれか一つの誘導体。
157. 同じ方法において決定された、セマグルチドの終末相半減期の少なくとも2.0倍の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜156のいずれか一つの誘導体。
158. 同じ方法において決定された、セマグルチドの終末相半減期の少なくとも2.5倍の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜157のいずれか一つの誘導体。
159. 同じ方法において決定された、セマグルチドの終末相半減期の少なくとも2.8倍の、ミニブタにおけるi.v.投与後のインビボでの終末相半減期(T1/2)を有する、実施態様1〜158のいずれか一つの誘導体。
160. 終末相半減期(T1/2)が、本質的に実施例25に説明されるように決定される、実施態様152〜159のいずれか一つの誘導体。
162. マウス、ラット、又はブタ等の任意の適切な動物モデルにおいて決定されたときに、インビボで効力がある、実施態様1〜161のいずれか一つの誘導体。
163. 動物モデルがSprague Dawleyラットである、実施態様162の誘導体。
165. 体重への急性効果が決定され、急性とは、好ましくは、対象の誘導体の、100 nmol/kgの単回s.c.注射を指す、実施態様1〜164のいずれか一つの誘導体。
166. 食物摂取量及び/又は体重への急性効果が、任意の適切な試験プロトコル及び方法論を使用して、例えば実施例26において説明されるように、Sprague Dawleyラットにおいてインビボで決定される、実施態様1〜165のいずれか一つの誘導体。
167. 食物摂取量及び/又は体重への急性効果が、本質的に実施例26に説明されるように、Sprague Dawleyラットにおいてインビボで決定される、実施態様1〜166のいずれか一つの誘導体。
169. 急性効果が、[[(48時間での食物摂取量) - (ベースライン食物摂取量)]/(ベースライン食物摂取量)]x100%]として計算される、48時間での食物摂取量の少なくとも-50%の変化であり、ベースライン食物摂取量は、あらゆる処置の投与前のレベルを指す、実施態様164〜168のいずれか一つの誘導体。
170. 急性効果が、[[(48時間での食物摂取量) - (ベースライン食物摂取量)]/(ベースライン食物摂取量)]x100%]として計算される、48時間での食物摂取量の少なくとも-74%の変化であり、ベースライン食物摂取量は、あらゆる処置の投与前のレベルを指す、実施態様164〜169のいずれか一つの誘導体。
172. 急性効果が、[[(48時間での体重) - (ベースライン体重)]/(ベースライン体重)]x100%]として計算される、48時間での体重の少なくとも-8%の変化であり、ベースライン体重は、あらゆる処置の投与前のレベルを指す、実施態様164〜171のいずれか一つの誘導体。
173. 急性効果が、[[(48時間での体重) - (ベースライン体重)]/(ベースライン体重)]x100%]として計算される、48時間での体重の少なくとも-10%の変化であり、ベースライン体重は、あらゆる処置の投与前のレベルを指す、実施態様164〜172のいずれか一つの誘導体。
175. 血糖低減効果が決定される、実施態様174の誘導体。
176. 体重低減効果が決定される、実施態様174〜175のいずれか一つの誘導体。
177. 血糖低減効果及び/又は体重低減効果が、任意の適切な試験プロトコル及び方法論を使用して、例えば実施例27において説明されるように、db/dbマウスにおいてインビボで決定される、実施態様174〜176のいずれか一つの誘導体。
178. 血糖低減効果及び/又は体重低減効果が、本質的に実施例27に説明されるように、db/dbマウスにおいてインビボで決定される、実施態様174〜177のいずれか一つの誘導体。
180. その投与の前の血糖値と比較して、血糖が少なくとも2%減少する、実施態様174〜179のいずれか一つの誘導体。
181. その投与の前の血糖値と比較して、血糖が少なくとも10%減少する、実施態様174〜180のいずれか一つの誘導体。
182. その投与の前の血糖値と比較して、血糖が少なくとも20%減少する、実施態様174〜181のいずれか一つの誘導体。
183. その投与の前の血糖値と比較して、血糖が少なくとも30%減少する、実施態様174〜182のいずれか一つの誘導体。
184. その投与の前の血糖値と比較して、血糖が少なくとも40%減少する、実施態様174〜183のいずれか一つの誘導体。
186. その投与の前の体重と比較して、体重が少なくとも1.0%減少する、実施態様174〜185のいずれか一つの誘導体。
187. その投与の前の体重と比較して、体重が少なくとも2.0%減少する、実施態様174〜186のいずれか一つの誘導体。
188. その投与の前の体重と比較して、体重が少なくとも3.0%減少する、実施態様174〜187のいずれか一つの誘導体。
189. その投与の前の体重と比較して、体重が少なくとも4.0%減少する、実施態様174〜188のいずれか一つの誘導体。
191. 医薬として使用するための、実施態様1〜189のいずれか一つに記載の誘導体又は類似体。
192. (i)全ての形態の糖尿病、例えば、高血糖症、2型糖尿病、耐糖能障害、1型糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、MODY(若年発症成人型糖尿病)、妊娠糖尿病の予防及び/若しくは処置、並びに/又はHbA1Cの低減;
(ii)糖尿病疾患の進行、例えば、2型糖尿病の進行の遅延若しくは予防、耐糖能障害(IGT)からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、インスリン耐性の遅延若しくは予防、及び/又はインスリン非要求性2型糖尿病からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延;
(iii)β-細胞機能の向上、例えば、β-細胞アポトーシスの減少、β-細胞機能及び/若しくはβ-細胞量の増加、並びに/又はβ-細胞に対するグルコース感受性の回復;
(iv)認知障害及び/又は神経変性障害、例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、及び/又は多発性硬化症の予防及び/又は処置;
(v)例えば、食物摂取量を減らすこと、体重を減らすこと、食欲を抑制すること、満腹感を誘起することによる、肥満等の摂食障害の予防及び/若しくは処置;むちゃ食い障害、神経性大食症、及び/若しくは抗精神病薬若しくはステロイドの投与によって誘発された肥満の処置若しくは予防;胃運動性の減少;胃排出の遅延;身体的運動性の増加;並びに/又は肥満に対する併存症、例えば、骨関節炎及び/若しくは尿失禁の予防及び/若しくは処置;
(vi)糖尿病性合併症、例えば、血管障害;末梢神経障害を含む神経障害;腎障害;及び/又は網膜障害の予防及び/又は処置;
(vii)脂質パラメータの改善、例えば、脂質異常症の予防及び/又は処置、総血清脂質の低下;HDLの増加;小粒子高密度LDLの低下;VLDLの低下;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;ヒトにおけるリポタンパク質a(Lp(a))の血漿濃度の低下;インビトロ及び/又はインビボでのアポリポタンパク質a(apo(a))の発生の阻害;
(viii)心臓血管疾患、例えば、X症候群、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠状動脈心疾患、再潅流損傷、卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左室肥大、冠状動脈疾患、高血圧、本態性高血圧症、急性高血圧性緊急症、心筋障害、心不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心律動異常、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性動脈硬化症)、拡張機能障害、及び/若しくは収縮機能障害の予防及び/若しくは処置;並びに/又は血圧の低下、例えば、収縮期血圧の低下;
(ix)胃腸疾患、例えば、炎症性腸疾患、短小腸症候群、若しくはクローン病若しくは大腸炎;消化不良、及び/若しくは胃潰瘍;並びに/又は炎症、例えば、乾癬、乾癬性関節炎、リウマチ性関節炎、及び/若しくは全身性エリテマトーデスの予防及び/若しくは処置;
(x)重症疾患の予防及び/若しくは処置、例えば、重症患者、重症疾患ポリ腎症(CIPNP)患者、及び/若しくは潜在的CIPNP患者の処置;重症疾患若しくはCIPNPの発症の予防;患者における全身性炎症応答症候群(SIRS)の予防、処置、及び/若しくは治療;患者が入院中に菌血症、敗血症、及び/若しくは敗血症性ショックに罹患する可能性の予防若しくは軽減;並びに/又は集中治療室の急性疾患患者における血糖、インスリンバランス、及び任意選択で代謝の安定化;
(xi)多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の予防及び/又は処置;
(xii)脳疾患、例えば、脳虚血、脳出血、及び/又は脳外傷の予防及び/又は処置;
(xiii)睡眠時無呼吸の予防及び/又は処置;並びに/或いは
(xiv)乱用、例えば、アルコール乱用及び/又は薬物乱用の予防及び/又は処置
における使用のための、実施態様1〜189のいずれか一つに記載の誘導体又は類似体。
193. (i)全ての形態の糖尿病、例えば、高血糖症、2型糖尿病、耐糖能障害、1型糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、MODY(若年発症成人型糖尿病)、妊娠糖尿病の予防及び/若しくは処置、並びに/又はHbA1Cの低減;
(ii)糖尿病疾患の進行、例えば、2型糖尿病の進行の遅延若しくは予防、耐糖能障害(IGT)からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、インスリン耐性の遅延若しくは予防、及び/又はインスリン非要求性2型糖尿病からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延;
(iii)β-細胞機能の向上、例えば、β-細胞アポトーシスの減少、β-細胞機能及び/若しくはβ-細胞量の増加、並びに/又はβ-細胞に対するグルコース感受性の回復;
(iv)認知障害及び/又は神経変性障害、例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、及び/又は多発性硬化症の予防及び/又は処置;
(v)例えば、食物摂取量を減らすこと、体重を減らすこと、食欲を抑制すること、満腹感を誘起することによる、肥満等の摂食障害の予防及び/若しくは処置;むちゃ食い障害、神経性大食症、及び/若しくは抗精神病薬若しくはステロイドの投与によって誘発された肥満の処置若しくは予防;胃運動性の減少;胃排出の遅延;身体的運動性の増加;並びに/又は肥満に対する併存症、例えば、骨関節炎及び/若しくは尿失禁の予防及び/若しくは処置;
(vi)糖尿病性合併症、例えば、血管障害;末梢神経障害を含む神経障害;腎障害;及び/又は網膜障害の予防及び/又は処置;
(vii)脂質パラメータの改善、例えば、脂質異常症の予防及び/又は処置、総血清脂質の低下;HDLの増加;小粒子高密度LDLの低下;VLDLの低下;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;ヒトにおけるリポタンパク質a(Lp(a))の血漿濃度の低下;インビトロ及び/又はインビボでのアポリポタンパク質a(apo(a))の発生の阻害;
(viii)心臓血管疾患、例えば、X症候群、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠状動脈心疾患、再潅流損傷、卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左室肥大、冠状動脈疾患、高血圧、本態性高血圧症、急性高血圧性緊急症、心筋障害、心不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心律動異常、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性動脈硬化症)、拡張機能障害、及び/若しくは収縮機能障害の予防及び/若しくは処置;並びに/又は血圧の低下、例えば、収縮期血圧の低下;
(ix)胃腸疾患、例えば、炎症性腸疾患、短小腸症候群、若しくはクローン病若しくは大腸炎;消化不良、及び/若しくは胃潰瘍;並びに/又は炎症、例えば、乾癬、乾癬性関節炎、リウマチ性関節炎、及び/若しくは全身性エリテマトーデスの予防及び/若しくは処置;
(x)重症疾患の予防及び/若しくは処置、例えば、重症患者、重症疾患ポリ腎症(CIPNP)患者、及び/若しくは潜在的CIPNP患者の処置;重症疾患若しくはCIPNPの発症の予防;患者における全身性炎症応答症候群(SIRS)の予防、処置、及び/若しくは治療;患者が入院中に菌血症、敗血症、及び/若しくは敗血症性ショックに罹患する可能性の予防若しくは軽減;並びに/又は集中治療室の急性疾患患者における血糖、インスリンバランス、及び任意選択で代謝の安定化;
(xi)多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の予防及び/又は処置;
(xii)脳疾患、例えば、脳虚血、脳出血、及び/又は脳外傷の予防及び/又は処置;
(xiii)睡眠時無呼吸の予防及び/又は処置;並びに/或いは
(xiv)乱用、例えば、アルコール乱用及び/又は薬物乱用の予防及び/又は処置
のための医薬の製造における、実施態様1〜189のいずれか一つに記載の誘導体又は類似体の使用。
194. (i)全ての形態の糖尿病、例えば、高血糖症、2型糖尿病、耐糖能障害、1型糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、MODY(若年発症成人型糖尿病)、妊娠糖尿病の予防及び/若しくは処置、並びに/又はHbA1Cの低減;
(ii)糖尿病疾患の進行、例えば、2型糖尿病の進行の遅延若しくは予防、耐糖能障害(IGT)からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、インスリン耐性の遅延若しくは予防、及び/又はインスリン非要求性2型糖尿病からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延;
(iii)β-細胞機能の向上、例えば、β-細胞アポトーシスの減少、β-細胞機能及び/若しくはβ-細胞量の増加、並びに/又はβ-細胞に対するグルコース感受性の回復;
(iv)認知障害及び/又は神経変性障害、例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、及び/又は多発性硬化症の予防及び/又は処置;
(v)例えば、食物摂取量を減らすこと、体重を減らすこと、食欲を抑制すること、満腹感を誘起することによる、肥満等の摂食障害の予防及び/若しくは処置;むちゃ食い障害、神経性大食症、及び/若しくは抗精神病薬若しくはステロイドの投与によって誘発された肥満の処置若しくは予防;胃運動性の減少;胃排出の遅延;身体的運動性の増加;並びに/又は肥満に対する併存症、例えば、骨関節炎及び/若しくは尿失禁の予防及び/若しくは処置;
(vi)糖尿病性合併症、例えば、血管障害;末梢神経障害を含む神経障害;腎障害;及び/又は網膜障害の予防及び/又は処置;
(vii)脂質パラメータの改善、例えば、脂質異常症の予防及び/又は処置、総血清脂質の低下;HDLの増加;小粒子高密度LDLの低下;VLDLの低下;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;ヒトにおけるリポタンパク質a(Lp(a))の血漿濃度の低下;インビトロ及び/又はインビボでのアポリポタンパク質a(apo(a))の発生の阻害;
(viii)心臓血管疾患、例えば、X症候群、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠状動脈心疾患、再潅流損傷、卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左室肥大、冠状動脈疾患、高血圧、本態性高血圧症、急性高血圧性緊急症、心筋障害、心不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心律動異常、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性動脈硬化症)、拡張機能障害、及び/若しくは収縮機能障害の予防及び/若しくは処置;並びに/又は血圧の低下、例えば、収縮期血圧の低下;
(ix)胃腸疾患、例えば、炎症性腸疾患、短小腸症候群、若しくはクローン病若しくは大腸炎;消化不良、及び/若しくは胃潰瘍;並びに/又は炎症、例えば、乾癬、乾癬性関節炎、リウマチ性関節炎、及び/若しくは全身性エリテマトーデスの予防及び/若しくは処置;
(x)重症疾患の予防及び/若しくは処置、例えば、重症患者、重症疾患ポリ腎症(CIPNP)患者、及び/若しくは潜在的CIPNP患者の処置;重症疾患若しくはCIPNPの発症の予防;患者における全身性炎症応答症候群(SIRS)の予防、処置、及び/若しくは治療;患者が入院中に菌血症、敗血症、及び/若しくは敗血症性ショックに罹患する可能性の予防若しくは軽減;並びに/又は集中治療室の急性疾患患者における血糖、インスリンバランス、及び任意選択で代謝の安定化;
(xi)多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の予防及び/又は処置;
(xii)脳疾患、例えば、脳虚血、脳出血、及び/又は脳外傷の予防及び/又は処置;
(xiii)睡眠時無呼吸の予防及び/又は処置;並びに/或いは
(xiv)乱用、例えば、アルコール乱用及び/又は薬物乱用の予防及び/又は処置
のための方法であって、医薬的に活性な量の実施態様1〜189のいずれか一つに記載の誘導体又は類似体が投与される、方法。
以下は、本発明のまたさらなる特定の実施態様である:
1. 一般式I:
Xaa7-Xaa8-Glu-Gly-Thr-Xaa12-Thr-Ser-Asp-Xaa16-Ser-Xaa18-Xaa19-Xaa20-Glu-Xaa22-Xaa23-Ala-Xaa25-Xaa26-Xaa27-Phe-Ile-Xaa30-Xaa31-Leu-Xaa33-Xaa34-Xaa35-Xaa36-Xaa37-Xaa38-Xaa39
[式中、
Xaa7は、L-ヒスチジン、(S)-2-ヒドロキシ-3-(1H-イミダゾール-4-イル)-プロピオン酸、D-ヒスチジン、デアミノ-ヒスチジン、ホモヒスチジン、Nα-アセチル-ヒスチジン、Nα-ホルミル-ヒスチジン、Nα-メチル-ヒスチジン、3-ピリジルアラニン、2-ピリジルアラニン、又は4-ピリジルアラニンであり;
Xaa8は、Ala、Gly、Ser、Aib、(1-アミノシクロプロピル)カルボン酸、又は(1-アミノシクロブチル)カルボン酸であり;
Xaa12は、Phe又はLeuであり;
Xaa16は、Val又はLeuであり;
Xaa18は、Ser、Val、Arg、又はLeuであり;
Xaa19は、Tyr又はGlnであり;
Xaa20は、Leu又はMetであり;
Xaa22は、Gly又はGluであり;
Xaa23は、Gln、Glu、又はArgであり;
Xaa25は、Ala又はValであり;
Xaa26は、Argであり;
Xaa27は、Glu又はLeuであり;
Xaa30は、Ala、Glu、又はArgであり;
Xaa31は、Trp又はHisであり;
Xaa33は、Valであり;
Xaa34は、Arg、His、Asn、又はGlnであり;
Xaa35は、Gly又はAlaであり;
Xaa36は、Arg又はGlyであり;
Xaa37は、Gly、Pro、又はLysであり;
Xaa38は、Glyであるか、又は存在せず;
Xaa39は、Lysであるか、又は存在しない]
のGLP-1類似体の誘導体であって、Xaa37及びXaa39の少なくとも1つはLysであり;
誘導体は、Xaa37又はXaa39のLys残基に付加されている側鎖を含み、該側鎖は:
(i) Chem. 11:
qは0〜5の範囲の整数であり、
wは0〜5の範囲の整数であり、
但し、wが0の場合は、qは1〜5の範囲の整数であり、qが0の場合は、wは1〜5の範囲の整数である]の分岐リンカー;及び
(ii) Chem. 12:
前記分岐リンカーは、
a) その-CO端において、Xaa37又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に、プレリンカーを介して、及び
b) その2つの-NH端の各々において、第一の及び第二のプロトラクターの各々の-CO端に、それぞれ、第一の及び第二のポストリンカーをそれぞれ介して、
接続されており;プレリンカー、第一のポストリンカー、及び第二のポストリンカーの各々が、-CO基及び-NH基を含む;
誘導体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
2. Chem. 11において、qが4であり、wが0である、実施態様1の誘導体。
3. プレリンカーが、少なくとも1つのChem. 1:
のリンカー要素1;又は
少なくとも1つのChem. 2:
Chem. 2:
*-NH-(CH2)m-CH[(CH2)s-NH2]-CO-*、
[式中、mは0〜5の範囲の整数であり、sは0〜5の範囲の整数であり、但し、mが0の場合は、sは1〜5の範囲の整数であり、sが0の場合は、mは1〜5の範囲の整数である]
のリンカー要素2を含む、実施態様1〜2のいずれか一つの誘導体。
4. プレリンカーが、Chem. 1[式中、kは、5、11、19、又は好ましくは1であり、nは2、又は好ましくは1である]のリンカー要素1をt回含み、tが1〜8の範囲の整数である、実施態様3の誘導体。
5. プレリンカーが、Chem. 2[式中、mは4であり、sは0である]のリンカー要素2を2回又は4回含む、実施態様3の誘導体。
6. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、それぞれ式Chem. 3及びChem. 4:
Chem. 3:
*-NH-CH(COOH)-(CH2)2-CO-*
7. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、式Chem. 1:
のリンカー要素1を場合により含む、実施態様6の誘導体
8. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、リンカー要素1を含む、実施態様7の誘導体。
9. Chem. 1において、kが1であり、nが1である、実施態様7〜8のいずれか一つの誘導体。
10. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、アミド結合を介して互いに接続されている2回又は4回のChem. 1のリンカー要素1を含む、実施態様7〜9のいずれか一つの誘導体。
11. 第一の及び第二のポストリンカーの各々が、それぞれChem. 3及びChem. 4である、1個のリンカー要素3及び1個のリンカー要素4から成る、実施態様6の誘導体。
12. Chem. 21、Chem. 22、Chem. 23、Chem. 24、Chem. 25、Chem. 26、Chem. 27、Chem. 28、Chem. 29、Chem. 30、Chem. 31、Chem. 32、Chem. 33、Chem. 34、及びChem. 35から選択される、GLP-1誘導体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。
14. 医薬として使用するための、実施態様1〜12のいずれか一つに記載の誘導体。
15. (i)全ての形態の糖尿病、例えば、高血糖症、2型糖尿病、耐糖能障害、1型糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、MODY(若年発症成人型糖尿病)、妊娠糖尿病の予防及び/若しくは処置、並びに/又はHbA1Cの低減;
(ii)糖尿病疾患の進行、例えば、2型糖尿病の進行の遅延若しくは予防、耐糖能障害(IGT)からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、インスリン耐性の遅延若しくは予防、及び/又はインスリン非要求性2型糖尿病からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延;
(iii)β-細胞機能の向上、例えば、β-細胞アポトーシスの減少、β-細胞機能及び/若しくはβ-細胞量の増加、並びに/又はβ-細胞に対するグルコース感受性の回復;
(iv)認知障害及び/又は神経変性障害、例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、及び/又は多発性硬化症の予防及び/又は処置;
(v)例えば、食物摂取量を減らすこと、体重を減らすこと、食欲を抑制すること、満腹感を誘起することによる、肥満等の摂食障害の予防及び/若しくは処置;むちゃ食い障害、神経性大食症、及び/若しくは抗精神病薬若しくはステロイドの投与によって誘発された肥満の処置若しくは予防;胃運動性の減少;胃排出の遅延;身体的運動性の増加;並びに/又は肥満に対する併存症、例えば、骨関節炎及び/若しくは尿失禁の予防及び/若しくは処置;
(vi)糖尿病性合併症、例えば、血管障害;末梢神経障害を含む神経障害;腎障害;及び/又は網膜障害の予防及び/又は処置;
(vii)脂質パラメータの改善、例えば、脂質異常症の予防及び/又は処置、総血清脂質の低下;HDLの増加;小粒子高密度LDLの低下;VLDLの低下;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;ヒトにおけるリポタンパク質a(Lp(a))の血漿濃度の低下;インビトロ及び/又はインビボでのアポリポタンパク質a(apo(a))の発生の阻害;
(viii)心臓血管疾患、例えば、X症候群、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠状動脈心疾患、再潅流損傷、卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左室肥大、冠状動脈疾患、高血圧、本態性高血圧症、急性高血圧性緊急症、心筋障害、心不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心律動異常、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性動脈硬化症)、拡張機能障害、及び/若しくは収縮機能障害の予防及び/若しくは処置;並びに/又は血圧の低下、例えば、収縮期血圧の低下;
(ix)胃腸疾患、例えば、炎症性腸疾患、短小腸症候群、若しくはクローン病若しくは大腸炎;消化不良、及び/若しくは胃潰瘍;並びに/又は炎症、例えば、乾癬、乾癬性関節炎、リウマチ性関節炎、及び/若しくは全身性エリテマトーデスの予防及び/若しくは処置;
(x)重症疾患の予防及び/若しくは処置、例えば、重症患者、重症疾患ポリ腎症(CIPNP)患者、及び/若しくは潜在的CIPNP患者の処置;重症疾患若しくはCIPNPの発症の予防;患者における全身性炎症応答症候群(SIRS)の予防、処置、及び/若しくは治療;患者が入院中に菌血症、敗血症、及び/若しくは敗血症性ショックに罹患する可能性の予防若しくは軽減;並びに/又は集中治療室の急性疾患患者における血糖、インスリンバランス、及び任意選択で代謝の安定化;
(xi)多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の予防及び/又は処置;
(xii)脳疾患、例えば、脳虚血、脳出血、及び/又は脳外傷の予防及び/又は処置;
(xiii)睡眠時無呼吸の予防及び/又は処置;並びに/或いは
(xiv)乱用、例えば、アルコール乱用及び/又は薬物乱用の予防及び/又は処置
における使用のための、実施態様1〜12のいずれか一つに記載の誘導体。
Aib:α-アミノイソ酪酸(2-アミノイソ酪酸)
AcOH:酢酸
Ado:8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸
API:医薬品有効成分
AUC:曲線下面積
BG:血糖
BHK:ベビーハムスター腎臓
BW:体重
Boc:t-ブチルオキシカルボニル
Bom:ベンジルオキシメチル
BSA:ウシ血清アルブミン
BW:体重
Bz:ベンジル
C20二酸:イコサン二酸
CAS:化学情報検索サービス機関
Clt:2-クロロトリチル
コリジン:2,4,6-トリメチルピリジン
COOBz:ベンジルオキシカルボニル
COOMe:メトキシカルボニル
COOtBu:tert-ブトキシカルボニル
DCM:ジクロロメタン
Dde:1-(4,4-ジメチル-2,6-ジオキソシクロヘキシリデン)エチル
DIC:ジイソプロピルカルボジイミド
DIPEA:ジイソプロピルエチルアミン
DMEM:ダルベッコ変法イーグル培地(DMEM)
dPEG:離散型(discrete)ポリエチレングリコール
EDTA:エチレンジアミン四酢酸
EGTA:エチレングリコール四酢酸
FCS:ウシ胎仔血清
Fmoc:9-フルオレニルメチルオキシカルボニル
h:時間
HATU:(O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート)
HBTU:(2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル-)-1,1,3,3テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート)
HEPES:4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジンエタンスルホン酸
HFIP:1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-プロパノール又はヘキサフルオロイソプロパノール
HOAt:1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール
HOBt:1-ヒドロキシベンゾトリアゾール
HPLC:高速液体クロマトグラフィー
HSA:ヒト血清アルブミン
IBMX:3-イソブチル-1-メチルキサンチン
Imp:イミダゾプロピオン酸(3-(イミダゾール-5-イル)プロパン酸)(デアミノヒスチジン又はデアミノHisとも呼ばれる)
Inp:イソニペコチン酸
i.v.:静脈内
ivDde:1-(4,4-ジメチル-2,6-ジオキソシクロヘキシリデン)-3-メチルブチル
IVGTT:静脈内耐糖能試験
LCMS:液体クロマトグラフィー質量分析法
LYD:ランドレース-ヨークシャー-デュロック
MALDI-MS:MALDI-TOF MSを参照のこと
MALDI-TOF MS:マトリックス支援レーザー脱離/イオン化飛行時間型質量分析法
MeOH:メタノール
Mmt:4-メトキシトリチル
Mtt:4-メチルトリチル
NHBoc:tert-ブトキシカルボニルアミノ
NHCbz:ベンジルオキシカルボニルアミノ
NHFmoc:9H-フルオレン-9-イルメトキシカルボニルアミノ
NMP:N-メチルピロリドン
OBz:ベンジルオキシ
OPfp:2,3,4,5,6-ペンタフルオロフェノキシ
OPnp:4-ニトロフェノキシ
OSuc:(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)オキシ
OtBu:tert-ブチルエステル
Oxyma Pure(登録商標):シアノ-ヒドロキシイミノ-酢酸エチルエステル
Pbf:2,2,4,6,7-ペンタメチルジヒドロベンゾフラン-5-スルホニル
PBS:リン酸緩衝生理食塩水
PD:薬力学的
PEG:ポリエチレングリコール
Pen/Strep:ペニシリン/ストレプトマイシン
PK:薬物動態学的
PyBOP:ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスファート
RP:逆相
RP-HPLC:逆相高速液体クロマトグラフィー
RT:室温
Rt:保持時間
s.c.:皮下
SD:標準偏差
SEC-HPLC:サイズ排除高速液体クロマトグラフィー
SEM:標準誤差
SPA:シンチレーション近接分析
SPPS:固相ペプチド合成
tBu:tert.ブチル
TFA:トリフルオロ酢酸
TIS:トリイソプロピルシラン
TLC:薄層クロマトグラフィー
Tos:トシレート(又はパラ-トルエンスルホニル)
トリス:トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン又は2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-プロパン-1,3-ジオール
Trt:トリフェニルメチル(トリチル)
Trx:トラネキサム酸 (トランス-4-(アミノメチル)シクロヘキサンカルボン酸)
UPLC:超高速液体クロマトグラフィー
イコサン二酸 モノ-tert-ブチルエステル
Fmoc-8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸
17-(9-フルオレニルメチルオキシカルボニル-アミノ)-9-アザ-3,6,12,15-テトラオキサ-10-オン-ヘプタデカノイル酸
1-(9-フルオレニルメチルオキシカルボニル)アミノ-3,6,9,12,15,18-ヘキサオキサヘンイコサン-21-酸
1-(9-フルオレニルメチルオキシカルボニル)アミノ-3,6,9,12,15,18,21,24,27,30,33,36-ドデカオキサノナトリアコンタン-39-酸
アルファ-Fmoc-アミノ-20(エチレングリコール)-オメガ-カルボン酸
Fmoc-トラネキサム酸
Boc-Lys(Fmoc)-OH
Fmoc-Lys(Fmoc)-OH
Fmoc-Glu-OtBu
Fmoc-Lys(Mtt)-Wang樹脂
このセクションは、次の2つ:(調製(A1);並びに検出及び特性評価(A2)の)一般的方法に関するセクションAと、複数の特定の実施例化合物の調製及び特性評価について説明するセクションBとに分けられる。
[A1.調製方法]
このセクションは、固相ペプチド合成の方法(SPPS法、これは、アミノ酸の脱保護の方法、樹脂からペプチドを切断する方法、及びそれを精製する方法を含む)、並びに、その結果として得られるペプチドを検出し特性評価する方法(LCMS法、MALDI法、及びUPLC法)に関する。ペプチドの固相合成は、いくつかの場合において、酸性条件下で切断することができる基(これらに限定されるわけではないが、2-Fmoc-オキシ-4-メトキシベンジル又は2,4,6-トリメトキシベンジル等)によるジペプチドアミド結合において保護されているジペプチドを使用することによって改良され得る。セリン又はトレオニンがペプチド中に存在する場合、シュードプロリンジペプチドを使用してもよい(例えば、Novabiochem社から入手可能、W.R. Sampson (1999)、J. Pep. Sci. 5、403も参照されたい)。使用したFmoc-保護アミノ酸誘導体は、推薦される標準物質:例えば、Anaspec社、Bachem社、Iris Biotech社、又はNovabiochem社から供給される、Fmoc-Ala-OH、Fmoc-Arg(Pbf)-OH、Fmoc-Asn(Trt)-OH、Fmoc-Asp(OtBu)-OH、Fmoc-Cys(Trt)-OH、Fmoc-Gln(Trt)-OH、Fmoc-Glu(OtBu)-OH、Fmoc-Gly-OH、Fmoc-His(Trt)-OH、Fmoc-Ile-OH、Fmoc-Leu-OH、Fmoc-Lys(Boc)-OH、Fmoc-Met-OH、Fmoc-Phe-OH、Fmoc-Pro-OH、Fmoc-Ser(tBu)-OH、Fmoc-Thr(tBu)-OH、Fmoc-Trp(Boc)-OH、Fmoc-Tyr(tBu)-OH、又はFmoc-Val-OH等であった。特に指定されない場合、アミノ酸の天然のL体が使用される。N末端アミノ酸を、αアミノ基においてBoc保護した(例えば、N末端にHisを有するペプチドの場合、Boc-His(Boc)-OH又はBoc-His(Trt)-OH)。SPPSを使用したモジュール側鎖又はアルブミン結合部分の結合の場合、以下の適切に保護されたビルディングブロック(building block)(これらに限定されるわけではないが、Fmoc-8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸、Fmoc-トラネキサム酸、Fmoc-Glu-OtBu、及びイコサン二酸モノ-tert-ブチルエステル等)を使用した。以下に述べる全ての操作は、250 μmolの合成スケールにおいて行った。
方法:SPPS_P
樹脂充填に対して6倍過剰なFmoc-アミノ酸(300 mMのHOAt又はOxyma Pure(登録商標)を含むNMP中、300 mM)、例えば、低充填Fmoc-Lys(Mtt)-Wang(0.35mmol/g)、を使用して、Protein Technologies社(Tucson、AZ 85714、U.S.A.)のPrelude Solid Phase Peptide Synthesizerにおいて、250 μmolスケールにてSPPS_Pを行った。Fmoc-脱保護は、NMP中20%ピペリジンを使用して行った。カップリングは、NMP中における3:3:3:4のアミノ酸/(HOAt又はOxyma Pure(登録商標))/DIC/コリジンを使用して行った。脱保護工程とカップリング工程との間に、NMP及びDCMのトップ洗浄(7 ml、0.5分、それぞれ2×2)を行った。カップリング時間は、ほとんどの場合、60分間であった。これらに限定されるわけではないが、Fmoc-Arg(Pbf)-OH、Fmoc-Aib-OH、又はBoc-His(Trt)-OHを含むいくつかのアミノ酸を、「二重カップリング」させたが、これは、最初のカップリング後(例えば、60分間)、樹脂をドレイン処理し、更なる試薬(アミノ酸、(HOAt又はOxyma Pure(登録商標))、DIC、及びコリジン)を加え、混合物を再び反応させる(例えば、60分間)ことを意味する。
CEM Corp.社(Matthews、NC28106、U.S.A.)のマイクロ波ベースのLibertyペプチド合成機において、樹脂充填に対して6倍過剰なFmoc-アミノ酸(300 mMのHOAt又はOxyma Pure(登録商標)を含むNMP中、300 mM)、例えば、低充填Fmoc-Lys(Mtt)-Wang ? (0.35mmol/g)を使用して、250 μmol又は100 μmolスケールにてSPPS_Lを行った。NMP中5%ピペリジンを使用して、最高75℃で30秒間、Fmoc脱保護を行ったが、この場合、樹脂をドレイン処理してNMPで洗浄した後、Fmoc脱保護を今度は75℃で2分間繰り返した。NMP中、1:1:1のアミノ酸/(HOAt又はOxyma Pure(登録商標))/DICを使用して、カップリングを行った。カップリング時間及び温度は、ほとんどの場合、最高75℃で5分間であった。より大きいスケールの反応については、より長いカップリング時間、例えば10分間を用いた。ヒスチジンアミノ酸は、50℃で二重カップリングさせ、又は前のアミノ酸が立体障害されている場合(例えばAib)は四重カップリングさせた。アルギニンアミノ酸は室温で25分間カップリングさせ、次いで、75℃に5分間加熱した。これらに限定されるわけではないがAib等のいくつかのアミノ酸を「二重カップリング」させたが、これは、最初のカップリング(例えば、75℃で5分間)の後に樹脂をドレイン処理し、更なる試薬(アミノ酸、(HOAt又はOxyma Pure(登録商標))及びDIC)を加え、混合物を再び加熱する(例えば、75℃で5分間)ことを意味する。脱保護工程とカップリング工程との間に、NMP洗浄(5×10 ml)を行った。
イコサン二酸モノ-tert-ブチルエステルは、当技術分野において公知のように調製することができる。方法については、WO2010102886A1を参照されたい。
アシル化がリジン側鎖上に存在する場合、アシル化されるべきリジンのεアミノ基を、延長部分及びリンカーの結合のための経路に応じて、Mtt、Mmt、Dde、ivDde、又はBocのいずれかで保護した。Dde-脱保護又はivDde-脱保護は、NMP中、2%ヒドラジンにより行い(2×20 ml、各10分間)、次いでNMP洗浄を行った(4×20 ml)。Mtt-脱保護又はMmt-脱保護は、DCM中、2% TFA及び2〜3% TIS(5×20 ml、各10分間)、続いてDCM(2×20 ml)、DCM中、10% MeOH及び5% DIPEA(2×20 ml)、並びにNMP洗浄(4×20 ml)によって、又はヘキサフルオロイソプロパノール/DCMによる処理(75:25、5×20 ml、各10分間)と、それに続く上記のような洗浄とによって、行った。場合によっては、Mtt基を、Libertyペプチド合成機の自動化工程によって除去した。ヘキサフルオロイソプロパノール又はヘキサフルオロイソプロパノール/DCM(75:25)によって室温で30分間、続いてDCMによる洗浄(7 ml×5)、続いてNMP洗浄(7m1×5)によって、Mtt脱保護を行った。延長部分及び/又はリンカーは、樹脂固定ペプチドのアシル化によって、又は保護されていないペプチドの溶液中でのアシル化によって、ペプチドに結合させることができる。保護されたペプチジル樹脂に延長部分及び/又はリンカーを結合する場合、結合は、SPPSを使用したモジュール及び適切に保護されたビルディングブロックであり得る。
N-ε-リジン保護基を、上記において説明したように除去し、上記において説明したような適切に保護されたビルディングブロックを使用してPreludeペプチド合成機における1つ以上の自動化工程によってリジンの化学修飾を行った。二重カップリングを、SPPS_Pにおいて説明したように、カップリング毎に3時間行った。
N-ε-リジン保護基を、上記において説明したように除去し、上記において説明したような適切に保護されたビルディングブロックを使用したLibertyペプチド合成機における1つ以上の自動化工程によって、リジンの化学修飾を行った。二重カップリングを、SPPS_Lにおいて説明したように行った。
N-ε-リジン保護基を、上記において説明したように除去し、上記において説明したような適切に保護されたビルディングブロックを使用した1つ以上の手動工程によって、リジンの化学修飾を行った。樹脂充填に対して4倍又は6倍過剰量のFmoc-アミノ酸(300 mMのHOAt、Oxyma Pure(登録商標)を含むNMP中、300 mM)を使用して、500-μmolスケールでSC_M_1を行った。Fmoc-脱保護は、NMP中20%ピペリジンを使用して、5分間、室温で行い、その後、樹脂をドレイン処理し、NMPで洗浄し、Fmoc-脱保護を、今度は15分間、室温で繰り返した。NMP中、1:1:1のアミノ酸/Oxyma Pure(登録商標)/DICを使用して、カップリングを行った。カップリング時間及び温度は、ほとんどの場合、室温で60分間であった。いくつかのビルディングブロックは二重カップリングさせたが、これは、最初のカップリング(例えば、60分間)後に、樹脂をドレイン処理し、更なる試薬(アミノ酸、(HOAt又はOxyma Pure(登録商標))、DIC及びコリジン)を加え、混合物を再び反応させる(例えば、60分間)ことを意味する。
樹脂充填に対して2倍又は4倍過剰量の上記酸溶解DMFを使用した、250 μmol又は500 μmolスケールでのFmoc-Lシステイン酸のカップリング、溶液を、NMP中に溶解させたPyBoPと5分間混合した。(NMP中300 mMのPyBOPを含むDMF中、300 mM)。溶液を樹脂に加え、続いてDIPEA (酸/PyBOP/DIPEA (1:1:4))を加えた。樹脂を2時間振盪した。二重カップリングさせた。
16-スルホ-ヘキサデカン酸のカップリングを、沸騰したDMFに溶解させた3倍又は4倍過剰量の酸を使用して、250 μmol又は500 μmolスケールで行い、続いて50℃まで徐々に冷却し、DMFに溶解させたPyBoP (300 mM PyBOPを含むDMF中、40 mM)を加え、その後溶液を樹脂に加えた。DIPEA (酸/PyBOP/DIPEA (1:1:4))を徐々に添加。樹脂を2時間振盪した。二重又は三重カップリングさせた。
方法:CP_M1
合成後、樹脂をDCMで洗浄し、ペプチドを、TFA/TIS/水(95/2.5/2.5又は92.5/5/2.5)による2〜3時間の処理と、続くジエチルエーテルによる沈殿とによって、樹脂から切断した。ペプチドを、適切な溶媒(例えば、30%酢酸等)に溶解させ、アセトニトリル/水/TFAを使用して、C18、5 μmのカラムでの標準的なRP-HPLCにより精製した。画分を、UPLC、MALDI、及びLCMS法の組合せによって分析し、適切な画分をプールし、凍結乾燥した。
[1.LC-MS法]
方法:LCMS01
Waters Acquity UPLCシステム、及びMicromass社のLCT Premier XE質量分析計から成る装置において、LCMS01を行った。溶離液:A:水中、0.1%ギ酸、B:アセトニトリル中、0.1%ギ酸。分析は、室温において、適切な体積の試料(好ましくは2〜10 μl)をカラムに注入することによって行い、これをA及びBの勾配で溶離させた。UPLC条件、検出器の設定、及び質量分析計の設定は、以下のとおりであった。カラム:Waters Acquity UPLC BEH、C-18、1.7 μm、2.1mm×50mm。勾配:0.4 ml/分、4.0分(或いは8.0分)間での直線的な5%〜95%アセトニトリル。検出:214nm(TUV(チューナブルUV検出器)からのアナログ出力)、MSイオン化モード:API-ES。スキャン:100〜2000amu(或いは、500〜2000amu)、ステップ:0.1amu。
Agilent 1290 infinity series UPLCシステム、及びAgilent Technologies LC/MSD TOF 6230 (G6230A)から成る装置において、LCMS27を行った。溶離液: A: 99.90% H2O、0.02% TFA; B: 99.90% CH3CN、0.02% TFA。分析は、RTにおいて、適切な体積の試料をEclipse C18+ 2.1x50 mm 1.8uカラムに注入することによって行い、これを5%〜95%のBの直線勾配を用いて、6分間: 0-4.5分 5-95% B、4.5-5.0分 95% B、5.0-5.5分 95-5% B、5.5-6.0分 5% Bのランタイム、0.40 ml/分の流速、及び40℃のカラム温度で、溶離させた。イオン化方法は、Agilent Jet Stream源であった。スキャン範囲は、以下のとおりであった: m/z 最小 100、m/z 最大 3200。リニアリフレクター(Linear reflector)モードを使用した。ポジティブモードを使用した。見出された質量は、化合物のm/zである。
方法:UPLC02
デュアルバンド検出器を取り付けたWaters UPLCシステムを使用してRP-分析を行った。ACQUITY UPLC BEH130、C18、130Å、1.7um、2.1mm×150mmカラムを用いて、40℃で、214nm及び254nmでのUV検出値を収集した。UPLCシステムを、A:99.95%のH2O、0.05%のTFA;B:99.95%のCH3CN、0.05%のTFAを含有する2つの溶離液リザーバーに接続した。以下の直線勾配を使用した:A 95%、B 5%からA 95%、B 5%、流速0.40 ml/分、16分間。
方法:MALDI01
マトリックス支援レーザー脱離及びイオン化飛行時間型質量分析を使用して分子量を特定し、Microflex又はAutoflex(Bruker社)において記録した。α-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸のマトリックスを使用した。
(実施例1)
N{イプシロン-37}-[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.2分
MALDI01: m/z = 5607.5
N{イプシロン-37}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.3分
LCMS01: RT = 3.2分, m/z: 1918 [M+3H]3+, 1439 [M+4H]4+
N{イプシロン-37}-3-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]プロパノイル-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.6分
LCMS01: RT = 2.9分, m/z: 1710 [M+3H]3+, 1305 [M+4H]4+, 1044 [M+5H]5+
N{イプシロン-37}-3-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]プロパノイル-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.6分
LCMS01: RT = 3.1分, m/z: 1372 [M+4H]4+, 1097 [M+5H]5+
N{イプシロン-37}-3-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]エトキシ]プロパノイル-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.9分
LCMS01: RT = 2.9分, m/z: 1460 [M+4H]4+, 1168 [M+5H]5+
[Imp7,Aib8,Glu22,Arg26,Arg34]-GLP-1-(7-37)-ペプチジル-Gly-N{イプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 12.1分
LCMS01: RT = 4.2分, m/z: 1392 [M+4H]4+, 1114 [M+5H]5+
[Imp7,Aib8,Glu22,Arg26,Arg34]-GLP-1-(7-37)-ペプチジル-Gly-N{イプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.6分
LCMS01: RT = 4.2分, m/z: 1462 [M+4H]4+, 1171 [M+5H]5+
N{イプシロン-37}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.5分
LCMS01: RT = 3.1分, m/z: 1367 [M+4H]4+, 1094 [M+5H]5+
N{イプシロン-37}-[(2S)-2-アミノ-6-[[(2S)-2-アミノ-6-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]ヘキサノイル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.4分
LCMS01: RT = 2.7分, m/z: 1286 [M+4H]4+, 1029 [M+5H]5+
N{イプシロン-37}-[(2S)-2-アミノ-6-[[(2S)-2-アミノ-6-[[(2S)-2-アミノ-6-[[(2S)-2-アミノ-6-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]ヘキサノイル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.1分
LCMS01: RT = 2.5分, m/z: 1350 [M+4H]4+, 1080 [M+5H]5+
N{イプシロン-37}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.7分
LCMS01: RT = 2.9分, m/z: 1294 [M+4H]4+, 1036 [M+5H]5+
N{イプシロン-37}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 12.0分
LCMS01: RT = 2.9分, m/z: 1439 [M+4H]4+, 1152 [M+5H]5+
N{イプシロン-37}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 12.0分
LCMS01: RT = 2.9分, m/z: 1512 [M+4H]4+, 1210 [M+5H]5+
N{イプシロン-37}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 10.9分
LCMS01: RT = 2.9分, m/z: 1585 [M+4H]4+, 1268 [M+5H]5+
N{イプシロン-37}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.3分
LCMS01: RT = 3.0分, m/z: 1512 [M+4H]4+, 1210 [M+5H]5+
N{イプシロン-34}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Glu22,Arg26]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.9分
LCMS27: RT = 3.2分, m/z: 2828 [M+2H]2+, 1885 [M+3H]3+, 1414 [M+4H]4+, 1131 [M+5H]5+
N{イプシロン-35}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys35]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.1分
LCMS27: RT = 3.0分, m/z: 1918 [M+3H]3+, 1439 [M+4H]4+, 1151 [M+5H]5+
N{イプシロン-36}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys36]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 12.2分
LCMS27: RT = 3.2分, m/z: 1885 [M+3H]3+, 1414 [M+4H]4+, 1131 [M+5H]5+
N{アルファ}([Aib8,Glu22,Arg26,Arg34]-GLP-1-(7-37)-ペプチジル)-N{イプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.2分
LCMS27: RT = 3.1分, m/z: 1937 [M+3H]3+, 1453 [M+4H]4+, 1163 [M+5H]5+
N{イプシロン-34}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Arg26]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 12.4分
LCMS27: RT = 3.3分, m/z: 2792 [M+2H]2+, 1861 [M+3H]3+, 1396 [M+4H]4+, 1117 [M+5H]5+
N{イプシロン-37}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
UPLC02: RT = 12.2分
LCMS01: RT = 2.5分, m/z: 1440 [M+4H]4+, 1152 [M+5H]5+
N{イプシロン-37}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(2S)-2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4R)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]-6-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Glu22,Arg26,Arg34,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチド
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: RT = 11.7分
LCMS01: RT = 2.5分, m/z: 1548 [M+4H]4+, 1239 [M+5H]5+
N{イプシロン-37}-[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[2-[2-[2-(ドデカノイルアミノ)エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Aib22,Aib35,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチドアミド
これは、WO2005/027978A2の実施例8の化合物である。
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: Rt = 11.4分
LCMS01: Rt = 2.7; m/4 = 1107; m/5 = 886
N{イプシロン-37}-[2-[2-[2-[[(2S)-2,6-ビス[[2-[2-[2-(テトラデカノイルアミノ)エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]ヘキサノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Aib8,Aib22,Aib35,Lys37]-GLP-1-(7-37)-ペプチドアミド
これは、WO2005/027978A2の実施例9の化合物である。
合成方法: SPPS_P; SC_P; CP_M1
UPLC02: Rt = 12.9分
LCMS01: Rt = 2.9; m/3 = 1494; m/4 = 1121
(実施例23:インビトロでの効力)
この実施例の目的は、GLP-1誘導体のインビトロでの活性又は効力を試験することである。インビトロでの効力は、全細胞アッセイにおけるヒトGLP-1受容体活性化の尺度である。
インビトロでの効力は、レポーター遺伝子アッセイでのヒトGLP-1受容体の応答を測定することによって特定した。アッセイは、ヒトGLP-1受容体を発現し、プロモーターにカップリングしたcAMP応答エレメント(CRE)のDNAと、ホタルルシフェラーゼ(CREルシフェラーゼ)の遺伝子とを含有する、安定的にトランスフェクトされたBHK細胞株において行った。ヒトGLP-1受容体が活性化されると、それにより、結果としてcAMPの産生が生じ、これにより、結果としてルシフェラーゼタンパク質の発現が引き起こされる。アッセイインキュベーション完了時に、ルシフェラーゼ基質(ルシフェリン)を添加し、酵素がルシフェリンをオキシルシフェリンに変換させ、それにより生物発光が生じる。アッセイの計測値として、発光を測定する。
このアッセイにおいて使用する細胞(クローンFCW467-12A/KZ10-1)は、BHKTS13が親細胞株であるBHK細胞であった。細胞は、ヒトGLP-1受容体を発現するクローン(FCW467-12A)に由来しており、現在のクローンを得るために、CREルシフェラーゼによる更なるトランスフェクションによって確立された。
下記の化学物質:Pluronic F-68(10%)(Gibco 2404)、ヒト血清アルブミン(HSA)(Sigma A9511)、オボアルブミン(Sigma A5503)、DMEM w/oフェノールレッド(Gibco 11880-028)、1M Hepes(Gibco 15630)、Glutamax 100×(Gibco 35050)、及びsteadylite plus(PerkinElmer 6016757)を、アッセイにおいて使用した。
細胞培養培地は、10% FBS(ウシ胎仔血清;Invitrogen 16140-071)、1mg/ml G418(Invitrogen 15140-122)、240nM MTX(メトトレキサート;Sigma M9929)、及び1%のpen/strep(ペニシリン/ストレプトマイシン;Invitrogen 15140-122)を含むDMEM培地から構成された。
1)細胞ストックを、37℃の水浴で解凍した。
2)細胞をPBSで3回洗浄した。
3)細胞をカウントし、アッセイ培地中5×103細胞/50 μl(1×105細胞/ml)に調節した。50 μlの分注細胞を、アッセイプレートの各ウェルに移した。
4)試験化合物のストックと参照化合物とを、アッセイ緩衝液中0.2 μMの濃度に希釈した。化合物を、以下の濃度を得るために10倍に希釈した:2×10-7M、2×10-8M;2×10-9M、2×10-10M、2×10-11M、2×10-12M、2×10-13M、及び2×10-14M。
5)50 μlの分注化合物又はブランクを、希釈プレートからアッセイプレートに移した。化合物は、以下の最終濃度で試験した:1×10-7M、1×10-8M;1×10-9M、1×10-10M、1×10-11M、1×10-12M、1×10-13M、及び1×10-14M。
6)アッセイプレートを5%のCO2のインキュベーター中で37℃、3時間インキュベートした。
7)アッセイプレートをインキュベーターから取り出し、室温で15分間静置した。
8)100 μlの分注のsteadylite plus試薬を、アッセイプレートの各ウェルに添加した。
9)各アッセイプレートを光から保護するためにアルミ箔で覆い、室温で30分間振盪した。
10)各アッセイプレートをBioTek Synergy 2 Multi-Mode Readerで読み取った。
BioTek Synergy 2 Multi-Mode Readerwereからのデータを、GraphPad Prismソフトウェアに移した。ソフトウェアは、非線形回帰(log(アゴニスト)対応答(3つの母数(パラメーター)))を実行する。ソフトウェアによって計算され、pM単位で報告されたEC50値を下記の表1に示す。
この実施例の目的は、インビトロでのGLP-1誘導体の受容体結合性を試験することである。受容体結合性は、ヒトGLP-1受容体に対する誘導体の親和性の尺度である。
ヒトGLP-1受容体に対する実施例1〜22及び比較例1〜2のGLP-1誘導体の受容体結合性を、競合結合アッセイにおいて測定した。このタイプのアッセイでは、標識されたリガンド(この場合は125I-GLP-1)を受容体に結合させる。ヒトGLP-1受容体を含有する単離された膜に、一連の濃度において各誘導体を添加し、標識されたリガンドの置き換えをモニターする。受容体結合性は、標識されたリガンドの半分が受容体から置き換えられる濃度として報告される(IC50値)。比較化合物としてセマグルチドを含めた。アルブミンへの誘導体の結合性を試験するために、低濃度のヒト血清アルブミン(HSA)(最大0.001%の最終アッセイ濃度)において、並びに相当に高い濃度のHSA(2.0%最終アッセイ濃度)の存在下において、アッセイを行った。HSAの存在下でのIC50値の増加は、血清アルブミンに対する親和性を示しており、動物モデルにおける試験物質の延長された薬物動態プロファイルを予測する方法を表す。比較のためにセマグルチドを含めた。
以下の化学物質をアッセイにおいて使用した:ヒト血清アルブミン(HSA)(Sigma A1653)、DMEM w/oフェノールレッド(Gibco 11880-028)、Pen/strep(Invitrogen 15140-122)、G418(Invitrogen 10131-027)、1M Hepes(Gibco 15630)、EDTA(Invitrogen 15575-038)、PBS(Invitrogen 14190-094)、ウシ胎仔血清(Invitrogen 16140-071)、EGTA、MgCl2(Merck 1.05832.1000)、Tween 20(Amresco 0850C335)、SPA粒子(小麦胚芽凝集素(WGA)SPAビーズ、Perkin Elmer RPNQ0001)、[125I]-GLP-1]-(7-36)NH2(社内製造)、OptiPlate(商標)-96(Packard 6005290)。
このアッセイにおいて使用した細胞(クローンFCW467-12A)は、BHKTS13が親細胞株であるBHK細胞であった。細胞は、ヒトGLP-1受容体を発現する。
1.受容体結合性アッセイのために、低HSA(0.005%)の存在下で、50 μlのアッセイ緩衝液をアッセイプレートの各ウェルに加えた。アッセイを工程3により続けた。
2.受容体結合性アッセイのために、高HSA(2%)の存在下において、50 μlの8%アルブミンストックを、アッセイプレートの各ウェルに加えた。アッセイを工程3により続けた。
3.試験化合物を以下の濃度を得るために順次希釈した:8×10-7M、8×10-8M、8×10-9M、8×10-10M、8×10-11M、8×10-12M、及び8×10-13M。25 μlを、アッセイプレートの適切なウェルに添加した。
4.細胞膜分注液を解凍し、それらの使用濃度に希釈した。50 μlをアッセイプレートの各ウェルに添加した。
5.WGA SPAビーズを、20mg/mlにおいてアッセイ緩衝液に懸濁させた。アッセイプレートに添加する直前に、懸濁液をアッセイ緩衝液で10mg/mlに希釈した。50 μlをアッセイプレートの各ウェルに添加した。
6.480pM [125I]-GLP-1]-(7-36)NH2溶液25 μlをアッセイプレートの各ウェルに添加することによってインキュベーションを開始した。総数/ウェルを測定するために、25 μlの分注液を確保した。
7.アッセイプレートを30℃で2時間インキュベートした。
8.アッセイプレートを10分間遠心分離した。
9.アッセイプレートを、Packard TopCount NXT機器で読み取った。
TopCount機器からのデータを、GraphPad Prismソフトウェアに移した。個々の反復試験を、非線形回帰を用いて解析した。IC50値を、ソフトウェアによって計算し、nMの単位で報告した。報告する値は、各化合物についての全ての測定値の平均である。
以下の結果を得た。
この試験の目的は、ミニブタへのi.v.投与の後のGLP-1誘導体のインビボでの延長、すなわち、それらが身体中にある時間の延長、それによるこれらの作用時間の延長を決定することである。これは、薬物動態(PK)試験において為され、関心対象の誘導体の終末相半減期が特定される。終末相半減期とは、終末消失相においてある特定の血漿濃度を半減させるために要する時間を意味する。
本試験の目的は、痩せた(リーンな)齧歯動物における、食物摂取量 (FI)及び体重(BW)に対するGLP-1誘導体の急性効果を検証することである。
本試験の目的は、糖尿病設定において血糖(BG)及び体重(BW)に対するGLP-1誘導体の急性効果を検証することである。
Claims (13)
- 一般式I:
式I:
Xaa7-Xaa8-Glu-Gly-Thr-Xaa12-Thr-Ser-Asp-Xaa16-Ser-Xaa18-Xaa19-Xaa20-Glu-Xaa22-Xaa23-Ala-Xaa25-Xaa26-Xaa27-Phe-Ile-Xaa30-Xaa31-Leu-Xaa33-Xaa34-Xaa35-Xaa36-Xaa37-Xaa38-Xaa39
[式中、
Xaa7は、L-ヒスチジン又はデアミノ-ヒスチジンであり;
Xaa8は、Aibであり;
Xaa12は、Pheであり;
Xaa16は、Valであり;
Xaa18は、Serであり;
Xaa19は、Tyrであり;
Xaa20は、Leuであり;
Xaa22は、Gly又はGluであり;
Xaa23は、Glnであり;
Xaa25は、Alaであり;
Xaa26は、Argであり;
Xaa27は、Gluであり;
Xaa30は、Alaであり;
Xaa31は、Trpであり;
Xaa33は、Valであり;
Xaa34は、Lys又はArgであり;
Xaa35は、Lys又はGlyであり;
Xaa36は、Lys又はArgであり;
Xaa37は、Gly又はLysであり;
Xaa38は、Lys若しくはGlyであるか、又は存在せず;
Xaa39は、Lysであるか、又は存在しない]
のGLP-1類似体の誘導体であって、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38及びXaa39 のうちの1つはLysであり;
前記誘導体は、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基に付加されている側鎖を含み、該側鎖は:
(i) Chem. 11:
但し、wが0の場合は、qは1〜5の範囲の整数であり、qが0の場合は、wは1〜5の範囲の整数である]
の分岐リンカー;及び
(ii) Chem. 12:
前記分岐リンカーは、
a) その-CO端において、Xaa34、Xaa35、Xaa36、Xaa37、Xaa38、又はXaa39のLys残基のイプシロンアミノ基に、プレリンカーを介して、及び
b) その2つの-NH端の各々において、第一の及び第二のプロトラクターの各々の-CO端に、それぞれ、第一の及び第二のポストリンカーをそれぞれ介して、
接続されており;
前記プレリンカーが、少なくとも1つのChem. 1:
のリンカー要素1;及び/又は
少なくとも1つのChem. 2b:
のリンカー要素2を含み;
前記第一の及び第二のポストリンカーの各々が、Chem. 3:
Chem. 4:
誘導体、又はその医薬的に許容される塩、アミド、若しくはエステル。 - 前記GLP-1類似体が、GLP-1(7-37)(配列番号1)の配列と比較して最大で6個のアミノ酸の変化を有する、請求項1に記載の誘導体。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の誘導体と、医薬的に許容される賦形剤とを含む、医薬組成物。
- 医薬として使用するための、請求項1〜5のいずれか一項に記載の誘導体。
- (i)全ての形態の糖尿病の予防及び/若しくは治療、並びに/又はHbA1Cの低減、
(ii)糖尿病疾患の進行の遅延若しくは予防、耐糖能障害(IGT)からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、インスリン耐性の遅延若しくは予防、及び/又はインスリン非要求性2型糖尿病からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、
(iii)β-細胞機能の向上、
(iv)摂食障害の予防及び/若しくは治療;むちゃ食い障害、神経性大食症、及び/若しくは抗精神病薬若しくはステロイドの投与によって誘発された肥満の治療若しくは予防;胃運動性の低減;胃排出の遅延;身体的運動性の増加;並びに/又は肥満に対する併存症の予防及び/若しくは治療;
(v)糖尿病性合併症の予防及び/又は治療、
(vi)脂質パラメータの改善、並びに/或いは
(vii)心臓血管疾患の予防及び/若しくは治療;並びに/又は血圧の低下、
における使用のための、請求項1〜5のいずれか一項に記載の誘導体。 - (i)高血糖症、2型糖尿病、耐糖能障害、1型糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、MODY(若年発症成人型糖尿病)、妊娠糖尿病の予防及び/又は治療、
(ii)2型糖尿病の進行の遅延又は予防、
(iii)β-細胞アポトーシスの減少、β-細胞機能及び/若しくはβ-細胞量の増加、並びに/又はβ-細胞に対するグルコース感受性の回復、
(iv)食物摂取量を減らすこと、体重を減らすこと、食欲を抑制すること、満腹感を誘起することによる、摂食障害の予防及び/若しくは治療;肥満の予防及び/若しくは治療;並びに/又は骨関節炎及び/若しくは尿失禁の予防及び/若しくは治療、
(v)血管障害;神経障害、末梢神経障害;腎障害;及び/又は網膜障害の予防及び/又は治療、
(vi)脂質異常症の予防及び/又は治療、総血清脂質の低下;HDLの増加;小粒子高密度LDLの低下;VLDLの低下;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;ヒトにおけるリポタンパク質a(Lp(a))の血漿濃度の低下;インビトロ及び/又はインビボでのアポリポタンパク質a(apo(a))の発生の阻害、並びに/或いは
(vii)X症候群、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠状動脈心疾患、再潅流損傷、卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左室肥大、冠状動脈疾患、高血圧、本態性高血圧症、急性高血圧性緊急症、心筋障害、心不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心律動異常、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性動脈硬化症)、拡張機能障害、及び/若しくは収縮機能障害の予防及び/若しくは治療;並びに/又は収縮期血圧の低下
における使用のための、請求項1〜5のいずれか一項に記載の誘導体。 - (i)全ての形態の糖尿病の予防及び/若しくは治療、並びに/又はHbA1Cの低減、
(ii)糖尿病疾患の進行の遅延若しくは予防、耐糖能障害(IGT)からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、インスリン耐性の遅延若しくは予防、及び/又はインスリン非要求性2型糖尿病からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、
(iii)β-細胞機能の向上、
(iv)摂食障害の予防及び/若しくは治療;むちゃ食い障害、神経性大食症、及び/若しくは抗精神病薬若しくはステロイドの投与によって誘発された肥満の治療若しくは予防;胃運動性の低減;胃排出の遅延;身体的運動性の増加;並びに/又は肥満に対する併存症の予防及び/若しくは治療、
(v)糖尿病性合併症の予防及び/又は治療、
(vi)脂質パラメータの改善、並びに/或いは
(vii)心臓血管疾患の予防及び/若しくは治療;並びに/又は血圧の低下
のための医薬の製造における、請求項1〜5のいずれか一項に記載の誘導体の使用。 - (i)高血糖症、2型糖尿病、耐糖能障害、1型糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、MODY(若年発症成人型糖尿病)、妊娠糖尿病の予防及び/又は治療、
(ii)2型糖尿病の進行の遅延又は予防、
(iii)β-細胞アポトーシスの減少、β-細胞機能及び/若しくはβ-細胞量の増加、並びに/又はβ-細胞に対するグルコース感受性の回復,
(iv)食物摂取量を減らすこと、体重を減らすこと、食欲を抑制すること、満腹感を誘起することによる、摂食障害の予防及び/若しくは治療;肥満の予防及び/若しくは治療;並びに/又は骨関節炎及び/若しくは尿失禁の予防及び/若しくは治療、
(v)血管障害;神経障害、末梢神経障害;腎障害;及び/又は網膜障害の予防及び/又は治療、
(vi)脂質異常症の予防及び/又は治療、総血清脂質の低下;HDLの増加;小粒子高密度LDLの低下;VLDLの低下;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;ヒトにおけるリポタンパク質a(Lp(a))の血漿濃度の低下;インビトロ及び/又はインビボでのアポリポタンパク質a(apo(a))の発生の阻害、並びに/或いは
(vii)X症候群、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠状動脈心疾患、再潅流損傷、卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左室肥大、冠状動脈疾患、高血圧、本態性高血圧症、急性高血圧性緊急症、心筋障害、心不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心律動異常、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性動脈硬化症)、拡張機能障害、及び/若しくは収縮機能障害の予防及び/若しくは治療;並びに/又は収縮期血圧の低下、
のための医薬の製造における、請求項1〜5のいずれか一項に記載の誘導体の使用。 - (i)全ての形態の糖尿病の予防及び/若しくは治療、並びに/又はHbA1Cの低減、
(ii)糖尿病疾患の進行の遅延若しくは予防、耐糖能障害(IGT)からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、インスリン耐性の遅延若しくは予防、及び/又はインスリン非要求性2型糖尿病からインスリン要求性2型糖尿病への進行の遅延、
(iii)β-細胞機能の向上、
(iv)摂食障害の予防及び/若しくは治療;むちゃ食い障害、神経性大食症、及び/若しくは抗精神病薬若しくはステロイドの投与によって誘発された肥満の治療若しくは予防;胃運動性の低減;胃排出の遅延;身体的運動性の増加;並びに/又は肥満に対する併存症の予防及び/若しくは治療、
(v)糖尿病性合併症の予防及び/又は治療、
(vi)脂質パラメータの改善、並びに/或いは
(vii)心臓血管疾患の予防及び/若しくは治療;並びに/又は血圧の低下
のための、請求項6に記載の医薬組成物。 - (i)高血糖症、2型糖尿病、耐糖能障害、1型糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、MODY(若年発症成人型糖尿病)、妊娠糖尿病の予防及び/又は治療、
(ii)2型糖尿病の進行の遅延又は予防、
(iii)β-細胞アポトーシスの減少、β-細胞機能及び/若しくはβ-細胞量の増加、並びに/又はβ-細胞に対するグルコース感受性の回復、
(iv)食物摂取量を減らすこと、体重を減らすこと、食欲を抑制すること、満腹感を誘起することによる、摂食障害の予防及び/若しくは治療;肥満の予防及び/若しくは治療;並びに/又は骨関節炎及び/若しくは尿失禁の予防及び/若しくは治療、
(v)血管障害;神経障害、末梢神経障害;腎障害;及び/又は網膜障害の予防及び/又は治療、
(vi)脂質異常症の予防及び/又は治療、総血清脂質の低下;HDLの増加;小粒子高密度LDLの低下;VLDLの低下;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;ヒトにおけるリポタンパク質a(Lp(a))の血漿濃度の低下;インビトロ及び/又はインビボでのアポリポタンパク質a(apo(a))の発生の阻害、並びに/或いは
(vii)X症候群、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠状動脈心疾患、再潅流損傷、卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左室肥大、冠状動脈疾患、高血圧、本態性高血圧症、急性高血圧性緊急症、心筋障害、心不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心律動異常、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性動脈硬化症)、拡張機能障害、及び/若しくは収縮機能障害の予防及び/若しくは治療;並びに/又は収縮期血圧の低下
のための、請求項6に記載の医薬組成物。
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