JP6690705B2 - ネットワーク指示の処理装置、方法及び通信システム - Google Patents

Description

本発明は、通信技術分野に関し、特に、ネットワーク制御（network controlled）のLTEネットワーク（Long Term Evolution）ネットワークと無線LAN（WLAN、Wireless Local Area Network）のインタワーキング過程におけるネットワーク指示（network indication）の処理装置、方法及び通信システムに関する。

3GPP R12のネットワーク補助（network assisted）のLTEネットワークとWLANのインタワーキング（RA-IWKとも言う）において5種類の可能な応用シナリオが記載されており、その中には、次のような3種類のシナリオが含まれている。

（1）ユーザ装置（UE、User Equipment）が、LTEの無線アクセスネットワーク（RAN、Radio Access Network）のカバレッジにおいてLTEネットワークを使用する時に、WLANアクセスポイント（AP、Access Point）のカバレッジに進入し；
（2）UEが、LTE RAN及びWLAN APの重複カバレッジ（overlapped coverage）においてWLANを使用する時に、WLAN APのカバレッジを離れ；及び
（3）UEが、LTE RAN及びWLAN APの重複カバレッジにおいてLTEネットワークを使用する時に、UEの全て又は一部のトラフィックがWLANに移される（Steering）。

RA-IWKに関しては、次のようなアグリーメント（agreement）が達成されており、例えば：
LTEネットワークにおいて接続状態（即ち、RRC_CONNECTED）にあるUEが専用ネットワーク指示（例えば、dedicated thresholds）を受信した場合、該UEは、前記専用ネットワーク指示を使用すべきであり、そうでない場合、該UEは、共通ネットワーク指示（例えば、broadcasted thresholds）を使用すべきであり；及び
UEがアイドル状態（即ち、RRC_IDLE）にある時に、アイドル状態に入ってからの所定期間T内で専用ネットワーク指示を維持且つ使用すべきであり、その後、共通ネットワーク指示を使用すべきであり、UEがハンドオーバー又はセル再選択を行う時に専用ネットワーク指示をリリースし、及び、専用ネットワーク指示が、無線リソース制御（RRC、Radio Resource Control）接続リリース期間内で提供されない（RRCConnectionReconfigurationのみによって提供される）。

3GPP R13のネットワーク制御のLTEネットワークとWLANのインタワーキング（RC-IWKとも言う）においてRA-IWKと同様に専用ネットワーク指示が使用されている。例えば、専用閾値（例えば、ペイロード）を用いることができ、UEは、与えられている閾値に基づいて、RA-IWKと同じ判断基準に従って、基準に一致したWLANネットワークを見つけることができ、また、新しく導入された、トラフィックステアリング（TS、Traffic Steering）命令をキャリー（Carry）する専用メッセージを使用しても良く、その中には、目標WLANが直接指示されている。アイドル状態にあるR13のUEについて言えば、共通ネットワーク指示、専用ネットワーク指示又は新しい専用TS命令を使用することができ、これは、ネットワーク側により制御されても良く、又は、UEに依存しても良い。

RC-IWKに関しては、次のようなアグリーメント（agreement）が達成されており、例えば：
基地局がUEのために１組のAP（例えば、SSID、HESSID又はBSSIDなどにより標識される）を提供し、インタワーキングをサポートする時に、WLAN移動メカニズムは、これらのAPを使用し、即ち、UEは、基地局に対して透明的に（transparently）移動することができ、基地局は、例えば、UEが提供した測定報告に基づいてUEのグループ間（cross group）移動を制御することができ；
WLAN移動集合（mobility set）は、１つ又は複数のSSID／HESSID／BSSIDの集合であり、UEは、同一WLAN移動集合に属する各AP間の移動は、基地局に対して透明であり、即ち、UEは、基地局に、WLAN移動集合内の移動に関する情報を通知せず；及び
同一WLAN移動集合に属する全てのAPがWLAN終端（WT、WLAN Termination）をシェアし、該WTは、制御平面（CP、Control Plane）及びユーザ平面（UP、User Plane）の端点とされ、且つUEは、任意の時点に最大で１つのWLAN移動集合に接続される。

RC-IWKとRA-IWKとの相違点は、次のようなことを含み、例えば：
（1）RC-IWKにおいてより緊密なネットワーク制御が要求され；
（2）RC-IWKにおいて新しいTS命令も接続モード下でのネットワーク指示とされ得る。即ち、接続状態にあるUEは、WLANにオフロードされるかどうかの情報及び目標WLANの情報を含む、専用閾値及び／又は新しいTS命令を受信する可能性があり；
（3）目標WLANの情報の他に、ネットワーク指示は、さらにWLAN移動集合の情報を含む可能性がある。

なお、上述の背景技術についての紹介は、本発明の技術案を明確且つ完全に説明し、且つ当業者がそれを理解しやすいためのものである。これらの案は、本発明の背景技術の一部に記述されているため、当業者にとって周知であると解釈すべきではない。

発明者は、次のようなことを発見した。すなわち、次のようなシナリオ、即ち、RC-IWKにおいてパケットデータネットワークゲートウェイ（P-GW、Packet Data Network GateWay）及びUE間に１つのみのPDN接続が維持され、又は、全てのPDN接続がWLANに移されるというシナリオの下で、従来のメカニズム（例えば、RA-IWK）に従ってトラフィックステアリングを行った後にUEがアイドル状態に入ることを発見した。

しかし、RC-IWKにおいてUEが（例えば、基地局がロードバランスを考慮することにより）再び接続状態に入る可能性があり、これにより、例えば、LTEネットワークを使用したくないUEが再びLTEネットワークシステムにステアリングされてしまうことが出現する可能性があり、ひいては、幾つかのUEのトラフィックがLTEネットワーク及びWLAN間に往復ステアリングされること、又は、UEがアイドル状態及び接続状態間に往復遷移することをもたらすことができ、これは、必要でないシグナリングアイドル及びトラフィック中断を来し、ネットワークパフォーマンス及びユーザ体験を低下させることができる。よって、如何にRC-IWKメカニズムを応用するか、及び、如何にRC-IWKメカニズム中のネットワーク指示を処理するかの問題を解決する必要がある。

本発明の実施例は、ネットワーク指示の処理装置、方法及び通信システムを提供し、如何にRC-IWKメカニズムを応用するか、及び、如何にRC-IWKメカニズム中のネットワーク指示を処理するかを処理することができる。

本発明の実施例の第一側面によれば、ネットワーク指示の処理方法が提供され、それは、RC-IWKに用いられ、前記処理方法は、
基地局により、移動管理実体（mobility management entity、MME）が送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信した時に、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示にはユーザ装置のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれるかを判断し；及び
前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示す前記リリース原因情報が含まれている場合、前記ユーザ装置に対して接続再設定プロシージャを開始（initiate）し、前記ユーザ装置が接続状態にあるように維持させることを含む。

本発明の実施例の第二側面によれば、ネットワーク指示の処理装置が提供され、それは、RC-IWKを行う基地局に構成され、前記処理装置は、
原因判断ユニットであって、移動管理実体が送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信した時に、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示にはユーザ装置のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれるかを判断するためのもの；及び
接続処理ユニットであって、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示す前記リリース原因情報が含まれている場合、前記ユーザ装置に対して接続再設定プロシージャを開始し、前記ユーザ装置が接続状態にあるように維持させるためのものを含む。

本発明の実施例の第三側面によれば、ネットワーク指示の処理方法が提供され、それは、RC-IWKに用いられ、前記処理方法は、
ユーザ装置が基地局と接続再設定プロシージャを行い、接続状態にあるように維持することを含み、
そのうち、前記接続再設定プロシージャは、前記基地局により、移動管理実体が送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信しており、且つ前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記ユーザ装置のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれている場合に開始される。

本発明の実施例の第四側面によれば、ネットワーク指示の処理装置が提供され、それは、RC-IWKを行うユーザ装置に構成され、前記処理装置は、
接続操作ユニットであって、基地局と接続再設定プロシージャを行い、UEが接続状態にあるように維持させるためのものを含み、
そのうち、前記接続再設定プロシージャは、前記基地局により、移動管理実体が送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信しており、且つ前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記ユーザ装置のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれている場合に開始される。

本発明の実施例の第五側面によれば、通信システムが提供され、RC-IWKを行うように構成され、前記通信システムは、
基地局及びユーザ装置を含み、
前記基地局は、移動管理実体が送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信した時に、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示にはユーザ装置のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれるかを判断し、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示す前記リリース原因情報が含まれている場合、前記ユーザ装置に対して接続再設定プロシージャを開始し、前記ユーザ装置が接続状態にあるように維持させ、
前記ユーザ装置は、前記基地局と接続再設定プロシージャを行い、接続状態にあるように維持する。

本発明の実施例の有益な効果は、次の通りであり、即ち、基地局は、移動管理実体（MME、Mobility Management Entity）が送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信した時に、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示にはユーザ装置のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれている場合、前記ユーザ装置が接続状態にあるように維持させ、これにより、如何にRC-IWKメカニズムを応用するか、及び、如何にRC-IWKメカニズム中のネットワーク指示を処理するかについて処理することができ、例えば、LTEネットワークを用いたくないUEが再びLTEネットワークシステムにステアリングされてしまうことが無いようにさせることができる。

後述の説明及び図面を参照することで、本発明の特定の実施形態を詳しく開示し、本発明の原理を採用し得る態様を示す。なお、本発明の実施形態は、範囲上ではこれらによって限定されない。添付した特許請求の範囲内であれば、本発明の実施形態は、様々な変更、修正及び代替によるものを含んでも良い。

また、１つの実施形態について説明した及び／又は示した特徴は、同じ又は類似した方式で１つ又は複数の他の実施形態に用い、他の実施形態中の特徴と組み合わせ、又は、他の実施形態中の特徴を置換することもできる。

なお、「含む／有する」のような用語は、本明細書に使用されるときに、特徴、要素、ステップ、又はアセンブルの存在を指すが、１つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ、又はアセンブリの存在又は付加を排除しないということも指す。

以下の図面を参照することで本発明の多くの側面をより良く理解することができる。なお、図面中の要素は、比例して描かれたものではなく、本発明の原理を示すためだけのものである。また、本発明の一部を便利に説明及び例示するために、図面中の対応する一部は、拡大又は縮小することがある。

また、本発明の１つの図面又は実施方式に記載の要素及び特徴は、１つ又は複数の他の図面又は実施方式に示す要素及び特徴と組み合わせることができる。さらに、図面では、類似した符号は幾つかの図面中の対応する要素を示し、また、複数の実施方式に使用される対応要素を示すために用いることもできる。
本発明の実施例1におけるネットワーク指示の処理方法を示す図である。 本発明の実施例1におけるネットワーク指示の処理方法を示す他の図である。 本発明の実施例2におけるネットワーク指示の処理方法を示す図である。 本発明の実施例2におけるネットワーク指示の処理方法を示す他の図である。 本発明の実施例3におけるネットワーク指示の処理装置を示す図である。 本発明の実施例3におけるネットワーク指示の処理装置を示す他の図である。 実施例3における基地局の構成を示す図である。 本発明の実施例4におけるネットワーク指示の処理装置を示す図である。 本発明の実施例4におけるネットワーク指示の処理装置を示す他の図である。 本発明の実施例4におけるユーザ装置の構成を示す図である。 本発明の実施例5における通信システムを示す図である。

添付した図面及び以下の説明を参照することにより、本発明の前述及び他の特徴が明らかになる。なお、明細書及び図面では、本発明の特定の実施方式を開示しているが、それは、本発明の原理を採用し得る一部のみの実施方式を示し、理解すべきは、本発明は、記載されている実施方式に限定されず、即ち、本発明は、添付した特許請求の範囲内での全ての変更、変形及び代替によるものも含むということである。

本発明の実施例は、ネットワーク指示の処理方法を提供し、それは、RC-IWKプロシージャに応用される。本実施例では、基地局側から説明を行う。

図1は、本発明の実施例におけるネットワーク指示の処理方法を示す図である。図1に示すように、前記ネットワーク指示の処理方法は、次のようなステップを含む。

ステップ101：基地局が、MMEの送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信した時に、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示にはユーザ装置のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれるかを判断し；
ステップ102：基地局は、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示す前記リリース原因情報が含まれている場合、前記ユーザ装置に対して接続再設定プロシージャを開始し、前記ユーザ装置が接続状態にあるように維持させる。

本実施例では、RA-IWKプロシージャと異なるのは、コアネットワークのMMEが送信したユーザ装置コンテクストリリース指示には「UEのトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示す」リリース原因情報が含まれている場合、ネットワークにより、前記UEがLTEネットワークにおいて長期間内でトラフィックを有しないことが検出されても、又は、MMEにより、該UEのRRC接続のリリースが指示されても、基地局は、RRC接続リリースプロシージャを開始せず、RRC接続再設定プロシージャのみを開始して前記UEが接続状態にあるように維持させることができる。

本実施例では、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示は、S1インターフェース上でのユーザ装置コンテクストリリース命令メッセージ（即ち、UE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージ）を含んでも良く、前記リリース原因メッセージは、前記ユーザ装置コンテクストリリース命令メッセージに追加された、トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを指示する原因値を含んでも良い。

例えば、S1インターフェース上でのUE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージに１つの新しい原因値（cause value）、例えば、“traffic offloading from LTE to WLAN”を増設しても良い。また、新しい異常条件（abnormal condition）を追加しても良く、即ち、基地局がRRC接続を保留するように決定することを記録し、このUEに継続してサービスを提供し、UE CONTEXT RELEASE COMPLETEメッセージをレスポンスしない。

しかし、本発明は、これに限定されず、例えば、該ユーザ装置コンテクストリリース指示は、他のメッセージであっても良く、また、リリース原因メッセージは、他の記述などであっても良く、つまり、実際の状況に応じて具体的な実施方式を確定しても良い。

本実施例では、UE及び基地局間に測定報告及び／又は後続の専用ネットワーク指示をデリバーするためのシグナリング無線ベアラ（SRB、Signaling Radio Bearer）のみ、例えば、SRB1を維持させても良い。また、さらにUEの非連続受信（DRX、Discontinuous Reception）メカニズム中のアクティベーション周期を、所定閾値よりも大きくなるように設定しても良く、例えば、今の規格に規定の値よりも大きくなるように設定しても良く、これにより、UEは、比較的長いDRXを使用し、エネルギーを節約することができる。

これにより、ユーザ装置コンテクストリリース指示にはUEのトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれている場合、UEがアイドル状態に進入せず接続状態にあるように維持させることで、例えば、LTEネットワークを用いたくないUEが再びLTEネットワークシステムにステアリングされることが無いようにさせることができる。

図2は、本発明の実施例におけるネットワーク指示の処理方法を示す他の図である。図2に示すように、前記ネットワーク指示の処理方法は、次のようなステップを含む。

ステップ201：基地局により、UEがLTEネットワークにおいて長期間内でトラフィックを有しないかを検出し；
ステップ202：MMEが送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信し；
ステップ203：基地局により、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示にはUEのトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれるかを判断し、前記リリース原因情報が含まれている場合、ステップ204を行い、前記リリース原因情報が含まれない場合、ステップ205を行い；
ステップ204：基地局により、UEに対して接続再設定プロシージャを開始し、UEが接続状態にあるように維持させ；
本実施例では、基地局は、UEに対してRRC接続リリースプロシージャを開始せずRRC接続再設定プロシージャのみを開始することができ、例えば、UEは、SRB1のみを維持する。

ステップ205：基地局により、UEに対して接続リリースプロシージャを開始し、UEがアイドル状態に入るようにさせる。

本実施例では、UEがアイドル状態に入った後に、基地局は、従来のスキームを再利用することができる。また、必要な時に、基地局は、さらに、UEのためにSRB1を確立しても良い。

ステップ206：基地局により、UEのために、測定報告及び／又は後続の専用ネットワーク指示をデリバーするためのSRBを確立（establish）する。

本実施例では、SRB1のみを確立しても良く、該SRB1は、例えば、UEの測定報告（又は、後続の可能なネットワーク指示）を伝送し、又は、新しいネットワーク指示（例えば、ページング）などを伝送するために用いられる。

例えば、前記SRB1の確立は、UEがWLAN移動集合の外に移動し又は新しいセルを再選択した時に開始されても良く、又は、ネットワーク（例えば、基地局）により、新しいネットワーク指示を送信する時に開始されても良い。そのうち、UEの応用層（AS Layer、例えば、RRC層）は、上位層（例えば、非アクセス層、即ち、NAS層）に報告することができ、及び、UEの上位層は、RRC接続を確立し且つその中に確立原因を含める（キャリーする）ように要求しても良く、該確立原因は、例えば、“integration with non-3gpp RAT”である。

上述の実施例から分かるように、基地局は、MMEが送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信した時に、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示にはユーザ装置のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれている場合、前記ユーザ装置が接続状態にあるように維持させる。これにより、如何にRC-IWKメカニズムを応用するか、及び、如何にRC-IWKメカニズム中のネットワーク指示を処理するかについて処理することができ、例えば、LTEネットワークを用いたくないUEが再びLTEネットワークシステムにステアリングされることが無いようにさせることができる。

本発明の実施例は、ネットワーク指示の処理方法を提供し、それは、RC-IWKプロシージャに応用される。本発明の実施例では、ユーザ装置側から説明を行い、また、実施例1と同じ内容の記載が省略される。

図3は、本発明の実施例におけるネットワーク指示の処理方法を示す図である。図3に示すように、前記ネットワーク指示の処理方法は、次のようなステップを含む。

ステップ301：ユーザ装置が、基地局と接続再設定プロシージャを行い、接続状態にあるように維持し；
そのうち、前記接続再設定プロシージャは、前記基地局により、MMEが送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信しており、且つ前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記ユーザ装置のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれている場合に開始される。

図3に示すように、前記ネットワーク指示の処理方法は、さらに、次のようなステップを含んでも良い。

ステップ302：ユーザ装置は、前記基地局と接続リリースプロシージャを行い、アイドル状態に進入し；
そのうち、前記接続リリースプロシージャは、前記基地局により、前記MMEが送信した前記ユーザ装置コンテクストリリース指示を受信しており、且つ前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示す前記リリース原因情報が含まれない場合に開始される。

図3に示すように、前記ネットワーク指示の処理方法は、さらに、次のようなステップを含んでも良い。

ステップ303：ユーザ装置がWLAN移動集合の外に移動した時に専用ネットワーク指示に対応するタイマーをストップさせる。

本実施例では、専用ネットワーク指示に対応するタイマーは、例えば、タイマーT350であるが、本発明は、これに限定されず、例えば、他の新しいタイマーであっても良い。

ステップ304：ユーザ装置は、専用ネットワーク指示に対応するタイマーをストップさせた後に、前記専用ネットワーク指示を用いず、ブロードキャスト（broadcast）の共通ネットワーク指示を使用する。

本実施例では、タイマー例えばT350をストップさせるための新しいトリガー条件、例えば、“UE is moving out of the WLAN mobility set”を増設しても良い。一旦T350が停止したら、UEは、専用のネットワーク指示（専用閾値及び／又はTS命令を含む）を使用せず、ブロードキャストの共通ネットワーク指示を用いる。

図3に示すように、前記ネットワーク指示の処理方法は、さらに、次のようなステップを含んでも良い。

ステップ305：ユーザ装置により、基地局に、測定報告及び／又は後続の専用ネットワーク指示をデリバーするためのシグナリング無線ベアラを確立するようにリクエストする。

本実施例では、UEがWLAN移動集合の外に移動した時にUEがアイドル状態から接続状態に入るようにさせ、且つSRB1のみを、測定報告及び後続の可能な専用のネットワーク指示を伝送するために確立しても良い。

そのうち、UEがWLAN移動集合を離れた時に、UEの応用層（AS Layer、例えば、RRC層）は、上位層（例えば、NAS層）に報告し、及び、UEの上位層は、RRC接続を確立し且つ確立原因を含めるように要求し、該確立原因は、例えば、“integration with non-3gpp RAT”である。

以上、UEが接続状態からアイドル状態に入ることについて説明したが、本実施例では、UEは、直接、アイドル状態の下で、WLAN移動集合を出た時にタイマー350をストップさせても良い。

図4は、本発明の実施例におけるネットワーク指示の処理方法を示す他の図である。図4に示すように、前記ネットワーク指示の処理方法は、次のようなステップを含む。

ステップ401：ユーザ装置がWLAN移動集合から離れた時に専用ネットワーク指示に対応するタイマーをストップさせる。

ステップ402：ユーザ装置は、専用ネットワーク指示に対応するタイマーをストップさせた後に、前記専用ネットワーク指示を使用せず、ブロードキャストの共通ネットワーク指示を用いる。

図4に示すように、ユーザ装置がWLAN移動集合を出た時に、前記処理方法は、さらに、次のようなステップを含んでも良い。

ステップ403：ユーザ装置は、基地局に、測定報告及び／又は後続の専用ネットワーク指示をデリバーするためのシグナリング無線ベアラを確立するように要求する。例えば、SRB1のみを確立するようにリクエストする。

上述の実施例から分かるように、ユーザ装置がWLAN移動集合の外に移動した時に、ユーザ装置がタイマー例えばT350をストップさせ、及び／又は、SRB1のみが確立され、これにより、如何にRC-IWKメカニズムを応用するか、及び、如何にRC-IWKメカニズム中のネットワーク指示を処理するかについて処理することができ、例えば、LTEネットワークを用いたくないUEが再びLTEネットワークシステムにステアリングされることが無いようにさせることができる。

本発明の実施例は、ネットワーク指示の処理装置を提供し、それは、RC-IWKを行う基地局に構成される。本実施例では、実施例1と同じ内容が省略される。

図5は、本発明の実施例におけるネットワーク指示の処理装置を示す図である。図5に示すように、ネットワーク指示の処理装置500は、次のようなものを含む。

原因判断ユニット501：MMEが送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信した時に、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示にはユーザ装置のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれるかを判断し；
接続処理ユニット502：前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示す前記リリース原因情報が含まれている場合、前記ユーザ装置に対して接続再設定プロシージャを開始し、前記ユーザ装置が接続状態にあるように維持させる。

図6は、本発明の実施例におけるネットワーク指示の処理装置を示す他の図である。図6に示すように、ネットワーク指示の処理装置600は、原因判断ユニット501及び接続処理ユニット502を上述のように含む。

図6に示すように、前記ネットワーク指示の処理装置600は、さらに、次のようなものを含んでも良い。

トラフィック検出ユニット601：前記ユーザ装置がLTEネットワークにおいて長期間内でトラフィックを有しないかを検出し；
指示受信ユニット602：MMEが送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信する。

本実施例では、前記接続処理ユニット502は、さらに、前記ユーザ装置の、測定報告及び／又は後続の専用ネットワーク指示をデリバーするためのシグナリング無線ベアラを維持するために用いられ、例えば、SRB1のみを維持する。

本実施例では、前記接続処理ユニット502は、さらに、前記ユーザ装置の非連続受信メカニズム中のアクティベーション周期を、所定閾値よりも大きくなるように設定するために用いられる。

本実施例では、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示は、S1インターフェース上でのユーザ装置コンテクストリリース命令メッセージを含んでも良く、前記リリース原因メッセージは、前記ユーザ装置コンテクストリリース命令メッセージに追加された、トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを指示する原因値を含んでも良い。

本実施例では、前記接続処理ユニット502は、さらに、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれない場合、ユーザ装置に対して接続リリースプロシージャを開始し、前記ユーザ装置がアイドル状態に入るようにさせるために用いられる。

図6に示すように、前記ネットワーク指示の処理装置600は、さらに、次のようなものを含んでも良い。

ベアラ確立ユニット603：前記ユーザ装置のために、測定報告及び／又は後続の専用ネットワーク指示をデリバーするためのシグナリング無線ベアラを確立する。

例えば、SRB1のみを確立する。そのうち、前記シグナリング無線ベアラの確立は、UEがWLAN移動集合の外に移動し又は新しいセルを再選択した時に開始され、又は、ネットワークにより、新しいネットワーク指示を送信する時に開始される。

本実施例は、さらに、基地局が提供され、その中には、上述のネットワーク指示の処理装置500又は600が構成される。

図7は、本発明の実施例における基地局の構成を示す図である。図7に示すように、基地局700は、中央処理装置（CPU）200及び記憶器210を含み、記憶器210は、中央処理装置200に接続される。そのうち、該記憶器210は、各種のデータを記憶することができ、また、さらに情報処理用のプログラムを記憶することができ、且つ中央処理装置200の制御下で該プログラムを実行することができる。

そのうち、基地局700は、実施例1に記載のネットワーク指示の処理方法を実現しても良い。中央処理装置200は、ネットワーク指示の処理装置500又は600の機能を実現するように構成されても良い。

また、図7に示すように、基地局700は、さらに、送受信機220、天線230などを含んでも良く、そのうち、これらの部品の機能は、従来技術に類似したので、ここでは詳しい説明を省略する。なお、基地局700は、必ずしも図7中の全ての部品を含む必要がない。また、基地局700は、さらに、図7に無いものを含んでも良く、これについては、従来技術を参照することができる。

上述の実施例から分かるように、基地局は、MMEが送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信した時に、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示にはユーザ装置のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれている場合、前記ユーザ装置が接続状態にあるように維持する。これにより、如何にRC-IWKメカニズムを応用するか、及び、如何にRC-IWKメカニズム中のネットワーク指示を処理するかについて処理することができ、例えば、LTEネットワークを用いたくないUEが再びLTEネットワークシステムにステアリングされることが無いようにさせることができる。

本発明の実施例は、ネットワーク指示の処理装置を提供し、それは、RC-IWKを行うユーザ装置に構成される。本実施例では、実施例2と同じ内容の記載が省略される。

図8は、本発明の実施例におけるネットワーク指示の処理装置を示す図である。図8に示すように、ネットワーク指示の処理装置800は、次のようなものを含む。

接続操作ユニット801：基地局と接続再設定プロシージャを行い、ユーザ装置が接続状態にあるように維持させ；
そのうち、前記接続再設定プロシージャは、前記基地局が、MMEの送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信しており、且つ前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記ユーザ装置のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれている場合に開始される。例えば、UEは、SRB1のみを維持する。

本実施例では、前記接続操作ユニット801は、さらに、前記基地局と接続リリースプロシージャを行い、ユーザ装置がアイドル状態に入るようにさせるために用いられ；
そのうち、前記接続リリースプロシージャは、前記基地局が、MMEの送信した前記ユーザ装置コンテクストリリース指示を受信しており、且つ前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示す前記リリース原因情報が含まれない場合に開始される。

図8に示すように、前記ネットワーク指示の処理装置800は、さらに、次のようなものを含んでも良い。

タイマー停止ユニット802：前記ユーザ装置がWLAN移動集合の外に移動した時に、専用ネットワーク指示に対応するタイマーを停止させる。

図8に示すように、前記ネットワーク指示の処理装置800は、さらに、次のようなものを含んでも良い。

指示処理ユニット803：専用ネットワーク指示に対応するタイマーを停止させた後に、前記専用ネットワーク指示を使用せず、ブロードキャスト（broadcast）の共通ネットワーク指示を用いる。

本実施例では、前記ユーザ装置がWLAN移動集合の外に移動した時に、前記ユーザ装置の応用層は、上位層に対して報告し、及び、前記ユーザ装置の上位層は、接続を確立し且つ確立原因を含めるようにリクエストする。

図8に示すように、前記ネットワーク指示の処理装置800は、さらに、次のようなものを含んでも良い。

ベアラ要求ユニット804：前記基地局に、測定報告及び／又は後続の専用ネットワーク指示をデリバーするためのシグナリング無線ベアラを確立するように要求し、例えば、SRB1のみを確立するようにリクエストする。

図9は、本発明の実施例におけるネットワーク指示の処理装置を示す他の図である。図9に示すように、ネットワーク指示の処理装置900は、次のようなものを含む。

タイマー停止ユニット901：前記ユーザ装置がWLAN移動集合の外に移動した時に、専用ネットワーク指示に対応するタイマーをストップさせる。

図9に示すように、前記ネットワーク指示の処理装置900は、さらに、次のようなものを含んでも良い。

指示処理ユニット902：専用ネットワーク指示に対応するタイマーを停止させた後に、前記専用ネットワーク指示を使用せず、ブロードキャストの共通ネットワーク指示を使用する。

本実施例では、前記ユーザ装置がWLAN移動集合の外に移動した時に、前記ユーザ装置の応用層は、上位層に対して報告を行い、及び、前記ユーザ装置の上位層は、接続を確立し且つ確立原因を含めるようにリクエストする。

図9に示すように、前記ネットワーク指示の処理装置900は、さらに、次のようなものを含んでも良い。

ベアラ要求ユニット903：前記基地局に、測定報告及び／又は後続の専用ネットワーク指示をデリバーするためのシグナリング無線ベアラを確立するように要求し、例えば、SRB1のみを確立するようにリクエストする。

本実施例は、さらに、ユーザ装置を提供し、その中には、上述のネットワーク指示の処理装置800又は900が構成される。

図10は、本発明の実施例におけるユーザ装置を示す図である。図10に示すように、該ユーザ装置1000は、中央処理装置100及び記憶器140を含んでも良く、記憶器140は、中央処理装置100に接続される。なお、該図は、例示に過ぎず、さらに、他の類型の構造を以て該構造に対して補充又は代替を行い、電気通信機能又は他の機能を実現することもできる。

１つの実施方式では、ネットワーク指示の処理装置800又は900の機能は、中央処理装置100に統合することができる。そのうち、中央処理装置100は、実施例1に記載のネットワーク指示の処理方法を実現するように構成されても良い。

もう１つの実施方式では、ネットワーク指示の処理装置800又は900は、中央処理装置100と別々で配置されても良く、例えば、ネットワーク指示の処理装置800又は900を、中央処理装置100に接続されるチップとして構成し、中央処理装置100の制御により、ネットワーク指示の処理装置800又は900の機能を実現しても良い。

図10に示すように、該ユーザ装置1000は、さらに、通信モジュール110、入力ユニット120、音声処理ユニット130、記憶器140、カメラ150、表示器160、電源170などを含んでも良い。そのうち、これらの部品の機能は、従来技術に類似したので、ここでは詳しい説明を省略する。なお、ユーザ装置1000は、必ずしも図10中の全ての部品を含む必要がなく、即ち、上述の部品は、必須なものではない。また、ユーザ装置1000は、さらに、図10に無いものを含んでも良く、これについては、従来技術を参照することができる。

上述の実施例から分かるように、ユーザ装置がWLAN移動集合の外に移動した時に、ユーザ装置がタイマー例えばT350を停止させ、及び／又は、SRB1のみが確立される。これにより、如何にRC-IWKメカニズムを応用するか、及び、如何にRC-IWKメカニズム中のネットワーク指示を処理するかについて処理することができ、例えば、LTEネットワークを用いたくないUEが再びLTEネットワークシステムにステアリングされることが無いようにさせることができる。

本発明の実施例は、さらに、通信システムを提供し、それは、RC-IWKを行うように構成される。本実施例では、実施例1〜4と同じ内容の記載が省略される。

図11は、本実施例の通信システムを示す図である。図11に示すように、前記通信システム1100は、基地局1101及びユーザ装置1102を含む。

基地局1101は、MMEが送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信した時に、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示にはユーザ装置1102のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれるかを判断し、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示す前記リリース原因情報が含まれている場合、前記ユーザ装置1102に対して接続再設定プロシージャを開始し、前記ユーザ装置1102が接続状態にあるように維持させる。

ユーザ装置1102は、前記基地局1101と接続再設定プロシージャを行い、接続状態にあるように維持する。例えば、RRC接続再設定プロシージャのみを行い、RRC接続リリースプロシージャを行わないようにすることができ、例えば、ユーザ装置1102は、SRB1のみを維持する。

本実施例では、前記基地局1101は、さらに、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれない場合、前記ユーザ装置1102に対して接続リリースプロシージャを開始し、前記ユーザ装置1102がアイドル状態に入るようにさせ；及び
前記ユーザ装置1102は、前記基地局1101と接続リリースプロシージャを行い、アイドル状態に進入する。

本実施例では、前記基地局1101は、さらに、前記ユーザ装置1102がWLAN移動集合の外に移動し又は新しいセルを再選択した時に、或いは、ネットワークが新しいネットワーク指示を送信する時に、前記ユーザ装置1102のために、測定報告及び／又は後続の専用ネットワーク指示を伝送するためのシグナリング無線ベアラを確立する。例えば、ユーザ装置1102のためにSRB1のみを確立する。

本実施例では、前記ユーザ装置1102は、さらに、前記ユーザ装置1102がWLAN移動集合の外に移動した時に、専用ネットワーク指示に対応するタイマーをストップさせる。

本実施例では、前記ユーザ装置1102は、さらに、前記ユーザ装置1102がWLAN移動集合の外に移動した時に、前記基地局1101に、測定報告及び／又は後続の専用ネットワーク指示を伝送するためのシグナリング無線ベアラを確立するようにリクエストする。例えば、ユーザ装置1102は、SRB1のみを確立するように要求する。

本発明の実施例は、さらに、コンピュータ可読プログラムを提供し、そのうち、基地局中で前記プログラムを実行する時に、前記プログラムは、コンピュータに、前記基地局中で実施例1に記載のネットワーク指示の処理方法を実行させる。

本発明の実施例は、さらに、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体を提供し、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムは、コンピュータに、基地局中で実施例1に記載のネットワーク指示の処理方法を実行させる。

本発明の実施例は、さらに、コンピュータ可読プログラムを提供し、そのうち、ユーザ装置中で前記プログラムを実行する時に、前記プログラムは、コンピュータに、前記ユーザ装置中で実施例2に記載のネットワーク指示の処理方法を実行させる。

本発明の以上の装置及び方法は、ソフトウェア又はハードウェアにより実現されても良く、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されても良い。本発明は更に下記のようなコンピュータ読み取り可能なプログラムに関し、即ち、該プログラムは、ロジック部品により実行されるときに、該ロジック部品に、上述の装置又は構造部品を実現させ、又は、該ロジック部品に、上述の各種の方法又はステップを実現させる。ロジック部品は、例えば、FPGA（Field Programmable Gate Array）、マイクロプロセッサー、コンピュータに用いる処理器などであっても良い。本発明は更に、上述のプログラムを記憶した記憶媒体、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ハードディスク、DVD、フラッシュメモリなどにも関する。

また、図面に記載の機能ブロックのうちの一つ又は複数及び／又はその機能ブロックの一つ又は複数の組み合わせは、本発明に記載の前記機能を実行するための汎用処理装置、デジタル信号処理装置（DSP）、専用集積回路（ASIC）、FPGA（field-programmable gate array）又は他のプログラマブル論理素子、論理ゲート又はトランジスタ論理素子、ハードウェアアセンブリ又は他の任意の適切な組み合わせとして実現されても良い。また、図面に記載の機能ブロックのうちの一つ又は複数及び／又はその機能ブロックの一つ又は複数の組み合わせは、計算装置の組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサーとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサー、DSPと通信可能に接続される一つ又は複数のマイクロプロセッサー又は任意の他の構成として実現されても良い。

以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。

Claims (8)

1. ネットワーク制御（network controlled）のLTEネットワークとWLANのインタワーキングを行う基地局に構成されるネットワーク指示（network indication）の処理装置であって、
   移動管理実体（mobility management entity）が送信したユーザ装置コンテクストリリース指示を受信したときに、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示にはユーザ装置のトラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれるかを判断するための原因判断ユニット；及び
   前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示す前記リリース原因情報が含まれている場合、前記ユーザ装置に対して接続再設定プロシージャを開始し、前記ユーザ装置が接続状態を維持するように指示するための接続処理ユニットを含む、処理装置。
2. 請求項1に記載の処理装置であって、
   前記ユーザ装置がLTEネットワークにおいて長期間内でトラフィックを有しないかを検出するためのトラフィック検出ユニット；及び
   前記移動管理実体が送信した前記ユーザ装置コンテクストリリース指示を受信するための指示受信ユニットをさらに含む、処理装置。
3. 請求項1に記載の処理装置であって、
   前記接続処理ユニットは、前記ユーザ装置の、測定報告及び／又は後続の専用ネットワーク指示をデリバーするためのシグナリング無線ベアラを維持するために用いられる、処理装置。
4. 請求項3に記載の処理装置であって、
   前記接続処理ユニットは、さらに、前記ユーザ装置の非連続受信メカニズム中のアクティベーション周期が所定閾値よりも大きくなるように設定するために用いられる、処理装置。
5. 請求項1に記載の処理装置であって、
   前記ユーザ装置コンテクストリリース指示は、S1インターフェース上でのユーザ装置コンテクストリリース命令メッセージを含み、前記リリース原因情報は、前記ユーザ装置コンテクストリリース命令メッセージに追加された、前記トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを指示する原因値を含む、処理装置。
6. 請求項1に記載の処理装置であって、
   前記接続処理ユニットは、さらに、前記ユーザ装置コンテクストリリース指示には前記トラフィックがLTEネットワークからWLANにステアリングされることを示すリリース原因情報が含まれない場合、ユーザ装置に対して接続リリースプロシージャを開始し、前記ユーザ装置がアイドル状態に入るように指示する、処理装置。
7. 請求項6に記載の処理装置であって、
   前記ユーザ装置のために、測定報告及び／又は後続の専用ネットワーク指示をデリバーするためのシグナリング無線ベアラを確立するためのベアラ確立ユニットをさらに含む、処理装置。
8. 請求項7に記載の処理装置であって、
   前記シグナリング無線ベアラの確立は、前記ユーザ装置がWLAN移動集合の外に移動し又は新しいセルを再選択したときに開始され、或いは、ネットワークにより新しいネットワーク指示を送信するときに開始される、処理装置。

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