JP6680922B2 - 辷り出し窓用開閉装置及び辷り出し窓 - Google Patents
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Description
また、開閉操作部による障子の開き操作時には、第1リンクと第2リンクとの連結部を案内部材の傾斜面で案内して、第1リンクと第2リンクとの連結部が案内部材の傾斜面を乗り越えることで、第1リンクと第2リンクが角度を形成するので、障子を確実に開くことができる。案内部材の傾斜面は、第1リンクと第2リンクとが角度を形成し始めるきっかけとするものであり、第1リンクと第2リンクとの連結部が案内部材の傾斜面を移動中又は移動した後に第1リンクと第2リンクとが角度を形成する。
開閉操作部による障子を開き操作しているときに、縦連動機構は縦係止部の係止解除位置を保持する保持機構を備えているので、縦係止部が係止解除位置から係止位置へ移動して障子を閉め切るときに障子と干渉することを防止できる。
図1及び図2に示すように、本発明の第1実施の形態にかかる辷り出し窓1は、障子3と、枠5と、辷り出し窓用開閉装置2とを備えている。
障子3の下框(横框)3aと下枠(横枠)5aとの間には、横連動機構13と、縦連動機構11と、案内部材34とが設けてあり、横連動機構13には障子開閉機構9が連結してある。
図4に示すように、障子3の開閉操作部7は駆動歯車15を介して横連動機構13に連結してある。
図1及び図3に示すように、障子3の下框3aの下面には、横被係止部4が下方に突設して設けてある。図1及び図2に示すように、障子3の戸先框(以下、「縦框」という)3bには、枠5の縦枠5b側に突設した縦被係止部6が上下に間隔をあけて2箇所に設けてある。
摺動カム17の板面には、障子3の開閉を案内する2つの長孔状のカム孔17a、17bが形成してある。また、摺動カム17には、その室外側端部に障子3の横被係止部4に係止可能な横係止部23が設けてある。横係止部23は、摺動カム17の板面から立設した壁部であり、横被係止部4と係止状態にあるときに横被係止部4の室外側に位置する係止壁部23aと、障子3が開き位置から閉じ位置へ移動するときに横被係止部4の移動軌跡に沿って設けた案内部23bが形成してある。
図1に示すように、縦係止部29は縦枠5bに沿って摺動可能な縦摺動部材36に固定してあり、縦被係止部6に対応して2箇所設けてあり、各縦係止部29は縦被係止部6に上から係止する鉤状を成している。縦摺動部材36の下端部には補助材45が固定してある。補助材45には、水平方向の長孔45aが形成してある。
第1リンク30の一端部30aは第2リンク31の他端部31bに連結部28により回動自在に連結してあり、第1リンク30の他端部30bはベースリンク21に回動自在に連結してある。図8に示すように、第2リンク31の一端部31aは、下枠5aを摺動自在なスライダー37に連結してある。図10に示すように、第2リンク31の一端部31aには下方に突設する突設部31cが設けてある。突設部31cは平面視円弧状の輪郭を有している。
図8に示すように、駆動方向変更部35は、スライドリンク39と、方向変更部品41とを備えている。スライドリンク39は一端部39aをスライダー37に回動自在に連結してあり、他端部39bを方向変更部品41に連結してある。
図8(a)に示すように、方向変更部品41は、三角形の各角を形成する3つの連結部41a、41b、41cを有し、最も上の頂点に位置する連結部41aは下枠5aに固定した支持部材43に対して回動自在に連結してある。他方側にある連結部41bは、スライダー37の他端部39bが回動自在に連結してある。一方側にある連結部41cは補助材45の長孔45aに係合するピン45bが設けてあり、ピン45bは補助材45の長孔45a内をスライド自在としてある。
案内部材34は、下枠5aに固定してあり、ベースリンク21の移動方向Sの一方側ほど室外側へ突出する傾斜面34aが形成してある。
図4、図8(a)及び図9(a)に示すように、障子3の全閉及び施錠状態にあるときには、障子3の下框3aに設けた横被係止部4は、横連動機構13の横係止部23に係止し(図4参照)、障子3の縦框3bに設けた縦被係止部6は縦連動機構11に設けた縦係止部29に上から係止された状態(図9(a)参照)にある。また、縦連動機構11の第1リンク30と第2リンク31は直線状を成している(図4参照)。
これにより、図4に示すように駆動歯車15が矢印V方向に回転して、図5に示すように、駆動歯車15の突出アーム15aが操作リンク19を一方側へ引き寄せ、操作リンク19に連結しているベースリンク21を一方側へ移動する。ベースリンク21に連結してある第1リンク30及び第2リンク31は直線状の状態のまま、一方側へ移動し、図8(a)から図8(b)に示すように、駆動方向変換部35では、スライダー37の一方側への移動により、方向変換部品41が一方側へ押されて頂上の連結部41aを支点として回動し、連結部41cを押し上げ、補助材45を上方へ持ち上げるので、補助材45に固定してある縦摺動部材36を上方に摺動する。
これにより、図9(a)から(b)に示すように、縦係止部29が上方にあがって縦被係止部6との係止を解除する。
一方、図5に示すように、ベースリンク21に連結してある摺動カム17は、一方側に移動し、摺動カム17に設けてある横係止部23は、横被係止部4の一方側へ移動し、横被係止部4との係止を解除する。
一方、保持機構33では、第2リンク31の突設部31cが保持部材32の案内凹部32aに入り込んで、第2リンク31の一端部31aがその位置を保持したまま回動する。
したがって、縦係止部29が縦被係止部6に対して解除状態にある位置、即ち、縦係止部29が縦被係止部6より上方にある状態を維持し続ける。
図7に示すように、更に、開閉操作部7を同方向に続けて回すと、駆動歯車15が更にV方向に回転してベースリンク21が更に一方側へ移動し、第1リンク30と第2リンク31とが形成する角度を小さくして、スライダー37の位置を保持しつつ、障子3は全開状態となる。
図5に示す障子3の閉じ位置から、更に、開閉操作部7を障子3の閉じ方向に回し続けると、駆動歯車15はV方向と逆方向に更に回転し、ベースリンク21に連結された第1リンク30は他方側へ移動し、図8に示すように駆動方向変更部35では、図8(b)に示す方向変更部品41の連結部41bが他方側へ引かれて、図8(a)に示す位置へ回動する。
これにより、縦摺動部材36が下方へ摺動して、図9(b)から図9(a)に示すように、縦被係止部6に縦係止部29が上から係止する。
一方、図5に示すように、横連動機構13では、横被係止部4に対して横係止部23が離れた位置にあるが、この状態から摺動カム17が他方側へ移動し、図4に示すように、横係止部23が横被係止部4に係止する。
以上のように、障子3の締め切り状態では、障子3は、縦係止部29と横係止部23とで、障子3の下框(横框)3aと縦框3(b)とがロックされる。
更に、障子3を締め切ったときには、障子3の縦框3bと下框(横框)3aとを各々対応する係止部29、23で施錠(ロック)するので、障子3を縦横で施錠できるから、強風等の環境下でも障子の撓みや歪みを防止できる。
上述した実施の形態では、縦連動機構11と横連動機構13とを設けて、障子の締め切時には、下框3aに設けた横被係止部4を横係止部23で係止し、縦框3bに設けた縦被係止部6を縦係止部29で係止することで、障子3の下框3aと縦框3bをロックしたが、これに限らず、横連動機構13を設けないで、縦連動機構11のみを設けて障子3の縦框3bに設けた縦被係止部6を縦係止部29で係止することで、障子3の縦框3bのみをロックしても良い。
横被係止部4は障子3の下框3aに設けて、障子3の締め切り時に障子の下框3aをロックしたが、障子3の上框に設けて障子3の締め切り時に障子の上框をロックするようにしても良い。この場合には、開閉操作部7、横連動機構13及び縦連動機構11は上枠に設ける。
第1リンク30と第2リンク31との連結部28は、案内部材34の傾斜面34aを越えた後に、第1リンク30と第2リンク31とが角度を形成することに限らず、連結部28が傾斜面34aを移動中に第1リンク30と第2リンク31とが角度を形成しても良い。
2 辷り出し窓用開閉装置
3 障子
3a 下框(横框)
3b 縦框
4 横被係止部
5a 下枠
6 縦被係止部
7 開閉操作部
11 縦連動機構
13 横連動機構
23 横係止部
29 縦係止部
30 第1リンク
31 第2リンク
34 案内部材
34a 傾斜面
Claims (2)
- 障子の縦框に設けた縦被係止部と、縦枠にスライド自在に設けて縦被係止部に係止自在な縦係止部と、障子の開閉操作部と、横枠に設けた案内部材と、開閉操作部に連結した縦連動機構とを備え、
案内部材は傾斜面を有し、縦連動機構は、縦係止部に連結してあると共に開閉操作部による障子の開き操作時に縦係止部の係止解除位置を保持する保持機構と、第1リンク及び第2リンクを有し、第1リンクの一方側端部と第2リンクの他方側端部とは回動自在に連結してあり、開閉操作部による障子の締め切り操作時には、第1リンクと第2リンクが直線状に配置され、開閉操作部の開き操作開始時には、第1リンクと第2リンクとの連結部が案内部材の傾斜面を乗り越えることで、第1リンクと第2リンクとが角度を形成して、保持機構が縦係止部の係止解除位置を保持することを特徴とする辷り出し窓用開閉装置。 - 請求項1に記載の辷り出し窓用開閉装置を備えることを特徴とする辷り出し窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019048791A JP6680922B2 (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | 辷り出し窓用開閉装置及び辷り出し窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019048791A JP6680922B2 (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | 辷り出し窓用開閉装置及び辷り出し窓 |
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JP2015068638A Division JP2016188495A (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 辷り出し窓用開閉装置及び辷り出し窓 |
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JP2019048791A Active JP6680922B2 (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | 辷り出し窓用開閉装置及び辷り出し窓 |
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JP2019112935A (ja) | 2019-07-11 |
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