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JP6678770B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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JP6678770B2
JP6678770B2 JP2018557595A JP2018557595A JP6678770B2 JP 6678770 B2 JP6678770 B2 JP 6678770B2 JP 2018557595 A JP2018557595 A JP 2018557595A JP 2018557595 A JP2018557595 A JP 2018557595A JP 6678770 B2 JP6678770 B2 JP 6678770B2
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Description

本発明は、電力変換装置に関し、特に車両駆動用回転電機を駆動する電力変換装置に関する。
ハイブリッド自動車及び電気自動車に搭載される電力変換装置の主回路とコンデンサモジュールでは、直流電力を供給する電源と接続される電源端子と、直流電力を交流電力へ変換する動作を行うパワー半導体モジュールが、導体部によって接続される。その導体部に直流電力を平滑化するコンデンサセルが接続された構成となっている。
近年の小型化、電力変換の大電流化・高電圧化に伴い、コンデンサセルにおいては、高温環境化で電力変換時の電力損失による熱の流入を受け、破壊や劣化などの悪影響が顕在化しており、効率的に冷却する構造が求められている。
ハイブリッド自動車及び電気自動車に搭載される電力変換装置は、高電圧・大電流化、スイッチング素子の高周波化が進むことで、発生する電磁的ノイズ(以下、EMC(Electro Magnetic Compatibility)ノイズ)も大きくなり対策が求められる。
このEMCノイズを抑制するため、ノイズフィルタ回路の追加が有効となるが、課題として電力経路を高インピーダンス化する必要があるため、配線が長く、断面積も小さくなり、電力損失(発熱)が増加する。その熱の影響でノイズフィルタを構成する部品の劣化などの悪影響が顕在化しており、効率的に冷却する構造が求められている。
特開2014−128084号公報
本発明の課題は、効率的な冷却構造によって電力変換装置の信頼性を向上させることである。
本発明に係る電力変換装置は、電力を変換するパワー半導体モジュールと、前記電力を平滑化する第1コンデンサと、電源端子と前記第1コンデンサの間の第1電力経路及び前記第1コンデンサと前記パワー半導体モジュールの間の第2電力経路を形成する導体部と、前記第1コンデンサにより平滑化される電力の周波数よりも高い周波数の電力を平滑化する第2コンデンサを有するノイズフィルタ部と、冷却面を形成する冷却部と、を備え、前記ノイズフィルタ部は、前記第1電力経路を形成する導体部に接続され、前記第1電力経路を形成する導体部は、前記冷却面と前記ノイズフィルタ部の間の空間に配置され、前記第1コンデンサの略中央部と前記ノイズフィルタ部の略中央部を結ぶ線分を第1線分と定義し、前記第1電力経路と前記ノイズフィルタ部との接続部は、前記第1線分を境に一方側に配置され、前記第2電力経路と前記第1コンデンサとの接続部は、前記第1線分を境に他方側に配置され、前記第1電力経路は、前記ノイズフィルタ部との接続部を設ける当該第1電力経路の面が前記第1線分と略平行になるように形成され、前記第2電力経路は、前記第1コンデンサとの接続部を設ける当該第2電力経路の面が前記第1線分と略平行になるように形成され、前記第1電力経路を形成する導体部と前記冷却面との間に配置されかつ当該導体部と当該冷却面と接触する放熱部材を備える。
本発明により、電力変換装置の信頼性を向上させることができる。
電力変換装置における、スイッチング回路部とノイズフィルタ部に関する回路図である。 ノイズフィルタ部20の冷却構造を説明するための電力変換装置2の部分斜視図である。 図2(a)の面Sの矢印A方向から見た断面である。 第1コンデンサ6とノイズフィルタ部20の配置を説明するための断面図である。 図1に示されたノイズフィルタ部20に存在するインピーダンス成分がわかるように記載した回路図である。 比較例として、第2コンデンサ25が導体部10aの第1電力経路11a及び導体部10bの第1電力経路11bと冷却部25に挟まれるように構成された概念図である。 本実施形態であって、導体部10aの第1電力経路11a及び導体部10bの第1電力経路11bが第2コンデンサ25と冷却部25に挟まれるように構成された概念図である。
本発明の実施形態に係る背景技術及び実施形態に係る課題について、以下に詳説する。
近年、燃費向上および排ガス規制に対応するため、環境負荷と資源消費を低減することを目的としてハイブリッド自動車や電気自動車に注目が集まっており、国際的に普及が進みつつある。
このような動向に呼応して自動車用電子機器の周囲への電磁的干渉や周囲からの電磁的妨害に対する耐性などのEMC(Electro Magnetic Compatibility)ノイズの問題も増加しており、その対策が自動車用電子機器の課題となっている。
特に欧州では自動車用電子機器の欧州指令2004/104/EC(自動車EMC指令)への適合が強く求められており、車両自身および車両に搭載される電気電子部品、組立て部品に対してEMCの認定が行われている。
また、UN/ECE(国際連合/欧州経済委員会)によって国際基準の調和が進められ、ECE Reg.10.03(電波障害抑制)が国際基準とされた。また2011年3月にはECE Reg.10.04に電気自動車やプラグインハイブリッド自動車に対するEMC要件の追加が発行されている。国内においても2011年8月に自動車EMC法規制(ECE Reg.10.05)が公布された。加えて、それら各国の法規制だけでなく、各自動車メーカー独自の規格の要求にも対応しなければならない。
これに対し、車両に搭載される電気部品の1つである電力変換装置は、高電圧、大電流を扱い高速のスイッチング動作により電力変換を行う機器のため、EMCノイズの発生源となる。また、その電力変換装置が駆動するモータの運転時間や運転条件(高出力トルク条件)は将来的に拡大する傾向にあり、電力変換の更なる高電圧化・大電流化が進み、且つスイッチング素子も損失の改善による高周波化が進むことで、EMCノイズはより大きくなり、対策が必須となると考えられる。
この電力変換装置から発生するEMCノイズを抑制するため、特にスイッチング動作によるノイズが流出する電源端子の入力部側にノイズフィルタモジュールを配置する対策が有効となる。一方でその課題として、ノイズフィルタの回路を構成するコンデンサやコアなどの部品を配置する空間が必要となる点と、スイッチング素子から電源端子の入力部へのノイズを抑制するために電力経路を高インピーダンス化する点より、スイッチング素子から電源端子の入力部に至るまでの配線が長く、断面積も小さくなり、電力損失(発熱)が増加する。
そこで発生した熱の影響でノイズフィルタを構成する部品の破壊や劣化などの悪影響が顕在化しており、この発熱を効率的に冷却する構造が求められている。本実施形態ではこれを解決するため、発熱源となる電力経路をインバータ筐体の水路面に近接して配置し、その上側の空間にノイズフィルタモジュールを配置することで放熱性能を向上させ、インバータの高出力化を可能とする。また、電力経路から接続端子を経由してノイズフィルタモジュールに流入する熱量が低減されるため、ノイズフィルタ内温度に対する接続端子の熱抵抗・インピーダンスの作用が低減される。これにより、接続端子を低インピーダンス且つPN等長で形成するなど、ノイズフィルタ機能の向上させる配線インピーダンスの設計の自由度が得られる。
図1は、電力変換装置2における、スイッチング回路部3とノイズフィルタ部に関する回路図である。
スイッチング回路部3は、高電圧バッテリー1の直流電力を、モータジェネレータMGを駆動するための交流電力に変換する。
パワー半導体モジュール3aは、スイッチング回路部3の一部を構成し、モータジェネレータMGのU相と接続される。パワー半導体モジュール3bは、スイッチング回路部3の一部を構成し、モータジェネレータMGのV相と接続される。パワー半導体モジュール3cは、スイッチング回路部3の一部を構成し、モータジェネレータMGのW相と接続される。第1コンデンサ6は、スイッチング回路部3に供給される直流電力を平滑化する。
導体部10a及び導体部10bは、高電圧バッテリー1とパワー半導体モジュール3aないし3cと接続される。なお、導体部10aは正極側の導体部を構成し、導体部10bは負極側の導体部を構成する。
電源端子4は、導体部10a及び導体部10bと高電圧バッテリー1とを接続する。パワー側端子5は、導体部10a及び導体部10bとスイッチング回路部3とを接続する。
第1電力経路11aは、導体部10aにおいて電源端子4と第1コンデンサ6の間の正極側の電力経路である。第1電力経路11bは、導体部10bにおいて電源端子4と第1コンデンサ6の間の負極側の電力経路である。
第2電力経路12aは、導体部10aにおいて、第1コンデンサ6とパワー半導体モジュール3aないし3cの間の正極側の電力経路である。第2電力経路12bは、導体部10bにおいて、第1コンデンサ6とパワー半導体モジュール3aないし3cの間の負極側の電力経路である。
ノイズフィルタ部20は、電力変換装置2の回路におけるグランド21と、第1コンデンサ6が平滑化する電力の周波数より高い周波数の電力を平滑化する第2コンデンサ22と、により構成される
Xコンデンサ22xは、導体部10の正極と負極の間に接続され、電力を平滑化するコンデンサである。Yコンデンサ22yは、導体部10aとグランド21の間、導体部10bとグランド21の間にそれぞれ接続され、電力を平滑化するコンデンサである。
図2(a)は、ノイズフィルタ部20の冷却構造を説明するための電力変換装置2の部分斜視図である。図2(b)は、図2(a)の面Sの矢印A方向から見た断面である。
ケース7は、第1コンデンサ6を収納する空間を形成するとともに、ノイズフィルタ部20を配置する空間を形成する。ケース7は、主に金属、具体的にアルミニウムにより構成される。
流路8は、第1コンデンサ6の底部と対向する位置に形成される。流路8は、ケース7内に形成されるように設けても良く、またケース7とは別部材により構成してケース7に接続するように設けても良い。
冷却面24は、ケース7において、導体部10aの第1電力経路11a及び導体部10bの第1電力経路11bと接続する。冷却部25は、冷却面24と対向する位置に形成される。なお冷却部25は、流路8と繋がる流路であってもよい。
図3(a)は、図1に示されたノイズフィルタ部20に存在するインピーダンス成分がわかるように記載した回路図である。図3(b)は、比較例として、第2コンデンサ25が導体部10aの第1電力経路11a及び導体部10bの第1電力経路11bと冷却部25に挟まれるように構成された概念図である。図3(c)は、本実施形態であって、導体部10aの第1電力経路11a及び導体部10bの第1電力経路11bが第2コンデンサ25と冷却部25に挟まれるように構成された概念図である。
比較例では、第1電力経路11a及び第1電力経路11bの発熱は、ノイズフィルタ部20の構成部品である第2コンデンサ22を経由して冷却部25へ放熱されていた。つまり、第1電力経路11a及び第1電力経路11bの発熱は、第2コンデンサ22の熱抵抗Rth1に、第2コンデンサ22から冷却部25までの熱抵抗Rth2を介している。
なおコンデンサ端子22aは、第1電力経路11aを設けた導体部10aと第2コンデンサ22とを接続し、コンデンサ端子22bは、第1電力経路11bを設けた導体部10bと第2コンデンサ22とを接続する。
これに対して図3(c)の本実施形態では、第1電力経路11a及び第1電力経路11bの発熱Qbusは、図3(b)と同様の第2コンデンサ22を経由する放熱経路(熱抵抗Rth1+Rth2)と、第1電力経路11a及び第1電力経路11bから冷却部25へ直接接続する放熱経路(熱抵抗Rth3)に並列で放熱される。
ここで、熱抵抗Rth1+Rth2と熱抵抗Rth3を比較し、図3(c)の放熱経路の方が広い面積かつ近距離で接続する構造により、Rth3<<Rth1+Rth2とする。例としてRth3=(Rth1+Rth2)/10とした場合、図3(b)の第1電力経路11a及び第1電力経路11b〜冷却部25の温度上昇をΔTth12、図3(c)の熱抵抗Rth1+Rth2の温度上昇をΔTth12’、熱抵抗Rth3の温度上昇
をΔTth3とし、以下の数1〜数4の連立方程式を解くと、
(数1)Qbus = ΔTth12 / (Rth1+Rth2 )
(数2)Qbus = ( ΔTth12’ / (Rth1+Rth2 )) + (ΔTth3 /Rth3)
(数3)ΔTth12’ = ΔTth3
(数4)Rth3=(Rth1+Rth2)/10
結果、ΔTth12’ = ΔTth12 /11となるため第1電力経路11a及び第1電力経路11b〜冷却部25の温度上昇が図3(c)は図3(b)に対し、例えば1/11に低減され、放熱性能が向上していることがわかる。
また、第2コンデンサ22の温度上昇ΔTth2は、ΔTth12を熱抵抗Rth1とRth2の比で分担するため、従来はRth1>>Rth2とすることでΔTth2を第2コンデンサ22のコンデンサ素子の耐熱温度105℃以下となる様に設計していた。
ここで、熱抵抗Rth1を大きくするための手法として第1電力経路11a及び11b〜第2コンデンサ22までの電気的な接続構造、例えばコンデンサ端子22a及びコンデンサ端子22bの断面積を小さく、且つ配線長を長くしていたが、熱抵抗の増加と同時にインピーダンスZtmも増加してしまい、第2コンデンサ22へのノイズ電流の流入を妨げ、ノイズフィルタの機能が悪化する虞があった。
これに対し、本実施形態では熱抵抗Rth3の追加により第1電力経路11a及び第1電力経路11b〜冷却部25の温度上昇ΔTth12’そのものが低減されるため、熱抵抗Rth1を大きくすることによるΔTth2へ作用もそれに伴い低減される。
よって、従来と比較しコンデンサ端子22aやコンデンサ端子22bの熱抵抗とインピーダンスを小さくでき、ノイズフィルタの機能を悪化させずにΔTth2をコンデンサの耐熱温度105℃以下とすることが可能となる。
また、言い換えるとノイズフィルタ部20内の温度上昇に対するコンデンサ端子22aやコンデンサ端子22bのインピーダンスZtmの作用が低減されるということであり、第1電力経路11a及び第1電力経路11b〜第2コンデンサ22までの電気的な接続を低インピーダンス且つPN等長で形成するなど、ノイズフィルタ機能を向上させるための配線構造の設計の自由度が得られる。
また図2(a)に示された導体部10aは、第1電力経路11aの断面積を、第2電力経路12aの断面積より小さくなるように形成する。同様に導体部10bは、第1電力経路11bの断面積を、第2電力経路12bの断面積より小さくなるように形成する。これにより、第1電力経路11a及び第1電力経路11bが高インピーダンス化され、スイッチング回路部3の直流・交流電力変換動作時の高周波の電圧変動が電源端子4に伝わることを抑制することができる。よって、ノイズフィルタ部20のノイズフィルタ機能を向上させることができる。
図2(c)は、第1コンデンサ6とノイズフィルタ部20の配置を説明するための断面図である。
線分30は、第1コンデンサ6の略中央部とノイズフィルタ部20の略中央部を結ぶ線分である。なお、第1コンデンサ6の略中央部とノイズフィルタ部20の略中央部は、それぞれの重心位置である。
空間31は第1線分30を境にした一方側の空間であり、空間32は第1線分30を境に空間31の反対側にある他方側の空間である。
本実施形態では、第1コンデンサ6と導体部10a及び導体部10との第1接続部が空間31側に設けられ、ノイズフィルタ部20と導体部10a及び導体部10との第2接続部が空間3側に設けられる。これにより、空間31に当該第1接続部と当該第2接続部を設けた場合よりも当該第1接続部と当該第2接続部との距離が大きくなる。
ここで、第1電力経路11a及び11b〜第2電力経路12a及び12b間に形成される容量性カップリングCと磁気カップリングMは、以下の数5及び数6で表される。なお、ε:真空の誘電率、μ:真空の透磁率、S:第1〜第2電力経路間の対向する面積、d:第1〜第2電力経路の距離。
(数5)容量性カップリングC = ε * (S / d)
(数6)磁気カップリングM = μ * (S / d)
容量性カップリングC、磁気カップリングM共に第1電力経路11a及び11b〜第2電力経路12a及び12bの距離dと反比例となっている。また、スイッチング回路部3の直流・交流電力変換動作時における高周波の電圧変動に起因するノイズ成分は、この容量性カップリングCと磁気カップリングMにより空間を伝搬するため、本実施形態により第1接続部と第2接続部との距離を大きくした場合、第2電力経路12a及び12bから第1電力経路11a及び11bへ空間を介して伝搬するノイズを抑制し、ノイズフィルタ機能を向上させることができる。
また図2(c)に示されるように、第1電力経路11a及び11bは、ノイズフィルタ部20との接続部を設ける第1電力経路11a及び11bの面11及び11dが線分30と略平行になるように形成され、第2電力経路12a及び12bは第1コンデンサ6との接続部を設ける第2電力経路12a及び12bの面が線分30と略平行になるように形成される。これにより、ノイズフィルタ部20との接続部を設ける第1電力経路11a及び11bはスイッチング回路部3から放射されるノイズに対する影響を小さくできる。
また図2(c)に示されるように、第1電力経路11a及び11bのうち第2電力経路12a及び12bに最も近い端部を第1端部40と定義する。ノイズフィルタ部20は、第2電力経路12a及び12bから離れる方向41であって第1端部40から離れた位置に配置される。
ノイズフィルタ部20を構成する第2コンデンサ22を第2電力経路12a及び12bに近づける方向に配置した場合(図2(c)の比較例の位置22c)、第2コンデンサ22と第2電力経路12a及び12bとの距離をd1と定義する。
第2コンデンサ22が比較例の位置22cの場合における容量性カップリングC1を、磁気カップリングをM1と定義する。
第2コンデンサ22が図2(c)に示される位置の場合における第2コンデンサ22と第2電力経路12a及び12bとの距離をd2、容量性カップリングC2を、磁気カップリングをM2とすると、d2>d1、C2<C1、M2<M1となるため、第2電力経路12a及び12bから第2コンデンサへ空間を介して伝搬するノイズを抑制し、ノイズフィルタ機能を向上させることができる。
また導体部10a及び10bのそれぞれの第1電力経路11aと11bは、冷却部25と接触する放熱部材13に対して接触状態である。これにより第1電力経路11aと11bの冷却性能を向上させることができる。
1…高電圧バッテリー、2…電力変換装置、3…スイッチング回路部、3a…パワー半導体モジュール、3b…パワー半導体モジュール、4…電源端子、6…第1コンデンサ、7…ケース、8…流路、10a…導体部、10b…導体部、11a…第1電力経路、11b…第1電力経路、11…面、11d…面、12a…第2電力経路、12b…第2電力経路、20…ノイズフィルタ部、21…グランド、22…第2コンデンサ、22a…コンデンサ端子、22b…コンデンサ端子、22c…比較例の位置、24…冷却面、25…冷却部、30…線分、31…空間、32…空間、40…第1端部、41…第2電力経路12a及び12bから離れる方向

Claims (3)

  1. 電力を変換するパワー半導体モジュールと、
    前記電力を平滑化する第1コンデンサと、
    電源端子と前記第1コンデンサの間の第1電力経路及び前記第1コンデンサと前記パワー半導体モジュールの間の第2電力経路を形成する導体部と、
    前記第1コンデンサにより平滑化される電力の周波数よりも高い周波数の電力を平滑化する第2コンデンサを有するノイズフィルタ部と、
    冷却面を形成する冷却部と、を備え、
    前記ノイズフィルタ部は、前記第1電力経路を形成する導体部に接続され、
    前記第1電力経路を形成する導体部は、前記冷却面と前記ノイズフィルタ部の間の空間に配置され
    前記第1コンデンサの略中央部と前記ノイズフィルタ部の略中央部を結ぶ線分を第1線分と定義し、
    前記第1電力経路と前記ノイズフィルタ部との接続部は、前記第1線分を境に一方側に配置され、
    前記第2電力経路と前記第1コンデンサとの接続部は、前記第1線分を境に他方側に配置され、
    前記第1電力経路は、前記ノイズフィルタ部との接続部を設ける当該第1電力経路の面が前記第1線分と略平行になるように形成され、
    前記第2電力経路は、前記第1コンデンサとの接続部を設ける当該第2電力経路の面が前記第1線分と略平行になるように形成され、
    前記第1電力経路を形成する導体部と前記冷却面との間に配置されかつ当該導体部と当該冷却面と接触する放熱部材を備える電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置であって、
    前記導体部の前記第1電力経路の断面積は、前記第2電力経路の断面積よりも小さい電力変換装置。
  3. 請求項1または2に記載の電力変換装置であって、
    前記第1電力経路のうち前記第2電力経路に最も近い端部を第1端部と定義し、
    前記ノイズフィルタ部は、前記第2電力経路から離れる方向であって前記第1端部から離れた位置に配置される電力変換装置。
JP2018557595A 2016-12-22 2017-11-07 電力変換装置 Active JP6678770B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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