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JP6667476B2 - 通信装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、制御方法及びプログラムに関するものである。
Bluetooth Low Energy(登録商標)等の所定の通信方式を用いた通信を、スマートフォン等の情報処理装置とプリンタ等の通信装置間で実行する通信システムが知られている。このような通信システムにおいて、所定の通信方式による通信を実行するための認証を行う認証処理(ペアリング処理)が実行される。特許文献1には、PINコードを表示する印刷装置と、印刷装置によって表示されたPINコードを入力することでペアリング処理を実行する情報処理装置と、が記載されている。
特開2007−228419号公報
ところで、認証処理によって認証済みの情報処理装置に関する情報を含む表示画面を表示する通信装置がある。また、認証処理によって認証済みの情報処理装置を未認証の状態に戻すための操作、すなわち、既に実行された認証処理をリセットするリセット処理を実行可能な通信装置がある。ここで、リセット処理が実行される際に情報処理装置に関する情報が適切に処理されない場合、リセット後に表示される表示画面にユーザにとって不要な情報処理装置に関する情報が残ってしまい、ユーザ利便性が低下するおそれがあった。
そこで本発明は、上記課題を解決するために、リセット処理が実行された場合にユーザ利便性の高い表示画面を表示することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の通信装置は、通信装置であって、
通信部によって所定の通信方式によって通信を行う通信手段と、
前記所定の通信方式の規格に基づき、前記所定の通信方式による前記通信装置と情報処理装置との間の通信のために前記情報処理装置を認証する認証処理を実行する認証手段と、
前記認証処理が実行される場合、前記認証処理において前記通信装置によって取得されることが前記所定の通信方式の規格に基づいて定められている情報以外の、且つ前記認証処理によって認証される前記情報処理装置を識別するための識別情報を取得する取得手段と、
前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を含む表示画面を表示部に表示する表示手段と、
前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって、前記所定の通信方式と異なる他の通信方式による通信に関する情報を取得する情報取得手段と、
取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づいて、前記他の通信方式によって、前記情報処理装置と異なる他の装置と前記通信装置とを接続させる接続手段と、
前記認証処理によって認証されている状態となっている1又は複数の前記情報処理装置を、前記認証処理によって認証されていない状態にするためのリセット処理を実行するリセット手段と、
前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づく前記他の装置と前記通信装置との接続を解除する解除手段とを有し、
前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報が前記表示画面から削除されることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の通信装置は、通信装置であって、
通信部によって所定の通信方式によって通信を行う通信手段と、
前記所定の通信方式の規格に基づき、前記所定の通信方式による前記通信装置と情報処理装置との間の通信のために前記情報処理装置を認証する認証処理を実行する認証手段と、
前記認証処理が実行される場合、前記認証処理において前記通信装置によって取得されることが前記所定の通信方式の規格に基づいて定められている情報以外の、且つ前記認証処理によって認証される前記情報処理装置を識別するための識別情報を取得する取得手段と、
認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を含む表示画面を表示部に表示する表示手段と、
前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって、前記所定の通信方式と異なる他の通信方式による通信に関する情報を取得する情報取得手段と、
取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づいて、前記他の通信方式によって、前記情報処理装置と異なる他の装置と前記通信装置とを接続させる接続手段と、
前記認証処理によって認証されている状態となっている1又は複数の前記情報処理装置を、前記認証処理によって認証されていない状態にするためのリセット処理を実行するリセット手段と、
前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を前記表示画面においてユーザが選択できないように制御する制御手段と、
前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づく前記他の装置と前記通信装置との接続を解除する解除手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、リセット処理が実行された場合にユーザ利便性の高い表示画面を表示することが可能となる。
情報処理装置と通信装置の構成を示す図である。 近距離通信部の詳細構成を示すブロック図である。 GATTのデータ形式を示す図である。 ペアリング処理が開始される前に各装置が実行する処理を示すフローチャートである。 ペアリング処理の実行要求が行われた場合に各装置が実行する処理を示すフローチャートである。 通信装置がPINコードを変更する際の処理を示すフローチャートである。 各装置がWi−Fi通信設定処理を実行する際の処理を示すフローチャートである。 近距離通信部に保存されるGATTデータの一例を示す表である。 通信装置がPINコードを変更する際の処理を示すフローチャートである。 ペアリング処理時に表示される画面の一例を示す図である。 近距離通信部の消費電力を示す図である。 近距離通信部によるアドバタイズ情報の送信処理と受信処理を示す図である。 近距離通信部が通信装置の周辺にブロードキャストするアドバタイズ情報の構造の一例を示す図である。 情報処理装置と通信装置とが、BLE通信方式によってハンドオーバーを行う場合のシーケンス図である。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に説明する。ただし、本発明については、その趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下に記載する実施形態に対して適宜変更、改良が加えられたものについても本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
(第1実施形態)
本実施形態の通信システムに含まれる情報処理装置及び通信装置について説明する。情報処理装置として、本実施形態ではスマートフォンを例示しているが、これに限定されず、携帯端末、ノートPC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等、種々のものを適用可能である。また、通信装置として、本実施形態ではプリンタを例示しているが、これに限定されず、情報処理装置と無線通信を行うことが可能な装置であれば、種々のものを適用可能である。例えば、プリンタであれば、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタ等に適用することができる。また、プリンタのみならず複写機やファクシミリ装置、携帯端末、スマートフォン、ノートPC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、テレビ、スマートスピーカ等にも適用可能である。その他、複写機能、FAX機能、印刷機能等の複数の機能を備える複合機にも適用可能である。
まず、本実施形態の情報処理装置と、本実施形態の情報処理装置と通信可能な通信装置の構成について図1のブロック図を参照して説明する。また、本実施形態では以下の構成を例に記載するが、本実施形態は通信装置と通信を行うことが可能な装置に関して適用可能なものであり、特にこの図のとおりに機能を限定するものではない。
情報処理装置101は、本実施形態の情報処理装置である。情報処理装置101は、入力インターフェース102、CPU103、ROM104、RAM105、外部記憶装置106、出力インターフェース107、表示部108、通信部109、近距離通信部110、撮影装置111等のハードウェア構成部を有する。
入力インターフェース102は、物理キーボードやボタン、タッチパネル等を介してユーザからのデータ入力や動作指示を受け付けるためのインターフェースである。
CPU103は、システム制御部であり、情報処理装置101の全体を制御する。
ROM104は、CPU103が実行する制御プログラムやデータテーブル、組み込みオペレーティングシステム(以下、OSという。)プログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM104に格納されている各制御プログラムは、ROM104に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウェア実行制御を行う。
RAM105は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)等で構成される。なお、RAM105は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、情報処理装置101の設定情報や情報処理装置101の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM105に設けられている。また、RAM105は、CPU103の主メモリとワークメモリとしても用いられる。
外部記憶装置106は、印刷実行機能を提供するアプリケーション(以降、印刷アプリと記載する)を備えている。また、外部記憶装置106は、通信装置151が解釈可能な印刷情報を生成する印刷情報生成プログラム、通信部109を介して接続している通信装置151との間で送受信する情報送受信制御プログラム等の各種プログラムを備えている。これらのプログラムが使用する各種情報を保存している。また、通信部109を介して他の情報処理装置やインターネットから得た画像データも保存している。
出力インターフェース107は、表示部108がデータの表示や情報処理装置101の状態の通知を行うための制御を行うインターフェースである。
表示部108は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)などから構成され、データの表示や情報処理装置101の状態の通知を行う。なお、表示部108をタッチパネルで構成しても良い。その場合、情報処理装置101は、数値入力キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー、電源キー等のキーを備えるソフトキーボードを表示部108に表示させることで、表示部108を介してユーザからの入力を受け付けても良い。
通信部109は、通信装置151等の装置と接続して、データ通信を実行するための構成である。例えば、通信部109は、通信装置151内のアクセスポイント(不図示)に接続可能である。通信部109と通信装置151内のアクセスポイントが接続することで、情報処理装置101と通信装置151は相互に通信可能となる。なお、通信部109は無線通信で通信装置151とダイレクトに通信しても良いし、情報処理装置101や通信装置151の外部に存在する外部アクセスポイント(アクセスポイント131)を介して通信しても良い。無線通信方式としては、例えば、Wi−Fi(WirelessFidelity)(登録商標)やClassic Bluetooth(登録商標)等が挙げられる。また、アクセスポイント131としては、例えば、無線LANルーター等の機器などが挙げられる。なお、本実施形態において、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介さずにダイレクトに接続する方式をダイレクト接続方式という。また、情報処理装置101と通信装置151とが外部アクセスポイントを介して接続する方式をインフラストラクチャー接続方式(以下、インフラ接続方式)という。また、通信部109は、アクセスポイントとして機能するハードウェアを備えていてもよいし、アクセスポイントとして機能させるためのソフトウェアにより、アクセスポイントとして動作してもよい。通信部109は、このアクセスポイントを用いて、ダイレクト接続方式の接続を行う。また、本実施形態では、通信部109は、近距離通信部110の実行する通信(近距離無線通信)より長距離且つ高速な通信を可能とする。
近距離通信部110は、通信装置151等の装置と近距離で無線接続して、データ通信を実行するための構成であり、通信部109とは異なる通信方式によって通信を行う。近距離通信部110は、通信装置151内の近距離通信部157と接続可能である。なお、本実施形態では、近距離通信部110の通信方式として、Bluetooth Low Energy(登録商標)が用いられるものとする。なお、以下においてBluetooth Low EnergyをBLEという。そのため、近距離通信部110は、BLE規格によって定義されるGATT(Generic Attribute Profile)通信によって、他の近距離通信部と通信する。なお、近距離通信部110が利用する通信方式は、BLEに限定されず、例えばNFC(Near Field Communication)やWi−Fi Aware等の他の通信方式であっても良い。
撮影装置111は撮影素子で撮影した画像をデジタルデータに変換する装置である。デジタルデータは一度RAM105に格納する。その後、CPU154が実行するプログラムで所定の画像フォーマットに変換し、画像データとして外部記憶装置106に保存する。
ROM152は、CPU154が実行する制御プログラムやデータテーブル、OSプログラム等の固定データを格納する。
通信装置151は、本実施形態の通信装置である。通信装置151は、ROM152、RAM153、CPU154、プリントエンジン155、通信部156、近距離通信部157、入力インターフェース158、出力インターフェース159、表示部160、等を有する。
通信部156は、通信装置151内部のアクセスポイントとして、情報処理装置101等の装置と接続するためのアクセスポイントを有している。なお、該アクセスポイントは、情報処理装置101の通信部109に接続可能である。なお、通信部156は無線通信で情報処理装置101とダイレクトに通信しても良いし、アクセスポイント131を介して通信しても良い。通信方式としては、例えば、Wi−Fi(登録商標)やClassic Bluetooth(登録商標)等が挙げられる。また、通信部156は、アクセスポイントとして機能するハードウェアを備えていてもよいし、アクセスポイントとして機能させるためのソフトウェアにより、アクセスポイントとして動作してもよい。
RAM153は、バックアップ電源を必要とするDRAM等で構成される。なお、RAM153は、図示しないデータバックアップ用の電源が供給されることによってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、RAM153は、CPU154の主メモリとワークメモリとしても用いられ、情報処理装置101等から受信した印刷情報を一旦保存するための受信バッファや各種の情報を保存する。
ROM152は、CPU154が実行する制御プログラムやデータテーブル、OSプログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM152に格納されている各制御プログラムは、ROM152に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウェア実行制御を行う。また、通信装置151の設定情報や通信装置151の管理データ等の電源供給がされていない場合も保持する必要があるデータを格納するメモリエリアもROM152に設けられている。
CPU154は、システム制御部であり、通信装置151の全体を制御する。
プリントエンジン155、RAM153に保存された情報や情報処理装置101等から受信した印刷情報に基づき、インク等の記録剤を用いて紙等の記録媒体上に画像形成し、印刷結果を出力する。この時、情報処理装置101等から送信される印刷情報は、送信データ量が大きく、高速な通信が求められるため、近距離通信部157よりも高速に通信可能な通信部156を介して受信する。
入力インターフェース158は、ユーザからのデータ入力や動作指示を受け付けるためのインターフェースであり、物理キーボードやボタン、タッチパネル等で構成される。なお、後述の出力インターフェース159と入力インターフェース158とを同一の構成とし、画面の出力とユーザからの操作の受け付けを同一の構成で行うような形態としても良い。出力インターフェース159は、表示部160がデータの表示や通信装置151の状態の通知を行うための制御を行うインターフェースである。
表示部160は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)などから構成され、データの表示や通信装置151の状態の通知を行う。なお、表示部160上に、数値入力キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー、電源キー等のキーを備えるソフトキーボードを設置することで、表示部160を介してユーザからの入力を受け付けても良い。
近距離通信部157は、情報処理装置101等の装置と近距離で無線接続して、データ通信を実行するための構成であり、通信部156とは異なる通信方式によって通信を行う。近距離通信部157は、情報処理装置101内の近距離通信部110と接続可能である。なお、本実施形態では、近距離通信部157の通信方式として、BLEが用いられるものとする。そのため、近距離通信部157は、BLE規格によって定義されるGATT通信によって、他の近距離通信部と通信する。なお、近距離通信部157が利用する通信方式は、BLEに限定されず、例えばNFCやWi−Fi Aware等の他の通信方式であっても良い。
近距離通信部157の詳細を図2に示す。近距離通信部157とCPU154は、I2C等のバスインターフェースを介して通信を行う。また、近距離通信部157には、CPU201と記憶領域202とROM203とRAM204が含まれる。記憶領域202は、CPU154からアクセスを受け付けることが可能な記憶領域である。また、記憶領域202は、近距離通信部110を介して情報処理装置101からもアクセスを受け付けることが可能である。RAM204は、バックアップ電源を必要とするDRAM等で構成される。なお、RAM204は、図示しないデータバックアップ用の電源が供給されることによってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、RAM204は、CPU201の主メモリとワークメモリとしても用いられる。ROM203は、CPU201が実行する制御プログラムやデータテーブル、OSプログラム等の固定データを格納する。なお、近距離通信部110も、近距離通信部157と同様の構成を有していても良い。
通信装置151には、外付けHDDやSDカード等のメモリがオプション機器として装着されてもよく、通信装置151に保存される情報は、当該メモリに保存されても良い。
ここでは、例として情報処理装置101と通信装置151との処理分担を上記のように示したが、特にこの分担形態に限らず他の形態であっても良い。
本実施形態では、近距離通信部157が、後述のアドバタイズ情報をブロードキャストするアドバタイザ(又はスレーブ)として機能し、近距離通信部110が、アドバタイズ情報を受信するスキャナ(又はマスタ)として機能する。
ここで、BLE規格におけるアドバタイズ情報の送信及びGATT通信の開始要求の受信の処理について説明する。本実施形態では、上述したように近距離通信部157がスレーブ機器として動作するため、近距離通信部157が上記処理を行うものとする。
近距離通信部157は、2.4GHzの周波数帯を40チャネル(0〜39ch)に分割して通信を行う。近距離通信部157は、そのうち、37〜39番目のチャネルをアドバタイズ情報の送信及びGATT通信の開始要求の受信に利用し、0〜36番目のチャネルをBLE接続後のデータ通信(GATT通信)に利用している。図11では、縦軸が近距離通信部157の消費電力を、横軸が時間を示しており、1つのチャネルを利用してアドバタイズ情報を送信する際の消費電力を各処理別に示している。Tx1105は、アドバタイズ情報をブロードキャストする処理である送信処理における総消費電力を、Rx1106は、GATT通信の開始要求を受信するための受信器を有効にしておく処理である受信処理における総消費電力を示している。送信電力1102は送信処理による瞬間消費電力を示している。また、受信電力1103は受信処理による瞬間消費電力を示している。また、マイコン動作電力1101は、近距離通信部157内のマイコンが動作している場合の瞬間消費電力を示している。なお、Tx1105とRx1106の前後や間にもマイコンが動作しているのは、送信・受信処理の実行や停止のためには事前にマイコンが起動している必要があるからである。また、アドバタイズ情報の送信を複数チャネルで行う場合は、アドバタイズ情報の送信を行うチャネルの数だけ消費電力が増えることになる。また、マイコンが動作を行っておらず、近距離通信部157が省電力状態となっている間は、スリープ電力1104が近距離通信部157の瞬間消費電力となる。なお、スリープ電力1104は、後述の図12における省電力時間に近距離通信部157によって消費される電力である。このように、近距離通信部157は、所定のチャネルを用いて送信処理を行った後、同一のチャネルを用いて一定時間受信処理を行うことで、情報処理装置101からGATT通信の開始要求が送信されるのを待つ。
また、近距離通信部157は、図12に示すように、アドバタイズ情報の送信処理と受信処理を、チャネル別に3回繰り返した後、マイコンの動作を停止させ一定時間省電力状態になる。以下、所定のチャネルによるアドバタイズ情報の送信処理と受信処理の組み合わせをアドバタイズと言う。また、所定のチャネルによってアドバタイズ情報を送信する時間間隔をアドバタイズ間隔という。このように、近距離通信部157は、アドバタイズ間隔毎に省電力状態となることで、消費電力を抑制して動作を続けることが可能である。なお、1回目のアドバタイズを行ってから省電力状態になるまでに繰り返すアドバタイズの回数は、3回以下であれば任意に変更可能である。
図13は、近距離通信部157が通信装置151の周辺にブロードキャストするアドバタイズ情報の構造の一例である。
近距離通信部157は、電力の供給が開始されると初期化処理を行い、アドバタイジング状態となる。近距離通信部157は、アドバタイジング状態となると、アドバタイズ間隔に基づいて定期的にアドバタイズ情報を周辺にブロードキャストする。アドバタイズ情報とは、基本的なヘッダ情報(当該アドバタイズ情報を送信する装置を識別するための識別情報等)を含む信号であり、ヘッダ1301とペイロード1302から構成される。情報処理装置101は、このアドバタイズ情報を受信することで、通信装置151の存在を認識することができる。さらに、情報処理装置101は、通信装置151にGATT通信の開始要求を送信することで通信装置151とBLE接続することができる。ヘッダ1301は、アドバタイズ情報のタイプやペイロード1302の大きさの情報などを格納する領域である。ペイロード1302は、識別情報としてのデバイス名1303や搭載プロファイル情報、通信装置151とBLE接続するための接続情報1304、アドバタイズ情報の送信電力(Tx Power)1305等の情報を格納する。なお、通信装置の識別情報1306をアドバタイズ情報に含めても良い。通信装置の識別情報1306としては、通信装置のMACアドレスや、通信装置のサービス情報、通信装置内のアクセスポイントのSSID、パスワード等が該当する。なお、アドバタイズ情報には、上述の情報以外の種々の情報が含まれていても良い。
ここで、BLE規格におけるGATT(Generic Attribute Profile)通信の概要について説明する。GATTとは、BLE規格において情報の読み書き(送受信)を司るプロファイルである。
GATT通信においては、データの転送元と転送先に基づいて、GATTクライアントとGATTサーバの2つのロールが定義されている。
GATTクライアントはGATTサーバにリクエストを送信し、GATTサーバからの応答を受信する。本実施形態では、情報処理装置101がGATTクライアントとなる。GATTクライアントは、GATTサーバの近距離通信部内の記憶領域に保持されている情報の読み取り(リード)及び、当該記憶領域に対する情報の書き込み(ライト)を実行することが出来る。
GATTサーバは、GATTクライアントからの要求を受信すると、GATTクライアントに対して応答を返す。本実施形態では、通信装置151がGATTサーバとなる。なお、GATTサーバは、GATTサーバの状態情報等の情報を格納するデバイスとして動作する。
次に、GATTのデータ形式について説明する。GATTのデータは、図3に示すような階層構造を持っており、サービス、キャラクタリスティック、ディスクリプタと呼ばれる3つの要素から構成される。ただし、ディスクリプタは存在していなくても良く、本実施形態では、近距離通信部157が構成するGATTデータにはディスクリプタは存在しないものとする。サービス、キャラクタリスティック、ディスクリプタは32桁で表現されるUUID(Universally Unique Identifier)で識別することができる。ここで言う、UUIDとは、ソフトウェア上でオブジェクトを一意に識別するための識別子として使用されるものである。UUIDは128ビットの数値だが、通常は16進数で550e8400−e29b−41d4−a716−446655440000のように表現される。なお、サービス、キャラクタリスティック、ディスクリプタには、Bluetooth SIG の標準で定義されているものやベンダー固有のもの等がある。ベンダー固有のもののUUIDは、上述のように32桁で表現されるが、Bluetooth SIG の標準で定義されているもののUUIDについては 4桁で表現される。すなわち、例えば、Bluetooth SIG の標準で定義されているもののUUIDは、2A49のように表現される。
サービスは、GATTのデータ中のアトリビュートを共通区分ごとにグループ化したものであり、各サービスには1以上のキャラクタリスティックが含まれる。キャラクタリスティックには、キャラクタリスティック毎に単一の値が設定されている。ディスクリプタは、キャラクタリスティックに付加情報が必要な際に用いられる属性値が設定されている。サービス、キャラクタリスティック、ディスクリプタには、それぞれ、GATTクライアントにリードやライトを許可するか否かを示す設定値であるリード・ライトの属性を設定することが出来る。
GATTクライアントは、サービス、キャラクタリスティックそれぞれのUUIDを指定することで、指定したキャラクタリスティックに設定されている値に対して、リード・ライトを実行することが出来る。ただし、リード・ライトが実行できるか否かは、各サービス、キャラクタリスティックに設定されているリード・ライト属性に基づく。
本実施形態では、各装置が備える近距離通信部の間で認証を行い、装置間でGATT通信により特定のデータの読み書きを実行するためのペアリング処理が実施される。ペアリング処理とは、言い換えればGATT通信とは、情報処理装置101がGATTクライアント、通信装置151がGATTサーバの役割を担い、GATTベースのプロファイルにより、情報処理装置101から通信装置151に対し情報の読み書きが行われる通信である。情報処理装置101と通信装置151間でのペアリングが実行されていない状態では、通信装置151はGATT通信による特定の情報の読み書きを許可しない構成とする。つまり、未ペアリング状態では、ペアリング不要領域に対しての読み書きは可能だが、ペアリング必要領域に対しての読み書きはできない。なお、ペアリング状態では、ペアリング必要領域とペアリング不要領域のいずれに対しても読み書き可能である。このようにすることで、ペアリングを行っていない情報処理装置101と通信装置151が通信を行ってしまい、例えば、通信装置151が保持する情報がペアリングを行っていない情報処理装置101に不用意に取得されてしまうことを抑制することができる。なお、GATTデータに含まれる各キャラクタリスティックには、ペアリング済みでないと読み書きできないもの(ペアリング必要領域)と、ペアリング済みでなくても読み書き可能なもの(ペアリング不要領域)とがある。
図4は、通信装置151と情報処理装置101が、近距離通信部157と近距離通信部110を介して処理を実行する際の処理である。また、図4は、ペアリング処理が開始される前に各装置が実行する処理を示すフローチャートである。なお、図4のフローチャートにおいて各装置が実行する処理は、実際には、各装置のCPUが、各装置の記憶領域に格納された各種プログラムを各装置のRAMに展開し、展開されたプログラムを実行することにより実現される。なお、例えば、近距離通信部157が実行する処理を通信装置151が備えるCPUが制御し、近距離通信部110が実行する処理を情報処理装置101が備えるCPUが制御しても良い。また、図4のフローチャートにおけるS401からの処理は、例えば、情報処理装置101にインストールされている所定のアプリケーション(印刷アプリ等)等を介して、通信装置151との通信を実行するための操作が行われた場合に開始される。なお、通信装置151との通信を実行するための操作とは、情報処理装置101にインストールされている所定のアプリケーション等によって表示される画面の所定のボタンが押下される操作等である。また、図4のフローチャートにおけるS401からの処理は、近距離通信部157と近距離通信部110とがBLE接続を確立してGATT通信を実行可能な状態で開始される。
S401で、情報処理装置101は近距離通信部110を介して、近距離通信部157に対して書き込み要求を行い、近距離通信部157によって構築されているGATTデータの特定の領域に書き込みを行う。
近距離通信部157によって構築されているGATTデータの例を、図8に示す。図8のGATTデータにおいて、「Service UUID」は、各サービスに割り振られているUUIDを示す。「Service名」は、各サービスの名前を示す。「Charactaristic UUID」は、各キャラクタリスティックに割り振られているUUIDを示す。「Charactaristic名」は、各キャラクタリスティックの名前を示す。「Service リード可能」は、各サービスに関する値を情報処理装置101がリード(読み取り)可能か否かを示す。「Service ライト可能」は、各サービスに関する値を情報処理装置101がライト(書き込み)可能か否かを示す。「Charactaristic リード可能」は、各キャラクタリスティックに関する値を情報処理装置101がリード可能か否かを示す。「Charactaristic ライト可能」は、各キャラクタリスティックに関する値を情報処理装置101がライト(書込み)可能か否かを示す。「ペアリング必要性」は、各キャラクタリスティックに関する値をペアリング済みでなければ情報処理装置101にライトもしくはリードを許可しないか否かを示す。情報処理装置101は、「Service リード可能」がリード可能(○)を示し且つ「Charactaristic リード可能」がリード可能を示(○)している場合、対応するキャラクタリスティックに関する値を読み取ることができる。また、情報処理装置101は、「Service リード可能」がリード可能(○)を示し且つ「Charactaristic リード可能」がリード不可能(空欄)を示している場合、対応するキャラクタリスティックに関する値を読み取ることができない。「値」は、各キャラクタリスティックに設定された値を示す。また、「ペアリング必要性」がペアリング不必要(空欄)を示している場合、情報処理装置101は、通信装置151とペアリングをしていない状態でも、対応するキャラクタリスティックに関する値を読み書きすることができる。一方、「ペアリング必要性」がペアリング必要(○)を示している場合、情報処理装置101は、通信装置151とペアリングをしている状態でなければ、対応するキャラクタリスティックに関する値を読み書きすることができない。
S401にて書き込みが行われる特定の領域は、本実施形態では「名称領域」のキャラクタリスティックであるものとする。「名称領域」とは、図8のGATTデータに対して書き込みを行う装置(ここでは情報処理装置101)の名称が、当該装置によって書き込まれる領域である。なお、図8に示すように、名称領域は、通信装置151とペアリングをしていない状態でもアクセス可能な領域である。また、このとき情報処理装置101は、情報処理装置101の名称を、予め定められた特定の規則に則って名称領域に書き込む。特定の規則とは例えば、データ形式や、暗号方式、文字列、データサイズに関する規則である。なお、特定の規則は例えば印刷アプリが認識しており、通信装置151に対応する印刷アプリを用いて本処理が行われれば、特定の規則に則った正しい値が書き込まれるものとする。
S402で、近距離通信部157は、S401で名称領域に書き込みが実行されたことを検知し、通信装置151(のCPU154)に名称領域に書き込みが実行されたことを通知する。名称領域に書き込みが実行されたことを通知するための構成は、近距離通信部157がCPU154に割り込みを発生させるような構成でも、CPU154が近距離通信部157の状態をポーリングするような構成でも良い。
S403で、通信装置151は、S401で名称領域に書き込まれた値が正常値であるか否かを判定する。本実施例では、本判定は、上述した特定の規則に沿った値が書かれているか否かを判定することによって実行されるものとする。ただし、本判定は、これ以外の方法を用いてもかまわない。例えば、事前に通信装置151に入力インターフェース158を介して入力された値と名称領域に書き込まれた値が一致した場合に正常値であると判定されてもかまわない。ここで、事前に通信装置151に入力インターフェース158を介して入力される値は複数の値でもかまわない。また、GATTデータの特定の領域に書き込みが行われたことをもって、正常値であると判定されても良い。S401で名称領域に書き込まれた値が正常値であると判定された場合、処理はS404に進み、S401で名称領域に書き込まれた値が正常値でないと判定された場合、図4の処理は終了し、図5に示す処理に進む。なお、通信装置151は、S401で名称領域に書き込まれた値が正常値でないと判定された場合、ペアリングを実行しないことを示す情報をRAM153に保存しても良い。
S404で、通信装置151は、通信装置151内の名称領域に書き込まれた値(すなわち、情報処理装置101の名称)及び、ペアリングを実行することを示す情報を、通信装置151内の特定の記憶領域に保存する。通信装置151内の特定の記憶領域は、ここではRAM153であるものとするが、他の記憶領域でも良い。なお、ペアリングを実行することを示す情報やペアリングを実行しないことを示す情報は、ペアリングを実行するか否かを示すフラグ情報等である。また、これらの情報の保存先は、不揮発性メモリや外部記憶装置であってもかまわない。また、このとき保存された情報は、一定時間経過後に削除されてもかまわない。またこのとき、名称領域に書き込まれた値の全てが保存されても良いし、一部が保存されても良い。以降、S404で記憶領域に保存された名称領域に書き込まれた値のことを、名称データと記載する。また、ペアリングを実行することを示す情報やペアリングを実行しないことを示す情報を近距離通信部157に送信して、後述のS503の判定を近距離通信部157が実行可能な形態としても良い。
なお、本実施形態では、名称領域への書き込みが図5に示すペアリング処理前に実行されるものとしたが、この形態に限定されず、例えば、ペアリング処理中や、ペアリング処理後に実行される形態であっても良い。その場合、特定の規則に則った値の書き込みは、名称領域以外の領域に対して行われても良い。
図5は、通信装置151と情報処理装置101が、近距離通信部157と近距離通信部110を介して処理を実行する際の処理である。また、図5は、ペアリング処理の実行要求が行われた場合に各装置が実行する処理を示すフローチャートである。なお、図5のフローチャートにおいて各装置が実行する処理は、実際には、各装置のCPUが、各装置の記憶領域に格納された各種プログラムを各装置のRAMに展開し、展開されたプログラムを実行することにより実現される。なお、例えば、近距離通信部157が実行する処理を通信装置151が備えるCPUが制御し、近距離通信部110が実行する処理を情報処理装置101が備えるCPUが制御しても良い。また、図5のフローチャートにおけるS501からの処理は、例えば、S404が実行された後に開始される。また、図5のフローチャートにおけるS501からの処理は、近距離通信部157と近距離通信部110とがBLE接続を確立してGATT通信を実行可能な状態で開始される。
S501で、情報処理装置101は近距離通信部110を介して、近距離通信部157に対して、ペアリング要求を送信する。なお、ペアリングが終了するまで、装置間の通信は、セキュリティーマネージャプロトコルによって行われるものとする。また、情報処理装置101は、ペアリング要求を送信する前に、近距離通信部157によって構築されているGATTデータのうち、ペアリング済みでないとライト及びリードできない領域にアクセスしても良い。近距離通信部157は、ペアリング済みでない状態で情報処理装置101から当該領域にアクセスがあった場合、情報処理装置101に対して、エラーを送信する。そして情報処理装置101は、エラーを受信した場合に、近距離通信部157に対して、ペアリング要求を送信する。
S502で、近距離通信部157は、ペアリング要求が送信されてきたことを通信装置151(のCPU154)に通知する。ペアリング要求が送信されてきたことを通知するための構成は、近距離通信部157がCPU154に割り込みを発生させるような構成でも、CPU154が近距離通信部157の状態をポーリングするような構成でも良い。
S503で、通信装置151は、ペアリングを実行することを示す情報が特定の記憶領域に保存されているか否かを判定する。YES判定の場合、処理はS505に進み、NO判定の場合、処理はS504に進む。
近距離通信部157は、通信装置151からS503の判定結果(NO判定)に基づく通知を受け付けることで、S504にて、情報処理装置101とのペアリングを実行しないことを特定する。具体的には例えば、近距離通信部157は、情報処理装置101にエラーを送信したりする。なおこの時通信装置151は、表示部160に、ペアリングがエラーとなったことを通知するための画面を表示しても良い。また、通信装置151は、特定の記憶領域にペアリングを実行しないことを示す情報が記憶されている場合は、当該情報を削除しても良い。
S505で、通信装置151は、表示部160にペアリングに用いられるPINコードを含む画面を表示することで、PINコードをユーザに提示する。具体的には、通信装置151は、表示部160に図10(a)に示すようなPINコード表示画面1000を表示する。PINコード表示画面1000には、PINコード1001と、ペアリング処理をキャンセルするためのCancelボタン1002が表示される。なお、通信装置151は、PINコードをプリントエンジン155を用いて印刷することでユーザに提示しても良い。本実施例では、PINコードはROM152に保存されているものとする。ただし、PINコードの保存先はこの限りではない。例えば、近距離通信部157内にPINコードが保存されており、PINコード表示時に近距離通信部157が通信装置151にPINコードの内容を通知する構成でも良い。
S506で、通信装置151は、情報処理装置101とのペアリングに用いるペアリング情報を生成する。ペアリング情報は、ペアリング後のGATT通信の暗号化に用いる暗号鍵(リンクキー)や、次に情報処理装置101と通信装置151でBLE接続する際の認証に用いられる生成情報(EDIVやRAND)を含む。なお、このとき生成されるペアリング情報の内容は、以前に実行されたペアリングにおいて生成されたペアリング情報の内容と異なるものとする。また、本実施形態では、通信装置151にてペアリング情報を生成するものとするが、情報処理装置101にてペアリング情報を生成しても良い。
なお、情報処理装置101は、ペアリング要求を送信すると、表示部108に、図10(b)に示すようなPINコード入力画面1010を表示する。PINコード入力画面1010には、PINコード入力領域1011と、OKボタン1013と、Cancelボタン1012が表示される。PINコード入力領域1011は、ユーザによるPINコード1001の入力を受け付けるための領域である。OKボタン1013は、入力されたPINコード1001を通信装置151に送信するためボタンである。Cancelボタン1012は、ペアリング処理をキャンセルするためボタンである。
ユーザは、S505の処理によって通信装置151に提示されたPINコード1001を、PINコード入力領域1011に入力する。PINコード入力領域1011にPINコード1001が入力された状態でOKボタン1013が押下されると、情報処理装置101は、入力されたPINコードに基づいて暗号化した認証情報を通信装置151に送信する。
S507で、近距離通信部157は、情報処理装置101から認証情報を取得する。そして、近距離通信部157は、取得した認証情報に基づいて、ペアリングを許可するか否かを判定する。具体的には近距離通信部157は、認証情報を解析して、当該認証情報が、通信装置151が提示したPINコードに基づくものか否かを判定する。そして、近距離通信部157は、YES判定であればペアリングを許可するため、ペアリングが成功したことを示す通知とともに、S506で生成したペアリング情報を情報処理装置101に送信する。このようにしてペアリングが完了し、以降、装置間でBLE通信を実行することが許可される。一方、NO判定であればペアリングを許可しないため、ペアリングが失敗したことを示すエラーを情報処理装置101に送信する。
S508にて、情報処理装置101は、近距離通信部110を介して、近距離通信部157から情報を受信する。情報処理装置101は、ペアリングが成功したことを示す通知やペアリング情報を受け取った場合、ペアリング情報を所定の記憶領域に保存する。さらに情報処理装置101は、PINコード入力画面1010を非表示とし、PINコード入力画面1010を表示する前の画面を再度表示する。一方、情報処理装置101は、エラーを受信した場合は、ペアリングが失敗した旨を示す画面を表示する。なおこのとき情報処理装置101は、正しいPINコードの入力をユーザに促しても良いし、ペアリング処理を継続するか中止するかの入力をユーザから受け付けても良い。
ペアリングが成功した後の通信において、情報処理装置101は、まず、ペアリング処理時に記憶領域に保存したEDIVやRAND等の生成情報を通信装置151に対して送信する。通信装置151は、受信した生成情報と、ペアリング処理時に記憶領域に保存した生成情報とを比較することで、情報処理装置101がペアリング済みの装置であることを認識する。これにより、以後通信装置151は、情報処理装置101に対して、情報処理装置101がGATTデータのうちペアリングが必要な領域へのアクセス(読み書き)を許可する。そしてその後、情報処理装置101は、通信装置151に対して、ペアリング処理時に記憶領域に保存したリンクキーを用いて暗号化したGATT通信要求(GATTデータの書き込み要求や読み取り要求)を送信する。これにより、情報処理装置101は、一旦通信装置151とのペアリング処理を完了しておけば、以降はユーザによるPINコードの入力なしに通信装置151とのGATT通信を実行することができる。
なお、上述では、ペアリング処理においてPINコード入力領域1011に、PINコード表示画面1000に表示されているPINコード1001をユーザに入力させる形態を説明したが、この形態に限定されない。例えば、JustWorks方式によりペアリング処理が実行されても良い。JustWorks方式とは、通信装置151の所定のボタンが押下されている状態で、予め定められたPINコードに基づく情報を情報処理装置101が自動で通信装置151に送信する方式である。また、JustWorks方式とは、通信装置151の所定のボタンが押下されてから所定の時間以内に、予め定められたPINコードに基づく情報を情報処理装置101が自動で通信装置151に送信する方式である。この形態では、予め定められたPINコードが送信されるため、ユーザは情報処理装置101が表示する画面に対するPINコードの入力を行わなくても良い。また、通信装置151が、ユーザにPINコードを提示しなくても良い。予め定められたPINコードは印刷アプリのインストールと共に情報処理装置101に格納される形態としても良いし、情報処理装置101のOSが予め保持している形態としても良い。
なお、以下では、ペアリングが許可されるケースについて説明する。
S509で、近距離通信部157は、ペアリングが成功したことを通信装置151(のCPU154)に通知する。ペアリングが成功したことを通知するための構成は、近距離通信部157がCPU154に割り込みを発生させるような構成でも、CPU154が近距離通信部157の状態をポーリングするような構成でも良い。
S510で、通信装置151はS506で生成したペアリング情報を通信装置151内の記憶領域に保存する。このようにして、ペアリング情報は、情報処理装置101内の記憶領域(ROM104等)と通信装置151内の記憶領域(ROM152等)にそれぞれ保存される。なお、ペアリング情報の保存先は、通信装置151内のRAM153や不揮発性メモリや外部記憶装置であってもかまわない。また、この時保存される情報には、S509で近距離通信部157から受け取った情報が含まれていても良い。また、このとき通信装置151は、ペアリングが成功したためPINコード表示画面1000の表示を停止する。
S511で、通信装置151はS404でRAM153に保存した名称データを、S510でROM152に保存したペアリング情報と関連付けて、ROM152に保存する。なお、名称データの保存先は、ROM152以外であってもかまわない。また、S404で既にROM152に保存されているのであれば、S511の処理は名称データとペアリング情報とを関連付けるだけの処理であってもかまわない。関連付けの方法は、関連付けの内容が記載された情報を生成する方法であっても良いし、それぞれの情報の保存先のアドレスを管理する方法であっても良い。
このようにして、情報処理装置101と通信装置151はペアリングを実行することができる。
なお、通信装置151は、ペアリング済みの装置のリスト(ペアリング済み装置を表示する表示画面)を、表示部160に表示する機能を有している。ユーザは当該リストを確認することで、いずれの装置が通信装置151とペアリングしているかを確認することができる。そして本実施形態では、通信装置151は、ペアリング済みの装置のリストには、ペアリング情報と関連付けて保存されている名称データ(すなわち、ペアリング済みの装置の名称)を表示する。
なお、情報処理装置101の名称は、情報処理装置101上でユーザによって任意に変更可能な名前であっても良いし、情報処理装置101の機種名であっても良い。ところで例えば近距離通信部110のMACアドレス等がペアリング時に情報処理装置101から通信装置151に渡されることは、BLEの規格で定められている。しかしながら、一般にユーザは、不規則な文字列を含むMACアドレス等の情報では情報処理装置101を識別しにくい。そのため、本実施形態では、情報処理装置101の名称として、ペアリング時に装置間で通信されることがBLEの規格で定められている情報のようなユーザが情報処理装置101を識別しにくい識別情報以外の情報を利用する。これにより、ペアリング済みの装置のリストに例えばMACアドレス等の情報が表示される形態と比較して、いずれの装置がペアリング済みであるかをユーザが把握しやすくなる。すなわち本実施形態において、ペアリング前に、情報処理装置101に名称領域への書き込みを行わせているのは、S403の判定を行うためだけではない。ペアリング時に装置間で通信されることがBLEの規格で定められていない情報だが、ユーザが把握しやすいようなリストを作成するために用いられる情報を取得するためでもある。
図6は、通信装置151がPINコードを変更する際の処理を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートにおいて通信装置151が実行する処理は、実際には、CPU154が、ROM152等に格納された各種プログラムをRAM153に展開し、展開されたプログラムを実行することにより実現される。また、図6のフローチャートにおけるS601からの処理は、いずれかの装置とペアリングを実行済みである状態で開始される。また、図6のフローチャートにおけるS601からの処理は、通信装置151が、リセット処理の実行指示を受け付けた場合に開始される。リセット処理の実行指示は、通信装置151が入力インターフェース158を介してユーザから受け付けるものであっても良いし、前回リセット処理が実行されてから所定の時間が経過した場合に発行されるトリガー信号であっても良い。リセット処理とは、ペアリングを実行したことにより認証済みとなっている装置を、未認証の状態に戻すための処理である。具体的には、既に実行されたペアリングにおいて用いられたPINコードを変更したり、既に実行されたペアリングに関する情報を削除したりするための処理である。ペアリング必要領域に対しての読み書きが可能となっている装置(認証済みの装置)は、リセット処理により、再度ペアリング処理を実行するまで、ペアリング必要領域に対しての読み書きができなくなる。
S601で、通信装置151は、メモリに保存されているPINコードを変更する。通信装置151は、ユーザからPINコード変更のための操作を受け付けた場合、ユーザから所望のPINコードの入力を受け付けて、受け付けたPINコードを変更後のPINコードとして設定する。なお通信装置151は、ユーザから入力を受け付けずに、メモリに保存されているPINコードを前回と異なる内容に自動で変更しても良い。変更後のPINコードの保存先は、変更前のPINコードの保存先と同様であるものとする。PINコードが変更された場合、以後、再びPINコードが変更されるまでは、S505において、変更後のPINコードがユーザに提示される。
S602で、通信装置151は、リセット処理の実行指示が受け付けられる前に実行したペアリングに関する情報を削除する。リセット処理の実行指示が受け付けられる前にペアリングに関する情報は例えば、リセット処理の実行指示が受け付けられる前に実行したペアリングにおいて生成したペアリング情報である。また、例えば、変更前のPINコードによるペアリングにおいて生成したペアリング情報と関連付けられて保存されている名称データ(すなわち、リセット処理の実行指示が受け付けられる前に実行したペアリングによって認証された装置の名称)である。なお例えば、通信装置151は、リセット処理の実行指示が受け付けられる前に複数回のペアリングを実行していた場合は、複数回のペアリング全てに関する情報を削除しても良いし、その一部に関する情報を削除しても良い。本実施形態では、複数回のペアリング全てに関する情報が削除されるものとする。
これにより、通信装置151は、リセット処理の実行指示が受け付けられる前に実行したペアリングをリセット(解除)する。PINコード変更時に、BLE接続している装置があった場合には、当該装置とのBLE接続は解除される。
上述したように、通信装置151は、ペアリング済みの装置のリストを、表示部160に表示する機能を有している。リセット処理が実行されることでリセット処理の実行指示が受け付けられる前に実行したペアリングがリセットされ、且つリセット処理の実行指示が受け付けられる前に実行したペアリングに関する情報が削除される。そのため、リストからリセット処理の実行指示が受け付けられる前に実行したペアリングの対象となった装置に関する情報が削除される。なお、リセット処理を実行しなくても、ある装置とのペアリングを削除可能な形態であっても良い。例えば、ユーザは、ある装置とのペアリングを解除させたい場合は、リストからペアリング解除対象の1又は複数の装置の名称を選択し、ペアリング解除操作を実行する。これにより通信装置151は、選択された装置の名称データや選択された装置と共有しているペアリング情報を削除し、リストから選択された装置に関する情報を削除する。
なお、上述では、リセット処理においてPINコードが変更される形態を説明したが、この形態に限定されず、リセット処理においてPINコードが変更されず、ペアリング処理に関する情報の削除のみが行われる形態であっても良い。
以上説明したように、本実施形態では、通信装置151は情報処理装置101とペアリングした際にペアリング情報に他のデータを関連付けて保存する。そして、通信装置151においてリセット処理が実行された場合、ペアリング処理時にBLEの規格によって取得することが定められてない情報を含む、ペアリング情報と関連する情報及びペアリング情報の両方を削除する。これにより、情報秘匿性が向上されるとともに、メモリに情報が残り続けてメモリ残量が圧迫されることを抑制することができる。さらに、リセット処理後に、ペアリング済み装置を示すリストから必要のない情報を削除することができる。
(第2実施形態)
本実施形態の通信システムに含まれる情報処理装置及び通信装置について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様の通信システムが用いられるものとし、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
通信装置151は、通信部156によって、BLEだけでなく、BLE以外の通信方式によって他の装置と通信可能である。そして、情報処理装置101は、BLEによって通信装置151のBLE以外の通信方式の通信設定を実行することができる。BLE以外の通信方式とは、本実施形態ではWi−Fiであるが、他の通信方式であっても良い。
図7は、本実施形態において通信装置151と情報処理装置101が、近距離通信部110と近距離通信部157を介してWi−Fi通信設定処理を実行する際の処理を示すフローチャートである。なお、図7のフローチャートにおいて各装置が実行する処理は、実際には、各装置のCPUが、各装置の記憶領域に格納された各種プログラムを各装置のRAMに展開し、展開されたプログラムを実行することにより実現される。なお、例えば、近距離通信部157が実行する処理を通信装置151が備えるCPUが制御し、近距離通信部110が実行する処理を情報処理装置101が備えるCPUが制御しても良い。また本処理は、第1実施形態に示すようにして通信装置151とのペアリング処理が完了している状態で開始されるものとする。
S701で、情報処理装置101は、通信装置151のWi−Fi通信設定を変更する要求(設定変更要求)を送信する。通信装置151と他の装置とのWi−Fi接続の方式は、ダイレクト接続方式であっても良いし、インフラ接続方式であっても良い。本実施形態では、情報処理装置101は、通信装置151にインフラ接続方式による接続を実行させるための設定を行うものとする。また、インフラ接続方式による接続に利用される外部アクセスポイントは、情報処理装置101が接続中のアクセスポイント131であるものとする。そのために、情報処理装置101は、設定変更要求を送信した後、アクセスポイント131と接続するための接続情報(アクセスポイント131のSSID、パスワード等)をGATTデータの特定の領域に書き込む。
S702で、近距離通信部157は、設定変更要求が送信されてきたことを通信装置151(のCPU154)に通知する。設定変更要求が送信されてきたことを通知するための構成は、近距離通信部157がCPU154に割り込みを発生させるような構成でも、CPU154が近距離通信部157の状態をポーリングするような構成でも良い。
S703で、通信装置151は、情報処理装置101から書き込まれた情報にもとづきWi−Fi通信設定を変更する。具体的には本実施形態では、通信装置151は、情報処理装置101から書き込まれた情報を用いて、アクセスポイント131とのWi−Fiによるネットワーク接続を確立するものとする。
S704で、通信装置151は、アクセスポイント131とのWi−Fiによるネットワーク接続に関する情報を、情報処理装置101と共有しているペアリング情報と関連付けて保存する。アクセスポイント131とのWi−Fiによるネットワーク接続に関する情報は例えば、アクセスポイント131とのネットワーク接続をBLEによって送信されてきた指示で実施したことを示す情報やアクセスポイント131と接続するための接続情報である。
これにより、通信装置151は、情報処理装置101とBLE通信を介して、Wi−Fiの通信設定を変更することができる。
S705で、通信装置151はPINコードを変更する。なお、S705からの処理は、通信装置151が、リセット処理の実行指示を受け付けた場合に開始される。本処理は、S601と同様であるため詳細を省略する。
S706で、通信装置151は、変更前のPINコードによって実行したペアリングに関する情報を削除する。本処理は、S602と同様であるが、このとき、ペアリング情報には、アクセスポイント131とのWi−Fiによるネットワーク接続に関する情報が関連づいているため、当該情報も削除される。これにより、通信装置151は、アクセスポイント131とのWi−Fiによるネットワーク接続を切断する。
以上説明したように、第2実施形態によれば、通信装置151は情報処理装置101とペアリングした際にペアリング情報とペアリング後に実施したネットワーク設定情報を紐づけて保存する。そして、通信装置151のPINコードが変更された場合、通信装置151内に保存したペアリング情報とネットワーク設定情報の両方を削除する。これにより、PINコードを変更する操作だけでペアリング情報だけでなくペアリング後に実施した関連情報を削除することが可能になり、利便性と情報秘匿性を兼ね備えた通信システムを提供することが可能となる。
(第3実施形態)
本実施形態の通信システムに含まれる情報処理装置及び通信装置について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様の通信システムが用いられるものとし、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
通信装置151は、通信部156によって、BLE以外の通信方式によって他の装置と通信可能である。本実施形態では、通信装置151は、BLEを介したハンドオーバーを実行するものとする。ハンドオーバーとは、通信を行うそれぞれの装置が、まず近距離通信方式によって高速通信方式による通信を行うための接続情報をやり取りした後、高速通信方式に切り替えてデータの送受信を行う技術である。本実施形態では、近距離通信方式としてBLEを、高速通信方式としてWi−Fiを用いている。GATT通信の通信速度は、Wi−Fi通信と比較して低速である。そのため、GATT通信では装置間の認証やWi−Fi通信のための接続情報(高速通信情報)のやり取り等を行い、通信速度の速いWi−Fi通信で容量の多いデータ(ここではジョブ)の転送を行うことで、効率的なデータ転送を図ることができる。
図14は、情報処理装置101と通信装置151とが、BLE通信方式によってハンドオーバーを行う場合のシーケンス図である。ここでは、ハンドオーバーによってジョブの送受信を行う場合を例にして説明する。
なお、この処理シーケンスが示す通信装置151の処理は、CPU154が、ROM152又は通信装置151が備えるHDD(不図示)に記憶されている制御プログラムをRAM153にロードし、その制御プログラムを実行することで実現される。また、この処理シーケンスが示す情報処理装置101の処理は、CPU103が、ROM104又は情報処理装置101が備えるHDD(不図示)に記憶されている制御プログラムをRAM105にロードし、その制御プログラムを実行することで実現される。また、この処理シーケンスが示す処理は、情報処理装置101と通信装置151との間でBLEのペアリングが完了している状態で開始されているものとする。
以下の説明において、通信装置151は、所定の間隔でアドバタイズ情報を送信するアドバタイザであるものとする。また、情報処理装置101は、周辺にあるアドバタイザから送信されるアドバタイズ情報を待ち受けるスキャナであるものとする。まず、近距離通信部157は、アドバタイズ情報の送信を行う(S1401〜S1403)。情報処理装置101は、近距離通信部110が近距離通信部157から送信されたアドバタイズ情報を受信することで、通信装置151の存在を認識することができる。
情報処理装置101は、通信装置151を認識し、通信装置151と接続することを決定したら、接続要求情報を通信装置151に送信する。具体的には、近距離通信部110が、BLEによるネットワーク接続を確立する接続イベントに遷移するための要求であるCONNECT_REQを送信する(S1404)。近距離通信部157がCONNECT_REQを受信すると、情報処理装置101及び通信装置151は、接続イベントに遷移する準備をする。具体的には、近距離通信部110及び近距離通信部157が、それぞれCPU103及びCPU154にGATT通信のための接続処理が完了した旨を通知する。
その後、情報処理装置101及び通信装置151はそれぞれスキャナとアドバタイザからマスタとスレーブに遷移し、マスタである情報処理装置101とスレーブである通信装置151は、GATT通信のための接続(BLE接続)を確立する。なお、BLE規格では、マスタは、スレーブと「1:多」のスター型のトポロジーを形成することができる。情報処理装置101と通信装置151は、BLE接続を確立したら、以後、GATT通信方式によってデータ通信を行うことができる。
その後、S1405では、近距離通信部110は、近距離通信部157に対して、通信装置151が利用可能な通信プロトコルの情報を要求する。
この要求には情報処理装置101が利用可能な通信プロトコルの情報が含まれており、近距離通信部157は、この要求を受信することで、情報処理装置101がWi−Fi等の通信方式を利用可能であることを認識することができる。近距離通信部157は、S1406において、S1405で受け取った要求に対して、自身の利用可能な通信プロトコルの情報を応答する。これによって互いの装置は、BLE以外の互いの利用可能な通信プロトコルを把握することができる。
ここで、BLE以外の互いの利用可能な通信プロトコルを把握することにより、装置間の通信をWi−Fi通信に切り替えることが情報処理装置101によって決定されたとする。なお、このとき、通信方式の切り替えを行うか否かは通信装置151が決定しても良い。通信方式の切り替えが決定された場合、S1407およびS1408にて、それぞれの装置は、通信相手を特定するアドレスの情報やSSIDの情報等の、Wi−Fiで通信を行うために必要な通信情報を交換する。具体的には、近距離通信部157は、通信装置151内部のアクセスポイントと接続するためのWi−Fi接続情報(パスワードやSSID)を送信する。その後S1409にて、近距離通信部110は、装置間の通信方式をGATT通信からWi−Fi通信へと切り替える要求(通信切り替え要求)を送信する。近距離通信部157は、切り替えの要求を受信すると、S1410にて応答を行う。
切り替えの要求と応答が正しく行われたら、S1411では、情報処理装置101は、通信装置151との通信に利用する通信部を近距離通信部110から通信部109へ切り替える。さらに、S1412では、通信装置151は、情報処理装置101との通信に利用する通信部を近距離通信部157から通信部156へ切り替える。具体的には、通信装置151は、内部のアクセスポイントを有効化し、情報処理装置101は、BLEで受信したWi−Fi接続情報を用いて、当該アクセスポイントと接続する。切り替えを行った後、S1413にて、近距離通信部110は解放要求を送信する。解放要求を受け取った近距離通信部157は、S1414にて解放応答を送信し、装置間のBLE接続を終了する。装置間のBLE接続が終了すると、情報処理装置101と通信装置151はそれぞれスキャナとアドバタイザに戻り、近距離通信部157は、アドバタイズ情報の送信を再開する。なおこのとき、装置間のBLE接続は終了されずに継続されても良い。
その後、それぞれの装置は、S1407およびS1408で交換したWi−Fi通信を行うために必要な情報を利用し、Wi−Fi通信を行う。まずS1415では、通信部109は、通信装置151がジョブの取得が可能かどうか通信部156に確認をする。ここでは、例えば、通信装置151に転送しようとする画像を一時保存するための空き容量の情報などが確認される。通信部156は、確認の要求を受け取った後、S1416にて確認に対する応答を送信する。
正しい応答が得られ、通信装置151がジョブの取得が可能であると判断した場合、S1417にて、通信部156は、ジョブを要求する。その後、ジョブの要求を受けた通信部109は、S1418にて情報処理装置101に存在する画像データ等を含むジョブを通信部156に対して送信する。なお、このとき送信されるジョブの選択は、例えば、BLE接続が確立する前やBLE接続が確立した後、Wi−Fi接続が確立した後等のタイミングで行われても良いし、BLE接続が確立する前に行われても良い。また、送信されるジョブは、印刷ジョブに限らず、例えば、通信装置151にスキャンを指示するためのスキャンジョブや情報処理装置101が通信装置151の状態の情報を取得するためのジョブ等であっても良い。また、例えば通信装置151の設定の変更等、通信装置151に対する各種操作を実行するためのコマンド等であっても良い。
なお、情報処理装置101は、ジョブの送信が完了した場合、通信装置151とのWi−Fi接続を切断して、ハンドオーバー直前のネットワーク状態に戻る。具体的には、例えば情報処理装置101は、ハンドオーバーを実行する前に、3GやLTE等の移動体通信網やルーター等のアクセスポイントに接続していた場合は、当該移動体通信網やアクセスポイントへの接続を再度確立する。そのため、情報処理装置101及び通信装置151は、ハンドオーバーを実行する前に、ハンドオーバー直前のネットワーク状態の情報及び、ハンドオーバー直前のネットワーク状態に復帰するために必要な通信情報等を保持しておく。また情報処理装置101は、ハンドオーバー時に取得した通信情報を保存しておき、次にジョブを送信する際は、BLEを介さず、通信情報を用いてWi−Fi接続を直接行っても良い。また、ハンドオーバーによるジョブの送信が行われた後に、装置間のWi−Fi接続が切断されずに継続されても良い。
このように、ハンドオーバー技術を用いることで、ユーザビリティの高い通信方式(近距離通信方式)によって、高速通信方式で通信するための接続情報をやり取りし、その後、高速通信方式によって、容量の大きいデータのやり取りを高速で行うことができる。
なお、上述では、ハンドオーバー後にジョブが送信される形態を説明したが、ジョブが送信されずに、単にWi−Fi接続を確立するためにハンドオーバーが実行される形態であっても良い。
第1実施形態にて説明したように、本発明においては、リセット処理が実行された場合、リセット処理が実行される前に実行されたペアリングに関する情報が削除される。これは、リセット処理が実行される前に実行されたペアリングの対象となった装置との通信を、再度ペアリングが実行されるまで停止するための構成である。しかしながら、上述のようにしてハンドオーバーが既に行われていた場合、装置間の通信の方式がBLEからWi−Fiに切り替わっている場合がある。通信装置151は、リセット処理が実行される前に実行されたペアリングに関する情報を削除することで、リセット処理が実行される前に実行されたペアリングの対象となった装置とのBLEによる通信を停止することはできる。しかし、通信装置151は、当該装置とのWi−Fiによる通信は停止できない。そのため、本実施形態では、リセット処理が実行された場合、リセット処理が実行される前に実行されたペアリングの対象となった装置との、BLE以外の通信方式による通信も停止する形態について説明する。
図9は、通信装置151がPINコードを変更する際の処理を示すフローチャートである。なお、図9のフローチャートにおいて通信装置151が実行する処理は、実際には、CPU154が、ROM152等に格納された各種プログラムをRAM153に展開し、展開されたプログラムを実行することにより実現される。また、図9のフローチャートにおけるS901からの処理は、いずれかの装置とペアリングを実行済みである状態で開始される。
S901、S902の処理は、S601、S602の処理と同様のための詳細を省略する。
S903では、通信装置151は、S902で削除したペアリング情報を共有していた情報処理装置101とのハンドオーバーを実行したか否かを判定する。YES判定の場合、処理はS904に進み、NO判定の場合、Wi−Fiで通信を行うために必要な通信情報が変更されずに処理が終了する。
S904では、通信装置151は、Wi−Fiで通信を行うために必要な通信情報の内容を変更する。具体的には、通信装置151内のアクセスポイントのSSIDやパスワードを変更する。これにより、S902で削除したペアリング情報を共有していた情報処理装置101とのWi−Fi通信が停止される。また、以前にハンドオーバーを実行した情報処理装置101がハンドオーバー時に取得した通信情報を保存していたとしても、S904の処理に通信情報が変更されるため、保存されていた通信情報は通信装置151との通信に使えなくなる。
このように、本実施形態では、リセット処理が実行された場合、リセット処理が実行される前に実行されたペアリングの対象となった装置との、BLE以外の通信方式による通信も停止することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態において「ペアリング済み」の状態とは、ペアリングの設定処理(一時的な共通セキュリティ暗号鍵が生成される手順)の後のコネクション時においても、再びペアリングの設定手順を行わずに暗号化されたコネクションを確立できる状態を示す。つまり、本実施形態における「ペアリング」とは、永続的なセキュリティ暗号鍵の生成と交換が行われる「ボンディング」を含む処理を示すものとする。そして、「ペアリング済み」の状態とは、ボンディングの完了後に、暗号鍵を両装置で保存することで暗号鍵を用いてセキュアなコネクションを再確立する暗号化再確立が可能な状態を示す概念である。
上述の実施形態において、ペアリング情報と関連付けられる情報は、名称データやWi−Fiによるネットワーク接続に関する情報に限定されるものではない。例えば、実施形態1と実施形態2を組み合わせた情報であってもよいし、その他の情報であってもよい。
上述の実施形態では、通信装置151は、例えばPINコードや情報処理装置101から取得した識別情報、情報処理装置101と共有されるリンクキーの情報等をメモリに保存している。これらの情報は、それぞれ別のメモリに保存されても良い。
上述の実施形態では、PINコードの変更は、通信装置151に対する操作によって実行されるものとしたが、この形態に限定されない。例えば、リモートUIと呼ばれる機能では、通信装置151の設定を、情報処理装置101に表示される画面に対して入力を行うことで変更可能である。情報処理装置101に対する操作によって、通信装置151に保持されているPINコードが変更された場合、例えば、PINコードの変更を行った情報処理装置101と共有しているペアリング情報は削除されずに保持される形態としても良い。
また、上述の実施形態では、リセット処理が実行された場合に、リセット処理が実行される前に実行されたペアリング時に取得された情報をメモリ及び、認証済み装置の表示画面から削除する形態を説明したが、この形態に限定されない。例えば、リセット処理が実行される前に実行されたペアリング時に取得された情報が削除されるタイミングは特に限定されない。例えば、リセット処理後、通信装置151の電源がOFFされるタイミングで、上記情報が削除される形態であっても良い。また、例えば、リセット処理が実行される前に実行されたペアリングによって認証された装置の情報が、表示画面から削除される形態ではなく、表示画面上でグレーアウトされる形態でも良い。すなわち、リセット処理が実行される前に実行されたペアリングによって認証された装置の情報をユーザが選択できないように制御し、当該情報を削除するためのユーザ操作や、当該情報の詳細を確認するためのユーザ操作を受け付けないように制御しても良い。
上述した実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータで連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしてもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。
101 情報処理装置
151 通信装置

Claims (29)

  1. 通信装置であって、
    通信部によって所定の通信方式によって通信を行う通信手段と、
    前記所定の通信方式の規格に基づき、前記所定の通信方式による前記通信装置と情報処理装置との間の通信のために前記情報処理装置を認証する認証処理を実行する認証手段と、
    前記認証処理が実行される場合、前記認証処理において前記通信装置によって取得されることが前記所定の通信方式の規格に基づいて定められている情報以外の、且つ前記認証処理によって認証される前記情報処理装置を識別するための識別情報を取得する取得手段と、
    前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を含む表示画面を表示部に表示する表示手段と、
    前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって、前記所定の通信方式と異なる他の通信方式による通信に関する情報を取得する情報取得手段と、
    取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づいて、前記他の通信方式によって、前記情報処理装置と異なる他の装置と前記通信装置とを接続させる接続手段と、
    前記認証処理によって認証されている状態となっている1又は複数の前記情報処理装置を、前記認証処理によって認証されていない状態にするためのリセット処理を実行するリセット手段と、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づく前記他の装置と前記通信装置との接続を解除する解除手段とを有し、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報が前記表示画面から削除されることを特徴とする通信装置。
  2. 通信装置であって、
    通信部によって所定の通信方式によって通信を行う通信手段と、
    前記所定の通信方式の規格に基づき、前記所定の通信方式による前記通信装置と情報処理装置との間の通信のために前記情報処理装置を認証する認証処理を実行する認証手段と、
    前記認証処理が実行される場合、前記認証処理において前記通信装置によって取得されることが前記所定の通信方式の規格に基づいて定められている情報以外の、且つ前記認証処理によって認証される前記情報処理装置を識別するための識別情報を取得する取得手段と、
    認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を含む表示画面を表示部に表示する表示手段と、
    前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって、前記所定の通信方式と異なる他の通信方式による通信に関する情報を取得する情報取得手段と、
    取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づいて、前記他の通信方式によって、前記情報処理装置と異なる他の装置と前記通信装置とを接続させる接続手段と、
    前記認証処理によって認証されている状態となっている1又は複数の前記情報処理装置を、前記認証処理によって認証されていない状態にするためのリセット処理を実行するリセット手段と、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を前記表示画面においてユーザが選択できないように制御する制御手段と、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づく前記他の装置と前記通信装置との接続を解除する解除手段とを有することを特徴とする通信装置。
  3. 取得された前記他の通信方式による通信に関する情報をメモリに保存する情報保存手段と、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって取得された前記他の通信方式による通信に関する情報を前記メモリから削除する情報削除手段と、をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記他の通信方式による通信に関する情報は、前記他の装置のSSID、前記他の装置と接続するためのパスワードのうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 通信装置であって、
    通信部によって所定の通信方式によって通信を行う通信手段と、
    前記所定の通信方式の規格に基づき、前記所定の通信方式による前記通信装置と情報処理装置との間の通信のために前記情報処理装置を認証する認証処理を実行する認証手段と、
    前記認証処理が実行される場合、前記認証処理において前記通信装置によって取得されることが前記所定の通信方式の規格に基づいて定められている情報以外の、且つ前記認証処理によって認証される前記情報処理装置を識別するための識別情報を取得する取得手段と、
    前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を含む表示画面を表示部に表示する表示手段と、
    前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって、前記通信装置と前記所定の通信方式と異なる他の通信方式による接続を実行するための接続情報を、前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置に送信する送信手段と、
    前記認証処理によって認証されている状態となっている1又は複数の前記情報処理装置を、前記認証処理によって認証されていない状態にするためのリセット処理を実行するリセット手段と、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された前記情報処理装置と前記通信装置との接続を解除する接続解除手段とを有し、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報が前記表示画面から削除されることを特徴とする通信装置。
  6. 通信装置であって、
    通信部によって所定の通信方式によって通信を行う通信手段と、
    前記所定の通信方式の規格に基づき、前記所定の通信方式による前記通信装置と情報処理装置との間の通信のために前記情報処理装置を認証する認証処理を実行する認証手段と、
    前記認証処理が実行される場合、前記認証処理において前記通信装置によって取得されることが前記所定の通信方式の規格に基づいて定められている情報以外の、且つ前記認証処理によって認証される前記情報処理装置を識別するための識別情報を取得する取得手段と、
    認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を含む表示画面を表示部に表示する表示手段と、
    前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって、前記通信装置と前記所定の通信方式と異なる他の通信方式による接続を実行するための接続情報を、前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置に送信する送信手段と、
    前記認証処理によって認証されている状態となっている1又は複数の前記情報処理装置を、前記認証処理によって認証されていない状態にするためのリセット処理を実行するリセット手段と、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を前記表示画面においてユーザが選択できないように制御する制御手段と、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された前記情報処理装置と前記通信装置との接続を解除する接続解除手段とを有することを特徴とする通信装置。
  7. メモリに保存されている前記接続情報が、前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置に送信され、
    前記リセット処理が実行された場合、前記メモリに保存されている前記接続情報の内容が変更されることを特徴とする請求項5又は6に記載の通信装置。
  8. 取得された前記識別情報をメモリに保存する第1保存手段と、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を前記メモリから削除する第1削除手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記認証処理は、メモリに保存されている認証情報が用いられて実行され、
    前記リセット処理は、前記メモリに保存されている前記認証情報の内容を変更する処理を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記メモリに保存されている前記認証情報をユーザに提示する提示手段をさらに有し、前記メモリに保存されている前記認証情報の内容が変更された場合、変更後の内容の前記認証情報が、前記ユーザに提示されることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  11. 前記認証処理において生成された情報をメモリに保存する第2保存手段をさらに有し、
    前記リセット処理は、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理において生成された情報を前記メモリから削除する処理を含むことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記認証処理において生成された情報は、前記認証処理によって認証された前記情報処理装置と共有されるリンクキーを含むことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記認証処理において取得されることが前記所定の通信方式の規格に基づいて定められている情報は、前記認証処理によって認証される前記情報処理装置のMACアドレスであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. 前記表示画面に含まれる1又は複数の前記識別情報からの1又は複数の前記識別情報のユーザによる選択を受け付ける受け付け手段と、
    前記選択が受け付けられた場合、前記ユーザから選択された1又は複数の前記識別情報を前記表示画面から削除する第2削除手段と、をさらに有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の通信装置。
  15. 1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報をメモリに保存する第3保存手段と、
    前記選択が受け付けられた場合、前記ユーザから選択された1又は複数の前記識別情報を前記メモリから削除する第3削除手段と、をさらに有することを特徴とする請求項14に記載の通信装置。
  16. 前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって、前記所定の通信方式と異なる他の通信方式による通信に関する情報を取得する情報取得手段と、
    取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づいて、前記他の通信方式によって、前記情報処理装置と異なる他の装置と前記通信装置とを接続させる接続手段と、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づく前記他の装置と前記通信装置との接続を解除する解除手段とを、さらに有することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  17. 取得された前記他の通信方式による通信に関する情報をメモリに保存する第4保存手段と、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって取得された前記他の通信方式による通信に関する情報を前記メモリから削除する第5削除手段と、をさらに有することを特徴とする請求項16に記載の通信装置。
  18. 前記他の通信方式による通信に関する情報は、前記他の装置のSSID、前記他の装置と接続するためのパスワードのうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項16又は17に記載の通信装置。
  19. 前記他の通信方式は、Wi−Fi(登録商標)であることを特徴とする請求項乃至18のいずれか1項に記載の通信装置。
  20. 前記識別情報は、前記情報処理装置に対するユーザの入力によって、ユーザが任意に変更可能な情報であることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1項に記載の通信装置。
  21. 前記情報処理装置によって所定の規則に則った値が前記通信部に書き込まれた場合、前記情報処理装置の認証のための前記認証処理が実行され、前記情報処理装置によって前記所定の規則に則った値が前記通信部に書き込まれなかった場合、前記情報処理装置の認証のための前記認証処理が実行されないことを特徴とする請求項1乃至20のいずれか1項に記載の通信装置。
  22. 前記識別情報は、前記情報処理装置によって前記所定の規則に則った値が前記通信部に書き込まれることで取得されることを特徴とする請求項21に記載の通信装置。
  23. 前記所定の通信方式は、Bluetooth Low Energy(登録商標)であることを特徴とする請求項1乃至22のいずれか1項に記載の通信装置。
  24. 前記認証処理は、Bluetooth Low Energy(登録商標)に基づくペアリング処理であることを特徴とする請求項23に記載の通信装置。
  25. 通信装置の制御方法であって、
    通信部によって所定の通信方式によって通信を行う通信ステップと、
    前記所定の通信方式の規格に基づき、前記所定の通信方式による前記通信装置と情報処理装置との間の通信のために前記情報処理装置を認証する認証処理を実行する認証ステップと、
    前記認証処理が実行される場合、前記認証処理において前記通信装置によって取得されることが前記所定の通信方式の規格に基づいて定められている情報以外の、且つ前記認証処理によって認証される前記情報処理装置を識別するための識別情報を取得する取得ステップと、
    認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を含む表示画面を表示部に表示する表示ステップと、
    前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって、前記所定の通信方式と異なる他の通信方式による通信に関する情報を取得する情報取得ステップと、
    取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づいて、前記他の通信方式によって、前記情報処理装置と異なる他の装置と前記通信装置とを接続させる接続ステップと、
    前記認証処理によって認証されている状態となっている1又は複数の前記情報処理装置を、前記認証処理によって認証されていない状態にするためのリセット処理を実行するリセットステップと、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づく前記他の装置と前記通信装置との接続を解除する解除ステップと、を有し、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報が前記表示画面から削除されることを特徴とする制御方法。
  26. 通信装置の制御方法であって、
    通信部によって所定の通信方式によって通信を行う通信ステップと、
    前記所定の通信方式の規格に基づき、前記所定の通信方式による前記通信装置と情報処理装置との間の通信のために前記情報処理装置を認証する認証処理を実行する認証ステップと、
    前記認証処理が実行される場合、前記認証処理において前記通信装置によって取得されることが前記所定の通信方式の規格に基づいて定められている情報以外の、且つ前記認証処理によって認証される前記情報処理装置を識別するための識別情報を取得する取得ステップと、
    認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を含む表示画面を表示部に表示する表示ステップと、
    前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって、前記所定の通信方式と異なる他の通信方式による通信に関する情報を取得する情報取得ステップと、
    取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づいて、前記他の通信方式によって、前記情報処理装置と異なる他の装置と前記通信装置とを接続させる接続ステップと、
    前記認証処理によって認証されている状態となっている1又は複数の前記情報処理装置を、前記認証処理によって認証されていない状態にするためのリセット処理を実行するリセットステップと、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を前記表示画面においてユーザが選択できないように制御する制御ステップと、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって取得された前記他の通信方式による通信に関する情報に基づく前記他の装置と前記通信装置との接続を解除する解除ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  27. 通信装置の制御方法であって、
    通信部によって所定の通信方式によって通信を行う通信ステップと、
    前記所定の通信方式の規格に基づき、前記所定の通信方式による前記通信装置と情報処理装置との間の通信のために前記情報処理装置を認証する認証処理を実行する認証ステップと、
    前記認証処理が実行される場合、前記認証処理において前記通信装置によって取得されることが前記所定の通信方式の規格に基づいて定められている情報以外の、且つ前記認証処理によって認証される前記情報処理装置を識別するための識別情報を取得する取得ステップと、
    認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を含む表示画面を表示部に表示する表示ステップと、
    前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって、前記通信装置と前記所定の通信方式と異なる他の通信方式による接続を実行するための接続情報を、前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置に送信する送信ステップと、
    前記認証処理によって認証されている状態となっている1又は複数の前記情報処理装置を、前記認証処理によって認証されていない状態にするためのリセット処理を実行するリセットステップと、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された前記情報処理装置と前記通信装置との接続を解除する接続解除ステップとを有し、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報が前記表示画面から削除されることを特徴とする制御方法。
  28. 通信装置の制御方法であって、
    通信部によって所定の通信方式によって通信を行う通信ステップと、
    前記所定の通信方式の規格に基づき、前記所定の通信方式による前記通信装置と情報処理装置との間の通信のために前記情報処理装置を認証する認証処理を実行する認証ステップと、
    前記認証処理が実行される場合、前記認証処理において前記通信装置によって取得されることが前記所定の通信方式の規格に基づいて定められている情報以外の、且つ前記認証処理によって認証される前記情報処理装置を識別するための識別情報を取得する取得ステップと、
    認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を含む表示画面を表示部に表示する表示ステップと、
    前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置との前記所定の通信方式による通信によって、前記通信装置と前記所定の通信方式と異なる他の通信方式による接続を実行するための接続情報を、前記認証処理によって認証されている前記情報処理装置に送信する送信ステップと、
    前記認証処理によって認証されている状態となっている1又は複数の前記情報処理装置を、前記認証処理によって認証されていない状態にするためのリセット処理を実行するリセットステップと、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された1又は複数の前記情報処理装置から取得された1又は複数の前記識別情報を前記表示画面においてユーザが選択できないように制御する制御ステップと、
    前記リセット処理が実行された場合、前記リセット処理が実行される前に実行された前記認証処理によって認証された前記情報処理装置と前記通信装置との接続を解除する接続解除ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  29. 通信装置のコンピュータを、
    請求項1乃至24のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として動作させるためのプログラム
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