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JP6649292B2 - スプリング式コネクタ - Google Patents

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JP6649292B2
JP6649292B2 JP2017010296A JP2017010296A JP6649292B2 JP 6649292 B2 JP6649292 B2 JP 6649292B2 JP 2017010296 A JP2017010296 A JP 2017010296A JP 2017010296 A JP2017010296 A JP 2017010296A JP 6649292 B2 JP6649292 B2 JP 6649292B2
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Description

本発明は、スプリング式コネクタに係り、具体的には、一対のコネクタの半嵌合時及び嵌合解除時(以下、半嵌合時と総称する。)に強制的に嵌合を解除するスプリングを備えたスプリング式コネクタに関する。
一般に、コネクタは、雌コネクタ及び雄コネクタの両コネクタが、互いに嵌合された位置で係合し合うロック機構を備えて形成される。また、両コネクタが嵌合位置にまで至らない半嵌合状態の場合、スプリングの弾発力によって強制的に嵌合を解除するスプリング式コネクタが知られている。例えば、一方のコネクタをインナーハウジングと、該インナーハウジングを包囲して嵌合軸方向に相対的に摺動可能にアウターハウジングを組み付けて形成し、インナーハウジングをアウターハウジングに対して他方のコネクタから離れる方向に付勢するように、両ハウジング間にスプリングを配置して形成する。そして、スプリングの弾発力によりアウターハウジングに対してインナーハウジングを嵌合解除方向(以下、反嵌合方向という。)に付勢する。また、嵌合解除状態において、インナーハウジングとアウターハウジングが離脱しないように、インナーハウジングとアウターハウジングの嵌合解除方向の相対位置を所定の組み付け位置に規制する抜け止め機構が設けられる。
例えば、特許文献1の図5に記載された雌コネクタは、インナーハウジングと該インナーハウジングを嵌合軸方向に相対的に摺動可能に包囲して組み付けられてなるアウターハウジングとを有して形成されている。雄コネクタは、インナーハウジングとアウターハウジングとの間に形成される隙間に挿入される筒部を有して形成されている。また、インナーハウジングとアウターハウジングは、両ハウジング同士の離脱を防止して、所定の組み付け位置に保持する抜け止め機構が設けられている。抜け止め機構は、アウターハウジングの上面に形成された長穴と、この長穴に挿入可能にインナーハウジングに形成された突起とを有している。この長穴はインナーハウジングとアウターハウジングの相対的な摺動方向を長軸として形成され、突起は長穴の摺動方向の一方の端の穴壁に当接して位置が規制されるようになっている。
このように構成されることから、特許文献1の図5のアウターハウジングとインナーハウジングに設けられた抜け止め機構によれば、雌コネクタと雄コネクタのロック機構が係合していない半嵌合状態のときに、スプリンの弾発力でアウターハウジングとインナーハウジングは互いに嵌合解除方向に付勢される。このとき、アウターハウジングの上面に形成された長穴の一端の穴壁にインナーハウジングの上面に形成された突起が当接して、抜け止め機構が機能し、両ハウジングが所定の組み付け位置に保持される。
特開平11−224728号公報
特許文献1の図5に記載されたスプリング式コネクタは、スプリングの弾発力でアウターハウジングの長穴の穴壁にインナーハウジングの突起を当接させて抜け止めしているから、端子数が多い多極のコネクタのように、スプリングの弾発力を強くすると、突起が穴壁に強く衝突して抜け止め機構が損傷されるおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、互いに摺動自由に組み付けられたアウターハウジングとインナーハウジングを反嵌合方向に付勢して、コネクタの嵌合を解除するスプリングを備えたスプリング式コネクタにおいて、嵌合解除時にアウターハウジングとインナーハウジングの離脱を防止する抜け止め機構の損傷を防止することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の第1の態様のスプリング式コネクタは、互いに嵌合された位置で係合し合うロック機構を有してなる一対のコネクタを備え、一方のコネクタはインナーハウジングと該インナーハウジングを包囲して嵌合軸方向に相対的に摺動自由に組み付けられるアウターハウジングとを有し、前記インナーハウジングと前記アウターハウジングとの間に他方のコネクタが挿入される隙間が形成されてなり、前記インナーハウジングと前記アウターハウジングは、互いのハウジング同士が離脱するのを防止する抜け止め機構を有し、前記ロック機構が係合していない半嵌合状態のときは互いのハウジングを反嵌合方向に付勢するスプリングを備え、前記抜け止め機構は、前記インナーハウジングと前記アウターハウジングが相対的に摺動する嵌合軸方向に対向させて両ハウジングに設けられた一対の当接部材を有し、前記一対の当接部材の間に緩衝材を設けてなることを特徴とする。
このように、抜け止め機構をインナーハウジングとアウターハウジングの両ハウジングに対向させて設けられた一対の当接部材で構成した場合、一対のコネクタの半嵌合時等に、両ハウジングがスプリングにより反嵌合方向に付勢され、一対の当接部材が当接して両ハウジングの離脱が防止される。この場合、スプリングの弾発力を強くしても、一対の当接部材間に作用する衝突力が緩衝材によって緩和されるので、抜け止め機構の損傷を防止することができる。
この場合において、インナーハウジングの外周面に、他方のコネクタの内周面との間に挿入される水密性の環状パッキンが装着されている場合は、その環状パッキンから延長して一対の当接部材の間に位置させてなる帯状部材を緩衝材として用いてもよい。つまり、緩衝材は環状パッキンと同一の材料で形成するのが好ましい。
本発明の第2の態様のコネクタは、前記インナーハウジングの外周面に、他方のコネクタの内周面との間に挿入される水密性の環状パッキンが装着され、前記アウターハウジングは、前記環状パッキンの奥側の端部に位置させて他方のコネクタが挿入される隙間の奥に位置された段部を有し、前記環状パッキンに一体形成され前記アウターハウジングの段部に当接可能に形成されたフランジを設け、このフランジを緩衝材とした抜け止め機構を構成する。この第2の態様の場合は、第1の態様の抜け止め機構は省略することができる。
これによれば、半嵌合時に互いのハウジングをスプリングの弾発力により強制的に反嵌合方向に付勢すると、抜け止め機構を構成するフランジとアウターハウジングの段部が当接しても、その当接の衝突力はパッキンから拡張されたフランジで緩和されるので、スプリングの弾発力を強くしても、抜け止め機構の損傷を防止することができる。
本発明によれば、互いに摺動自由に組み付けられたアウターハウジングとインナーハウジングを反嵌合方向に付勢して、コネクタの嵌合を解除するスプリングを備えたスプリング式コネクタにおいて、嵌合解除時にアウターハウジングとインナーハウジングの離脱を防止する抜け止め機構の損傷を防止することができる。
本発明の実施例1のスプリング式コネクタを分解して示した斜視図である。 実施例1の雌コネクタを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は雄コネクタ側から見た正面図である。 実施例1の雌コネクタと雄コネクタの嵌合時の動作を説明する図である。 実施例1の雌コネクタの抜け止め機構に設けた緩衝材を示す図である。 実施例1の雌コネクタの抜け止め機構に設けた緩衝材を有する環状パッキンの構成図である。 本発明の実施例2の雌コネクタの主要部を示す図であり、(a)は主要部の断面図、(b)は雄コネクタ側から見た正面図である。 実施例2の雌コネクタの抜け止め機構を構成する環状パッキンの構成図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
本発明の実施例1のスプリング式コネクタを、図1〜図5を参照して説明する。図1の分解図に示すように、雌コネクタ1と雄コネクタ2とから構成される。雌コネクタ1は、複数の雌端子が収容されてなるインナーハウジング3と、インナーハウジング3を包囲して図示矢印4の嵌合軸方向に沿って相対的に摺動可能に組み付けられるアウターハウジング5を備えて構成される。インナーハウジング3は、複数の雌端子を収容する収容室を包囲する略矩形の断面を有する筒部3aと、筒部3aの上部に空間を空けて設けられたカバー部材である上板3bを有して構成されている。筒部3aは、アウターハウジング5の略矩形の断面を有する筒部5aの中に挿入可能に形成されている。筒部3aの外周面と筒部5aの内周面との間には、後述する雄コネクタ2の略矩形の断面を有する筒部10が挿入される隙間が設けられている。
環状パッキン6は、筒部3aの外周面に装着され、後述する雄コネクタ2の略矩形の断面を有する筒部10の内周面とインナーハウジング3の外周面との間の防水を図るものである。環状パッキン6は、筒部3aの外周面の先端部に装着されるフロントホルダ7と筒部3aの奥に形成された段部との間に位置されている。なお、本実施例では、2つのショート端子8をインナーハウジング3の対応する収容室に挿入して装着するようになっている。ショート端子8は、雌コネクタ1に嵌入される雄コネクタ2の特定の2つの雄端子を短絡するものである。しかし、本発明は、ショート端子8を備えたコネクタに限られるものではない。
一方、雄コネクタ2は、針状の複数の雄端子9が挿入収容される収容室を形成する略矩形の断面を有する筒状の筒部10を備えて構成されている。本実施例の雄コネクタ2は、例えば、図示していない回路基板に結合して用いられるものであり、筒部10の両側面に回路基板にボルト等で固定する支持部11が設けられている。しかし、雄コネクタ2は、これに限られるものではない。
ここで、雌コネクタ1のインナーハウジング3とアウターハウジング5を所定の組み付け状態に保持して、両者の離脱を防止する抜け止め機構、及び雌コネクタ1と雄コネクタ2との嵌合状態を保持するロック機構について説明する。まず、インナーハウジング3とアウターハウジング5は、図1の矢印4に示す嵌合軸方向に相対的に摺動可能に組み付けられる。また、インナーハウジング3とアウターハウジング5は、複数のコイル状のスプリング12によって、互いに離脱する方向に弾発付勢されている。図1及び図2(a)に示すように、インナーハウジング3の側面の後端部にはスプリング収容部3cが設けられ、これに対応してアウターハウジング5の側面の後端部にはスプリング収容部5dが設けられている。スプリング12は、一端がスプリング収容部3cに摺動自由に収容され、他端はスプリング収容部5dに収容され、インナーハウジング3とアウターハウジング5を図1の矢印4に示す嵌合軸方向に沿って反嵌合方向に弾発付勢している。
ここで、雌コネクタ1と雄コネクタ2の嵌合状態のロック機構について説明する。ロック機構は、雌コネクタ1のインナーハウジング3の上板3bに形成されたロックアーム3eのロック爪3jと、雄コネクタ2の筒部10の上面に突出して形成された突起10aを有して形成されている。図3(a)に示すように、雄コネクタ2を雌コネクタ1に押し込んでいくと、雄コネクタ2の筒部10の下面に設けられた突起10bがアウターハウジング5の先端部に当接し、雄コネクタ2のアウターハウジング5に対する位置が決まる。さらに、インナーハウジング3を押し込むと、図3(b)に示すように、ロックアーム3eの先端のロック爪3jが雄コネクタ2の突起10aに当接してロックアーム3eが弾性変形し、ロック爪3jが突起10aに乗り上げ、さらに押し込むとロック爪3jが突起10aを乗り越えて、突起10aに係止される。このようにしてロック機構が係合され、雌コネクタ1と雄コネクタ2の嵌合が完了し、雌コネクタ1と雄コネクタ2の対応する雌端子14と雄端子9同士の電気的な接続が保持される。なお、スプリング12は、ロック機構が係合していない半嵌合のときは、雌コネクタ1と雄コネクタ2の互いのハウジングが離脱する反嵌合方向に付勢して抜け止め機構が動作する。
次に、本実施例の特徴に関係する抜け止め機構について説明する。雌コネクタ1の組み付け状態を保持して、ハウジング同士の離脱を防止する抜け止め機構は、アウターハウジング5の上面に形成された長穴5bと、この長穴5bにそれぞれ挿入可能にインナーハウジング3の上板3bに形成された突起3dとを有して形成される。長穴5bはインナーハウジング3とアウターハウジング5の相対的な摺動方向を長軸として形成される。長穴5bに摺動可能に挿入された突起3dは、摺動方向の一端の穴壁5cに当接して、アウターハウジング5に対するインナーハウジング3の位置を規制する。すなわち、抜け止め機構の一対の当接部材は、穴壁5cと突起3dにより形成される。本実施例の抜け止め機構は、図2(b)に示すように、インナーハウジング3の上板3bとこれに対応するアウターハウジング5の上筒面に2組、インナーハウジング3の筒部3aの下筒面とこれに対応するアウターハウジング5の下筒面に1組設けられているが、本発明は本実施例に限られるものではない。
なお、図2(b)に示すように、上板3bの筒部3a側の下面には、補強用のリブ3fが適宜設けられている。また、上板3bの両側の側縁は、アウターハウジング5の内面に形成されたリブ5hに摺動可能に支持されている。
図4及び図5を参照して、本実施例の特徴に係る抜け止め機構の緩衝材について説明する。図4(a)、(b)は、所定の組み付け状態にあるインナーハウジング3とアウターハウジング5の断面を示し、同図(a)は図2(a)の矢印IVaの嵌合軸位置における断面図、同図(b)は図2(a)の手前の長穴5bの矢印IVbの長軸位置における断面図である。図5は、環状パッキン6の構成を示している。環状パッキン6は、インナーハウジング3の外周面に装着される矩形のパッキン本体部6aと、パッキン本体部6aの奥行き方向の端面から伸延して形成された帯状の緩衝材6bと有して形成されている。つまり、緩衝材6bは環状パッキン6と同一の材料(例えば、シリコンゴム)で形成するのが好ましい。
環状パッキン6は、図4に示すように、インナーハウジング3の筒部3aの外周面に装着される。パッキン本体部6aの奥行き方向の端面は、筒部3aの外周面の上面からインナーハウジング3の上板3bの下面に向けて仕切壁3gが設けられ、筒部3aの外周面の下面からアウターハウジング5の筒部5aの内面に向けて仕切壁を含んで筒壁3が形成されている。そして、パッキン本体部6aは、インナーハウジング3の先端部から装着されるフロントホルダ7の端面とインナーハウジング3の仕切壁3g及び仕切壁を含む筒壁3との間に位置して固定される。また、帯状の緩衝材6bはパッキン本体部6aが仕切壁3g又は仕切壁を含む筒壁3に当接する部位から伸延され、抜け止め機構を構成する長穴5bの穴壁5cと突起3dが対向する隙間に挿入して設けられている。なお、緩衝材6bは、パッキン本体部6aとは別体に形成して、穴壁5cと突起3dが対向する隙間に挿入して設けてもよいが、パッキン本体部6aと一体に形成することにより、部品の点数を少なくでき、組立時の作業管理が容易になる。
このように構成されることから、本実施例によれば、インナーハウジング3とアウターハウジング5の両ハウジングに対向させて設けられた突起3dと穴壁5cとが当接するように抜け止め機構を形成し、それらの間に緩衝材6bを挿入配置したことから、雌コネクタ1と雄コネクタ2の半嵌合時等に、スプリング12によりインナーハウジング3とアウターハウジング5が強制的に嵌合を解除する反嵌合方向に離脱されても、突起3dと穴壁5cとが当接して所定の組み付け位置に保持される。さらに、雌コネクタ1と雄コネクタ2が多数の端子を有する場合に、スプリングの弾発力を強くして、突起3dと穴壁5cの当接部材間に作用する衝撃力が緩衝材6bによって緩和されるので、突起3dの損傷を防止することができる。
本発明の実施例2のスプリング式コネクタを、図6、図7を参照して説明する。本実施例が実施例1と異なる点は、抜け止め機構の構成が異なることにあり、その他の構成は実施例1と同一であることから、相違する点についてのみ説明し、その他の構成は説明を省略する。
図6は、本実施例の雌コネクタ1の構成を示し、同図(a)は上段のスプリング12の中心軸における断面図であり、同図(b)は雄コネクタ2側から見た正面図である。本実施例の環状パッキン13は、図7に示すように、インナーハウジング3の筒部3aに装着される環状のパッキン本体13aと、パッキン本体13aの図において奥側の端部に一体に形成されたフランジ13bを備えて形成されている。フランジ13bには、切欠き13cが形成されている。なお、切欠き13cは、インナーハウジング3の筒部3aの上面の中央部に位置されているが、必ずしも必要なものではない。
環状パッキン13は、図6(a)に示すように、フランジ13bを奥側にしてインナーハウジング3の筒部3aの外周に装着される。筒部3aの外周には、段差面を有する段部3hが形成されている。段部3hは、インナーハウジング3とアウターハウジング5の所定の組み付け位置において、アウターハウジング5のスプリング収容部5dを形成するスプリング受け5eの裏面5fの位置に合わせて形成されている。なお、図6(a)において、符号3kはスプリング12のガイド棒である。したがって、フランジ13bを奥側にしてインナーハウジング3の筒部3aの外周に環状パッキン13を装着すると、フランジ13bの奥側の面は、段部3hと裏面5fの双方に当接して装着される。なお、図6(a)の状態が、インナーハウジング3とアウターハウジング5の所定の組み付け位置であり、雌コネクタ1と雄コネクタ2の半嵌合時にスプリング12の弾発力により強制的に復帰される位置である。すなわち、インナーハウジング3に装着された環状パッキン13のフランジ13bと、アウターハウジング5の裏面5fとにより、抜け止め機構が構成される。
したがって、雌コネクタ1と雄コネクタ2の半嵌合時には、アウターハウジング5から図6(a)において下方に突出していたインナーハウジング3が、スプリング12により押し戻されて図示位置に復帰される。このとき、環状パッキン13のフランジ13bがスプリング受け5eの裏面5fに衝突するが、その衝撃力はフランジ13bによって十分に緩和されるので、スプリング12の弾発力が強くても、抜け止め機構が損傷されるのを防止することができる。なお、本実施例の場合は、実施例1の抜け止め機構は省略することができる。
上述したように、本実施例は、インナーハウジング3の外周面に雄コネクタ2の筒部10の内周面との間に挿入される水密性の環状パッキン13が装着され、アウターハウジング5は、環状パッキン13の奥側の端部に位置させて雄コネクタ2の筒部10が挿入される隙間の奥に位置されたスプリング受け部の裏面5fを有し、環状パッキン13に一体形成されアウターハウジング5のスプリング受け5eの裏面5fに当接可能に形成されたフランジ13bを設け、このフランジ13bを緩衝材とした抜け止め機構を構成している。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の主旨の範囲で変形又は変更された形態で実施することが可能であることは、当業者にあっては明白なことであり、そのような変形又は変更された形態が本願の特許請求の範囲に属することは当然である。
1 雌コネクタ
2 雄コネクタ
3 インナーハウジング
3d 突起
3e ロックアーム
3j ロック爪
5 アウターハウジング
5b 長穴
5c 穴壁
6 環状パッキン
7 フロントホルダ
10 筒部
10a 突起
10b 突起

Claims (3)

  1. 互いに嵌合された位置で係合し合うロック機構を有してなる一対のコネクタを備え、
    一方のコネクタはインナーハウジングと該インナーハウジングを包囲して嵌合軸方向に相対的に摺動自由に組み付けられるアウターハウジングとを有し、
    前記インナーハウジングと前記アウターハウジングとの間に他方のコネクタが挿入される隙間が形成されてなり、
    前記インナーハウジングと前記アウターハウジングは、互いのハウジング同士が離脱するのを防止する抜け止め機構を有し、
    前記ロック機構が係合していない半嵌合状態のときは互いのハウジングを反嵌合方向に付勢するスプリングを備え、
    前記抜け止め機構は、前記インナーハウジングと前記アウターハウジングが相対的に摺動する嵌合軸方向に対向させて両ハウジングに設けられた一対の当接部材を有し、前記一対の当接部材の間に緩衝材を設けてなることを特徴とするスプリング式コネクタ。
  2. 前記インナーハウジングは、外周面に前記他方のコネクタの内周面との間に挿入される水密性の環状パッキンが装着されてなり、
    前記緩衝材は、前記環状パッキンから延長して前記一対の当接部材の間に位置させて設けてなる帯状部材であることを特徴とする請求項1に記載のスプリング式コネクタ。
  3. 互いに嵌合された位置で係合し合うロック機構を有してなる一対のコネクタを備え、
    一方のコネクタはインナーハウジングと該インナーハウジングを包囲して嵌合軸方向に相対的に摺動自由に組み付けられるアウターハウジングとを有し、
    前記インナーハウジングと前記アウターハウジングとの間に他方のコネクタが挿入される隙間が形成されてなり、
    前記インナーハウジングと前記アウターハウジングは、互いのハウジング同士が離脱するのを防止する抜け止め機構を有し、
    前記ロック機構が係合していない半嵌合状態のときは互いのハウジングを反嵌合方向に付勢するスプリングを備え、
    前記インナーハウジングは、外周面に他方のコネクタの内周面との間に挿入される水密性の環状パッキンが装着されてなり、
    前記アウターハウジングは、前記環状パッキンの奥側の端部に位置させて前記他方のコネクタが挿入される隙間の奥に位置された段部を有し、
    前記抜け止め機構は、前記環状パッキンから拡張して、前記アウターハウジングの段部に当接可能に形成されたフランジであることを特徴とするスプリング式コネクタ。
JP2017010296A 2017-01-24 2017-01-24 スプリング式コネクタ Active JP6649292B2 (ja)

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