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JP6641630B2 - ハイルーフ車のベッド支持構造 - Google Patents

ハイルーフ車のベッド支持構造 Download PDF

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Description

本発明は、ハイルーフ車のベッド支持構造に関する。
大型のトラック等においては、車室の車幅方向両側を区画する左右のキャブ側面部を有するキャブ本体の上方に、車室の天井面部と、この天井面部の車幅方向両側の端縁から下方へ延びて左右のキャブ側面部に連続する左右の延長面部とを一体的に有するハイルーフパネルが取り付けられたハイルーフ車が知られている。このハイルーフ車は、キャブ本体の上方にハイルーフパネルが取り付けられることで、車室がキャブ本体のキャブ側面部の上端よりも上方へ拡張される。
この種のトラックでは、国や地域によって、二人のドライバーがトラックに乗り込み、二人が同時に就寝可能な運転方式が採用される。このような運転方式が採用されたトラックには、車室内に上下2段のベッドが設けられる。
特許文献1では、トラックの運転席及び助手席の後方に上下2段のベッドを備えたキャブが提案されている。運転席及び助手席のシートバックの後方の下部には、下段の固定ベッドが配置され、シートバックの上方には、上段の格納式ベッド(以下、ベッドと略す。)が配置される。このベッドは、ベッドの後端部に取り付けられたヒンジによって、キャブのリアパネルに回動可能に支持され、格納位置と利用者が就寝可能な使用位置との間でベッドの前端部が移動する。また、キャブの車幅方向両側のサイドパネルには、補強部材が取り付けられ、この補強部材には、ベッドを使用位置で保持する第1の支持部材が取り付けられる。第1の支持部材は、ベッドの前端部に固設された係合金具と係合することで、利用者とベッドの重量を支持するようになっている。
特開2008−229083号公報
ところで、特許文献1では、ベッドを使用位置で支持する第1の支持部材の強度を確保するために、キャブのリアパネルに補強部材が取り付けられ、その補強部材に、第1の支持部材がボルト等で固定されている。そのため、ベッドを支持する構造が複雑化し、部品点数が多くなることから、製造工数の増加を招くおそれがある。
本発明は、簡単な構造で、ベッドを支持する強度を確保することが可能なハイルーフ車のベッド支持構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るハイルーフ車のベッド支持構造は、車室の車幅方向両側を区画する左右のキャブ側面部を有するキャブ本体の上方に、車室の天井面を形成する天井面部と、天井面部の車幅方向両側の端縁から下方へ延びて左右のキャブ側面部に連続する左右の延長面部とを一体的に有するハイルーフパネルが取付けられ、ハイルーフパネルによって車室がキャブ側面部の上端よりも上方へ拡張される。ハイルーフパネルの延長面部の車幅方向内側の内面に固定されて上下方向に延び、延長面部を補強するルーフサイドレインフォースと、キャブ本体のキャブ側面部の車幅方向内側の内面の上端側に固定されて前後方向に延び、キャブ側面部を補強するキャブサイドレールと、キャブ側面部の上端近傍の高さ位置で車室内に配置されるベッドと、ルーフサイドレインフォースの下端部とキャブサイドレールとを連結するとともに、ベッドの車幅方向外側の外端部を下方から支持するガセットと、を備える。
上記構成では、ハイルーフパネルを補強するルーフサイドレインフォースの下端部とキャブサイドレールとを連結するガセットに、ベッドの車幅方向外側の外端部を下方から支持する機能をもたせたことで、キャブ本体の上端近傍の高さ位置でベッドを支持することが可能になり、しかも、ルーフサイドレインフォースとキャブサイドレールとの連結構造と、ベッドの支持構造との部品の共有化を実現できるため、ベッドを支持する構造が簡単になり、製造工数の削減が可能になる。また、ルーフサイドレインフォースとキャブサイドレールは、いずれも高い剛性を有し、他の部材と強固に連結されているから、これらに連結されたガセットは、ベッドを支持するための必要な強度が確保される。
また、ガセットは、ルーフサイドレインフォースの下端部の車幅方向内側の内面に固定される第1取付部と、この第1取付部から下方へ延びてキャブサイドレールの車幅方向内側の内面に固定される板状の第2取付部と、この第2取付部の下端縁から車幅方向内側へL状に曲折してベッドの外端部を支持する板状のベッド支持板部と、を有し、第2取付部の車幅方向内側の内面とベッド支持板部の上面とには、L状の曲折部分を横断して連続する前後1対の線状のリブが形成されていてもよい。
このように、ガセットには、第2取付部の車幅方向内側の内面とベッド支持板部の上面とに、L状の曲折部分を横断して連続する前後1対の線状のリブが形成されているので、曲折部分の曲げ強度を高め、ベッド支持部材の耐荷重の増加が可能になる。このため、ガセットは、肉厚を大きくしなくても、必要な耐荷重を確保できる。
本発明に係るハイルーフ車のベッド支持構造によれば、簡単な構造で、ベッドを支持する強度を確保することができる。
本発明のハイルーフ車のベッド支持構造が適用されるキャブを内側からみた斜視図である。 図1のキャブにベッドを設けた状態を示す斜視図である。 図1のキャブのガセットを拡大して示す斜視図である。 図3のA−A矢視方向におけるベッドとガセットの断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図中FRは車両前方を、図中UPは車両上方を、図中INは車幅方向内側をそれぞれ示している。また、以下の説明における前後方向は、車両の前後方向を意味し、左右方向は、車両前方を向いた状態での車両の左右方向を意味し、上下方向は、車両の上下方向を意味する。
図1に、本発明のベッド支持構造が適用されるハイルーフ車のキャブ1を示す。なお、同図はキャブ1の左半分を表しているが、キャブ1は左右がほぼ対称に構成されるため、右半分については、説明を適宜省略する。
キャブ1は、運転席及び助手席(一方の座席を破線Sで示す)を内部に有するキャブ本体2の上方にハイルーフ部3を設けたことにより、キャブ本体2の上端よりも上方へ車室4が拡張されている。キャブ1は、全体がほぼ箱型に形成され、キャブ本体2とハイルーフ部3とによって1つの車室4を形成する。
キャブ本体2は、左右1対のキャブ側面部5と、キャブ前面部6と、キャブ背面部7と、キャブ床面部8とを有して外壁を形成する。これらの外壁は、鋼板等の高強度材料からなり、プレス成形によって成形される。
キャブ側面部5は、キャブ前面部6の車幅方向側端部とキャブ背面部7の車幅方向側端部とキャブ床面部8の車幅方向側端部とに接合し、車室4の車幅方向両側を区画する。キャブ前面部6は、キャブ側面部5の前端部とキャブ床面部8の前端部とに接合し、車室4の前方を区画する。キャブ背面部7は、キャブ側面部5の後端部とキャブ床面部8の後端部とに接合し、車室4の後方を区画する。キャブ床面部8は、キャブ側面部5の下端部とキャブ前面部6の下端部とキャブ背面部7の下端部とに接合し、車室4の下方を区画する。
キャブ本体2の外壁は、キャブサイドレール9、キャブバックレール10、キャブフロントレール11、第1レインフォース12、第2レインフォース13、第3レインフォース14等の補強部材によって補強される。これらの補強部材は、鋼材等の高強度材料で形成される。
キャブサイドレール9は、キャブ側面部5の車幅方向内側の内面の上端部に固定されて前後方向に延び、キャブ側面部5を補強する。キャブバックレール10は、キャブ背面部7の前方の内面の上端部に固定されて左右方向に延び、キャブ背面部7を補強する。キャブフロントレール11は、キャブ前面部6の後方の内面の上端部に固定されて左右に延び、キャブ前面部6を補強する。なお、キャブサイドレール9、キャブバックレール10、キャブフロントレール11は、互いに連結されていてもよいし、環状に一体形成されていてもよい。
第1レインフォース12と第2レインフォース13は、それぞれ、キャブ床面部8の車幅方向側端部とキャブサイドレール9の下端部とを渡して、キャブ側面部5の車幅方向内側の内面に沿って上下方向に延び、キャブ側面部5を補強する。第3レインフォース14は、キャブ床面部8の後端部とキャブバックレール10の下端部とを渡して、キャブ背面部7の前方の内面に沿って上下方向に延び、キャブ背面部7を補強する。
このように構成されるキャブ本体2の上方には、ハイルーフ部3の外壁を形成するハイルーフパネル15が取り付けられる。ハイルーフパネル15が取り付けられたことで、車室4は、キャブ本体2のキャブ側面部5の上端よりも上方へ拡張される。ハイルーフパネル15は、ルーフサイドレインフォース16、ルーフバックレインフォース17等によって補強される。
ハイルーフパネル15は、樹脂材料を含む複合材料等で成形されたパネル部材であり、車室4の天井面を形成する天井面部18と、天井面部18の車幅方向両側の端縁から下方へ延びて左右のキャブ側面部5に連続する左右の延長側面部(延長面部)19と、天井面部18の前方の端縁から斜め下方へ延びてキャブ前面部6と連続する延長前面部20と、天井面部18の後方の端縁から下方へ延びてキャブ背面部7と連続する延長背面部21とを一体的に有している。
ルーフサイドレインフォース16とルーフバックレインフォース17は、鋼材等の高強度材料で形成される。ルーフサイドレインフォース16は、左右のキャブサイドレール9を渡して、ハイルーフパネル15の天井面部18の下方の内面と左右の延長側面部19の車幅方向内側の内面とにそれぞれ固定され、全体として門型に形成される。このルーフサイドレインフォース16は、車幅方向に延びる部分が天井面部18を補強し、上下方向に延びる部分が左右の延長側面部19を補強する。このうち、上下方向に延びる部分の下端部が、ガセット22を介して左右のキャブサイドレール9の上端部に連結される。
ルーフバックレインフォース17は、キャブバックレール10とルーフサイドレインフォース16とを渡して、ハイルーフパネル15の延長背面部21の前方の内面と天井面部18の下方の内面とにそれぞれ固定され、全体としてL状に形成される。このルーフバックレインフォース17は、上下方向に延びる部分が延長背面部21を補強し、その下端部がキャブバックレール10の上端部に連結され、前後方向に延びる部分が天井面部18を補強し、その前端部が車幅方向に延びるルーフサイドレインフォース16の後端部に連結される。
次に、キャブ1内に設けられるベッドとその支持構造について、図2〜図4を参照して説明する。図2に示すように、キャブ本体2には、キャブ床面部8の上方に、運転席及び助手席(座席S)が車幅方向に並んで設けられる。キャブ床面部8は、座席Sの後方(シート後方)において、車幅方向に延び、車室4側へ突出する断面山形の凸部23と、キャブ背面部7に沿って車幅方向に延び、車室4側へ突出する断面矩形状の段部24とを有する。凸部23と段部24は、車室4の同じ高さ位置まで突出しており、これらの上に下段のベッド(不図示)が水平に設置される。
運転席及び助手席(座席S)の後方で、これらの上方の車室4内には、上段のベッド25が設けられる。ベッド25は、略矩形に形成され、キャブ本体2のキャブ側面部5の上端近傍の高さ位置に配置される。ベッド25は、その後端部に設けられたヒンジ(不図示)が、ヒンジブラケット26に回動可能に支持されており、ヒンジブラケット26はキャブバックレール10とルーフバックレインフォース17とにそれぞれボルトで固定される。これにより、ベッド25は、図2の矢印a,bの方向に前端部が移動可能に支持される。
図3に示すように、ベッド25の車幅方向外側の外端部と対向する位置には、それぞれ、ベッド25を使用位置で支持するためのガセット22が配置される。ガセット22は、ルーフサイドレインフォース16の下端部とキャブサイドレール9とを連結するとともに、ベッド25の車幅方向外側の外端部を下方から支持する金具であり、プレス成形によって形成される。
図4に示すように、ガセット22は、ルーフサイドレインフォース16の下端部の車幅方向内側の内面16aに固定される板状の第1取付部27と、第1取付部27から下方へ延びてキャブサイドレール9の車幅方向内側の内面9aに固定される板状の第2取付部28と、第2取付部28の下端縁から車幅方向内側へL状に曲折してベッド25の外端部を下方から支持する板状のベッド支持板部29とを有する。このガセット22は、第1取付部27と第2取付部28との間に、車両の前後方向に延び、車幅方向内側へ突出する断面V状のバネ部30を有する。
ガセット22は、第2取付部28とベッド支持板部29との間に形成されたL状の曲折部分31に、第2取付部28の下端縁から車幅方向内側の下方へ傾斜する傾斜面31aを有している。第2取付部28の車幅方向内側の内面28aとベッド支持板部29の上面29aとには、曲折部分31を横断して連続する前後1対の線状のリブ32が形成される。リブ32は、ガセット22に一体形成されていてもよいが、肉盛溶接等で形成することができる。
このように構成されたガセット22は、図4に示すように、第1取付部27が、ルーフサイドレインフォース16の内面16aの2箇所にそれぞれボルト33a,33bによって固定され、第2取付部28が、キャブサイドレール9の内面9aの2箇所にそれぞれボルト34a,34bによって固定される。ボルト33aは、第1取付部27、ルーフサイドレインフォース16の各ボルト穴に挿通された後、ハイルーフパネル15から突出するボス35のボルト穴に螺合される。ボルト33bは、第1取付部27、ルーフサイドレインフォース16の各ボルト穴に挿通された後、ナット36によって締結される。ボルト34aは、第2取付部28、キャブサイドレール9、第4レインフォース37、キャブ側面部5の各ボルト穴に挿通された後、ナット38によって締結される。ボルト34bは、第2取付部28、キャブサイドレール9の各ボルト穴に挿通された後、ナット39によって締結される。ハイルーフパネル15は、下端縁から車幅方向内側に起立するフランジ部40を有し、このフランジ部40とキャブ側面部5の上端縁から車幅方向内側に起立するフランジ部41との隙間には、防水用のパッキン42が挟持される。
図4に示すように、ベッド25は、芯材ボード43と、表皮部44と、フレーム45と、支持板46とを有する。フレーム45は、金属製のパイプであり、芯材ボード43の下部外縁に沿って環状に形成され、芯材ボード43を補強する。支持板46は、断面L状に形成された金属製の板材である。支持板46は、車幅方向外側で前後方向に延びるフレーム45の下部に固着され、下端面が水平に延びて設けられることで、ガセット22のベッド支持板部29と当接するベッド25の外端部の下面を確保する。表皮部44は、クッション材からなり、芯材ボード43とフレーム45と支持板46とを被包する。
このように構成されたベッド25を使用する際には、ベッド25の前端部を図2の矢印aの方向に移動させ、車幅方向外側の外端部をそれぞれガセット22のベッド支持板部29の上面29aに当接させる。これにより、ベッド25は、左右の外端部がそれぞれガセット22に支持されて水平に配置され、使用状態が保持される。
ベッド25には、図2に示すように、支持部材47が取り付けられる。支持部材47は、帯状のベルト48と、ベルト上端固定金具49と、ベルト下端固定金具51と、上下の格納用ベルト52,53と、上下の連結具50a,50bと、を有する。ベルト上端固定金具49は、ハイルーフパネル15の天井面部18に固定され、ベルト下端固定金具51は、ベッド25の前端部に固定される。ベルト48の一端(上端)と上側の格納用ベルト52の一端とは、ベルト上端固定金具49に固定され、ベルト48の他端(下端)と下側の格納用ベルト53の一端とは、ベルト下端固定金具51に固定される。上側の格納用ベルト52の他端には上側の連結具50aが固定され、下側の格納用ベルト53の他端には下側の連結具50bが固定される。上下の連結具50a,50bは、着脱自在に連結可能な構成であり、連結具50a,50bを連結した状態での上側の格納用ベルト52の上端から下側の格納用ベルト53の下端までの長さは、ベルト48の全長よりも短く設定されている。上下の連結具50a,50bは、ベッド25の使用時には非連結状態で上下に離間し、ベッド25の格納時に連結される。
支持部材47(ベルト48)をベッド25の前端部と天井面部18とに渡って設けたことにより、ベッド25の使用時において、ベッド25から寝具等が落下するのを防止できる。また、ベッド25を格納する際には、ベッド25の前端部を持ち上げて図2の矢印bの方向へ移動させ、連結具50a,50bを連結する。これにより、ベッド25は、立ち上げられた前端部が支持部材47に吊り上げられた状態(格納状態)で保持される。なお、格納状態のベルト48の中間部は、撓んで折り返された状態となる。
本実施形態によれば、ハイルーフパネル15を補強するルーフサイドレインフォース16の下端部とキャブサイドレール9とを連結するガセット22に、ベッド25の車幅方向外側の外端部を下方から支持する機能をもたせたことで、ハイルーフ部3の空間を利用して、キャブ本体2の上端近傍の高さ位置でベッド25を支持することが可能になり、しかも、ルーフサイドレインフォース16とキャブサイドレール9との連結構造と、ベッド25の支持構造との部品の共有化を実現できるため、ベッド25の支持構造が簡単になり、製造工数の削減が可能になる。また、ルーフサイドレインフォース16とキャブサイドレール9は、いずれも高い剛性を有し、他の部材と強固に連結されているから、これらに連結されたガセット22は、ベッド25を支持するための必要な強度が確保される。
また、ガセット22には、第2取付部28の車幅方向内側の内面28aとベッド支持板部29の上面29aとに、L状の曲折部分31を横断して連続する前後1対の線状のリブ32が形成されているので、曲折部分31の曲げ強度を高め、ベッド支持部材29の耐荷重の増加が可能になる。このため、ガセット22は、肉厚を大きくしなくても、必要な耐荷重を確保することができ、製造コストの増加を抑制することができる。また、曲折部分31は、傾斜面31aを有しているので、ガセット22にベッド25の荷重が作用したときに、曲折部分31にかかる応力の分散が可能になる。そのため、曲折部分31の曲げ強度をより高めることができる。
また、本実施形態のガセット22は、第1取付部27と第2取付部28との間に、車幅方向の内側へ突出する断面V状のバネ部30を有しているので、ガセット22の取付作業時において、第2取付部28は、第1取付部27がルーフサイドレインフォース16の内面16aに固定された状態でバネ部30を弾性変形させることで、車幅方向への移動が可能になる。そのため、ガセット22は、第1取付部27から第2取付部28に向かって車幅方向内側に僅かに傾けて形成することで、第1取付部27がルーフサイドレインフォース16に固定された状態で、第2取付部28とキャブサイドレール9の内面9aとの間に隙間が設けられ、この隙間を調整代としてバネ部30を弾性変形させることで、第2取付部28とキャブサイドレール9とのボルト穴の位置合わせが容易になる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、本実施形態では、1枚の板材をプレス加工して、ガセット22を形成する例を説明したが、ガセット22は、2枚の板材を周知の手段、例えば、溶接等で固定して形成することもできる。この場合、例えば、バネ部30を含む第1取付部27を比較的肉厚の小さい板材で形成し、第2取付部28とベッド支持板部29を比較的肉厚が大きい板材で形成してもよい。これにより、取付作業性に優れ、耐荷重が大きなガセットを構成することができる。
また、本実施形態では、ガセット22が板状に形成される例を説明したが、第1取付部27においては、ルーフサイドレインフォース16の内面16aとの固定が可能であれば、板状以外の形状、例えば、棒状等に形成することもできる。
1:キャブ
2:キャブ本体
3:ハイルーフ部
4:車室
5:キャブ側面部
9:キャブサイドレール
9a,16a:内面
15:ハイルーフパネル
16:ルーフサイドレインフォース
18:天井面部
19:延長側面部(延長面部)
22:ガセット
25:ベッド
27:第1取付部
28:第2取付部
29:ベッド支持板部
29a:上面
31:曲折部分
32:リブ
S:座席

Claims (2)

  1. 車室の車幅方向両側を区画する左右のキャブ側面部を有するキャブ本体の上方に、前記車室の天井面を形成する天井面部と、前記天井面部の車幅方向両側の端縁から下方へ延びて前記左右のキャブ側面部に連続する左右の延長面部とを一体的に有するハイルーフパネルが取付けられ、前記ハイルーフパネルによって前記車室が前記キャブ側面部の上端よりも上方へ拡張されるハイルーフ車のベッド支持構造であって、
    前記ハイルーフパネルの前記延長面部の車幅方向内側の内面に固定されて上下方向に延び、前記延長面部を補強するルーフサイドレインフォースと、
    前記キャブ本体の前記キャブ側面部の車幅方向内側の内面の上端側に固定されて前後方向に延び、前記キャブ側面部を補強するキャブサイドレールと、
    前記キャブ側面部の上端近傍の高さ位置で前記車室内に配置されるベッドと、
    前記ルーフサイドレインフォースの下端部と前記キャブサイドレールとを連結するとともに、前記ベッドの車幅方向外側の外端部を下方から支持するガセットと、を備える
    ことを特徴とするハイルーフ車のベッド支持構造。
  2. 請求項1に記載のベッド支持構造であって、
    前記ガセットは、前記ルーフサイドレインフォースの前記下端部の車幅方向内側の内面に固定される第1取付部と、前記第1取付部から下方へ延びて前記キャブサイドレールの車幅方向内側の内面に固定される板状の第2取付部と、前記第2取付部の下端縁から車幅方向内側へL状に曲折して前記ベッドの前記外端部を支持する板状のベッド支持板部と、を有し、
    前記第2取付部の車幅方向内側の内面と前記ベッド支持板部の上面とには、前記L状の曲折部分を横断して連続する前後1対の線状のリブが形成される
    ことを特徴とするハイルーフ車のベッド支持構造。
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