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JP6634522B2 - スマートキーレスエントリーシステム - Google Patents

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JP6634522B2
JP6634522B2 JP2018539501A JP2018539501A JP6634522B2 JP 6634522 B2 JP6634522 B2 JP 6634522B2 JP 2018539501 A JP2018539501 A JP 2018539501A JP 2018539501 A JP2018539501 A JP 2018539501A JP 6634522 B2 JP6634522 B2 JP 6634522B2
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Description

本発明は、携帯機の位置に基づいて車両に対する所定の制御を行うスマートキーレスエントリーシステムに関する。
特許文献1に記載のスマートキーレスエントリーシステムにおいて、第1コイルから単独で電波を送信した場合、車両のセンターピラーとドアとの隙間を中心として広がるように磁界が車外へ伝搬する。また、第2コイルから単独で電波を送信した場合、前席および後席の窓からセンターピラーを回避して車両前後方向へ広がるように磁界が車外へ伝播する。したがって、第1、第2コイルの両方からの磁界の伝搬エリアを組み合わせることで、車両左右両側のドア正面の領域を磁界の伝搬エリアに含むことができ、車両左右両側のドア正面の車外通信エリアを確保できる。
特開2011−208449号公報
しかしながら、車両のドアにおいては窓ガラス部とボディ部とで構成材料が異なるため、電波の通過度合いが大きく異なることから、特許文献1に記載のスマートキーレスエントリーシステムでは、ドア近傍にある携帯機の高さによって通信が安定せず、信号の検知などを精度よく行うことが難しい。これは、高周波の電波を用いる携帯機において顕著であり、この場合にはコイルを多数配置することが必要となるため、演算の負担が増大するという問題がある。
そこで本発明は、携帯機の高さによらずに携帯機の位置の検知を精度よく行うことができるスマートキーレスエントリーシステムを提供することを目的とする。また、高周波の電波を用いて車両側装置と通信を行う携帯機であっても、構成が複雑化することがなく、演算の負担の増大を防ぐことができるスマートキーレスエントリーシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のスマートキーレスエントリーシステムは、車両に設けられた車両側装置と、車両側装置と通信可能な携帯機と、携帯機の位置を算出する位置演算部と、携帯機の高度を算出する高度演算部とを備え、車両側装置と携帯機は、携帯機の高度に基づいて相互に通信を行い、携帯機の位置に基づいて所定の制御が行われることを特徴としている。
これにより、携帯機の高度によって変化する電波の通過度に応じて携帯機と車両側装置間の通信の受信感度を調整することが可能となるため、電波の通過度が変化しても確実に電波を受信でき、したがって、携帯機の位置を精度良く検知することが可能となる。
本発明のスマートキーレスエントリーシステムにおいて、携帯機は気圧を検知する気圧センサを備え、高度演算部は、気圧センサによる検知結果に基づいて携帯機の高度を算出し、スマートキーレスエントリーシステムは、高度演算部によって算出された高度に基づいて、携帯機における通信環境を推定する通信環境推定部を備え、車両側装置と携帯機は、通信環境推定部による推定結果に基づいて相互に通信を行うことが好ましい。
この構成においては、気圧センサによって携帯機の高度を知ることができるため、携帯機における通信環境を推定することが可能となり、この通信環境に応じて車両側装置と携帯機間の通信の受信強度を調整することで、携帯機の高さによらずに携帯機の位置の検知を精度よく行うことができる。また、高周波の電波を用いて車両側装置と通信を行う携帯機であっても、構成が複雑化することがなく、演算の負担の増大を防ぐことができる。さらに、通信環境が一定時間、例えば3秒以上維持されている場合は、携帯機を所持している者が一定の姿勢を保っていることを推定でき、そのときの高度に応じて着座しているか、立っているかの判別も可能となる。
本発明のスマートキーレスエントリーシステムにおいて、通信環境推定部による推定結果に基づいて受信信号強度の判定閾値を変更する閾値制御部を備えることが好ましい。
これにより、推定された通信環境に応じて判定閾値を変更することができるため、電波通過度によらずに信号を安定して受信できるようになることから、携帯機の位置の検知精度を高めることができる。
本発明のスマートキーレスエントリーシステムにおいて、閾値制御部は、通信環境推定部による推定において、電波の通過度が所定値以上である通信環境であると推定された場合は判定閾値を第1の値とし、電波の透過度が所定値未満の通信環境であると推定された場合は判定閾値を第1の値よりも小さな第2の値とすることが好ましい。
これにより、電波が通過しづらい通信環境で強度の小さな信号でも受信することができるようになり、また、電波が通過しやすい通信環境では一定以上の強度の信号を受信するようになるため、反射波やノイズによる影響を抑えることが可能となる。
本発明のスマートキーレスエントリーシステムにおいて、携帯機を所持する者が車両の内外のいずれにいるかを判定する車内外判定部をさらに備え、閾値制御部は、車内外判定部による判定結果に基づいて、受信信号強度の判定閾値を変更することが好ましい。
これにより、車両の内外および通信環境で、判定閾値を多段階に設定することができるため、より精度の高い位置検知を行うことができる。
本発明のスマートキーレスエントリーシステムにおいて、閾値制御部は、車内外判定部による判定において、携帯機を所持する者が車両内にいると判定された場合は判定閾値を第3の値とし、携帯機を所持する者が車両外にいると判定された場合は判定閾値を第3の値よりも小さな第4の値とすることが好ましい。
これにより、車両の外側で強度の小さな信号でも受信することができるようになり、また、電波が強い車両内では、ボディによる反射波やノイズによる影響を抑えることが可能となる。
本発明のスマートキーレスエントリーシステムにおいて、車両側装置は気圧を検知する車両側気圧センサを備え、高度演算部は、車両側気圧センサの検知結果と、携帯機側の気圧センサの検知結果との差に基づいて、携帯機の高度を算出することが好ましい。
これにより、車両側装置と携帯機の相対高さを知ることができるため、通信環境の推定をより精度良く行うことができ、携帯機の高度をより正確に検知することができる。
本発明によると、携帯機の高さによらずに携帯機の位置の検知を精度よく行うことができ、また、高周波の電波を用いて車両側装置と通信を行う携帯機であっても、構成が複雑化することがなく、演算の負担の増大を防ぐことができる。
本発明の実施形態に係るスマートキーレスエントリーシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るスマートキーレスエントリーシステムにおける高度判定の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るスマートキーレスエントリーシステムにおける高度判定の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係るスマートキーレスエントリーシステムについて図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1は、本実施形態に係るスマートキーレスエントリーシステム10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、スマートキーレスエントリーシステム10は、車両に設けられた車両側装置Vと、携帯機Pとを備える。車両側装置Vと携帯機Pは相互に無線通信可能であり、車両側装置Vは、携帯機Pの位置に基づいて、車両の所定の制御、例えばドアの施錠・解錠を行う。
図1に示すように、車両側装置Vは、車両内のダッシュボード等に配置された電子制御ユニット20と、送信アンテナ31と、受信アンテナ32とを備える。電子制御ユニット20は、車両側送信部21(送信部)と、車両側受信部22(受信部)と、車両側制御部23(制御部)と、演算部24と、メモリ25とを備える。
携帯機Pは、例えばスマートフォンであって、図1に示すように、受信アンテナ41と、送信アンテナ42と、携帯機側受信部43(受信部)と、携帯機側送信部44(送信部)と、携帯機側制御部45(制御部)と、加速度センサ46と、角速度センサ47と、気圧センサ48と、メモリ49とを備える。
車両側送信部21は、車両側制御部23から与えられた信号を送信アンテナ31へ出力し、送信アンテナ31は携帯機Pに対してその信号を送信する。この信号は、携帯機Pの受信アンテナ41で受信され、携帯機側受信部43へ与えられる。
一方、携帯機側送信部44は、携帯機側制御部45から与えられた信号を送信アンテナ42へ出力し、送信アンテナ42はその信号を車両側装置Vに対して送信する。この信号は、車両側装置Vの受信アンテナ32で受信され、車両側受信部22へ与えられる。
携帯機Pとしてスマートフォンを用いる場合、車両側装置Vと携帯機Pとの通信は高周波(RF)の電波を用いる。
携帯機Pから車両側装置Vへ送信される信号には、加速度センサ46、角速度センサ47、および気圧センサ48のそれぞれで検知されたデータが含まれる。ここで、加速度センサ46、角速度センサ47、および気圧センサ48のそれぞれによる検知結果は携帯機Pのメモリ49に保存される。
加速度センサ46は、質量が加速度の向きに沿って移動するときの力を検知するものであり、例えば、質量を支持する梁と、梁の撓みを検知する歪センサとから構成される。歪センサで検知される歪量が前記力に比例する。質量と梁と歪センサとから成るセンサ部は3組設けられており、基準座標軸X−Y−Zの直交する3軸方向の加速度を検知できるように、それぞれの梁の撓み方向が3軸のそれぞれの方向に向けられている。
角速度センサ47は、例えば振動型ジャイロセンサであり、振動体の質量と、振動体の速度およびコリオリ力から角速度が求められる。加速度センサ46および角速度センサ47は、MEMS素子で構成される。加速度センサ46と角速度センサ47の検知結果は、車両側制御部23から演算部24に与えられ、これらの検知結果に基づいて携帯機Pの位置が算出される。この算出結果に基づいて、車両側制御部23は、車内外判定部として、携帯機Pを所持する者が車両の内外のいずれにいるかを判定する。車両側制御部23は、演算部24で算出された位置データおよび車両側制御部23による判定結果と、メモリ25にあらかじめ記憶された演算用テーブルとに基づいて、車両の所定の制御、例えばドアの施錠・解錠を行うための指示信号を生成し、制御先へ出力する。
気圧センサ48は携帯機Pが存在する場所の気圧を検知し、この検知結果は車両側装置Vへ送信され、さらに車両側制御部23から演算部24へ与えられる。この検知結果を受けた演算部24は、高度演算部として、気圧センサ48による検知結果、すなわち携帯機Pの場所の気圧に基づいて、メモリ25にあらかじめ記憶された、気圧と高度の変換テーブルを参照して携帯機Pの高度を算出する。算出した高度はメモリ25に保存される。ここで、高度は、例えば、地上高、車両のボディの底面からの高さ、ドアの窓ガラス部とボディ部との境界位置に対する高さのいずれであってもよい。ボディの底面からの高さは、あらかじめメモリ25に記憶されたボディの底面の地上高と携帯機Pの地上高との差を算出することによって得られ、窓ガラス部とボディ部との境界位置に対する高さは、あらかじめメモリ25に記憶された上記境界位置の地上高と携帯機Pの地上高との差を算出することによって得られる。
さらに、演算部24は、通信環境推定部として、算出された高度に基づいて携帯機Pにおける通信環境を推定する。推定された通信環境はメモリ25に保存される。この通信環境は、車両側装置Vと携帯機Pとの間で送受信される電波の通過度に対応する。車両側装置Vのメモリ25には、少なくともドアのガラス部に対応する高度の情報が記憶されている。演算部24は、メモリ25に記憶されたガラス部の高度の情報と、高度演算部として算出した携帯機Pの高度とを互いに照合し、携帯機Pがガラス部に対応する高さの範囲にあれば、電波の透過度が所定値以上の通信環境であると推定し、ガラス部に対応する高さの範囲にない場合は、金属製のボディ部に対応する高さにあって、電波の透過度が所定値未満の通信環境であると推定する。
通信環境推定部としての推定結果は車両側制御部23へ出力され、車両側制御部23は、閾値制御部として、通信環境の推定結果に基づいて、車両側受信部22から与えられた信号の受信信号強度(RSSI)の判定閾値を変更する。この判定閾値は演算部24に与えられ、演算部24では、車両側受信部22から与えられた受信信号から判定閾値を減算し、その結果に基づいて、上述の携帯機Pの位置の演算を行う。
判定閾値の変更については、車両側制御部23は、電波の通過度が所定値以上である通信環境であると推定された場合は判定閾値を第1の値とし、電波の透過度が所定値未満の通信環境であると推定された場合は判定閾値を第1の値よりも小さな第2の値とする。このように、通信環境に応じて判定閾値を変更することにより、携帯機Pの高さ位置に起因する電波の透過度の違いによらずに、携帯機Pの位置の算出等を精度よく行うことが可能となる。これは、携帯機Pとしてスマートフォンを用いる場合のように、高周波の電波で通信を行うために通信環境の違いによって受信強度に大きな影響を受けやすいときに非常に効果的である。
また、車両側制御部23は、車内外判定部としての判定結果に基づいて、車両側受信部22から与えられた信号の受信信号強度の判定閾値を変更する。この判定閾値は演算部24に与えられ、演算部24では、車両側受信部22から与えられた受信信号から判定閾値を減算し、その結果に基づいて、位置演算部として携帯機Pの位置を演算し、また、携帯機Pの高度の算出、通信環境の推定などの演算を行う。車両側制御部23は、車内外判定部としての判定において、携帯機を所持する者が車両内にいると判定された場合は判定閾値を第3の値とし、携帯機を所持する者が車両外にいると判定された場合は判定閾値を第3の値よりも小さな第4の値とする。
ここで、判定閾値の変更は、通信環境の推定結果に基づくものと、車内外判定部としての判定結果に基づくものとを組み合わせると、携帯機Pの位置検出の精度がより高くなるため好ましい。
次に、図2と図3を参照して、本実施形態のスマートキーレスエントリーシステム10における高度判定の処理の一例について説明する。図2と図3は、スマートキーレスエントリーシステム10における高度判定の処理の流れを示すフローチャートである。図2の結合子Xと図3の結合子Xは互いに対応しており、図2のステップS2でNOの場合は図3のステップS8に進む。また、この例では携帯機Pとして、高周波の電波で車両側装置Vと通信を行うスマートフォンを用いており、図2と図3においては、携帯機Pを「スマホ」と簡略化して表示している。
車両側装置Vを起動させるとともに、携帯機Pのスマートキーレスエントリーアプリを起動することにより、高さ判定の処理プログラムが起動する(ステップS1)。これにより、加速度センサ46、角速度センサ47、および、気圧センサ48による検知結果が逐次携帯機Pから車両側装置Vへ送信される。さらに、車両側制御部23では、車内外判定部として、携帯機Pが車両の内外のいずれにあるかについての判定が行われる(ステップS2)。
携帯機Pが車両内にあると判定されたとき(ステップS2でYES)、演算部24は、気圧センサ48による検知結果に基づいて算出した携帯機Pの高度と、メモリ25にあらかじめ記憶された車両のボディの底面からの高さとの減算によって、携帯機P(スマホ)から車両底面までの高さを算出する(ステップS3)。なお、車両のボディ底面の高さ、ドアのガラス部とボディ部の高度範囲などの車両に特有の情報は、車両側装置Vを車両に設置する際にあらかじめメモリ25に記憶されている。
次に、演算部24は、通信環境推定部として、ステップS3で算出した高さに基づいて携帯機Pにおける通信環境を推定し、携帯機Pが車両のドアの窓ガラス部に対応する高さにあるか否かを判別する(ステップS4)。この判別の結果、携帯機Pが窓ガラス部に対応する高さにある場合(ステップS4でYES)、受信強度の判定閾値に対応するテーブルとしてテーブルAを設定する(ステップS5)。その後は、テーブルAに基づいて携帯機Pの位置の演算を行う。
ここで、「受信強度の判定閾値に対応するテーブル」は、受信強度と、この受信強度から「通信環境に応じて設定された判定閾値」を減算した数値とを対応させたテーブルであって、判定閾値ごとに複数の種類のテーブルがメモリ25にあらかじめ記憶されている。
一方、携帯機Pが窓ガラス部に対応する高さにない場合(ステップS4でNO)、上記ステップS3で算出した高さに基づいて、携帯機Pが車両のボディ部に対応する高さにあるか否かを判別する(ステップS6)。この判別の結果、携帯機Pがボディ部に対応する高さにある場合(ステップS6でYES)、受信強度の判定閾値に対応するテーブルとして、テーブルBを設定する(ステップS7)。その後は、テーブルBに基づいて携帯機Pの位置の演算を行う。ここで、テーブルBに対応する判定閾値は、テーブルA(ステップS5)に対応する判定閾値よりも小さい。
また、上記ステップS6の判別において、携帯機Pが車両のボディ部に対応する高さにないとされた場合(ステップS6でNO)、上記ステップS3以降の処理を再び実行する。
また、上記ステップS2の車内外の判定において、携帯機Pが車両の外側にあるとされたとき(ステップS2でNO、ステップS8)、演算部24は、気圧センサ48による検知結果に基づいて算出した携帯機Pの高度と、メモリ25にあらかじめ記憶された車両のボディの底面からの高さとの減算によって、携帯機Pから車両底面までの高さを算出する(ステップS9)。
つづいて、演算部24は、通信環境推定部として、ステップS9で算出した高さに基づいて携帯機Pにおける通信環境を推定し、携帯機Pが車両のドアの窓ガラス部に対応する高さにあるか否かを判別する(ステップS10)。この判別の結果、携帯機Pが窓ガラス部に対応する高さにある場合(ステップS10でYES)、受信強度の判定閾値に対応するテーブルとしてテーブルCを設定する(ステップS11)。その後は、テーブルCに基づいて携帯機Pの位置の演算を行う。
これに対して、携帯機Pが窓ガラス部に対応する高さにない場合(ステップS10でNO)、上記ステップS9で算出した高さに基づいて、携帯機Pが車両のボディ部に対応する高さにあるか否かを判別する(ステップS12)。この判別の結果、携帯機Pがボディ部に対応する高さにある場合(ステップS12でYES)、受信強度の判定閾値に対応するテーブルとして、テーブルDを設定する(ステップS13)。その後は、テーブルDに基づいて携帯機Pの位置の演算を行う。ここで、テーブルDに対応する判定閾値は、テーブルC(ステップS11)に対応する判定閾値よりも小さい。また、テーブルCに対応する判定閾値はテーブルAに対応する判定閾値よりも小さく、テーブルDに対応する判定閾値はテーブルBに対応する判定閾値よりも小さい。
また、上記ステップS12の判別において、携帯機Pが車両のボディ部に対応する高さにないとされた場合(ステップS12でNO)、例えば、車体の底面より下側にある場合や車体のルーフ面よりも上側にある場合、上記ステップS9以降の処理を再び実行する。
以下に変形例について説明する。
上記実施形態では、高度演算部、通信環境推定部、および、位置演算部の機能を車両側装置Vの演算部24に持たせていたが、これらのすべて又は一部を携帯機P側で行わせてもよい。
気圧センサは、携帯機Pだけでなく車両側装置Vにも設けるとよい。このような構成においては、高度演算部としての演算部24は、車両側装置Vの気圧センサの検知結果と、携帯機P側の気圧センサ48の検知結果との差に基づいて、携帯機Pの高度を算出する。これにより、車両側装置Vと携帯機Pの相対高さを知ることができるため、通信環境の推定をより精度良く行うことができ、携帯機Pの高度をより正確に検知することができる。
上記実施形態では、通信環境の推定結果に基づいて受信信号強度の判定閾値を変更していたが、これに加えて、車両側装置Vと携帯機P間の電波の送信強度を変更するとよい。例えば、ドアのボディ部のように電波の通過度が低い通信環境であったときは送信強度を大きくし、通過度が高い通信環境であったときは送信強度を小さくする。これにより、電波通過度によらずに信号を安定して受信できるようになることから、携帯機Pの位置の検知精度を高めることができる。
また、車両側装置Vの送信アンテナおよび受信アンテナを車両の異なる高さ位置に複数設け、通信環境の推定結果に基づいて使用するアンテナを変更してもよい。例えば、電波の通過度が低い通信環境であったときは電波の通過度が高まるような位置のアンテナに変更することによって送信強度が大きくなるようにする。これにより、信号の安定性を改善できる。
さらにまた、車両側装置Vと携帯機P間の電波の周波数を複数用意し、通信環境に応じて通過度が高くなるような周波数を選択するようにすると、信号の安定性を向上させることができる。
以上のように構成されたことから、上記実施形態によれば、次の効果を奏する。
(1)気圧センサ48によって携帯機Pの高度を知ることができるため、携帯機Pにおける通信環境を推定することが可能となり、この通信環境に応じて車両側装置Vと携帯機P間の通信の受信強度を調整することで、携帯機Pの高さによらずに携帯機Pの位置の検知を精度よく行うことができる。また、高周波の電波を用いて車両側装置Vと通信を行う携帯機Pであっても、構成が複雑化することがなく、演算の負担の増大を防ぐことができる。さらに、通信環境が一定時間、例えば3秒以上維持されている場合は、携帯機Pを所持している者が一定の姿勢を保っていることを推定でき、そのときの高度に応じて着座しているか、立っているかの判別も可能となる。
(2)閾値制御部としての車両側制御部23が、推定された通信環境に応じて判定閾値を変更する。これによって、電波通過度によらずに信号を安定して受信できるようになるため、携帯機Pの位置の検知精度を高めることができる。さらに、電波が通過しづらい通信環境で強度の小さな信号でも受信することができるようになり、また、電波が通過しやすい通信環境では一定以上の強度の信号を受信するようになるため、反射波やノイズによる影響を抑えることが可能となる。
(3)車内外判定部としての車両側制御部23による判定結果に基づいて、受信信号強度の判定閾値を変更することにより、車両の内外および通信環境で、判定閾値を多段階に設定することができるため、より精度の高い位置検知を行うことができる。また、車両の外側で強度の小さな信号でも受信することができるようになり、また、電波が強い車両内では、ボディによる反射波やノイズによる影響を抑えることが可能となる。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
以上のように、本発明に係るスマートキーレスエントリーシステムは、携帯機の位置の検知を精度よく行うことができる点で有用である。
10 スマートキーレスエントリーシステム
20 電子制御ユニット
21 車両側送信部(送信部)
22 車両側受信部(受信部)
23 車両側制御部(制御部、閾値制御部、車内外判定部)
24 演算部(高度演算部、通信環境推定部、位置演算部)
25 メモリ
31、42 送信アンテナ
32、41 受信アンテナ
43 携帯機側受信部(受信部)
44 携帯機側送信部(送信部)
45 携帯機側制御部(制御部)
46 加速度センサ
47 角速度センサ
48 気圧センサ
49 メモリ
P 携帯機
V 車両側装置

Claims (7)

  1. 車両に設けられた車両側装置と、
    前記車両側装置と通信可能な携帯機と、
    前記携帯機の位置を算出する位置演算部と、
    前記携帯機の高度を算出する高度演算部とを備え、
    前記車両側装置と前記携帯機は、前記携帯機の高度に基づいて相互に通信を行い、
    前記携帯機の位置に基づいて所定の制御が行われることを特徴とするスマートキーレスエントリーシステム。
  2. 前記携帯機は気圧を検知する気圧センサを備え、
    前記高度演算部は、前記気圧センサによる検知結果に基づいて前記携帯機の高度を算出し、
    前記スマートキーレスエントリーシステムは、前記高度演算部によって算出された高度に基づいて、前記携帯機における通信環境を推定する通信環境推定部を備え、
    前記車両側装置と前記携帯機は、前記通信環境推定部による推定結果に基づいて相互に通信を行うことを特徴とする請求項1に記載のスマートキーレスエントリーシステム。
  3. 前記通信環境推定部による推定結果に基づいて受信信号強度の判定閾値を変更する閾値制御部を備えることを特徴とする請求項2に記載のスマートキーレスエントリーシステム。
  4. 前記閾値制御部は、前記通信環境推定部による推定において、電波の通過度が所定値以上である通信環境であると推定された場合は前記判定閾値を第1の値とし、電波の透過度が前記所定値未満の通信環境であると推定された場合は前記判定閾値を前記第1の値よりも小さな第2の値とすることを特徴とする請求項3に記載のスマートキーレスエントリーシステム。
  5. 前記携帯機を所持する者が前記車両の内外のいずれにいるかを判定する車内外判定部をさらに備え、
    前記閾値制御部は、前記車内外判定部による判定結果に基づいて、前記受信信号強度の判定閾値を変更することを特徴とする請求項3に記載のスマートキーレスエントリーシステム。
  6. 前記閾値制御部は、前記車内外判定部による判定において、前記携帯機を所持する者が車両内にいると判定された場合は前記判定閾値を第3の値とし、前記携帯機を所持する者が車両外にいると判定された場合は前記判定閾値を前記第3の値よりも小さな第4の値とすることを特徴とする請求項5に記載のスマートキーレスエントリーシステム。
  7. 前記車両側装置は気圧を検知する車両側気圧センサを備え、
    前記高度演算部は、前記車両側気圧センサの検知結果と、前記携帯機側の前記気圧センサの検知結果との差に基づいて、前記携帯機の高度を算出することを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか1項に記載のスマートキーレスエントリーシステム。
JP2018539501A 2016-09-15 2017-03-03 スマートキーレスエントリーシステム Active JP6634522B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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