JP6620822B2 - 鋼 - Google Patents
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Description
本願は、2015年12月25日に、日本に出願された特願2015−253563号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
しかしながら、いずれの技術も破断分離性について十分満足しているとは言えないのが実情である。
(1)本発明の一態様に係る鋼は、単位質量%で、C:0.10〜0.25%、Si:0.60〜1.20%、Mn:0.60〜1.00%、P:0.040〜0.060%、S:0.060〜0.100%、Cr:0.05〜0.20%、Bi:0.0001〜0.0050%、N:0.0020〜0.0150%、V:0〜0.010%、Al:0〜0.0050%、Ti:0〜0.020%、Ca:0〜0.0050%、Zr:0〜0.0050%、及びMg:0〜0.0050%を含有し、残部がFe及び不純物からなり、Vノッチシャルピー衝撃値が9J/cm 2 以下、かつ降伏比が0.75以上である。
(2)上記(1)に記載の鋼は、単位質量%で、Ca:0.0005〜0.0050%、Zr:0.0005〜0.0050%、及びMg:0.0005〜0.0050%のうちの1種以上を含有してもよい。
(3)上記(1)または(2)に記載の鋼は、単位質量%で、N:0.0020〜0.0090%を含有してもよい。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の鋼は、単位質量%で、Al:0〜0.0008%を含有してもよい。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の鋼は、単位質量%で、V:0〜0.004%を含有してもよい。
(6)上記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の鋼は、コネクティングロッドであってもよい。
先ず本実施形態に係る鋼の成分組成の限定理由について説明する。以下、鋼の合金元素の含有量の単位「%」は、特に断りが無い限り「質量%」を意味する。
Cは鋼の引張強さを確保する効果を有する。必要な強度を得るためには、C含有量の下限を0.10%にする必要がある。一方、Cを過剰に含有すると破断面の欠けが発生する頻度が上昇するので、C含有量の上限は0.25%とする。C含有量の下限を0.12%、0.15%、又は0.19%としてもよい。C含有量の上限を0.23%、0.22%、又は0.21%としてもよい。
Siは固溶強化によってフェライトを強化させ、鋼の延性及び靭性を低下させるので、鋼の破断分離性を向上させる。この効果を得るためには、Si含有量の下限を0.60%にする必要がある。一方、Siを過剰に含有すると破断面の欠けが発生する頻度が上昇するので、Si含有量の上限は1.20%とする。Si含有量の下限値を0.70%、0.75%、又は0.80%としてもよい。Si含有量の上限値を1.00%、0.90%、又は0.85%としてもよい。
Mnは固溶強化によってフェライトを強化させ、鋼の延性及び靭性を低下させるので、鋼の破断分離性を向上させる。また、MnはSと結合してMn硫化物を形成する。本実施形態の鋼からなる鋼部品を破断分離させる際に、圧延方向に伸長したMn硫化物に沿ってき裂が伝播するので、Mn硫化物は破断面の凹凸を大きくして破断面を嵌合する際に位置ずれを防止する効果がある。一方、Mnを過剰に含有する場合、フェライトが硬くなりすぎて破断面の欠けが発生する頻度が増加する。これらを鑑み、Mn含有量の範囲は0.60〜1.00%である。Mn含有量の下限値を0.70%、0.80%、又は0.82%としてもよい。Mn含有量の上限値を0.90%、0.87%、又は0.85%としてもよい。
Pはフェライト及びパーライトの延性及び靭性を低下させ、鋼を脆化させる。通常は、Pは含有されることが好ましくない不純物元素とみなされる。破断分離を含まない製造方法によって製造される部品の材料となる鋼においては、部品の脆化を防止するために、Pの含有量を約0.020%以下とすることが通常である。しかし、破断分離性の向上を目的とする本実施形態に係る鋼において、Pは破断分離性を向上させる効果を有するので有益である。従って、本実施形態に係る鋼では、P含有量を、不純物として通常の鋼に含まれる範囲を大幅に上回る0.040%以上とする必要がある。ただし、過剰量のPは結晶粒界の脆化を引き起こし、破断面の欠けを発生しやすくする。以上を考慮すれば、P含有量の範囲は0.040〜0.060%である。P含有量の下限値を0.042%、0.045%、又は0.048%としてもよい。P含有量の上限値を0.058%、0.055%、又は0.050%としてもよい。
SはMnと結合してMn硫化物を形成する。本実施形態に係る鋼からなる鋼部品を破断分離させる際に、圧延方向に伸長したMn硫化物に沿ってき裂が伝播するので、Sは破断面の凹凸を大きくし破断面を嵌合する際に位置ずれを防止する効果がある。その効果を得るためにはS含有量の下限を0.060%にする必要がある。他方、Sを過剰に含有すると破断分離時の破断面近傍の塑性変形量が増大し、破断分離性が低下する場合がある。これに加えて、Sを過剰に含有する場合、破断面の欠けを助長することがある。以上の理由から、S含有量の範囲を0.060〜0.100%とする。S含有量の下限値を0.070%、0.075%、又は0.080%としてもよい。S含有量の上限値を0.090%、0.088%、又は0.085%としてもよい。
Crは、Mnと同様に固溶強化によってフェライトを強化し、鋼の延性及び靭性を低下させるので、鋼の破断分離性を向上させる。しかし、Crを過剰に含有すると、パーライトのラメラー間隔が小さくなり、かえってパーライトの延性及び靭性が高くなるため、鋼の破断分離性が低下する。さらに、Crを過剰に含有するとベイナイト組織が生成しやすくなり、降伏比の低下による降伏強さの低下や、破断分離性の顕著な低下が生じる。従って、Cr含有量の範囲を0.05〜0.20%とする。Cr含有量の下限値を0.07%、0.09%、又は0.10%としてもよい。Cr含有量の上限値を0.17%、0.16%、又は0.15%としてもよい。
Biは本実施形態に係る鋼において重要な元素である。鋼が微量のBiを含有する場合、固溶Biがフェライトを脆化させ、鋼の延性及び靭性を低下させるので、鋼の破断分離性が向上する。ここで着目すべきは、Biのフェライト脆化効果が極めて微量で発現する点にある。本発明者らが知見したところでは、上述の効果を得るためには、Biの含有量を0.0001%以上にすればよい。このような微量のBiが鋼の破断分離性を向上させる旨は、これまで報告されていなかった。また、Biを用いてフェライトを脆化させた場合、欠け発生量の増大は確認されなかった。この原因は不明であるが、Bi量が非常に微細であるので、Bi偏析の影響が無視できる程度に小さいからであると推定された。
Nは鋼中にVやTiが含有すると、これらの窒化物または炭窒化物を形成するが、それ以外のNは鋼中に固溶した状態で存在する。固溶N(即ち鋼に固溶した状態のN)はフェライトを脆化させ、鋼の延性及び靭性を低下させるので、鋼の破断分離性を向上させる。この効果を得るにはN含有量の下限を0.0020%とする。Nを過剰に含有すると熱間延性が低下し熱間加工時に割れ又は疵が発生しやすくなる場合があるため、N含有量の上限を0.0150%とする。N含有量の下限値を0.0050%、0.0070%、又は0.0080%としてもよい。N含有量の上限値を0.0100%、0.0095%、又は0.0090%としてもよい。
Vは、炭化物又は炭窒化物を形成してフェライトに析出強化を生じさせ、フェライトの延性及び靱性を低下させて、これにより破断分離の際の変形量を小さくする効果を有する。従ってVは、従来技術によれば、高い破断分離性が必要な鋼に含有される場合がある。しかしながら、Vを用いて上述の効果を十分に得るためには、V含有量を約0.10%以上とする必要がある。約0.10%以上のVを鋼に含有させた場合、Vの偏析が生じ、V濃度が高い領域においてフェライトの延性及び靱性が過剰に低下し、鋼の破断分離時に欠けが生じやすくなる。即ち、Vは破断分離の際の変形量を小さくすることができるが、破断分離の際の欠け量を増大させる。
本実施形態に係る鋼はAlを含むことなくその効果を発揮することができるので、Alの含有量の下限値は0%である。また、0.0050%以上のAlは、鋼中でAl酸化物を形成し、このAl酸化物が鋼の被削性を損なう場合がある。以上の理由により、本実施形態に係る鋼のAl含有量の上限値は0.0050%とされる。Al含有量の上限値を0.0040%、0.0010%、又は0.0008%としてもよい。なお、本実施形態に係る鋼が属する技術分野において、0.0050%以下のAlは、鋼の特性に実質的な影響を及ぼさない不純物と見なされることが通常である。従って、ミルシート等では0.0050%以下のAlは、含有量が0%と見なされ、その開示が省略される場合がある。
Tiは、上述のVと同様に、窒化物を形成してフェライトに析出強化を生じさせ、フェライトの延性及び靱性を低下させて、これにより破断分離の際の変形量を小さくする効果を有する。しかしながら、上述のVと同様に、Tiは破断分離の際の欠け量を増大させるおそれがある。
本実施形態に係る鋼は、上述の微量のBiを含有するので、破断分離性の向上のためにTiを必要としない。従って、Ti含有量の下限値は0%である。欠け発生量を低減させるためには、Tiを含有させないことが好ましい。しかしながら、スクラップを材料として本実施形態に係る鋼を製造した場合、Tiが混入するおそれがある。この場合、0.020%以下のTiは、欠け発生量を増大させないので許容される。Ti含有量の上限値を0.010%、0.005%、又は0.002%としてもよい。スクラップを鋼の材料として使用しないのであれば、不純物として鋼に混入するTiの含有量は0.020%以下になることが通常である。また、本実施形態に係る鋼が属する技術分野において、0.020%以下のTiは、鋼の特性に実質的な影響を及ぼさない不純物と見なされることが通常である。ミルシート等では0.020%以下のTiは、含有量が0%と見なされ、その開示が省略される場合がある。
本実施形態に係る鋼はCa、Zr、及びMgを含むことなくその効果を発揮することができるので、Ca、Zr、及びMgの含有量の下限値は0%である。しかしながら、Ca、Zr、及びMgはいずれも酸化物を形成し、MnSの晶出核となりMnSを均一微細分散させる効果がある。本実施形態に係る鋼からなる鋼部品を破断分離させる際に、圧延方向に伸長したMnSに沿ってき裂が伝播するので、Mn硫化物が大きいほど破断面の凹凸を大きくなる一方で、延性及び靭性が高く破断分離性が低くなる。MnSを微細分散することによりき裂進展方向に伝播しやすくなり破断分離性は向上する効果が得られる。この効果を得るために、本実施形態に係る鋼は、0.0005%以上のCa、0.0005%以上のZr、及び0.0005%以上のMgからなる群から選択される一種以上を含有しても良い。一方、Ca、Zr、又はMgの含有量が0.0050%を超えると、鋼の熱間加工性が劣化し、鋼の熱間圧延が困難となる。これらのことから、Ca、Zr、及びMgの含有量それぞれの上限は0.0050%とする。
また、欠け発生量の測定方法は以下の通りとした。80mm×80mm且つ厚さ18mmの板であって、その中央部に直径50mmの穴を有し、この穴の内面に、鍛造前の素材である棒鋼の長さ方向に対して±90度の位置2ヶ所に、深さ1mm且つ先端曲率0.5mmの45度のVノッチを有する破断分離性評価用試験片を作成した。更に、ボルト穴として直径8mmの貫通穴を、その中心線がノッチ加工側の側面から8mmの箇所に位置するように、破断分離性評価用試験片に形成した。この破断分離性評価用試験片を、破断分離性評価試験装置を用いて破断させた。破断分離性評価の試験装置は、割型と落錘試験機とから構成されている。割型は長方形の鋼材上に成型した直径46.5mmの円柱を中心線に沿って2分割した形状で、片方が固定され、片方がレール上を移動する。2つの半円柱の合わせ面にはくさび穴が加工されている。破断試験時には、試験片の直径50mmの穴をこの割型の直径46.5mmの円柱にはめ込み、くさびを入れて落錘の上に設置する。落錘は質量200kgであり、ガイドに沿って落下する仕組みである。落錘を落とすと、くさびが打ち込まれ、試験片は2つに引張破断される。なお、破断時に試験片が割型から遊離しないように、試験片は割型に押し付けられるように周囲を固定されている。本試験では、落錘高さ100mmで破断を行った。これにより得られた破断面をつき合わせて、破断された鋼を20N・mのトルクでボルト締めして組み付け、次にボルトを緩めて破断面同士を離す作業を10回繰り返した。この作業により脱落した破片の総重量を、その鋼の欠け発生量と定義した。欠け発生量が1.00mg未満の鋼を、欠け発生量が抑制されたものと判断した。
比較例b〜dはSi、MnまたはPの含有量が少ないため、フェライトの脆化効果が小さく、シャルピー衝撃値が高かった。
比較例eはCrの含有量が多いため、フェライト・パーライト組織に加えて一部でベイナイト組織が生成したため、シャルピー衝撃値が高く、さらに降伏比が損なわれた。
比較例fはBiを含有していないため、フェライトの脆化効果がなく、シャルピー衝撃値が高かった。
比較例gはBiを含有しているため、フェライトの脆化効果が得られ、シャルピー衝撃値は低いが、Biの含有量が多いため、降伏強さ及び降伏比が低かった。
比較例hはVの含有量が多いため、Vの偏析が生じ、V濃度が高い領域でフェライトの靭性が過剰に低下し、鋼の破断分離時の欠け発生量が多くなった。
2…アッパ側半割体
2A…半円弧部
2a…突き合わせ面
2B…ロッド部
3…ロア側半割体
3A…半円弧部
3a…突き合わせ面
5…ねじ孔
6…挿通孔
7…結合ボルト
8…ビッグエンド部
9…スモールエンド部
Claims (6)
- 単位質量%で、
C:0.10〜0.25%、
Si:0.60〜1.20%、
Mn:0.60〜1.00%、
P:0.040〜0.060%、
S:0.060〜0.100%、
Cr:0.05〜0.20%、
Bi:0.0001〜0.0050%、
N:0.0020〜0.0150%、
V:0〜0.010%、
Al:0〜0.0050%、
Ti:0〜0.020%、
Ca:0〜0.0050%、
Zr:0〜0.0050%、及び
Mg:0〜0.0050%
を含有し、残部がFe及び不純物からなり、
Vノッチシャルピー衝撃値が9J/cm 2 以下、かつ降伏比が0.75以上であることを特徴とする鋼。 - 単位質量%で、
Ca:0.0005〜0.0050%、
Zr:0.0005〜0.0050%、及び
Mg:0.0005〜0.0050%
のうちの1種以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の鋼。 - 単位質量%で、
N:0.0020〜0.0090%
を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の鋼。 - 単位質量%で、
Al:0〜0.0008%
を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の鋼。 - 単位質量%で、
V:0〜0.004%
を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の鋼。 - コネクティングロッドであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の鋼。
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