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JP6611599B2 - シャッターケース - Google Patents

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JP6611599B2
JP6611599B2 JP2015253421A JP2015253421A JP6611599B2 JP 6611599 B2 JP6611599 B2 JP 6611599B2 JP 2015253421 A JP2015253421 A JP 2015253421A JP 2015253421 A JP2015253421 A JP 2015253421A JP 6611599 B2 JP6611599 B2 JP 6611599B2
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Description

本発明は、シャッターケースに係り、詳しくは、躯体に取り付けた左右のブラケット間で開口幅方向に連設してなる複数枚の湾曲状のケース板からなるシャッターケースに関するものである。
巻取シャフト及び巻取シャフトに巻装されたシャッターカーテンを収容するシャッターケースとして、いわゆる丸ケースが知られている(特許文献1)。丸ケースは、金属製のケース板を断面視ほぼ円弧状に湾曲して形成されており、上端部が躯体側に取り付けられ、下端部がまぐさ部ないしまぐさ部近傍に取り付けられる。
丸ケースを形成する湾曲ケース板は、開口幅寸法に対して短尺であり、複数枚の湾曲ケース板を、幅方向端部同士を重ねながら開口幅方向に連設することでシャッターケースが形成される。
このようなシャッターケースにおいて、メンテナンスのために点検口を形成してケース内部を確認したい場合がある。メンテナンスは、巻取シャフトの端部近傍(通常、シャッターケース内にメンテナンスが必要な部材を設ける場合には、巻取シャフトの駆動側端部、ないし、従動側端部に配置される)において必要となることから、左右端部のケース板を、それぞれ、隣位のケース板に対してスライド移動させてずらすことで点検口を形成している。
しかしながら、丸ケースを構成する湾曲ケース板の面部には、当該湾曲ケース板をずらすためにきっかけとなる凹凸等は無く、湾曲ケース板の端部とブラケットとの間にバール等を差し込んでこじ開けるようにしているが、高所作業であること、また、多くの場合に狭い天井内作業であることも相俟って、作業性が悪いものとなっていた。また、湾曲ケース板をずらして点検口を形成した後で、ずらした湾曲ケースを元の位置に戻す有効な手段もなかった。
特開2008−297814
本発明は、躯体に取り付けた左右のブラケット間で開口幅方向に連設してなる複数枚の湾曲状のケース板からなるシャッターケースにおいて、点検口形成時の作業性を向上することを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
躯体に取り付けた左右のブラケット間で、開口幅方向に連設してなる複数枚の湾曲状のケース板からなるシャッターケースにおいて、
開口幅方向両端に位置する各ケース板において、一方の端部はブラケットに近接ないし当接しており、他方の端部は隣位のケース板の端部と重なっており、
開口幅方向両端に位置するケース板の一方あるいは両方には、ガイド部あるいは把持部が形成されており、当該ケース板を前記ガイド部あるいは前記把持部を介して隣位のケース板に対して第1の方向にスライドさせて点検口を形成し、当該ケース板を隣位のケース板に対して第2の方向にスライドさせて点検口を閉鎖するように構成されている、シャッターケース、である。
1つの態様では、前記ガイド部は、ブラケットに近接対向するようにケース板に立ち上がり状に形成されている。
このものでは、ブラケットとガイド部の隙間にバール等を差し入れて力を有効に作用させて、ケース板のスライドを初動させることができる。
また、ブラケットに近接してガイド部を設けることで、ガイド部が目立つことがなく、外観を損ねることがない。
1つの態様では、前記ガイド部は、ケース板に取り付けられた取付ベースに立ち上がり状に形成されたガイド片である。
1つの態様では、前記ガイド部、あるいは、前記把持部は、ケース板に着脱可能である。
1つの態様では、 前記把持部は、脱磁可能な磁石が搭載された取付プレート上に形成されており、
前記取付プレートは、前記磁石によってケース板に着脱可能に設けられる。
本発明では、ケース板に設けたガイド部あるいは把持部を介して、当該ケース板をスライド移動させることができるため、点検口形成時、形成した点検口閉鎖時の両方において、作業性が良好である。
ブラケットに近接対向するようにケース板に立ち上がり状に形成したガイド部を設けたものでは、ブラケットとガイド部の隙間にバール等を差し入れて力を有効に作用させて、ケース板のスライドを初動させることができる。
また、ブラケットに近接してガイド部を設けることで、ガイド部が目立つことがなく、外観を損ねることがない。
把持部を設けた取付プレートをケース板に磁着させるものでは、作業者が任意の位置を選択して、作業がやり易く、他の部品と干渉しない部位に取付プレートを設けることができ、作業性が良い。
また、作業終了後は、磁石を脱磁して取付プレートを取り外せばよいので、外観を損ねることがない。
第1の実施形態に係る点検口形成用ガイドを備えたシャッターケースの斜視図である。 第1の実施形態に係る点検口形成用ガイドを備えたシャッターケースの正面図であり、上図は、右端のケース板の右側端部とブラケットと間にバールで隙間を形成しようとする図、中図は、スライドのきっかけとなる隙間が形成された状態を示す図、下図は、右端のケース板をスライドさせて点検口が形成された状態を示す図であると共に、点検口閉鎖時に点検口形成用ガイドに押し当てるバールが示されている。 図2の上図の断面図である。 第1の実施形態に係る点検口形成用ガイドを示す図である。 第1の実施形態に係る点検口形成用ガイドを示す図である。 第1の実施形態に係る点検口形成用ガイドの第1変形例を示す図である。 第1の実施形態に係る点検口形成用ガイドの第2変形例を示す図である。 第1の実施形態に係る点検口形成用ガイドの第3変形例を示す図である。 第2の実施形態に係る点検口形成用治具を備えたシャッターケースの斜視図である。 第2の実施形態に係る点検口形成用治具を備えたシャッターケースの正面図であり、上図は、右端のケース板の右側端部に治具を取り付けた状態を示す図、下図は、右端のケース板をスライドさせて点検口が形成された状態を示す図である。 図10上図の断面図である。 第2の実施形態に係る点検口形成用治具を示す図である。 第2の実施形態に係る点検口形成用治具を示す図である。
[A]シャッターケースの構成
図1は、第1の実施形態に係る点検口形成用ガイドを備えたシャッターケースの斜視図であり、図2は、同正面図である。躯体(壁体)には、開口幅方向に離間させて左右のベースプレート1が設けてあり、ベースプレート1に対して左右のブラケット2が持ち出し状に対向して設けてある。図中、右側のブラケット2は駆動側ブラケットであり、開閉機Mが装着されており、左側のブラケット2は従動側ブラケットとなっている。
図1、図3に示すように、ブラケット2は、方形の板体から形成されており、左右のブラケット2間に巻取シャフトSが支持されている。躯体に取り付けた左右のブラケット2間には、左右のブラケット2間に亘って開口幅方向に延びる長尺状の上側ケース止め材3、下側ケース止め材4が、それぞれ設けてある。上側ケース止め材3は躯体に固定される。下側ケース止め材4は、断面視正方形状を有する方形パイプからなる取付部材40に対して取り付けてある。
シャッターケース5は、複数枚の湾曲状のケース板51、52、53、54を開口幅方向に連設することで形成されている。本実施形態では、シャッターケース5は、4枚のケース板51、52、53、54から形成されているが、シャッターケース5を構成するケース板の枚数は限定されない。ケース板51、54が両端に位置する左右のケース板51、54であり、ケース板52、53が中間に位置している。図示の態様では、左右のケース板51、54の幅寸法は、ケース板52、53の幅寸法よりも短尺であるが、これには限定されない。
図3に示すように、シャッターケース5(ケース板51、52、53、54)は、躯体に対して膨出状に形成された湾曲部50と、湾曲部50の上端に一体的に折曲形成された上側係止片500と、湾曲部50の下端に一体的に折曲形成された下側係止片501と、からなる。湾曲部50は、断面視ないし側面視において、円弧状部と、円弧状部の上端から躯体に向かって上向き傾斜状に延びる上側傾斜部と、円弧状部の下端から躯体に向かって下向き傾斜状に延びる下側傾斜部と、から一体形成されている。各ケース板51、52、53、54の上端の上側係止片500、下端の下側係止片501をそれぞれ上側ケース止め材3、下側ケース止め材4に係止することで、湾曲した弧状の内側面と躯体との間に巻取シャフトSに巻き取られたシャッターカーテンの収容空間が形成される。
各ケース板51、52、53、54は、隣位のケース板の幅方向端部同士を重ねた状態で、左右のブラケット2間に連続状に設けられる。隣り合うケース板51、52、53、54の端部同士は、湾曲部50、上側係止片500、下側係止片501の全体に亘って重なり合っている。4枚のケース板51、52、53、54の幅方向の端部の重なりの態様は、ケース板52の右側端部にケース板53の左側端部531が外側から重なり、ケース板53の右側端部にケース板54の左側端部541が外側から重なり、ケース板52の左側端部にケース板51の右側端部510が外側から重なっている。すなわち、ケース板51、54は、隣位のケース板に対して外側から重なる外側湾曲ケース板である。ケース板51、52、53、54は同一の断面形状を有しており、また、各ケース板51、52、53、54は弾性を備えた金属板から形成されており、ケース板51、54は、隣位のケース板52、53に上から重なるようにして、上側ケース止め材3、下側ケース止め材4に沿って開口幅方向に移動可能である。
このように複数枚の湾曲状のケース板51、52、53、54からなるシャッターケース5において、メンテナンスのために点検口を形成してケース内部を確認したい場合がある。点検口は、必要に応じて、左右端部のケース板51、54を、それぞれ、隣のケース板52、53に対してスライド移動させてずらすことで形成する。ここで、ケース板51の左側端部511は、左側の従動側ブラケット2に近接ないし当接しており、ケース板54の右側端部540は、右側の駆動側ブラケット2に近接ないし当接している。
このように、躯体に取り付けた左右のブラケット2間で、開口幅方向に連設してなる複数枚の湾曲状のケース板51、52、53、54からなるシャッターケース5において、開口幅方向端部に位置する左右のケース板51、54において、左側ケース板51の左側端部511は左側ブラケット2に近接ないし当接しており、右側端部510は隣位のケース板52の端部に重なっており、右側ケース板54の右側端部540は右側ブラケット2に近接ないし当接しており、左側端部541は隣位のケース板53の端部に重なっている。本発明では、開口幅方向両端に位置する左右のケース板51、54の一方あるいは両方には、ガイド部(第1実施形態に係る点検口形成用ガイド6のガイド片60)あるいは把持部(第2実施形態に係る点検口形成用治具8の把持部82)が形成されており、前記ガイド部あるいは前記把持部を介して隣位のケース板に対して第1の方向(隣位のケース同士の重なりが大きくなる方向)にスライドさせて点検口を形成し、当該ケース板を隣位のケース板に対して第2の方向(第1の方向と反対方向であり、隣位のケース同士の重なりが小さくなる方向)にスライドさせて点検口を閉鎖するように構成されている。
[B]第1実施形態
本発明の第1実施形態について、図1〜図5に基づいて説明する。図1、図2に示すように、ケース板51には、従動側ブラケット2に近接して点検口形成用ガイド6が設けてあり、ケース板54には、駆動側ブラケット2に近接して点検口形成用ガイド6が設けてある。図3に示すように、各ケース板51、54には、湾曲部50の周方向(高さ方向)に間隔を存して、2つの点検口形成用ガイド6が設けてある。なお、各ケース板51、54に設けられる点検口形成用ガイド6の個数は限定されず、ケース断面寸法が小さければ、点検口形成用ガイド6は1個でもよい。ケース板51の湾曲部50の左側端部511に近接した位置には、点検口形成用のガイド6が固定され、ケース板54の湾曲部50の右側端部540に近接した位置には、点検口形成用ガイド6が固定される。
図4、図5に示すように、点検口形成用ガイド6は、ガイド片60と、ベース61と当接片62とからなる取付ベースと、からなる。ベース61は第1辺611、第2辺612、第3辺613、第4辺614を備えた方形プレートであり、対向する第1辺611、第3辺613において、ガイド片60が対向状に垂直に立ち上がり形成されており、対向する第2辺612、第4辺614において、当接片62が下向き傾斜状に延びている。各ガイド片60には、1つの孔600が形成されている。ベース61には、2つの孔610が形成されている。当接片62は、ベース61よりも幅広であり、ベース61から立ち上がる左右のガイド片60を越えて延出している。
点検口形成用ガイド6は、左右のガイド片60が垂直方向(高さ方向)に延び、上下の当接片62が水平方向(開口幅方向)に延びるような向きで、ケース板51、54の湾曲部50の所定部位にあてがい、螺子を孔610から挿入して湾曲部50に螺入することで、湾曲部50に固定される。螺子を締めることでベース61が湾曲部50に接近するように押し付けられ、上下の当接片62が湾曲部50に密着当接して、点検口形成用ガイド6が湾曲部50に固定される。本実施形態では、取付ベースの当接片62を湾曲部50に当てた状態で螺子で固定すればよいので、既存のシャッターケース5に対する後付も容易である。
点検口形成用ガイド6は、当接片62の端部をケース板51の左側端部511、ケース板54の右側端部540に、それぞれ一致させるように取り付けられている。すなわち、点検口形成用ガイド6の2つのガイド片60の左側のガイド片60は、ケース板51の左側端部511から当接片62の突出寸法(ベース61からはみ出した分)だけ離間して、湾曲部50に対して立ち上がり状に設けられる。同様に、点検口形成用ガイド6の2つのガイド片60の右側のガイド片60は、ケース板54の右側端部540から当接片62の突出寸法(ベース61からはみ出した分)だけ離間して、湾曲部50に対して立ち上がり状に設けられる。
図2上図に示すように、ケース板51の左側端部511は、左側のブラケット2に近接ないし当接しており、ケース板51に固定された点検口形成用ガイド6の左側のガイド片60は、従動側ブラケット2に隙間を存して近接対向している。同様に、ケース板54の右側端部540は、右側のブラケット2に近接ないし当接しており、ケース板54に固定された点検口形成用ガイド6の右側のガイド片60は、駆動側ブラケット2に隙間を存して近接対向している。
点検口形成用ガイド6を備えたシャッターケース5における点検口形成について、図2を参照しつつ説明する。図2上図は、右端のケース板54の右側端部540の近傍にブラケット2に離間対向して形成された右側のガイド片60と、ブラケット2と、の隙間にバール7を差し込んで、ケース板54の右側端部540とブラケット2との間にケース板54のスライド移動のきっかけとなる隙間を形成しようとすることを示している。本実施形態では、ブラケット2と右側のガイド片60との間の隙間にバール7を差し入れることで、バール7を用いて、右側のガイド片60に対して、ガイド片60(すなわち、点検口形成用ガイド6及び当該点検口形成用ガイド6が固定されたケース板54)をブラケット2から離間させるような力を有効に作用できるようになっている。
図2中図は、図2上図に比べて、ケース板54がブラケット2から離間するように左側に少しスライド移動した状態を示しており、このようにして、スライド移動のきっかけとなる隙間が形成される。この状態から、さらに、ガイド片60を手がかりに、バール7や手でケース板54を左側(第1の方向、すなわち、ケース板53、54同士の重なりが大きくなる方向)にスライド移動させ、点検口を形成する。
図2下図は、ケース板54を左側(第1の方向)にスライドさせて点検口が形成された状態を示す。この状態において、ケース板54の左側端部541はケース板53の左側端部531に近づいた位置にあり、図2上図、中図に比べて、ケース53、54同士の重なりが大きくなっている。この状態から、ケース板54を右側(第2の方向、すなわち、ケース板53、54同士の重なりが小さくなる方向)に移動させて、点検口を閉鎖するためには、左側のガイド片60にバール7等を当てて右側に押すようにしてスライド移動させる。このとき、ガイド片60に形成された孔600にバール7等を係止させることで力を有効に作用させることができる。
[第1実施形態の第1変形例]
点検口形成用ガイドの第1変形例を図6に示す。図6において、図4、図5に示す各要素と同一の要素には同一の参照番号が付してあり、同一の参照番号が付された要素の既述の説明を適宜援用することができる。図4、図5に示す点検口形成用ガイド6と異なる点は、図6に示す点検口形成用ガイド6´は、ガイド片60が1つであるいうことである。具体的には、ベース61の第1辺611においてガイド片60が垂直に立ち上がり形成されており、当接片62は、ベース61よりも幅広であり、ベース61から立ち上がるガイド片60を越えて延出している。
点検口形成用ガイド6´は、当接片62の突出端部をケース板51の左側端部511、ケース板54の右側端部540に一致させるように取り付けられ、ガイド片60は、ケース板51の左側端部511から当接片62の突出寸法(ベース61からはみ出した分)だけ離間して、湾曲部50に対して立ち上がり状に設けられ、点検口形成用ガイド6´のガイド片60は、ケース板54の右側端部540から当接片62の突出寸法(ベース61からはみ出した分)だけ離間して、湾曲部50に対して立ち上がり状に設けられる。
ケース板51の左側端部511は、左側のブラケット2に近接ないし当接しており、ケース板51に固定された点検口形成用ガイド6´のガイド片60は、従動側ブラケット2に隙間を存して近接対向しており、ケース板54の右側端部540は、右側のブラケット2に近接ないし当接しており、ケース板54に固定された点検口形成用ガイド6´のガイド片60は、駆動側ブラケット2に隙間を存して近接対向している。点検口を形成する時には、ガイド片60とブラケット2の間の隙間にバール7等を差し込んでケース板51、54を、それぞれ第1の方向にスライド移動させていき、点検口を閉鎖する時には、ガイド片60を介してケース板51、54を、それぞれ第2の方向にスライド移動させる。すなわち、点検口形成時、点検口閉鎖時の両方において共通のガイド片60を介して力が作用される。
[第1実施形態の第2変形例]
点検口形成用ガイドの第2変形例を図7に示す。図7において、図4、図5に示す各要素と同一の要素には同一の参照番号が付してあり、同一の参照番号が付された要素の既述の説明を適宜援用することができる。図4、図5に示す点検口形成用ガイド6と異なる点は、図7に示す点検口形成用ガイド6´´において、ベース61の第2辺612、第4辺614と、各当接片62とが、2本の細幅の接続片63によって接続されていることである。こうすることで、螺子を締めることでベース61が湾曲部50に接近するように押し付けられる時に接続片63が撓んで変形することで、上下の当接片62の湾曲部50への密着度合いを向上させることができる。
[第1実施形態の第3変形例]
点検口形成用ガイドの第3変形例を図8に示す。図8において、図4、図5に示す各要素と同一の要素には同一の参照番号が付してあり、同一の参照番号が付された要素の既述の説明を適宜援用することができる。第3変形例は、第2変形例の変形であり、図7に示す点検口形成用ガイド6´´と異なる点は、図8に示す点検口形成用ガイド6´´´は、ガイド片60が1つであるいうことである。具体的には、ベース61の第1辺611においてガイド片60が垂直に立ち上がり形成されており、当接片62は、ベース61よりも幅広であり、ベース61から立ち上がるガイド片60を越えて延出している。
[C]第2実施形態
本発明の第2実施形態について、図9〜図13に基づいて説明する。図9、図10に示すように、ケース板54には、駆動側ブラケット2に近接して点検口形成用治具8が設けてある。図9〜図11に示すように、点検口形成用治具8は、ケース54の湾曲部50の下方部位に位置して設けてある。後述するように、点検口形成用治具8は湾曲部50に対して着脱自在であり、点検口形成用治具8の取り付け部位は限定されない。
図12、図13に示すように、点検口形成用治具8は、プレート80と、プレート80上に設けたマグネット形成部(マグネットベース)81と、プレート80上に設けた把持部82と、からなる。マグネット形成部81は、励磁、脱磁するつまみスイッチ810を備えており、スイッチ810をONとすることで磁石となり、スイッチ810をOFFとすることで、脱磁される。
図示の態様では、方形のプレート80中央部位に横方向に亘ってマグネット形成部81が設けられ、プレート80の右側に位置して縦方向に延びる把持部82が設けてある。なお、プレート80の形状、マグネット形成部81や把持部82の配置態様は、図示の態様に限定されない。
点検口形成用治具8を用いたシャッターケース5における点検口形成について、図10を参照しつつ説明する。図10上図は、ケース板54の湾曲部50の任意の位置に、点検口形成用治具8(スイッチ810はOFF)をあてがい、スイッチ810をONとすることで、点検口形成用治具8のプレート80が磁石によって、スチール製のケース板54の湾曲部50に磁着した状態を示す。
図10上図の状態から、把持部82を掴んで点検口形成用治具8を第1の方向(ケース板53、54同士の重なりが大きくなる方向)に移動させることで、点検口形成用治具8に固定されたケース板54をスライド移動させて、点検口を形成した状態を示すのが図10下図である。点検口を形成したらスイッチ810をOFFとすることで、磁石を脱磁させて、点検口形成用治具8を取り外す。
点検口を閉鎖する時には、ケース板54の湾曲部50の任意の位置に、点検口形成用治具8(スイッチ810はOFF)をあてがい、スイッチ810をONとすることで、点検口形成用治具8のプレート80を磁石によって、スチール製のケース板54の湾曲部50に磁着させる。把持部82を掴んで点検口形成用治具8を駆動側ブラケット2に向かってスライド移動させて、図10上図の状態とすればよい。作業終了後、スイッチ810をOFFとすることで、磁石を脱磁させて、点検口形成用治具8を取り外す。
ケース板54を移動させて点検口を形成する場合について説明したが、同様に、点検口形成用治具8を用いてケース板51を移動させて点検口を形成できることが容易に理解される。
本実施形態に係る点検口形成用治具8は、ケース板54、51に対して着脱自在であるため、作業し易い任意の位置に治具8を取り付けることができ、取り付けた治具8の位置変更も容易である。また、シャッターケース5の外観を損ねることがない。
2 ブラケット
5 シャッターケース
50 湾曲部
51〜54 湾曲ケース板
6 点検口形成用ガイド
60 ガイド片
7 バール
8 点検口形成用治具
82 把持部

Claims (5)

  1. 躯体に取り付けた左右のブラケット間で、開口幅方向に連設してなる複数枚の湾曲状のケース板からなるシャッターケースにおいて、
    開口幅方向両端に位置する各ケース板において、一方の端部はブラケットに近接ないし当接しており、他方の端部は隣位のケース板の端部と重なっており、
    開口幅方向両端に位置するケース板の一方あるいは両方には、ガイド部あるいは把持部が形成されており、当該ケース板を前記ガイド部あるいは前記把持部を介して隣位のケース板に対して第1の方向にスライドさせて点検口を形成し、当該ケース板を隣位のケース板に対して第2の方向にスライドさせて点検口を閉鎖するように構成されている、シャッターケース。
  2. 前記ガイド部は、ブラケットに近接対向するようにケース板に立ち上がり状に形成されている、
    請求項1に記載のシャッターケース。
  3. 前記ガイド部は、ケース板に取り付けられた取付ベースに立ち上がり状に形成されたガイド片である、
    請求項1、2いずれか1項に記載のシャッターケース。
  4. 前記ガイド部、あるいは、前記把持部は、ケース板に着脱可能である、
    請求項1に記載のシャッターケース。
  5. 前記把持部は、脱磁可能な磁石が搭載された取付プレート上に形成されており、
    前記取付プレートは、前記磁石によってケース板に着脱可能に設けられる、
    請求項4に記載のシャッターケース。
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