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JP6597200B2 - 照明装置及び画像投射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置及び画像投射装置に関する。
蛍光体に青色レーザやLEDなどの比較的短波長の励起光を照射して緑や赤などの蛍光を得て、その蛍光を照明光として利用する波長変換技術が知られている。青色レーザ等の個体光源は、応答性のよい光源装置となるため、画像投射装置(以下、「プロジェクタ」という)の光源として広く展開されている。そして、最も効率が高い青の固体光源を使って、様々な照明光、特に緑色の発光を効率よく取り出すことが試みられている。
この場合、光源のサイズはより小さいほうが、プロジェクタの表示パネルへ効率よく照明光を導くことができるため、製品の多くは励起光を集光して蛍光体に照射している。しかし、蛍光体への励起光の照射エリアが小さく、必要な蛍光の光量が得られないため、照明光を導く導光部材に蛍光体を配置したプロジェクタが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のプロジェクタでは、励起光の光路を複数に切り替え、ライトトンネル内に塗布した複数の蛍光体に励起光を順次に照射して、必要な波長の蛍光を得ている。ビーム状の励起光を蛍光体に照射することで、その照射部分が二次光源となって蛍光が発光し、ライトトンネルの出射口まで、何度か内部反射することで、照明分布の均一化がなされている。昨今では、個体光源と蛍光体との組み合わせによって、十分な光量の複数色の照明光が得られる技術の開発が望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、十分な光量の複数色の光を取り出すことが可能な照明装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る照明装置は、第一の波長成分を有する第一の光を射出する第一の光源と、第一の光を励起光として、第一の波長成分とは異なる第二の波長成分に波長変換された第二の光を生じさせる波長変換部材を含む第一の導光部材と、第三の波長成分を有する第三の光を射出する第二の光源と、第二の光及び第三の光を透過させる第二の導光部材と、第五の波長成分を有する第五の光を出射する第四の光源と、を備え、第二の光が第二の導光部材に入射するように、第一の導光部材と第二の導光部材とが連結して配置され、第二の導光部材は、第一の導光部材との連結側とは異なる側に、第二の光及び第三の光が射出する出射部を有し、第一の導光部材は、第一の光を第二の波長成分を含む第二の光に変換する第一波長変換部材を含む第一導光部と、第四の光源からの第五の光を第二の波長成分とは異なる第六の波長成分を含む第六の光に変換する第二波長変換部材を含む第二導光部とが互いに接合されて構成され、第一導光部及び第二導光部は、第一導光部及び第二導光部から射出された第二の光及び第六の光が、第二の導光部材に入射するように構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、十分な光量の複数色の光を取り出すことが可能な照明装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る照明装置の光学図であって、透明ロッド側の第二の光源を点灯させて青色光を出射させた状態を模式的に表した図である。 本発明の第1実施形態に係る照明装置の光学図であって、蛍光体ロッド側の第一の光源を点灯させて黄色光(蛍光)を出射させた状態を模式的に表した図である。 本発明の第1実施形態に係る照明装置の光学図であって、第一、第二の光源を点灯させて青色光と黄色光とが合成された白色光を出射させた状態を模式的に表した図である。 本発明の第1実施形態に係る照明装置を、光源側から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る照明装置の光学図であって、すべての光源を点灯させて青色光と緑色光と赤色光とが合成された白色光を出射させた状態を模式的に表した図である。 本発明の第3実施形態に係る照明装置の光学図であって、すべての光源を点灯させて青色光と緑色光と赤色光とが合成された白色光を出射させた状態を模式的に表した図である。 本発明の第4実施形態に係る画像投射装置(プロジェクタ)の光学図である。 本発明の第5実施形態に係る画像投射装置(プロジェクタ)の光学図である。 図5に示す照明装置から出射される照明光の色とカラーホイール(CW)との組み合わせ例と、投影光イメージとを示す概略図である。 図5に示す照明装置から出射される照明光の色とカラーホイール(CW)との組み合わせの他の例と、投影光イメージとを示す概略図である。 図5に示す照明装置から出射される照明光の色とカラーホイール(CW)との組み合わせの他の例と、投影光イメージとを示す概略図である。 図5に示す照明装置から出射される照明光の色とカラーホイール(CW)との組み合わせの他の例と、投影光イメージとを示す概略図である。 本発明の第6実施形態に係る画像投射装置(プロジェクタ)の光学図である。 本発明の第7実施形態に係る画像投射装置(プロジェクタ)の光学図である。
(第1実施形態)
以下に、本発明に係る照明装置の一実施形態を、図1A〜図1Cの光学図及び図1Dの斜視図を参照しながら説明する。
これらの図面に示すように、第1実施形態の照明装置1は、第一の光源2と、第二の光源3と、第一の導光部材としての蛍光体ロッド10と、第二の導光部材としての透明ロッド20と、を備えて構成される。
第一の光源2は、励起光源として機能し、第一の波長成分を有する第一の光を励起光Eとして射出する。本実施形態では、図1Dに示すように蛍光体ロッド10の一側に近接させて、複数の第一の光源2を長手方向に並べて配置している。
第二の光源3は、照明光源として機能し、第三の波長成分を有する第三の光を照明光として射出する。本実施形態では、図1Dに示すように透明ロッド20の一側に近接させて、複数の第二の光源3を長手方向に並べて配置している。なお、本実施形態では、第一の光源2を配置した蛍光体ロッド10の一側と同一平面上にある透明ロッド20の一側に第二の光源3を配置しているが、本願がこれに限定されることはない。使用目的やデザイン等に応じて、第二の光源3を、他の側面に配置することもできる。
本実施形態では、第一の光源2及び第二の光源3として、固体発光素子の一つである青色光を発生する発光ダイオード(青色LED)を用いることで、第一の波長成分と第三の波長成分とを同一の波長成分とし、照明装置1の構成や制御の簡素化を図っている。青色LEDとしては、例えば、波長400nm〜470nmの青色光を発生するものを用いることができる。
蛍光体ロッド10は、波長変換部材の一例である蛍光体11を含有する材料で形成され、六面を有する中実な直方体構造を呈している。蛍光体11は、第一の光源2からの励起光Eが照射されることで、該励起光Eの波長成分とは異なる第二の波長成分に波長変換された第二の光を生じさせる。蛍光体11としては、公知の適宜のものを用いることができるが、本実施形態では、第二の波長成分として黄色成分(例えば、波長450nm〜750nm)を含む黄色蛍光を生じる蛍光材料を用いている。よって蛍光体11は、励起光Eによって励起されて第二の光として黄色光Yを発生する。
蛍光体ロッド10は、ガラス等の透明材料に蛍光体11を含有させて形成することもできるし、蛍光体11を結晶化させたもの、例えば、YAG単結晶蛍光体を用いて形成することもできる。
蛍光体ロッド10は、第一の光源2が配置された一側面が、励起光Eが入射する入射面(入射部)12として機能する。蛍光体ロッド10の内部は、蛍光体11によって波長変換された黄色光Yが透過して伝搬する導光経路13として機能する。
黄色光Yが出射する蛍光体ロッド10の他端には、透明ロッド20の一端が連結され、連結部14を構成している。蛍光体ロッド10の導光経路13内を伝搬された黄色光Yは、この連結部14を介して透明ロッド20内に入射する。
透明ロッド20は、蛍光体11を含有していない透明材料で形成され、六面を有する中実な直方体構造を呈している。この構成により、透明ロッド20は黄色光Yや青色光Bを透過させる機能を有する。本実施形態及び以降の実施形態では、蛍光体ロッド10と透明ロッド20とは等しい長さとしているが、本願がこれに限定されることはなく、使用目的や設計等に応じて、互いに異なる長さとする等、それぞれ適宜の長さとすることができる。
透明ロッド20の第二の光源3が配置された一側面は、青色光Bが入射する入射面(入射部)21として機能する。また、透明ロッド20は、黄色光Y及び青色光Bが透過して伝搬する導光経路22が内部に設けられ、連結部14とは反対側の他方の端面は、黄色光Y及び青色光Bが出射する出射面(出射部)23として機能する。
蛍光体ロッド10の長手方向の一方の端面には、光を反射する反射部15を設けている。また、蛍光体ロッド10の入射面12と対向する側面及び、透明ロッド20の入射面21と対向する側面にも、それぞれ反射部16,24を設けている。そのため、黄色光Yや青色光Bが、透明ロッド20の出射面23以外から各ロッド10,20外に出射するのを最小限に抑えることができる。
なお、各ロッド10,20の入射面12,21以外の側面全体に反射部を設けることもでき、透明ロッド20の出射面23以外からの光の出射を、より最小限に抑えることができる。反射部15,16,24は、反射ミラーで形成することもできるし、屈折率差を利用して光を全反射する構成によって実現することもできる。
上述のように構成された本実施形態の照明装置1の動作を、図1A〜図1Cに基づいて説明する。
図1Aに示した例では、透明ロッド20に近接して配置した青色LEDからなる第二の光源3のみを点灯している。この例では、すべての第二の光源3を同一の発光量で同時に点灯しているが、図1Aでは、理解をし易くするため、複数の第二の光源3のうち、紙面左端の第二の光源3のみの青色光Bの光路を表示している。
図1Aに示すように、第二の光源3から射出した青色光Bは、透明ロッド20の入射面21から透明ロッド20内に入射する。青色光Bは、透明ロッド20の側面によって繰り返し反射されることで照明分布が均一化され、導光経路22内を伝搬した後、出射面23から出射する。これにより、照明装置1から青色光Bのみを取り出すことができる。
図1Bに示した例では、蛍光体ロッド10に近接して配置した青色LEDからなる第一の光源2のみを点灯している。図1Bでも、複数の第一の光源2のうち、紙面左端の第一の光源2の光路のみ表示している。
図1Bに示すように、第一の光源2から射出した励起光Eは、蛍光体ロッド10の入射面12から蛍光体ロッド10内に入射し、蛍光体11に照射される。励起光Eは蛍光体11によって黄色光Yに波長変換される。黄色光Yは、蛍光体ロッド10の側面によって繰り返し反射されることで照明分布が均一化され、導光経路13内を伝搬した後、連結部14を介して透明ロッド20に入射する。透明ロッド20に入射した黄色光Yは、透明ロッド20の側面によって繰り返し反射されながら導光経路22内を伝搬した後、出射面23から出射する。これにより、照明装置1から黄色光Yのみを取り出すことができる。
図1Cに示した例では、第一の光源2及び第二の光源3のすべてを点灯させている。図1Cでも、それぞれ1つの第一の光源2及び第二の光源3の光路のみ表示している。
図1Cに示した例では、図1A、図1Bに示した例と同様の作用で、第一の光源2から射出した励起光Eが入射面12から蛍光体ロッド10内に入射し、蛍光体11によって黄色光Yに波長変換される。黄色光Yは、反射を繰り返しながら導光経路13内を伝搬した後、連結部14を介して透明ロッド20内に入射し、反射を繰り返しながら導光経路22内を出射面23方向に伝搬する。同様に、第二の光源3から射出した青色光Bが入射面21から透明ロッド20内に入射し、反射を繰り返しながら導光経路22内を出射面23の方向に伝搬する。
出射面23からは、黄色光Yと青色光Bとが合成された白色光Wが出射する。これにより、照明装置1から白色光Wを取り出すことができる。
以上、第1実施形態によれば、第一の光源2からの励起光Eを蛍光体11で波長変換して黄色光Yを得て、第二の光源3から青色光Bを得て、これらの光を透明ロッド20の出射面23から出射させている。また、黄色光Yと青色光Bとが混合された白色光Wを取り出すこともできる。また、蛍光体ロッド10からの黄色光Yを導いて出射させる第二の導光部材として透明ロッド20を用いているため、黄色光Yに光学的な作用を及ぼさずに透過させることができる。そのため、十分な光量の複数色の光を照明光として取り出すことが可能な照明装置1を提供することができる。
また、第1実施形態では、黄色の蛍光体11を用いて黄色光Yを生成しているため、黄色光Yから緑色光や赤色光を取り出すことも可能となり、より多くの色の照明光を取り出すことが可能となる。
また、第1実施形態では、蛍光体ロッド10の一側に近接して、第一の光源2を配置しているため、第一の光源2からの励起光Eを蛍光体ロッド10に効率よく入射させることが可能となる。さらに、透明ロッド20においても、その一側に近接して、第二の光源3を配置しているため、第二の光源3からの青色光Bを透明ロッド20に効率よく入射させることが可能となる。また、このように各ロッド10,20に近接させて各光源2,3を配置することで、照明装置1の小型化を図ることもできる。
また、蛍光体ロッド10の他方の端面と透明ロッド20の一方の端面とが一面で連結されているため、蛍光体ロッド10からの黄色光Yを、透明ロッド20に効率よく入射させることが可能となる。
なお、第1実施形態では、各ロッド10,20の励起光Eや青色光Bが入射する入射面12,21以外の側面の全部又は一部に反射部16,24を設け、蛍光体ロッド10の一方の端面に反射部15を設けることで、側面や一方の端面から光が出射するのを抑制している。また、この構成により、蛍光体11から発散して生じる黄色光Yを反射して、効率よく導光経路13内に導くことも可能となる。
なお、蛍光体ロッド10と透明ロッド20との連結部14に、励起光Eを反射する反射面を設けることもできる。この構成により、蛍光体11で波長変換されなかった励起光Eが透明ロッド20側に入射するのを防ぐとともに、反射した励起光Eを再度蛍光体11に照射することも可能となる。このような反射部を設けることにより、照明装置1の光学効率の向上が可能となる。
また、蛍光体ロッド10において、励起光Eの入射面12に、第一の波長成分の励起光Eを透過し、前記第二の波長成分の黄色光Yを反射させるダイクロイックフィルタ等の波長選択部材を設けることが望ましい。これにより、入射面12から励起光Eを効率よく入射させつつ、蛍光体11から発散して発生する黄色光Yを波長選択部材で効率よく反射させて導光経路13内に導くことができ、黄色光Yを効率よく出射させることができる。
また、第1実施形態では、第一の光源2及び第二の光源3として青色LEDを用いているが、本願がこれに限定されることはなく、青色レーザダイオード(LD)等を用いることもできる。また、励起光源として機能する第一の光源2は、青色光以外の光を発生するLDやLED、紫外域の波長領域を生じるLDを用いることもできる。また、これらを複合したものを用いることもできる。また、照明光源として機能する第二の光源3も、所望の色の照明光を射出すべく、青色光以外の光を発生するLDやLED、またはこれらを複合したものを用いることができる。第一の光源2及び第二の光源3として、LEDやLD等の固体光源を用いることで、蛍光体11の発光効率を向上させることが可能となる。
特に、青色LEDを用いることで、第一の光源2及び第二の光源3から、励起光Eと青色光Bとが、それぞれ発散して射出する。そのため、拡散レンズ等の光学素子を用いることなく、励起光E及び青色光Bを、それぞれ蛍光体ロッド10及び透明ロッド20へ効率よく入射させることが可能となる。また、各ロッド10,20に近接して各光源2,3を配置したことと相俟って、照明装置1の小型化や設計の自由度の向上も図ることができる。
また、第1実施形態では、複数の第一の光源2及び複数の第二の光源3を、すべて同じ発光量で点灯させているが、本願がこれに限定されることはない。第一の光源2の発光量と第二の光源3の発光量とを所望の発光量に任意に変更可能とすることができる。この場合、複数の第一、第二の光源2,3のうち、点灯する数を任意に設定することで、所望の発光量に変更することができる。又は、第一、第二の光源2,3をすべて点灯するが、その発光強度を適宜調整することで所望の発光量に変更することができる。これにより、照明装置1のから出射させる黄色光Yや青色光Bの光量を自在に変化させることができる。
また、白色光Wを出射させる場合は、各光源2,3の発光量を適宜変更して、黄色光Yと青色光Bの光強度のバランスを変化させることで、白色光Wの強度だけでなく色味も変更することが可能である。
また、蛍光体ロッド10と透明ロッド20との連結部14近傍の光源2,3の発光量を小さくして、連結部14から離れた位置の光源2,3の発光量を大きくすることで、反射部等を設けなくても、連結部14近傍での光の混色を抑制して、黄色光Yや青色光Bの色純度を高めることも可能となる。
以上のように、点灯する光源2,3の数や強度、点灯位置等を適宜変更することや、これらを適宜組み合わせることで、様々な色の光を射出可能であるとともに、色味の調整も可能となり、様々な色の照明光を出射可能な照明装置1を得ることができる。
また、蛍光体ロッド10と透明ロッド20との連結部14に、黄色光Yを透過して励起光Eを反射するダイクロイックフィルタ等の波長選択部材を設けることもできる。この構成により、黄色光Yを取り出す際に、蛍光体11で黄色光Yに変換されなかった励起光E由来の青色成分の光が、透明ロッド20側に入射して黄色光Yに混ざるのを抑制することができる。また、青色光Bを取り出す際に、青色光Bが連結部14から蛍光体ロッド10内に入射して黄色光Yに波長変換されるのを抑制して、黄色光Yが青色光Bに混ざるのを抑制することができる。その結果、より色純度の高い黄色光Yや青色光Bを取り出すことが可能となる。
また、第1実施形態では、第一の光源2の励起光Eと第二の光源3の青色光Bとを、同一の波長成分としているが、本願がこれに限定されることはない。互いに異なる波長成分とすることもでき、励起光E用と投影用の青色光B(照明光)として、それぞれに最適な波長成分を用いることが可能である。例えば、励起光Eとして機能する第一の光の第一の波長成分を、短波長側の青色成分とすることで、蛍光体11での波長変換効率をより高めることが可能となる。一方、照明光(青色光B)として使用する第二の光源3の第三の波長成分を、長波長側の青色成分とすることで、より色純度の高い青色光Bを照明光として得ることが可能となる。
また、第一の導光部材として、蛍光体11を含有した透明材料等で中実に形成して蛍光体ロッド10を用いているが、本願がこれに限定されることはない。第一の導光部材として、例えば、平面ミラー、又は誘電体多層膜や金属コートを施した板材、金属板等を4面組み合わせた中空の直方体を用いることもできる。この場合、励起光Eの入射面12は、励起光Eを透過するダイクロイックフィルタ等で形成するとともに、励起光Eが照射されるミラー面に、蛍光体11を配置する。また、一方の端面から光が出射しないように、一方の端面に反射部を設けることもできる。
この構成により、入射面12を介して第一の導光部材に入射した励起光Eが蛍光体11に照射され、黄色光Y等の第二の光を生じる。この第二の光は、ミラー面に反射されて導光経路13を伝搬し、他方の端部側の開口部から出射して第二の導光部材に入射する。
また、第二の導光部材も、ガラス等の透明材料で形成した中実な透明ロッド20に限定されることはない。第二の導光部材として、平面ミラーや反射膜を内面に設けたが板ガラス等を4面組み合わせた中空の直方体を用いることもできる。この場合も、青色光Bの入射面21は、青色光Bを透過するダイクロイックフィルタ等で形成する。
この構成により、第一の導光部材から連結部を介して第二の光が第一の導光部材に入射し、ミラー面で反射された後、他方の端部側の開口部から出射する。また、第二の光源3からの青色光Bが、入射面21から入射し、ミラー面に反射された後、他方の端部側の開口部から出射する。なお、ダイクロイックフィルタからなる入射面21は、青色光Bの入射は許容するが、入射後の青色光Bは、ミラー面によって反射された後、入射面21に対して斜めに向かうため、入射面21によって全反射される。よって、入射面21から青色光Bが外部に出射するのを抑制することができる。
以上のような構成の中空の直方体からなる第一の導光部材や第二の導光部材を用いた場合でも、黄色光Yや青色光Bを効率よく反射して導き、出射部から出射させることができ、光学効率に優れた照明装置1を得ることができる。なお、第一の導光部材と第二の導光部材の両方を上述のような中空の直方体で形成することもできるし、一方の導光部材を中実の立方体とし、他方の導光部材を中空の直方体とすることもできる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る照明装置について、図2を参照しながら説明する。図2に示す第2実施形態の照明装置1Aは、黄色光Yを生じる蛍光体11に代えて緑色光Gを生じる緑色の蛍光体11Aを用い、第三の光源4を更に備えたこと以外は第1実施形態の照明装置1と同様の基本構成を備えており、励起光Eを射出する第一の光源2と、青色光Bを射出する第二の光源3と、蛍光体ロッド10Aと、透明ロッド20と、連結部14とを備えて構成される。また、蛍光体ロッド10Aは、入射面12、導光経路13、反射部15,16を備え、透明ロッド20は、入射面21、導光経路22、出射面23を備えている。
第2実施形態では、これらの部材に加えて、第一の光源2及び第二の光源3とは異なる第四の波長成分を有する第四の光として、赤色光Rを射出する第三の光源4を、透明ロッド20の第二の光源3を配置した側面とは反対側の側面に配置している。この側面が、赤色光Rの入射面25として機能する。なお、第2実施形態では、第三の光源4として赤色LEDを用いているが、赤色LD等を用いることもできる。
第2実施形態の蛍光体ロッド10Aの蛍光体11Aは、第二の波長成分として緑色成分(例えば、波長450nm〜600nm)を含む緑色蛍光(緑色光G)を生じる蛍光材料を用いている。
上述のような構成の第2実施形態の照明装置1Aでは、第1実施形態と同様の作用により、第一の光源2を点灯させることで、励起光Eが蛍光体11Aによって緑色光Gに波長変換される。緑色光Gは、蛍光体ロッド10Aの導光経路13及び透明ロッド20の導光経路22内を伝搬した後、出射面23から出射する。また第二の光源3を点灯させることで、青色光Bが透明ロッド20内に入射し、導光経路22内を伝搬した後、出射面23から出射する。
同様に、第三の光源4を点灯させることで、赤色光Rが入射面25から透明ロッド20内に入射し、導光経路22内を伝搬した後、出射面23から出射する。このように、第一、第二、第三の光源2,3,4を個別に点灯させることにより、照明装置1Aから緑色光G、青色光B、赤色光Rの3色の照明光を出射させることができる。
また、第一、第二、第三の光源2,3,4をすべて点灯させることで、各色の光が合成され、図2に示すように、白色光Wを取り出して、照明装置1Aから出射させることができる。
以上、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、十分な光量の複数色の光を照明光として取り出すことが可能な照明装置1Aを提供することができる。さらに、第2実施形態では、緑色光G、青色光B、赤色光Rの3色の光を取り出すことができ、より多くの照明光を得ることができるとともに、出射させる照明光の色や色味等の変更の自由度を向上させることができる。また、緑色光G、青色光B、赤色光Rの3色を合成することにより白色光Wを生成しているため、白色の色調整の自由度を、より向上させることができる。
また、第三の光源4として、赤色LEDに代えて緑色光Gを射出する緑色LEDを用いて、緑色の蛍光体11Aに代えて赤色光Rを生じる赤色の蛍光体を用いる等、光源4や蛍光体11Aの色の配置を変えることも可能である。この構成でも、緑色光G、青色光B、赤色光Rの3色の光、及びこれらを合成した白色光Wを取り出すことができる。
また、第2実施形態でも、各ロッド10,20の連結部14、側面、入射面12,21等に反射部やダイクロイックフィルタを用いて各色の光を効率よく出射させることや、第一、第二、第三の光源2,3,4の発光量を適宜変更して色味を調整することもできる。
また、第一の導光部材及び第二の導光部材の一方又は両方を、平面ミラー等を4面組み合わせた中空の直方体で構成することもできる。第一の導光部材を中空の直方体で構成する場合、第一の光源2からの励起光Eが入射する入射面12は、励起光Eの青色の波長成分を主に透過するダイクロイックフィルタとする。また、励起光Eが照射されるミラー面に、蛍光体11Aを配置する。また、一方の端面から光が出射しないように、一方の端面に反射部を設けることもできる。
また、第二の導光部材を中空の直方体で構成する場合、第二の光源3からの青色光Bが入射する入射面21は、青色の波長成分を主に透過するダイクロイックフィルタとする。一方、第三の光源4からの赤色光Rが入射する入射面25は、赤色の波長成分を主に透過するダイクロイックフィルタとする。これにより、青色光B及び赤色光Rを効率よく第二の導光部材に入射させることができるとともに、青色光B及び赤色光Rを効率よく出射させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る照明装置について、図3を参照しながら説明する。図3に示す第3実施形態の照明装置1Bは、蛍光体ロッド10に代えて、緑色ロッド部10B1(第一導光部)及び赤色ロッド部10B2(第二導光部)からなる蛍光体ロッド10Bを用いたこと以外は、第1実施形態の照明装置1と同様の基本構成を備えており、励起光Eを射出する第一の光源2と、青色光Bを射出する第二の光源3と、蛍光体ロッド10Bと、透明ロッド20と、連結部14とを備えて構成される。透明ロッド20は、入射面21、導光経路22、出射面23、反射部24を備えている。
第3実施形態では、さらに、第五の波長成分を有する第五の光を射出する第四の光源5を備えている。本実施形態では、第四の光源5として、第一の光源2と同一の青色LEDを用いることで、第五の波長成分を第一の波長成分と同じ波長成分としている。したがって、第四の光源5からは、第一の光源2と同じ波長成分の励起光Eが射出される。
第3実施形態の蛍光体ロッド10Bは、緑色光Gを生じる蛍光体11B1(第一波長変換部材)を含有する直方体形状の緑色ロッド部10B1と、赤色光Rを生じる蛍光体11B2(第二波長変換部材)を含有する直方体形状の赤色ロッド部10B2とが、互いの導光経路13a,13bが平行となるように上下に積層された構成となっている。蛍光体ロッド10Bの一方の端面には、反射部15が設けられている。
蛍光体11B1は、第二の波長成分として緑色成分(例えば、波長450nm〜600nm)を含む緑色蛍光(第二の光:緑色光G)を生じる蛍光材料を用いることができる。蛍光体11B2は、第六の波長成分として赤色成分(例えば、波長580nm〜750nm)を含む赤色蛍光(第六の光:赤色光R)を生じる蛍光材料を用いることができる。
緑色ロッド部10B1と赤色ロッド部10B2とは、対向する側面が互いに接合されて、接合部17を構成している。この接合部17とは反対側の各ロッド部10B1,10B2の各側面に近接させて、励起光Eを射出する第一の光源2と第四の光源5とを、それぞれ複数個ずつ長手方向に並べて配置している。各光源3,5が配置された側面が、それぞれ励起光Eが入射する入射面12a,12bとして機能する。
上述のような構成の第3実施形態の照明装置1Bでは、第一の光源2を点灯させることで、入射面12aを介して励起光Eが緑色ロッド部10B1に入射し、蛍光体11B1に照射され、緑色光Gに波長変換される。緑色光Gは、緑色ロッド部10B1内の導光経路13aを伝搬した後、連結部14を介して透明ロッド20内に入射し、導光経路22を伝搬した後、出射面23から出射する。
また、第四の光源5を点灯させることで、入射面12bを介して、励起光Eが赤色ロッド部10B2に入射し、蛍光体11B2に照射され、赤色光Rに波長変換される。赤色光Rは、赤色ロッド部10B2内の導光経路13bを伝搬した後、連結部14を介して透明ロッド20内に入射し、導光経路22を伝搬した後、出射面23から出射する。
また、第二の光源3を点灯させることで、入射面21を介して、青色光Bが透明ロッド20内に入射し、導光経路22内を伝搬した後、出射面23から出射する。
このように、第一、第二、第四の光源2,3,5を個別に点灯させることにより、照明装置1Bから緑色光G、青色光B、赤色光Rの3色の照明光を出射させることができる。また、第一、第二、第四の光源2,3,5をすべて点灯させることで、各色の光が混合され、図3に示すように、白色光Wを取り出して、照明装置1Bから出射させることができる。
以上、第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、十分な光量の複数色の光を照明光として取り出すことが可能な照明装置1Bを提供することができる。さらに、緑色光G、青色光B、赤色光Rの3色の光を取り出すことができ、より多くの照明光を得ることができる。また、緑色光G、青色光B、赤色光Rの3色を合成することにより白色光Wを生成しているため、白色の色調整の自由度をより向上させることができる。
なお、緑色ロッド部10B1と赤色ロッド部10B2との接合部17に、ダイクロイックフィルタ等の波長選択部材を配置することで、両方の色が混ざるのを防ぐとともに、各色の光の効率よく出射させることが可能である。この場合、例えば、緑色ロッド部10B1側に緑色光Gを主に反射するダイクロイックフィルタを、赤色ロッド部10B2側に赤色光Rを主に反射するダイクロイックフィルタを、互いに積層して配置する。また、ダイクロイックフィルタに代えて、両面ミラー等を設けることもできる。
また、第3実施形態でも、連結部14、側面、入射面等に反射部やダイクロイックフィルタを用いて各色の光を効率よく出射させることができる。また、第一、第二、第四の光源2,3,5の発光量を適宜変更可能とすることで、様々な色の光の生成や色味の調整が可能となる。
また、第一の導光部材及び第二の導光部材の一方又は両方を、平面ミラー等を4面組み合わせた中空の直方体で構成することもできる。第一の導光部材を中空の直方体で構成する場合、第一の導光部と第二の導光部とを、それぞれ平面ミラー等を4面組み合わせた中空の直方体で構成し、それぞれを接合する。なお、接合部17となる側面は、一枚の両面ミラーを共用して構成することもできる。
また、第一の光源2、第四の光源5からの励起光Eが入射する入射面12a,12bは、励起光Eの青色の波長成分を主に透過するダイクロイックフィルタとするとともに、励起光Eが照射されるミラー面に、蛍光体11B1,11B2を配置することもできる。また、第一の導光部材の一方の端面から光が出射しないように、一方の端面に反射部を設けることもできる。また、第二の導光部材を中空の直方体で構成する場合、第二の光源3からの青色光Bが入射する入射面21は、青色の波長成分を主に透過するダイクロイックフィルタとする。このような構成により、緑色光G、赤色光R、及び青色光Bを効率よく出射させることができる。
また、緑色ロッド部10B1の入射面12a及び赤色ロッド部10B2の入射面12bのいずれか一方又は両方に、励起光E以外の波長成分を主に反射する反射部を設けることができる。この構成により、励起光Eの入射効率、蛍光体11B1,11B2の発光効率、緑色光G及び赤色光Rの出射効率等を向上させることができる。
また、第3実施形態では、第一、第二、第四の光源2,3,5として同じ青色LEDを用いて、同じ波長成分の励起光E及び青色光Bを射出するように構成している。しかし、本願がこれに限定されることはなく、励起光Eを射出する第一、第四の光源2,5を短波長側の波長成分とし、第二の光源3を長波長側の波長成分とすることもできる。また、第一、第四の光源2,5についても、それぞれ、緑色の蛍光体11B1、赤色の蛍光体11B2に最適な波長成分を射出するように構成することで、発光効率を向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、上述のような照明装置を備えた本発明の画像投射装置(プロジェクタ)の一実施形態を、図4を参照しながら説明する。図4に示すように、第4実施形態に係る画像投射装置としてのプロジェクタ100は、第1実施形態に係る照明装置1と、ダイクロイックミラー30,31と、反射ミラー32,33,34と、3板式の液晶ディスプレイ(LCD)35,36,37と、クロスダイクロイックプリズム38と、投影光学系39と、制御部40と、点灯駆動部41と、等を備えて構成される。このプロジェクタ100は、投影面であるスクリーンScに画像を投影して拡大表示する装置である。
本実施形態では、第1実施形態の照明装置1を用いているが、第2、第3実施形態の照明装置1A,1Bを用いることもできる。また、本実施形態では、照明装置1の第一の光源2及び第二の光源3を点灯させて、黄色光Yと青色光Bとが合成された白色光Wを出射させている。
制御部40は、プロジェクタ100の全体の動作を統括制御する。制御部40のハードウェア構成としては、CPU(中央処理ユニット;Central Processing Unit)、ROM(リードオンリーメモリ;Read Only Memory)、RAM(ランダムアクセスメモリ;Random Access Memory)等からなる。制御部40は、ROMに予め記憶されているプログラムに従って、RAMをワークメモリとして用いて、プロジェクタ100の各部を駆動制御する。
制御部40は、照明装置1の第一の光源2及び第二の光源3を点灯駆動する点灯駆動部41、液晶ディスプレイ35,36,37、投影光学系39の可動レンズ群の駆動機構等に接続されている。制御部40は、パーソナルコンピュータ等の外部情報機器の画像情報源(記憶部)42から、画像データを取り込む。この画像データに基づいて、制御部40は、点灯駆動部41による第一の光源2及び第二の光源3の点灯制御、液晶ディスプレイ35,36,37のON・OFF制御、投影光学系39におけるフォーカス調整やズーム調整の調整制御を実行する。
投影光学系39は、液晶ディスプレイ35,36,37により生成された投影画像をスクリーンScに投影する。投影光学系39は、固定鏡筒に設けられた固定レンズ群や可動鏡筒に設けられた可動レンズ群を備えている。この可動レンズ群を移動させることにより、フォーカス調整やズーム調整を行うことが可能となっている。
上述のような構成の第4実施形態のプロジェクタ100では、照明装置1から白色光Wが出射され、その光路に配置されたダイクロイックミラー30に入射する。このダイクロイックミラー30は、赤色光Rを透過し、それ以外の波長成分を反射する光学性能を有している。したがって、ダイクロイックミラー30によって白色光Wから赤色光Rが取り出され、反射ミラー32に導かれて反射された後、液晶ディスプレイ35を照明する。
一方、赤色光R以外の光(緑色光Gと青色光Bが混合された光)は、ダイクロイックミラー30によって反射された後、その光路に配置されたダイクロイックミラー31に入射する。このダイクロイックミラー31は、緑色光Gを反射して、それ以外の光(青色光B)を透過させる光学性能を有している。したがって、ダイクロイックミラー31によって緑色光Gが反射されて取り出された後、その進行方向に配置された液晶ディスプレイ36を照明する。また、ダイクロイックミラー31を透過した青色光Bは、反射ミラー33,34によって反射された後、その光路に配置された液晶ディスプレイ37を照明する。
各液晶ディスプレイ36,36,37では、各色の投影画像が生成され、クロスダイクロイックプリズム38によって、その光路が合成される。合成によって生成されたカラー画像は、投影光学系39によってスクリーンScに拡大投射される。
以上、第4実施形態においては、上記第1〜第3実施形態の照明装置1,1A,1Bを用いることで、十分な光量の複数色の光を照明光として得ることができ、より明るいプロジェクタ100を提供することができる。
なお、第4実施形態では、画像投射装置として、3LCD方式のプロジェクタ100に適用した例を説明しているが、本願がこれに限定されることはなく、公知のDLP方式を採用することもできる。
なお、第4実施形態では、画像投射装置として、3LCD方式のプロジェクタ100に適用した例を説明しているが、本願がこれに限定されることはなく、公知のDLP方式を採用することもできる。以下、DLP方式を採用した画像投射装置(プロジェクタ)の実施形態(第5〜第7実施形態)について説明する。
(第5実施形態)
第5実施形態の画像投射装置(プロジェクタ)100Aを、図5を参照しながら説明する。図5に示すように、第5実施形態に係るプロジェクタ100Aは、第1実施形態に係る照明装置1と、集光レンズ51,52と、色成分選択部材としてのカラーホイール(CW)53と、ライトトンネル(LT)54と、リレーレンズ55,56と、ミラー57,58と、光変調素子(画像生成部)59と、投影光学系39と、制御部40と、点灯駆動部41と、等を備えて構成される。
光変調素子59は、制御部40によって駆動制御され、照明装置1から出射された各色の照明光を、画素毎に諧調制御することでカラー投影画像を形成する。本実施形態では、光変調素子59として、DMD(Digital micromirror device)を用いている。
カラーホイール53は、照明装置1から出射される照明光から、所定の色の光を時分割で選択的に取り出して出射させる機能を有する。カラーホイール53は、円盤形状を呈し、複数の扇状の領域(セグメント)に分割されて構成されている。本実施形態のカラーホイール53には、赤色光Rを選択的に透過させる色フィルタからなる第1色選択セグメント(第1色選択領域)53aと、緑色光Gを選択的に透過させる色フィルタからなる第2色選択セグメント(第2色選択領域)53bと、照明光を透過させる透明体からなる透明セグメント(透過領域)53cが円周方向に設けられている。また、カラーホイール53には電動モータ53mが設けられている。制御部40によって電動モータ53mが回転駆動されることで、カラーホイール53が回転し、照明光の光路に、各セグメント53a〜53cが順次配置される。
上述のような構成の第5実施形態のプロジェクタ100Aでは、点灯駆動部41により、第一又は第二の光源2,3を点灯制御することで、照明装置1から各色の照明光が出射する。各色の照明光は、集光レンズ51,52によって絞られてカラーホイール53に入射し、照明光のうちの所定の色の光が選択されてカラーホイール53を透過する。カラーホイール53を透過した光束は、ライトトンネル54に入射し、ライトトンネル54内で反射が繰り返されることで、輝度分布が均一化される。ライトトンネル54から出射した光束は、リレーレンズ55,56によって集光されてミラー57へと導かれ、ミラー57,58によって反射された後、光変調素子59に導かれる。光変調素子59は、各色の光束を画素毎に諧調制御することで各色の投影画像を形成する。各色の投影画像が、投影光学系39によってスクリーンScに順次拡大投射されることで、フルカラーの画像がスクリーンSc上に形成される。
第5実施形態のプロジェクタ100Aでは、投影画像(以下、「投影光」という)の色は、照明装置1から出射する照明光及びカラーホイール53の各セグメント53a〜53cの組み合わせによって自在に調整することができる。図6A〜図6Dに、カラーホイール53と照明装置1から出射する照明光の関係を示すグラフ及び投影光イメージを表す円グラフの例を示す。各図のグラフの横軸がカラーホイール53の各セグメント53a〜53cを示しており、縦軸が照明装置1から出射される照明光の色を示している。グラフの右側にある円グラフは、各セグメント53a〜53cと照明光の発光色の組み合わせにより、光変調素子59で生成される投影光の色のイメージを表している。
図6A〜図6Dは、カラーホイール53を共通にし、第一の光源2と第二の光源3の発光順序や組み合わせを制御して、照明装置1から出射される照明光の色を変えることで投影光イメージを変化させている。投影光イメージを変えることで、例えば明るさ重視の映像モード、色味重視の映像モード、というように、投影する映像の明るさや色味を変化させることが可能となる。また、第一の光源2と第二の光源3の発光量又は点灯数を制御することによって、各投影光の光量も自在に変化させることができる。よって、映像モード(映画鑑賞用のモード、スポーツ観戦用のモード等をいう)によって、投影光を最適な明るさや色に設定することができる。
図6Aでは、赤色、緑色、青色の投影光が順次に投影される例を示している。まず、制御部40の制御によって点灯駆動部41が、蛍光体ロッド10に近接する第一の光源2を点灯させることで、照明装置1から黄色光Yが出射する(図1B参照)。カラーホイール53の回転により、黄色光Yの光路中に、第1色選択セグメント53aが位置する期間では、この第1色選択セグメント53aによって黄色光Yから赤色光Rが取り出されて光変調素子59に導かれることで、赤色の投影光が投影される。また、黄色光Yの光路に、第2色選択セグメント53bが位置する期間では、この第2色選択セグメント53bによって黄色光Yから緑色光Gが取り出されて光変調素子59に導かれることで、緑色の投影光が投影される。
次に、照明光の光路中に透明セグメント53cが位置する期間では、第一の光源2を消灯して透明ロッド20に近接する第二の光源3を点灯させる。これにより、照明装置1から青色光Bが出射し(図1A参照)、その光路中に配置された透明セグメント53cを透過することで、青色の投影光が投影される。
図6Bでは、赤色、緑色、白色、青色の投影光が順次に投影される例を示している。この場合も、図6Aと同様にカラーホイール53の第1色選択セグメント53aと照明装置1からの黄色光Yとの組み合わせにより、赤色の投影光が投影される。また、第2色選択セグメント53bと黄色光Yとの組み合わせにより、緑色の投影光が投影される。
次に、照明光の光路中に透明セグメント53cが位置する前半の一定期間では、第一の光源2と第二の光源3を点灯させ、照明装置1から黄色光Yと青色光Bとが合成された白色光Wを出射させる(図1C参照)。白色光Wが透明セグメント53cを透過して光変調素子59に導かれることで、白色の投影光が投影される。次に、照明光の光路中に透明セグメント53cが位置する後半の一定期間では、第一の光源2を消灯して第二の光源3のみを点灯させ、照明装置1から青色光Bを出射させる。青色光Bが透明セグメント53cを透過して光変調素子59に導かれることで、青色の投影光が投影される。
なお、黄色光Yと青色光Bとが合成された白色光Wを照明装置1から出射する際には、黄色光Yと青色光Bの強度のバランスは、点灯駆動部41によって、第一の光源2と第二の光源3の発光量又は点灯数を制御することによって適宜変更することが可能である。これにより、映像の明るさや色味を任意に変化させることができる。
図6Cでは、赤色、緑色、黄色、青色の投影光が順次に投影される例を示している。この場合も、図6Aと同様にカラーホイール53の第1色選択セグメント53aと照明装置1からの黄色光Yとの組み合わせにより、赤色の投影光が投影される。また、第2色選択セグメント53bと黄色光Yとの組み合わせにより、緑色の投影光が投影される。
次に、照明光の光路中に透明セグメント53cが位置する前半の一定期間では、引き続き第一の光源2を点灯して照明装置1から黄色光Yを出射させる。黄色光Yが透明セグメント53cを透過して光変調素子59に導かれることで、黄色の投影光が投影される。次に、照明光の光路中に透明セグメント53cが位置する後半の一定期間では、第一の光源2を消灯して第二の光源3を点灯し、照明装置1から青色光Bを出射させる。青色光Bが透明セグメント53cを透過して光変調素子59に導かれることで、青色の投影光が投影される。
図6Dでは、赤色、緑色、黄色、白色、青色の投影光が順次に投影される例を示している。この場合も、図6Aと同様にカラーホイール53の第1色選択セグメント53aと照明装置1からの黄色光Yとの組み合わせにより、赤色の投影光が投影される。また、第2色選択セグメント53bと黄色光Yとの組み合わせにより、緑色の投影光が投影される。
次に、照明光の光路中に透明セグメント53cが位置する期間では、一定期間、引き続き第一の光源2を点灯して照明装置1から黄色光Yを出射させる。黄色光Yが第3セグメント53cを透過して光変調素子59に導かれることで、黄色の投影光が投影される。その後の一定期間では、第一の光源2と第二の光源3を点灯し、照明装置1から黄色光Yと青色光Bとが合成された白色光Wを出射させる。白色光Wが透明セグメント53cを透過して光変調素子59に導かれることで、白色の投影光が投影される。最後の一定期間では、第一の光源2を消灯して第二の光源3のみを点灯し、照明装置1から青色光Bを出射させる。青色光Bが透明セグメント53cを透過して光変調素子59に導かれることで、青色の投影光が投影される。
なお、投影光の色及び各色の投影順序は、図6A〜図6Dの例で説明する順序に限定されることはなく、カラーホイール53のセグメント53a〜53cの配置や、照明装置1から出射させる照明光の色との組み合わせにより、自在に変化させることができる。また、図6B〜図6Dの例で、光路中に透明セグメント53cが位置する期間に透明セグメント53cに照射される照明光の色の順序が、上記で説明した順序に限定されることはなく、各光源2,3の点灯順序や組み合わせによって、適宜の順序に調整することができる。
以上、第5実施形態では、第1実施形態の照明装置1を用いることで、十分な光量の複数色の光を照明光として得ることができ、より明るいプロジェクタ100Aを提供することができる。また、照明装置1とカラーホイール53とを組み合わせることで、複数の投影光を生成することができ、各色の光源を用いた場合に比べて光源の数を低減してプロジェクタ100Aの小型化が可能となる。
なお、第5実施形態では、2枚のミラー57,58によって照明光を光変調素子59に導く光学系を例に説明しているが、本願がこの構成に限定されることはない。ミラー57,58に代えて、球面レンズやプリズムを用いて照明光を光変調素子59に導く光学系を、第5実施形態のプロジェクタ100Aに適用することも可能である。また、第5実施形態では、図5に示すように、2枚の集光レンズ51,52と2枚のリレーレンズ55,56を用いているが、これらの枚数についても一例であり、図5の構成に限定されることはない。
(第6実施形態)
第6実施形態の画像投射装置(プロジェクタ)100Bを、図7を参照しながら説明する。図7に示す第6実施形態に係るプロジェクタ100Bに基本構成及び光学的な動作は、第5実施形態のプロジェクタ100Aと同様であるため、詳細な説明は省略する。第6実施形態では、照明装置1に代えて第2実施形態に係る照明装置1Aを用いるとともに、カラーホイール53を用いていない構成となっている。
第6実施形態のプロジェクタ100Bでは、点灯駆動部41によって蛍光体ロッド10Aに近接する第一の光源2を点灯させることで、照明装置1Aから緑色光Gを出射させることができる。また、透明ロッド20に近接する第二の光源3の点灯によって、照明装置1Aから青色光Bを出射させることができる。さらに、透明ロッド20に近接する第三の光源4の点灯によって、照明装置1Aから赤色光Rを出射させることができる。照明装置1Aから出射した各色の照明光は、ライトトンネル54によって均一化された後、光変調素子59に導かれることで、各色の投影光がスクリーンSc上に投影される。
以上、第6実施形態においても、第2実施形態の照明装置1Aを用いることで、十分な光量の複数色の光を照明光として得ることができ、より明るいプロジェクタ100Bを提供することができる。また、カラーホイール(色成分選択部材)53を用いなくても、各色の投影光を投影することができるため、部品点数の低減が可能であるととともに、光源の点灯とカラーホイール53の回転との同期制御等も必要がなく、構成や制御がより簡易なプロジェクタ100Bを提供することができる。
(第7実施形態)
第7実施形態の画像投射装置(プロジェクタ)100Cを、図8を参照しながら説明する。図8に示す第7実施形態に係るプロジェクタ100Cの基本構成及び光学的な動作は、第6実施形態のプロジェクタ100Bと同様であるため、詳細な説明は省略する。第7実施形態のプロジェクタ100Cは、ライトトンネル54に代えて、複数のレンズからなるフライアイレンズ61を用いている。また、フライアイレンズ61の上流側及び下流側には、集光レンズ51’,55’を配置している。
第7実施形態のプロジェクタ100Cでも、第6実施形態のプロジェクタ100Bと同様に、点灯駆動部41によって各光源2,3,4を適宜の順序で点灯制御することで、照明装置1Aから緑色光G、青色光B、赤色光Rを任意の順序で出射させることができる。そのため、カラーホイール53を用いる必要がなく、その結果、光の均一化手段としてフライアイレンズ61を用いることが可能となる。
照明装置1Aから出射した各色の照明光は、集光レンズ51’によってフライアイレンズ61の全面に均一に入射する。フライアイレンズ61によって均一化され、各レンズから出射した照明光は、集光レンズ55’によって徐々に広がりながらミラー57に導かれ、ミラー57,58によって反射された後、光変調素子59全体を照明する。これにより、各色の投影光がスクリーンSc上に投影される。
以上、第7実施形態においても、第2実施形態の照明装置1Aを用いることで、十分な光量の複数色の光を照明光として得ることができ、より明るいプロジェクタ100Cを提供することができる。また、フライアイレンズ61を用いることで、ライトトンネル54を用いた場合に比べて、より小型のプロジェクタ100Cを提供することができる。
上記第6、第7実施形態のプロジェクタ100B,100Cでは、各光源2,3,4の点灯順序を適宜変更することで、RGBの各色の照明光の出射順序を自在に変更することができる。また、すべての光源2,3,4を点灯させることで、照明装置1Aから白色光Wを出射して、白色の投影光を投影することも可能となる。また、各光源2,3,4の発光量や点灯数を調整することで、投影光の光量や色味を自在に調整することも可能となる。また、第2実施形態に係る照明装置1Aに代えて、図3に示す第3実施形態に係る照明装置1Bを用いることもでき、各光源2,3,5の点灯制御により、RGBの各色の照明光や白色光Wを適宜の順序で出射させることで、照明装置1Aを用いたときと同様の作用効果を得ることができる。
以上、本発明の照明装置および画像投射装置を各実施形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については各実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。また、前記構成部材の数、位置、形状等は各実施形態に限定されることはなく、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。また、上記各実施形態では、画像投射装置として、スクリーン等の投影面に画像を投影して表示する画像投射装置(プロジェクタ)に適用した例を説明したが、本発明がこれらの実施形態に限定されることはない。例えば、半導体デバイスの制作工程でウェハー上に回路パターンを露光する露光装置としての画像投射装置等に適用することもできる。
1,1A,1B 照明装置 2 第一の光源 3 第二の光源
4 第三の光源 5 第四の光源
10,10A,10B 蛍光体ロッド(第一の導光部材)
10B1 緑色ロッド部(第一導光部) 10B2 赤色ロッド部(第二導光部)
11,11A,11B1,11B2 蛍光体
12,12a,12b,21,25 入射面(入射部)
13,13a,13b,22 導光経路 14 連結部
15,16,24 反射部 17 接合部 20 透明ロッド(第二の導光部材)
23 出射面(出射部) 39 投影光学系 40 制御部
53 カラーホイール(色成分選択部材)
53a 第1色選択セグメント(第1色選択領域)
53b 第2色選択セグメント(第2色選択領域)
53c 透明セグメント(透過領域) 59 光変調素子(画像生成部)
100,100A,100B,100C プロジェクタ(画像投射装置)
特許第5510828号公報

Claims (20)

  1. 第一の波長成分を有する第一の光を射出する第一の光源と、
    前記第一の光を励起光として、前記第一の波長成分とは異なる第二の波長成分に波長変換された第二の光を生じさせる波長変換部材を含む第一の導光部材と、
    第三の波長成分を有する第三の光を射出する第二の光源と、
    前記第二の光及び前記第三の光を透過させる第二の導光部材と、
    第五の波長成分を有する第五の光を出射する第四の光源と、を備え、
    前記第二の光が前記第二の導光部材に入射するように、前記第一の導光部材と前記第二の導光部材とが連結して配置され、
    前記第二の導光部材は、前記第一の導光部材との連結側とは異なる側に、前記第二の光及び前記第三の光が射出する出射部を有し
    前記第一の導光部材は、前記第一の光を前記第二の波長成分を含む前記第二の光に変換する第一波長変換部材を含む第一導光部と、
    前記第四の光源からの前記第五の光を前記第二の波長成分とは異なる第六の波長成分を含む第六の光に変換する第二波長変換部材を含む第二導光部とが互いに接合されて構成され、
    前記第一導光部及び前記第二導光部は、前記第一導光部及び前記第二導光部から射出された前記第二の光及び前記第六の光が、前記第二の導光部材に入射するように構成されたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記第二の光が、黄色の波長成分を含む光、及び緑色の波長成分と赤色の波長成分とを含む光のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第一の導光部材に近接して、前記第一の光源が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記第二の導光部材に近接して、前記第二の光源が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記第一の導光部材と前記第二の導光部材とは、一面で連結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 前記第一の導光部材と前記第二の導光部材との連結部、及び前記第一の導光部材の導光経路を囲う面のうち前記第一の光が入射する面以外の面の少なくとも一部、好ましくは全部に、前記第一の波長成分及び前記第二の波長成分のいずれかを反射する反射部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 前記第一の導光部材は、前記第一の光が入射する面に、前記第一の光を透過し、前記第二の光を反射させる波長選択部材を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 前記第一の光源及び前記第二の光源は、青色の固体光源であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の照明装置。
  9. 前記第一の光源及び前記第二の光源は、所望の発光量に変更可能に構成されていること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の照明装置。
  10. 前記第一の導光部材と前記第二の導光部材との連結部に、前記第二の光を透過し、前記第一の光及び前記第三の光を反射する波長選択部材を設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の照明装置。
  11. 前記第一の光源及び前記第二の光源とは異なる第四の波長成分を有する第四の光を射出する第三の光源を備え、該第三の光源を前記第二の導光部材に近接して配置したことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の照明装置。
  12. 前記第二導光部に近接して、前記第四の光源が配置されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の照明装置。
  13. 前記第一導光部と前記第二導光部との接合部に、波長選択部材を備えたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の照明装置。
  14. 各光源が、所望の発光量に変更可能に構成されたことを特徴とする請求項〜13のいずれか一項に記載の照明装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の照明装置を有することを特徴とする画像投射装置。
  16. 前記照明装置の各光源の発光量、並びに各光源の発光順序及び組み合わせを制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項15に記載の画像投射装置。
  17. 前記照明装置から出射した照明光が照射される画像生成部と、該画像生成部で変調された画像を投影する投影光学系とを備えたことを特徴とする請求項15または16に記載の画像投射装置。
  18. 前記照明装置と前記画像生成部との間に、前記照明光から波長成分の異なる複数の光を時分割で取り出して前記画像生成部に導く色成分選択部材を備えたことを特徴とする請求項17に記載の画像投射装置。
  19. 前記色成分選択部材が、前記照明光から所定の波長成分の光を選択して取り出す色選択領域と、前記照明光を透過させる透過領域とを有し、前記照明光の光路に、各領域が時分割で順次に配置されるよう構成され、前記照明光の光路に、前記透過領域が配置されているとき、前記画像生成部で生成する前記画像の色に応じて、前記照明装置の各光源の発光順序及び組み合わせを変化させる制御部を設けたことを特徴とする請求項18に記載の画像投射装置。
  20. 前記照明装置が、前記照明光として、黄色光、青色光、及び前記黄色光と前記青色光との合成光を出射するように構成され、前記色選択領域が、前記黄色光から赤色光を取り出す第1色選択領域と、前記黄色光から緑色光を取り出す第2色選択領域とを有して構成され、前記照明光の光路に、前記第1色選択領域又は前記第2色選択領域が配置されているとき、前記制御部は、前記黄色光を出射するように前記照明装置の前記光源を制御し、前記照明光の光路に、前記透過領域が配置されているとき、前記制御部は、前記画像生成部で生成する前記画像の色に応じて前記光源の発光順序及び組み合わせを変化させ、前記照明装置から前記黄色光、前記青色光及び前記合成光のいずれかを出射させるように制御することを特徴とする請求項19に記載の画像投射装置。
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