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JP6593522B2 - 電気光学装置、電子機器、および電気光学装置の製造方法 - Google Patents

電気光学装置、電子機器、および電気光学装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板の一方側にトランジスターが設けられた電気光学装置、電子機器、および電気光学装置の製造方法に関するものである。
投射型表示装置のライトバルブ等として用いられる電気光学装置(液晶装置)は、基板と画素電極との間に半導体層が設けられており、半導体層を利用してトランジスターが構成される。かかる電気光学装置において、半導体層に光源からの光や、電気光学装置から出射された光が光学素子等で反射して電気光学装置に再び入射した戻り光が半導体層に入射すると、トランジスターに光リーク電流が発生し、トランジスターの誤動作等の原因となる。そこで、半導体層と画素電極との間に設けられた遮光性配線に平面視で重なるように半導体層を設けるとともに、半導体層と基板との間に半導体層と平面視で重なる遮光層を設けた構造が提案されている。一方、平面視で遮光性配線と重なる非開口領域と遮光性配線によって囲まれた開口領域との間のうち、半導体層の幅方向の両側に空気層を設け、空気層と絶縁膜との界面での反射を利用して、開口領域から半導体層への光の入射を抑制する技術が提案されている。(特許文献1参照)。
特開2012−208449号公報
しかしながら、特許文献1の図4に記載の構成では、非開口領域と開口領域との間のうち、トランジスターのチャネル部308の幅方向の領域のみに空気層(絶縁部411)が設けられているため、トランジスターの半導体層の長さ方向、長さ方向に対して斜めに傾いた方向、半導体層のチャネル部を除く幅方向や、当該チャネル部を除く幅方向に対して斜めに傾いた方向から半導体層に向けて進行する光を空気層で遮ることができないという問題点がある。それ故、特許文献1に記載の構成では、光リーク電流の発生を十分に抑制することが困難である。なお、特許文献1の図10には、トランジスターのチャネル部308を、当該チャネル部が配置された層よりも光入射側の層に配置された絶縁部611により平面視で4方向から囲む構成が開示されているが、かかる構成では、トランジスターの半導体層の長さ方向、長さ方向に対して斜めに傾いた方向、幅方向や、幅方向に対して斜めに傾いた方向から半導体層に向けて進行する光の入射を十分に防止できないため、光リーク電流の発生を十分に抑制することが困難である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、トランジスターの半導体層への光の入射を効果的に抑制することのできる電気光学装置、電子機器、および電気光学装置の製造方法に関するものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置の一態様は、基板と、前記基板の一方面側に設けられた画素電極と、前記基板と前記画素電極との間に設けられ、平面視で前記画素電極の縁に沿って延在する第1遮光層と、前記基板と前記第1遮光層との間で延在し、前記第1遮光層と平面視で重なる半導体層を備えたトランジスターと、前記基板と前記半導体層との間に設けられ、前記半導体層に平面視で重なる第2遮光層と、前記基板と前記画素電極との間に設けられた絶縁層と、平面視において、前記半導体層の幅方向の両側、および前記半導体層の長さ方向の両側に設けられた空洞と、を有することを特徴とする。本発明において、「平面視」とは、基板に対して垂直な方向である厚さ方向からみた様子を意味する。
本発明では、半導体層が第1遮光層および第2遮光層に平面視で重なっているため、画素電極の側および基板の側から半導体層に向かう光を第1遮光層および第2遮光層によって遮ることができる。また、絶縁層の内部には、半導体層の幅方向の両側、および半導体層の長さ方向の両側に空洞が設けられている。このため、半導体層に対して半導体層の幅方向から入射しようとする光を、空洞と絶縁層との界面での反射を利用して遮ることができるとともに、半導体層の長さ方向や長さ方向に対して斜めに傾いた方向から半導体層に向けて進行する光を空洞と絶縁層との界面での反射を利用して遮ることができる。従って、半導体層への光の入射をより効果的に抑制することができるので、トランジスターにおいて、光リーク電流の発生をより効果的に抑制することができる。
本発明において、前記空洞は、平面視で前記半導体層の周りを囲んでいる態様を採用することができる。かかる態様によれば、半導体層への光の入射をより効果的に抑制することができる。
本発明において、前記空洞の内部は真空である態様を採用することができる。かかる態様によれば、真空中での半導体プロセスを利用して空洞を塞ぐため、空洞の内部を空気層とする場合に比して、空洞を形成しやすい。本発明において、「真空」とは、圧力が大気圧より低い空間状態のことを意味する。
本発明において、前記空洞は、前記基板に対して垂直な方向である厚さ方向において、前記半導体層より前記基板側の位置から、前記半導体層より前記画素電極側の位置まで設けられている態様を採用することができる。かかる態様によれば、半導体層への光の入射をより効果的に抑制することができる。この場合、記半導体層は、前記基板側からの何れの方向からみたときでも、前記遮光層および前記空洞の少なくとも一方の背後に位置する態様を採用することができる。かかる態様によれば、電気光学装置から出射された光が光学素子等で反射して電気光学装置に再び入射した戻り光が基板の側から半導体層に向けて進行しようとした場合でも、かかる光を空洞と絶縁層との界面での反射や遮光層によってより効果的に遮ることができる。
本発明において、前記空洞は、前記厚さ方向で前記トランジスターの前記半導体層より前記画素電極側に設けられたゲート電極より前記画素電極側の位置まで設けられ、前記ゲート電極には、前記第1遮光層および前記第2遮光層のいずれかとして形成された走査線が前記空洞に対して前記画素電極側から電気的に接続している態様を採用することができる。かかる態様によれば、光が画素電極の側から半導体層に向けて進行しようとした場合でも、かかる光を空洞と絶縁層との界面での反射によって効率よく遮ることができる。この場合、ゲート電極自身が走査線の一部である場合、空洞で走査線が途切れることになるが、ゲート電極と別に設けた走査線が空洞に対して画素電極側からゲート電極に電気的に接続している態様であれば、空洞で走査線が途切れることを回避することができる。
本発明において、前記空洞の前記画素電極側の端部である第1端部は、平面視で前記半導体層が位置する内側に屈曲した第1屈曲部を備えている態様を採用することができる。かかる態様によれば、光が画素電極の側から半導体層に向けて進行しようとした場合でも、かかる光を空洞の第1屈曲部と絶縁層との界面での反射によって遮ることができる。
本発明において、前記空洞の前記基板側の端部である第2端部は、平面視で前記半導体層が位置する側とは反対側の外側に屈曲した第2屈曲部を備えている態様を採用することができる。かかる態様によれば、電気光学装置から出射された光が光学素子等で反射して電気光学装置に再び入射した戻り光が基板の側から半導体層に向けて進行しようとした場合でも、かかる光を空洞の第2屈曲部と絶縁層との界面での反射や遮光層によって遮ることができる。
本発明において、前記絶縁層は、前記半導体層を覆うように設けられて前記空洞の前記半導体層とは反対側の壁面を構成する外壁形成膜を含み、前記外壁形成膜は、前記半導体層に対して前記画素電極側で重なる部分に前記空洞に連通する開口部が設けられている態様を採用することができる。
本発明において、前記絶縁層は、前記半導体層を覆うように設けられて前記空洞の前記半導体層側の壁面を構成する内壁形成膜を含む態様を採用することができる。
本発明の参考例に係る電気光学装置は、基板と、前記基板の一方面側に設けられた画素電極と、前記基板と前記画素電極との間に設けられ、平面視で前記画素電極の縁に沿って延在する第1遮光層と、前記基板と前記第1遮光層との間で延在し、前記第1遮光層と平面視で重なる半導体層を備えたトランジスターと、前記基板と前記半導体層との間に設けられ、前記半導体層に平面視で重なる第2遮光層と、前記基板と前記画素電極との間に設けられた絶縁層と、を有し、平面視において、前記半導体層の幅方向の両側、および前記半導体層の長さ方向の両側で、前記半導体層と前記絶縁層とが離間していることを特徴とする。
本発明の参考例に係る電気光学装置では、半導体層が第1遮光層および第2遮光層に平面視で重なっているため、画素電極の側および基板の側から半導体層に向かう光を第1遮光層および第2遮光層によって遮ることができる。また、平面視において、半導体層の幅方向の両側、および半導体層の長さ方向の両側では、前記半導体層と前記絶縁層とが離間している。このため、半導体層に対して半導体層の幅方向から入射しようとする光を、絶縁層の界面での反射を利用して遮ることができるとともに、半導体層の長さ方向や長さ方向に対して斜めに傾いた方向から半導体層に向けて進行する光を絶縁層の界面での反射を利用して遮ることができる。従って、半導体層への光の入射をより効果的に抑制することができるので、トランジスターにおいて、光リーク電流の発生をより効果的に抑制することができる。
本発明を適用した電気光学装置は各種電子機器に用いられる。本発明において、電子機器が投射型表示装置である場合、投射型表示装置には、電気光学装置に供給される光を出射する光源部と、電気光学装置によって変調された光を投射する投射光学系と、が設けられる。
本発明は、基板と、前記基板の一方面側に設けられた画素電極と、前記基板と前記画素電極との間に設けられ、平面視で前記画素電極の縁に沿って延在する第1遮光層と、前記基板と前記第1遮光層との間で延在し、前記第1遮光層と平面視で重なる半導体層を備えたトランジスターと、前記基板と前記半導体層との間に設けられ、前記半導体層に平面視で重なる第2遮光層と、前記基板と前記画素電極との間に設けられた絶縁層と、を有する電気光学装置の製造方法において、前記基板の一方面側に前記遮光層、前記半導体層、および前記絶縁層の一部を形成した後、前記絶縁層の一部をエッチングして前記半導体層の周りおよび前記半導体層の前記画素電極側を覆う壁面を形成する第1工程と、前記壁面を覆うように犠牲膜を形成する第2工程と、前記絶縁層の前記一部と異なる他の一部を、前記犠牲膜を覆うように形成する第3工程と、前記他の一部の前記犠牲膜と前記平面視で重なる部分に開口部を形成する第4工程と、前記開口部から前記犠牲膜を除去して、平面視で前記半導体層の幅方向の両側および前記半導体層の長さ方向の両側に空洞を形成する第5工程と、を有することを特徴とする。
本発明では、半導体層の周りおよび半導体層の画素電極側を覆うように絶縁膜に形成した壁面に犠牲膜を形成した後、犠牲膜を覆う他の絶縁膜を形成し、開口部から犠牲膜をエッチングにより除去して空洞を形成する。このため、平面視で半導体層の幅方向の両側および半導体層の長さ方向の両側に空洞を容易に形成することができる。従って、半導体層に対して半導体層の幅方向から入射しようとする光を、空洞と絶縁層との界面での反射を利用して遮ることができるとともに、半導体層の長さ方向や長さ方向に対して斜めに傾いた方向から半導体層に向けて進行する光を空洞と絶縁層との界面での反射を利用して遮ることができる。それ故、半導体層への光の入射をより抑制することができるので、トランジスターにおいて、光リーク電流の発生をより抑制することができる。
本発明を適用した電気光学装置の平面図。 図1に示す電気光学装置の断面図。 図1に示す電気光学装置において隣り合う複数の画素の平面図。 図3に示す電気光学装置のF−F′断面図。 図3に示す電気光学装置のG−G′断面図。 図4等に示す半導体層の遮光構造を示す平面図。 図6に示す遮光構造を半導体層の幅方向に切断したときのX1−X1′断面図。 図6に示す遮光構造を半導体層の長さ方向に切断したときのY1−Y1′断面図。 図1に示す電気光学装置の製造方法を示す工程断面図。 図9に示す工程以降の工程を示す工程断面図。 本発明を適用した電気光学装置を用いた投射型表示装置(電子機器)の概略構成図。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、以下の説明において、第1基板10に形成した各層を説明する際、上層側あるいは表面側とは第1基板10が位置する側とは反対側(第2基板20が位置する側)を意味し、下層側とは第1基板10が位置する側を意味する。
(電気光学装置の構成)
図1は、本発明を適用した電気光学装置100の平面図である。図2は、図1に示す電気光学装置100の断面図である。図1および図2に示すように、電気光学装置100では、第1基板10と第2基板20とが所定の隙間を介してシール材107によって貼り合わされており、第1基板10と第2基板20とが対向している。シール材107は第2基板20の外縁に沿うように枠状に設けられており、第1基板10と第2基板20との間でシール材107によって囲まれた領域に液晶層等の電気光学層80が配置されている。従って、電気光学装置100は液晶装置として構成されている。シール材107は、光硬化性を備えた接着剤、あるいは光硬化性および熱硬化性を備えた接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。第1基板10および第2基板20はいずれも四角形であり、電気光学装置100の略中央には、表示領域10aが四角形の領域として設けられている。かかる形状に対応して、シール材107も略四角形に設けられ、シール材107の内周縁と表示領域10aの外周縁との間には、矩形枠状の周辺領域10bが設けられている。
第1基板10は、石英基板やガラス基板等の透光性基板であり、第1基板10の第2基板20側の一方面10s側において、表示領域10aの外側には、第1基板10の一辺に沿ってデータ線駆動回路101および複数の端子102が形成され、この一辺に隣接する他の辺に沿って走査線駆動回路104が形成されている。端子102には、フレキシブル配線基板(図示せず)が接続されており、第1基板10には、フレキシブル配線基板を介して各種電位や各種信号が入力される。
第1基板10の一方面10sにおいて、表示領域10aには、ITO(Indium Tin Oxide)膜等からなる透光性の複数の画素電極9a、および複数の画素電極9aの各々に電気的に接続するトランジスター(図2には図示せず)がマトリクス状に形成されている。画素電極9aに対して第2基板20側には第1配向膜18が形成されており、画素電極9aは、第1配向膜18によって覆われている。
第2基板20は、石英基板やガラス基板等の透光性基板である。第2基板20において第1基板10と対向する一方面20s側には、ITO膜等からなる透光性の共通電極21が形成されており、共通電極21に対して第1基板10側には第2配向膜28が形成されている。共通電極21は、第2基板20の略全面に形成されており、第2配向膜28によって覆われている。第2基板20の一方面20sと共通電極21との間には、樹脂、金属または金属化合物からなる遮光性の遮光層27が形成され、遮光層27と共通電極21との間に透光性の保護層26が形成されている。遮光層27は、例えば、表示領域10aの外周縁に沿って延在する額縁状の見切り27aとして形成されている。遮光層27は、隣り合う画素電極9aにより挟まれた領域と平面視で重なる領域に遮光層27b(ブラックマトリクス)としても形成されている。第1基板10の周辺領域10bのうち、見切り27aと平面視で重なるダミー画素領域10cには、画素電極9aと同時形成されたダミー画素電極9bが形成されている。
第1配向膜18および第2配向膜28は、SiO(x<2)、SiO、TiO、MgO、Al等の斜方蒸着膜からなる無機配向膜(垂直配向膜)であり、電気光学層80に用いた負の誘電率異方性を備えた液晶分子を傾斜配向させている。このため、液晶分子は、第1基板10および第2基板20に対して所定の角度を成している。このようにして、電気光学装置100は、VA(Vertical Alignment)モードの液晶装置として構成されている。
第1基板10には、シール材107より外側において第2基板20の角部分と重なる領域に、第1基板10と第2基板20との間で電気的導通をとるための基板間導通用電極109が形成されている。基板間導通用電極109には、導電粒子を含んだ基板間導通材109aが配置されており、第2基板20の共通電極21は、基板間導通材109aおよび基板間導通用電極109を介して、第1基板10側に電気的に接続されている。このため、共通電極21は、第1基板10の側から共通電位が印加されている。
電気光学装置100において、画素電極9aおよび共通電極21がITO膜等の透光性導電膜により形成されており、電気光学装置100は、透過型液晶装置として構成されている。かかる電気光学装置100では、第1基板10および第2基板20のうち、一方側の基板から電気光学層80に入射した光が他方側の基板を透過して出射される間に変調されて画像を表示する。本実施形態では、矢印Lで示すように、第2基板20から入射した光が第1基板10を透過して出射される間に電気光学層80によって画素毎に変調され、画像を表示する。
(画素の具体的構成)
図3は、図1に示す電気光学装置100において隣り合う複数の画素の平面図である。図4は、図3に示す電気光学装置100のF−F′断面図であり、データ線6aに沿って切断したときの断面図である。図5は、図3に示す電気光学装置100のG−G′断面図であり、走査線3aに沿って切断したときの断面図である。なお、図5では、画素電極9aに対するコンタクトホール17dを通る位置で切断した様子を示してある。
図3に示すように、第1基板10において第2基板20と対向する面には、複数の画素の各々に画素電極9aが形成されており、画素電極9aの端部に沿うように、データ線6a、走査線3a、第1容量線51a、および第2容量線52a等が延在している。例えば、走査線3aは、画素間領域において第1方向Xに延在し、データ線6aは、画素間領域において第2方向Yに延在している。データ線6aと走査線3aとの交差に対応してトランジスター30が形成されている。第1容量線51aは、走査線3aに平面視で重なるように第1方向Xに延在し、第2容量線52aは、データ線6aに平面視で重なるように第2方向Yに延在している。
走査線3a、データ線6a、第1容量線51a、および第2容量線52aは、遮光性を有する材料からなる遮光性配線であり、かかる遮光性配線によって、複数の遮光層が構成されている。従って、走査線3a、データ線6a、第1容量線51a、および第2容量線52aが形成された領域は、光が通過しない遮光領域108aであり、遮光領域108aで囲まれた領域は、光が透過する開口領域108b(透光領域)である。
図4および図5に示すように、電気光学装置100は、第1基板10と、第1基板10の一方面10s側に設けられた画素電極9aと、第1基板10と画素電極9aとの間で第1基板10に対して垂直な方向である厚さ方向から見た平面視で画素電極9aの縁に沿って延在する複数の遮光層とを有しており、本実施形態において、複数の遮光層は、走査線3a、データ線6a、第1容量線51a、第2容量線52a等である。
電気光学装置100は、第1基板10と複数の遮光層との間で延在して複数の遮光層のうち少なくとも1つの第1遮光層と平面視で重なる半導体層1aを備えたトランジスター30と、第1基板10と半導体層1aとの間で半導体層1aに平面視で重なる第2遮光層8aと、第1基板10と画素電極9aとの間に設けられた複数の層間絶縁膜を含む絶縁層110とを有しており、複数の層間絶縁膜の各層間に半導体層1aや第1遮光層が形成されている。
トランジスター30は、薄膜トランジスターであり、第1基板10と画素電極9aとの間に設けられた半導体層1aと、半導体層1aに対して画素電極9a側に設けられたゲート電極31aと、画素電極9aと半導体層1aとの間に設けられたソース電極51sと、画素電極9aと半導体層1aとの間に設けられたドレイン電極51dとを有している。
絶縁層110は、以下に説明するように、複数の層間絶縁膜の他に、ゲート絶縁層2、第1誘電体層42a、および第2誘電体層72a等も含んでいる。まず、第2遮光層8aと半導体層1aとの間には層間絶縁膜19が形成され、ゲート電極31aと走査線3aとの間には層間絶縁膜11が形成されている。走査線3aと第1容量線51aとの間には層間絶縁膜12が形成され、第1容量線51aと第1容量電極41aとの間には層間絶縁膜13が形成されている。第2容量電極43aとデータ線6aとの間には層間絶縁膜14が形成され、データ線6aと第2容量線52aとの間には層間絶縁膜15が形成されている。第2容量線52aと第3容量電極71aとの間には層間絶縁膜16が形成され、第4容量電極73aと画素電極9aとの間には層間絶縁膜17が形成されている。層間絶縁膜19、11〜17はいずれも、シリコン酸化膜等からなる透光性の絶縁膜である。
(画素の詳細構成)
第1基板10の一方面10sには第2遮光層8aが形成されており、第2遮光層8aは、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の遮光性の導電膜からなる。層間絶縁膜11の画素電極9a側の面には、トランジスター30の半導体層1aが形成されており、半導体層1aは、画素電極9a側からゲート絶縁層2で覆われている。半導体層1aは、ポリシリコン膜(多結晶シリコン膜)等によって構成されており、データ線6aに沿って延在している。ゲート絶縁層2は、半導体層1aを熱酸化したシリコン酸化膜からなる第1ゲート絶縁層と、減圧CVD法等により形成されたシリコン酸化膜からなる第2ゲート絶縁層との2層構造からなる。
ゲート絶縁層2の画素電極9a側の面にはゲート電極31aが形成されており、走査線3aは、層間絶縁膜11と層間絶縁膜12との間で第1方向Xに延在し、層間絶縁膜11のコンタクトホール11aを介してゲート電極31aに電気的に接続されている。層間絶縁膜19および層間絶縁膜11には、走査線3aと第2遮光層8aとを電気的に接続するコンタクトホール11bが形成されている。従って、第2遮光層8aは、バックゲートとして機能する。
ゲート電極31aは、半導体層1aの長さ方向の中央部分に重なっている。半導体層1aは、ゲート電極31aに対してゲート絶縁層2を介して対向するチャネル領域1iを備え、チャネル領域1iの両側にソース領域1bおよびドレイン領域1cを備えている。トランジスター30は、LDD構造を有している。従って、ソース領域1bおよびドレイン領域1cは各々、チャネル領域1iの両側に低濃度領域1d、1eを備え、低濃度領域1d、1eに対してチャネル領域1iとは反対側で隣接する領域に高濃度領域1f、1gを備えている。ゲート電極31aは、例えば、導電性ポリシリコン膜、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の遮光性の導電膜からなる。走査線3aは、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の遮光性の導電膜からなる。本実施形態において、ゲート電極31aおよび走査線3aは、例えば、Ti(チタン)層/TiN(窒化チタン)層/Al(アルミニウム)層/TiN(窒化チタン)層の多層構造や、TiN層/Al層/TiN層の多層構造からなる。
層間絶縁膜12の画素電極9a側の面には、ゲート電極31aに平面視で重なる遮光性の第1容量線51aが形成されており、第1容量線51aには共通電位が印加されている。第1容量線51aは、第1方向Xに延在して、走査線3aと平面視で重なっている。層間絶縁膜12の画素電極9a側の面には、第1容量線51aに対して第2方向Yで離間する位置にソース電極51sおよびドレイン電極51dが形成されており、ソース電極51sおよびドレイン電極51dは、第1容量線51aと同一の導電層によって構成されている。ソース電極51sおよびドレイン電極51dは各々、層間絶縁膜12を貫通するコンタクトホール12s、12dを介してソース領域1bおよびドレイン領域1cに電気的に接続している。第1容量線51a、ソース電極51sおよびドレイン電極51dは、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の遮光性の導電膜からなる。本実施形態において、第1容量線51a、ソース電極51sおよびドレイン電極51dは、例えば、Ti(チタン)層/TiN(窒化チタン)層/Al(アルミニウム)層/TiN(窒化チタン)層の多層構造や、TiN層/Al層/TiN層の多層構造からなる。
層間絶縁膜13には、第1容量線51aと平面視で重なる第1凹部44aが形成されている。また、第1凹部44aと重なる領域には、第1凹部44aの底部から層間絶縁膜13の画素電極9a側の面まで延在する遮光性の第1容量電極41aと、第1容量電極41aに画素電極9a側から重なる遮光性の第2容量電極43aとが形成されている。ここで、第2容量電極43aは、ドレイン電極51dおよび画素電極9aに電気的に接続されている。第1容量電極41a、および第2容量電極43aは、導電性のポリシリコン膜、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の導電膜からなる。本実施形態において、第1容量電極41a、および第2容量電極43aは、TiN(窒化チタン)層等からなる。
第1容量電極41aは、第1凹部44aの底部で第1容量線51aに電気的に接続されている。より具体的には、第1凹部44aの底部には、層間絶縁膜13を貫通するコンタクトホール13aが形成されており、第1容量電極41aは、コンタクトホール13aを介して第1容量線51aに電気的に接続されている。第1容量電極41aと第2容量電極43aとの間には第1誘電体層42aが形成されており、第1容量電極41a、第1誘電体層42a、および第2容量電極43aによって、保持容量55の第1保持容量551が構成されている。
層間絶縁膜13の画素電極9a側の面において、第1容量電極41aに対して離間する位置には、ソース電極51sに平面視で重なる中継電極41sが形成されている。中継電極41sは、第1容量電極41aと同一の導電層によって構成されている。中継電極41sは、層間絶縁膜13を貫通するコンタクトホール13sを介してソース電極51sに電気的に接続している。第2容量電極43aは、層間絶縁膜13を貫通するコンタクトホール13dを介してドレイン電極51dに電気的に接続している。
層間絶縁膜14の画素電極9a側の面には、遮光性のデータ線6aが第2方向Yに延在するように形成されており、データ線6aは、層間絶縁膜14を貫通するコンタクトホール14sを介して中継電極41sに電気的に接続している。従って、データ線6aは、中継電極41s、およびソース電極51sを介してソース領域1bに電気的に接続されている。データ線6aは、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の遮光性の導電膜からなる。本実施形態において、データ線6aは、例えば、Ti(チタン)層/TiN(窒化チタン)層/Al(アルミニウム)層/TiN(窒化チタン)層の多層構造や、TiN層/Al層/TiN層の多層構造からなる。
データ線6aから離間する位置には、第2容量電極43aに平面視で重なる中継電極6bが形成されている。中継電極6bは、層間絶縁膜14を貫通するコンタクトホール14dを介して第2容量電極43aに電気的に接続している。中継電極6bは、データ線6aと同一の導電層によって構成されている。
層間絶縁膜15の画素電極9a側の面には、データ線6aに平面視で重なるように第2方向Yに延在する遮光性の第2容量線52aが形成されている。第2容量線52aには共通電位が印加されている。層間絶縁膜16には、第2容量線52aと平面視で重なる貫通穴からなる第2凹部74aが形成されている。また、第2凹部74aと重なる領域には、第2凹部74aの底部から層間絶縁膜16の画素電極9a側の面まで延在する遮光性の第3容量電極71aと、第3容量電極71aに画素電極9a側から重なる遮光性の第4容量電極73aとが形成されている。
第4容量電極73aは、ドレイン電極51dおよび画素電極9aに電気的に接続されている。より具体的には、第4容量電極73aは、層間絶縁膜15、16を貫通するコンタクトホール16dを介して中継電極6bに電気的に接続されている。第2容量線52aは、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の遮光性の導電膜からなる。本実施形態において、第2容量線52a、ソース電極51sおよびドレイン電極51dは、例えば、Ti(チタン)層/TiN(窒化チタン)層/Al(アルミニウム)層/TiN(窒化チタン)層の多層構造や、TiN層/Al層/TiN層の多層構造からなる。
第3容量電極71aは、第2凹部74aの底部で第2容量線52aに電気的に接続されている。第3容量電極71aと第4容量電極73aとの間には第2誘電体層72aが形成されており、第3容量電極71a、第2誘電体層72a、および第4容量電極73aによって、保持容量55の第2保持容量552が構成されている。第3容量電極71aおよび第4容量電極73aは、導電性のポリシリコン膜、金属シリサイド膜、金属膜あるいは金属化合物膜等の導電膜からなる。
層間絶縁膜17の第1基板10とは反対側の面には画素電極9aが形成されている。画素電極9aは、層間絶縁膜17を貫通するコンタクトホール17dを介して第4容量電極73aに電気的に接続されている。従って、画素電極9aは、第4容量電極73a、中継電極6b、第2容量電極43a、およびドレイン電極51dを介してドレイン領域1cに電気的に接続されている。
(半導体層1aに対する遮光構造)
図6は、図4等に示す半導体層1aの遮光構造を示す平面図である。図7は、図6に示す遮光構造を半導体層1aの幅方向に切断したときのX1−X1′断面図である。図8は、図6に示す遮光構造を半導体層1aの長さ方向に切断したときのY1−Y1′断面図である。
図6、図7および図8に示すように、第2遮光層8aは、半導体層1aに平面視で重なるように半導体層1aの長さ方向(Y方向)に延在する本体部分8a1と、本体部分8a1の途中位置から本体部分8a1に交差する幅方向(X方向)に向けて突出した凸部8a2、8a3とを有しており、凸部8a2、8a3は走査線3aに平面視で重なっている。本形態では、凸部8a2に平面視で重なる位置に、第2遮光層8aと走査線3aとを電気的に接続するコンタクトホール11bが形成されている。
また、第1基板10の一方面10s側では、絶縁層110の内部で、半導体層1aの幅方向の両側、および半導体層1aの長さ方向の両側で厚さ方向に延在して平面視で半導体層1aの周りを全周にわたって囲む空洞120が設けられている。ここで、空洞120は真空であり、屈折率が1である。これに対して、絶縁層110を構成するシリコン酸化膜等の屈折率は、例えば、1.46である。従って、空洞120と絶縁層110との界面は反射面を構成している。
かかる空洞120を形成するにあたって、本実施形態では、ゲート電極31aと走査線3aとの間に設けられた層間絶縁膜11は、第1絶縁膜112と、第1絶縁膜112の画素電極9a側に形成された第2絶縁膜116とを有している。また、絶縁層110のうち、層間絶縁膜19、ゲート絶縁層2、および第1絶縁膜112は、半導体層1aの周りおよび半導体層1aの画素電極9a側を覆う壁面111を形成するように、半導体層1aの幅方向の両側、および半導体層1aの長さ方向の両側で厚さ方向に除去されている。より具体的には、層間絶縁膜19、ゲート絶縁層2、および第1絶縁膜112は、半導体層1aから離間する部分が除去され、半導体層1aの周りのみに残されて壁面111を形成している。
従って、壁面111の内側では、層間絶縁膜19、半導体層1a、ゲート絶縁層2、ゲート電極31a、および第1絶縁膜112が積層された状態にあり、壁面111は、半導体層1aおよびゲート電極31aを覆っている。本実施形態において、壁面111は、平面視で第2遮光層8aと重なる範囲内に形成されており、壁面111は、第1基板10側の端部が第2遮光層8aに接するように形成されている。
ここで、絶縁層110は、壁面111を覆うように形成された内壁形成膜113を含んでおり、内壁形成膜113は、半導体層1aおよびゲート電極31aを覆っている。かかる内壁形成膜113は、空洞120の半導体層1a側の壁面を構成している。
絶縁層110は、空洞120に対して内壁形成膜113と反対側で、半導体層1aおよびゲート電極31aを覆うように形成された外壁形成膜115を含んでおり、内壁形成膜113と外壁形成膜115との間に空洞120が設けられている。従って、外壁形成膜115は、空洞120の半導体層1aとは反対側の壁面を構成している。
外壁形成膜115は、半導体層1aに対して画素電極9a側で重なる部分に空洞120に連通する開口部115aが設けられており、電気光学装置100の状態で開口部115aは第2絶縁膜116によって塞がれている。空洞120は、半導体層1aと平面視で重なる領域のうち、開口部115aが形成されている部分を通って半導体層1aの幅方向の両側に位置する空洞120同士を連通する連結部125を有しており、それ以外の略全域が空洞120の存在しない領域になっている。本形態では、空洞120の存在しない領域で、ソース電極51sおよびドレイン電極51dがコンタクトホール12s、12dを介して半導体層1aのソース領域1bおよびドレイン領域1cに電気的に接続している。
本実施形態において、空洞120は、半導体層1aより第1基板10側の位置から半導体層1aより画素電極9a側の位置まで設けられている。より具体的には、空洞120は、画素電極9aに向けては、トランジスター30の半導体層1aより画素電極9a側に設けられたゲート電極31aより画素電極9a側の位置まで設けられており、ゲート電極31aには、第2遮光層8aおよび第1遮光層のいずれかとして形成された走査線3aが空洞120に対して画素電極9a側から電気的に接続している。本実施形態において、走査線3aは、ゲート電極31aを覆う層間絶縁膜11の画素電極9aの側の面に形成されているため、走査線3aは、第2絶縁膜116、外壁形成膜115、内壁形成膜113、および第1絶縁膜112を貫通するコンタクトホール11aを介してゲート電極31aに電気的に接続している。
また、空洞120は、第1基板10に向けては、第2遮光層8aの端部に対して、内壁形成膜113のみを介して重なる位置まで延在している。このため、半導体層1aは、第1基板10側からの何れの方向からみたときでも、第2遮光層8aおよび空洞120の少なくとも一方の背後に位置する。
本実施形態において、空洞120の画素電極9a側の端部である第1端部121は、平面視で半導体層1aが位置する内側に屈曲した第1屈曲部126を備えている。また、空洞120の第1基板10側の端部である第2端部122は、平面視で半導体層1aが位置する側とは反対側の外側に屈曲した第2屈曲部127を備えている。
(電気光学装置100の製造方法)
図9は、図1に示す電気光学装置100の製造方法を示す工程断面図であり、内壁形成膜113を形成するまでの工程を表してある。図10は、図9に示す工程以降の工程を示す工程断面図であり、第2絶縁膜116を形成するまでの工程を示してある。なお、図9および図10は、図6のX2−X2′における断面図に相当する。
本実施形態の電気光学装置100の製造工程のうち、空洞120を形成する工程は以下の通りである。まず、図9に示す工程ST1において、第1基板10の一方面10s側に第2遮光層8a、半導体層1a、および絶縁層110の一部(層間絶縁膜19、ゲート絶縁層2および第1絶縁膜112)を形成する。また、半導体層1aにおいて、図4に示すソース領域1b、およびドレイン領域1cに対して不純物を導入する。
次に、図9に示す工程ST2においては、第1絶縁膜112の表面にエッチングマスクM1を形成した状態で、層間絶縁膜19、ゲート絶縁層2および第1絶縁膜112をエッチングし、半導体層1aの周辺から層間絶縁膜19、ゲート絶縁層2、および第1絶縁膜112を除去する。その結果、半導体層1aの周りおよび半導体層1aの画素電極9a側を覆う壁面111が形成され、壁面111は、第2遮光層8aまで到達している。その際、第2遮光層8aをマスクとして第1基板10の一方面10sも、所定の厚さでエッチングされる。その後、エッチングマスクM1を除去する。
次に、図9に示す工程ST3においては、第1基板10の一方面10s側に、保護膜として、シリコン酸化膜等の絶縁性の内壁形成膜113を形成し、壁面111に内壁形成膜113を積層する。次に、図9に示す工程ST4(第2工程)において、壁面111を覆うように、シリコン膜等の犠牲膜114を形成する。本実施形態において、犠牲膜114は、内壁形成膜113を介して壁面111を覆うように形成される。
次に、図9に示す工程ST5においては、エッチングマスク(図示せず)を形成した状態で犠牲膜114をパターニングし、犠牲膜114のうち、半導体層1aと平面視で重なる部分の大部分を除去する。本実施形態では、半導体層1aと平面視で重なる領域のうち、図6を参照して説明した連結部125、および図7等に示す第1屈曲部126に相当する部分には、犠牲膜114を残す。また、犠牲膜114および内壁形成膜113のうち、第2遮光層8aから張り出した部分をエッチングにより除去する。
次に、図10に示す工程ST6(第3工程)においては、絶縁層110の前記一部(層間絶縁膜19、ゲート絶縁層2および第1絶縁膜112)と異なる他の一部(外壁形成膜115)を、犠牲膜114を覆うように形成する。外壁形成膜115はシリコン酸化膜等からなる。
次に、図10に示す工程ST7(第4工程)においては、エッチングマスク(図示せず)を形成した状態でエッチングを行い、絶縁層110の他の一部(外壁形成膜115)のうち、犠牲膜114と平面視で重なる部分に開口部115aを形成する。本実施形態では、連結部125と平面視で重なる部分に開口部115aを形成する。
次に、図10に示す工程ST8(第5工程)では、開口部115aから犠牲膜114をエッチングより除去して、半導体層1aの幅方向の両側および半導体層1aの長さ方向の両側で厚さ方向に延在して平面視で半導体層の1a周りを囲む空洞120を形成する。犠牲膜114の除去には、真空雰囲気中で、シリコン酸化膜とシリコン膜とのエッチング選択性の高いドライエッチングを行う。
次に、図10に示す工程ST9では、第1基板10の一方面10s、および外壁形成膜115の表面に第2絶縁膜116を形成する。その結果、開口部115aは第2絶縁膜116で塞がれる。ここで、第2絶縁膜116は、真空雰囲気中でのCVD法等の成膜方法によって形成されるため、空洞120は、内部が真空状態で封止される。
その後、図6、図7、および図8等に示すように、第2絶縁膜116、外壁形成膜115、内壁形成膜113、および第1絶縁膜112を貫通するコンタクトホール11aと、第2絶縁膜116および外壁形成膜115を貫通するコンタクトホール11bを形成した後、走査線3aを形成する。その結果、走査線3aがゲート電極31aおよび第2遮光層8aに電気的に接続する。
しかる後には、層間絶縁膜や各種配線等を形成した後、第1基板10と第2基板20とを電気光学層80を介して対向させる等、周知の工程を行えば、電気光学装置100が完成する。
(実施形態の主な効果)
以上説明したように、本実施形態に係る電気光学装置100では、トランジスター30の半導体層1aの全体が、走査線3aやデータ線6a等の第1遮光層、および第2遮光層8aに平面視で重なっているため、画素電極9aの側および第1基板10の側から半導体層1aに向かう光を第1遮光層および第2遮光層8aによって遮ることができる。
また、第1基板10の一方面10sに形成した絶縁層110の内部には、半導体層1aの幅方向の両側、および半導体層1aの長さ方向の両側で厚さ方向に延在して平面視で半導体層1aの周りを囲む空洞120が設けられている。このため、半導体層1aに対して半導体層1aの幅方向から入射しようとする光を、空洞120と絶縁層110との界面での反射を利用して遮ることができるとともに、半導体層1aの長さ方向や長さ方向に対して斜めに傾いた方向から半導体層1aに向けて進行する光を空洞120と絶縁層110との界面での反射を利用して遮ることができる。すなわち、チャネル領域1iに限らず、半導体層1aに向けて進行する光を全周にわたって遮ることができる。従って、トランジスター30の半導体層1aへの光の入射をより抑制することができるので、トランジスター30において、光リーク電流の発生をより抑制することができる。
言い換えれば、平面視において、半導体層1aの幅方向の両側、および半導体層1aの長さ方向の両側で、半導体層1aと、半導体層1aを覆う絶縁層(外壁形成膜115および第2絶縁膜116)とが離間している。このため、半導体層1aに対して半導体層1aの幅方向から入射しようとする光を、外壁形成膜115の壁面での反射を利用して遮ることができるとともに、半導体層1aの長さ方向や長さ方向に対して斜めに傾いた方向から半導体層1aに向けて進行する光を外壁形成膜115の壁面での反射を利用して遮ることができる。従って、トランジスター30の半導体層1aへの光の入射をより抑制することができるので、トランジスター30において、光リーク電流の発生をより抑制することができる。
また、空洞120は、走査線3a、データ線6a、第1容量線51a、第2容量線52a等の第1遮光層、および第2遮光層8aのうち、少なくとも一方と平面視で重なる領域に設けることができる。従って、各画素の開口領域108b(透光領域)を狭めることなく、光リーク電流の発生を抑制することができる。
また、空洞120の内部は真空であるため、真空中での半導体プロセスを利用して空洞120を塞げばよい。従って、空洞120の内部を空気層とする場合に比して、空洞120を形成しやすい。
本形態において、空洞120は、厚さ方向において、半導体層1aより第1基板10側の位置から、半導体層1aより画素電極9a側の位置まで設けられているため、半導体層1aに入射しようとする光を空洞120と絶縁層110との界面での反射によって遮ることができる。また、半導体層1aは、第1基板10側からの何れの方向からみたときでも、第2遮光層8aおよび空洞120の少なくとも一方の背後に位置する。このため、電気光学装置100から出射された光が光学素子等で反射して電気光学装置100に再び入射した戻り光が第1基板10の側から半導体層1aに向けて進行しようとした場合でも、かかる光を空洞120と絶縁層110との界面での反射や第2遮光層8aによって遮ることができる。
また、空洞120は、画素電極9aに向けては、トランジスター30の半導体層1aより画素電極9a側に設けられたゲート電極31aより画素電極9a側の位置まで設けられている。この場合でも、走査線3aは、ゲート電極31aを覆う第2絶縁膜116の画素電極9aの側の面に形成されているため、走査線3aは、第2絶縁膜116、外壁形成膜115、内壁形成膜113、および第1絶縁膜112を貫通するコンタクトホール11aを介してゲート電極31aに電気的に接続されている。従って、走査線3aが空洞120によって途切れることを回避することができる。
また、空洞120の画素電極9a側の端部である第1端部121は、平面視で半導体層1aが位置する内側に屈曲した第1屈曲部126を備えているため、周辺の遮光層で回折した光が画素電極9aの側から半導体層1aに向けて進行しようとした場合でも、かかる光を空洞120の第1屈曲部126と絶縁層110との界面での反射によって遮ることができる。また、空洞120の第1基板10側の端部である第2端部122は、平面視で半導体層1aが位置する側とは反対側の外側に屈曲した第2屈曲部127を備えているため、周辺の遮光層で回折した光が第2遮光層8aと空洞120の隙間から半導体層1aに向けて進行しようとした場合でも、かかる光を空洞120の第2屈曲部127と絶縁層110との界面での反射や遮光層によって遮ることができる。
また、図9および図10を参照して説明した製造方法によれば、半導体層1aの周りおよび半導体層1aの画素電極9a側を覆うように絶縁膜に形成した壁面111を、内壁形成膜113を介して覆うように犠牲膜114を形成した後、犠牲膜114を覆う他の絶縁膜(外壁形成膜115)を形成し、外壁形成膜115の開口部115aから犠牲膜114をエッチングにより除去して空洞120を形成する。このため、半導体層1aの周りを囲む等、遮光に適した形状の空洞120を容易に形成することができる。
[本発明の変形例]
上記実施形態では、空洞120の半導体層1a側の壁面を内壁形成膜113により構成したが、内壁形成膜113を設けずに、空洞120の内側に位置する層間絶縁膜19、ゲート絶縁層2、および第1絶縁膜112によって、空洞120の半導体層1a側の壁面を構成してもよい。この場合、空洞120の第1基板10側の第2端部122は、第2遮光層8aと接することになる。かかる形態によれば、第1基板10側から入射した戻り光が半導体層1aに入射することをより確実に抑制することができる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、半導体層1aを平面視で全周にわたって囲むように空洞120を形成したが、半導体層1aの幅方向の両側、および半導体層1aの長さ方向の両側で延在している構成であれば、周方向の一部が途切れていてもよい。
図9および図10を参照して説明した製造方法では、外壁形成膜115を形成する前に、犠牲膜114をパターニングしたが、外壁形成膜115に開口部115aを形成する際、半導体層1aと平面視で重なる領域等、空洞120を設けない領域を開口部115aにして犠牲膜114をエッチングする方法を採用してもよい。この場合、半導体層1aと平面視で重なる領域等では、犠牲膜114が除去された領域に第2絶縁膜116が形成されるので、空洞120が形成されない。
[電子機器への搭載例]
上述した実施形態に係る電気光学装置100を用いた電子機器について説明する。図11は、本発明を適用した電気光学装置100を用いた投射型表示装置(電子機器)の概略構成図である。図11には、偏光板等の光学素子の図示を省略してある。図11に示す投射型表示装置2100は、電気光学装置100を用いた電子機器の一例である。投射型表示装置2100において、電気光学装置100がライトバルブとして用いられ、装置を大きくすることなく高精細で明るい表示が可能である。この図に示されるように、投射型表示装置2100の内部には、ハロゲンランプ等の白色光源を有するランプユニット2102(光源部)が設けられている。ランプユニット2102から射出された投射光は、内部に配置された3枚のミラー2106および2枚のダイクロイックミラー2108によってR(赤)色、G(緑)色、B(青)色の3原色に分離される。分離された投射光は、各原色に対応するライトバルブ100R、100Gおよび100Bにそれぞれ導かれ、変調される。なお、B色の光は、他のR色やG色と比較すると光路が長いので、その損失を防ぐために、入射レンズ2122、リレーレンズ2123および出射レンズ2124を有するリレーレンズ系2121を介して導かれる。
ライトバルブ100R、100G、100Bによってそれぞれ変調された光は、ダイクロイックプリズム2112に3方向から入射する。そして、ダイクロイックプリズム2112において、R色およびB色の光は90度に反射し、G色の光は透過する。したがって、各原色の画像が合成された後、スクリーン2120には、投射レンズ群2114(投射光学系)によってカラー画像が投射される。
(他の投射型表示装置)
なお、投射型表示装置については、光源部として、各色の光を出射するLED光源等を用い、かかるLED光源から出射された色光を各々、別の液晶装置に供給するように構成してもよい。
(他の電子機器)
本発明を適用した電気光学装置100を備えた電子機器は、上記実施形態の投射型表示装置2100に限定されない。例えば、投射型のHUD(ヘッドアップディスプレイ)や直視型のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)、パーソナルコンピューター、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ等の電子機器に用いてもよい。
1a…半導体層、3a…走査線、6a…データ線、8a…第2遮光層、8a1…本体部分、8a2、8a3…凸部、9a…画素電極、10…第1基板、10a…表示領域、10s…一方面、11、12、13、14、15、16、17、19…層間絶縁膜、20…第2基板、21…共通電極、30…トランジスター、31a…ゲート電極、51a…第1容量線、51d…ドレイン電極、51s…ソース電極、52a…第2容量線、80…電気光学層、100…電気光学装置、100B、100G、100R…ライトバルブ、110…絶縁層、111…壁面、112…第1絶縁膜、113…内壁形成膜、114…犠牲膜、115…外壁形成膜、115a…開口部、116…第2絶縁膜、120…空洞、121…第1端部、122…第2端部、125…連結部、126…第1屈曲部、127…第2屈曲部、2100…投射型表示装置、2102…ランプユニット(光源部)、2106…ミラー、2108…ダイクロイックミラー、2112…ダイクロイックプリズム、2114…投射レンズ群(投射光学系)、2120…スクリーン、2121…リレーレンズ系、2122…入射レンズ、2123…リレーレンズ、2124…出射レンズ。

Claims (13)

  1. 基板と、
    前記基板の一方面側に設けられた画素電極と、
    前記基板と前記画素電極との間に設けられ、平面視で前記画素電極の縁に沿って延在する第1遮光層と、
    前記基板と前記第1遮光層との間で延在し、前記第1遮光層と平面視で重なる半導体層を備えたトランジスターと、
    前記基板と前記半導体層との間に設けられ、前記半導体層に平面視で重なる第2遮光層と、
    前記基板と前記画素電極との間に設けられた絶縁層と、
    平面視において、前記半導体層の幅方向の両側、および前記半導体層の長さ方向の両側に設けられた空洞と、
    を有することを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記空洞は、平面視で前記半導体層の周りを囲んでいることを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1または2に記載の電気光学装置において、
    前記空洞の内部は真空であることを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
    前記空洞は、前記基板に対して垂直な方向である厚さ方向において、前記半導体層より前記基板側の位置から、前記半導体層より前記画素電極側の位置まで設けられていることを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項4に記載の電気光学装置において、
    前記半導体層は、前記基板側からの何れの方向からみたときでも、前記遮光層および前記空洞の少なくとも一方の背後に位置することを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項4または5に記載の電気光学装置において、
    前記空洞は、前記厚さ方向で前記トランジスターの前記半導体層より前記画素電極側に設けられたゲート電極より前記画素電極側の位置まで設けられ、
    前記ゲート電極には、前記第1遮光層および前記第2遮光層のいずれかとして形成された走査線が前記空洞に対して前記画素電極側から電気的に接続していることを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
    前記空洞の前記画素電極側の端部である第1端部は、平面視で前記半導体層が位置する内側に屈曲した第1屈曲部を備えていることを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項1から7までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
    前記空洞の前記基板側の端部である第2端部は、平面視で前記半導体層が位置する側とは反対側の外側に屈曲した第2屈曲部を備えていることを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項1から8までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
    前記絶縁層は、前記半導体層を覆うように設けられて前記空洞の前記半導体層とは反対側の壁面を構成する外壁形成膜を含み、
    前記外壁形成膜は、前記半導体層に対して前記画素電極側で重なる部分に前記空洞に連通する開口部が設けられていることを特徴とする電気光学装置。
  10. 請求項1から9までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
    前記絶縁層は、前記半導体層を覆うように設けられて前記空洞の前記半導体層側の壁面を構成する内壁形成膜を含むことを特徴とする電気光学装置。
  11. 請求項1から9までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
    前記空洞に対して前記半導体層側で前記半導体層を囲むように設けられて前記空洞の前記半導体層側の壁面を構成する内壁形成膜を備えていることを特徴とする電気光学装置。
  12. 請求項1から11までの何れか一項に記載の電気光学装置を備えていることを特徴とする電子機器。
  13. 基板と、
    前記基板の一方面側に設けられた画素電極と、前記基板と前記画素電極との間に設けられ、平面視で前記画素電極の縁に沿って延在する第1遮光層と、
    前記基板と前記第1遮光層との間で延在し、前記第1遮光層と平面視で重なる半導体層を備えたトランジスターと、
    前記基板と前記半導体層との間に設けられ、前記半導体層に平面視で重なる第2遮光層と、
    前記基板と前記画素電極との間に設けられた絶縁層と、
    を有する電気光学装置の製造方法において、
    前記基板の一方面側に前記第1遮光層、前記半導体層、および前記絶縁層の一部を形成した後、
    前記絶縁層の一部をエッチングして前記半導体層の周りおよび前記半導体層の前記画素電極側を覆う壁面を形成する第1工程と、
    前記壁面を覆うように犠牲膜を形成する第2工程と、
    前記絶縁層の前記一部と異なる他の一部を、前記犠牲膜を覆うように形成する第3工程と、
    前記他の一部の前記犠牲膜と前記平面視で重なる部分に開口部を形成する第4工程と、
    前記開口部から前記犠牲膜を除去して、平面視で前記半導体層の幅方向の両側および前記半導体層の長さ方向の両側に空洞を形成する第5工程と、
    を有することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
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