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JP6578755B2 - 基板の製造方法及び光学装置の製造方法並びに基板製造装置 - Google Patents

基板の製造方法及び光学装置の製造方法並びに基板製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、基板の製造方法及び光学装置の製造方法並びに基板製造装置に関する。
特許文献1には、半導体素子と、配線パターンが形成された半導体素子実装用の基板との間に、応力抑制基板が配設された半導体素子の実装構造が開示されている。そして、この応力抑制基板には、ペースト状又はフィルム状の接着剤を介して半導体素子と配線パターンとを導通させる導通部が設けられている。
特開2002−76208号公報
長尺基板と接合対象とが熱圧着された基板を製造する方法において、長尺基板の板厚方向の反りを矯正した状態で、長尺基板と接合対象との熱圧着を行う方法が知られている。上記方法によれば、長尺基板と接合対象とを熱圧着している期間中、長尺基板の板厚方向の反りが矯正されていることから、当該期間中において長尺基板は板厚方向に熱変形し難い。そのため、長尺基板は、板厚方向に比べて板厚方向に交差する短手方向に熱変形し易い。
本発明は、長尺基板と接合対象との熱圧着の終了後に長尺基板の板厚方向の反りの矯正を解除する場合に比べて、長尺基板の短手方向の反りが抑制される方法の提供を目的とする。
請求項1の基板の製造方法は、ガラスエポキシを含んで構成された長尺基板であって、短手方向の一方の端部の表面に長手方向に沿って列を成す端子が形成された該長尺基板における該短手方向の他方の端面全体を台の壁面に接触させると共に、該長尺基板の裏面を該台に押し当てて、該長尺基板の板厚方向の反りを矯正する工程と、該端子に異方性の導電材料を付着する工程と、該導電材料が付着された該端子と接合対象とを向き合せ、該長尺基板と接合対象とを熱圧着する工程であって、該熱圧着の開始後かつ終了前に該矯正を解除する工程と、を含む。
請求項2の光学装置の製造方法は、該長尺基板は、裏面に長手方向に沿う長尺端子が形成されており、請求項1の方法で製造した該基板の該長尺端子に長手方向に沿って複数の光学素子を配置して、該長尺基板に該複数の光学素子を実装する工程と、該複数の光学素子と光学部品とが対向するように、該基板及び該光学部品を長尺な貫通穴が形成されている長尺な筐体に固定する工程であって、該基板における該長尺基板の短手方向の両端面を該貫通穴の短手方向の対向面に接触させて該基板を該筐体に位置決めして固定する工程と、を含む。
請求項3の基板製造装置は、壁面が形成された台と、ガラスエポキシを含んで構成された長尺基板であって、短手方向の一方の端部の表面に長手方向に沿って列を成す複数の端子、裏面に長手方向に沿う長尺端子が形成されている該長尺基板における該短手方向の他方の端面全体を該壁面に接触させると共に、該長尺基板の該裏面を該台に押し当てて、該長尺基板の板厚方向の反りを矯正する矯正部と、該端子に異方性の導電材料を付着させる付着部と、該導電材料が付着された該端子と接合対象とを向き合せた状態で、該接合対象を挟んで該端子の反対側から該接合対象を加熱及び加圧して該長尺基板と該接合対象とを熱圧着する熱圧着部と、該矯正部により該裏面を該台に押し当てながら該熱圧着部による該熱圧着の開始後かつ終了前に該矯正部による該矯正を解除させる制御部と、を備えている。
請求項1の基板の製造方法は、長尺基板と接合対象との熱圧着の終了後に長尺基板の板厚方向の反りの矯正を解除する場合に比べて、長尺基板の短手方向の反りが抑制される。
請求項2の光学装置の製造方法は、長尺基板と接合対象との熱圧着の終了後に長尺基板の板厚方向の反りの矯正を解除する工程を含んで製造した基板を用いる場合に比べて、複数の光学素子と光学部品との位置ずれが抑制される。
請求項3の基板製造装置によれば、制御部が長尺基板と接合対象との熱圧着の終了後に長尺基板の板厚方向の反りの矯正を解除させる場合に比べて、長尺基板の短手方向の反りが抑制された基板を製造することができる。
実施形態の露光装置の製造方法により製造された露光装置の部分斜視図である。 実施形態の露光装置の長手方向における断面図である。 実施形態の長尺基板を表面側から見た平面図である。 実施形態のフレキシブル基板の一部を裏面側から見た平面図である。 実施形態の基板製造装置の一部の図であって、(A)は長尺基板の板厚方向の反りを矯正している状態での基板製造装置の概略図(上面図)、(B)はA−A断面線で切った断面図である。 実施形態の長尺基板を表面側から見た平面図であって、長尺基板の端子に異方性の導電材料を付着させる部分(一点鎖線内)を説明する図である。 実施形態の基板製造装置の一部の図であって、(A)は長尺基板とフレキシブル基板とを熱圧着している状態での基板製造装置の概略図(上面図)、(B)はA−A断面線で切った断面図である。 実施形態の基板において、長尺基板とフレキシブル基板とが異方性の導電材料により熱圧着されている状態を示す模式図である。 実施形態の基板製造装置を用いて製造した基板の図(平面図)である。 実施形態の第1工程(基板を製造する方法)における吸引動作及び熱圧着動作のタイミングを示す模式図である。 実施形態の発光基板(実施形態の基板製造装置を用いて製造した基板の裏面に複数の光学素子を実装したもの)を示す図である。 比較形態の第1工程(基板を製造する方法)における吸引動作及び熱圧着動作のタイミングを示す模式図である。 比較形態の基板の製造方法で製造した基板の図(平面図)である。
≪概要≫
以下、発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。まず、実施形態の露光装置の製造方法により製造される露光装置について説明する。次いで、実施形態の露光装置の製造方法について説明する。次いで、実施形態の作用について説明する。なお、実施形態の露光装置の製造方法は実施形態の基板の製造方法を含んでいることから、実施形態の基板の製造方法については実施形態の露光装置の製造方法の説明の中で説明する。また、実施形態の基板の製造方法は、一例として後述する基板製造装置を用いて行われることから、実施形態の基板製造装置については、実施形態の基板の製造方法の説明の中で説明する。
≪露光装置≫
まず、後述する実施形態の露光装置の製造方法により製造される露光装置10について図面を参照しつつ説明する。露光装置10は、画像形成装置(図示省略)を構成する感光体ドラムPDに光LBを照射して潜像を形成する機能を有する(図2参照)。露光装置10は、図1及び図2に示されるように、発光基板20と、レンズアレイ30と、筐体40と、を含んで構成されている。ここで、露光装置10は、光学装置の一例である。レンズアレイ30は、光学部品の一例である。なお、以下の露光装置10の構成要素の説明は、特に断りがない限り、露光装置10を構成している状態の各構成要素についてのものである。
<発光基板>
発光基板20は、画像形成装置の制御部(図示省略)から送られる画像データに応じて、光LBを照射する機能を有する。発光基板20は、基板22と、複数のLEDアレイ24と、ドライバ26と、を含んで構成されている(図1及び図2参照)。ここで、LEDアレイ24は、光学素子の一例である。また、基板22は、図2に示されるように、長尺基板50と、フレキシブル基板60(以下、FPC60という。)と、を含んで構成されている。
長尺基板50の片面(表面)における長手方向の中央かつ短手方向片側端部には、長手方向に沿って列を成す複数の端子52が形成されている(図3参照)。また、長尺基板50のもう一方の片面(裏面)には、長手方向に沿う長尺端子54が長手方向の一端側から他端側に亘って形成されている。なお、図3は、長尺基板50の単体の状態(発光基板20を構成する前の状態)を示している。また、実施形態の長尺基板50は、一例として、ガラスエポキシと銅箔とを含んで構成されるプリント基板とされている。
FPC60は、図4に示されるように、可撓性の基材62と、基材62に並ぶ複数の配線64とを含んで構成されている。複数の配線64の端部は、複数の配線64の並ぶ方向と交差する方向に列を成す複数の端子64Aを構成している。そして、FPC60は、長尺基板50の複数の端子52に複数の端子64Aを対向させて、長尺基板50とで異方性の導電材料(以下、ACPという。なお、ACPは、Anisotropic Conductive Pasteの略語である。)を挟んだ状態で熱圧着されている(図2及び図8参照)。また、FPC60は、接合対象の一例である。なお、FPC60は、露光装置10において、画像形成装置の制御部(図示省略)から送られる画像データその他のデータの電気信号の電気経路としての機能を有する。
各LEDアレイ24は、図1及び図11に示されるように、長尺とされている。複数のLEDアレイ24は、長尺基板50の長手方向に沿って、長尺基板50の長尺端子54に千鳥状に配置されて、実装されている。また、各LEDアレイ24は、その長手方向に並ぶ複数のLED(図示省略)を有している。なお、LEDは、Light Emitting Diodeのことである。また、ドライバ26は、図2に示されるように、長尺基板50の表面における短手方向の中央に配置されている。
<レンズアレイ>
レンズアレイ30は、複数のLEDアレイ24が照射する光LBを屈折させて、感光体ドラムPDで結像させる機能を有する。レンズアレイ30は、図2に示されるように、画像形成装置に取り付けられた状態では、発光基板20と感光体ドラムPDとの間に配置されている。また、レンズアレイ30は、長尺とされている。
<筐体>
筐体40は、発光基板20とレンズアレイ30とが対向するように、発光基板20及びレンズアレイ30を固定する機能を有する。筐体40は、長尺とされている。また、筐体40には、図2に示されるように、高さ方向(筐体40の長手方向及び短手方向に交差する方向)に貫通し、かつ、その長手方向に沿う長尺の貫通穴42が形成されている。
筐体40は、レンズアレイ30の短手方向の両端面を貫通穴42における上側の短手方向の対向面に接触させて筐体40にレンズアレイ30を位置決めして、筐体40にレンズアレイ30を固定している。また、筐体40は、発光基板20を構成する長尺基板50の短手方向の両端面を貫通穴42における下側の短手方向の対向面に接触させて筐体40に発光基板20を位置決めして、筐体40に発光基板20を固定している。
以上が、露光装置10の構成についての説明である。
≪露光装置の製造方法≫
次に、露光装置10の製造方法について図面を参照しつつ説明する。露光装置の製造方法は、第1工程と、第2工程と、第3工程とを含む。
第1工程は、長尺基板50とFPC60とを熱圧着して基板22を製造する工程であり、後述する基板製造装置70を用いて行われる。すなわち、第1工程は、基板22の製造方法である。第2工程は、第1工程で製造された基板22に複数のLEDアレイ24を実装して発光基板20を製造する工程である。第3工程は、第2工程で製造された発光基板20及び前述のレンズアレイ30を筐体40に固定する工程である。そして、第1工程、第2工程及び第3工程をこれらの記載順で行うと、露光装置10が製造される。
以下、基板製造装置70の構成について説明し、次いで、第1工程、第2工程及び第3工程について説明する。
<基板製造装置>
基板製造装置70は、長尺基板50とFPC60とを熱圧着して基板22を製造するためのものである。基板製造装置70は、図5(A)及び(B)並びに図7(A)及び(B)に示されるように、台80と、吸引部90と、付着部100と、移動部(図示省略)と、熱圧着部110と、制御部120と、を含んで構成されている。なお、基板製造装置70の説明では、図面(図5及び図7)に矢印X及び矢印−Xで示す方向を装置幅方向、図面に矢印Z及び矢印−Zで示す方向を装置高さ方向、装置幅方向及び装置高さ方向のそれぞれに直交する方向(矢印Y及び矢印−Yで示す方向)を装置奥行き方向とする。
[台]
台80は、装置幅方向に長尺とされている。台80の上側には、長尺の平面82と、L字状の突起部84とが形成されている。平面82には、長手方向に沿う長尺の溝82Aが形成されている。また、溝82Aの底には、装置高さ方向に台80を貫通する複数の貫通穴82Bが形成されている。複数の貫通穴82Bは、溝82Aの長手方向に沿って並んでいる。L字状の突起部84は、平面82に対し装置高さ方向上側に突起している。そして、L字状の突起部84は、長尺基板50よりも長くかつ幅よりも広い壁面84A、84Bを有している。壁面84A、84Bは、第1工程において長尺基板50の短手方向片側端面及び長手方向片側端面が接触されて、平面82に配置される長尺基板50の位置決めをするようになっている。なお、図5(A)及び(B)並びに図7(A)及び(B)では、長尺基板50がその裏面を平面82に向けて台80に位置決めされた状態を示している。この状態において、溝82Aの開口は、長尺基板50により塞がれた状態とされている。
[吸引部]
吸引部90は、図5(B)及び図7(B)に示されるように、台80の複数の貫通穴82Bに連結されているポンプとされており、長尺基板50によって開口が塞がれた溝82A内の空気を吸引するようになっている。その結果、吸引部90は、長尺基板50の裏面を台80の平面82に押し当てて、長尺基板50の板厚方向の反りを矯正するようになっている。ここで、吸引部90は、矯正部の一例である。
[付着部]
付着部100は、長尺基板50の複数の端子52にACPを付着させる機能を有する。付着部100は、装置高さ方向下側に長尺の平面100Aを有しており、移動機構(図示省略)によりACPを収容する収容箱(図示省略)と台80とを移動可能とされている。そして、付着部100は、移動機構によって移動されることで収容箱のACPが平面100Aに塗布され、更に、移動機構によって複数の端子52の上側まで移動されることで複数の端子52にACPを付着させる(転写させる)ようになっている。なお、図6の一点鎖線内の領域は、付着部100によりACPが付着される部分を示している。
[移動部]
移動部(図示省略)は、台80に位置決めされている長尺基板50の複数の端子52にFPC60の複数の端子64Aが対向するように、FPC60が配置(供給)されている位置からFPC60を移動させる機能を有する。なお、移動部は、FPC60を吸引して移動させるようになっている。
[熱圧着部]
熱圧着部110は、ACPが付着された複数の端子52とFPC60とを向き合わせた状態で、FPC60を挟んで複数の端子52の反対側からFPC60を加熱及び加圧して長尺基板50とFPC60とを熱圧着する機能を有する。熱圧着部110は、図7(A)及び(B)に示されるように、FPC60に接触する接触部110Aと、接触部110Aを上下方向に移動させる移動機構(図示省略)と、接触部110Aを加熱する加熱源(図示省略)と、を含んで構成されている。接触部110Aは、熱圧着が行われない場合、台80に対し装置高さ方向上側の待機位置に配置されており、熱圧着が行われる場合、移動機構により装置高さ方向下側に移動されてFPC60を装置高さ方向上側から加圧するようになっている。また、接触部110Aは、FPC60を加圧している期間、加熱源により加熱されるようになっている。その結果、熱圧着部110は、長尺基板50とFPC60とを熱圧着するようになっている。なお、図8は、長尺基板50とFPC60とが熱圧着されて、長尺基板50の複数の端子52とFPC60の複数の端子64AとがACPにより接合されている状態を示している。
[制御部]
制御部120は、基板製造装置70を構成する制御部120以外の各構成要素を制御する機能を有する。制御部120の機能については、後述する第1工程の説明の中で説明する。
以上が、基板製造装置70の構成についての説明である。
<第1工程>
第1工程は、前述のとおり、長尺基板50とFPC60とを熱圧着して基板22を製造する工程であり、基板製造装置70を用いて行われる。具体的に、第1工程は以下のように行われる。
まず、作業者が、長尺基板50の裏面を平面82に向けた状態で台80に長尺基板50を位置決めする(図5(A)及び(B)参照)。そして、作業者が基板製造装置70に設けられた開始スイッチ(図示省略)を押すと、制御部120により基板製造装置70の動作が開始する。作業者が開始スイッチを押すと、まず、制御部120は、吸引部90を稼動させて、長尺基板50によって開口が塞がれた溝82A内の空気を吸引する。その結果、長尺基板50は、その裏面が台80の平面82に押し当てられることで、長尺基板50が自然状態(無負荷状態)で有する板厚方向の反りが矯正される。
次いで、制御部120は、引き続き吸引部90を稼動させた状態で、付着部100を稼動させて、長尺基板50の複数の端子52にACPを付着させる(図5(B)参照)。
次いで、制御部120は、引き続き吸引部90を稼動させた状態で、移動部(図示省略)を稼動させて、FPC60が配置されている配置位置からFPC60を移動させて、ACPが付着した複数の端子52にFPC60の複数の端子64Aを対向させる。すなわち、制御部120は、移動部を稼動させて、ACPが付着された複数の端子52とFPC60とを向き合わせる。
次いで、制御部120は、引き続き吸引部90を稼動させ、かつ、ACPが付着された複数の端子52とFPC60とを向き合わせた状態で、熱圧着部110を稼動させて、長尺基板50とFPC60との熱圧着を開始する(図7(A)及び(B)参照)。そして、制御部120は、熱圧着部110による熱圧着終了前に、吸引部90の稼動を停止させる。その結果、長尺基板50とFPC60との熱圧着の終了前に(熱圧着が行われている途中で)長尺基板50の板厚方向の反りの矯正が解除される(図10参照)。また、長尺基板50とFPC60とが熱圧着される期間のうちの一部の期間中、長尺基板50は、吸引部90に吸引されている。そのため、長尺基板50は、熱圧着により加熱されて熱変形しようとしても、板厚方向表面側(装置高さ方向上側)に反り難くなる。熱圧着部110による熱圧着が終了すると第1工程が終了して、基板22が製造される(図9参照)。
<第2工程>
第2工程は、前述のとおり、第1工程で製造された基板22に複数のLEDアレイ24を実装して発光基板20を製造する工程である。第2工程は、実装装置(図示省略)を用いて行われる。具体的に、第2工程では、第1工程で製造された基板22の長尺基板50の裏面に形成された長尺端子54に長手方向に沿って複数のLEDアレイ24を配置して、長尺基板50に複数のLEDアレイ24を実装する。なお、実装装置は、第1工程で製造された基板22が短手方向に沿っていたとしても、短手方向の反りを矯正することなく長尺基板50に複数のLEDアレイ24を実装する。第2工程が終了すると、発光基板20が製造される(図11参照)。
<第3工程>
第3工程は、前述のとおり、第2工程で製造された発光基板20及びレンズアレイ30を筐体40に固定する工程である。第3工程は、作業者により発光基板20及びレンズアレイ30を筐体40に固定するための固定治具(図示省略)を用いて行われる。具体的に、第3工程では、作業者が、レンズアレイ30の短手方向の両端面を貫通穴42における上側の短手方向の対向面に接触させる(筐体40にレンズアレイ30を位置決めする)。次いで、作業者は、筐体40とレンズアレイ30とを跨がるように、長尺の貫通穴42における上側の開口周縁の複数箇所に接着剤(図示省略)を塗布して、筐体40にレンズアレイ30を固定する(図1及び図2参照)。また、作業者は、発光基板20を構成する長尺基板50の短手方向の両端面を貫通穴42における下側の短手方向の対向面に接触させる(筐体40に発光基板20を位置決めする)。次いで、作業者は、筐体40と長尺基板50とを跨がるように、長尺の貫通穴42における下側の開口周縁の複数箇所に接着剤(図示省略)を塗布して、筐体40に発光基板20を固定する(図1及び図2参照)。第3工程が終了すると、露光装置10が製造される(図1及び図2参照)。
以上が、露光装置10の製造方法についての説明である。
≪作用≫
次に、実施形態の作用について、実施形態を以下に説明する比較形態と比較して説明する。以下の説明において、比較形態の方法により製造された基板、発光基板及び露光装置をそれぞれ基板22A(図13参照)、発光基板20A(図示省略)及び露光装置10A(図示省略)とする。また、比較形態の基板製造装置を基板製造装置70Aとする。なお、比較形態の説明において、実施形態で用いた部品等と同等の部品等を用いる場合、その部品等の名称をそのまま用いるものとする。
比較形態の基板22Aの製造方法は、実施形態の場合に長尺基板50とFPC60との熱圧着の終了前に長尺基板50の板厚方向の反りの矯正を解除するのに対し(図10参照)、熱圧着の終了後に長尺基板50の板厚方向の反りの矯正を解除する点(図12参照)で異なる。比較形態の基板22A(露光装置10A)の製造方法は、上記の点以外は実施形態の場合と同様である。また、比較形態の基板製造装置70Aは、その制御部120が上記のような制御を行う点以外は実施形態の場合と同様である。
比較形態の基板22Aの製造方法の場合、長尺基板50とFPC60との熱圧着の開始後から終了までの期間中、長尺基板50は吸引部90により吸引されている(図12参照)。すなわち、長尺基板50とFPC60とを熱圧着している期間中、長尺基板50は、熱圧着により加熱されて熱変形しようとしても、板厚方向表面側(装置高さ方向上側)に反り難い(変形し難い)。そのため、長尺基板50は、複数の端子52が形成されている部分が熱圧着部110に、長手方向片側端面及び短手方向片側端面が突起部84に押えられた状態で、板厚方向に交差する方向(長手方向又は短手方向)に熱変形する。その結果、熱圧着の終了後の長尺基板50は、図13に示されるように、長手方向両端側の部分が突起部84の壁84A側と反対側にずれる。すなわち、比較形態の場合、基板22Aを構成する長尺基板50は、短手方向に反ってしまう。なお、比較形態の場合の短手方向の反り量(長手方向中央部に対する端部の短手方向での移動量)を測定したところ、当該短手方向の反り量は、一例として0.3mm程度であった。
次いで、基板22Aを用いて発光基板20Aを製造する場合、複数のLEDアレイ24は、長手方向に沿って長尺端子54に配置されて、長尺基板50に実装される。具体的には、複数のLEDアレイ24は、図13における二点鎖線の部分に(二点鎖線に沿った状態で)配置される。
次いで、発光基板20A、レンズアレイ30及び筐体40を用いて露光装置10Aを製造する場合、露光装置10Aでは以下のような問題が生じ得る。すなわち、発光基板20Aを構成する長尺基板50の剛性が筐体40の剛性よりも高い場合、発光基板20Aを固定している筐体40は、発光基板20Aの板厚方向の反りに対応して反った状態となる。そのため、レンズアレイ30は筐体40の板厚方向の反りに対応して反る虞がある(第1のケース)。また、発光基板20Aを構成する長尺基板50の剛性が筐体40の剛性よりも低い場合、発光基板20Aは、筐体40に固定されて短手方向の反りが矯正される。そのため、長尺基板50の長手方向に沿って配置されている複数のLEDアレイ24が短手方向に反る(屈曲した状態で列を成す)虞がある(第2のケース)。以上のとおり、比較形態の露光装置10Aは、上記の何れの場合(第1及び第2のケース)であっても、発光基板20Aに配列されている複数のLEDアレイ24とレンズアレイ30との位置関係が定められた位置からずれてしまう(位置ずれの問題)。
これに対して、実施形態の場合、熱圧着終了前に吸引部90の稼動を停止させることで、長尺基板50とFPC60との熱圧着の終了前に長尺基板50の板厚方向の反りの矯正が解除される(図10参照)。すなわち、長尺基板50の板厚方向の反りの矯正が解除された後も、長尺基板50とFPC60との熱圧着が行われる。


そのため、長尺基板50は、長尺基板50の板厚方向の反りの矯正が解除された後に熱圧着が行われている期間中、熱変形して板厚方向表面側(装置高さ方向上側)に反り易い(変形し易い)。別の見方をすると、長尺基板50は、長尺基板50の板厚方向の反りの矯正が解除された後に熱圧着が行われている期間中、板厚方向に交差する方向(長手方向又は短手方向)に熱変形し難い。なお、実施形態の場合の短手方向の反り量を測定したところ、当該短手方向の反り量は、一例として0.01mm以上0.03mm以下であった。
したがって、実施形態の基板22の製造方法によれば、長尺基板50とFPC60との熱圧着の終了後に長尺基板50の板厚方向の反りの矯正を解除する場合に比べて、長尺基板50の短手方向の反りが抑制される。これに伴い、実施形態の露光装置10の製造方法は、長尺基板50とFPC60との熱圧着の終了後に長尺基板50の板厚方向の反りの矯正を解除する工程を含んで製造した基板22Aを用いる場合に比べて、複数のLEDアレイ24とレンズアレイ30との位置ずれが抑制される。さらに、実施形態の基板製造装置70によれば、制御部120が長尺基板50とFPC60との熱圧着の終了後に長尺基板50の板厚方向の反りの矯正を解除する場合に比べて、長尺基板50の短手方向の反りが抑制された基板22を製造することができる。
以上のとおり、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的範囲は前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の技術的範囲には、下記のような形態も含まれる。
実施形態の露光装置10は、光学装置の一例であるとして説明した。しかしながら、例えば、露光装置10の発光基板20を構成する複数の発光素子(LEDアレイ24)を受光素子に変更すると、密着イメージセンサ(Contact Image Sensor)の画像読取装置となる。この場合、受光素子は光学素子の一例である。また、画像読取装置は光学装置の一例である。
また、実施形態における長尺基板50の板厚方向の反りの矯正は、吸引部90を用いた吸引により行われるとして説明した。しかしながら、長尺基板50の板厚方向の反りを矯正することができれば、吸引以外の方法により矯正が行われるようにしてもよい。例えば、長尺基板50の表面を台80に向けて押圧して長尺基板50を台80に押し当ててもよい。
また、実施形態の異方性の導電材料の一例は、ACPであるとして説明した。しかしながら、長尺基板50とFPC60とを熱圧着することができれば、異方性の導電材料の一例は、ACPでなくてもよい。例えば、異方性の導電材料の一例は、ACF(Anisotropic Conductive Paste)であってもよい。
また、実施形態の接合対象の一例は、フレキシブル基板(FPC)であるとして説明した。しかしながら、長尺基板50に熱圧着されるものであれば、接合対象の一例は、FPCでなくてもよい。例えば、接合対象の一例は、フレキシブルフラットケーブル(FFC)であってもよい。
また、実施形態の露光装置10の製造方法において、一部の工程は作業者により行われるとして説明した。しかしながら、各工程と同様の内容を実行することができれば、すべての工程が機械により自動で行われてもよい。
10 露光装置
22 基板
24 LEDアレイ(光学素子の一例)
30 レンズアレイ(光学部品の一例)
40 長尺な筐体
42 長尺な貫通穴
50 長尺基板
52 端子
54 長尺端子
60 フレキシブル基板(接合対象の一例)
70 基板製造装置
80 台
90 吸引部
100 付着部
110 熱圧着部
120 制御部

Claims (3)

  1. ガラスエポキシを含んで構成された長尺基板であって、短手方向の一方の端部の表面に長手方向に沿って列を成す複数の端子が形成された該長尺基板における該短手方向の他方の端面全体を台の壁面に接触させると共に、該長尺基板の裏面を該台に押し当てて、該長尺基板の板厚方向の反りを矯正する工程と、
    該端子に異方性の導電材料を付着する工程と、
    該導電材料が付着された該端子と接合対象とを向き合せ、該長尺基板と接合対象とを熱圧着する工程であって、該熱圧着の開始後かつ終了前に該矯正を解除する工程と、
    を含む基板の製造方法。
  2. 該長尺基板は、裏面に長手方向に沿う長尺端子が形成されており、
    請求項1の方法で製造した該基板の該長尺端子に長手方向に沿って複数の光学素子を配置して、該長尺基板に該複数の光学素子を実装する工程と、
    該複数の光学素子と光学部品とが対向するように、該基板及び該光学部品を長尺な貫通穴が形成されている長尺な筐体に固定する工程であって、該基板における該長尺基板の短手方向の両端面を該貫通穴の短手方向の対向面に接触させて該基板を該筐体に位置決めして固定する工程と、
    を含む光学装置の製造方法。
  3. 壁面が形成された台と、
    ガラスエポキシを含んで構成された長尺基板であって、短手方向の一方の端部の表面に長手方向に沿って列を成す複数の端子、裏面に長手方向に沿う長尺端子が形成されている該長尺基板における該短手方向の他方の端面全体を該壁面に接触させると共に、該長尺基板の該裏面を該台に押し当てて、該長尺基板の板厚方向の反りを矯正する矯正部と、
    該端子に異方性の導電材料を付着させる付着部と、
    該導電材料が付着された該端子と接合対象とを向き合せた状態で、該接合対象を挟んで該端子の反対側から該接合対象を加熱及び加圧して該長尺基板と該接合対象とを熱圧着する熱圧着部と、
    該矯正部により該裏面を該台に押し当てながら該熱圧着部による該熱圧着の開始後かつ終了前に該矯正部による該矯正を解除させる制御部と、
    を備えた基板製造装置。
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