JP6571993B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
本発明の空気入りタイヤは、トレッド踏面に、タイヤ周方向に延びる複数の周方向主溝により挟まれた1以上の陸部を有し、前記陸部は、前記陸部を挟む前記複数の周方向主溝に両端が開口する横溝によって区画されて複数のブロックが形成されており、前記ブロックには、一端が前記周方向主溝に開口し、他端が前記ブロック内で終端し、かつ、トレッド踏面の展開視において、タイヤ周方向に対して傾斜して延在する傾斜溝が形成されており、前記傾斜溝は、前記周方向主溝に連結する連結部と、前記連結部に連結する広幅部と、前記広幅部に連結する狭幅部とを含み、トレッド踏面の展開視において、前記広幅部及び前記狭幅部は、前記連結部よりもタイヤ周方向に対する傾斜角が小さく、前記ブロックには、一端が前記連結部に開口し、他端が前記周方向主溝に開口するサイプが形成されており、トレッド踏面の展開視において、前記サイプは、屈曲部を有している、ことを特徴とする、ものである。
本発明の空気入りタイヤによれば、高い排水性性能及びトラクション性能を維持しつつも、耐摩耗性を向上させ、しかも静粛性を向上させることができる
この構成によれば、高い排水性性能を維持しつつも、ブロック剛性を高めて耐摩耗性能をさらに向上させることができる。
この構成によれば、高い排水性性能を維持しつつも、ブロック剛性を高めて耐摩耗性能をさらに向上させることができる。
この構成によれば、ブロック剛性を高めて耐摩耗性能をさらに向上させることができる。
この構成によれば、トラクション性能をさらに向上させることができる。
この構成によれば、ハンドリング性能を向上させて操縦安定性を高めることができる。
この構成によれば、トラクション性能をさらに向上させることができる。
この構成によれば、トラクション性能をさらに向上させることができる。
この構成によれば、高い排水性能及びトラクション性能を維持しつつ、静粛性をさらに向上させることができる。
本実施形態では、これらの周方向主溝21、22及び23により、タイヤの排水性を確保することができる。
なお、図1に示す実施形態では、最外側の周方向主溝21及び22は、タイヤ赤道面CL上の1点を中心として、点対称となるように形成されている。
ここで、第1の周方向部分及び第2の周方向部分が「タイヤ周方向に沿ってタイヤ周方向に延びる」とは、タイヤ周方向に平行に延びる場合だけでなく、タイヤ周方向に対して5°〜20°の範囲で傾斜することを含むものである。また傾斜部分が、「タイヤ周方向に対して傾斜してタイヤ周方向に延びる」とは、第1の周方向部分及び第2の周方向部分よりも、タイヤ周方向に対して傾斜して延びることを意味する。
図1に示す本実施形態では、第1の周方向部分24c及び第2の周方向部分24eは、それぞれタイヤ周方向に平行に延びている。また傾斜部分24dは、タイヤ周方向に対して25°傾斜して延びている。
周方向分断主溝24を、周方向部分24c及び24eと、傾斜部分24dとを備えるように構成することにより、周方向部分24c及び24eで排水性を向上させるとともに、周方向部分24c及び24eよりタイヤ周方向に対する傾斜角度の大きい傾斜部分24dで大きな雪中剪断力を得てトラクション性能をさらに向上させることができる。
周方向分断主溝24の一方側端24aと他方側端24bのタイヤ幅方向の位置を変え、隣接する2つの周方向分断主溝24を連結溝25で連結し、連結溝25のタイヤ幅方向に沿った溝底25aの断面形状を曲面状としているので、高いトラクション性能を維持しつつ、トレッド踏面全体における溝のタイヤ幅方向成分の割合が少なくなり、静粛性を向上させることができる。
図示例では、外側陸部31及び外側陸部34のタイヤ幅方向の寸法が等しくなるように形成されている。また、中間陸部32及び中間陸部33のタイヤ幅方向の寸法が等しくなるように形成されている。
本実施形態の外側陸部31にはまた、一端がトレッド踏面端TE1に開口し、他端が周方向主溝21に開口する複数のサイプ51が形成されている。本実施形態では、サイプ51は、屈曲点を有している。本実施形態では、外側陸部31に形成された一部のサイプ51aは、凹部61を介して周方向主溝21に開口している。
ここで「サイプ」とは、陸部の外表面から内部に切り込まれた薄い切り込みであって、接地時に閉じることが可能なものを指す。
ここで、連結部43a、広幅部43b及び狭幅部43cの延在方向の寸法とは、連結部43a、広幅部43b及び狭幅部43cの2つの各溝壁のトレッド踏面における延在方向の寸法の平均値をいう。
またサイプ52aが屈曲部を有しているため、連結部43a及びサイプ52aにより2つに分断された部分が、サイドフォース等の力が加わって倒れ込むように変形する際に、互いに支え合うことができるので、連結部43a及びサイプ52aにより分断された一方の部分に大きな応力が集中することを抑制して、耐摩耗性を向上できる。
特に本実施形態では、中間陸部33は、タイヤ赤道面CL上の1点を中心として、中間陸部32と点対称となるように形成されている。
上記各タイヤについて、圃場(泥地)を5km/hの速度で走行したときのトラクション力を測定することにより行った。比較例1にかかるタイヤの評価結果を100とした場合の相対値で評価し、数値が大きい方がトラクション性に優れていることを示す。
<静粛性試験>
上記各タイヤについて、時速80km/hにて、室内ドラム試験機上で走行させた際のタイヤ側方音をJASO C606規格にて定める条件で測定して気柱共鳴音を評価した。比較例1にかかるタイヤの評価結果を100とした場合の相対値で評価し、数値が大きい方が静粛性に優れていることを示す。
<排水性試験>
上記各タイヤについて、テストコースにて水深6mmのウェット路面上を走行し、時速80km/hからブレーキをかけ静止するまでの制動距離を測定した。比較例1にかかるタイヤの評価結果を100とした場合の制動距離の比率の逆数で評価し、数値が大きい方が排水性に優れていることを示す。
<摩耗試験>
上記各タイヤについて、コンクリート路面上を40km/hの速度で20000km走行後の、ヒールアンドトゥ摩耗によって消失したラグのゴム体積を測定することにより行った。比較例1にかかるタイヤの評価結果を100とした場合の相対値で評価し、数値が大きい方が耐摩耗性に優れていることを示す。
<操縦安定性試験>
上記各タイヤについて、ドライ路面上を走行した際の走行性能をドライバーによる官能により評価した。比較例1にかかるタイヤの評価結果を100とした場合の相対値で評価し、数値が大きい方が操縦安定性に優れていることを示す。
Claims (8)
- トレッド踏面に、タイヤ周方向に延びる複数の周方向主溝により挟まれた1以上の陸部を有し、
前記陸部は、前記陸部を挟む前記複数の周方向主溝に両端が開口する横溝によって区画されて複数のブロックが形成されており、
前記ブロックには、一端が前記周方向主溝に開口し、他端が前記ブロック内で終端し、かつ、トレッド踏面の展開視において、タイヤ周方向に対して傾斜して延在する傾斜溝が形成されており、
前記傾斜溝は、前記周方向主溝に連結する連結部と、前記連結部に連結する広幅部と、前記広幅部に連結する狭幅部とを含み、
トレッド踏面の展開視において、前記広幅部及び前記狭幅部は、前記連結部よりもタイヤ周方向に対する傾斜角が小さく、
前記ブロックには、一端が、前記連結部に開口し、他端が、前記連結部が開口する前記周方向主溝とは異なる前記周方向主溝に開口する、サイプが形成されており、
トレッド踏面の展開視において、前記サイプは、屈曲部を有し、
前記ブロックは、前記傾斜溝の前記他端側の延在方向の延長線上にある側壁に面取り部を有しており、
前記傾斜溝は、トレッド踏面の展開視において、前記傾斜溝と前記面取り部との間のタイヤ周方向の寸法が、前記ブロックのタイヤ周方向の最大寸法の200%以下となる位置まで延在していることを特徴とする空気入りタイヤ。 - トレッド踏面の展開視において、前記広幅部の溝幅は、前記狭幅部に向かって狭くなる、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記ブロックは、前記連結部及び前記サイプにより第1のブロック部分及び第2のブロック部分に分断されている、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第1のブロック部分のタイヤ幅方向外側の側壁は、前記第2のブロック部分のタイヤ幅方向外側の側壁よりも、タイヤ幅方向外側に位置している、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第1のブロック部分は、タイヤ周方向の寸法が、タイヤ幅方向外側に向かって小さくなる、請求項3又は4に記載の空気入りタイヤ。
- トレッド踏面の展開視において、前記第2のブロック部分の、周方向主溝により区画された側壁の一方には、凸部が形成されている、請求項3ないし5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- トレッド踏面の展開視において、前記第2のブロック部分の、周方向主溝により区画された側壁の一方には、凹部が形成されている、請求項3ないし6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 少なくとも一つの前記周方向主溝は、タイヤ周方向に分断された、タイヤ周方向に延びる複数の周方向分断主溝により構成されており、
タイヤ周方向に隣接する2つの周方向分断主溝の間には、前記2つの周方向分断主溝を連結する、タイヤ幅方向に延びる連結溝が配置されており、
前記連結溝は、トレッド踏面の展開視において、前記第1のブロック部分の、前記周方向分断主溝により区画される側壁にタイヤ周方向に隣接して配置されている、請求項3ないし7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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