JP6607708B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
本発明の空気入りタイヤは、トレッド踏面に、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向主溝により挟まれた1以上の陸部を有し、少なくとも一つの前記陸部は、タイヤ幅方向に対して傾斜して延在する傾斜溝を少なくとも含む副溝によって区画されて複数のブロックが形成されており、トレッド踏面の展開視において、前記複数のブロックは、タイヤ幅方向に対して傾斜するように凹部が形成された第1のブロックと、前記第1のブロックの凹部に向かって延びる端部を有する第2のブロックと、を含み、前記第1のブロックの凹部に向かって延びる前記第2のブロックの端部は、前記第1のブロックの凹部と対向する側壁のトレッド踏面側が面取りされている、ことを特徴とするものである。
本発明の空気入りタイヤによれば、トラクション性能をより高めつつも、ブロック剛性を十分に確保して耐摩耗性を向上させることができる。
さらに、端部が、「凹部に向かって延びる」とは、端部付近におけるブロックのタイヤ幅方向中心線を延長した線上に、凹部が位置していることをいう。
この構成によれば、トラクション性能をさらに高めつつも、ブロック剛性をさらに確保して耐摩耗性をさらに向上させることができる。
ここで、「トレッド踏面側が面取り」されているとは、トレッド踏面から溝底まで全体が面取りされていることを含む。
ここで「三角形状」とは、辺が曲がっていたり、角が丸まっていたりしても、全体として三角形状となっていればよいことを意味する。
この構成によれば、トラクション性能をさらに向上させることができる。
この構成によれば、静粛性を高めつつ、ブロック剛性をさらに高めて耐摩耗性をさらに高めることができる。
この構成によれば、ブロック剛性を均一化させて、耐摩耗性をさらに高めることができる。
この構成によれば、耐摩耗性をさらに高めることができる。
図1に示す例では、2本の周方向主溝21及び22は、タイヤ赤道面CLに関して対称に設けられている。
図示例では、外側陸部31及び外側陸部33のトレッド幅方向の寸法が等しくなるように形成されている。
ここで「トレッド端」とは、トレッド踏面のトレッド幅方向の最外位置をいう。
ここで「サイプ」とは、ブロックの外表面から内部に切り込まれた薄い切り込みであって、接地時に閉じることが可能なものを指す。
ここで、「対向する位置」に配置されるとは、少なくとも一部が互いに対向する位置に配置されることをいう。
本実施形態では、第1のブロック71は、中央陸部32のタイヤ幅方向中心上に配置されている。また本実施形態では、中央陸部32のタイヤ幅方向中心の位置と、タイヤ赤道面CLの位置とが一致している。
なお本実施形態では、2つのブロック部分71a及び71bのうち、他方のブロック部分71bにおける、凹部62に隣接する第2の側壁部分71dは、副溝25のうちタイヤ幅方向に対して55°〜90°の範囲で傾斜する傾斜溝8の延在方向に位置している。この傾斜溝8は、タイヤ幅方向に対して好ましくは60°〜90°の範囲で傾斜している。
本実施形態では、中央陸部32に延在する副溝25は全て、タイヤ幅方向に対して45°〜90°の範囲で傾斜している。
また本実施形態では、タイヤ赤道面CL上の点を中心として点対称となるように、第1のブロック71、第2のブロック72及び第3のブロック73が区画形成されている。
また本実施形態では、第1のブロック71、第2のブロック72及び第3のブロック73が、タイヤ周方向に繰り返し配置されている。
そのため、本実施形態の空気入りタイヤでは、トラクション性能をより高めつつも、ブロック剛性を十分に確保して耐摩耗性を向上させることができる。
なお、各タイヤは、図1に示すように、トレッド踏面1に、トレッド周方向に連続して延びる2本の周方向主溝21及び22を有するタイヤである。
上記各タイヤについて、圃場(泥地)を5km/hの速度で走行したときのトラクション力を測定することにより行った。比較例1にかかるタイヤの評価結果を100とした場合の相対値で評価し、数値が大きい方がトラクション性に優れていることを示す。
<摩耗試験>
上記各タイヤについて、コンクリート路面上を40km/hの速度で20000km走行後の、ヒールアンドトゥ摩耗によって消失したラグのゴム体積を測定することにより行った。比較例1にかかるタイヤの評価結果を100とした場合の相対値で評価し、数値が大きい方が耐摩耗性に優れていることを示す。
<静粛性試験>
上記各タイヤについて、時速80km/hにて、室内ドラム試験機上で走行させた際のタイヤ側方音をJASO C606規格にて定める条件で測定して気柱共鳴音を評価した。比較例1にかかるタイヤの評価結果を100とした場合の相対値で評価し、数値が大きい方が静粛性に優れていることを示す。
Claims (5)
- トレッド踏面に、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向主溝により挟まれた1以上の陸部を有し、
少なくとも一つの前記陸部は、タイヤ幅方向に対して傾斜して延在する傾斜溝を少なくとも含む副溝によって区画されて複数のブロックが形成されており、
トレッド踏面の展開視において、前記複数のブロックは、
凹部が形成された第1のブロックと、
前記第1のブロックの凹部に向かって延びる端部を有する第2のブロックと、を含み、
前記第1のブロックの凹部に向かって延びる前記第2のブロックの端部の先端のトレッド踏面側が面取りされ、
前記第1のブロックの凹部は、前記第1のブロックの一方のブロック部分及び他方のブロック部分の側壁と、前記一方のブロック部分及び前記他方のブロック部分の前記側壁を接続する、曲面状の接続部と、により形成され、
前記側壁は、タイヤ幅方向に対して傾斜する向きに延び、且つ、トレッド踏面側が面取りされ、
前記接続部は、全体が、前記第1のブロックの凹部の底部に対して傾斜するように構成されている、ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - トレッド踏面の展開視において、前記第1のブロックの凹部は、三角形状に形成されている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- トレッド踏面の展開視において、前記第1のブロックの凹部に向かって延びる前記第2のブロックの端部は、前記第1のブロックの凹部の開口位置と、前記開口位置から最も離れた前記凹部の壁部との距離の1/3以上、前記第1のブロックの前記凹部の前記開口位置から前記第1のブロックの前記凹部の内部まで延びている、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第1のブロックには、一端が前記第1のブロックの凹部に開口するサイプが形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- トレッド踏面の展開視において、前記サイプは、屈曲部を有して他端が副溝に開口している、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
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