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JP6571176B2 - 部品実装機、および部品実装機の部品供給方法 - Google Patents

部品実装機、および部品実装機の部品供給方法 Download PDF

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JP6571176B2 JP2017517462A JP2017517462A JP6571176B2 JP 6571176 B2 JP6571176 B2 JP 6571176B2 JP 2017517462 A JP2017517462 A JP 2017517462A JP 2017517462 A JP2017517462 A JP 2017517462A JP 6571176 B2 JP6571176 B2 JP 6571176B2
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Description

本発明は、供給パレットを用いる部品供給装置を備えた部品実装機に関する。
多数の部品が実装された基板を生産する設備として、はんだ印刷機、部品実装機、リフロー機、基板検査機などがある。これらの設備を連結して基板生産ラインを構成することが一般的になっている。このうち部品実装機は、基板搬送装置、部品供給装置、部品移載装置、および制御装置を備える。部品供給装置の一種に、部品を水平面内に並べて供給する供給パレットを用いる装置がある。パレット式部品供給装置では、ダイ(部品)を貼着したダイシングシートを張設するウエハパレットや、部品を載置した供給トレイを載せるトレイパレットなどを用いる。パレット式部品供給装置を備えた部品実装機に関する技術例が特許文献1に開示されている。
特許文献1の実装機は、ウエハ部品を保持してY軸方向に移動可能なウエハ保持テーブル(供給パレット)と、ウエハ部品を下方から突き上げる機構を有してX軸方向に移動可能な突上げ装置と、突き上げられたウエハ部品を吸着する機構を有してX軸方向に移動可能な取出し装置と、取出し装置からウエハ部品を受け取って基板に実装するヘッドユニット(実装ヘッド)と、を備える。また、ウエハ保持テーブルに保持されたウエハ部品を撮像する機構を有してX軸方向に移動可能な撮像装置(部品撮像カメラ)を備える旨が開示されている。
さらに、特許文献1の実施形態には、ウエハ保持テーブルの下側を移動する突上げ装置と、ウエハ保持テーブルの上側を移動する取出し装置および撮像装置と、取出し装置よりもさらに上方を移動するヘッドユニットとを備える態様が開示されている。この態様では、各装置が3つの異なる高さ位置で水平移動するので、装置間の干渉が発生しない。これによれば、装置がX軸方向に大きくなってしまうことを抑制できる、とされている。
特開2012−23230号公報
ところで、特許文献1の技術例では、ヘッドユニット(実装ヘッド)の装着ノズルおよび取出し装置の取出しノズルが別体とされて別々に駆動されるので、構成が複雑化してコストがアップする。このため、ヘッドユニットの装着ノズルによりウエハ保持テーブル(供給パレット)からウエハ部品を直接的に採取するようにして、取出し装置を省略した構成が実用化されている。取出し装置を省略した構成では、ウエハ保持テーブルの上側の概ね同じ高さにヘッドユニットの駆動機構と、撮像装置(部品撮像カメラ)の駆動機構とを配置することになる。
ここで、ヘッドユニット(実装ヘッド)は、ウエハ保持テーブルから位置決めされた基板までの広い可動範囲を有し、撮像装置(部品撮像カメラ)は、ウエハ保持テーブルの付近に限定された狭い可動範囲を有する。それでも、ウエハ保持テーブルの付近では両者の干渉を回避する必要が生じる。このため、相手側装置が退出するまでの待機時間や、相手側装置への干渉を避ける迂回移動が発生して、基板生産効率が低下する。さらに、干渉回避の制御技術を確立することは、開発段階での課題となり、性能検証が必要になっていた。
本発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、部品撮像カメラを供給パレットの下側に配設して装着ノズルをもつ実装ヘッドとの干渉が発生しない構成とし、基板生産効率の低下を抑制した部品実装機、および部品実装機の部品供給方法を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する本発明の部品実装機は、複数の部品を水平面内に並べて供給する供給パレット、および前記供給パレットを収納マガジンから引き出して供給位置に搬送するパレット搬送機構を有する部品供給装置と、前記供給位置に搬送された供給パレットの上方から前記部品を採取して位置決めされた基板に装着する装着ノズルをもつ実装ヘッド、および前記実装ヘッドを水平二方向に駆動するヘッド駆動機構を有する部品移載装置と、を備えた部品実装機であって、前記部品供給装置は、前記供給位置の下側に配設されて上方を向き、前記供給位置に搬送された供給パレットを透かして前記部品を撮像することにより、当該部品の位置を認識して前記装着ノズルによる採取を可能にする部品撮像カメラ、および、前記部品撮像カメラを水平二方向に駆動するカメラ駆動機構をさらに有し、前記供給位置の下方の位置であって、前記パレット搬送機構により前記供給パレットを搬送可能な下方撮像位置が設定されており、前記部品撮像カメラは、上下反転して下方を向き、前記下方撮像位置に搬送された供給パレットの上方から前記部品を撮像し、あるいは、前記部品撮像カメラとは別の第2部品撮像カメラが、前記下方撮像位置に搬送された供給パレットの上方から前記部品を撮像する。
本発明の部品実装機において、部品供給装置の部品撮像カメラは、供給位置に搬送された供給パレットの下側に配設されて上方を向き、供給パレットを透かして部品を撮像する。このため、部品撮像カメラは、供給パレットの上方から部品を採取する装着ノズルをもつ実装ヘッドに干渉しない、したがって、従来技術において部品撮像カメラと実装ヘッドとの干渉を回避するために必要であった待機時間や迂回移動が発生せず、基板生産効率の低下が抑制される。加えて、下方撮像位置に搬送された供給パレットの上方から部品を撮像することも可能となる。
第1実施形態の部品実装機の全体構成を示す斜視図である。 第1実施形態の部品実装機の制御の構成を示すブロック図である。 部品供給装置および部品移載装置の構成を模式的に説明する側面図である。 部品供給装置の部品供給動作を示す動作フローの図である。 従来技術の部品実装機の部品供給装置および部品移載装置の構成を模式的に説明する側面図である。 第1実施形態に使用できるトレイパレットを例示した斜視図である。 第2実施形態の部品実装機の部品供給装置および部品移載装置の構成を模式的に説明する側面図である。 第2実施形態の部品供給装置の部品供給動作を示す動作フローの図である。
(1.第1実施形態の部品実装機1の全体構成)
本発明の第1実施形態の部品実装機1について、図1〜図4を参考にして説明する。図1は、第1実施形態の部品実装機1の全体構成を示す斜視図である。また、図2は、第1実施形態の部品実装機1の制御の構成を示すブロック図である。部品実装機1は、基板搬送装置2、部品供給装置3、部品移載装置4、部品カメラ5、および制御装置6などで構成されている。図1の中のX軸方向は基板Kを搬入出する方向であり、Y軸方向は水平面内でX軸方向に直交する方向である。
基板搬送装置2は、機台11の上面をX軸方向に横断して配設されている。基板搬送装置2は、X軸方向に平行に並設された一対のガイドレール、およびガイドレールにそれぞれ案内され基板Kを載置して搬送する一対のコンベアベルトなどにより構成されている。また、基板搬送装置2は、搬入した基板Kを押し上げて位置決めするバックアップ装置を有している。
部品供給装置3は、部品実装機1の長手方向の後部(図1の左前側)に設けられている。部品供給装置3は、複数の部品を水平面内に並べて供給する供給パレットを用いて、部品移載装置4に部品を供給する。部品供給装置3は、供給パレットの一種であるウエハパレット7、収納マガジン31、パレット搬送機構32、突き上げ機構33、部品撮像カメラ34、水平駆動機構35、および制御部39などで構成されている。
収納マガジン31は、概ね縦長の直方体形状のハウジング311を用いて形成されている。ハウジング311の上部にパレット搬入部312が設けられ、ハウジング311の下部にパレット排出部313が設けられている。ハウジング311の概ね中間高さの前側に、パレット搬送口314(図3に示す)が開口している。ハウジング311の内部に、パレットストッカ315が収容されている。パレットストッカ315は、複数段の収納棚を有する概ね箱状の部材である。各収納棚は、ウエハパレット7を前側に引き出し可能に収納する。パレットストッカ315は、図略の昇降機構に駆動されてハウジング311内を昇降する。
ウエハパレット7は、パレット搬入部312から搬入され、上昇したパレットストッカ315の上面に保持される。その後、ウエハパレット7は、後述するパレット搬送機構32によって一旦ハウジング311から引き出され、次いでパレットストッカ315の収納棚に収納される。使用済みのウエハパレット7は、下降するパレットストッカ315の下面に保持されて、パレット排出部313に移送され、排出される。
パレット搬送機構32は、収納マガジン31の前側に設けられている。パレット搬送機構32は、直方体形状の機台321、一対のガイドレール322、323、およびボールねじ送り機構324などで構成されている。一対のガイドレール322、323は、機台321の上面の前後方向に延在し、相互に離隔して平行配置されている。ガイドレール322、323は、後部が収納マガジン31のパレット搬送口314に臨み、前部に供給位置Aが設定されている。
ボールねじ送り機構324は、ボールねじ325、サーボモータ326、および係合部材327などで構成されている。ボールねじ325は、一方のガイドレール322に近接して平行に配置され、前後方向に延在している。サーボモータ326は、ボールねじ325の一端に結合されており、正転および逆転の切り替えが可能になっている。係合部材327は、ボールねじ325に螺合するナット部、およびウエハパレット7を着脱可能に係止するパレット係止部をもつ。
係合部材327がウエハパレット7を係止した状態でサーボモータ326が正転してボールねじ325を回転駆動すると、係合部材327は螺進してウエハパレット7を搬送する。これにより、ウエハパレット7は、パレットストッカ315からパレット搬送口314を通って前方に引き出され、ガイドレール322、323上を供給位置Aまで搬送される。サーボモータ326が逆転してボールねじ325を逆回転駆動すると、係合部材327は、螺退してウエハパレット7を逆方向に搬送する。これにより、ウエハパレット7は、供給位置Aからパレット搬送口314を通ってパレットストッカ315まで戻される。
突き上げ機構33、部品撮像カメラ34、および水平駆動機構35は、機台321の内部に配設されており、図1に見えない。突き上げ機構33、部品撮像カメラ34、および水平駆動機構35については、後で図3を参考にして説明する。
ウエハパレット7は、半導体ウエハがダイシングされて生産されたダイD(部品)を供給する。ウエハパレット7は、パレット枠71およびエキスパンド台72からなる。パレット枠71は、矩形の板材であり、中央に大きな円形の穴を有する。パレット枠71の一辺には、パレット搬送機構32の係合部材327に係止される係止部が設けられている。
エキスパンド台72は、円環状の部材であり、パレット枠71の穴の周りの上面に取り付けられる。エキスパンド台72は、上面に複数のダイDを貼着して保持するダイシングシートSの周囲を保持する。ダイシングシートSは、エキスパンド台72に保持されて伸縮可能になっている。ダイシングシートSは、光学的透過性をもつ透明または半透明の材質で形成されている。したがって、下方からダイシングシートSを透かしてダイDの位置を認識できる。ダイシングシートS上の複数のダイDの中に、不良品(バッドダイ)が入っている場合がある。ダイシングシートS上における不良品のダイDの配置は、電子データで表されたウエハマップの形態で制御装置6から制御部39に通知される。
部品移載装置4は、X軸方向およびY軸方向に移動可能なXY移動ロボットタイプの装置である。部品移載装置4は、基板搬送装置2の上方(図2の右奥側)から部品供給装置3の供給位置Aの上方にかけて配設されている。部品移載装置4は、ヘッド駆動機構41および実装ヘッド42などで構成されている。ヘッド駆動機構41は、実装ヘッド42を水平面内のX軸方向およびY軸方向に駆動する。ヘッド駆動機構41は、公知の各種技術を適宜採用して構成できる。
実装ヘッド42は、ノズルホルダ43および基板認識カメラ46を有する。ノズルホルダ43は、下側に装着ノズル44をもつ。装着ノズル44は、供給位置Aに搬送されたウエハパレット7に上方から接近し、負圧を利用してダイDを吸着採取する。さらに、装着ノズル44は、位置決めされた基板Kまで駆動され、ダイDを基板Kの所定の装着座標位置に装着する。基板認識カメラ46は、基板Kに付設されたフィデューシャルマークを撮像して、基板Kの正確な位置を認識する。
部品カメラ5は、機台11の上面の基板搬送装置2と部品供給装置3との間に、上向きに設けられている。部品カメラ5は、実装ヘッド42が部品供給装置3から基板Kに移動する途中で、装着ノズル44の下端に採取されているダイDの状態を撮像して検出する。部品カメラ5がダイDの吸着位置の誤差や回転角のずれなどを検出すると、制御装置6は、必要に応じて部品装着動作を微調整する。
制御装置6は、CPUを有してソフトウェアで動作するコンピュータ装置である。図2に示されるように、制御装置6は、基板搬送装置2、部品供給装置3、部品移載装置4、および部品カメラ5と通信接続されている。制御装置6は、これらの装置2〜5と適宜情報を交換しつつ指令を発して、部品実装機1の動作の全般を制御する。具体的に、制御装置6は、基板搬送装置2による基板Kの搬入出、部品供給装置3からの部品供給、部品移載装置4の部品採取動作および部品装着動作、および部品カメラ5の撮像動作などを指令して制御する。
(2.部品供給装置3の機台321内部の構成)
次に、部品供給装置3の機台321内部の構成について説明する。図3は、部品供給装置3および部品移載装置4の構成を模式的に説明する側面図である。図3において、パレット搬送機構32は、太線の矢印で簡略に示されている(図5、図7においても同様)。図示されるように、突き上げ機構33、部品撮像カメラ34、および水平駆動機構35は、ウエハパレット7を引き出す供給位置Aの下側の機台321内部に配設されている。
突き上げ機構33は、突き上げピン331を上方に駆動して、供給位置Aのウエハパレット7のダイシングシートSを伸長させつつダイDを突き上げる。これにより、ダイDは、底面の大部分がダイシングシートSから離れて貼着力が減少し、装着ノズル44による採取が可能になる。
部品撮像カメラ34は、供給位置Aの下側に配設されて上方を向き、光学的透過性をもつダイシングシートSを透かしてダイDの底面を撮像する。これにより、ダイDの正確な位置が認識され、突き上げピン331の突き上げ位置および装着ノズル44の部品採取位置が正しく制御される。なお、ダイシングシートS上のダイDの撮像は、実装ヘッド42の基板認識カメラ46でも実施可能であるが、基板生産効率を向上するために2個のカメラ34、46を併用する
突き上げ機構33および部品撮像カメラ34は、ともに共通ヘッド36に取り付けられている。共通ヘッド36は、水平駆動機構35によって水平二方向に駆動される。つまり、水平駆動機構35は、突き上げ機構33を水平二方向に駆動する機構と、部品撮像カメラ34を水平二方向に駆動するカメラ駆動機構とを兼ねている。水平駆動機構35は、公知のXY移動ロボットの技術を応用して構成できる。
実装ヘッド42の可動範囲R1は、供給位置Aのウエハパレット7よりも上方で、かつ供給位置Aから位置決めされた基板Kまでと広い。一方、突き上げ機構33および部品撮像カメラ34の可動範囲R2は、ウエハパレット7よりも下方で、かつ供給位置Aの付近に限定されて狭い。突き上げ機構33および部品撮像カメラ34は、水平駆動機構35によって一体的に駆動される。このため、部品撮像カメラ34が或るダイDを撮像したとき、部品撮像カメラ34に入れ替わって突き上げ機構33が当該のダイDの下側まで駆動され、その後にダイDの突き上げが可能となる。
部品供給装置3の制御部39は、CPUを有してソフトウェアで動作するコンピュータ装置である。制御部39は、制御装置6と通信接続されており、制御装置6からの指令にしたがって適切に部品供給動作を制御する。具体的に、制御部39は、収納マガジン31へのウエハパレット7の搬入および排出や、パレット搬送機構32によるウエハパレット7の往復搬送を制御する。制御部39は、さらに水平駆動機構35による突き上げ機構33および部品撮像カメラ34の移動、突き上げ機構33の突き上げ動作、ならびに部品撮像カメラ34の撮像動作を制御する。また、制御部39は、前述したウエハマップを参照して、不良品のダイDを供給しないように制御する。
(3.部品実装機1における部品供給動作および作用)
次に、部品実装機1における部品供給装置3の部品供給動作について説明する。図4は、部品供給装置3の部品供給動作を示す動作フローの図である。この動作フローは、主に制御部39からの指令および制御によって実行される。部品供給動作を開始する以前に、既に所定のウエハパレット7が収納マガジン31に搬入され、パレットストッカ315に収納されているものとする。図4の動作フローのステップS1で、パレット搬送機構32は、制御部39からの指令に基づき、ウエハパレット7を供給位置Aまで搬送する。
ステップS2で、制御部39は、ウエハパレット7上の1つの特定のダイDを指定して、水平駆動機構35を制御する。水平駆動機構35は、部品撮像カメラ34を特定のダイDの概ね真下へ移動させる。ステップS3で、部品撮像カメラ34は、ダイシングシートSを透かして特定のダイDの底面を撮像して、部品画像データを取得する。さらに、部品撮像カメラ34は、部品画像データを画像処理して、特定のダイDの正確な位置を認識する。得られた特定のダイDの位置情報は、制御部39に伝送され、さらに制御装置6にも伝送される。なお、制御部39が部品画像データを受け取り、画像処理によるダイDの位置認識を行うようにしてもよい。
ステップS4で、制御部39は、特定のダイDの位置情報を指定して、水平駆動機構35を制御する。水平駆動機構35は、突き上げ機構33を移動させて、突き上げピン331を特定のダイDの真下に配置する。ステップS5で、突き上げ機構33は、制御部39からの指令に基づき、突き上げピン331を上方に駆動して、ダイシングシートSを伸長させつつ特定のダイDを突き上げる。これにより、特定のダイDは、採取が可能な状態となる。
ステップS6で、実装ヘッド42がウエハパレット7の上方へ駆動され、装着ノズル44が下降して特定のダイDを採取する。このとき、ヘッド駆動機構41は、制御装置6から特定のダイDの位置情報を受け取るので、装着ノズル44を突き上げピン331の真上の位置に正確に駆動できる。次に、実装ヘッド42は基板Kの上方へ駆動され、装着ノズル44は特定のダイDを基板Kに装着する。
この後、制御部39は、次以降のダイDを順次指定してステップS2〜S6の制御を繰り返す。また、1種類の基板Kに対して2個以上のウエハパレット7からダイDを供給する場合には、ウエハパレット7の供給位置Aへの搬入出が適宜行われる。そして、制御部39は、ウエハパレット7を供給位置Aまで搬送する都度、ステップS1〜S6の制御を繰り返す。
次に、第1実施形態の部品実装機1の作用について、従来技術と対比して説明する。図5は、従来技術の部品実装機の部品供給装置3Uおよび部品移載装置4の構成を模式的に説明する側面図である。図示されるように、従来技術の部品移載装置4は、第1実施形態と同様の構成である。従来技術の部品供給装置3Uは、第1実施形態と異なり、部品撮像カメラ34Vがウエハパレット7の上方を移動する。
従来技術の部品供給装置3Uについて説明する。突き上げ機構33Uは、供給位置Aの下側に配設され、突き上げ用ヘッド36Uに取り付けられている。突き上げ用ヘッド36Uは、突き上げ用水平駆動機構35Uによって水平二方向に駆動される。一方、部品撮像カメラ34Vは、供給位置Aの上側に配設され、カメラ用ヘッド36Vに取り付けられている。カメラ用ヘッド36Vは、カメラ用水平駆動機構35Vにより、突き上げ機構33Uとは別々に水平二方向に駆動される。部品撮像カメラ34Vは、下方を向いて、ダイシングシートS上のダイDの上面を撮像する。
従来技術において、部品撮像カメラ34Vおよび実装ヘッド42は、ともに供給位置Aの上方から、ウエハパレット7にアクセスする。このため、相互の干渉を回避する制御が行われ、相手側装置が退出するまでの待機時間や、相手側装置への干渉を避ける迂回移動が発生する。これにより、基板1枚当たりの生産時間が長引いて、生産効率が低下する。
さらに、干渉回避の制御技術を確立することは、開発段階での課題となり、性能検証が必要になっていた。例えば、部品撮像カメラ34Vおよび実装ヘッド42が移動を開始する好適なタイミングは、それぞれの現在位置および目標位置に依存して変化し、加えて、移動時の速度や加速度、移動経路なども干渉回避に関係する。これらの要因を組み合わせた全パターンの動作を確認して、優れた干渉回避方法を確立する性能検証には、膨大な検証時間および手間がかかっていた。
これに対し、第1実施形態では、実装ヘッド42の可動範囲R1はウエハパレット7の上方とされ、突き上げ機構33および部品撮像カメラ34の可動範囲R2はウエハパレット7の下方とされている。したがって、突き上げ機構33および部品撮像カメラ34が実装ヘッド42に干渉するおそれは無い。また、干渉回避の制御技術を確立するためにこれまで実施されていた性能検証は不要となる。
なお、第1実施形態において、ウエハパレット7に代えてトレイパレット8を使用してもよく、ウエハパレット7およびトレイパレット8を併用してもよい。図6は、第1実施形態の部品実装機1に使用できるトレイパレット8を例示した斜視図である。トレイパレット8は、ウエハパレット7と同様に、収納マガジン31に収納され、パレット搬送機構32により供給位置Aまで搬送される。
トレイパレット8は、供給トレイ83を含んで形成されている。供給トレイ83は、光学的透過性をもつ透明または半透明の樹脂を用いて矩形の皿状に形成されている。供給トレイ83は、上面の外周に広幅の外枠84が突設され、さらに狭幅の仕切り枠85が格子状に突設されて、複数のキャビティ86が形成されている。図6の例では、54個のキャビティ86が形成され、そのうちの22箇所に部品P(便宜的にハッチングを付して示す)が載置されている。トレイパレット8は、外形が矩形であって、中央に供給トレイ83よりも少し小さめの矩形穴を有する額縁状の板材である。トレイパレット8の一辺に、パレット搬送機構32の係合部材327に係止される係止部81が設けられている。
トレイパレット8は、供給トレイ83の長手方向に延びる両辺の2箇所、合計4箇所を押え金具82で押えて、矩形穴の上側に固定保持する。したがって、部品撮像カメラ34は、下方からトレイパレット8の矩形穴を通し、供給トレイ83を透かして部品Pを撮像できる。なお、トレイパレット8を使用するとき、実装ヘッド42は、部品Pを挟んで採取する挟持チャックを装着ノズル44と交換して使用することもできる。
(4.第1実施形態の部品実装機1の態様および効果)
第1実施形態の部品実装機1は、複数の部品を水平面内に並べて供給する供給パレット(ウエハパレット7、トレイパレット8)、および供給パレットを収納マガジン31から引き出して供給位置Aに搬送するパレット搬送機構32を有する部品供給装置3と、供給位置Aに搬送された供給パレットの上方から部品(ダイD、部品P)を採取して位置決めされた基板Kに装着する装着ノズル44をもつ実装ヘッド42、および実装ヘッド42を水平二方向に駆動するヘッド駆動機構41を有する部品移載装置4と、を備えた部品実装機1であって、部品供給装置3は、供給位置Aの下側に配設されて上方を向き、供給位置Aに搬送された供給パレットを透かして部品を撮像することにより、当該部品の位置を認識して装着ノズル44による採取を可能にする部品撮像カメラ34、および、部品撮像カメラ34を水平二方向に駆動するカメラ駆動機構(水平駆動機構35)をさらに有する。
第1実施形態において、部品供給装置3の部品撮像カメラ34は、供給位置Aに搬送された供給パレットの下側に配設されて上方を向き、供給パレットを透かして部品を撮像する。このため、部品撮像カメラ34は、供給パレットの上方から部品を採取する装着ノズル44をもつ実装ヘッド42に干渉しない、したがって、従来技術において部品撮像カメラ34Vと実装ヘッド42との干渉を回避するために必要であった待機時間や迂回移動が発生せず、基板生産効率の低下が抑制される。また、干渉回避の制御技術を確立するためにこれまで開発段階で実施されていた性能検証は不要になる。
さらに、部品は、半導体ウエハがダイシングされて生産されたダイDであり、供給パレットは、上面に複数のダイを貼着して保持するとともに光学的透過性をもつダイシングシートSを伸縮可能に張設したウエハパレット7であり、部品供給装置3は、突き上げピン331を上方に駆動して供給位置Aに搬送されたウエハパレット7のダイシングシートSを伸長させつつダイDを突き上げる突き上げ機構33、および突き上げ機構33を水平二方向に駆動する水平駆動機構35をさらに有し、部品撮像カメラ34は、ダイシングシートSを透かしてダイDを撮像するとともに、カメラ駆動機構を兼ねた水平駆動機構35によって駆動される。
これによれば、半導体ウエハから生産されたダイDを供給する形態において、基板生産効率の低下が抑制されるという効果が顕著になる。加えて、水平駆動機構35は、突き上げ機構33を水平二方向に駆動する機構と、カメラ駆動機構とを兼ねるので、部品供給装置3の構成の簡素化およびコストの低減が実現される。
さらに、供給パレットの一種であるトレイパレット8は、部品Pを載置する複数のキャビティ86を有するとともに光学的透過性をもつ供給トレイ83を含む。これによれば、供給トレイ83から部品Pを供給する形態においても、基板生産効率の低下が抑制されるという効果が生じる。
(5.第2実施形態の部品実装機の構成)
次に、第2実施形態の部品実装機の構成について説明する。図7は、第2実施形態の部品実装機の部品供給装置3Aおよび部品移載装置4の構成を模式的に説明する側面図である。図示されるように、第2実施形態の部品移載装置4は、第1実施形態と同様の構成である。第2実施形態の部品供給装置3Aは、ダイDの使用可否の判定方法が第1実施形態と異なり、ウエハマップに代わる撮像動作によって不良品のダイDを認識する。
第2実施形態の部品供給装置3Aについて、第1実施形態と異なる点を主に説明する。第2実施形態では、供給位置Aの下側の突き上げ機構33および部品撮像カメラ34よりもさらに下方に、下方撮像位置Bが設定されている。下方撮像位置Bにウエハパレット7を搬送できるように、パレット搬送機構32の下側に下方パレット搬送機構37が並行して配設されている。下方パレット搬送機構37は、パレット搬送機構32と同一の構成であり、図7に太線の矢印で簡略に示されている。下方パレット搬送機構37の後部に臨んで、ハウジング311の下方寄りに下方パレット搬送口317が開口している。
また、突き上げ機構33および部品撮像カメラ34が取り付けられた共通ヘッド36Aは、上下の反転が可能となっている。すなわち、共通ヘッド36Aは、制御部39からの反転指令にしたがって、図3に示された正転姿勢から図7に示された反転姿勢へと上下反転する。また、共通ヘッド36Aは、制御部39からの正転指令にしたがって、反転姿勢から正転姿勢に戻る。共通ヘッド36Aの反転姿勢において、部品撮像カメラ34は、下方を向き、下方撮像位置Bに搬送されたウエハパレット7のダイDの上面を撮像できる。
不良品のダイDの認識は、ダイDの上面に印された使用可否マークに基づいて行われる。使用可否マークの一例として、不良品のダイDの上面に使用不可を表す×マークを印し、良品のダイDの上面には何も印さないことにする。なお、×マーク以外の使用可否マークを用いてもよいが、印す位置はダイDの上面とする。
(6.第2実施形態おける部品供給動作および実施形態の部品実装機の部品供給方法)
次に、第2実施形態の部品実装機における部品供給装置3Aの部品供給動作について説明する。図8は、第2実施形態の部品供給装置3Aの部品供給動作を示す動作フローの図である。この動作フローは、主に制御部39からの指令および制御によって実行される。部品供給装置3Aの部品供給動作は、本発明の実施形態の部品実装機の部品供給方法に相当する。部品供給動作を開始する以前に、既に所定のウエハパレット7が収納マガジン31に搬入され、パレットストッカ315に収納されているものとする。
図8の動作フローのステップS11で、下方パレット搬送機構37は、制御部39からの指令に基づき、ウエハパレット7を下方撮像位置Bに搬送する(図7に実線で示す)。ステップS12で、制御部39は、共通ヘッド36Aの上下を反転させ、部品撮像カメラ34を下向きにする。ステップS13で、制御部39は、ウエハパレット7上の1番目のダイDを指定して、水平駆動機構35を制御する。水平駆動機構35は、部品撮像カメラ34を1番目のダイDの概ね真上へ移動させる。
ステップS14で、部品撮像カメラ34は、制御部39からの指令に基づき、ウエハパレット7の上方から1番目のダイDの上面を撮像して、部品画像データを取得する。さらに、ステップS15で、部品撮像カメラ34または制御部39は、部品画像データを画像処理して、1番目のダイDの上面に×マーク(使用可否マーク)が印されているか否かを判別する。制御部39は、×マークが印されていなければ1番目のダイDを使用可と判定し、×マークが印されていれば1番目のダイDを使用不可と判定する。
ステップS16で、制御部39はダイシングシートS上の全部のダイDの判定が終了したか否かを判断する。初回のステップS16で、1番目のダイD以外は判定が終了していないので、制御部39は、動作フローの実行をステップS13に戻す。2回目のステップS13で、制御部39は、1番目のダイDの隣の2番目のダイDを指定して、水平駆動機構35を制御する。以下、ステップS13〜ステップS16がダイDの個数だけ繰り返して実行される。
ステップS16で、全部のダイDの判定が終了していると、制御部39は、動作フローの実行をステップS17に進める。ステップS17で、制御部39は、下方パレット搬送機構37、パレットストッカ315の昇降機構、およびパレット搬送機構32を制御して、ウエハパレット7を供給位置Aに移動する(図7に破線で示す)。ウエハパレット7は、下方パレット搬送口317からパレットストッカ315に戻され、上昇して、パレット搬送口314から供給位置Aまで搬送される。ステップS18で、制御部39は、共通ヘッド36Aを正転させて、部品撮像カメラ34を上向きにする。ステップS11〜ステップS18の動作は、基板Kの生産を開始する以前の段取り作業の中で実施できる。
以降の基板Kの生産に伴う動作は、第1実施形態で説明した図3の動作フローのステップS2〜ステップS6に準じる。ただし、第2実施形態の部品供給装置3Aは、ステップS15で使用可と判定されたダイDのみを供給する。
図8の動作フロー中のステップS11は、実施形態の部品実装機の部品供給方法の撮像準備ステップに相当する。また、ステップS12〜S14は撮像ステップに相当し、ステップS15は判定ステップに相当する。さらに、ステップS17は供給準備ステップに相当し、ステップS18およびステップS2〜S5は供給ステップに相当する。
第2実施形態の部品実装機において、供給位置Aの下方の位置であって、下方パレット搬送機構37によりウエハパレット7を搬送可能な下方撮像位置Bが設定されており、部品撮像カメラ34は、上下反転して下方を向き、下方撮像位置Bに搬送されたウエハパレット7の上方からダイDを撮像する。これによれば、ウエハマップが用いられずにダイDの上面に使用可否マークが印される場合でも、撮像動作によって不良品のダイDを判定でき、誤って供給してしまうおそれが無い。
また、実施形態の部品実装機の部品供給方法は、下方パレット搬送機構37によりウエハパレット7を下方撮像位置Bに搬送する撮像準備ステップ(ステップS11)と、部品撮像カメラ34によりウエハパレット7の上方からダイDの上面を撮像して部品画像データを取得する撮像ステップ(ステップS12〜S14)と、部品画像データを画像処理し、ダイDの上面に印された使用可否マークに基づいて当該ダイDの使用の可否を判定する判定ステップ(ステップS15)と、下方パレット搬送機構37およびパレット搬送機構32によりウエハパレット7を下方撮像位置Bから供給位置Aに搬送する供給準備ステップ(ステップS17)と、部品撮像カメラ34によりウエハパレット7を透かして判定ステップで使用可と判定されたダイDを撮像し、当該ダイDの位置を認識して装着ノズル44による採取を可能にする供給ステップ(ステップS18およびステップS2〜S5)と、を備えている。これによれば、ウエハマップが用いられずにダイDの上面に使用可否マークが印される場合でも、撮像動作によって不良品のダイDを判定でき、誤って供給してしまうおそれが無い。
(7.実施形態の応用および変形)
なお、第1実施形態において、部品撮像カメラ34はダイシングシートS上の全部のダイDの底面を順番に撮像してゆくが、これに限定されない。すなわち、部品撮像カメラ34は限られた個数のダイDの底面を撮像して位置を認識し、その他のダイDの位置は制御部39が演算によって求めるようにしてもよい。また、第2実施形態において、共通ヘッド36Aの全体が上下に反転するが、部品撮像カメラ34のみが上下に反転してもよい。さらに、上下反転機構を設ける代わりに、下向きの第2部品撮像カメラを部品撮像カメラ34の下側に追加して設けてもよい。本発明は、他にも様々な応用や変形が可能である。
1:部品実装機 2:基板搬送装置
3、3A:部品供給装置 31:収納マガジン
32:パレット搬送機構 33、33U:突き上げ機構
34、34V:部品撮像カメラ 35:水平駆動機構
36、36A:共通ヘッド 37:下方パレット搬送機構
39:制御部
4:部品移載装置 41:ヘッド駆動機構
42:実装ヘッド 44:装着ノズル
5:部品カメラ 6:制御装置
7:ウエハパレット 8:トレイパレット
K:基板 A:供給位置 B:下方撮像位置
D:ダイ(部品) S:ダイシングシート P:部品

Claims (4)

  1. 複数の部品を水平面内に並べて供給する供給パレット、および前記供給パレットを収納マガジンから引き出して供給位置に搬送するパレット搬送機構を有する部品供給装置と、
    前記供給位置に搬送された前記供給パレットの上方から前記部品を採取して位置決めされた基板に装着する装着ノズルをもつ実装ヘッド、および前記実装ヘッドを水平二方向に駆動するヘッド駆動機構を有する部品移載装置と、を備えた部品実装機であって、
    前記部品供給装置は、
    前記供給位置の下側に配設されて上方を向き、前記供給位置に搬送された前記供給パレットを透かして前記部品を撮像することにより、当該部品の位置を認識して前記装着ノズルによる採取を可能にする部品撮像カメラ、および、
    前記部品撮像カメラを水平二方向に駆動するカメラ駆動機構をさらに有し、
    前記供給位置の下方の位置であって、前記パレット搬送機構により前記供給パレットを搬送可能な下方撮像位置が設定されており、
    前記部品撮像カメラは、上下反転して下方を向き、前記下方撮像位置に搬送された前記供給パレットの上方から前記部品を撮像し、あるいは、
    前記部品撮像カメラとは別の第2部品撮像カメラが、前記下方撮像位置に搬送された前記供給パレットの上方から前記部品を撮像する、部品実装機。
  2. 前記部品は、半導体ウエハがダイシングされて生産されたダイであり、前記供給パレットは、上面に複数の前記ダイを貼着して保持するとともに光学的透過性をもつダイシングシートを伸縮可能に張設したウエハパレットであり、
    前記部品供給装置は、突き上げピンを上方に駆動して前記供給位置に搬送されたウエハパレットの前記ダイシングシートを伸長させつつ前記ダイを突き上げる突き上げ機構、および前記突き上げ機構を水平二方向に駆動する水平駆動機構をさらに有し、
    前記部品撮像カメラは、前記ダイシングシートを透かして前記ダイを撮像するとともに、前記カメラ駆動機構を兼ねた前記水平駆動機構によって駆動される請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記供給パレットは、前記部品を載置する複数のキャビティを有するとともに光学的透過性をもつ供給トレイを含む請求項1に記載の部品実装機。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載された部品実装機の部品供給方法であって、
    前記パレット搬送機構により前記供給パレットを前記下方撮像位置に搬送する撮像準備ステップと、
    前記部品撮像カメラまたは前記第2部品撮像カメラにより前記供給パレットの上方から前記部品の上面を撮像して部品画像データを取得する撮像ステップと、
    前記部品画像データを画像処理し、前記部品の上面に印された使用可否マークに基づいて当該部品の使用の可否を判定する判定ステップと、
    前記パレット搬送機構により前記供給パレットを前記下方撮像位置から前記供給位置に搬送する供給準備ステップと、
    前記部品撮像カメラにより前記供給パレットを透かして前記判定ステップで使用可と判定された前記部品を撮像し、当該部品の位置を認識して前記装着ノズルによる採取を可能にする供給ステップと、を備えた部品実装機の部品供給方法。
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