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JP6536655B2 - エンジンの吸気装置 - Google Patents

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JP6536655B2
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Description

本発明は、エンジンの吸気装置に関する。
自動車等の車両では、エンジンにインテークマニホールドが取り付けられている。インテークマニホールドは、エンジンのシリンダヘッドに接続されるランナと、ランナの吸気上流側に接続されるサージタンクと、サージタンクの吸気上流側に接続され、新気を取り込むためのスロットルバルブ通路(吸気導入通路)と、を備える。そして、スロットルバルブ通路の吸気上流端には、スロットルバルブが取り付けられている。
また、特許文献1などに開示のインテークマニホールドでは、スロットルバルブ通路に対してEGR(Exhaust Gas Recirculation)ガスを導入するEGR通路(二次ガス導入通路)が接続された構成が採用されている。従来技術では、EGR通路がスロットルバルブ通路におけるスロットルバルブの直後の箇所に接続されていた。
上記のように、EGR通路をスロットルバルブ通路におけるスロットルバルブの直後の箇所に接続することにより、スロットルバルブにおける弁体の直後の箇所に発生する負圧を利用してEGRガスをスロットルバルブ通路にスムーズに取り込むことができる。
特開2017−31964号公報
しかしながら、上記のようにスロットルバルブの直後の箇所にEGR通路を接続する構成のインテークマニホールドでは、EGRガス中に含まれる水分がスロットルバルブに付着し結露する場合が生じ得る。このようにスロットルバルブに結露水が付着した場合には、外気温が低い(0℃以下)ときにスロットルバルブが凍り付き、動作不良を起こすことが懸念される。
上記のような結露水に起因するスロットルバルブの動作不良を抑制するためには、スロットルバルブ通路に対するEGR通路の接続箇所を、スロットルバルブから離れた箇所とすることが考えられるが、この場合には、スロットルバルブからEGR通路の接続箇所までの距離が長くなることにより、スロットルバルブにおける弁体の直後の箇所に発生する負圧をEGRガス取り込みのために用いることが困難となると考えられる。
よって、単にスロットルバルブ通路におけるEGR通路の接続箇所をスロットルバルブから離れた箇所とするだけでは、スロットルバルブ通路へのEGRガスの取り込み効率の低下をもたらすことが懸念される。
なお、上記のような問題は、スロットルバルブ通路に対してEGRガスを取り込む場合のみならず、パージガスやブローバイガスなどを取り込む場合も同様である。
本発明は、上記のような問題を解決しようとなされたものであって、外気温が低い場合にもスロットルバルブの動作不良を抑制できるとともに、吸気導入通路への二次ガスの高い取り込み効率を確保することができるエンジンの吸気装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るエンジンの吸気装置は、管状の通路を有する吸気導入通路と、前記吸気導入通路の一端部に取り付けられ、弁体の開閉動作を以って吸気量を変更可能なスロットルバルブと、前記吸気導入通路に対して、前記スロットルバルブから吸気の流れ方向下流側に所定間隔だけ離間した箇所に接続され、当該吸気導入通路に二次ガスを導入する二次ガス導入通路と、を備え、前記二次ガス導入通路は、当該二次ガス導入通路が接続された箇所における前記吸気導入通路の内壁面に沿った領域の内、吸気流速が他に比べて相対的に速い領域に向けて前記二次ガスを流入させる二次ガス導入部を有し、前記二次ガス導入部は、前記吸気導入通路の外側から、当該吸気導入通路の内側における通路の径中心部分まで延びる導入管部と、当該導入管部の先端側に接続された、当該導入管部の管軸と直交する方向に管軸を有する先端管部と、を有し、前記先端管部の管軸方向両側には、管開口部がそれぞれ設けられており、前記二次ガスは、前記導入管部から前記先端管部の前記管開口部を通り、前記径中心部分から、前記吸気流速が相対的に速い領域である、前記吸気導入通路の内壁面の一部に向けて流入される。
上記態様に係るエンジンの吸気装置では、吸気導入通路に対する二次ガス導入通路の接続箇所を、スロットルバルブから所定間隔だけ離間させている。よって、吸気導入通路におけるスロットルバルブが取り付けられた箇所の直後に二次ガス導入通路を接続する場合に比べて、二次ガスに含まれる水分(凝縮水)がスロットルバルブに付着し難い。このため、上記態様に係るエンジンの吸気装置では、外気温が低い(0℃以下)場合にもスロットルバルブの動作不良を抑制することができる。
また、上記態様に係るエンジンの吸気装置では、二次ガス導入部から吸気流速が他に比べて相対的に速い領域に向けて二次ガスを流入させることとしているので、上記のようにスロットルバルブが取り付けられた箇所から離間した箇所に二次ガス導入通路を設けた場合にあっても、吸気導入通路に対して高効率に二次ガスを流入させることができる。これは、相対的に吸気流速が速い領域に向けて二次ガスを噴出させることで“吸出し効果”を得られるためである。
また、上記態様に係るエンジンの吸気装置では、導入管部の先端部を吸気導入通路の径中心部分とするので、上記「吸気流速が相対的に速い領域」に向けてより均一に噴出させることができる。よって、上記態様に係るエンジンの吸気装置では、吸気導入通路への二次ガスの流入を、さらに高効率に行うことができる。
また、上記態様に係るエンジンの吸気装置では、導入管部の先端側に設けられた2つの開口部から二次ガスを噴出す構成としているので、複雑な構成を必要とせず、確実に二次ガスを「吸気流速が相対的に速い領域」に向けて噴出すことが可能である。
また、上記態様に係るエンジンの吸気装置では、先端管部の管開口部から二次ガスを噴出すこととしているので、二次ガスの噴出し方向を確実に「吸気流速が相対的に速い領域」に向けることができる。よって、上記態様に係るエンジンの吸気装置では、吸気導入通路への二次ガスの高い取り込み効率をより確実に確保することができる。
なお、上記における「吸気流速が相対的に速い領域」は、スロットルバルブの種類や取り付け形態、さらにはスロットルバルブから二次ガス導入通路の接続箇所までの間の吸気導入通路の形態等に応じて設定されるものである。
本発明の別態様に係るエンジンの吸気装置は、上記態様であって、前記スロットルバルブは、前記弁体と、前記弁体の外側を囲む外管と、を有するバタフライバルブであり、前記吸気流速が相対的に速い領域は、前記弁体が開状態のときに、前記弁体と前記外管の内壁面との間の隙間が最も大きくなる箇所を含む領域に対して、吸気の流れ方向下流側に位置する領域である。
上記態様に係るエンジンの吸気装置では、「吸気流速が相対的に速い領域」を上記のように具体的に特定している。上記の態様に係るエンジンの吸気装置では、バタフライバルブにおける弁体と外管の内壁面との隙間が最も大きくなる箇所の下流側の部分で吸気流速が最も早くなるとの知見に基づき、二次ガス導入部からの二次ガスの噴出方向を規定している。これにより、上記態様に係るエンジンの吸気装置では、吸出し効果を利用して高効率に二次ガスを吸気導入通路に対して流入させることができる。
本発明の別態様に係るエンジンの吸気装置は、上記態様であって、前記エンジンは、複数の気筒を有し、前記吸気導入通路の他端に接続され、内部に各気筒への吸気分配用の空間を有する容器である吸気分配部と、各一端が前記吸気分配部に接続され、各他端が前記エンジンの各吸気ポートに接続された複数の独立吸気通路と、を更に備え、前記吸気導入通路の延設方向と、前記吸気分配部における前記複数の独立吸気通路の接続箇所の配列方向とは、互いに沿った状態にあり、前記配列方向において、前記吸気分配部における前記吸気導入通路の接続箇所は、前記吸気導入通路における前記一端部から最も離間した側の箇所である。
上記態様に係るエンジンの吸気装置では、吸気分配部における吸気導入通路の接続箇所を、吸気導入通路の延設方向でスロットルバルブから最も離間した側の箇所としているので、吸気導入通路における二次ガス導入通路の接続箇所から吸気分配部までの流路長を最大限長く確保することができる。よって、上記態様に係るエンジンの吸気装置では、新気と二次ガスとのミキシング性能の向上を図ることができる。
本発明の別態様に係るエンジンの吸気装置は、上記態様であって、前記吸気導入通路は、少なくとも前記一端部から前記二次ガス導入通路が接続された箇所までの間の区間が直線状に形成されている。
上記態様に係るエンジンの吸気装置では、吸気導入通路における少なくとも前記一端部から二次ガス導入通路の接続箇所までの区間が直線状に形成されているので、当該区間での吸気流れにおける流速低下を抑制することができる。よって、上記態様に係るエンジンの吸気装置では、吸気導入通路に対して、よりスムーズに二次ガスを取り込むことができる。
上記の各態様に係るエンジンの吸気装置では、外気温が低い場合にもスロットルバルブの動作不良を抑制できるとともに、吸気導入通路への二次ガスの高い取り込み効率を確保することができる。
実施形態に係る車両のエンジンルームに搭載されたエンジン及びインテークマニホールドを示す模式側面図である。 インテークマニホールドの構成を示す模式正面図である。 インテークマニホールドの構成を示す模式背面図である。 インテークマニホールドの構成を示す模式側面図である。 図4のV−V断面を示す図であって、インテークマニホールドの内部構成を示す模式断面図である。 図5のVI−VI断面を示す図であって、EGR通路のガス噴出部の構成を示す模式断面図である。 図5のVII−VII断面を示す図であって、インテークマニホールドの内部構成を示す模式断面図である。 図5のB部を拡大して示す図であって、インテークマニホールドの内部構成の一部を示す模式断面図である。 図8のD部を拡大して示す図であって、インテークマニホールドにおけるスロットルバルブ通路への還流通路部の接続部分を示す模式断面図である。 図5のX−X断面を示す図であって、還流通路部の形状を示す模式断面図である。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下で説明の形態は、本発明の一態様であって、本発明は、その本質的な構成を除き何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
以下の説明で用いる図面においては、「Up」で車両上方、「Lo」で車両下方、「Fr」で車両前方、「Re」で車両後方、「Le」で車両左方、「Ri」で車両右方をそれぞれ示す。
[実施形態]
1.車両1におけるエンジン3及びインテークマニホールド7
本実施形態に係る車両1におけるエンジン3及びインテークマニホールド7の配置形態について、図1を用い説明する。
図1に示すように、車両1のフロン部分に設けられたエンジンルーム2には、エンジン3が搭載されている。本実施形態に係る車両1では、エンジン1の一例として4気筒のガソリンエンジンを適用している。エンジン1は、その気筒列方向が車両1の前後(Fr−Re)方向に向くように搭載されている。即ち、本実施形態に係る車両1は、エンジン1を縦置きで搭載している。
エンジン3には、車両1の後方Re側に変速機4が取り付けられており、変速機4からは車両1の後方Reに向けてプロペラシャフト5が延びている。エンジン3に対して車両1の前方Fr側には、ラジエータ6が設けられている。
また、エンジン7には、インテークマニホールド(吸気装置)7が取り付けられている。インテークマニホールド7は、車両1の左方Le側(図1の紙面手前側)に配置されている。
ここで、エンジン3は、車両1の前後(Fr−Re)方向において、当該エンジン3の軸(出力軸)Axが水平軸Axに対して角度θを以って傾斜している。また、エンジン3の傾斜に伴い、インテークマニホールド7についても、車両1の前後(Fr−Re)方向における軸Axが水平軸Axに対して角度θを以って傾斜している。
なお、本実施形態において、角度θと角度θとは同じ角度である。
2.インテークマニホールド7の外観構成
インテークマニホールド7の外観構成について、図2から図4を用いて説明する。図2は、インテークマニホールド7を車両1の左方Le側から見た模式正面図であり、図3は、インテークマニホールド7をエンジン3の側から見た模式背面図であり、図4は、インテークマニホールド7を車両1の前方Fr側から見た模式側面図である。
図2及び図4に示すように、本実施形態に係るインテークマニホールド7は、3つの構成部材7A〜7Cを有している。3つの構成部材7A〜7Cのそれぞれは、例えば、樹脂材料を用い形成されている。なお、インテークマニホールド7を構成する構成部材の数や形状については、これに限定されない。
図2〜図4に示すように、インテークマニホールド7は、スロットルバルブ通路(吸気導入通路)8と、複数(本実施形態では、4本)のランナ(独立吸気通路)9と、サージタンク(吸気分配部)10と、スロットルバルブ11と、EGRバルブ12と、を有する。なお、以下の説明では、スロットルバルブを「T/V」と記載し、スロットルバルブ通路を「T/V通路」と記載することがある。
図2及び図3に示すように、T/V11は、T/V通路8における車両1の前方Fr側の端部に取り付けられている。図4に示すように、T/V11は、外管11gと、外管11gの径方向に延びるように固定された回動軸11bと、回動軸11bを中心として回動自在の弁体11aと、を有するバタフライバルブであって、エンジン3への吸気の流入量を調節するためのバルブである。
図3に示すように、T/V通路8における車両1の後方Re側の端部は、サージタンク10に接続されている。サージタンク10におけるT/V通路8の接続箇所は、車両1の前後方向(Fr−Re)における最も後方Re側の箇所である。
サージタンク10は、上述のようにインテークマニホールド7の傾斜配置に伴い、底面部が前方Fr側から後方Re側に行くのに従って下方Loになるように傾斜している。
図2に戻って、4本のランナ9のそれぞれは、サージタンク10で分配された吸気を、エンジン3の各吸気ポートに送るための通路である。なお、本実施形態に係る4本のランナ9は、一体成型されている。これによって、剛性の向上を図ることができる。
図4に示すように、4本のランナ9は、車両1の前方Fr側(紙面に垂直な方向)からの側面視で、サージタンク10における左方Le及び上方Upを囲むように、弧を描き構成されている。図3に示すように、4本のランナ9の各々には、エンジン3の各吸気ポートに接続するための出口側開口部9a〜9dが設けられている。
なお、本実施形態では、エンジン3の各気筒に対応して1つの出口側開口部9a〜9dを設けることとしたが、これに限定されず、各気筒に対応して2つ以上の出口側開口部を設けることとしてもよい。
図3及び図4に示すように、EGRバルブ12は、インテークマニホールド7における上方Up側の部分に配設されている。EGRバルブ12には、T/V通路8に繋がるEGR通路が接続されている。これについては、後述する。
3.インテークマニホールド7の内部構成
インテークマニホールド7の内部構成について、図5から図7を用いて説明する。図5は、図4のV−V断面を示す模式断面図であり、図6は、図5のVI−VI断面を示す模式断面図であり、図7は、図5のVII−VII断面を示す模式断面図である。
図5に示すように、T/V通路8には、T/V11とサージタンク10との間の吸気経路として、上流側通路部8aと下流側通路部8bとが互いに連続して形成されている。T/V通路8には、EGRバルブ12(図3及び図4を参照。)に繋がるEGR通路(二次ガス導入通路)13の出口側開口部13aが開口されている。
図5のA部に示すように、T/V11は、回動軸11bを中心とした弁体11aの回動により、外管11gの内面における天井面11c及び底面11dと弁体11aとの間に隙間11e,11fが空くこととなる。新気は、この隙間11e,11fを通りT/V通路8へと導入される。
ここで、隙間11e,11fについては、回動軸11bが延びる方向(紙面に垂直な方向)に対して直交する方向で最も開度が大きくなる。このため、導入される新気の吸気流速は、外管11gの天井面11c及び底面11dで最も速くなる。また、これに伴い、T/V通路8においても、通路天井面8d及び通路底面8eで吸気流速が相対的に速くなる。
図5に示すように、EGR通路13のガス噴出部(二次ガス導入部)13aは、T/V通路8における長手方向(吸気の流れに沿う方向)の略中程の箇所に設けられている。
図6に示すように、ガス噴出部13aは、T/V通路8の管壁を内外に挿通するように設けられた導入管部13bと、導入管部13bの先端部に接合された先端管部13cと、を有する。導入管部13bは、EGR通路13に繋がっている。また、導入管部13bは、T/V通路8の径方向中心部分に向けて挿通されている。
先端管部13cは、その管軸Ax13が導入管部13bに対して直交し、T/V通路8の管軸と略合致するように設けられている。先端管部13cの上方Up及び下方Loは開口されている(上向開口部13d、下向開口部13e)。上向開口部13cは、T/V通路8における通路天井面8dに沿った領域である天井部領域Ar1に向けて開口されている。同様に、下向開口部13eは、T/V通路8における通路底面8eに沿った領域である底部領域Ar2に向けて開口されている。
上向開口部13d及び下向開口部13eが向く天井部領域Ar1及び底部領域Ar2は、ともに吸気流速が相対的に速い領域である。
図5に戻って、本実施形態では、T/V通路8の通路部を、EGR通路13のガス噴出部13aよりも吸気上流側を上流側通路部8aと呼称し、吸気下流側を下流側通路部8bと呼称する。なお、本実施形態では、上流側通路部8aは直線状に形成されており、また、下流側通路部8bについても、サージタンク10への接続箇所を除き直線状に形成されている。
また、T/V通路8には、EGR通路13のガス噴出部13aの下方Loに当たる箇所に整流部8cが設けられている。整流部8cは、前方Fr側から後方Re側へと行くのに従って上方Up側へとせり上がる斜面を以って構成されている。整流部8cが果たす役割については、後述する。
上述のように、T/V通路8は、サージタンク10に対して、T/V11が取り付けられた端部から最も遠い端部(最も離間した箇所)で接続されている。具体的には、T/V通路8は、サージタンク10の最も後方Re側の箇所で接続されている。
サージタンク10は、内部にサージタンク内空間10aが設けられている。サージタンク内空間10aは、T/V通路8の下流側通路部8bに連通されている。また、サージタンク10には、ランナ9の各通路部9e〜9hに繋がる入口側開口部9i〜9lが開口されている。これによって、サージタンク内空間10aは、ランナ9の各通路部9e〜9hにも連通されている。
図7に示すように、サージタンク10の底部Pは、滑らかな曲面を以って構成されている。そして、ランナ9の入口側開口部9i〜9l(図6では、図示の都合上、入口側開口部9kだけを図示。)の下方Lo側の部分は、底部Pと略面一となるように設けられている(矢印Cで指し示す部分を参照)。なお、T/V通路8の通路部8a,8bは、サージタンク10の底部Pを指向するように構成されている。
ここで、図1を用いて説明したように、本実施形態に係るインテークマニホールド7は、車両1の前後(Fr−Re)方向における軸Axが水平軸Axに対して角度θを以って傾斜している。このため、サージタンク10の底部Pについても、車両1の前後(Fr−Re)方向、即ち、エンジン1の気筒列方向に沿って角度θだけ傾斜している。
よって、図5に示すように、入口側開口部9i〜9lは、入口側開口部9iから、入口側開口部9j、入口側開口部9k、入口側開口部9lの順で、車両1の下方Lo側に配置されている。
サージタンク10には、当該サージタンク内空間10aにおける最も前方Fr側の部分とT/V通路8における下流側通路部8bとを連通する還流通路部10bが形成されている。還流通路部10bは、下方Lo側の部分が、サージタンク10における入口側開口部9j,9iが開口された上方部分にあり、上方Up側の部分が、T/V通路8における整流部8cが設けられた箇所のすぐ下流側にある。
4.インテークマニホールド7内における気流
インテークマニホールド7内における気流について、図6から図8を用いて説明する。図8は、図5のB部を拡大して示す模式断面図である。
図8に示すように、T/V11における弁体11aの開度に応じて導入された新気(空気)は、T/V通路8の上流側通路部8aを下流側(後方Re側)に向けて流れる(気流Flow2)。気流Flow2は、上述のように、通路天井面8dに沿って流れる気流Flow21と、通路底面8eに沿って流れる気流Flow22と、を含む。これら気流Flow21,Flow22は、吸気流速が気流Flow2における他の気流に比べて相対的に速い。
EGR通路13のガス噴出部13aからは、EGRバルブ12の弁開度に応じて所定量のEGRガス(二次ガス)がT/V通路8の下流側通路部8bに噴出される(EGRガス流Flow3)。図6に示すように、導入管部13bを流れてくるEGRガス流Flow30は、上向開口部13dから天井部領域Ar1に向けて噴出されるEGRガス流Flow31と、下向開口部13eから底部領域Ar2に向けて噴出されるEGRガス流Flow32と、に分流される。
図8に戻って、両開口部13d,13eから噴出されたEGRガス流Flow31,Flow32は、T/V通路8の上流側通路部8aから送られてくる新気の気流Flow2(気流Flow21,Flow22を含む。)とミキシングされながら、下流側通路部8bを下流側(後方Re側)に向けて流れる(気流Flow4)。
下流側通路部8bを進む内にミキシングされたガス(新気+EGRガス)は、サージタンク10のサージタンク内空間10aに導入される(気流Flow5)。
気流Flow5は、サージタンク10aの内側壁面に沿って流れ、ガスは、サージタンク10のサージタンク内空間10aで一時的に溜められる。これにより、各ランナ9の入口側開口部9i〜9lに対して均等にガスを分配し、また吸気緩衝も防がれる。
サージタンク10からは、入口側開口部9i〜9lを介して各ランナ9にガスが導出される(気流Flow6)。また、サージタンク10からは、ガス(新気、EGRガス)の少なくとも一部が還流通路部10bを通りT/V通路8の下流側通路部8bへと還流される(気流Flow7)。還流されたガス(新気、EGRガス)は、再び下流側通路部8bでミキシングされてサージタンク10のサージタンク内空間10aに送られる。
図7に示すように、サージタンク10のサージタンク内空間10aから入口側開口部9i〜9l(図7では、図示の都合上、入口側開口部9kだけを図示。)を介してランナ9に送られたガス(新気とEGRガスとのミキシングガス)は、ランナ9の通路部9e〜9hから出口側開口部9a〜9dを介してエンジン3の吸気ポートへと送られる(気流Flow1)。
なお、図7では、図示の都合上、通路部9e〜9hの内の通路部9gだけを図示し、出口側開口部9a〜9dの内の出口側開口部9cだけを図示している。
5.整流部8cの果たす役割
T/V通路8の内壁面に設けた整流部8cが果たす役割について、図9を用い説明する。図9は、図8のD部を拡大して示す模式断面図である。
図9に示すように、T/V通路8における整流部8cは、三角形の断面形状を有しており、吸気上流側(前方Fr側)から吸気下流側(後方Re側)に向けて上方にせり上がるように形成されている(矢印Eで指し示す部分を参照)。
整流部8cは、T/V通路8における上流側通路部8aを囲む内壁面の内、底側(下方Lo側)の内壁面である底面8eに沿って流れてくる新気(気流Flow22)を上方Up側へと偏向する(気流Flow8)。気流Flow8は、還流通路部10bの開口部を避ける流れとなる。
このように、本実施形態に係るインテークマニホールド7では、T/V通路8の整流部8cを設けることにより、還流通路部10bの出口部分を負圧とする効果を高めることができる。よって、インテークマニホールド7では、還流通路部10bを介したT/V通路8への還流を促進することができ、ミキシング性能の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、底面8eに対する整流部8c(斜面)の角度θ8cを、10°〜45°の範囲、より望ましくは、20°〜35°の範囲としている。
6.還流通路部10bの構成
還流通路部10bの構成について、図9及び図10を用い説明する。図10は、図5のX−X断面を示す模式断面図である。
図9に示すように、サージタンク10のサージタンク内空間10aとT/V通路8の下流側通路部8bとを連通するように設けられた還流通路部10bは、管軸Ax10が上部に行くのに従って斜め後方を向くように設けられている。還流通路部10bの管軸Ax10とT/V通路8の下流側通路部8bの管軸Axとがなす角度θ10は、90°未満となっている。即ち、還流通路部10bの管軸Ax10とT/V通路8の管軸Axとは、鋭角に交差するようになっている。
また、図9に示すように、還流通路部10bは、EGR通路13のガス噴出部13aよりも吸気の流れ方向の下流側(後方Re側)でT/V通路8に接続されている。具体的には、EGR通路13のガス噴出部13aの中心(先端管部13cの管軸)から管軸Axに直交する方向に仮想線Ax13を引き、還流通路部10bの上前端部P10bから仮想線Ax13に平行な仮想線Ax10bを引くとき、仮想線Ax13と仮想線Ax10bとの間の間隔がD10である。間隔D10は、例えば、10mm〜50mm程度としている。
さらに、図9に示すように、還流通路部10bは、T/V通路8との接続部分(上部)が、吸気の流れに沿った方向の下流側(後方Re側)を向くように構成されている。このため、整流部8cの形成と相まって、T/V通路8の上流側通路部8aを流れてきた新気やEGRガスなどが還流通路部10bを通りサージタンク10に向けて逆流するのを抑制することができる。
図10に示すように、還流通路部10bは、サージタンク10のサージタンク内空間10aの側(下方Lo側)から、T/V通路8の下流側通路部8bの側(上方Up側)に向けて、通路内側の断面幅が漸減する形状で設けられている。具体的には、還流通路部10bは、サージタンク内空間10aの側の内側断面幅がDLOであり、T/V通路8の下流側通路部8bの側の内側断面幅がDUPである。断面幅DLOと断面幅DUPとは、次の関係を満たす。
[数1]DLO>DUP
また、断面幅DLOは、図10に示す方向でのサージタンク10のサージタンク内空間10aの幅と同一の幅となっている。一方、断面幅DUPは、T/V通路8の下流側通路部8bの内径と同一かそれ以下となっている。
7.効果
本実施形態に係るエンジン3のインテークマニホールド(吸気装置)7では、T/V通路(吸気導入通路)8に対するEGR通路(二次ガス導入通路)13のガス噴出部(接続箇所)13aを、T/V11から所定間隔だけ離間させている。よって、本実施形態に係るインテークマニホールド7では、T/Vの直後の位置にEGR通路のガス噴出部を設ける場合に比べて、EGRガス(二次ガス)に含まれる水分(凝縮水)がT/V11に付着し難い。よって、本実施形態に係るインテークマニホールド7では、外気温が低い(0℃以下)場合にもEGRガス中の水分に起因するT/V11の動作不良を抑制することができる。
また、本実施形態に係るエンジン3のインテークマニホールド7では、EGR通路13のガス噴出部13aから吸気流速が他に比べて相対的に速い領域Ar1,Ar2に向けてEGRガス(二次ガス)を流入させることとしているので、T/V11が取り付けられた箇所から離間した箇所にEGR通路13のガス噴出部13aを設けた場合にあっても、T/V通路8に対して高効率にEGRガス(EGRガス流Flow3)を流入させることができる。これは、相対的に吸気流速が速い領域に向けてEGRガスを噴出させることで“吸出し効果”を得られるためである。
なお、本実施形態では、一例として領域Ar1,Ar2を「吸気流速が相対的に速い領域」としたが、該領域については、T/Vの種類や取り付け形態、さらにはT/Vからガス噴出部までの間のT/V通路の形態等に応じて適宜設定されるものである。
また、本実施形態に係るエンジン3のインテークマニホールド7では、「吸気流速が相対的に速い領域」として天井部領域Ar1及び底部領域Ar2を具体的に特定している。このように「吸気流速が相対的に速い領域」を特定する本実施形態では、T/V11における弁体11aと外管11gの内壁面との間の隙間11e,11fが最も大きくなる箇所の下流側(後方Re側)の部分で吸気流速が最も早くなるとの知見に基づき、ガス噴出部13aからのEGRガスの噴出方向を図6及び図8に示すように規定している。これにより、本実施形態に係るインテークマニホールド7では、吸出し効果を利用して高効率にEGRガスをT/V通路8に対して流入させることができる。
また、本実施形態に係るエンジン3のインテークマニホールド7では、図6を用いて説明したように、導入管部13bの先端部(先端管部13cの管軸Ax13)をT/V通路8の径中心部分と合致するようにしているので、天井部領域Ar1及び底部領域Ar2に向けてより均一に噴出させることができる。よって、本実施形態に係るインテークマニホールド7では、T/V通路8へのEGRガスの流入を、さらに高効率に行うことができる。
また、本実施形態に係るエンジン3のインテークマニホールド7では、導入管部13bの先端に当該導入管部13bと直交する先端管部13cを接合し、その2つの開口部13d,13eからEGRガスを噴出す構成としているので、複雑な構成を必要とせず、確実にEGRガスを天井部領域Ar1及び底部領域Ar2に向けて噴出すことが可能である。
また、本実施形態に係るエンジン3のインテークマニホールド7では、ガス噴出部13aの先端管部13cの開口部13d,13eからEGRガスを噴出すこととしているので、EGRガスの噴出し方向を確実に天井部領域Ar1及び底部領域Ar2に向けることができる。よって、本実施形態に係るインテークマニホールド7では、T/V通路8へのEGRガスの高い取り込み効率をより確実に確保することができる。
また、本実施形態に係るエンジン3のインテークマニホールド7では、サージタンク10におけるT/V通路8の接続箇所を、T/V通路8の延設方向でT/V11から最も離間した側の箇所としているので、T/V通路8におけるガス噴出部13aの配設箇所からサージタンク10までの流路長を最大限長く確保することができる。よって、本実施形態に係るインテークマニホールド7では、新気と二次ガスとのミキシング性能の向上を図ることができる。
また、本実施形態に係るエンジン3のインテークマニホールド7では、T/V通路8における少なくとも上流側通路部8aを直線状に形成しているので、当該上流側通路部8aでの吸気流れにおける流速低下を抑制することができる。よって、本実施形態に係るインテークマニホールド7では、T/V通路8に対して、よりスムーズにEGRガスを取り込むことができる。
以上のように、本実施形態に係るエンジン3のインテークマニホールド7では、外気温が低い場合にもT/V11の動作不良を抑制できるとともに、T/V通路8へのEGRガスの高い取り込み効率を確保することができる。
[変形例]
上記実施形態では、エンジン3として4気筒のガソリンエンジンを採用することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、3気筒以下又は5気筒以上のガソリンエンジン等を採用することもできる。また、ガソリンエンジンではなく、ディーゼルエンジンを採用することもできる。
また、上記実施形態では、エンジン3を縦置きに搭載し、リヤタイヤを駆動するFR車を一例として採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、エンジンルームに対してエンジンを横置きのFF車を採用することもできる。
上記実施形態では、T/V通路8として上流側通路部8a及び下流側通路部8bがともに直線状に延びる管体を採用することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、下流側通路部がU字状に湾曲した管体をT/V通路として採用することもできる。
上記実施形態では、T/V11の一例としてバタフライバルブを採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、ゲートバルブを採用することもできる。この場合にも、バルブの形式に応じた「吸気流速が相対的に速い領域」を考慮し、二次ガスの噴出し方向を規定することで上位同様の効果を得ることができる。
上記実施形態では、図5を用いて説明したように、サージタンク10を車両1の右方Ri側から側面視した場合に、サージタンク内空間10aが略矩形の形状を有することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、円形や楕円形、あるいはそれらの一部を切り取った形状のサージタンク内空間を有するサージタンクを採用することもできる。
上記実施形態では、図6を用いて説明したように、ガス噴出部13aの先端管部13cについて、上向開口部13dが上方Up側を向き、下向開口部13eが下方Lo側を向くように構成したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。T/V11の構成や配設形態等に応じて、T/V通路8の左方Le側や右方Ri側を開口部が向くようにすることもできる。即ち、T/V通路のガス噴出部を設ける箇所において、最も流速が速い箇所に向けて二次ガスを噴出すようにしておけばよい。これにより、上記同様の効果を得ることができる。
上記実施形態では、ガス噴出部13aを、導入管部13bと、その先端部に接続された先端管部13cとの組み合わせを以って構成することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、導入管部の先端部を塞ぎ、先端部の近傍にガス噴出用の孔部を設けることとしてもよい。また、導入管部に対して複数の分岐管を挿入し接合した構成などを採用することもできる。
上記実施形態では、二次ガスの一例としてのEGRガスをT/V通路8に還流させることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、パージガスやブローバイガスなどの二次ガスをT/V通路に還流させる構成とすることもできる。
上記実施形態では、還流通路部10bに流量を制御するための制御弁などを設けない構成としたが、本発明は、これに限定受けるものではない。例えば、エンジンの回転数、吸気量やO濃度等に応じてサージタンクからT/V通路に還流させるガスの流量を制御する制御弁を設けることとしてもよい。
上記実施形態では、インテークマニホールド7を3つの構成部材7A〜7Cの組み合わせを以って構成することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、2つの構成部材の組み合わせを以って構成することとしてもよいし、4つ以上の構成部材の組み合わせを以って構成することとしてもよい。
上記実施形態では、4本のランナ9を一体形成することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。それぞれのランナを別々に設けることとしてもよいし、2本ずつ一体形成することなどもできる。
上記実施形態では、整流部8cを平面状の斜面で構成することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、凸状または凹状の湾曲面を以って構成することとしてもよい。
1 車両
3 エンジン
7 インテークマニホールド(吸気装置)
8 スロットルバルブ通路(吸気導入通路)
8a 上流側通路部
8b 下流側通路部
9 ランナ(独立吸気通路)
10 サージタンク(吸気分配部)
11 スロットルバルブ
13 EGR通路(二次ガス導入通路)
13a ガス噴出部(二次ガス導入部)
13b 導入管部
13c 先端管部
13d 上向開口部
13e 下向開口部

Claims (4)

  1. エンジンの吸気装置において、
    管状の通路を有する吸気導入通路と、
    前記吸気導入通路の一端部に取り付けられ、弁体の開閉動作を以って吸気量を変更可能なスロットルバルブと、
    前記吸気導入通路に対して、前記スロットルバルブから吸気の流れ方向下流側に所定間隔だけ離間した箇所に接続され、当該吸気導入通路に二次ガスを導入する二次ガス導入通路と、
    を備え、
    前記二次ガス導入通路は、当該二次ガス導入通路が接続された箇所における前記吸気導入通路の内壁面に沿った領域の内、吸気流速が他に比べて相対的に速い領域に向けて前記二次ガスを流入させる二次ガス導入部を有し、
    前記二次ガス導入部は、前記吸気導入通路の外側から、当該吸気導入通路の内側における通路の径中心部分まで延びる導入管部と、当該導入管部の先端側に接続された、当該導入管部の管軸と直交する方向に管軸を有する先端管部と、を有し、
    前記先端管部の管軸方向両側には、管開口部がそれぞれ設けられており、
    前記二次ガスは、前記導入管部から前記先端管部の前記管開口部を通り、前記径中心部分から、前記吸気流速が相対的に速い領域である、前記吸気導入通路の内壁面の一部に向けて流入される、
    エンジンの吸気装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンの吸気装置であって、
    前記スロットルバルブは、前記弁体と、前記弁体の外側を囲む外管と、を有するバタフライバルブであり、
    前記吸気流速が相対的に速い領域は、前記弁体が開状態のときに、前記弁体と前記外管の内壁面との間の隙間が最も大きくなる箇所を含む領域に対して、吸気の流れ方向下流側に位置する領域である、
    エンジンの吸気装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のエンジンの吸気装置であって、
    前記エンジンは、複数の気筒を有し、
    前記吸気導入通路の他端に接続され、内部に各気筒への吸気分配用の空間を有する容器である吸気分配部と、
    各一端が前記吸気分配部に接続され、各他端が前記エンジンの各吸気ポートに接続された複数の独立吸気通路と、
    を更に備え、
    前記吸気導入通路の延設方向と、前記吸気分配部における前記複数の独立吸気通路の接続箇所の配列方向とは、互いに沿った状態にあり、
    前記配列方向において、前記吸気分配部における前記吸気導入通路の接続箇所は、前記吸気導入通路における前記一端部から最も離間した側の箇所である、
    エンジンの吸気装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載のエンジンの吸気装置であって、
    前記吸気導入通路は、少なくとも前記一端部から前記二次ガス導入通路が接続された箇所までの間の区間が直線状に形成されている、
    エンジンの吸気装置。
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