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JP6531448B2 - ジブ連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ジブ連結構造に関する。さらに詳しくは、ブームの先端部とジブの基端部との連結構造に関する。
特許文献1には、ジブ連結構造として、ブーム先端部の両側方に張り出したジブ連結軸と、二股形状のジブ基端部に設けられたジブ基端係合部とからなる構造が開示されている。ジブ基端係合部はU字形状でありジブ連結軸に係合可能となっている。ジブ基端係合部をジブ連結軸に係合させ、ジブ基端係合部の先端の貫通穴にピンを差し込むことで、ジブ基端係合部とジブ連結軸とを連結できる。
ジブ張出作業を行うには、まず、ジブをブームの下抱き位置に配置し、ジブ基端係合部とジブ連結軸とを連結する。この際、ジブはブームに対して若干の角度を有して配置(オフセット配置)されている。一方のジブ基端係合部は他方よりも長尺に形成されており、オフセット配置のままでジブ基端係合部の貫通穴にピンを差し込むことができるようになっている。つぎに、ブームを起仰させ、ジブをブーム先端部から吊り下げる。最後に、テンションロッドに張力を発生させることでジブを張り出す。ジブ格納作業はジブ張出作業と逆の手順で行われる。
左右のジブ基端係合部の長手方向寸法が相違し、ジブ基端係合部に差し込まれるピンの位置も左右で相違する。そのため、ジブをブーム先端部から吊り下げた状態では、一方のピンのみがジブ連結軸に係止しており、ジブはその1点で吊り下げられた状態となる。その結果、ジブが横揺れして安定せず、ジブ張出/格納作業を行い難いという問題がある。
特開2006−264956号公報
本発明は上記事情に鑑み、ジブをブーム先端部から吊り下げた状態において、ジブの横揺れを抑制できるジブ連結構造を提供することを目的とする。
第1発明のジブ連結構造は、ブームの先端部とジブの基端部との連結構造であって、前記ブーム先端部の両側方に水平に張り出したジブ連結軸と、二股形状の前記ジブ基端部の各端部に設けられたジブ基端係合部と、を備え、一方の前記ジブ基端係合部は、前記ジブ連結軸を嵌め込み可能な一対のアームと、それらの根本部分を連結する底部とを有し、該一対のアームの先端部に前記ジブ連結軸の抜け止め用のピンを差し込むための差込孔が形成されており、他方の前記ジブ基端係合部は、前記ジブ連結軸を嵌め込み可能な一対のアームと、それらの根本部分を連結する底部と、該一対のアームのそれぞれに前記水平方向の外側方に張り出した状態で設けられた拡張板とを有し、該拡張板に前記ジブ連結軸の抜け止め用のピンを差し込むための差込孔が形成されており、左右の前記差込孔の位置は、前記ジブ基端係合部に前記ジブ連結軸を嵌め込み、前記ジブの先端部を前記ブームの側方に位置させた状態で、前記ピンを差し込み可能な位置であり、かつ、前記ジブを前記ブーム先端部から吊り下げた状態で、差し込まれた左右の前記ピンが前記ジブ連結軸に係止する位置であることを特徴とする。
第2発明のジブ連結構造は、ブームの先端部とジブの基端部との連結構造であって、前記ブーム先端部の両側方に水平に張り出したジブ連結軸と、二股形状の前記ジブ基端部の各端部に設けられたジブ基端係合部と、を備え、一方の前記ジブ基端係合部は、前記ジブ連結軸を嵌め込み可能な一対のアームと、それらの根本部分を連結する底部とを有し、該一対のアームの先端部に前記ジブ連結軸の抜け止め用のピンを差し込むための差込孔が形成されており、他方の前記ジブ基端係合部は、前記ジブ連結軸を嵌め込み可能な一対のアームと、それらの根本部分を連結する底部と、該一対のアームのそれぞれに前記水平方向の外側方に張り出した状態で設けられた拡張板とを有し、該拡張板に前記ジブ連結軸の抜け止め用のピンを差し込むための差込孔が形成されており、左右の前記差込孔を結ぶ線が、前記ジブの中心軸に対する垂直平面に対して傾斜しており、左右の前記差込孔を結ぶ線に対する垂直平面であって、それぞれの前記差込孔を含む2つの垂直平面の間に、前記ジブの重心が位置することを特徴とする。
第1、第2発明によれば、ジブをブーム先端部から吊り下げた状態において、左右のピンがジブ連結軸に係止し、ジブが2点で吊り下げられた状態となるので、ジブの横揺れが抑制され、ジブ張出/格納作業を行い易い。
ジブ15を格納した状態の移動式クレーンCの側面図である。 ジブ15をブーム14の下抱き位置に配置した状態のジブ15およびブーム14の側面図である。 ジブ15をブーム14の下抱き位置に配置した状態のジブ15およびブーム14の底面図である。 図3における領域IVの拡大図である。 図4におけるV矢視拡大図である。 図4におけるVI矢視拡大図である。 左右の差込孔31h、32hの位置関係の説明図である。 ジブ15をブーム先端部14aから吊り下げた状態の側面図である。 ジブ15をブーム先端部14aから吊り下げた状態の正面図である。 ジブ15を張り出した状態の側面図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明の一実施形態に係るジブ連結構造は、例えば図1に示す移動式クレーンCに適用される。なお、本実施形態のジブ連結構造は、図1に示す移動式クレーンCに限定されず、種々のクレーンに適用できる。
(移動式クレーン)
まず、移動式クレーンCの基本的構造を説明する。
図1中符号11は走行車体であり、走行のための車輪が備えられている。走行車体11には旋回台12が搭載されており、旋回モータにより水平面内で360°旋回できるようになっている。旋回台12には運転室13が設けられている。
旋回台12にはブーム14が起伏自在に取り付けられている。ブーム14の基端部はピンで旋回台12に枢支されている。ブーム14と旋回台12との間には起伏シリンダが取付けられている。この起伏シリンダを伸長させるとブーム14が起仰し、起伏シリンダを収縮させるとブーム14が倒伏する。ブーム14はテレスコピック状に構成された多段式ブームであり、伸縮シリンダにより伸縮動作する。
ブーム14の先端部14aからは、図示しないフックを備えたワイヤロープが吊り下げられ、そのワイヤロープはブーム14に沿って旋回台12に導かれてウインチに巻き取られている。ウインチはホイストモータの駆動により正逆回転し、ワイヤロープを巻き取り、繰り出しすることでフックの上げ下げができる。
旋回台12の旋回、ブーム14の起伏、伸縮、フックの上げ下げを組合せることにより、立体空間内での荷揚げと荷降ろしが可能となっている。
また、移動式クレーンCにはジブ15が備えられている。ジブ15は全体として細長い棒状部材であり、その基端部15aは二股形状となっている。ブーム14を全伸長させたブーム長さでの揚程・作業半径よりもさらに大きな揚程・作業半径を得る場合に、ジブ15が用いられる。不使用時には、ジブ15はブーム14の側面に沿って格納される(図1参照)。使用時には、ジブ15の基端部15aとブーム14の先端部14aとを連結し、ジブ15をブーム14の前方に張り出す(図10参照)。
(ジブ連結構造)
つぎに、本実施形態のジブ連結構造を説明する。
本実施形態のジブ連結構造は、上記の様な移動式クレーンCにおいて、ブーム14の先端部14a(以下、「ブーム先端部14a」と称する。)とジブ15の基端部15a(以下、「ジブ基端部15a」と称する。)とを連結するための構造である。
図2および図3は、ジブ15をブーム14の底面に沿わせた下抱き位置に配置した状態の側面図および底面図である。後述のごとく、ジブ張出/格納作業においては、ジブ15を下抱き位置に配置した状態で、ブーム先端部14aとジブ基端部15aとの連結/解除を行う。
図3に示すように、ジブ15を下抱き位置に配置した状態では、ジブ基端部15aはブーム先端部14aに位置し、ジブ15の先端部はブーム14の側方に位置したオフセット配置となっている。なお、ジブ15の先端部はブーム14に対して運転室13の反対側に位置している。以下、オフセット配置においてジブ15の先端部が位置する側を左側、その反対側(運転室13側)を右側と称する。ただし、左右が逆の実施形態としてもよい。
図4に示すように、ブーム先端部14aには、その両側方に水平に張り出したジブ連結軸21、22が設けられている。左右のジブ連結軸21、22は同軸上に配置されている。また、二股形状のジブ基端部15aの各端部にはジブ基端係合部31、32が設けられている。
図5に示すように、右側のジブ基端係合部31は、一対のアーム31a、31aと、それらの根元部分を連結する底部31bとからなるU字形状に形成されている。ジブ基端係合部31のU字形状は、右側のジブ連結軸21の外径寸法より若干大きい内径寸法を有する。そのため、一対のアーム31a、31aの間にジブ連結軸21を嵌め込み可能となっている。なお、底部31bは、ジブ15を張り出した状態において、その内面がジブ連結軸21と接触し、ジブ15に作用する力をジブ連結軸21に伝達する部材である。
一対のアーム31a、31aの先端部には差込孔31h、31hが形成されている。ジブ基端係合部31にジブ連結軸21を嵌め込み、差込孔31h、31hにピン33を差し込むことで、ジブ連結軸21が抜け止めされる。これにより、ジブ基端係合部31とジブ連結軸21とを連結できる。
図6に示すように、左側のジブ基端係合部32は、一対のアーム32a、32aと、それらの根元部分を連結する底部32bとからなるU字形状に形成されている。ジブ基端係合部32のU字形状は、左側のジブ連結軸22の外径寸法より若干大きい内径寸法を有する。そのため、一対のアーム32a、32aの間にジブ連結軸22を嵌め込み可能となっている。なお、底部32bは、ジブ15を張り出した状態において、その内面がジブ連結軸22と接触し、ジブ15に作用する力をジブ連結軸22に伝達する部材である。
各アーム32a、32aの側面には拡張板32c、32cが外側に張り出した状態で設けられている。これら拡張板32c、32cに差込孔32h、32hが形成されている。ジブ基端係合部32にジブ連結軸22を嵌め込み、差込孔32h、32hにピン34を差し込むことで、ジブ連結軸22が抜け止めされる。これにより、ジブ基端係合部32とジブ連結軸22とを連結できる。
図4に示すように、左側のジブ基端係合部32には拡張板32cが設けられ、その拡張板32cに差込孔32hが形成されている。そのため、差込孔32hはジブ15を張り出した状態において荷重がかかる底部32bよりも外側方に配置されている。
図7に基づき、左右の差込孔31h、32hの位置関係(すなわち左右のピン33、34の位置関係)を説明する。
図7において二点鎖線Oはジブ15の中心軸であり、点Gはジブ15の重心である。一点鎖線Lは左右の差込孔31h、32hを結ぶ線である。中心軸Oおよび線Lは、紙面に対して平行である。
P1はジブ15の中心軸Oに対する垂直平面である。平面P1は紙面に対して垂直であるため図7では線で表される。左右の差込孔31h、32hを結ぶ線Lは平面P1に対して傾斜している。そのため、左右の差込孔31h、32hをジブ連結軸21、22と平行にすると、ジブ15の先端部がブーム14の側方に配置される。したがって、ジブ基端係合部31、32にジブ連結軸21、22を嵌め込み、ジブ15の先端部をブーム14の側方に位置させた状態(図3参照)で、ジブ連結軸21、22に干渉することなく差込孔31h、32hにピン33、34を差し込むことができる。
P2は線Lに対する垂直平面であって右側の差込孔31hを含む垂直平面である。P3は線Lに対する垂直平面であって左側の差込孔32hを含む垂直平面である。平面P2、P3は紙面に対して垂直であるため図7では線で表される。これら2つの平面P2、P3の間にジブ15の重心Gが位置する。そのため、後述のごとくジブ15をブーム先端部14aから吊り下げた状態で、左右のピン33、34がジブ連結軸21、22に係止する。すなわち、ジブ15が2点で吊り下げられた状態となる。なお、ジブ15をブーム先端部14aから吊り下げた状態では、平面P2、P3は鉛直面となる。
仮に、左側の差込孔32hが点Hの位置であるとする。P4は線Lに対する垂直平面であって点Hを含む垂直平面である。この場合、2つの平面P2、P4の外側にジブ15の重心Gが位置する。そのため、ジブ15をブーム先端部14aから吊り下げると、点Hを中心としてモーメントが働き、ジブ15が回転する。その結果、左側のピン34のみがジブ連結軸22に係止した状態となる。すなわち、ジブ15が1点で吊り下げられた状態となる。点Hは、例えば左側のジブ基端係合部32のアーム32aの先端位置である。従来のジブ連結構造において1点で吊り下げられた状態となるのは、以上の理由による。
特に大型クレーンの場合、ジブ15が長尺であるため、オフセット配置にすると重心Gが側方に大きく振られて左右のピン33、34の外側に位置してしまう。また、剛性を高めるためにジブ15の構成部材を大径化すると重心Gがジブ15の先端側に移動する。省力化を目的としてジブ15のチルトや伸縮用の油圧シリンダをジブ15の先端に配置することによっても重心Gがジブ15の先端側に移動する。このように重心Gがジブ15の先端側に位置している場合にも、オフセット配置にすると重心Gが左右のピン33、34の外側に位置してしまう。
これに対して、本実施形態では、一方の差込孔32hが外側方に配置されているので、オフセット配置にしても左右のピン33、34の内側に重心Gが位置する。そのため、ジブ15をブーム先端部14aから吊り下げると、ジブ15が2点で吊り下げられた状態となる。
(ジブ張出作業)
つぎに、ジブ張出作業を説明する。
(1)図1に示すように、ジブ15を格納した状態では、ジブ15はブーム14の側面に沿って格納されている。
(2)まず、ブーム14を僅かに伸長させる。ついで、ジブ15をブーム14の底面に沿わせた下抱き位置に移動させる。ジブ15は第1ジブ支持部材16と第2ジブ支持部材17とによって支持されている。第1ジブ支持部材16には油圧シリンダ16aが備えられている。油圧シリンダ16aを伸長させることによりジブ15を回動させ、下抱き位置に移動させることができる。つぎに、ブーム14を全縮小する。そうすると、図2および図3に示す状態となる。この操作で、図4に示すように、ジブ基端係合部31、32にジブ連結軸21、22が嵌め込まれる。
(3)つぎに、差込孔31h、32hにピン33、34を差し込む。これにより、ジブ基端係合部31、32とジブ連結軸21、22とが連結される。ジブ15に設けられたテンションロッド15bの連結も行う。
ここで、ジブ15は、ジブ基端部15aがブーム先端部14aに位置し、ジブ15の先端部がブーム14の側方に位置したオフセット配置となっている。前述のごとく、左右の差込孔31h、32hを結ぶ線Lは、ジブ15の中心軸Oに対する垂直平面P1に対して傾斜している。そのため、ジブ連結軸21、22に干渉することなく差込孔31h、32hにピン33、34を差し込むことができる。
(4)つぎに、ブーム14を起仰する。ついで、ブーム14を僅かに伸長させると、第1ジブ支持部材16および第2ジブ支持部材17の連結が解除される。そうすると、図8および図9に示すように、ジブ15はジブ連結軸21、22を中心として回転し、ブーム先端部14aから吊り下げられた状態となる。
前述のごとく、左右の差込孔31h、32hを結ぶ線Lに対する垂直平面であって、それぞれの差込孔31h、32hを含む2つの垂直平面P2、P3の間に、ジブの重心Gが位置する。ジブ15をブーム先端部14aから吊り下げた状態では、それぞれのピン33、34を含む2つの鉛直面P2、P3の間にジブ15の重心Gが位置することとなる。そのため、左右のピン33、34がジブ連結軸21、22に係止し、ジブ15が2点で吊り下げられた状態となる。その結果、ジブ15の横揺れが抑制され、ジブ張出作業を行い易い。
(5)ジブ15にはチルトシリンダ15cが搭載されている。チルトシリンダ15cのロッドはテンションロッド15bに連結されている。チルトシリンダ15cを伸長させるとテンションロッド15bに張力を発生させることができ、ジブ連結軸21、22を中心としてジブ15を前方に張り出すことができる。図10はチルトシリンダ15cを全伸長させたときの状態を示したものであり、ジブ15がブーム14に対してほぼ一直線状となっている。
ジブ15を張り出すと、ジブ基端係合部31、32の底部31b、32bがジブ連結軸21、22に接触する。そのため、ジブ15に作用する力は、ジブ基端係合部31、32の底部31b、32bからジブ連結軸21、22に伝達される。ピン33、34に大きな力が作用することはない。
(ジブ格納作業)
ジブ格納作業はジブ張出作業と逆の手順で行われる。ジブ格納作業においても、途中の工程でジブ15をブーム先端部14aから吊り下げた状態とする(図8および図9参照)。この場合においても、左右のピン33、34がジブ連結軸21、22に係止し、ジブ15は2点で吊り下げられた状態となる。そのため、ジブ15の横揺れが抑制され、ジブ格納作業が行い易い。
ところで、本実施形態では、左側の差込孔32hをブーム14の外側方に配置して、左右の差込孔31h、32hの間の距離を広げている。これにより、ジブ15の重心Gが左右のピン33、34の内側に位置し、ジブ15をブーム先端部14aから吊り下げた状態でも、2点で支持することができる。
これと同様の効果を奏するには、ジブ基端部15aの二股形状を幅広とすればよいとも考えられる。しかしこの場合、ジブ基端係合部31、32の底部31b、32bの間の距離も広がることになる。そうすると、ジブ連結軸21、22の根元(ジブ先端部15aとの接続部分)と、ジブ基端係合部31、32の底部31b、32bとの接点との間の距離も長くなる。そのため、ジブ連結軸21、22の根元に作用する負荷が大きくなる。
また、ジブ基端部15aを幅広とすると、格納状態においてジブ基端部15aがブーム14の底面からはみ出し、車両走行時に運転者の視界に入り邪魔である。
これに対して、本実施形態では、ジブ基端部15aの幅を変えることなく、左右の差込孔31h、32hの間の距離を広げているので、前記の様な問題は生じない。なお、ピン33、34は、ジブ張出/格納作業においてジブ15をブーム先端部14aから吊り下げた場合に、ジブ15の重量を支持するだけである。そのため、過大な負荷がかかることがなく、左右のピン33、34の間の幅が広がったとしても、ジブ連結軸21、22の根元に大きな負荷が作用することはない。
本実施形態のように、左右の差込孔31h、32hの間の距離を広げることで、ジブ15の設計の自由度が高まる。例えば、ジブ15をより長尺とすることができ、剛性を高めるために構成部材を大径化することもできる。また、ジブ15のチルトや伸縮用の油圧シリンダをジブ15の先端に配置することができる。
14 ブーム
14a ブーム先端部
15 ジブ
15a ジブ基端部
21、22 ジブ連結軸
31、32 ジブ基端係合部
32c 拡張板
31h、32h 差込孔
33、34 ピン

Claims (2)

  1. ブームの先端部とジブの基端部との連結構造であって、
    前記ブーム先端部の両側方に水平に張り出したジブ連結軸と、
    二股形状の前記ジブ基端部の各端部に設けられたジブ基端係合部と、を備え、
    一方の前記ジブ基端係合部は、前記ジブ連結軸を嵌め込み可能な一対のアームと、それらの根本部分を連結する底部とを有し、該一対のアームの先端部に前記ジブ連結軸の抜け止め用のピンを差し込むための差込孔が形成されており、
    他方の前記ジブ基端係合部は、前記ジブ連結軸を嵌め込み可能な一対のアームと、それらの根本部分を連結する底部と、該一対のアームのそれぞれに前記水平方向の外側方に張り出した状態で設けられた拡張板とを有し、該拡張板に前記ジブ連結軸の抜け止め用のピンを差し込むための差込孔が形成されており、
    左右の前記差込孔の位置は、前記ジブ基端係合部に前記ジブ連結軸を嵌め込み、前記ジブの先端部を前記ブームの側方に位置させた状態で、前記ピンを差し込み可能な位置であり、かつ、前記ジブを前記ブーム先端部から吊り下げた状態で、差し込まれた左右の前記ピンが前記ジブ連結軸に係止する位置である
    ことを特徴とするジブ連結構造。
  2. ブームの先端部とジブの基端部との連結構造であって、
    前記ブーム先端部の両側方に水平に張り出したジブ連結軸と、
    二股形状の前記ジブ基端部の各端部に設けられたジブ基端係合部と、を備え、
    一方の前記ジブ基端係合部は、前記ジブ連結軸を嵌め込み可能な一対のアームと、それらの根本部分を連結する底部とを有し、該一対のアームの先端部に前記ジブ連結軸の抜け止め用のピンを差し込むための差込孔が形成されており、
    他方の前記ジブ基端係合部は、前記ジブ連結軸を嵌め込み可能な一対のアームと、それらの根本部分を連結する底部と、該一対のアームのそれぞれに前記水平方向の外側方に張り出した状態で設けられた拡張板とを有し、該拡張板に前記ジブ連結軸の抜け止め用のピンを差し込むための差込孔が形成されており、
    左右の前記差込孔を結ぶ線が、前記ジブの中心軸に対する垂直平面に対して傾斜しており、
    左右の前記差込孔を結ぶ線に対する垂直平面であって、それぞれの前記差込孔を含む2つの垂直平面の間に、前記ジブの重心が位置する
    ことを特徴とするジブ連結構造。
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