JP6525650B2 - 摺動部材 - Google Patents
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Description
前記ゲル状組成物が、
ポリスチレン系材料、セルロース及びポリエーテルを含む混合物、および水素化ブロックコポリマーから選ばれる少なくとも1つの有機ポリマーと、
アミド系油、水、エステル油から選ばれる少なくとも1つの潤滑媒体を有するチクソゲルであり、
前記ゲル状組成物に対して、前記有機ポリマーが、1重量%以上40重量%未満含まれることを特徴とする。
本発明において、摺動部材とは、他の部材と接触した状態で運動することにより摺動する部材に限られず、他の部材と接触した状態で当該他の部材が運動することにより相対的に摺動する部材も含まれる。
本発明の摺動部材を構成する多孔質部は、少なくとも摺動部材の摺動面の一部に設けられるが、摺動面の全面にわたって多孔質部が設けられてもよい。また本発明においては、摺動部材そのものが多孔質材料で形成されることで、摺動部材の外形そのものが多孔質部であってもよい。
本発明の摺動部材に用いられるゲル状組成物は、有機ポリマーと、潤滑媒体とを有するチクソ性を有するゲル(チクソゲル)である。本発明において、ゲル状組成物を構成する有機ポリマー及び潤滑媒体は、ゲル状組成物がチクソ性を有するものであるならば、その組み合わせは特に限定されるものではない。尚、本発明において、有機ポリマーは、チキソトロピー剤成分とも呼ばれる材料である。
本発明の摺動部材は、少なくとも摺動面の一部に設けられる多孔質部中にチクソ性を有するゲル状組成物が導入されている。このため、シェア(せん断力、せん断応力)等の応力が印加されない状態では、グリースのように液ダレ・液漏れ・飛散汚染を抑制する効果がある。従って、応力が印加されていない状態では、多孔質部中に設けられるゲル状組成物は多孔質部から漏れたり、飛び散ったりすることはない。一方、本発明の摺動部材に摺動対象物が摺動することで、シェアがかかる(せん断応力が印加される)場合、ゲル状組成物が液状になる。ここで液状化したゲル状組成物の一部が多孔質部から飛散したとしても、飛散したものについてはシェアがかからなくなる(せん断応力の印加が行われなくなる)ことでゲル化するため、その飛散先でのさらなる汚染等は起こらない。つまり、本発明の摺動部材を構成するゲル状組成物は、仮に飛散したとしても飛散後の汚染広がりは抑制される。
本発明の摺動部材の製造方法としては、従来公知の方法を適宜用いることができ、その具体的な製造プロセスは特に限定されない。例えば、下記(1)乃至(3)の工程を経て製造されるが、少なくとも(1)及び(2)の工程を経るのが好ましい。
(1)ゲル状組成物を液状化させる液状化工程
(2)液状化したゲル状組成物を多孔質部へ埋設する埋設工程
(3)ゲル状組成物を加熱しつつ圧力をかけることで摺動面を均一にする成型工程
ゲル状組成物を液状化させる方法としては、ゲル状組成物にシェアをかける方法、ゲル状組成物を融点温度以上に加熱する方法等が挙げられる。これら方法のうち、ゲル状組成物を融点温度以上に加熱する方法は、取り扱いの観点から好適な方法である。
本発明において、ゲル状組成物は、少なくとも摺動面の一部に設けられる多孔質部に埋設される。ここで摺動面の全面に多孔質部が設けられる場合は、この摺動面の少なくとも一部にゲル状組成物が埋設されていればよいが、好ましくは、この摺動面の全面にわたってゲル状組成物が埋設される。ゲル状組成物が埋設される面積が大きければ大きいほどゲル状組成物の埋設による摩擦低減効果、特に、静摩擦段階における摩擦低減効果が大きくなる。
上述した埋設工程により多孔質部中にゲル状組成物が埋設されるが、摺動面を均一にする目的で、上記埋設工程の後でプレス処理等を行ってもよい。
本発明の摺動部材は、グリースのように液ダレ・液漏れ・飛散汚染の抑制効果がありながら、室温でも十分な摩擦低減効果が得られる。特に、静摩擦段階において摩擦力を良好に低減できる。このことから本発明の摺動部材は、例えば、省エネルギーや静音等の観点から低摩擦化を必要とする、すべり軸受け等の摺接製品等を構成する一の部材として好適に利用することができる。
後述する実施例及び比較例で得られるゲル状組成物及び摺動部材の評価方法を以下に説明する。
後述する実施例及び比較例において調製したゲル状組成物(チクソゲル)の液ダレ・液漏れ・飛散汚染の抑制効果の評価は以下に説明する方法で行った。まず当該ゲル状組成物をバイヤル瓶に半分程度詰め、室温下で静置し、この状態におけるゲルの充填高さ(瓶の下面からゲル表面までの長さ)を測定した。次に、バイヤル瓶をゆっくりと逆さにして終夜放置し、放置後におけるゲルの充填高さ(瓶の上面からゲル表面までの長さ)を測定した。そして、逆さの状態で放置させる前後におけるゲル状組成物の充填高さを基に、下記(★)の計算式からゲル状組成物の状態変化割合を計算した。
[バイヤル瓶を逆さまにして放置した後のゲルの充填高さ]÷[バイヤル瓶を逆さまにする前のゲルの充填高さ]=[ゲル状組成物の状態変化割合] (★)
後述する実施例及び比較例において調製したゲル状組成物(チクソゲル)の、室温におけるゾル−ゲル相転移の確認は以下に説明する方法で行った。即ち、調製したゲル状組成物(チクソゲル)を詰めた瓶を左右に激しく振り、瓶を振る前後におけるゲル状組成物の充填高さから、下記(★★)の計算式からゲル状組成物の状態変化割合を計算した。
[瓶を振った後のゲルの充填高さ]÷[瓶を振る前のゲルの充填高さ]
=[ゲル状組成物の状態変化割合] (★★)
後述する実施例及び比較例で作製したサンプル(摺動部材)において、その摩擦係数は、往復型摩擦試験機(新東科学社製)を用いた摩擦試験で測定した。尚、摩擦試験は、ゲル状組成物を埋設した多孔質材料の表面で行った。また摩擦係数を測定する際は、次の条件の下で行われる摺動操作を30セット行った。
摺動部材の材質・形状:SUS材・10mmφボール形状
荷重:100g
摺動速度:600mm/min
摺動距離:30mm
往復回数:10回
雰囲気:室温・大気下
(a):Δμがきわめて小さい(動摩擦係数に対するΔμの割合が10%未満)。
(b):Δμが小さい(動摩擦係数に対するΔμの割合が10%以上30%未満)。
(c):Δμが大きい(動摩擦係数に対するΔμの割合が30%以上)。
(1)ゲル状組成物(チクソゲル)の調製
有機ポリマーとしてポリスチレン系材料であるHIPS(旭化成ケミカルズ株式会社製)を、潤滑媒体としてアミド系油であるジメチルアセトアミド(DMAc)を、それぞれ用いて、以下に示す方法によりゲル状組成物(チクソゲル)を調製した。
まず(1)で作製したゲル状組成物を加熱しながら撹拌することで液状にした。次に、液状化したゲル状組成物をポリエチレン樹脂多孔質体(日東電工社製、孔径:17μm、気孔率:30%、厚さ:2mm)に含浸させた。次に、150℃に加熱した加熱プレスを用いて、加圧力0.1MPaで1分間上記多孔質体の表面をホットプレスした。これにより、多孔質材料中にゲル状組成物(チクソゲル)を有する摺動部材を作製した。
実施例1(1)において、混合物全体に対するHIPSの含有量が13重量%になるように調整したこと以外は、実施例1と同様の方法により摺動部材を作製した。
実施例1(1)において、混合物全体に対するHIPSの含有量が26重量%になるように調整したこと以外は、実施例1と同様の方法により摺動部材を作製した。
特許文献3を参考にして、有機ポリマーとしてセルロース及びポリエーテルからなる混合材料を、潤滑媒体として純水を、それぞれ用いて、以下に示す方法で摺動部材を作製した。
上記混合材料と、純水とを混合した。このとき、混合物全体に対する上記混合材料の総含有量が12重量%になるように調整した。次に、この混合物を加熱撹拌しながら上記混合材料を溶解させた後、室温下静置させた。これにより、ゲル状組成物(チクソゲル)を得た。
(1)で作製したゲル状組成物を加熱しながら撹拌することで液状にした。次に、液状化したゲル状組成物をテフロン(登録商標)樹脂多孔質体(PTFE、日東電工社製)に含浸させた。次に、150℃に加熱した加熱プレスを用いて、加圧力0.1MPaで1分間上記多孔質体の表面をホットプレスした。これにより、多孔質材料中にゲル状組成物(チクソゲル)を有する摺動部材を作製した。
実施例1(1)において、ゲル状組成物を調製する際に、HIPSと、スメクタイト(コープケミカル社製)と、DMAcとを混合した。このとき、混合物全体に対するHIPS及びスメクタイトの含有量が、それぞれ6重量%、1重量%になるように調整した。これを除いては、実施例1と同様の方法により摺動部材を作製した。
特許文献4を参考にして、有機ポリマーとして水素化ブロックコポリマーを、潤滑媒体としてエステル油(ダイズ油)を、それぞれ用いて、以下に示す方法で摺動部材を作製した。
水素化ブロックコポリマーと、エステル油(ダイズ油)とを混合した。このとき、混合物全体に対する水素化ブロックコポリマーの含有量が22.5重量%になるように調整した。次に、この混合物を加熱撹拌しながら水素化ブロックコポリマーを溶解させた後、室温下静置させた。これにより、ゲル状組成物(チクソゲル)を得た。
(1)で作製したゲル状組成物を加熱しながら撹拌することで液状にした。次に、液状化したゲル状組成物をポリプロピレン樹脂多孔質体(富士ケミカル社製、孔径:30μm、気孔率:35%、厚さ:10mm)に含浸させた。次に、150℃に加熱した加熱プレスを用いて、加圧力0.1MPaで1分間上記多孔質体の表面をホットプレスした。これにより、多孔質材料中にゲル状組成物(チクソゲル)を有する摺動部材を作製した。
実施例1(1)において、混合物全体に対するHIPSの含有量が40重量%になるように調整したこと以外は、実施例1と同様の方法により摺動部材を作製した。
(1)ゲル状組成物(チクソゲル)の調製
スメクタイト(コープケミカル社製)と、水とを混合した。このとき、混合物全体に対するスメクタイトの含有量が6重量%になるように調整した。次に、この混合物を加熱撹拌しながらスメクタイトを溶解させた後、室温下静置させた。これにより、ゲル状組成物を得た。
(1)で作製したゲル状組成物を加熱しながら撹拌することで液状にした。次に、液状化したゲル状組成物をポリプロピレン樹脂多孔質体(富士ケミカル社製、孔径:30μm、気孔率:35%、厚さ:10mm)に含浸させた。次に、150℃に加熱した加熱プレスを用いて、加圧力0.1MPaで1分間上記多孔質体の表面をホットプレスした。これにより、多孔質材料中にゲル状組成物を有する摺動部材を作製した。
特許文献1を基にして、以下に示す方法で摺動部材を作製した。
アミド材料(低分子系材料)と、エステル油(VG32)とを混合した。このとき、混合物全体に対するアミド材料の含有量が17重量%になるように調整した。次に、この混合物を加熱撹拌しながらアミド材料を溶解させた後、室温下静置させた。これにより、ゲル状組成物を得た。
(1)で作製したゲル状組成物を加熱しながら撹拌することで液状にした。次に、液状化したゲル状組成物をポリプロピレン樹脂多孔質体(富士ケミカル社製、孔径:30μm、気孔率:35%、厚さ:10mm)に含浸させた。次に、150℃に加熱した加熱プレスを用いて、加圧力0.1MPaで1分間多孔質体の表面をホットプレスした。これにより、多孔質材料中にゲル状組成物(チクソゲル)を有する摺動部材を作製した。
下記表3に、各実施例、比較例にてそれぞれ得られたゲル状組成物及び摺動部材について、「液ダレ・液漏れ・飛散汚染の抑制効果」、「室温でゾル−ゲル相転移」及び「Δμ」に関する評価結果を下記表3に示す。
Claims (21)
- 多孔質部と、前記多孔質部中に含まれるゲル状組成物を少なくとも摺動面の一部に有し、
前記ゲル状組成物が、
ポリスチレン系材料、セルロース及びポリエーテルを含む混合物、および水素化ブロックコポリマーから選ばれる少なくとも1つの有機ポリマーと、
アミド系油、水、エステル油から選ばれる少なくとも1つの潤滑媒体を有するチクソゲルであり、
前記ゲル状組成物に対して、前記有機ポリマーが、1重量%以上40重量%未満含まれることを特徴とする、摺動部材。 - 前記有機ポリマーはポリスチレン系材料あるいは水素化ブロックコポリマーであり、
前記潤滑媒体はアミド系油、あるいはエステル油であることを特徴とする、請求項1に記載の摺動部材。 - 前記有機ポリマーはポリスチレン系材料であり、
前記潤滑媒体はアミド系油であることを特徴とする、請求項1に記載の摺動部材。 - 前記有機ポリマーはセルロース及びポリエーテルを含む混合物であり、
前記潤滑媒体は水であることを特徴とする、請求項1に記載の摺動部材。 - 前記有機ポリマーは水素化ブロックコポリマーであり、
前記潤滑媒体はエステル油であることを特徴とする、請求項1に記載の摺動部材。 - 前記有機ポリマーはフッ素化合物ではないことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の摺動部材。
- 前記ゲル状組成物は室温でゾル−ゲル相転移することを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の摺動部材。
- 形状がシート状又はドーナツ状であることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の摺動部材。
- 前記多孔質部の構成材料となる多孔質材料が連続孔を有することを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の摺動部材。
- 前記連続孔の孔径が1μm乃至50μmであることを特徴とする、請求項9に記載の摺動部材。
- 前記有機ポリマーが、前記ゲル状組成物に対して1重量%以上30重量%以下含まれていることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の摺動部材。
- 前記有機ポリマーが、前記ゲル状組成物に対して5重量%以上26重量%以下含まれることを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の摺動部材。
- 前記ゲル状組成物に対して、無機成分が3重量%未満含まれていることを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の摺動部材。
- 前記ゲル状組成物に対して、無機成分が0.3重量%未満含まれていることを特徴とする、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の摺動部材。
- 前記ゲル状組成物に、無機成分が含まれないことを特徴とする、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の摺動部材。
- 請求項1乃至15のいずれか一項に記載の摺動部材を有する軸受であって、
前記軸受が、少なくとも軸と摺接する摺動面の一部に、前記摺動部材に含まれる多孔質部と、前記多孔質部中に含まれるゲル状組成物と、を有することを特徴とする、軸受。 - 軸と、前記軸と摺接する軸受と、を有する動作機構であって、
前記軸受が、請求項1乃至15のいずれか一項に記載の摺動部材を有することを特徴とする、動作機構。 - 請求項1乃至15のいずれか一項に記載の摺動部材、あるいは請求項16に記載の軸受を備えたことを特徴とする、電子機器。
- 請求項1乃至15のいずれか一項に記載の摺動部材の製造方法であって、
ゲル状組成物を液状化させる液状化工程と、
液状化した前記ゲル状組成物を多孔質部へ埋設する埋設工程と、を有することを特徴とする、摺動部材の製造方法。 - 前記ゲル状組成物を、前記ゲル状組成物の融点よりも高い温度で加熱することで液状化させることを特徴とする、請求項19に記載の摺動部材の製造方法。
- 前記埋設工程の後、前記ゲル状組成物を加熱しつつ圧力をかけることで摺動面を均一にする成型工程をさらに有することを特徴とする、請求項19又は20に記載の摺動部材の製造方法。
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