JP6517128B2 - 球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法 - Google Patents
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[1] pH2以下の強酸性水、ノニオン系またはアニオン系のアクリルアミド系重合体および下記一般式(1)で表される数平均分子量が2.5×104以下の末端分岐型共重合体の粒子含む混合液を調製する工程(1)、
前記混合液中で、金属アルコキシドの加水分解縮合反応を行って有機無機複合体を製造する工程(2)、及び、
前記有機無機複合体から前記末端分岐型共重合体の粒子を除去する工程(3)を含む、
球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
[2] 前記工程(1)が、pH2以下の強酸性水に前記アクリルアミド系重合体を溶解した溶液と前記一般式(1)で表される末端分岐型共重合体の粒子とを混合することにより前記混合液を調製する工程である、[1]に記載の球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
[3] 前記一般式(1)で表される末端分岐型共重合体のX1およびX2が、同一または相異なり、一般式(2)
または、一般式(4)
[4] 前記一般式(1)で表される末端分岐型共重合体が下記一般式(1a)または一般式(1b)で表されることを特徴とする[1]〜[3]のいずれか一つに記載の球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
[5] 前記球状メソポーラス金属酸化物粒子の窒素吸着等温線から算出した平均細孔径が2〜30nmであることを特徴とする、[1]〜[4]のいずれか一つに記載の球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
[6] 前記アクリルアミド系重合体が10万〜2000万の重量平均分子量を有することを特徴とする、[1]〜[5]のいずれか一つに記載の球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
[7] 前記金属アルコキシドがアルコキシシランであり、金属酸化物がシリカであることを特徴とする[1]〜[6]のいずれか一つに記載の球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
[8] 前記アクリルアミド系重合体が、アクリルアミドのホモポリマーもしくはアニオン系アクリルアミド共重合体であることを特徴とする[1]〜[7]のいずれか一つに記載の球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
本実施形態に係るメソポーラス金属酸化物粒子の製造方法は以下に示されるものである。
pH2以下の強酸性水、ノニオン系またはアニオン系のアクリルアミド系重合体および下記一般式(1)で表される数平均分子量が2.5×104以下の末端分岐型共重合体の粒子含む混合液を調製する工程(1)、
前記混合液中で、金属アルコキシドの加水分解縮合反応を行って有機無機複合体を製造する工程(2)、及び、
前記有機無機複合体から前記末端分岐型共重合体の粒子を除去する工程(3)を含む、
球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
まず、本実施形態の製造方法で用いる下記一般式(1)で表される末端分岐型共重合体粒子(末端分岐型共重合体の粒子)について説明する。
である。また、好ましくは5.5×102以上、より好ましくは8×102以上である。
その数平均分子量は、Aで表されるポリオレフィン鎖の数平均分子量とX1およびX2で表されるポリアルキレングリコール基を含む基の数平均分子量とR1,R2およびC2H分の分子量の和で表される。
分離カラム:TSK GNH HT(カラムサイズ:直径7.5mm,長さ:300mm)
カラム温度:140℃
移動相:オルトジクロルベンゼン(和光純薬社製)
酸化防止剤:ブチルヒドロキシトルエン(武田薬品工業社製)0.025質量%
移動速度:1.0ml/分
試料濃度:0.1質量%
試料注入量:500マイクロリットル
検出器:示差屈折計
なお、この基に含まれるポリアルキレングリコール基の数平均分子量は、たとえば、50〜10000の範囲にある。
ポリアルキレングリコール基を含む基の数平均分子量が上記範囲にあると、分散液の分散性が良好になる傾向があり、かつ溶融粘度が低く分散液の調製が容易になるため好ましい。
なく、所望の粒子径(たとえば、体積50%平均粒子径が5nm以上30nm以下の粒子径)を有する、末端分岐型ポリオレフィン系共重合体からなる重合体粒子が得られる。
または、一般式(4)
くともどちらか一方は水素原子である。アルキル基としては、炭素数1〜9のアルキル基
が好ましく、炭素数1〜3のアルキル基がさらに好ましい。R6およびR7は、水素原子あるいはメチル基を表し、少なくともどちらか一方は水素原子である。R8およびR9は、水素原子あるいはメチル基を表し、少なくともどちらか一方は水素原子である。R10およびR11は、水素原子あるいはメチル基を表し、少なくともどちらか一方は水素原子である。l+m+oは3以上450以下、好ましくは5以上200以下の整数を表す。nは、20以上300以下、好ましくは25以上200以下の整数を表す。)
このため、後述する各種製造工程において、粒子の崩壊が抑制されるので、本実施形態の末端分岐型共重合体の粒子が有する特性を失うことがなく、製品の歩留まりや製品の品質がより安定する。
この工程では、pHを強酸性に調整した水、前記末端分岐型共重合体の粒子およびノニオン系またはアニオン系のアクリルアミド系重合体を含む混合液を調製する。pHを調整するための酸の種類に特に制限はないが、硫酸、硝酸もしくは塩酸が好ましい。強酸性に調製された水のpHは2以下であり、さらに好ましくは1.7以下であり、最も好ましいのは1.5以下である。
また、本工程によって得られる混合液としてのpHは、2以下であることが好ましく、1.7以下であることがより好ましく、1.5以下であることがさらに好ましい。
なお、アクリルアミド系重合体の重量平均分子量としては、例えばGPCに多角度光散乱検出器を接続したGPC−MALS法が挙げられる。
アクリルアミド系重合体の量をこの範囲に調整することにより、球状かつ非凝集である金属酸化物粒子が得られやすくなる。
この工程では、前記混合液中で、金属アルコキシドの加水分解縮合反応を行って有機無機複合体を製造する。以下具体的に説明する。
(R12)x1M(OR13)y1
1)3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、2−アミノエチルアミノメチルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラン、2−(2−アミノエチルチオエチル)トリエトキシシラン、p−アミノフェニルトリメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリエトキシシラン等のアミノ基とアルコキシシリル基とを有する化合物
2)3−グリシドキシプロピルプロピルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルプロピルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン等のグリシジル基とアルコキシシリル基とを有する化合物
3)3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のチオール基とアルコキシシリル基とを有する化合物
4)3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン等のウレイド基とアルコキシシリル基とを有する化合物
金属アルコキシドの量をこの範囲に調整することにより、所望の孔径を有する金属酸化物粒子が得られやすくなる。
5分以上であると溶液内に濃度ムラが発生しにくい。アルコキシシランを全量滴下後、かくはんを止め静置し、エージングを行う。エージングに要する時間は特に制限されないが、2時間以上1週間以内が好ましい。2時間以上では球状メソポーラスシリカ粒子の成長が十分であり、1週間以内では粒子間の凝集が起こりにくい。エージング時の温度についても特に制限はないが、80℃以下であることが好ましい。
この工程では、前記有機無機複合体から末端分岐型共重合体の粒子を除去する。以下に具体的に説明する。
本実施形態の方法で得られるメソポーラス金属酸化物粒子は、均一なメソ孔を有している。平均細孔径(窒素吸着等温線から算出)は、好ましくは2〜30nmであり、より好ましくは2〜20nmである。平均細孔径(窒素脱着等温線から算出)は、好ましくは2〜30nmであり、より好ましくは2〜20nmである。また、SEMもしくはレーザー回折法により測定した平均粒子径は、好ましくは0.1〜10μmであり、より好ましくは1〜4μmである。
また、窒素吸着法により測定される比表面積は、100〜1000m2/gが好ましく、200〜1000m2/gがより好ましい。窒素吸着法により測定される細孔容積は、0.1〜2ml/gが好ましく、0.2〜2ml/gがより好ましい。
細孔構造は、例えばX線回折測定を行い、得られた回折像から確認することができる。
また、本実施形態の方法によると、球状でかつ非凝集のメソポーラス金属酸化物粒子を高収率で得ることが可能である。
WO2010/103856号パンフレットに記載の方法に準じて、前記一般式(1b)の構造(R4〜R11は全て水素原子)を末端に有する3種類の末端分岐型共重合体(T1、T2、T3)の粒子の水性分散体を調製した。
T1(n=39、l=m=o=4 Mn=1800)
T2(n=39、l=m=o=8 Mn=2400)
T3(n=39、l=m=o=16 Mn=3400)
窒素吸着法により比表面積と細孔容積を測定し、BJH法により吸着等温線および脱着等温線から各々の平均細孔径を導出した。また、SEM測定により粒子50〜100個を含むエリアを無作為に抽出し、各々の粒子が球状かつ非凝集であるかどうかを目視判断し、その比率を求めた。
室温のもと、1mol%の塩酸水溶液20mlを調製した。この水溶液のpHは1を下回った。この水溶液にノニオン系のポリアクリルアミド(Mw=5,000,000〜6,000,000、ホモポリマー)を0.1g加えて攪拌し、ポリアクリルアミドを塩酸水溶液に溶解させた。ここに17wt%のT1の水性分散体1.68mlを加え、さらに攪拌した。得られた反応溶液にテトラメトキシシラン(TMOS)0.66mlを10分かけて滴下した。全量滴下した後で攪拌をやめ、室温で1日放置(エージング)した。得られたスラリーをろ過、水洗を繰り返した後、乾燥機内で80℃で一晩乾燥した。得られた有機無機複合体の粉末を、空気を流通させた焼成炉内で560℃で5時間焼成した。
得られた粉末の比表面積790m2/g、細孔容積1.0ml/gで、吸着側から求めた平均細孔径は9.2nm、脱着側から求めた平均細孔径は3.7nmであり、メソポーラスシリカであることを確認した。さらにSEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は89%であった。
なお、この実施例1のほか、後述する実施例4、実施例9、比較例1、比較例7、比較例8で得られた粒子のSEM画像について、図1に示した。
ポリアクリルアミドの添加量を0.3gとした以外は、実施例1と同じ条件でシリカの調製を実施した。
得られた粉末の比表面積870m2/g、細孔容積1.1ml/gで、吸着側から求めた平均細孔径は9.2nm、脱着側から求めた平均細孔径は3.7nmであり、メソポーラスシリカであることを確認した。さらにSEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は96%であった。
17wt%のT1水性分散体の代わりに18wt%のT2水性分散体を用いた以外は、実施例2と同じ条件でシリカの調製を実施した。得られた粉末の比表面積700m2/g、細孔容積0.7ml/gで、吸着側から求めた平均細孔径は7.1nm、脱着側から求めた平均細孔径は3.7nmであり、メソポーラスシリカであることを確認した。さらにSEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は99%であった。
17wt%のT1水性分散体の代わりに15wt%のT3水性分散体を用いた以外は、実施例2と同じ条件でシリカの調製を実施した。得られた粉末の比表面積780m2/g、細孔容積0.6ml/gで、吸着側から求めた平均細孔径は4.2nm、脱着側から求めた平均細孔径は3.7nmであり、メソポーラスシリカであることを確認した。さらにSEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は99%であった。
テトラメトキシシラン(TMOS)0.66mlの代わりにテトラエトキシシラン(TEOS)1mlを滴下した以外は、実施例1と同じ条件でシリカの調製を実施した。得られた粉末の比表面積800m2/g、細孔容積1.0ml/gで、吸着側から求めた平均細孔径は9.2nm、脱着側から求めた平均細孔径は3.7nmであり、メソポーラスシリカであることを確認した。さらにSEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は87%であった。
MW5,000,000〜6,000,000のポリアクリルアミドを、Mw約120,000のノニオン系のポリアクリルアミドに代えた以外は、実施例2と同じ条件でシリカの調製を実施した。得られた粉末の比表面積790m2/g、細孔容積1.0ml/gで、吸着側から求めた平均細孔径は9.2nm、脱着側から求めた平均細孔径は3.7nmであり、メソポーラスシリカであることを確認した。さらにSEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は82%であった。
エージング時間を1日から7日に変更した以外は、実施例2と同じ条件でシリカの調製を実施した。得られた粉末の比表面積660m2/g、細孔容積0.8ml/gで、吸着側から求めた平均細孔径は10.6nm、脱着側から求めた平均細孔径は3.7nmであり、メソポーラスシリカであることを確認した。さらにSEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は92%であった。
1mol%の塩酸水溶液の代わりに0.1mol%の塩酸水溶液を用い、エージングを80℃で実施した以外は、実施例2と同じ条件でシリカの調製を実施した。塩酸水溶液のpHは1.5であった。得られた粉末の比表面積750m2/g、細孔容積0.9ml/gで、吸着側から求めた平均細孔径は10.6nm、脱着側から求めた平均細孔径は3.7nmであり、メソポーラスシリカであることを確認した。さらにSEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は93%であった。
ノニオン系のポリアクリルアミドの代わりにアニオン系アクリルアミド共重合体(MTアクアポリマー製アコフロックA−95;重量平均分子量Mw:17,000,000)を用いた以外は、実施例1と同じ条件でシリカの調製を実施した。得られた粉末の比表面積840m2/g、細孔容積1.1ml/gで、吸着側から求めた平均細孔径は9.2nm、脱着側から求めた平均細孔径は3.7nmであり、メソポーラスシリカであることを確認した。さらにSEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は80%であった。
ポリアクリルアミドを用いなかった以外は、実施例1と同じ条件でシリカの調製を実施した。得られた粉末の比表面積980m2/g、細孔容積1.4ml/gで、吸着側から求めた平均細孔径は10.6nm、脱着側から求めた平均細孔径は3.7nmであり、メソポーラスシリカであることを確認した。SEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は28%であった。
ポリアクリルアミド0.1gの代わりにゼラチン0.1gを用いた以外は、実施例1と同じ条件でシリカの調製を実施した。SEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子は確認されなかった。
ポリアクリルアミド0.1gの代わりにメチルセルロース0.01gを用いた以外は、実施例1と同じ条件でシリカの調製を実施した。SEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子は確認されなかった。
ポリアクリルアミド0.1gの代わりにポリエチレングリコール(Mn20,000)0.2gを用いた以外は、実施例1と同じ条件でシリカの調製を実施した。SEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子は確認されなかった。
ポリアクリルアミド0.1gの代わりにポリアクリル酸ナトリウム0.05gを用いた以外は、実施例1と同じ条件でシリカの調製を実施した。SEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は7%であった。
ポリアクリルアミド0.1gの代わりにポリアリルアミン(Mn40,000)0.1gを用いた以外は、実施例1と同じ条件でシリカの調製を実施した。SEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は53%であった。
ポリアクリルアミド0.1gの代わりにカチオン系ポリアクリルアミド共重合体(MTアクアポリマー製アロンフロックC−525H;重量平均分子量Mw:8,000,000)0.1gを用いた以外は、実施例1と同じ条件でシリカの調製を実施した。SEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は34%であった。
1mol%の塩酸水溶液の代わりに0.05mol%の塩酸水溶液を用い、エージングを50℃で実施した以外は、実施例2と同じ条件でシリカの調製を実施した。塩酸水溶液のpHは2.1であった。SEM測定の結果、球状かつ非凝集な粒子の割合は0%であった。
1mol%の塩酸水溶液の代わりに0.01mol%の塩酸水溶液を用い、エージングを50℃で実施した以外は、実施例2と同じ条件でシリカの調製を試みた。なお、この比較例9で用いた塩酸水溶液のpHは2.5であった。本比較例では、エージング終了後、スラリーがゲル化していたため中止した。
Claims (8)
- pH2以下の強酸性水、ノニオン系またはアニオン系のアクリルアミド系重合体および下記一般式(1)で表される数平均分子量が2.5×104以下の末端分岐型共重合体の粒子含む混合液を調製する工程(1)、
前記混合液中で、金属アルコキシドの加水分解縮合反応を行って有機無機複合体を製造する工程(2)、及び、
前記有機無機複合体から前記末端分岐型共重合体の粒子を除去する工程(3)を含む、
球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
- 前記工程(1)が、pH2以下の強酸性水に前記アクリルアミド系重合体を溶解した溶液と前記一般式(1)で表される末端分岐型共重合体の粒子とを混合することにより前記混合液を調製する工程である、請求項1に記載の球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
- 前記一般式(1)で表される末端分岐型共重合体のX1およびX2が、同一または相異なり、一般式(2)
または、一般式(4)
- 前記一般式(1)で表される末端分岐型共重合体が下記一般式(1a)または一般式(1b)で表されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
- 前記球状メソポーラス金属酸化物粒子の窒素吸着等温線から算出した平均細孔径が2〜30nmであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
- 前記アクリルアミド系重合体が10万〜2000万の重量平均分子量を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
- 前記金属アルコキシドがアルコキシシランであり、金属酸化物がシリカであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
- 前記アクリルアミド系重合体が、アクリルアミドのホモポリマーもしくはアニオン系アクリルアミド共重合体であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の球状メソポーラス金属酸化物粒子の製造方法。
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