[go: up one dir, main page]

JP6507548B2 - 波長変換素子、光源装置、プロジェクター - Google Patents

波長変換素子、光源装置、プロジェクター Download PDF

Info

Publication number
JP6507548B2
JP6507548B2 JP2014196411A JP2014196411A JP6507548B2 JP 6507548 B2 JP6507548 B2 JP 6507548B2 JP 2014196411 A JP2014196411 A JP 2014196411A JP 2014196411 A JP2014196411 A JP 2014196411A JP 6507548 B2 JP6507548 B2 JP 6507548B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wavelength conversion
layer
conversion element
refractive index
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014196411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016070947A (ja
Inventor
江川 明
明 江川
野島 重男
重男 野島
鉄雄 清水
鉄雄 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=54207356&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6507548(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2014196411A priority Critical patent/JP6507548B2/ja
Priority to CN201510541002.6A priority patent/CN105467734B/zh
Priority to US14/854,541 priority patent/US9874741B2/en
Priority to EP15186912.0A priority patent/EP3001246B1/en
Publication of JP2016070947A publication Critical patent/JP2016070947A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6507548B2 publication Critical patent/JP6507548B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/007Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements the movable or deformable optical element controlling the colour, i.e. a spectral characteristic, of the light
    • G02B26/008Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements the movable or deformable optical element controlling the colour, i.e. a spectral characteristic, of the light in the form of devices for effecting sequential colour changes, e.g. colour wheels
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/20Lamp housings
    • G03B21/2006Lamp housings characterised by the light source
    • G03B21/2033LED or laser light sources
    • G03B21/204LED or laser light sources using secondary light emission, e.g. luminescence or fluorescence

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

本発明は、波長変換素子、光源装置、プロジェクターに関するものである。
従来、レーザー等の光源から射出された励起光を蛍光体層に照射し、蛍光体層から発せられる光を照明光とする光源装置が知られている。また、プロジェクターにおける高輝度化のニーズに対応するために、この光源装置を備えたプロジェクターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載の光源装置は、蛍光体セラミクスが樹脂などの接合材によって光反射性基板に接合された構成を有している。蛍光体によって生成された蛍光は、接合材を透過して光反射性基板によって反射され、励起光が入射する面と同じ面から外部に射出される。
特開2012−64484号公報
しかしながら、蛍光が光反射性基板で反射する度に、蛍光の一部は熱に変換されることで吸収される。つまり、蛍光の損失が発生する。そのため、蛍光体によって生成された蛍光を効率良く利用できない、という問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、蛍光体によって生成された蛍光を効率良く利用できる波長変換素子、光源装置、プロジェクターを提供することを目的の一つとしている。
本発明の一態様における波長変換素子は、基板と、前記基板の一面側に設けられた反射部と、前記反射部の前記基板とは反対側に設けられ、励起光の照射により蛍光を発する波長変換層と、前記波長変換層の前記反射部とは反対側の面と前記反射部との間に設けられ、前記蛍光のうち臨界角以上の角度で入射した光を全反射させる反射面と、を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様における波長変換素子によれば、波長変換層で生成された蛍光のうち、臨界角以上の入射角度で反射面に入射した光は反射面において全反射される。そのため、本発明に係る反射面を備えない場合と比較して、反射部に入射する蛍光の量が少ない。つまり、反射層による光の損失が少ない。そのため、波長変換層によって生成された蛍光の利用効率が高い。
また、本発明の一態様における波長変換素子は、前記波長変換層と前記反射部との間に、前記波長変換層の屈折率よりも低い屈折率を有する中間層をさらに備え、前記波長変換層と前記中間層との間の界面が前記反射面である構成としてもよい。
本発明によれば、波長変換層の屈折率よりも低い屈折率を有する中間層を設けることによって、波長変換層と中間層との界面を反射面とすることができる。
また、本発明の一態様における波長変換素子において、前記中間層は、前記蛍光の波長以上の厚みを有してもよい。
この構成によれば、蛍光の多くの成分が反射面で反射するため、反射部に入射する蛍光が少ない。これにより、反射部によって吸収される光が少ないため、波長変換層によって生成された蛍光の利用効率が高い。
また、本発明の一態様における波長変換素子において、前記中間層の厚みが1μm以上でもよい。
この構成によれば、蛍光の多くの成分が反射面で反射するため、反射部に入射する蛍光が少ない。これにより、反射部によって吸収される光が少ないため、波長変換層によって生成された蛍光の利用効率が高い。
また、本発明の一態様における波長変換素子において、前記中間層が接着材で構成されていてもよい。
本発明によれば、波長変換層と反射層とを接着させる接着層を中間層として利用することができる。
また、本発明の一態様における波長変換素子において、前記中間層の熱伝導率が前記波長変換層の熱伝導性よりも高くてもよい。
本発明によれば、中間層の放熱性が高められ、波長変換層の温度上昇を抑えることができる。
また、本発明の一態様における波長変換素子において、前記反射面が凹凸を有してもよい。
この構成によれば、反射面において反射する光に散乱性を付与することができる。これにより、反射面によって反射され、波長変換素子の光射出面と外部空間(空気)との界面に入射した光のうち、当該界面によって全反射せずに外部空間へ射出できる光の割合を大きくすることができる。
また、本発明の一態様において、前記反射面は、ボイドと該ボイドの周囲の材料との界面である構成としてもよい。
本発明によれば、製造過程で混入あるいは生成したボイドを有効利用することができる。
また、本発明の一態様において、前記波長変換層は、複数の結晶欠陥あるいは複数の結晶粒界を含み、前記反射面が前記結晶欠陥あるいは前記結晶粒界によって構成される構成としてもよい。
本発明によれば、製造過程で生成した結晶欠陥や結晶粒界を反射面として有効利用できる。
また、本発明の一態様における波長変換素子において、前記反射部は、励起光を透過するとともに蛍光を反射するダイクロイックミラーであってもよい。
この構成によれば、透過型の波長変換素子を提供することができる。例えば、ダイクロイックミラー及び波長変換層が設けられた基板の一面側とは反対側の他面側から励起光を照射する構成とした場合、励起光はダイクロイックミラーを透過して波長変換層へ入射する。励起光の照射によって発光した蛍光のうち、ダイクロイックミラー側へ進行し、反射面を透過した光は、ダイクロイックミラーにおいて反射されることになる。
また、本発明の一態様における波長変換素子において、前記波長変換層は、屈折率が互いに異なる複数の材料を含んでいてもよい。
本発明によれば、屈折率の異なる複数の材料によって波長変換層が構成されている場合にも、これら各材料の屈折率よりも低い屈折率を有する中間層を設けることによって、波長変換層からの発光のうち、を効率良く全反射させることができる。
また、本発明の一態様における波長変換素子において、前記波長変換素子は、前記基板の前記一面と交差する回転軸を中心として回転可能であってもよい。
本発明によれば、波長変換層に対して励起光が照射される領域を時間的に移動させることができるので、局所的に温度が上昇するのを避けることができる。これにより、波長変換層の劣化を防ぐことが可能である。
本発明の一態様における光源装置は、励起光を射出する発光素子と、上記の波長変換素子と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、蛍光の利用効率に優れた波長変換素子を備えているため、高輝度発光が可能な光源装置を提供することができる。
本発明の一態様における光源装置において、前記基板の前記一面の法線と平行な方向から見たとき、前記波長変換層に前記励起光が照射される領域と重なる領域に前記反射面が設けられている構成としてもよい。
本発明によれば、励起光によって励起されて波長変換層で生成された蛍光を全反射面において効率よく全反射させることが可能である。
本発明の一態様におけるプロジェクターは、上記の光源装置と、前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置からの変調光を投射画像として投射する投射光学系と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、より高品質な投射画像を投射することができる。
第1実施形態におけるプロジェクターの光学系を示す平面図。 第1実施形態における回転蛍光板を説明するために示す図であって、(a)は回転蛍光板の正面図、(b)は(a)のA1−A1断面図。 第1実施形態における回転蛍光板の概略構成を示す平面図及び断面図。 (a)は蛍光体層において蛍光が発光される様子を示す図、(b)は、接着層又は反射層において蛍光が反射される様子を示す図。 第2実施形態におけるプロジェクターの光学系を示す上面図。 第2実施形態における回転蛍光板を説明するために示す図であって、(a)は回転蛍光板の正面図、(b)は図(a)のB2−B2断面図。 (a)は蛍光体層において蛍光が発光される様子を示す図、(b)は、接着層又は反射層において蛍光が反射される様子を示す図。 第2実施形態の回転蛍光板の構成を部分的に拡大して示す断面図。 第3実施形態の回転蛍光板の構成を部分的に拡大して示す断面図。 第4実施形態の回転蛍光板の構成を部分的に拡大して示す断面図。 第5実施形態の回転蛍光板の構成を部分的に拡大して示す断面図。
以下、本発明の照明装置及びプロジェクターについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
[第1実施形態のプロジェクター]
先ず、第1実施形態におけるプロジェクターの構成について述べる。
図1は、第1実施形態におけるプロジェクター1000の光学系を示す上面図である。
図2は、第1実施形態における回転蛍光板30を説明するために示す図である。図2(a)は回転蛍光板30の正面図であり、図2(b)は図2(a)のA1−A1断面図である。図3は、第1実施形態における回転蛍光板30を示す図である。図4(a)は蛍光体層内において蛍光が生成される様子を示す図であり、図4(b)は、接着層11又は反射層(反射部)45において蛍光が反射される様子を示す図である。
まず、第1実施形態に係るプロジェクター1000の構成を説明する。
プロジェクター1000は、図1に示すように、第1照明装置100、色分離導光光学系200、液晶光変調装置400R,400G,400B、クロスダイクロイックプリズム500、投射光学系600及び第2照明装置702を備える。第1照明装置100は、本発明の光源装置に対応する。
第1照明装置100は、第1固体光源装置10、コリメート集光光学系20、回転蛍光板30、モーター50、コリメート集光光学系60、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏光変換素子140及び重畳レンズ150を備える。第1固体光源装置10は、本発明の発光素子に対応する。回転蛍光板30は、本発明の波長変換素子に対応する。
第1固体光源装置10は、光軸が照明光軸100axと直交するように配置されている。第1固体光源装置10は、励起光Leとしてレーザー光からなる青色光を射出するレーザー光源からなる。ここでは、発光強度のピークが約445nmの青色光を励起光Leとして射出する。
なお、第1固体光源装置10は、1つのレーザー光源からなるものであってもよいし、多数のレーザー光源からなるものであってもよい。また、445nm以外の波長(例えば、460nm)の青色光を射出する光源装置を用いることもできる。
コリメート集光光学系20は、第1レンズ22と第2レンズ24とを備え、第1固体光源装置10からの光を略平行化する。第1レンズ22及び第2レンズ24は、凸レンズからなる。
ダイクロイックミラー80は、コリメート集光光学系20からコリメート集光光学系60までの光路中に、第1固体光源装置10の光軸及び照明光軸100axのそれぞれに対して45°の角度で交わるように配置されている。ダイクロイックミラー80は、青色光を反射し、赤色光及び緑色光を通過させる。
コリメート集光光学系60は、ダイクロイックミラー80からの励起光Leを略集光した状態で蛍光体層42に入射させる機能と、回転蛍光板から射出される蛍光を略平行化する機能とを有する。コリメート集光光学系60は、第1レンズ62及び第2レンズ64を備える。第1レンズ62及び第2レンズ64は、凸レンズからなる。
回転蛍光板30は、青色光(励起光)が入射する側と同じ側に向けて赤色光及び緑色光を含む黄色光(蛍光)を射出する。回転蛍光板30は、図1及び図2に示すように、モーター50により回転可能な円板(基板)40を有している。円板40は、青色光を透過する材料からなる。円板40の材料としては、例えば、石英ガラス、水晶、サファイア、光学ガラス、透明樹脂等を用いることができる。
なお、本実施形態においては、金属のように不透明な材料からなる円板を用いてもよい。
円板40の一面40a上に、反射層45、本発明の中間層に対応する接着層11及び本発明の波長変換層に対応する蛍光体層42がこの順に積層されている。
反射層45は、可視光を反射するもので、円板40の一面40aの略全体を覆うようにして形成されている。反射層45は、例えば、銀(Ag)や、アルミニウム(Al)等の反射率の高い金属で形成される。
蛍光体層42は、接着層11を介して反射層45の表面45aに接着されており、円板40の周方向に沿って設けられている。蛍光体層42は、円板40の法線方向から見た平面形状が円板40と同心の円環状である。すなわち、蛍光体層42は、円板40の回転軸41の周りに帯状に設けられている。
本実施形態において蛍光体層42は、波長が約445nmの青色光によって励起される。蛍光体層42は、第1固体光源装置10からの励起光Le、つまり青色光Bを赤色光R及び緑色光Gを含む黄色光Yに変換する。
蛍光体層42は、屈折率が互いに異なる材料を含んでおり、図示は省略するが、例えば、母材と、複数の蛍光体粒子と、を含んでいる。蛍光体層42の母材としては、例えば、アルミナやガラスが挙げられる。蛍光体粒子としては、YAG系蛍光体である(Y,Gd)(Al,Ga)12:Ceを用いることができる。
蛍光体層42として、母材としてのアルミナとYAG系蛍光体粒子とを混合した焼結体等を用いることもできるし、母材としてのガラスや樹脂にYAG系蛍光体粒子を内包したもの等を用いることができる。ここで、アルミナの屈折率は1.76であり、ガラスの屈折率は1.5である。また、YAG系蛍光体粒子の屈折率は1.83である。
なお、蛍光体層42として、蛍光体粒子のみからなる焼結体等も用いることができる。
接着層11は、反射層45と蛍光体層42との間に配置され、蛍光体層42の全体を反射層45に接着させるためのものである。接着層11は、蛍光体層42(蛍光体粒子及び母材)よりも小さい屈折率を有する材料から構成されている。接着層11の材料としては、屈折率が1.41のシリコーン樹脂が挙げられる。
接着層11は、蛍光の波長以上の厚みを持つことが好ましいく、例えば、750nm以上の厚みが好ましい。本実施形態では1μm以上の膜厚を有する。
本実施形態における回転蛍光板30は、第1固体光源装置10からの励起光Leが円板40とは反対側から蛍光体層42に入射するように構成されている。蛍光体層42が設けられている領域は、励起光Leが入射する領域を含む。以下、励起光Leが入射する領域を、励起光入射領域S(図3)と称する。
図3に示すように本実施形態では、モーター50の回転軸41を中心として回転蛍光板30を回転させることによって、励起光入射領域Sを回転蛍光板30上で移動させている。これにより、励起光Leによる熱が一箇所に集中することを防止できる。
コリメート集光光学系60は、図1に示すように、第1レンズ62と第2レンズ64とを備え、回転蛍光板30からの光を略平行化する。第1レンズ62及び第2レンズ64は、凸レンズからなる。
第1レンズアレイ120は、コリメート集光光学系60からの光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有する。複数の第1小レンズ122は、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス状に配列されている。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小レンズ132を有する。第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像を液晶光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に結像させる。複数の第2小レンズ132は照明光軸100axに直交する面内にマトリクス状に配列されている。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束を、直線偏光に変換する。
偏光変換素子140は、回転蛍光板30からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過させるとともに、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層45と、反射層45で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140からの各部分光束を集光して液晶光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に重畳させる。第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130及び重畳レンズ150は、回転蛍光板30からの光の面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成する。
第2照明装置702は、第2固体光源装置710、集光光学系760、散乱板732及びコリメート光学系770を備える。
第2固体光源装置710は、照明光軸100axを挟んで第1固体光源装置10と対向配置されるとともに、光軸700axが照明光軸100axと直交するように配置されている。第2固体光源装置710は、色光として、発光強度のピークが約445nmのレーザー光からなる青色光Bを射出する、レーザー光源である。
集光光学系760は、第1レンズ762及び第2レンズ764を備える。集光光学系760は、第2固体光源装置710からの青色光Bを散乱板732付近に集光する。第1レンズ762及び第2レンズ764は、凸レンズからなる。
散乱板732は、第2固体光源装置710からの青色光を散乱し、回転蛍光板30から射出される蛍光に似た配光分布を有する青色光とする。散乱板732としては、例えば、光学ガラスからなる磨りガラスを用いることができる。
コリメート光学系770は、第1レンズ772と第2レンズ774とを備え、散乱板732からの光を略平行化する。第1レンズ772及び第2レンズ774は、凸レンズからなる。
本実施形態に係るプロジェクター1000は、第2照明装置702からの青色光Bを回転蛍光板30からの黄色光Yと合成して白色光Wにするダイクロイックミラー80を備える。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,220、反射ミラー230,240,250及びリレーレンズ260,270を備える。色分離導光光学系200は、第1照明装置100からの光を赤色光、緑色光及び青色光に分離し、赤色光、緑色光及び青色光をそれぞれが対応する液晶光変調装置400R,400G,400Bに導光する。液晶光変調装置400R,400G,400Bは、本発明の光変調装置に対応する。
色分離導光光学系200と、液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、集光レンズ300R,300G,300Bが配置されている。
ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を通過させ、緑色光成分及び青色光成分を反射するダイクロイックミラーである。
ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射して、青色光成分を通過させるダイクロイックミラーである。
反射ミラー230は、赤色光成分を反射する反射ミラーである。
反射ミラー240,250は青色光成分を反射する反射ミラーである。
ダイクロイックミラー210を通過した赤色光は、反射ミラー230で反射され、集光レンズ300Rを通過して赤色光用の液晶光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー210で反射された緑色光は、ダイクロイックミラー220でさらに反射され、集光レンズ300Gを通過して緑色光用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー220を通過した青色光は、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、射出側の反射ミラー250、集光レンズ300Bを経て青色光用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。
液晶光変調装置400R,400G,400Bは、入射された色光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものである。なお、図示を省略したが、各集光レンズ300R,300G,300Bと各液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が配置され、各液晶光変調装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が配置される。
クロスダイクロイックプリズム500は、各液晶光変調装置400R,400G,400Bから射出された各画像光を合成してカラー画像を形成する。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投射光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
本実施形態における第1照明装置100は、反射型の回転蛍光板30を備えている。回転蛍光板30は、円板40の一面40aに設けられた反射層45上に、本発明の中間層としての接着層11を介して蛍光体層42が積層されてなる。以下、蛍光体層42と接着層11との界面を全反射面11Aと称する。全反射面11Aは本発明の反射面に対応する。図4(a)に示すように、蛍光体層42の内部で生成された蛍光Lfは、蛍光体層42の内部において全方位に射出される。上述したように、接着層11の屈折率は、蛍光体層42の屈折率よりも低い材料から構成されている。
そのため、図4(b)に示すように、蛍光体層42の内部で生成された蛍光Lfのうち蛍光Lf(1)は、臨界角以上の角度で蛍光体層42と接着層11との界面へ入射して、当該界面において全反射される。
また、蛍光体層42の内部で生成された蛍光Lfのうち臨界角未満の角度で全反射面11Aへ入射した蛍光の一部Lf(2)は全反射面11Aを透過し、他の一部は全反射面11Aによって反射される。全反射面11Aを透過した成分(Lf(2))は反射層45において反射される。
反射層45が金属反射膜である場合には、反射の際に一部の光が吸収される。これに対して、本実施形態では、反射層45と蛍光体層42との間に蛍光体層42よりも屈折率の低い接着層11が設けられているため、蛍光体層42から全反射面11Aに入射した光の一部は、全反射面11Aにおいて全反射する。そのため、蛍光体層42の内部で反射層45へ向かって射出された蛍光のうち一部の成分しか反射層45へ入射しない。また、全反射面11Aにおいては光の損失が生じない。したがって、本発明に係る接着層11が設けられていない場合と比較して、反射層45による光の吸収が少なく、回転蛍光板30における蛍光の利用効率が高い。
これにより、より高輝度な第1照明装置100を備えたプロジェクター1000となる。
本実施形態では、円板40の法線方向から見て、蛍光体層42と重なる領域全体に接着層11が設けられているが、少なくとも蛍光体層42に対して励起光が照射される入射領域Sと重なる領域に接着層11が設けられていてもよい。蛍光体層42に照射された励起光によって生成された光のうち多くの成分を、全反射面11Aにおいて全反射できる構成であればよい。
また、本実施形態では、接着層11が蛍光の波長以上の厚みを有しているため、全反射面11Aにおける良好な全反射状態が得られる。
[第2実施形態のプロジェクター]
次に、本発明に係る第2実施形態のプロジェクターの構成について述べる。
図5は、第2実施形態におけるプロジェクター1002の光学系を示す上面図である。
図6は、第2実施形態における回転蛍光板を説明するために示す図であって、(a)は回転蛍光板30の正面図、(b)は(a)のB2−B2断面図である。図7(a)は蛍光体層内において蛍光が生成される様子を示す図であり、図7(b)は、接着層11又はダイクロイックミラー46において蛍光が反射される様子を示す図である。
第2実施形態に係るプロジェクター1002の構成を説明する。
プロジェクター1002は、透過型の回転蛍光板31を備えている点において、先の実施形態とは異なっている。よって、以下の説明では、先の実施形態と異なる部分において詳細に説明し、同様の構成については説明を省略する。回転蛍光板31は、本発明の波長変換素子に対応する。
プロジェクター1002は、図5に示すように、本発明の光源装置に対応する照明装置102、色分離導光光学系200、液晶光変調装置400R,400G,400B、クロスダイクロイックプリズム500及び投射光学系600を備える。
照明装置102は、本発明の発光素子に対応する固体光源装置10、コリメート集光光学系20、回転蛍光板31、モーター50、コリメート集光光学系60、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏光変換素子140及び重畳レンズ150を備える。これらコリメート集光光学系20、コリメート集光光学系60、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏光変換素子140及び重畳レンズ150は、各々の光軸が、固体光源装置10の光軸と略一致するように配置されている。
回転蛍光板31は、図6(b)に示すように、モーター50によって回転可能な円板40の一面40a上に、本発明の反射部に対応するダイクロイックミラー46、接着層11及び蛍光体層42がこの順に積層されている。固体光源装置10からの励起光は、円板40側から蛍光体層42に入射するように構成されている。
接着層11は、蛍光体層42の屈折率よりも低い屈折率を有する。
ダイクロイックミラー46は、励起光を透過させ、蛍光を反射させるものである。ダイクロイックミラー46は、誘電体多層膜からなり、円板40の一面40aの略全体を覆うようにして形成されている。ダイクロイックミラー46を透過した励起光は、接着層11を透過して蛍光体層42へと入射する。
蛍光体層42は、先の実施形態と同様の材料からなり、図6(a)、(b)に示すように、接着層11を介してダイクロイックミラー46の表面46aに接着されている。
蛍光体層42は、図5に示す固体光源装置10からの励起光Le、つまり青色光Bを赤色光R及び緑色光Gを含む黄色光Yに変換し、かつ、励起光Leの残りの一部を変換せずに通過させる。蛍光体層42からは、黄色光Yと青色光Bとが合成された白色光Wが射出される。
図7(a)に示すように、蛍光体層42で生成された蛍光Lfは、蛍光体層42の内部において全方位に射出される。
上述したように、接着層11の屈折率は、蛍光体層42の屈折率よりも低い。よって、接着層11と蛍光体層42との界面である全反射面11Aは、蛍光体層42からの光の一部を反射させるとともに、残りの光をダイクロイックミラー46側へ透過させる。
そのため、図7(b)に示すように、蛍光体層42の内部で生成された蛍光Lfのうち蛍光Lf(1)は、臨界角以上の角度で全反射面11Aへ入射して、全反射面11Aにおいて全反射される。また、蛍光体層42の内部で生成された蛍光Lfのうち臨界角未満の角度で全反射面11Aへ入射した蛍光Lf(2)の一部は、全反射面11Aを透過して接着層11へ入射し、ダイクロイックミラー46において反射される。蛍光Lf(2)の他の一部は、全反射面11Aによって反射される。
一般的に、ダイクロイックミラーの反射特性は、入射する光の入射角と波長とに依存する。そのため、ダイクロイックミラーによる反射には損失が伴う。しかし、本実施形態においては、蛍光体層42の内部でダイクロイックミラー46へ向かって射出された蛍光のうち一部の成分しかダイクロイックミラー46へ入射しないため、本発明に係る接着層11が設けられていない場合と比較して、ダイクロイックミラー46による光の損失が少なく、回転蛍光板31における蛍光の利用効率が高い。
このように、透過型の回転蛍光板31であっても蛍光の利用効率が高く、より高輝度なプロジェクター1002となる。
[回転蛍光板の第2実施形態]
次に、回転蛍光板の第2実施形態の構成について述べる。
図8は、第2実施形態の回転蛍光板の構成を部分的に拡大して示す断面図である。
第2実施形態の回転蛍光板32は、本発明の波長変換素子に対応するもので、図8に示すように円板40の一面40a上に反射層45、接着層12及び蛍光体層42がこの順に積層されている。本実施形態では、蛍光体層42と、蛍光体層42の屈折率よりも低い屈折率を有する接着層12と、の界面に凹凸13が設けられている。
具体的には、蛍光体層42を形成する際に、光射出面42Aとは反対側の面42Bを荒らしておくことによって、接着層12との界面に微細な凹凸13を形成することができる。このような凹凸13によって、蛍光体層42からの光を反射させる全反射面12Aに散乱性を付与することができる。
全反射面12Aに凹凸13を形成する方法としては、面42Bを低い平坦度で平坦化することによって形成してもいいし、面42Bを荒らす処理を施してもよい。凹凸13は、ランダム形状であってもよいし、周期的な形状であってもよい。但し、全反射面12Aの平均表面粗さは、接着層12上に蛍光体層42を良好に形成できる程度とする。
接着層12の材料としては、先の実施形態における接着層11と同様に、屈折率(第2屈折率)が1.41のシリコーン樹脂が挙げられる。
本実施形態によれば、蛍光Lfが全反射面12Aにおいて全反射される際、微細な凹凸13によってそれぞれ異なる方向へ全反射される。つまり、全反射面12Aが備える微細な凹凸13(散乱構造)によって全反射面12Aからの反射光を散乱させることで、蛍光体層42の光射出面42Aに対する光の入射角を変化させることができる。このように、蛍光体層42の内部での光散乱が小さい場合、あるいは殆ど光散乱が起こらない場合でも、蛍光体層42と接着層12との界面に散乱構造を設けることによって、蛍光体層42の光射出面42A側から射出される成分を多くすることができる。
これに対して、全反射面12Aが散乱構造を持たない場合、接着層12の屈折率は1よりも大きいため、全反射面12Aで全反射した光は光射出面42Aと空気との界面において全反射されてしまう。つまり、全反射面12Aで全反射した光は全反射面12A及び光射出面42Aに対してそれぞれ臨界角以上の角度で入射するため、蛍光体層42から外部へ射出されない。
そのため、本実施形態では全反射面12Aに微小な凹凸13を設けて、全反射面12Aにおいて反射される反射光を散乱させるようにした。これにより、全反射面12Aにおいて全反射された反射光のうち多くの成分が臨界角未満の角度で光射出面42Aに入射するため、より多くの光を光射出面42Aから射出させることが可能となる。
これにより、蛍光の利用効率をより向上させることができる。
[回転蛍光板の第3実施形態]
次に、回転蛍光板の第3実施形態の構成について述べる。
図9は、第3実施形態の回転蛍光板の構成を部分的に拡大して示す断面図である。
第3実施形態の回転蛍光板32は、図9に示すように、円板40の一面40a上に反射層45、接着層14及び蛍光体層42がこの順に積層されている。本実施形態の接着層(中間層)14は、接着材14aと、接着材14a内に含まれた複数のボイド15と、を有している。ボイド15は、必ずしも全周が接着材14aによって包囲されている必要はない。
接着層14の材料としては、例えば、蛍光体層42の屈折率と同じ屈折率を有する材料が用いられる。気泡であるボイド15の屈折率は1.0であって、蛍光体層42を構成する材料である母材及び蛍光体粒子の屈折率よりも低い。そのため、ボイド15とその周囲の材料との界面が全反射面15Aとして機能する。
本実施形態によれば、蛍光体層42内で生成された蛍光のうち、臨界角以上の角度で全反射面15Aに入射した蛍光Lfは、全反射面15Aにおいて全反射される。全反射面15Aは曲面をなす。そのため、全反射面15Aに入射する位置によって、光が全反射される方向が異なる。よって、全反射面15Aにおいて反射された光は散乱光となる。
一方、接着層14のうちボイド15以外の領域に入射した蛍光は、接着層14を透過して反射層45において反射されることになる。反射層45における光の吸収を抑えるためには、接着層14のボイド15、つまり全反射面15Aによってなるべく多くの蛍光を全反射させて、反射層45へ入射する光の量を少なくする必要がある。
本実施形態では、ボイド15の大きさや数を調整することによって、全反射面15Aによって全反射される成分を多くすることができ、反射層45によって反射される光を減少させることが可能である。
また、接着層14の材料として、蛍光体層42の屈折率よりも低い屈折率を有する材料を用いてもよい。例えば、先の実施形態と同様に、屈折率が1.41のシリコーン樹脂を用いて接着層14を形成した場合、接着層14と蛍光体層42との界面も全反射面14Aとして機能することになる。
蛍光体層42と接着層14との間の界面に臨界角以上の角度で入射した蛍光は、当該界面によって全反射される。臨界角未満の角度で当該界面に入射した蛍光の一部は当該界面を透過する。透過光のうち、臨界角以上の角度で接着層14とボイド15との間の界面に入射した光は、当該界面によって全反射される。
このため、反射層45へ入射する光を減少させることができ、反射層45での光の吸収をより一層抑えることが可能となる。
ボイド15は、回転蛍光板32の製造工程において、接着層14内にボイドを生成あるいは混入させることによって形成することができる。
なお、本実施形態では、接着層14内に複数のボイドが含まれた構成を例に挙げたが、これに限られず、例えば、蛍光体層42内に複数のボイドが含まれた構成としてもよい。
[回転蛍光板の第4実施形態]
次に、回転蛍光板の第4実施形態の構成について述べる。
図10は、第4実施形態の回転蛍光板の構成を部分的に拡大して示す断面図である。
第4実施形態の回転蛍光板34は、本発明の波長変換素子に対応する。図10に示すように円板40の一面40a上に反射層45、接着層11及び蛍光体層43がこの順に積層されている。本実施形態の波長変換素子では、蛍光体層43が有する結晶欠陥あるいは結晶粒界が複数の全反射面43cに相当する。結晶欠陥あるいは結晶粒界の割合は、蛍光体層43を形成する際の製造条件等によって制御することができる。
接着層11は、先の実施形態と同様のもので、蛍光体層43と接着層11との間の界面は全反射面11Aとなっている。
本実施形態によれば、全反射面43cに臨界角以上の角度で入射した蛍光は、全反射面43cによって全反射される。全反射面43cに臨界角未満の角度で入射した蛍光の一部は全反射面43cを透過して、全反射面11Aに入射する。
臨界角以上の入射角度で全反射面11Aに入射した光は全反射面11Aによって全反射されるが、臨界角未満の入射角度で入射した光の一部は、全反射面11Aを透過して反射層45によって反射される。
本実施形態では、接着層11と蛍光体層43との界面だけでなく、蛍光体層43自体が蛍光を全反射させる機能を有している。上述したように蛍光体層43は、結晶欠陥あるいは結晶粒界によって構成される複数の全反射面43cを有している。各全反射面43cは、蛍光体層43内にランダムに存在するとともに様々な方向に向いている。そのため、これら全反射面43cによって、蛍光体層43の光射出面43A側及び接着層11側のいずれの方向にも向かわない光を、光射出面43A側あるいは接着層11側へ全反射させることができる。これにより、蛍光体層43における光の取り出し効率を高めることができる。
また、蛍光Lfを全反射面43cによって全反射させることで、全反射面11Aに入射する蛍光が少なくなる。そのため、全反射面11Aを透過して反射層45に入射する光も先の実施形態に比べて減少し、反射層45において吸収される光はわずかである。
このように、接着層11の全反射面11Aにおいて全反射させるだけでなく、蛍光体層43内の全反射面43cによってある程度の蛍光を全反射させておくことによって、反射層45に入射する光量が減少し、反射層45での光の吸収を抑えることが可能である。
これにより、蛍光の利用効率がより一層向上し、高輝度な照明光が得られる。
なお、本実施形態においては、蛍光体層43が全反射面43cを備えているため、接着層11の屈折率は、必ずしも蛍光体層43の屈折率よりも小さくなくてもよい。しかし、蛍光の利用効率を向上させるためには、接着層11の屈折率は蛍光体層43の屈折率よりも小さいことが好ましい。
[回転蛍光板の第5実施形態]
次に、回転蛍光板の第5実施形態の構成について述べる。
図11は、第5実施形態の回転蛍光板の構成を部分的に拡大して示す断面図である。
第5実施形態の回転蛍光板35は、本発明の波長変換素子に対応するもので、図11に示すように円板40の一面40a上に反射層45、接着層16、低屈折率層36及び蛍光体層43がこの順に積層されている。
低屈折率層36は、蛍光体層43の屈折率よりも低い屈折率を有する。これにより、低屈折率層36と蛍光体層43との界面が全反射面36Aとして機能する。
接着層16の材料として、蛍光体層43よりも高い熱伝導性を有する材料を用いることで、接着層16の放熱性が高められ、蛍光体層43の温度上昇を抑えることができる。接着層16の材料としては、例えば、銀ペーストが挙げられる。
接着層16の屈折率が低屈折率層36の屈折率以上の場合、全反射面36Aによって全反射されずに透過した光は、低屈折率層36と接着層16との界面も透過して、反射層45によって反射されることになる。
一方、接着層16の屈折率が低屈折率層36の屈折率未満の場合、接着層16と低屈折率層36との界面が全反射面16Aとして機能することになる。全反射面16Aでは、全反射面36Aを透過した光のうち、臨界角以上の入射角度で入射した光を全反射させる。このように、全反射面36Aだけでなく、全反射面16Aにおいても光を全反射する。このため、接着層16の屈折率が低屈折率層36の屈折率以上の場合よりも反射層45へ入射する光は少なく、蛍光の利用効率がより一層向上し、高輝度な照明光が得られる。
なお、図8〜図11に示した回転蛍光板の第2実施形態から第5実施形態においては、反射型の回転蛍光板の構成について述べたが、反射層45に換えてダイクロイックミラー46を用いることによって、透過型の回転蛍光板を提供することも可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。各実施形態の構成を適宜組み合わせてもよい。
例えば、回転蛍光板の第1実施形態から第5実施形態の構成のうちのいずれかを組み合わせてもよいし、全ての構成を組み合わせてもよい。
上記各実施形態においては、蛍光体層と円板との間に反射層が設けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、円板が可視光を反射する材料からなる場合、反射層を省略してもよい。この場合、光反射性円板が本発明における反射層に相当する。
また、上記各実施形態においては、レーザー光源からなる光源装置及び第2光源装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、発光ダイオードからなる光源装置及び第2光源装置を用いてもよい。
また、光変調装置として、デジタルマイクロミラーデバイスを用いてもよい。
また、上記各実施形態においては、本発明の照明装置をプロジェクターに適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の照明装置を他の光学機器(例えば、自動車のヘッドランプ、照明機器等。)に適用することもできる。
10…固体光源装置、第1固体光源装置(発光素子)、11,14…接着層(中間層)、11A,14A,15A,16A,34c,36A,43c…全反射面、13…凹凸、14a…接着材、15…ボイド、30,31,32,34…回転蛍光板(波長変換素子)、40…円板(基板)、40a…一面、41…回転軸、42…蛍光体層(波長変換層)、42A,43A…光射出面、45…反射層、45a,46a…表面、46…ダイクロイックミラー(反射層)、Le…励起光、Lf…蛍光、100…第1照明装置(光源装置)、400R…液晶光変調装置(光変調装置)、600…投射光学系、702…第2照明装置(光源装置)、710…第2固体光源装置(発光素子)、1000,1002…プロジェクター

Claims (14)

  1. 基板と、
    前記基板の一面側に設けられた反射部と、
    前記反射部の前記基板とは反対側に設けられ中間層と、
    前記中間層の前記反射部とは反対側に設けられ、励起光の照射により蛍光を発する波長変換層と、備え、
    前記中間層は、前記波長変換層の屈折率よりも低い屈折率を有し、
    前記波長変換層は、複数の結晶粒界を含み、
    記波長変換層と前記中間層との間の界面に対して、臨界角以上の角度で入射した前記蛍光は、前記界面において全反射され、
    前記結晶粒界に対して、臨界角以上の角度で入射した前記蛍光は、前記結晶粒界において全反射される、
    ことを特徴とする波長変換素子。
  2. 前記反射部が、前記基板の一面の略全体を覆うように形成されている
    請求項1に記載の波長変換素子。
  3. 前記中間層は、前記蛍光の波長以上の厚みを有する、
    請求項1または2に記載の波長変換素子。
  4. 前記中間層の厚みが1μm以上である、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の波長変換素子。
  5. 前記中間層が接着材で構成されている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の波長変換素子。
  6. 前記中間層の熱伝導率が前記波長変換層の熱伝導率よりも高い、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の波長変換素子。
  7. 前記界面が凹凸を有する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の波長変換素子。
  8. 前記反射部が、前記励起光を透過するとともに前記蛍光を反射するダイクロイックミラーである、
    請求項1からのいずれか一項に記載の波長変換素子。
  9. 前記波長変換層は、屈折率が互いに異なる複数の材料を含む、
    請求項1からのいずれか一項に記載の波長変換素子。
  10. 前記基板が、前記基板の前記一面と交差する回転軸を中心として回転可能とされている、
    請求項1からのいずれか一項に記載の波長変換素子。
  11. 前記波長変換層の屈折率よりも低い屈折率を有する低屈折率層を有し、
    前記基板の一面上に前記反射部、前記中間層、前記低屈折率層及び前記波長変換層がこの順に積層され、
    前記中間層の屈折率が前記低屈折率層の屈折率未満である、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の波長変換素子。
  12. 励起光を射出する発光素子と、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の波長変換素子と、を備える
    ことを特徴とする光源装置。
  13. 前記基板の前記一面の法線と平行な方向から見たとき、前記波長変換素子の前記界面は、前記波長変換層に前記励起光が照射される領域と重なる領域に設けられている、
    請求項12に記載の光源装置。
  14. 請求項12または13に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置からの変調光を投射画像として投射する投射光学系と、を備える
    ことを特徴とするプロジェクター。
JP2014196411A 2014-09-26 2014-09-26 波長変換素子、光源装置、プロジェクター Active JP6507548B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014196411A JP6507548B2 (ja) 2014-09-26 2014-09-26 波長変換素子、光源装置、プロジェクター
CN201510541002.6A CN105467734B (zh) 2014-09-26 2015-08-28 波长转换元件、光源装置、投影仪
US14/854,541 US9874741B2 (en) 2014-09-26 2015-09-15 Wavelength conversion element, light source device, and projector
EP15186912.0A EP3001246B1 (en) 2014-09-26 2015-09-25 Wavelength conversion element, light source device, and projector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014196411A JP6507548B2 (ja) 2014-09-26 2014-09-26 波長変換素子、光源装置、プロジェクター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016070947A JP2016070947A (ja) 2016-05-09
JP6507548B2 true JP6507548B2 (ja) 2019-05-08

Family

ID=54207356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014196411A Active JP6507548B2 (ja) 2014-09-26 2014-09-26 波長変換素子、光源装置、プロジェクター

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9874741B2 (ja)
EP (1) EP3001246B1 (ja)
JP (1) JP6507548B2 (ja)
CN (1) CN105467734B (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013216961B4 (de) * 2013-08-26 2023-08-10 Ledvance Gmbh Zusammenbau einer Halbleiterlampe aus separat hergestellten Bauteilen
EP3009875B1 (en) * 2014-10-13 2020-04-01 Delta Electronics, Inc. Optical wavelength-converting device and illumination system using same
JP6371201B2 (ja) * 2014-11-18 2018-08-08 スタンレー電気株式会社 発光モジュール及びそれを用いた発光装置
JP6428193B2 (ja) * 2014-11-21 2018-11-28 日亜化学工業株式会社 波長変換部材および該波長変換部材を備えたプロジェクタ
US10185213B2 (en) 2015-05-15 2019-01-22 Sony Corporation Fluorescent substrate, light source device, and projection display unit
JP6536212B2 (ja) * 2015-06-23 2019-07-03 セイコーエプソン株式会社 波長変換素子、光源装置およびプロジェクター
US10268111B2 (en) * 2016-03-15 2019-04-23 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Phosphor wheel, light source device, and projector-type image display apparatus
KR102555300B1 (ko) * 2016-04-18 2023-07-19 엘지이노텍 주식회사 조명 장치
WO2017187844A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 ソニー株式会社 投射型表示装置
US10162252B2 (en) * 2016-07-28 2018-12-25 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Phosphor disc, phosphor wheel, light source device, projection display apparatus, and manufacturing method of phosphor disc
JP6743625B2 (ja) * 2016-09-29 2020-08-19 セイコーエプソン株式会社 波長変換装置、光源装置、およびプロジェクター
JP6737150B2 (ja) * 2016-11-28 2020-08-05 セイコーエプソン株式会社 波長変換素子、光源装置及びプロジェクター
CN106444253A (zh) 2016-12-05 2017-02-22 明基电通有限公司 激光投影机的光源系统
CN108267914B (zh) * 2016-12-30 2022-01-11 中强光电股份有限公司 波长转换装置及其投影机
JP6977285B2 (ja) * 2017-03-28 2021-12-08 セイコーエプソン株式会社 波長変換素子、光源装置およびプロジェクター
JP6919269B2 (ja) * 2017-03-29 2021-08-18 セイコーエプソン株式会社 光源装置及びプロジェクター
US10920139B2 (en) * 2017-06-30 2021-02-16 Sharp Kabushiki Kaisha Phosphor layer composition, phosphor member, light source device, and projection device
JP2019090856A (ja) * 2017-11-10 2019-06-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 波長変換デバイス、光源装置、照明装置、及び、投写型映像表示装置
JP6511546B1 (ja) * 2018-01-10 2019-05-15 株式会社ライトショー・テクノロジー 光源装置および投射型表示装置
JP7119486B2 (ja) 2018-03-27 2022-08-17 セイコーエプソン株式会社 波長変換素子、照明装置およびプロジェクター
CN110579932B (zh) 2018-06-11 2023-12-05 中强光电股份有限公司 波长转换元件、投影装置及波长转换元件的制作方法
CN110579933B (zh) 2018-06-11 2022-06-14 中强光电股份有限公司 波长转换元件、投影装置及波长转换元件的制作方法
CN110703551B (zh) * 2018-07-09 2021-07-27 中强光电股份有限公司 波长转换元件、投影装置及波长转换元件的制作方法
CN111381423B (zh) * 2018-12-28 2022-05-10 中强光电股份有限公司 照明系统、波长转换模块、投影装置以及照明控制方法
JP7308475B2 (ja) * 2019-01-25 2023-07-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 色変換素子
EP3916439A4 (en) * 2019-01-25 2022-06-22 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. COLOR CONVERSION ELEMENT
JP6825633B2 (ja) 2019-01-29 2021-02-03 セイコーエプソン株式会社 波長変換素子、照明装置およびプロジェクター
CN111812928A (zh) * 2019-04-12 2020-10-23 中强光电股份有限公司 波长转换装置与投影装置
JP6954329B2 (ja) * 2019-06-25 2021-10-27 セイコーエプソン株式会社 波長変換素子、光源装置およびプロジェクター
US11306898B2 (en) 2019-12-26 2022-04-19 Delta Electronics, Inc. Wavelength conversion element
JP2021144162A (ja) * 2020-03-12 2021-09-24 セイコーエプソン株式会社 波長変換素子、光源装置、プロジェクター、および波長変換素子の製造方法
CN113917776B (zh) 2020-07-09 2023-03-24 中强光电股份有限公司 波长转换装置以及投影装置
JP2022152396A (ja) * 2021-03-29 2022-10-12 セイコーエプソン株式会社 光源装置およびプロジェクター

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006072849A2 (en) * 2005-01-04 2006-07-13 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Wavelength conversion layers with embedded crystallites
US20110044046A1 (en) * 2009-04-21 2011-02-24 Abu-Ageel Nayef M High brightness light source and illumination system using same
JP5617288B2 (ja) * 2010-03-18 2014-11-05 セイコーエプソン株式会社 照明装置及びプロジェクター
JP5767444B2 (ja) * 2010-06-16 2015-08-19 ソニー株式会社 光源装置及び画像投影装置
JP2012038542A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Canon Inc 発光素子
JP2012064484A (ja) 2010-09-17 2012-03-29 Stanley Electric Co Ltd 光源装置
JP5269115B2 (ja) * 2011-02-03 2013-08-21 シャープ株式会社 発光素子、発光装置、車両用前照灯、照明装置及び発光素子の製造方法
JP2012243624A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Stanley Electric Co Ltd 光源装置および照明装置
DE112013002508B4 (de) * 2012-05-16 2020-09-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Wellenlängen-Umwandlungselement, Verfahren zu seiner Herstellung und LED-Element und Laserlicht emittierendes Halbleiterbauteil, die das Wellenlängen-Umwandlungselement verwenden
JP2013254651A (ja) * 2012-06-07 2013-12-19 Sharp Corp 蛍光体基板、発光デバイス、表示装置、及び照明装置
JP6056381B2 (ja) 2012-07-10 2017-01-11 日本電気硝子株式会社 波長変換部材の製造方法
WO2014024218A1 (ja) * 2012-08-06 2014-02-13 パナソニック株式会社 蛍光体光学素子、その製造方法及び光源装置
JP6107190B2 (ja) * 2013-02-08 2017-04-05 ウシオ電機株式会社 蛍光光源装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN105467734B (zh) 2017-09-05
CN105467734A (zh) 2016-04-06
US9874741B2 (en) 2018-01-23
EP3001246A1 (en) 2016-03-30
US20160091712A1 (en) 2016-03-31
JP2016070947A (ja) 2016-05-09
EP3001246B1 (en) 2017-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6507548B2 (ja) 波長変換素子、光源装置、プロジェクター
JP5716401B2 (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP6323020B2 (ja) 光源装置およびプロジェクター
JP2016061852A (ja) 波長変換素子、光源装置、およびプロジェクター
JP2015138168A (ja) 蛍光発光素子およびプロジェクター
US10914453B2 (en) Wavelength conversion device, illumination device, and projector
JP6919434B2 (ja) 波長変換素子、光源装置およびプロジェクター
JP2016099558A (ja) 波長変換素子、光源装置、プロジェクターおよび波長変換素子の製造方法
JP6658074B2 (ja) 波長変換素子、光源装置及びプロジェクター
JP7187879B2 (ja) 波長変換素子、光源装置およびプロジェクター
JP2018028647A (ja) 波長変換素子、光源装置、およびプロジェクター
JP2016099566A (ja) 波長変換素子、光源装置、およびプロジェクター
JP6926589B2 (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP2012014972A (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP2017191280A (ja) 波長変換素子、照明装置およびプロジェクター
JP5659794B2 (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP2016061853A (ja) 光源装置、およびプロジェクター
JP2012063488A (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP6977285B2 (ja) 波長変換素子、光源装置およびプロジェクター
JP2019049619A (ja) 波長変換素子、光源装置およびプロジェクター
JP7081094B2 (ja) 波長変換素子、光源装置及びプロジェクター
JP6582645B2 (ja) 波長変換素子、波長変換素子の製造方法、照明装置およびプロジェクター
JP2012181312A (ja) 波長変換素子、光源装置、及びプロジェクター
JP5651949B2 (ja) コリメーターレンズユニット、照明装置及びプロジェクター
JP5949984B2 (ja) 光源装置及びプロジェクター

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180821

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181023

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190123

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20190123

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190130

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20190205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6507548

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157