JP6503540B2 - Ipmモータ及びそのコギングトルクの抑制方法 - Google Patents
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Description
これに対し、IPM(Inter Permanent Magnet)モータは、特許文献1及び2に示されるように、
(A) ロータの限られた体積の中に適切に磁石を配置することにより、より多くのマグネット磁束をステータに流すことが可能である。
(B) 磁石の飛散防止対策を考慮する必要がないためギャップを狭く設計することができる。
(C) 弱め磁界制御を用いることにより高回転域において大きなトルクを得ることができる。
(D) 弱め磁界制御により幅広いダイナミック特性が得られる。
(E) 磁石が電気子電流の磁束変化に直接さらされないため磁石の渦電流損が少ない。
等の利点によって幅広い分野に多用され始めている。
すなわち、前述のIPMモータは、図8から図10で示されるように、回転軸1に設けられたロータ2の外周は、所定の半径の外形を有する真円であるため同一直径で形成された円周面となり、図9及び図10で示されるように、ロータ2のマグネット4と輪状ステータ5の各突出磁極6(ステータ巻線6Aを有する)とが対応する位置では、全てギャップが一定であると共にギャップが極めて小さいため、多くの磁力線が形成されると共に磁束密度が高くなるため、いわゆる、ロータ2の回転時に大きいコギングトルクの発生となっていた。
すなわち、IPMモータがSPMモータに比して様々な利点を持つにもかかわらず、位置決め精度が必要なサーボモータとしては殆んど利用されていなかった。その大きい理由は、このコギングトルクがあまりにも大きく、かつ、サーボ制御が困難であると云うデメリットのためである。
すなわち、所定角度間隔で内方へ向けて突出すると共にステータ巻線を有する複数の突出磁極を備えた輪状ステータと、前記輪状ステータの内側に回転軸を介して設けられたロータと、前記ロータ内に設けられた複数のマグネットと、を備え、前記ステータ巻線の励磁により前記ロータを回転させるようにしたIPMモータにおいて、前記ロータの前記マグネットが設けられていない領域には、前記ロータとは磁気抵抗の異なる1個もしくは複数の磁気抵抗の異なる部分(例えば貫通穴)が形成されていることにより、前記ロータよりもコギングトルクの発生が抑制されている構成としたことにより、図11で示されように、コギングトルクが抑制され、サーボモータとして利用できることにより、IPMモータの大トルクを用いて、従来用いられなかった分野の製品にもIPMモータの展開が可能となる。また、より一層、コギングトルクの細かい抑制の制御が可能となる。また、前記磁気抵抗の異なる部分(例えば貫通穴)は、円形、多角形及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の何れかよりなることにより、個々のIPMモータのコギングトルクの細かい調整が可能となる。
また、前記磁気抵抗の異なる部分が長方形よりなり、その外周壁は直線ではなくロータ外周面に沿って弧状に形成されていることにより、長方形としての容積を極力大型化できる。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、符号5で示されるものは、所定角度間隔で内方へ向けて突出しステータ巻線6Aを有する突出磁極6を複数個有する輪状ステータであり、この輪状ステータ5の内側には、回転軸1に設けられたロータ2が回転自在に設けられている。
すなわち、所定角度間隔で内方へ向けて突出すると共にステータ巻線6Aを有する複数の突出磁極6を備えた輪状ステータ5と、前記輪状ステータ5の内側に回転軸1を介して設けられたロータ2と、前記ロータ2内に設けられた複数のマグネット4と、前記ロータ2に形成され前記各マグネット4に対応するロータ極部2Bと、を備え、前記ステータ巻線6Aの励磁により前記ロータ2を回転させるようにし、前記ロータ2の前記マグネット4が設けられていない前記各ロータ極部2Bには、前記ロータ2とは磁気抵抗が異なる1個もしくは複数の磁気抵抗の異なる第1、第2部分20,20Aが形成されていることにより、前記磁気抵抗の異なる第1、第2部分20,20Aを有しない前記ロータ2よりもコギングトルクの発生が抑制されている構成としたIPMモータにおいて、前記磁気抵抗の異なる第1部分20は、円形、多角形及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の貫通穴又は凹部の何れかよりなると共に前記ロータ2のロータ外周面2aの近くに位置し、前記磁気抵抗の異なる第2部分20Aは、長方形よりなると共に、その外周壁20Aaは直線ではなくロータ外周面2aに沿って弧状に形成されていると共に前記各第1部分20,20間に位置し、前記磁気抵抗の異なる第1、第2部分20,20Aは、前記ロータ2のロータ外周面2aの内側に位置している構成であり、また、本発明によるIPMモータ及びそのコギングトルクの抑制方法は、所定角度間隔で内方へ向けて突出すると共にステータ巻線6Aを有する複数の突出磁極6を備えた輪状ステータ5と、前記輪状ステータ5の内側に回転軸1を介して設けられたロータ2と、前記ロータ2内に設けられた複数のマグネット4と、を備え、前記ステータ巻線6Aの励磁により前記ロータ2を回転させるようにし、前記ロータ2の前記マグネット4が設けられていない前記各ロータ極部2Bには、前記ロータ2とは磁気抵抗が異なる1個もしくは複数の磁気抵抗の異なる第1、第2部分20,20Aが形成されていることにより、前記磁気抵抗の異なる第1、第2部分20,20Aを有しない前記ロータ2よりもコギングトルクの発生が抑制されているIPMモータのコギングトルクの抑制方法において、前記磁気抵抗の異なる第1部分20は、円形、多角形及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の貫通穴又は凹部の何れかよりなると共に前記ロータ2のロータ外周面2aの近くに位置し、前記磁気抵抗の異なる第2部分20Aは、長方形よりなると共に、その外周壁20Aaは直線ではなくロータ外周面2aに沿って弧状に形成されていると共に前記各第1部分20,20間に位置し、前記磁気抵抗の異なる第1、第2部分20,20Aは、前記ロータ2のロータ外周面2aの内側に位置している方法である。
2 ロータ
2a ロータ外周面
2A 外周面
2B ロータ極部
2D 外周縁
4 マグネット
5 輪状ステータ
5A 内周面
5E 内壁面
6 突出磁極
6A ステータ巻線
6B 直線面部分
6C 円弧部
6Ba 曲線面部分
10 ギャップ部
10A ギャップ
20,20A 磁気抵抗の異なる第1、第2部分(貫通穴)
Claims (2)
- 所定角度間隔で内方へ向けて突出すると共にステータ巻線(6A)を有する複数の突出磁極(6)を備えた輪状ステータ(5)と、前記輪状ステータ(5)の内側に回転軸(1)を介して設けられたロータ(2)と、前記ロータ(2)内に設けられた複数のマグネット(4)と、前記ロータ(2)に形成され前記各マグネット(4)に対応するロータ極部(2B)と、を備え、前記ステータ巻線(6A)の励磁により前記ロータ(2)を回転させるようにし、前記ロータ(2)の前記マグネット(4)が設けられていない前記各ロータ極部(2B)における、前記各マグネット(4)と、ロータ外周面(2a)との間以外の領域に、前記ロータ(2)とは磁気抵抗が異なる1個もしくは複数の磁気抵抗の異なる第1、第2部分(20,20A)が形成されていることにより、前記磁気抵抗の異なる第1、第2部分(20,20A)を有しない前記ロータ(2)よりもコギングトルクの発生が抑制されている構成としたIPSモータにおいて、前記磁気抵抗の異なる第1部分(20)は、円形、多角形及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の貫通穴又は凹部の何れかよりなると共に前記ロータ(2)のロータ外周面(2a)の近くに位置し、前記磁気抵抗の異なる第2部分(20A)は、長方形よりなると共に、その外周壁(20Aa)は直線ではなくロータ外周面(2a)に沿って弧状に形成されていると共に前記各第1部分(20,20)間に位置し、前記磁気抵抗の異なる第1、第2部分(20,20A)は、前記ロータ(2)のロータ外周面(2a)の内側に位置しているIPMモータ。
- 所定角度間隔で内方へ向けて突出すると共にステータ巻線(6A)を有する複数の突出磁極(6)を備えた輪状ステータ(5)と、前記輪状ステータ(5)の内側に回転軸(1)を介して設けられたロータ(2)と、前記ロータ(2)内に設けられた複数のマグネット(4)と、前記ロータ(2)に形成され前記各マグネット(4)に対応するロータ極部(2B)と、を備え、前記ステータ巻線(6A)の励磁により前記ロータ(2)を回転させるようにし、前記ロータ(2)の前記マグネット(4)が設けられていない前記各ロータ極部(2B)における、前記各マグネット(4)と、ロータ外周面(2a)との間以外の領域に、前記ロータ(2)とは磁気抵抗が異なる1個もしくは複数の磁気抵抗の第1、第2部分(20,20A)が形成されていることにより、前記磁気抵抗の異なる第1、第2部分(20,20A)を有しない前記ロータ(2)よりもコギングトルクの発生が抑制されているIPMモータのコギングトルクの抑制方法において、前記磁気抵抗の異なる第1部分(20)は、円形、多角形及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の貫通穴又は凹部の何れかよりなると共に前記ロータ(2)のロータ外周面(2a)の近くに位置し、前記磁気抵抗の異なる第2部分(20A)は、長方形よりなると共に、その外周壁(20Aa)は直線ではなくロータ外周面(2a)に沿って弧状に形成されていると共に前記各第1部分(20,20)間に位置し、前記磁気抵抗の異なる第1、第2部分(20,20A)は、前記ロータ(2)のロータ外周面(2a)の内側に位置していることを特徴とするIPMモータのコギングトルクの抑制方法。
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