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JP6485701B2 - プログラムジョブ編集装置 - Google Patents

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JP6485701B2
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Description

本発明は、PDL(page description language)で記述されたページを出力する印刷ジョブやファックス送信ジョブを加工するプログラムおよびジョブ編集装置に関する。
従来から、PC(パーソナルコンピュータ)等の情報処理装置で実行されるプリンタドライバやファックスドライバは、アプリケーションのデータから複合機等の出力装置に送出する印刷ジョブやファックス送信ジョブを作成することができる。
プリンタドライバやファックスドライバの仕組み(アーキテクチャ)によっては、該ドライバのUI(ユーザインターフェース)に所定の入力をすることにより、一度の印刷指示操作で、印刷内容や送信内容の一部が異なる複数の印刷ジョブやファックスジョブを生成することができる。
たとえば、ファックス送信のためのジョブを生成するファックスドライバには、ユーザが、複数のファックス宛先を入力すると共に元のドキュメントに付加するカバーシートのテンプレートを指定することで、一の宛先にその宛先の情報を含むカバーシートを付けてファックス送信するジョブを、宛先の数だけ複数同時に生成できるものがある。
このようなファックスドライバでは、OS(オペレーションシステム)が提供するアーキテクチャを利用してアプリケーションから印刷データ(出力画像を示すデータ)を取得し、それをPDL形式のデータに変換し、これに、同種のPDL形式であって送信先の宛先情報(宛名など)の入ったカバーシートのデータを付加してPDL部を作成し、さらにこれに送信先情報を含んだPJL(Printer Job Language)部を付加してファックス送信ジョブを生成する。
この際、宛先が複数であってそれぞれに対応するカバーシートを付加するのであれば、PJL部とPDL部がセットになった形式の宛先毎のファックス送信ジョブがファックスドライバからファックス送信機に複数連続して送信されることになる。それぞれのジョブにはユーザが入力した宛先情報が反映されており、PJL部には送信先のファックス番号が含まれ、PDL部には送信先に対応した宛名などが入ったカバーシートが含まれることになる。
つまりこの方法をとるファックスドライバは、アプリケーションから得た印刷データから変換されたPDL形式のデータを送信先の数だけコピーし、それぞれに送信先のファックス番号を含むPJL部と送信先に対応したカバーシートのPDLデータを付加することで、PJL部とPDL部とからなる形式のファックス送信ジョブを送信先の数だけ生成している。
上記の方法を取ることで、ファックスドライバは、宛先情報を含んだPJL部と、カバーシートを構成するPDLデータと、アプリケーションの印刷データから変換したPDLデータをひとまとめにしたファックス送信ジョブを連続して宛先数分だけ生成し、ファックス送信機に送信することができる。
なお、各送信先に同一のカバーシートをつける場合には、ファックスドライバは、複数の宛先のファックス番号を含むPJL部とPDL部がセットになった単一のファックス送信ジョブを生成してファックス送信機に送信すれば済む。
また、上記に例示したファックス送信時のカバーシートに限らず、プリンタドライバにおいては、一度の印刷指示操作によって、一部が異なる複数の印刷ジョブを連続して順次生成することも可能である。
なお、下記特許文献1には、印刷ジョブの印刷情報に従ってPDL文書を加工するシステムが開示され、下記特許文献2には、スプーリング中の複数の印刷ジョブを合体させて1つの印刷ジョブにしてプリンタに送信するシステムが開示されている。
特開2000−315142号公報 特開平9−134261号公報
OSが提供するアーキテクチャの種類によっては、上記のように、PJL部とPDL部がセットになった形式のジョブを連続して生成することができず、一度の印刷指示操作からはPJL部とPDL部がセットになった形式のジョブを1つしか生成できないことがある。
たとえば、ユーザによる一度の印刷指示操作(ジョブの生成を指示する「印刷」ボタンの押下など)に対して、上記OSが提供するアーキテクチャによってPJL部とPDL部がセットになった形式の1つのジョブが自動的に生成されてしまうので、プリンタドライバやファックスドライバ側でPDL部の一部が異なる複数のジョブを連続して順次生成する、すなわち、ジョブの数をドライバ側で勝手に増やしてしまう、といったことが困難になる。
より具体的には、Windows(登録商標)のOSの一部のバージョンが提供するアーキテクチャでは、OSが提供するフィルタが、XPS(XML Paper Specification)形式(PDLの一種である)のジョブから、PJL部とPCL(Printer Control Language)部(これもPDLの一種である)からなる1つのジョブを自動的に生成してしまうので、前述したように、アプリケーションの印刷データから変換したPDLデータを送信先の数だけコピーして、複数のファックスジョブを作成してファックス送信機に出力する、といったことはできない。
そのため、一度の印刷指示操作で、所望の複数の送信先に、それぞれに対応する宛先情報を含んだカバーシートを付けて同時に送信するようなジョブを生成する、といったことはできなかった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、印刷指示操作に対してOSが1つのジョブを自動で生成するような場合でも、一度の印刷指示操作で、出力内容の一部が異なる複数のジョブをファックス送信機や印刷装置に送信することが可能なプログラムおよびジョブ編集装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]情報処理装置において実行されるプログラムであって、
PDL部を含み、該PDL部に記述されたページを出力するジョブを取得する取得ステップと、
前記ジョブに付加する複数の付加情報の入力を受ける入力ステップと、
前記複数の付加情報のそれぞれをPDL形式に変換して複数のPDL付加情報を生成する変換ステップと、
前記ジョブのPDL部を解析して、前記PDL付加情報の挿入位置を特定する解析ステップと、
前記ジョブを複製して複数のジョブにする複製ステップと、
前記複数のジョブのそれぞれに、前記PDL付加情報を1つずつ、前記特定した挿入位置に挿入する挿入ステップと、
前記挿入した後の前記複数のジョブを出力する出力ステップと、
を有する
ことを特徴とするプログラム。
上記発明および下記[7]に記載の発明では、取得したジョブを複製して複数のジョブとし、それぞれのジョブにPDL形式の付加情報を挿入して出力する。1つのジョブから、それぞれ異なる付加情報が付加された複数のジョブを生成することができる。
[2]前記複製ステップでは、前記ジョブを複製して、該ジョブが複数連続した連続ジョブデータを生成し、
前記挿入ステップでは、前記連続ジョブデータに含まれる前記ジョブのそれぞれに、前記PDL付加情報を1つずつ、前記特定した挿入位置に挿入し、
前記出力ステップでは、前記挿入した後の前記連続ジョブデータを、1つのジョブとして出力する
ことを特徴とする[1]に記載のプログラム。
上記発明および下記[8]に記載の発明では、複数のジョブを連続させて1つのジョブとして外部に出力する。
[3]前記取得ステップでは、ユーザからの1回の出力指示に基づいてOSが作成した1つのジョブを取得する
ことを特徴とする[2]に記載のプログラム。
上記発明および下記[9]に記載の発明では、ユーザから1回の出力指示を受けたので、OSに対しては、連続ジョブデータが1つのジョブであるように見せかけておき、実際には、複数のジョブを印刷装置やファックス送信装置に送出する。
]前記ジョブは、PJL部を含み、
前記挿入ステップでは、前記連続ジョブデータに含まれるジョブのそれぞれのPJL部に、そのジョブのPDL部に挿入する前記PDL付加情報に対応した付加情報を挿入する
ことを特徴とする[2]または[3]に記載のプログラム。
上記発明および下記[10]に記載の発明では、一のジョブのPJL部とPDL部には、対応する付加情報とPDL付加情報が挿入される。
]前記ジョブは、ファックス送信ジョブであり、
前記付加情報は、ファックスの送信先を示す情報であり、前記PDL付加情報は、前記付加情報に対応した宛先情報を含むカバーシートである
ことを特徴とする[]に記載のプログラム。
[6]前記変換ステップでは、PDL形式の所定のテンプレートに、前記付加情報をPDL形式に変換したものを挿入して、前記PDL付加情報を生成する
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載のプログラム。
上記発明および下記[12]に記載の発明では、テンプレートの利用により、PDL付加情報の生成処理を簡略にすることができる。
[7]PDL部を含み、該PDL部に記述されたページを出力するジョブを取得する取得部と、
前記ジョブに付加する複数の付加情報の入力を受ける入力部と、
前記複数の付加情報のそれぞれをPDL形式に変換して複数のPDL付加情報を生成する変換部と、
前記ジョブのPDL部を解析して、前記PDL付加情報の挿入位置を特定する解析部と、
前記ジョブを複製して、複数のジョブにする複製部と、
前記複数のジョブのそれぞれに、前記PDL付加情報を1つずつ、前記特定した挿入位置に挿入する挿入部と、
前記挿入した後の前記複数のジョブを出力する出力部と、
を有する
ことを特徴とするジョブ編集装置。
[8]前記複製部は、前記ジョブを複製して、該ジョブが複数連続した連続ジョブデータを生成し、
前記挿入部は、前記連続ジョブデータに含まれる前記ジョブのそれぞれに、前記PDL付加情報を1つずつ、前記特定した挿入位置に挿入し、
前記出力部は、前記挿入した後の前記連続ジョブデータを、1つのジョブとして出力する
ことを特徴とする[7]に記載のジョブ編集装置。
[9]前記取得部は、ユーザからの1回の出力指示に基づいてOSが作成した1つのジョブを取得する
ことを特徴とする[8]に記載のジョブ編集装置。
10]前記ジョブは、PJL部を含み、
前記挿入部は、前記連続ジョブデータに含まれるジョブのそれぞれのPJL部に、そのジョブのPDL部に挿入する前記PDL付加情報に対応した付加情報を挿入する
ことを特徴とする[8]または[9]に記載のジョブ編集装置。
11]前記ジョブは、ファックス送信ジョブであり、
前記付加情報は、ファックスの送信先を示す情報であり、前記PDL付加情報は、前記付加情報に対応した宛先情報を含むカバーシートである
ことを特徴とする[10]に記載のジョブ編集装置。
[12]前記変換部は、PDL形式の所定のテンプレートに、前記付加情報をPDL形式に変換したものを挿入して、前記PDL付加情報を生成する
ことを特徴とする[7]乃至[11]のいずれか1つに記載のジョブ編集装置。
本発明に係るプログラム、ジョブ編集装置によれば、印刷指示操作に対してOSが1つのジョブを自動で生成するような場合でも、一度の印刷指示操作で、出力内容の一部が異なる複数のジョブをファックス送信機や印刷装置に送出して実行させることができる。
本発明の実施の形態に係るシステムの構成例を示す図である。 情報処理端末(ジョブ編集装置)の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係るプログラムの機能構成を示す図である。 本発明に係るプログラムの処理手順を示す流れ図である。 1つのジョブからカバーシートを挿入した連続ジョブデータが生成される様子を示す説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシステム5の一例を示している。システム5は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク2に、情報処理端末10と、複合機6とを接続して構成される。
複合機6は、印刷装置やファックス送信装置としての機能を備えた画像処理装置である。複合機6は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へネットワーク2を通じて送信したりするスキャン機能、ネットワーク2を通じて受信した印刷ジョブに基づいて記録紙上に文書や画像を印刷して出力する印刷機能、ネットワーク2を通じて受信したファックス送信ジョブに基づいて画像をファクシミリ手順に従って外部へ送信したり外部からファックス受信したりするファックス機能などを備えている。
情報処理端末10は、複合機6に対して、印刷ジョブやファックス送信ジョブを送信する機能を果たす。
図2は、情報処理端末10の概略構成を示すブロック図である。情報処理端末10は、CPU(Central Processing Unit)11に、主記憶装置12、補助記憶装置13、入力装置14、出力装置15、ネットワーク通信部16等を接続して構成される。
CPU11は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラム、本発明に係るプリンタドライバやファックスドライバのプログラムなどを実行する。
主記憶装置12は、CPU11が処理を行う際に必要となる情報を一時的に記憶するためのメモリである。補助記憶装置13は、主記憶装置12の補助的な役割を担う記憶装置であり、ハードディスク装置に代表される大容量・不揮発の記憶装置である。補助記憶装置13には、ファックスドライバプログラム20のほか、上述したOSプログラム、アプリケーションプログラムなど各種のプログラムが保存される。
入力装置14は、キーボード、マウス、タッチパネルなどユーザから入力操作を受けるデバイス、および、可搬型記憶媒体の接続部などで構成される。出力装置15は、ディスプレイなどの表示部を含み、CPU11の処理結果を外部へ出力するための装置である。
ネットワーク通信部16は、ネットワーク2を通じて複合機6やその他の外部装置と通信する機能を果たす。
本発明に係るプログラムは、ファックスドライバプログラム、プリンタドライバプログラムのいずれでも良いが、以後は、ファックスドライバプログラムを例に説明する。本発明に係るプログラムが実行される情報処理端末10は、ジョブ編集装置としての機能を果たす。
図3は、情報処理端末10にインストールされたファックスドライバプログラム20の機能構成を示すブロック図である。ファックスドライバプログラム20は、入力部21、付加情報変換部22、ジョブ取得部23、解析部24、複製部25、ジョブ編集部26、出力部27等の機能を果たす。
ファックスドライバプログラム20は、OSから取得したジョブを加工して複合機6等のファックス送信装置に送出する機能を果たす。ジョブ取得部23は、アプリケーションの印刷データに基づいてOSが生成したジョブを取得する。該ジョブは、PJL部とPDL部を有する。PJL部は、PJLによって出力先、送信先、カラー/モノクロ、後処理などの各種の設定が記述される部分である。PDL部は、PDLによって各ページの内容が記述された部分である。
入力部21は、ジョブ取得部23が取得したジョブに付加する複数の付加情報の入力を受ける。入力部21は、情報処理端末10の出力装置15(ディスプレイ)にファックスドライバプログラム20のUI(ユーザインターフェイス)画面を表示し、該UI画面を通じてユーザから各種の設定を受け付ける機能を果たす。ここでは、付加情報は、ファックス送信の送信先の情報である。
付加情報変換部22は、入力部21によって入力された複数の付加情報のそれぞれをPDL形式に変換して複数のPDL付加情報を生成する。ここでは、入力された複数の付加情報がファックス送信における複数の送信先の情報なので、送信先毎のカバーシートに相当するPDLデータがPDL付加情報として生成される。
解析部24は、ジョブ取得部23が取得したジョブのPDL部を解析して、付加情報変換部22が生成したPDL付加情報の挿入位置を特定する。上記の例では、カバーシートのPDLデータの挿入位置を特定する。
複製部25は、ジョブ取得部23が取得したジョブを複製して、該ジョブが複数連続した連続ジョブデータを生成する。
ジョブ編集部26は、複製部25が生成した連続ジョブデータを構成するジョブのそれぞれに、PDL付加情報を1つずつ、解析部24で特定された挿入位置に挿入する。
出力部27は、ジョブ編集部26によってPDL付加情報が挿入された連続ジョブデータを、1つのジョブとして、複合機6等のファックス送信装置に出力する。
図4は、ファックスドライバプログラム20が行う処理の流れを示している。図5は、図4の処理で扱われるジョブのデータの変化を例示している。
ユーザは、ファックスドライバプログラム20のUIである入力部21を使用して、ファックス送信の送信先の情報等を入力する(ステップS101)。ユーザは該UIにて、送信先毎に異なるカバーシートを付けることの指定や、カバーシートのテンプレートの指定などを行うことができる。
ユーザがアプリケーションに備わった印刷指示のボタンを操作すると(ステップS102;Yes)、OSがアプリケーションのデータから、ファックスドライバプログラム20のUIで設定された各種の情報を用いて、PJL部とPDL部からなる形式の1つのジョブを自動的に生成するので、ファックスドライバプログラム20は該ジョブをOSから取得する(ステップS103、図5(a)参照)。
なお、印刷指示のボタンを押下するまで(ステップS102;No)、ユーザは、各種の設定のほか、ファックスの送信先情報を繰り返し入力することができる。すなわち、ユーザは、送信先情報を複数件入力することができる。
次に、ファックスドライバプログラム20は、ステップS101の設定において、ユーザがそれぞれの送信先に異なるカバーシートを付けることを指定しているか否かを調べる(ステップS104)。
それぞれの送信先に異なるカバーシートを付ける指定が成されていなければ(ステップS104;No)、OSから取得したジョブのPJL部に、ステップS101で設定されたすべての送信先情報を挿入し(ステップS105)、該挿入後のジョブをファックス送信装置へ送信して(ステップS112)、本処理を終了する。
それぞれの送信先に異なるカバーシートを付ける指定が成されている場合は(ステップS104;Yes)、以下の処理が行われる。
まず、ファックスドライバプログラム20の付加情報変換部22は、ユーザが入力部21に入力したそれぞれの送信先に対応するカバーシートのPDLデータを作成する(ステップS106)。ここでは、送信先の宛名等を、予めカバーシート用に用意されたPDL形式の所定のテンプレート内に、同PDLに適応する形に変換して挿入することで、カバーシートのPDLデータを生成する。テンプレートは、ステップS101でユーザが指定したもの、あるいは、デフォルトのものが使用される。
ファックスドライバプログラム20の解析部24は、OSから取得したPJL部とPDL部から成るジョブを解析し、PDL部の中で、カバーシートのPDLデータを挿入する位置を特定する(ステップS107、図5(b))。
たとえば、PDL部がPCL(Printer Control Language)で記述されている場合、PDL部の中から、PCLコマンドにおいてページの始まりを意味する「BeginPage」コマンドを探し出し、1頁目の始まりを定義している最初に出てきた「BeginPage」コマンドの直前を、カバーシートのPDLデータの挿入位置に特定する。
図5では、PDL部のうち、特定した挿入位置の手前の部分を第1PDL部、挿入位置以降の部分を第2PDL部と表している。
次に、ファックスドライバプログラム20の複製部25は、OSから取得したジョブをコピーし、入力部21にユーザが入力した送信先の数だけ該ジョブを連続的に繋げた連続ジョブデータを生成する(ステップS108)。図5(c)では3宛先分の連続ジョブデータを例示している。
ファックスドライバプログラム20のジョブ編集部26は、連続ジョブデータを構成するそれぞれのジョブに対して、そのPJL部に1宛先分のファックス番号の情報をPJL言語で挿入する(ステップS109)と共に、同一ジョブのPDL部の中のステップS107で特定した挿入位置に、該ジョブのPJL部に挿入したファックス番号に対応する宛名を含むカバーシートのPDLデータを挿入する(ステップS110)。
ステップS109、S110の処理が、ステップS101でユーザが指定したいずれかの送信先について完了していなければ(ステップS111;No)、ステップS109に戻って、未処理の送信先についてステップS109、S110の処理を行う。
ステップS109とステップS110を、宛先の数だけ繰り返し行うことにより、連続ジョブデータを構成するすべてのジョブがそれぞれの送信先のファックス番号と該ファックス番号に対応したカバーシートを持ったことになる。図5(d)に示すように、カバーシートのPDLデータは、各ジョブの第1PDL部と第2PDL部の間(ステップS107で特定した挿入位置)に挿入される。
全ての送信先についてステップS109、S110の処理が完了したならば(ステップS111;Yes)、出力部27は、該挿入済みの連続ジョブデータ(図5(d))を複合機6等のファックス送信装置へ送出して(ステップS112)、本処理を終了する。
連続ジョブデータとすることで、OSに対して、1つのジョブとして見せかけることができる。連続ジョブデータを受信した複合機6等の装置では、連続ジョブデータに含まれる複数のジョブをそれぞれ個別のジョブとして実行する。
このように、本発明では、PJL部とPDL部がセットになった形式の印刷ジョブあるいはファックス送信ジョブを、複数個連続で並べることで印刷ジョブあるいはファックス送信ジョブが複数個連続した状態のデータにし、また連続して並べられたそれぞれのジョブに、互いに異なるデータを挿入するので、下記の効果が実現される。
まず、ユーザは一度の印刷指示操作によって、出力内容の一部が異なる複数個のジョブを作成することができる。また、OSが提供するアーキテクチャが、OSが1つのPJL部とPDL部がセットになった形式の印刷ジョブあるいはファックスジョブを生成する仕組みになっていても、生成された印刷ジョブあるいはファックスジョブから、出力内容が一部が異なる複数個のジョブを作成することができる。これにより、ユーザとしては、何度も印刷やファックス送信の操作をすることなく、同一コンテンツに異なる情報が付加された複数のジョブを生成することができる。
特に、実施の形態で示したファックスドライバプログラム20を使用すれば、ユーザはアプリケーションに備わった印刷指示のボタンを1度押下するだけで、複数の送信先にファックスを送付することが可能になり、それぞれの送信先には対応するカバーシートを付けることができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、PDL付加情報(カバーシートのPDL情報)を1ページ目の直前に挿入するように挿入位置を特定したが、挿入位置はこれに限定されるものではない。たとえば、UIでユーザが任意に指定した挿入位置であってもよい。
実施の形態ではPDL付加情報として1ページのカバーシートを付加したが、ページとして付加情報を付加するものに本発明は限定されない。たとえば、所定のページのヘッダやフッタの部分に付加情報を挿入してもよい。
実施の形態では、送信先の宛先を付加情報とする例を示したが、付加情報は任意でよい。たとえば、付加情報として、シリアル番号を各ページに付加してもよい。また、カラーページかモノクロページかを示す情報を各ページに付加情報として付加してもよい。
実施の形態では、テンプレートを利用してPDL付加情報を生成したが、テンプレートの利用は任意であり、他の方法でPDL付加情報を生成してもよい。
実施の形態では、連続ジョブデータを1つのジョブとしてファックス送信装置へ送出したが、OS等が許容するならば、複数のジョブに分けて送信してもかまわない。
実施の形態では、本発明を情報処理端末10で実行されるプログラムとして説明したが、図3に示す各機能を備えた装置(ジョブ編集装置)とされてもよい。
実施の形態では、ファックス送信ジョブを例に説明したが、本発明は印刷ジョブに対しても適用される。印刷ジョブの場合、ファックスドライバプログラム20に代えてプリンタドライバプログラムとなる。たとえば、原稿を複数部を印刷する場合に、各部にその部の受取人のユーザ名をカバーシートの様にして付加する場合などに適用される。
2…ネットワーク
5…システム
6…複合機
10…情報処理端末
11…CPU
12…主記憶装置
13…補助記憶装置
14…入力装置
15…出力装置
16…ネットワーク通信部
20…ファックスドライバプログラム
21…入力部
22…付加情報変換部
23…ジョブ取得部
24…解析部
25…複製部
26…ジョブ編集部
27…出力部

Claims (12)

  1. 情報処理装置において実行されるプログラムであって、
    PDL部を含み、該PDL部に記述されたページを出力するジョブを取得する取得ステップと、
    前記ジョブに付加する複数の付加情報の入力を受ける入力ステップと、
    前記複数の付加情報のそれぞれをPDL形式に変換して複数のPDL付加情報を生成する変換ステップと、
    前記ジョブのPDL部を解析して、前記PDL付加情報の挿入位置を特定する解析ステップと、
    前記ジョブを複製して複数のジョブにする複製ステップと、
    前記複数のジョブのそれぞれに、前記PDL付加情報を1つずつ、前記特定した挿入位置に挿入する挿入ステップと、
    前記挿入した後の前記複数のジョブを出力する出力ステップと、
    を有する
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 前記複製ステップでは、前記ジョブを複製して、該ジョブが複数連続した連続ジョブデータを生成し、
    前記挿入ステップでは、前記連続ジョブデータに含まれる前記ジョブのそれぞれに、前記PDL付加情報を1つずつ、前記特定した挿入位置に挿入し、
    前記出力ステップでは、前記挿入した後の前記連続ジョブデータを、1つのジョブとして出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記取得ステップでは、ユーザからの1回の出力指示に基づいてOSが作成した1つのジョブを取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記ジョブは、PJL部を含み、
    前記挿入ステップでは、前記連続ジョブデータに含まれるジョブのそれぞれのPJL部に、そのジョブのPDL部に挿入する前記PDL付加情報に対応した付加情報を挿入する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のプログラム。
  5. 前記ジョブは、ファックス送信ジョブであり、
    前記付加情報は、ファックスの送信先を示す情報であり、前記PDL付加情報は、前記付加情報に対応した宛先情報を含むカバーシートである
    ことを特徴とする請求項に記載のプログラム。
  6. 前記変換ステップでは、PDL形式の所定のテンプレートに、前記付加情報をPDL形式に変換したものを挿入して、前記PDL付加情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のプログラム。
  7. PDL部を含み、該PDL部に記述されたページを出力するジョブを取得する取得部と、
    前記ジョブに付加する複数の付加情報の入力を受ける入力部と、
    前記複数の付加情報のそれぞれをPDL形式に変換して複数のPDL付加情報を生成する変換部と、
    前記ジョブのPDL部を解析して、前記PDL付加情報の挿入位置を特定する解析部と、
    前記ジョブを複製して、複数のジョブにする複製部と、
    前記複数のジョブのそれぞれに、前記PDL付加情報を1つずつ、前記特定した挿入位置に挿入する挿入部と、
    前記挿入した後の前記複数のジョブを出力する出力部と、
    を有する
    ことを特徴とするジョブ編集装置。
  8. 前記複製部は、前記ジョブを複製して、該ジョブが複数連続した連続ジョブデータを生成し、
    前記挿入部は、前記連続ジョブデータに含まれる前記ジョブのそれぞれに、前記PDL付加情報を1つずつ、前記特定した挿入位置に挿入し、
    前記出力部は、前記挿入した後の前記連続ジョブデータを、1つのジョブとして出力する
    ことを特徴とする請求項7に記載のジョブ編集装置。
  9. 前記取得部は、ユーザからの1回の出力指示に基づいてOSが作成した1つのジョブを取得する
    ことを特徴とする請求項8に記載のジョブ編集装置。
  10. 前記ジョブは、PJL部を含み、
    前記挿入部は、前記連続ジョブデータに含まれるジョブのそれぞれのPJL部に、そのジョブのPDL部に挿入する前記PDL付加情報に対応した付加情報を挿入する
    ことを特徴とする請求項8または9に記載のジョブ編集装置。
  11. 前記ジョブは、ファックス送信ジョブであり、
    前記付加情報は、ファックスの送信先を示す情報であり、前記PDL付加情報は、前記付加情報に対応した宛先情報を含むカバーシートである
    ことを特徴とする請求項10に記載のジョブ編集装置。
  12. 前記変換部は、PDL形式の所定のテンプレートに、前記付加情報をPDL形式に変換したものを挿入して、前記PDL付加情報を生成する
    ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1つに記載のジョブ編集装置。
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