JP6460134B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents
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ところで、特許文献1に記載の燃料噴射弁では、付勢部材は、可動コアと鍔部との間に設けられているため、可動コアと鍔部との位置関係によって付勢部材の付勢力が決定する。一方、可動コアと鍔部との間の隙間の長さも可動コアと鍔部との位置関係によって決定されるため、可動コアと鍔部との間の隙間の長さと付勢部材の付勢力の大きさとを個別に調整することができない。このため、開弁するときニードルに作用する開弁方向の力が燃料噴射弁の個体ごとに異なり、燃料噴射量がばらつくおそれがある。
ニードル部材は、ハウジングの弁座から離間すると開弁し、弁座に当接すると閉弁することで噴孔を開閉する。
鍔部は、ニードル部材の他方の端部の径方向外側にニードル部材と一体に往復移動可能なよう設けられる。
固定コアは、筒状に形成され、可動コアの弁座とは反対側に設けられ、可動コアと対向する端面を有する。
第一付勢部材は、端部が鍔部またはニードル部材に当接し、ニードル部材を閉弁方向に付勢する。
第二付勢部材は、第一付勢部材とは独立して設けられ、可動コアを閉弁方向に付勢する。
アジャスティングパイプは、第一付勢部材を付勢する。
本発明の燃料噴射弁は、ニードル部材が弁座に当接しているとき、鍔部と可動コアとの間には、隙間が形成されることを特徴とする。また、第一付勢部材と第二付勢部材とは、軸方向にて重ならないことを特徴とする。また、第二付勢部材は、固定コアの可動コア側の端部の内壁よりも径内側に配置され、かつ、固定コアのうち最も内径の小さい部位の内径よりも外径が小さい。
本発明の第一実施形態による燃料噴射弁1を図1〜3に示す。なお、図1、2には、ニードル40が弁座255から離間する方向である開弁方向、及び、ニードル40が弁座255に当接する方向である閉弁方向を図示する。
筒部252は、噴射部251の径方向外側を囲み、噴射部251の外壁253が突出する方向とは反対の方向に延びるように形成されている。
可動コア第一当接面501の径方向外側には、固定コア30の弁座255側の端面に当接可能な端面である可動コア第二当接面502が形成されている。可動コア第二当接面502には、可動コア第一当接面501と同様に耐摩耗性に優れた膜が施されている。
ブッシュ60の内壁601に形成されている溝602は、ニードル40の往復移動方向に延びるよう形成されている。溝602には、鍔部43の突起434が挿入される。これにより、ブッシュ60とニードル40とは,中心軸CA1方向に相対移動可能、かつ、相対回転不能である。
燃料噴射弁1では、図2に示すように規制部材45と可動コア50とが当接しているとき、鍔部端面431と可動コア第一当接面501との間には隙間430が形成される。
コイル35に電力が供給されていないとき、ニードル40のシール部42と弁座255とは当接している。このとき、ニードル40と可動コア50との位置関係は、図2に示すように、可動コア第一当接面501と鍔部端面431との間には隙間430が形成されている。
ニードル40が閉弁方向に移動すると、噴孔26は閉じられ、燃料の噴射が終了する。シール部42と弁座255とが当接した後、慣性力によって閉弁方向に移動する可動コア50は、規制部材45に当接し閉弁方向への移動が停止する。
燃料噴射弁1では、可動コア50を閉弁方向に付勢する第二スプリング32の一端がブッシュ60に当接している。ブッシュ60は、固定コア30とは別体に形成されており、例えば、燃料噴射弁1の製造時に可動コア50に対するブッシュ60の位置を変更することができる。これにより、隙間430の中心軸CA1方向の長さを変更することなく第二スプリング32の付勢力の大きさのみを調整することによって可動コア50の移動速度を調整することができるため、燃料噴射弁1の燃料噴射特性を調整することができる。したがって、燃料噴射弁の個体ごとに燃料噴射特性の調整が可能となり、燃料噴射弁の個体間における燃料噴射量のばらつきを小さくすることができる。
次に、本発明の第二実施形態による燃料噴射弁を図4に基づいて説明する。第二実施形態は、規制部材が設けられる位置が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図4には、ニードル40が弁座255から離間する方向である開弁方向、及び、ニードル40が弁座255に当接する方向である閉弁方向を図示する。
次に、本発明の第三実施形態による燃料噴射弁を図5に基づいて説明する。第三実施形態は、ブッシュが設けられる位置が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図5には、ニードル40が弁座255から離間する方向である開弁方向、及び、ニードル40が弁座255に当接する方向である閉弁方向を図示する。
具体的には、図5に示すように、固定コア30には、弁座255側の内壁301に溝302が形成されている。溝302は、固定コア30の内壁301から径方向外側へ凹むよう形成されている。溝302を形成する内壁303は、可動コア第二当接面502に対向するよう形成されている。溝302にブッシュ70が収容されると、内壁303にはブッシュ70の弁座255とは反対側の端面704が当接する。
また、鍔部43は、溝302に収容されているブッシュ70に摺動可能に形成されている。これにより、第三実施形態は、第一実施形態の効果(a)、(b)、(d)〜(g)を奏するとともに、ハウジング20内でのニードル40の往復移動がブッシュ70によって案内され、ニードル40の傾きなどニードル40の姿勢不良による不意の燃料噴射を防止することができる。
次に、本発明の第四実施形態による燃料噴射弁を図6に基づいて説明する。第四実施形態は、ブッシュが設けられる位置が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図6には、ニードル40が弁座255から離間する方向である開弁方向、及び、ニードル40が弁座255に当接する方向である閉弁方向を図示する。
ブッシュ80は、略筒状に形成され、固定コア30とは別体に設けられている。ブッシュ80は、固定コア30の径方向外側に固定されている。ブッシュ80の内壁801は、固定コア30の外壁304に当接している。ブッシュ80の弁座255側の端面である端面803には、第二スプリング32の一端が当接する。第二スプリング32の内径は、第一実施形態の第二スプリング32の内径に比べて大きい。
次に、本発明の第五実施形態による燃料噴射弁を図7に基づいて説明する。第五実施形態は、鍔部及び可動コアの形状が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図7には、ニードル40が弁座255から離間する方向である開弁方向、及び、ニードル40が弁座255に当接する方向である閉弁方向を図示する。
(ア)第一〜三、五実施形態では、ブッシュの内壁と鍔部の外壁とが摺動するとした。これに対し、本発明の他の実施形態では、ブッシュの内壁と鍔部の外壁とは摺動しなくてもよい。ブッシュまたは固定コアの内壁と鍔部の外壁とが摺動しない場合、可動コアの外壁がハウジングの内壁に摺動することとしてもよい。
20 ・・・ハウジング、
30 ・・・固定コア、
31 ・・・第一スプリング(第一付勢部材)、
32 ・・・第二スプリング(第二付勢部材)、
35 ・・・コイル、
41 ・・・ニードル部材、
43 ・・・鍔部、
430 ・・・隙間、
50 ・・・可動コア。
Claims (8)
- 噴孔(26)、及び、前記噴孔の周囲に形成される弁座(255)を有するハウジング(20)と、
前記弁座から離間すると開弁し前記弁座に当接すると閉弁することで前記噴孔を開閉するニードル部材(41)と、
前記ニードル部材と一体に往復移動可能なよう前記ニードル部材の他方の端部の径方向外側に設けられる鍔部(43)と、
前記鍔部の前記弁座側において前記ニードル部材に対し相対移動可能に設けられる可動コア(50)と、
前記可動コアの前記弁座とは反対側に設けられ、前記可動コアと対向する端面を有する筒状の固定コア(30)と、
電力が供給されると前記可動コアが前記固定コアに吸引されるよう磁界を形成するコイル(35)と、
端部が前記鍔部または前記ニードル部材に当接し、前記ニードル部材を閉弁方向に付勢する第一付勢部材(31)と、
前記第一付勢部材とは独立して設けられ、前記可動コアを閉弁方向に付勢する第二付勢部材(32)と、
前記第一付勢部材を付勢するアジャスティングパイプ(11)と、
を備え、
前記ニードル部材が前記弁座に当接しているとき、前記鍔部と前記可動コアとの間には、隙間(430)が形成され、
前記第一付勢部材と前記第二付勢部材とは、軸方向にて重ならず、
前記第二付勢部材は、前記固定コアの前記可動コア側の端部の内壁よりも径内側に配置され、かつ、前記固定コアのうち最も内径の小さい部位の内径よりも外径が小さいことを特徴とする燃料噴射弁。 - 前記可動コアを開弁方向に付勢する第三付勢部材(33)をさらに備え、
前記第二付勢部材と前記第三付勢部材とは、軸方向にて重ならない請求項1に記載の燃料噴射弁。 - 前記可動コアを開弁方向に付勢する第三付勢部材(33)をさらに備え、
前記第二付勢部材の付勢力は、前記第三付勢部材の付勢力よりも大きい請求項1に記載の燃料噴射弁。 - 前記第一付勢部材は、前記第二付勢部材よりも軸方向の長さが長い請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記第二付勢部材は、前記ニードル部材の径方向外側に設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記第二付勢部材は、前記ニードル部材を覆っている請求項5に記載の燃料噴射弁。
- 前記可動コアは、前記鍔部よりも前記噴孔側に設けられている請求項1〜6のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記第二付勢部材の前記噴孔とは反対側の端面は、前記第一付勢部材の前記噴孔側の端面よりも前記噴孔側に位置している請求項1〜7のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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