JP6432548B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents
エンジンの制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6432548B2 JP6432548B2 JP2016041076A JP2016041076A JP6432548B2 JP 6432548 B2 JP6432548 B2 JP 6432548B2 JP 2016041076 A JP2016041076 A JP 2016041076A JP 2016041076 A JP2016041076 A JP 2016041076A JP 6432548 B2 JP6432548 B2 JP 6432548B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- air amount
- target
- target air
- thermal efficiency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
そこで、点火リタードを行った場合には、この点火リタードによるトルク低下を相殺するように吸入空気量を増大させ、出力トルクを維持することが考えられる。
このように構成された本発明においては、目標空気量制限手段は、点火時期に応じて設定された目標空気量を、エンジンの運転状態に応じて設定された閾値を超えないように制限するので、吸入空気量を閾値を超えて過度に増大させることにより熱効率が低下し、目標空気量を増大させたにも関わらず目標トルクを得ることができず、目標空気量がさらに増大して燃費が悪化するという悪循環に陥ることを防止でき、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を防止することができる。また、目標空気量制限手段は、目標空気量を、熱効率が所定値以上となるように設定された閾値を超えないように制限するので、吸入空気量を閾値を超えて過度に増大させることにより、目標空気量を増大させても目標トルクを得ることができず、目標空気量がさらに増大して燃費が悪化するような領域まで熱効率が低下することを防止でき、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を確実に防止することができる。
このように構成された本発明においては、目標空気量制限手段は、目標空気量を、エンジン回転数及びエンジン負荷に応じて適切に設定された閾値以下となるように制限することができ、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を確実に防止することができる。
このように構成された本発明においては、目標空気量制限手段は、目標空気量を、エンジン負荷に応じて適切に設定された閾値以下となるように制限することができ、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できるとともに、燃費の悪化を確実に防止することができる。
このように構成された本発明においては、目標空気量設定手段は、基準熱効率と実熱効率との内、低い方の熱効率に基づき目標空気量を設定するので、点火リタードによる熱効率の低下を加味して目標空気量を設定することができ、これにより、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を確実に抑制できるとともに、燃費の悪化を防止することができる。
PCM60は、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを記憶するためのROMやRAMの如き内部メモリを備えるコンピュータにより構成される。
なお、PCM60は、本発明における「エンジンの制御装置」に相当し、本発明における「点火時期設定手段」、「点火時期補正手段」、「目標空気量設定手段」、「目標空気量制限手段」、及び「空気量制御手段」として機能する。
図3は、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置がエンジンを制御するエンジン制御処理のフローチャートであり、図4は、本発明の実施形態によるエンジンの制御装置が目標充填効率を設定する目標充填効率設定処理のフローチャートであり、図5は、本発明の実施形態によるPCMが要求充填効率を算出する方法を示した制御ブロック図であり、図6は、エンジン回転数と要求平均有効圧力に応じて設定された制限充填効率を示すマップである。
エンジン制御処理が開始されると、図3に示すように、ステップS1において、PCM60は車両の運転状態を取得する。具体的には、PCM60は、アクセル開度センサ40が検出したアクセル開度、エアフローセンサ41が検出した吸入空気量、車速センサ53が検出した車速、ノックセンサ54が検出したノッキング発生の有無、車両の変速機に現在設定されているギヤ段等を含む、上述した各種センサ40〜54が出力した検出信号S140〜S154を運転状態として取得する。
その結果、ノッキングが検出された場合、ステップS5に進み、PCM60は、ノッキングを抑制するために点火時期を遅角側に補正するときの補正量(点火リタード量)を増大させる。一方、ノッキングが検出されなかった場合、ステップS6に進み、PCM60は、点火リタード量を減少させる。これにより、ノックセンサ54によりノッキングが検出される度に点火時期は徐々に遅角側に補正され、ノッキングが検出されない場合、点火時期は進角側に戻される。ただし、点火リタード量は、燃焼効率の著しい悪化や失火を考慮した燃焼安定性の観点から予め実験により定められた遅角量の限界値(遅角限界)を超えないように設定される。
一方、実熱効率が基準熱効率以上である場合には、ステップS27に進み、PCM60のce変換部65は、基準熱効率と要求熱量から目標ceを算出する。具体的には、PCM60は、要求熱量を基準熱効率で除することにより、基準熱効率の下で要求熱量を得るために必要な発生熱量(効率反映熱量)を算出する。ce変換部65は、発生熱量とceとの関係を規定したマップを参照し、効率反映熱量に対応するceを目標ceとして取得する。
要求ceを制限ce以下に制限せず、熱効率が30%未満の運転領域でエンジン10を運転した場合、僅かな点火リタードを行っただけでも出力トルクが大幅に低下するので、そのトルク低下を補って目標トルクを達成するために要求ceを増大させることになり、燃費が悪化する。さらに、ceの増大に伴って熱効率がより低い運転領域でエンジン10を運転することになるので、要求ceを増大させたにも関わらず目標トルクを得ることができず、要求ceがさらに増大して燃費が悪化するという悪循環に陥る。しかしながら、本実施形態では、要求ceが制限ceを超えないように制限するので、上記のような燃費悪化を防止することができる。
また、要求平均有効圧が相対的に低い運転領域は、そもそも熱効率が低い運転領域であるので、ceを増大させなければ目標トルクを得ることができず、また、そもそも燃料消費量が少ないので、熱効率が30%未満に悪化しても燃費に及ぼす影響が小さい。そこで、要求平均有効圧が相対的に低い運転領域における制限ceは、30%よりも低い熱効率(例えば22%)に対応する値に設定されている。
また、制限ceは、同一の要求平均有効圧力においてエンジン回転数によらずほぼ一定となるように設定されている。
この場合、PCM10は、ステップS12において設定した開度に応じてWGバルブ31のアクチュエータを制御すると共に、第1圧力センサ43により検出される過給圧を、ステップS11において取得した目標過給圧に近づけるようにアクチュエータをフィードバック制御する。
具体的には、エンジン制御部67は、実空気量及びエンジン回転数に対応する点火進角マップのMBTと、実空気量及びエンジン回転数に対応するノック限界点火時期の内、遅角側の点火時期を基本点火時期として設定し、点火プラグ14を制御する。
ステップS10、S13及びS14の後、PCM60は、エンジン制御処理を終了する。
図7(a)は、ギヤ段を固定した状態で車速をほぼ一定の上昇率で上昇させるようにアクセルペダルを操作したときのアクセル開度の変化を示している。これらの図7(a)及び(b)に示すように、目標トルクは、基本的にアクセル開度の変化と同様に変化する。
図7(c)の例では、アクセル開度の増大に応じて目標トルクが上昇し始めたタイミングで点火リタードが行われている。この点火リタードによる出力トルクの低下を補うために、図7(d)に破線で示すように目標ceが上昇する。しかしながら、図4及び図5を参照して説明したように、要求ceは制限ceを超えないように制限される。すなわち、図7(d)に実線で示すように、点火リタードが実行され且つ目標トルクが相対的に高い場合、要求ceは目標ceよりも低い値に制限される。これにより、過度にceを増大させて熱効率が低下することによる燃費悪化を防止することができる。実ceは、図7(d)に一点鎖線で示すように、基本的には要求ceと一致するように制御されるが、要求ceが急激に増大する場合には若干の遅れが生じている。これは、スロットルバルブ6や可変吸気バルブ機構18の制御に対する吸入空気量の応答遅れによるものである。
図7(e)、(f)に示すように、スロットルバルブ6及び可変吸気バルブ機構18は、図7(d)に示した要求ceを実現するように制御される。これにより、図7(g)に示すエンジン回転数は、アクセル開度の変化に対応して変化しつつ、ほぼ一定の上昇率で上昇している。このときのエンジン10の実際の出力トルクは、図7(b)に示した目標トルクとほぼ一致するように変化する。すなわち、燃費の悪化を防止しつつ、ノッキング防止のための点火リタードに伴うトルク低下を抑制できる。
4 ターボ過給機
4a コンプレッサ
6 スロットルバルブ
9 エアバイパスバルブ
10 エンジン
13 燃料噴射弁
14 点火プラグ
18 可変吸気バルブ機構
25 排気通路
31 WGバルブ
40 アクセル開度センサ
53 車速センサ
54 ノックセンサ
60 PCM
100 エンジンシステム
Claims (4)
- 目標トルクを出力させるようにエンジンを制御するエンジンの制御装置であって、
上記エンジンの点火装置による基準点火時期を、上記エンジンの運転状態に応じて設定する点火時期設定手段と、
ノッキングを抑制するために、上記基準点火時期を遅角側に補正する点火時期補正手段と、
上記目標トルクを上記エンジンに出力させるための目標空気量を、点火時期が上記基準点火時期に設定された条件での上記エンジンの運転状態に応じた基準熱効率、又は、吸入空気量、エンジン回転数及び点火リタード量に基づき推定した実熱効率を用いて設定する目標空気量設定手段と、
上記目標空気量を、上記エンジンの運転状態に応じた基準熱効率が所定値以上となるように設定された閾値を超えないように制限する目標空気量制限手段と、
上記目標空気量制限手段により上記閾値以下に制限された目標空気量に応じて吸入空気量を制御する空気量制御手段と、を有し、
上記閾値は、エンジン負荷が相対的に低い領域では同一のエンジン負荷においてエンジン回転数によらずにほぼ一定に設定され、エンジン負荷が相対的に高い領域では、同一のエンジン負荷において、エンジン回転数が相対的に高い高回転領域及び相対的に低い低回転領域よりも、それらの高回転領域と低回転領域との間の領域で高くなるように設定されている、
ことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 上記目標空気量制限手段は、上記目標空気量を、同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が増大するほど大きくなるように設定された上記閾値を超えないように制限する、請求項1に記載のエンジンの制御装置。
- 上記目標空気量制限手段は、上記目標空気量を、同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が相対的に高い領域では一定となるように設定された上記閾値を超えないように制限する、請求項2に記載のエンジンの制御装置。
- 上記目標空気量設定手段は、上記基準熱効率と、上記実熱効率との内、低い方の上記基準熱効率又は上記実熱効率に基づき、上記目標空気量を設定する請求項1乃至3の何れか1項に記載のエンジンの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016041076A JP6432548B2 (ja) | 2016-03-03 | 2016-03-03 | エンジンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016041076A JP6432548B2 (ja) | 2016-03-03 | 2016-03-03 | エンジンの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017155678A JP2017155678A (ja) | 2017-09-07 |
JP6432548B2 true JP6432548B2 (ja) | 2018-12-05 |
Family
ID=59809453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016041076A Expired - Fee Related JP6432548B2 (ja) | 2016-03-03 | 2016-03-03 | エンジンの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6432548B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4499809B2 (ja) * | 2008-05-21 | 2010-07-07 | 三菱電機株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
JP5293717B2 (ja) * | 2010-10-01 | 2013-09-18 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジンの制御装置 |
JP5678848B2 (ja) * | 2011-09-13 | 2015-03-04 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジンの熱効率推定装置及びエンジントルク制御装置 |
JP5925641B2 (ja) * | 2012-08-31 | 2016-05-25 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の吸気制御装置 |
-
2016
- 2016-03-03 JP JP2016041076A patent/JP6432548B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017155678A (ja) | 2017-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4306642B2 (ja) | 内燃機関の制御システム | |
JP5939263B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4244979B2 (ja) | 内燃機関の過給圧制御装置 | |
JP5772025B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
CN107804311B (zh) | 车辆的控制装置 | |
CN109973279B (zh) | 内燃机的控制装置 | |
JP2009235920A (ja) | 過給機付き筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JP6380914B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP6489376B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP6296430B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP4061280B2 (ja) | 可変ノズル機構ターボチャージャ付ガソリン機関の制御装置 | |
JP2007182828A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6432548B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP6403102B2 (ja) | ターボ過給機付きエンジンの制御装置 | |
JP2009216035A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4930726B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射装置 | |
JP6350974B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP6331230B2 (ja) | ターボ過給機付きエンジンの制御装置 | |
JP7256682B2 (ja) | 内燃機関の制御方法及び内燃機関の制御装置 | |
JP2008101513A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6312048B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP4321493B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5067205B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2010261358A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
WO2017150077A1 (ja) | エンジンの制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180717 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180907 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181009 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181022 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6432548 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |