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JP5067205B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、過給機と、吸気弁のバルブタイミングを可変な可変バルブタイミング機構と、を備えた内燃機関において、燃費、高出力性能を向上させる技術に関する。
特許文献1には、過給機と可変バルブタイミング機構を備えた内燃機関が開示されている。一般に、この種の内燃機関においては、加速要求時や高負荷時に吸気バルブのバルブタイミングを進角させて、充填効率を増大させることにより、空気応答性、トルクアップを図っている。
また、過給領域でも、吸気バルブのバルブタイミングを進角させて排気バルブとのバルブオーバラップ量を大きくすることにより、掃気効率を高めて、体積効率を向上させる仕様としている。
特開2004−183511号
しかしながら、上記のように加速時や高負荷時に高過給とすると、一般にノッキングが発生しやすくなるため、燃料増量でノッキングを抑制しているが、燃費が著しく悪化してしまう。
また、過給領域で吸気バルブのバルブタイミングを進角すると、ノッキングからの点火時期リタードによる排気温度上昇に伴い、やはり、燃料増量が必要となり、ある領域では、過度の燃料増量によって失火、スモークが発生し、結局、高過給できる領域が制約されてしまう。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、吸気バルブのバルブタイミングを適切に切換つつ目標トルクが得られる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
このため、請求項1に係る発明は、
過給機と、吸気弁のバルブタイミングを可変な可変バルブタイミング機構と、を備えた内燃機関において、
ドライバの運転操作を検出する運転操作検出手段と、
運転操作による加速要求度合いに基づいて、前記可変バルブタイミング機構による吸気バルブのバルブタイミングを、進角側と遅角側とで切り換えるバルブタイミング切換手段と、
過給中であって、機関回転速度が、ノッキング発生限界付近の所定回転速度以下であって吸気バルブの閉時期が下死点BDCよりも遅い基本バルブタイミングに対して進角側に制御した場合と遅角側に制御した場合とでトルク差が大きければバルブタイミングを進角側に制御し、機関回転速度が所定回転速度よりも大きくトルク差が小さくなったときにバルブタイミングを遅角側に段差を持たせて切り換えることで、ノッキングを抑制しつつ前記吸気バルブのバルブタイミングの切換によるトルク段差を抑制機関トルクを制御するトルク制御手段と、
を含んで構成した。
このようにすれば、吸気バルブのバルブタイミングを、ノッキング発生限界付近までは、進角させて、出力向上を図りつつ、進角させた状態ではノッキングを発生してしまう領域で、遅角側に切り換える一方、トルク段差を抑制するように制御することでノッキングを抑制しつつ最大限出力を向上させることができ、その結果、燃費も向上できる。
図1は、本発明の一実施形態の全体構成を示すシステム図である。
エンジン1の吸気通路2には、上流側から吸入空気量を検出するエアフローメータ3、機械駆動式の過給機(スーパーチャージャー)4、過給吸気冷却用のインタークーラ5、スロットル弁6が設けられる。
前記過給機4をバイパスして吸気通路2を接続するバイパス通路41が設けられ、該バイパス通路41に介装されたバイパスバルブ42の開度を、アクチュエータによって制御することにより、過給圧を調節する。
また、前記スロットル弁6は、アクチュエータによって開度を制御することにより、吸入空気量を調節する。
機関1の各気筒には、燃焼室内に燃料を噴射する燃料噴射弁7、燃焼室内で火花点火を行う点火プラグ8が設けられており、吸気バルブ9を介して吸入された空気に対して前記燃料噴射弁7から燃料を噴射して混合気を形成し、該混合気を前記燃焼室6内で圧縮し、点火プラグ8による火花点火によって着火する。
エンジン1の排気は、排気バルブ10を介して燃焼室6から排気通路11に排出され、図示しない排気浄化触媒及びマフラーを介して大気中に放出される。
前記吸気バルブ9及び排気バルブ10は、それぞれ吸気バルブ側カム軸12及び排気バルブ側カム軸13に設けられたカムにより開閉駆動される。
吸気バルブ側カム軸12、排気バルブ側カム軸13には、クランク軸に対するカム軸の回転位相を変化させることで、吸、排気バルブのバルブタイミング(開閉時期)を進遅角する油圧駆動式の可変バルブタイミング機構(以下、VTC機構という)14A,14Bがそれぞれ設けられている。なお、排気バルブ10は、カム軸に固定されたカムによりバルブタイミング一定に駆動されるものであってもよい。
前記油圧駆動式のVTC機構14は、図2に示すように、クランク軸(図示省略)によりタイミングチェーンを介して回転駆動されるカムスプロケットの円筒状のハウジング51と、前記カム軸(12,13)の端部に固定されて前記ハウジング51内に回転自在に収容された回転部材52と、該回転部材52をハウジング51に対して相対的に回転させる油圧回路53とを備えている。
前記ハウジング51の内周面には、横断面台形状を呈し、それぞれハウジング51の軸方向に沿って設けられる4つの隔壁部51Aが90°間隔で突設されている。
前記回転部材52は、カム軸の前端部に固定されており、円環状の基部52Aの外周面に90°間隔で4つのベーン52Bが設けられて、前記ハウジング51の各隔壁部51A間の凹部に配置され、前記凹部を回転方向の前後に隔成し、ベーン52Bの両側と各隔壁部51Aの両側面との間に、進角側油圧室61と遅角側油圧室62を構成する。
前記油圧回路53は、進角側油圧室61に対して油圧を給排する第1油圧通路81と、遅角側油圧室62に対して油圧を給排する第2油圧通路82との2系統の油圧通路を有し、この両油圧通路81,82には、供給通路83とドレン通路84A,84Bとがそれぞれ通路切り換え用の電磁切換弁91を介して接続されている。前記供給通路83は、オイルパン内の油を圧送する機関駆動のオイルポンプに接続される一方、ドレン通路84A,84Bの下流端がオイルパンに接続している。
前記電磁切換弁91は、内部のスプール弁体92が前記各油圧通路81,82と供給通路83及びドレン通路84A,84Bとを相対的に切り換え制御するようになっている。
前記ECU21は、前記電磁切換弁91のソレノイド93に対する通電量を制御する。
例えば、ソレノイド93への通電量を増大すると、図2(A)に示すように、作動油は、第1油圧通路81を通って進角側油圧室61内に供給されると共に、遅角側油圧室62内の作動油が第2油圧通路82及びドレン通路84Aを通ってオイルパンに排出され、遅角側油圧室62が低圧になる。
このため、回転部材52は、ベーン52Bを介して進角側へ回転する。吸気バルブ9側の可変バルブタイミング機構14の場合、吸気バルブ9のバルブタイミングが進角される。
一方、ソレノイド93への通電量を減少すると、図2(B)に示すように、オイルポンプから圧送された作動油は、第2油圧通路82を通って遅角側油圧室62に供給されると共に、進角側油圧室61内の作動油が、第1油圧通路81を通ってドレン通路84Bからオイルパン内に排出される。
従って、遅角側油圧室62の内圧が高、進角側油圧室61の内圧が低となって、回転部材52は、ベーン52Bを介して遅角側に回転する。吸気バルブ9側の可変バルブタイミング機構14の場合、吸気バルブ9のバルブタイミングが遅角される。
図1に戻って、前記可変バルブタイミング機構14A,14B、バイパスバルブ42、スロットル弁6、燃料噴射弁7及び点火プラグ8の作動は、ECU(電子制御回路)21により制御される。
これら制御のため、前記ECU21には、ドライバによって踏み込み操作されるアクセルペダルの踏み込み量、すなわち、アクセル開度を検出する運転操作検出手段としてのアクセル開度センサ19、前記エアフローメータ3、クランク角センサ15、カム軸センサ16A,16B、水温センサ17、吸気圧を検出する圧力センサ18等からの信号が入力される。
かかるシステム構成を備えた内燃機関において、本実施形態では、本発明に係る制御として、ドライバのアクセル操作に基づいて所望の運転状態毎に、所定のタイミングで、吸気バルブ9のバルブタイミングを、遅角側と進角側とで段差を持たせて切り換える制御を行い、かつ、該切換時にトルク段差を有しないように制御する。
ここで、本実施形態では、吸気バルブ9の基本的なバルブタイミング制御として、閉時期IVCを下死点BDCより遅らせたいわゆる遅閉じミラーサイクルを適用する。したがって、進角するとIVCがBDCに近づいて吸気シリンダ容積が増大し、遅角するとIVCがBDCから離れて吸気シリンダ容積が減少する。
図3は、上記制御のフローを示す。
ステップS1では、前記アクセル開度センサ19で検出されるアクセル開度APOが全開であるかを判定し、全開と判定されたときは、ステップS2へ進む。
ステップS2では、前記クランク角センサ15で検出される機関回転速度Neに基づいて、吸気バルブ9のバルブタイミングの切換を制御する。具体的には、図4に示すように、トルクの差が大きい所定回転速度N1以下では、バルブタイミングを進角側に制御し、N1より大きいときは、バルブタイミングを遅角側に切り換える制御を行う。
または、全開時は、ノッキング回避のための燃料噴射量の増量を併用するので、図5の(A)に示すバルブタイミングの進角制御時に、失火またはスモークが発生する限界回転速度N2以下まで行い、該限界回転速度N2を超えると、図5の(B)に示すようにバルブタイミングを遅角とする制御に切り換えるようにしてもよい。
このように制御することで、全開時の出力性能を可能な限り高めることができる。
ステップS1で、アクセル開度APOが全開でないと判定されたときは、ステップS3へ進み、アクセル開度の変化量ΔAPOが0以下(定常または減速)で、かつ、アクセル開度APOが所定開度B以下(低負荷)であるかを判定する。
ステップS1の条件が成立したとき、つまり、加速時でも、高負荷時でもないときは、ステップS4へ進み、吸気圧Pbが外気圧Paより高いかを判定する。
吸気圧Pbが外気圧Paより高いときは、ステップS5へ進み、過給機4のフリクションを考慮しつつアクセル開度APOや機関回転速度Neに応じた目標トルクに見合った目標過給圧tPbを算出する。
ステップS6では、吸気バルブ9のバルブタイミングを遅角し、スロットル弁6は全開としつつ前記バイパスバルブ42の開度のみで、過給圧を制御する。具体的には、吸気圧センサ18で検出される実過給圧を、前記目標過給圧Pbに近づけるようにフィードバック制御する。
一般的なスーパーチャージャーによる過給圧の制御は、下流側のスロットル弁の絞り制御によって行うが、この場合、スロットル弁の絞り損失により燃費が悪化する。本実施形態では、バイパスバルブ42の開度を制御することで、絞り損失を伴うことなく、必要な過給圧を得ることができるので、燃費が改善する。
また、吸気バルブ9のバルブタイミングを遅角して吸気シリンダ容積を減少した場合を、進角して吸気シリンダ容積を増大した場合と比較すると、同一の吸入空気量を、シリンダ内での圧縮の減少を過給機による過給圧を増大させて得ることとなるが、過給圧を増大した場合は、過給により温度上昇した吸気をインタークーラ5によって冷却することができるので、最終的にシリンダ内での圧縮端温度を減少することができ、ノッキングの発生を抑制できる。
なお、吸気バルブ9のバルブタイミングを進角状態から遅角に切り換える際に、目標過給圧tPbは、図6に示すように切り換えられ、上記のようにステップ的に増大する。
したがって、ノッキングの発生を抑制でき、進角した場合は、ノッキング抑制のため燃料噴射量の増量が必要となるから、遅角した方が、それだけ、増量領域を減少することができ、さらに燃費を改善できる。
かかる運転時の状態を、図7の(A)に示す。
ステップS4で、吸気圧Pbが外気圧Pa以下と判定されたときは、非過給時であるのでバイパスバルブ42を全開とし、スロットル弁6の開度で吸入空気量を制御するが、この場合も、吸気バルブ9のバルブタイミングを遅角側に制御する。
すなわち、IVCを遅角して吸気シリンダ容積を減少させることで、同一吸入空気量を得るのにスロットル弁6の開度をより大きく開くこととなり、スロットル弁6の絞り損失をできるだけ小さくすることができ、燃費を改善できる。
かかる運転時の状態を、図7の(B)に示す。
次に、ステップS3の条件が成立しないときは、ステップS8へ進み、アクセル開度の変化量ΔAPOが所定値Aより大か、または、アクセル開度APOが所定値Bより大か、つまり、加速要求が大きいときか、または、高負荷時であるかを判定する。
そして、上記条件が成立し、加速要求が大きいか、または、高負荷時であるときは、ステップS9へ進み、ステップS5と同様に、過給機4のフリクションを考慮しつつアクセル開度APO、機関回転速度Ne等に応じた目標トルクに見合った目標過給圧tPbを算出する。
次いでステップS10では、機関回転速度Neと過給圧(吸気圧)Pbとに基づいて、図8に示すマップから、吸気バルブ9のバルブタイミングを進角に維持するか、遅角に切り換えるかを決定する。
ここで、該マップは、以下のように設定されている。以下の各条件が遅角側に切り換える条件として設定される。
A.ノッキング制御においてノッキング抑制のため点火時期を遅角するが、点火時期を遅角すると排気温度が上昇する。吸気バルブ9を進角した状態での点火時期の遅角制御では、排気温度が限界温度を超えて不可能となる領域
B.吸気バルブ9を進角した状態では、ノッキング抑制のための燃料増量によるリッチ失火限界を超える領域
C.過渡状態でバイパスバルブ42、スロットル弁6の応答性を考慮し、過給圧の立ち上がりと要求車両加速度との関係で、吸気バルブ9を進角して吸気シリンダ容積を増大することが必要な領域以外の領域
D.過渡時の変速応答遅れを考慮し、車両要求加速度に対し、吸気バルブ9を進角として吸気シリンダ容積を増大することが必要な領域以外の領域
E.クラッチ締結時からの過給機回転速度の遅れを考慮し、車両要求加速度に対し、吸気バルブ9を進角として吸気シリンダ容積を増大することが必要な領域以外の領域
上記各条件の中、A,Bは、いずれか一方を満たしたときに遅角側とする必要がある条件であり、C,D,Eは、これら全ての条件を満たしたときに遅角側とする必要がある条件である。また、C,D,Eのそれぞれで「領域以外」における「領域」は、A,Bと重なっても進角とする必要がある条件である。
したがって、まとめると、(A∪B)∩C∩D∩Eの領域では遅角側とし、それ以外の領域では進角側とするように設定される。
そして、上記のように設定したマップを用いて決定した吸気バルブ9の進角、遅角の切換に応じて目標過給圧を切り換えつつ、過給圧を該目標過給圧に近づけるようにフィードバック制御する。なお、スロットル弁6を全開に維持することは勿論である。
かかる構成とすれば、前記マップを用いて可能なかぎり吸気バルブ9のバルブタイミングを進角させ、シリンダ吸気容積を大きくして、高出力を最大限確保しながら、ノッキング限界を超えるときは、バルブタイミングを遅角に切り換えつつバイパスバルブを制御することで過給圧をできるだけ高圧に維持して高出力を維持することができ、燃費も改善できる。
かかる運転時の状態を、図7の(C)に示す。
また、ステップS8の条件が不成立のとき、すなわち、アクセル開度の変化量ΔAPOが所定値A未満で、かつ、アクセル開度APOが所定値B未満である緩加速時は、ステップS11、S12へ進む。
ステップS11,S12では、前記ステップS5,S6と同様、過給機4のフリクションを考慮しつつアクセル開度APOや機関回転速度Neに応じた目標トルクに見合った目標過給圧tPbを算出し、吸気バルブ9のバルブタイミングを遅角し、スロットル弁6は全開としつつ前記バイパスバルブ42の開度のみで、過給圧を制御する。
したがって、緩加速時も、吸気バルブ9を遅角しつつ、バイパスバルブ42の開度を制御して、必要な過給圧を得ることができるので、燃費が改善する。
以上のように、本実施形態によれば、運転状態に応じて吸気バルブのバルブタイミングを切り換えつつ、ノッキングを抑制しながら吸入空気量を最大限、かつ、エネルギ損失を最小にして確保することができ、出力向上、燃費改善を大きく促進することができる。
なお、前記図3における各ステップS2,S6,S7,S10,S12が、トルク制御手段を構成する。
本発明の一実施形態の全体構成を示すシステム図。 同上実施形態における可変バルブタイミング機構によるバルブタイミング制御状態を示す断面図。 同上実施形態における制御を示すフローチャート。 アクセル全開時の吸気バルブのバルブタイミング切換時期の一例を示す図。 アクセル全開時の吸気バルブのバルブタイミング切換時期の別の例を示す図。 吸気バルブのバルブタイミング切換に伴う過給圧切換を示す図。 各運転状態における各種状態量の変化を示すタイムチャート。 加速要求時に用いる吸気バルブのバルブタイミング切換運転条件を示すマップ。
符号の説明
1…エンジン
9…吸気バルブ
10…排気バルブ
12…吸気バルブ側カム軸
14A…吸気バルブ用の可変バルブタイミング機構
15…クランク角センサ
16A…カム軸センサ
21…エンジン制御回路(ECU)

Claims (9)

  1. 過給機と、吸気弁のバルブタイミングを可変な可変バルブタイミング機構と、を備えた内燃機関において、
    ドライバの運転操作を検出する運転操作検出手段と、
    運転操作による加速要求度合いに基づいて、前記可変バルブタイミング機構による吸気バルブのバルブタイミングを、進角側と遅角側とで切り換えるバルブタイミング切換手段と、
    過給中であって、機関回転速度が、ノッキング発生限界付近の所定回転速度以下であって吸気バルブの閉時期が下死点BDCよりも遅い基本バルブタイミングに対して進角側に制御した場合と遅角側に制御した場合とでトルク差が大きければバルブタイミングを進角側に制御し、機関回転速度が所定回転速度よりも大きくトルク差が小さくなったときにバルブタイミングを遅角側に段差を持たせて切り換えることで、ノッキングを抑制しつつ前記吸気バルブのバルブタイミングの切換によるトルク段差を抑制機関トルクを制御するトルク制御手段と、
    を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記トルク制御手段は、アクセル全開操作時に、吸気バルブのバルブタイミングの切換前後のトルク段差が所定値以下となる機関回転速度以上で、バルブタイミングを進角側から遅角側に切り換えるように制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記トルク制御手段は、加速の非要求時に過給を行う際は、吸気バルブのバルブタイミングを遅角側としつつ、過給圧を目標過給圧に近づけるように制御することによって、機関トルクを制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 内燃機関は任意の開度に制御される吸気スロットル弁を含み、加速の非要求時で、かつ、非過給時は、吸気バルブのバルブタイミングを遅角側としつつ、吸気スロットル弁の開度を制御することによって、機関トルクを制御することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記トルク制御手段は、アクセル全開以外で加速要求が大きいときは、吸気バルブのバルブタイミングに応じて目標過給圧を切り換えて設定しつつ、過給圧と機関回転速度とに基づいて吸気バルブのバルブタイミングの切換を設定し、過給圧を目標過給圧に近づけるように制御することによって、機関トルクを制御することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記トルク制御手段は、加速要求が小さいときは、吸気バルブのバルブタイミングを遅角側としつつ、過給圧を目標過給圧に近づけるように制御することによって、機関トルクを制御することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記過給機は、機関駆動されるスーパーチャージャーであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の内燃機関の制御装置。
  8. 前記過給機をバイパスして吸気通路に接続するバイパス通路にバイパスバルブを備え、該バイパスバルブの開度を制御することによって、過給圧を制御することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の内燃機関の制御装置。
  9. 前記過給機の下流の吸気通路に過給吸気冷却用のインタークーラを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載の内燃機関の制御装置。
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