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JP6430216B2 - 車両用シート - Google Patents

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JP6430216B2
JP6430216B2 JP2014229251A JP2014229251A JP6430216B2 JP 6430216 B2 JP6430216 B2 JP 6430216B2 JP 2014229251 A JP2014229251 A JP 2014229251A JP 2014229251 A JP2014229251 A JP 2014229251A JP 6430216 B2 JP6430216 B2 JP 6430216B2
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Description

本発明は、車両用シートに係り、特に、シートバックのシート幅方向の側方部分にアームレストを備えた車両用シートに関する。
従来、シートバックのシート幅方向の外側面に取り付けブラケットを介して回動可能に取り付けられ、着座した乗員の腕部を支持するアームレストを備えた車両用シートが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のアームレスト機構では、シートバックに固定された支持ユニットに対してアームレストを回動可能に連結する支軸と、支持ユニットに取り付けられ、支軸の軸方向に沿ってアームレスト側に突出し、アームレストの回転移動を規制する固定軸と、が設けられている。
アームレストは、アームレストの内側面に設けられた円弧溝と固定軸とが係合することで、支軸を中心として所定の回動範囲を回動するように構成されている。
そのため、アームレストは、シートバックに沿わせて起立させた起立位置と、シート前方側に回転させて乗員の腕部を支持する展開位置との間で移動することができる。
特開2003−299548号公報
ところで、特許文献1のようなアームレスト機構を備えたシートでは、アームレストと取り付けブラケットの間に隙間が生じてしまうことがある。その隙間から異物が侵入してしまうと、アームレストの円滑な回転操作が阻害される虞があった。
そこで、当該隙間を覆うことで、アームレスト機構の回転操作を安定させたシートが望まれていた。
また、当該隙間をコンパクトに覆い、アームレスト機構の大型化を抑制することが可能なシートが望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、アームレスト機構の回転操作を安定させた車両用シートを提供することにある。
また、アームレスト機構の安定した回転操作を確保しながらも、コンパクト化を果たした車両用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用シートによれば、背もたれ部となるシートバックと、該シートバックのシート幅方向の側方部分に取り付け部材を介して取り付けられ、着座した乗員の腕部を支持するアームレストと、を備えた車両用シートであって、前記取り付け部材に対して前記アームレストを回動可能に連結する回動軸と、前記アームレストと前記取り付け部材の間に配置され、前記アームレストと前記取り付け部材の間に形成された隙間の開口部分を覆うカバー部材と、を備え、該カバー部材は、前記回動軸を囲むように覆うカバー本体部と、該カバー本体部から前記取り付け部材側に突出し、該取り付け部材に設けられた被係合部に係合可能なカバー係合部と、を備えていること、により解決される。
上記のように、アームレストと取り付け部材の間に形成された隙間の開口部分を覆うカバー部材を備えているため、当該隙間から異物等が侵入することを防ぐことができ、アームレストの回転操作を安定させた車両用シートを実現することができる。
また、上記のように、カバー部材は、アームレストと取り付け部材の間に配置されているため、アームレスト機構の大型化を抑制してコンパクト化できる。
また、上記のように、カバー部材を取り付け部材に係合させることでカバー部材の組み付け剛性が向上する。
このとき、前記回動軸の周辺部分に設けられ、前記アームレストの回転移動を規制する移動規制部材を備え、前記カバー部材は、少なくとも前記移動規制部材の周囲の一部を覆っており、前記カバー本体部は、前記回動軸及び前記移動規制部材を囲むように覆っていると良い
般にアームレスト機構において移動規制部材の周辺に異物が侵入してしまうと、アームレストの回動動作に支障を与えやすいところ、上記のようにカバー部材が移動機規制部材の周囲の一部を少なくとも覆っているため、アームレストの回転操作を効果的に安定させることができる。
また、上記のように、カバー部材を取り付け部材に係合させることでカバー部材の組み付け剛性が向上する。
このとき、前記移動規制部材は、前記取り付け部材に取り付けられ、前記回動軸の軸方向に沿って前記アームレスト側に突出する移動規制軸であって、前記アームレストは、該アームレストの内側面に設けられ、前記回動軸を中心とした円弧上に沿って延びる移動規制穴と前記移動規制軸とが係合することで、前記回動軸を中心として所定の回動範囲を回動するように配置され、前記カバー部材は、前記移動規制軸の周囲を覆っていると良い。
上記のように、カバー部材が移動機規制軸の周囲を覆っているため、アームレストの回転操作を一層効果的に安定させることができる。
このとき、前記取り付け部材は、取り付けブラケットであって、外側ブラケットと内側ブラケットとが重ね合わされた状態で溶接されることで形成され、前記被係合部は、前記取り付けブラケットにおいて溶接された部分と異なる位置に設けられていると良い。
上記のように、取り付け部材は、外側ブラケットと内側ブラケットとが重ね合わされた状態で溶接されることで一体的に形成されてなるため、取り付け部材の剛性が向上する。その結果、アームレスト機構の組み付け剛性が向上する。
また、被係合部は、取り付けブラケットにおいて溶接された部分と異なる位置に設けられているため、カバー部材の取り付け後も溶接痕の確認がし易くなる。
このとき、前記取り付けブラケットは、該取り付けブラケットの外縁部分が溶接されることで形成され、前記カバー係合部は、前記カバー本体部から前記外縁部分を囲むように突出し、該外縁部分に設けられた前記被係合部に係合し、前記外縁部分において溶接された部分を避けて一部切り欠かれていると良い。
上記のように、カバー部材のカバー係合部が、取り付けブラケットの溶接部分を避けて一部切り欠かれているため、カバー係合部の撓み性を確保することができ、カバー係合部が被係合部に係合し易くなる。また、カバー係合部周辺の大型化を抑制できる。
このとき、前記外側ブラケットの外縁部分と、前記内側ブラケットの外縁部分とは、シート幅方向において一部重ね合わされた状態で溶接されていると良い。
上記構成により、取り付けブラケットの組み付け剛性が向上するとともに、各ブラケットの溶接作業が容易になる。
このとき、前記カバー係合部には、前記取り付け部材の外縁部分に設けられた係合段差に掛け止め可能な係合爪と、該係合爪の周辺部分に形成され、前記係合爪が前記係合段差に掛け止めされた状態を外部から視認するための開口孔と、が設けられていると良い。
上記のように、係合爪と係合段差とが係合してなるため、締結ボルト等の構成部品を追加する必要がなくなる。
また、カバー係合部において係合爪の周辺部分には開口孔が設けられているため、係合爪の係合状態を目視確認することができる。
このとき、前記カバー部材は、前記カバー本体部の外周部分から前記回動軸に向かって延出し、前記取り付け部材の外側面に当接するカバー当接部を備えていると良い。
上記構成により、カバー部材の取り付け部材に対する組み付け剛性が一層向上する。
このとき、前記カバー当接部の内側面には、該カバー当接部から前記取り付け部材側に向かってテーパー状に突出し、前記取り付け部材の外側面に設けられた嵌合穴に嵌合可能な嵌合突起が設けられていると良い。
上記構成により、カバー部材の取り付け部材に対する組み付け剛性が一層向上し、カバー部材のガタツキが抑制される。
このとき、前記カバー本体部の外周部分は、前記アームレストの内側面に当接していると良い。
上記構成により、カバー部材によって隙間を一層良好に覆うことができ、異物等の侵入を一層防ぐことができる。
このとき、前記シートバックは、骨格となるバックフレームにクッションパッドを載置して、表皮で被覆されて構成され、前記カバー本体部の外周部分は、前記アームレストの周辺部分にある前記クッションパッドの一部を支持していると良い。
一般にシートバック及びアームレスト機構は、外側からクッションパッドを載置して表皮で被覆して構成されているところ、上記のように、カバー部材の一部分がクッションパッドの一部を内側から支持することによって、クッションパッドの変形が抑制されるため、クッションパッドの外側から最初に異物が侵入することを防ぐことができる。
このとき、前記取り付け部材は、前記シートバックの骨格となるバックフレームの側方部分に溶接することで取り付けられ、溶接された部分は、前記取り付け部材の上端と下端の間に配置されていると良い。
上記構成により、当該溶接された部分が、取り付け部材の上下外側に張り出すことがなくなるため、上下方向においてアームレスト機構の大型化を抑制できる。
また、車体フロアに対して前記シートバックを回動可能に連結するリクライニング装置を備え、該リクライニング装置は、前記シートバックの回動動作をロックするロック状態と、ロック解除状態との間で切り替え操作するための操作レバーを備え、前記カバー部材は、シート幅方向においてヘッドレストに対して前記操作レバーとは反対側に配置されていると良い。
また、前記カバー部材は、前記シートバックの側方部分に設けられた凹部に配置されていると良い。
発明によれば、カバー部材を取り付けることで、アームレストと取り付け部材の間に形成された隙間から異物等が侵入することを防ぐことができ、アームレストの回転操作を安定させた車両用シートを実現できる
また本発明によれば、アームレスト機構の大型化を抑制してコンパクト化できる。また、アームレストの回転操作を効果的に安定化できる。
また本発明によれば、カバー部材の組み付け剛性が向上する。
また本発明によれば、取り付け部材の剛性が向上し、アームレスト機構の組み付け剛性が向上する。また、カバー部材の取り付け後も溶接痕の確認がし易くなる。
また本発明によれば、カバー係合部の撓み性を確保でき、カバー係合部が被係合部に係合し易くなる。また、カバー係合部周辺の大型化を抑制できる。
また本発明によれば、取り付けブラケットの組み付け剛性が向上し、各ブラケットの溶接作業が容易になる。
また本発明によれば、締結ボルト等の構成部品を追加する必要がなくなる。また、係合爪の係合状態を目視確認できる。
また本発明によれば、カバー部材の取り付け部材に対する組み付け剛性が一層向上する。
また本発明によれば、アームレスト機構の隙間から異物が侵入することを一層防ぐことができる。
また本発明によれば、上下方向においてアームレスト機構の大型化を抑制できる。
本実施形態に係る車両用シートの斜視図である。 図1の要部拡大図であって、アームレスト機構を示す斜視図である。 図2のアームレスト機構の分解斜視図である。 別の角度から見たアームレスト機構の分解斜視図である。 カバー部材の斜視図である。 アームレスト機構の横断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両用シートについて、図1〜図6を参照しながら説明する。
本実施形態は、シートバックのシート幅方向の外側面に取り付けブラケットを介して回動可能に取り付けられたアームレストを備え、アームレストと取り付けブラケットの間に形成された隙間の開口部分を覆うために、カバー部材がアームレストと取り付けブラケットの間に組み付けられていることを特徴とする車両用シートの発明に関するものである。
なお、車両用シートのシートバックに対して乗員が着座する側がシート前方側となる。
本実施形態の車両用シートSは、図1に示すように、シートバック1と、シートクッション2と、ヘッドレスト3とを有するシート本体と、車体フロアに対してシート本体を回動可能に連結するリクライニング装置4と、シート本体のシート幅方向の外側面に取り付けブラケット20を介して回動可能に組み付けられるアームレスト30と、から主に構成されている。
また、取り付けブラケット20とアームレスト30の間には、当該取り付けブラケット20とアームレスト30の間に形成された隙間の開口部分を覆うためのカバー部材40が組み付けられている。
車両用シートSは、乗員が着座可能な使用状態と、シート本体を車体フロアに収納させた収納状態との間でシートアレンジが可能なシートである。
具体的には、車両用シートSは、乗員が操作レバー1cを引っ張ると、シート本体が前倒れして折り畳まれ、車体フロアに収納された収納状態に切り替わる。また、収納状態から、乗員が手動でシート本体を上方に起こすことで使用状態に復帰する。
シートバック1は、図1に示すように、乗員の背中を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となる図2のバックフレーム10に、クッションパッド1aを載置して、表皮1bで被覆されて構成されている。シートバック1上面においてシート幅方向の右側には操作レバー1cが配置されている。
シートクッション2は、乗員を下方から支持する着座部であって、骨格となる不図示のクッションフレームに、クッションパッド2aを載置して、クッションパッド2aの上から表皮2bによって被覆されて構成されている。
ヘッドレスト3は、乗員の頭を後方から支持する頭部であって、芯材となる不図示のピラーにクッションパッド3aを載置して表皮3bで被覆されて構成されている。
リクライニング装置4は、公知の装置からなり、シートバック1に軸支されたシート回動軸4aと、シートバック1をシート回動軸4aを中心として前方側に回転させて収納状態に付勢する不図示の渦巻きバネと、から主に構成されている。
リクライニング装置4は、シートバック1の回動動作をロックするロック状態に切り替え可能であって、シートバック1を図1の起立姿勢にロックし、操作レバー1cが操作されることでロック状態を解除し、渦巻きバネの付勢力によってシートバック1を前方側に回転させて車体フロア側に折り畳むことができる。
バックフレーム10は、シートバック1の骨格となる略矩形状の枠状体であって、図2に示すように、矩形枠状に形成された中空円筒体のフレーム本体11と、フレーム本体11の後面に連結されるプレート状のパンフレーム12と、から主に構成されている。
フレーム本体11の左右側方部分となるサイドフレーム部11aの外側面には、取り付けブラケット20を介してアームレスト30が回動可能に組み付けられている。
なお、フレーム本体11は、図6に示すように、取り付けブラケット20と共にクッションパッド1aに囲まれるようにして覆われている。
取り付けブラケット20は、アームレスト30を取り付けるための金属製のブラケットであって、図3、図4に示すように、略半楕円形状体からなり、シート幅方向の内側に配置される内側ブラケット21と、内側ブラケット21の外側に配置される外側ブラケット22と、から主に構成されている。
内側ブラケット21と外側ブラケット22とは、互いの外縁部分がシート幅方向において一部重ね合わされた状態で溶接されることで中空体となって組み付けられている。
具体的には、互いの外縁部分がフランジ形状となって互いに向かい合う方向に張り出しており、外側ブラケット22の外縁部分が内側ブラケット21の外縁部分の外側に全周囲にわたって覆い被さるように重ね合わされている。
取り付けブラケット20のシート幅方向の内側面には、サイドフレーム部11aに向かって延出し、サイドフレーム部11aの表面に当接して連結されるブラケット連結部23が設けられている。
ブラケット連結部23は、サイドフレーム部11aに沿って上下方向に延びており、その上方部分と下方部分とが、サイドフレーム部11aに溶接されて連結されている。
当該溶接された部分は、取り付けブラケット20の上端と下端の間に配置されている。
取り付けブラケット20のシート幅方向の外側面には、シート幅方向に貫通した回動軸穴24と、回動軸穴24の周辺に設けられ、シート幅方向に貫通した移動規制軸穴25と、が形成されている。
回動軸穴24には、アームレスト30を回動可能に連結する回動軸32が軸支されており、移動規制軸穴25には、回動軸32の軸方向に沿ってアームレスト30側に突出し、アームレスト30の回転移動を規制する移動規制軸33が軸支されている。
アームレスト30は、着座した乗員の腕部を支持する部材であって、図3、図4に示すように、骨格となるアームレストフレーム31に、不図示のクッションパッドを載置して不図示の表皮で被覆されて構成されている。
アームレストフレーム31のシート幅方向の内側面には、回動軸32の軸方向に沿って取り付けブラケット20側に突出し、回動軸32を軸支する支持凸部31aと、軸方向に沿って取り付けブラケット20側とは反対側に窪み、回動軸32を中心とした円弧上に沿って延びる移動規制穴31bと、が形成されている。
支持凸部31aは、カバー部材40を貫通して取り付けブラケット20の外側面に当接している。
アームレスト30は、移動規制穴31bと移動規制軸33とが係合することで、回動軸32を中心として所定の回動範囲を回動するように構成されている。
具体的には、アームレスト30は、シートバック1に沿わせて起立させた起立位置と、シート前方側に回転させて乗員の腕部を支持する展開位置との間で移動することができる。
カバー部材40は、取り付けブラケット20とアームレスト30との間の隙間を覆う部材であって、図3〜図5に示すように、取り付けブラケット20とアームレスト30の間に組み付けられている。
カバー部材40は、回動軸32及び移動規制軸33を囲むように覆う略円筒形状のカバー本体部41と、カバー本体部41から取り付けブラケット20側に突出し、取り付けブラケット20の外縁に係合可能なカバー係合部43と、から主に構成されている。
カバー本体部41は、そのシート幅方向の外側面がアームレスト30の内側面に当接し、そのシート幅方向の内側面が取り付けブラケット20の外側面に当接している。
カバー本体部41の内側面には、その外周部分から回動軸32に向かって延出し、取り付けブラケット20の外側面に当接するカバー当接部42が形成されている。
カバー当接部42の表面には、図4に示すように、回動軸32、移動規制軸33をそれぞれ軸通させるための回動軸穴42a、移動規制軸穴42bが形成されている。
回動軸穴42aと移動規制軸穴42bは、連続した貫通穴として形成されており、回動軸穴42aは、カバー部材40にアームレスト30が組み付けられたときに、支持凸部31aに嵌合する構成となっている。
カバー当接部42の内側面には、取り付けブラケット20側に向かってテーパー状に突出する嵌合突起42cが一対に形成されている。
一対の嵌合突起42cは、回動軸32を挟む位置に配置され、取り付けブラケット20の外側面に設けられた嵌合穴26に嵌合可能な位置に設けられている。
カバー係合部43は、図4、図5に示すように、カバー本体部41から取り付けブラケット20の外縁を囲むように突出し、当該外縁に設けられた係合段差27に係合すると共に、当該外縁において溶接された部分を避けるように間隔を空けて切り欠かれている。
詳しく言うと、カバー係合部43には、取り付けブラケット20の係合段差27に掛け止め可能な係合爪44が間隔を空けて4つ形成されている。
係合爪44の隣接した部分には、係合爪44が係合段差27に掛け止めされた状態を外部から視認するための開口孔45が形成されている。
上記構成において、アームレスト機構がサイドフレーム部11aに組み付けられたとき、図6に示すように、カバー本体部41及びカバー係合部43の外周部分が、シート前後方向においてアームレスト30の周辺にあるクッションパッド1aの一部を支持している。
そのため、クッションパッド1aの変形が抑制され、クッションパッド1aの外側からアームレスト機構内に異物が侵入することを防ぐことができる。
<その他の実施形態>
上記実施形態において、図2に示すように、アームレスト30は、起立位置と展開位置との間で回転移動可能に組み付けられているが、特に限定されることなく、常に展開位置で支持されるように組み付けられても良いし、回転機構以外の公知な機構で収納位置と展開位置との間を切り替えて構成しても良い。
上記実施形態において、図4、図5に示すように、カバー係合部43は、取り付けブラケット20の外縁にある溶接部分を避けるために間隔を空けて切り欠かれているが、当該切欠き部分は略円弧形状をなすように滑らかに形成されていることが望ましい。
そのようにすれば、カバー係合部43の撓み性を向上させることができ、カバー係合部43が取り付けブラケット20の係合段差27に一層係合し易くなる。
上記実施形態において、図5(a)に示すように、係合爪44が取り付けブラケット20に掛け止めされる面と、カバー当接部42が取り付けブラケット20に当接する面とは、略平行な面となるように形成されている。
そのため、カバー部材40の取り付けブラケット20に対する組み付け剛性が向上する。
上記実施形態では、具体例として自動車に用いられる車両用シートについて説明したが、特に限定されることなく、電車、バス等の車両用シートのほか、飛行機、船等の乗物用シートとしても利用することができる。
本実施形態では、主として本発明に係る車両用シートSに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
S 車両用シート
1 シートバック
1a、2a、3a クッションパッド
1b、2b、3b 表皮
1c 操作レバー
2 シートクッション
3 ヘッドレスト
4 リクライニング装置
4a シート回動軸
10 バックフレーム
11 フレーム本体
11a サイドフレーム部
12 パンフレーム
20 取り付けブラケット
21 内側ブラケット
22 外側ブラケット
23 ブラケット連結部
24 回動軸穴
25 移動規制穴
26 嵌合穴
27 係合段差
30 アームレスト
31 アームレストフレーム
31a 支持凸部
31b 移動規制穴
32 回動軸
33移動規制軸
40 カバー部材
41 カバー本体部
42 カバー当接部
42a 回動軸穴
42b 移動規制軸穴
42c 嵌合突起
43 カバー係合部
44 係合爪
45 開口孔

Claims (14)

  1. 背もたれ部となるシートバックと、
    該シートバックのシート幅方向の側方部分に取り付け部材を介して取り付けられ、着座した乗員の腕部を支持するアームレストと、を備えた車両用シートであって、
    前記取り付け部材に対して前記アームレストを回動可能に連結する回動軸と、
    前記アームレストと前記取り付け部材の間に配置され、前記アームレストと前記取り付け部材の間に形成された隙間の開口部分を覆うカバー部材と、を備え、
    該カバー部材は、
    前記回動軸を囲むように覆うカバー本体部と、
    該カバー本体部から前記取り付け部材側に突出し、該取り付け部材に設けられた被係合部に係合可能なカバー係合部と、を備えていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記回動軸の周辺部分に設けられ、前記アームレストの回転移動を規制する移動規制部材を備え、
    前記カバー部材は、少なくとも前記移動規制部材の周囲の一部を覆っており、
    前記カバー本体部は、前記回動軸及び前記移動規制部材を囲むように覆っていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記移動規制部材は、前記取り付け部材に取り付けられ、前記回動軸の軸方向に沿って前記アームレスト側に突出する移動規制軸であって、
    前記アームレストは、該アームレストの内側面に設けられ、前記回動軸を中心とした円弧上に沿って延びる移動規制穴と前記移動規制軸とが係合することで、前記回動軸を中心として所定の回動範囲を回動するように配置され、
    前記カバー部材は、前記移動規制軸の周囲を覆っていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記取り付け部材は、取り付けブラケットであって、外側ブラケットと内側ブラケットとが重ね合わされた状態で溶接されることで形成され、
    前記被係合部は、前記取り付けブラケットにおいて溶接された部分と異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項に記載の車両用シート。
  5. 前記取り付けブラケットは、該取り付けブラケットの外縁部分が溶接されることで形成され、
    前記カバー係合部は、前記カバー本体部から前記外縁部分を囲むように突出し、該外縁部分に設けられた前記被係合部に係合し、前記外縁部分において溶接された部分を避けて一部切り欠かれていることを特徴とする請求項に記載の車両用シート。
  6. 前記外側ブラケットの外縁部分と、前記内側ブラケットの外縁部分とは、シート幅方向において一部重ね合わされた状態で溶接されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用シート。
  7. 前記カバー係合部には、前記取り付け部材の外縁部分に設けられた係合段差に掛け止め可能な係合爪と、該係合爪の周辺部分に形成され、前記係合爪が前記係合段差に掛け止めされた状態を外部から視認するための開口孔と、が設けられていることを特徴とする請求項4乃至のいずれか1項に記載の車両用シート。
  8. 前記カバー部材は、前記カバー本体部の外周部分から前記回動軸に向かって延出し、前記取り付け部材の外側面に当接するカバー当接部を備えていることを特徴とする請求項4乃至のいずれか1項に記載の車両用シート。
  9. 前記カバー当接部の内側面には、該カバー当接部から前記取り付け部材側に向かってテーパー状に突出し、前記取り付け部材の外側面に設けられた嵌合穴に嵌合可能な嵌合突起が設けられていることを特徴とする請求項に記載の車両用シート。
  10. 前記カバー本体部の外周部分は、前記アームレストの内側面に当接していることを特徴とする請求項4乃至のいずれか1項に記載の車両用シート。
  11. 前記シートバックは、骨格となるバックフレームにクッションパッドを載置して、表皮で被覆されて構成され、
    前記カバー本体部の外周部分は、前記アームレストの周辺部分にある前記クッションパッドの一部を支持していることを特徴とする請求項4乃至10のいずれか1項に記載の車両用シート。
  12. 前記取り付け部材は、前記シートバックの骨格となるバックフレームの側方部分に溶接することで取り付けられ、
    溶接された部分は、前記取り付け部材の上端と下端の間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の車両用シート。
  13. 車体フロアに対して前記シートバックを回動可能に連結するリクライニング装置を備え、
    該リクライニング装置は、前記シートバックの回動動作をロックするロック状態と、ロック解除状態との間で切り替え操作するための操作レバーを備え、
    前記カバー部材は、シート幅方向においてヘッドレストに対して前記操作レバーとは反対側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の車両用シート。
  14. 前記カバー部材は、前記シートバックの側方部分に設けられた凹部に配置されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の車両用シート。
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