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JP6426534B2 - バリアフリー型横引きロールスクリーン装置 - Google Patents

バリアフリー型横引きロールスクリーン装置 Download PDF

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Description

本発明は、防虫、防塵、遮光、目隠し、装飾等を目的として、建物開口部枠に装着するバリアフリー型横引きロールスクリーン装置に関するものであり、特に、横引きの巻取り式のスクリーンの下端の開閉移動をガイドするスクリーンガイドの移動を安定化したバリアフリー型横引きロールスクリーン装置に関するものである。
従来から、バリアフリー型で横引きの巻取り式スクリーン装置として、例えば、特許文献1に開示されているようなものが知られている。
該特許文献1に開示の横引きスクリーン装置では、巻取軸から繰り出されたスクリーンの下端縁をガイドするスクリーンガイドが、スクリーンを巻取軸に巻き取った際に建物開口部枠の下レール上に残らないように、スクリーンの巻き取り時に該スクリーンガイドをスクリーン枠或いは可動框内に収容するようにして、スクリーン装置のバリアフリー化を図っている。
更に具体的に説明すると、上記スクリーンガイドは、多数のガイド駒を一方向に長く連結することによって構成し、その場合に、スクリーンの下端縁に沿って設けた多数の係合部材を該スクリーンガイドの上面に設けた係合溝に係合させるため、各ガイド駒の上面壁には、それらのガイド駒を連結したときに上記係合溝を形成するスリットを設けている。そして、連結した各ガイド駒のスリット間に生じる隙間をできるだけ小さくして、該隙間からスクリーンの係合部材が離脱するのを抑制し、また該スクリーンガイドは上記スクリーン枠或いは可動框内に出入りする際に上に凹に湾曲させる必要があることから、上記ガイド駒はその上面壁を貫通する左右一対の孔等に挿通した可撓性を有するワイヤー部材によって連結している。
しかしながら、上記特許文献1の図11(b)に開示されているように、ガイド駒における基台部の下面に凹溝を形成し、該凹溝によりスクリーン枠の下部に設けた下レールに跨がせてガイド駒をガイドさせる場合、或いは、同文献の図3及び図4に開示されているように、スクリーン枠の下部の下レールにガイド駒をガイドさせることなく、該スクリーン枠に直接的に摺動させる場合においては、ワイヤー部材をガイド駒の基台部から上方に大きく離れた上面壁に挿通してガイド駒を連結するよりも、ガイド駒の基台部、つまり、スクリーンガイドの走行面に近い部位において多数のガイド駒をワイヤー部材等で連結する方が、例えば、ガイド駒間の下方側が開いて走行が不安定になったり、その開いたガイド駒間に異物を挟み込むなどの問題もなく、各ガイド駒自体の姿勢やそれらのガイド駒の連結姿勢が安定化することになる。
また、上記ガイド駒を連結するに当たり、特許文献1のように、ガイド駒の基台部から上方に大きく離れた上面壁に挿通したワイヤー部材によってガイド駒を連結する場合、該上面壁にはスクリーンの下端をガイドするためのスリットを設けることから、上面壁の左右に一対のワイヤー部材を挿通して、それらのワイヤー部材によるガイド駒の左右の連結力のバランスを保つ必要があり、一方、ガイド駒の基台部、つまりスクリーンガイドの走行面に近い部位において多数のガイド駒を連結する場合には、上述のように一対のワイヤー部材を用いる必要はなく、ガイド駒の基台部上の挿通部に可撓性のある帯状部材を挿通することができ、この点でも、上記一対のワイヤー部材等を用いる場合に比してスクリーンガイドの姿勢を安定化させることができ、しかも、上記ワイヤー部材を用いる場合に比してスクリーンガイドの組み立て工程も簡単化される。
但し、スクリーンガイドの多数のガイド駒を、ガイド駒の基台部、つまりスクリーンガイドの走行面に近い部位においてワイヤー部材や帯状部材等で連結した場合には、スクリーンの下端縁に沿って取り付けた係合部材をスクリーンガイドの上面の係合溝に保持させようとしても、スクリーンガイドが固定枠叉は可動框の下端部の開口からその内部に出入りするために湾曲する際に、隣接する各ガイド駒の上部が相互に衝突するのを避ける必要があり、その衝突を避けるようにガイド駒を形成すると、スクリーンガイドが平坦面上を走行する場合に、各ガイド駒間で上面壁が離間し、それに伴って上面壁のスリット間が大きく離間することになるため、スクリーンの下端縁に沿って取り付けた係合部材をスクリーンガイドの上面の係合溝に安定的に係合保持させることができなくなる。
特開2004−346578号公報
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたもので、その技術的課題は、スクリーンの下端の開閉移動をガイドするスクリーンガイドがスクリーンを巻取軸に巻き取った際に建物開口部枠上に残らないバリアフリー型の横引きのスクリーン装置において、上記スクリーンガイドの移動をより安定化させると共に、スクリーンの下端縁に取り付けた係合部材をスクリーンガイドの上面の係合溝に安定的に係合保持させるようにしたところの、バリアフリー型横引きロールスクリーン装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、スクリーン枠の一側の固定枠と該固定枠に対して横引きで開閉移動可能に設けられた可動框との間に、巻取軸に捲回されたスクリーンが、上記固定枠と可動框の一方に該巻取軸を、他方に該巻取軸から導出されたスクリーンの先端を支持させることにより設置され、上記固定枠と可動框の一方における下端部に一端が固定され、他端が該固定枠と可動框の他方における下端部に設けた開口からその内部に湾曲して出入りするスクリーンガイドを備え、該スクリーンガイドの上面に設けたスクリーンの張設方向に沿う係合溝に、上記スクリーンの下端縁に沿って設けた多数の係合部材を摺動自在に係合保持させるようにしたバリアフリー型横引きロールスクリーン装置において、下記の特徴的構成を備えたスクリーン装置が提供される。
上述した特徴的構成とは、上記スクリーンガイドが多数のガイド駒の連結により構成され、各ガイド駒は、上記スクリーン枠の下枠として設置される下レールによりガイドされる基台部上に、該ガイド方向の両側に沿う側面壁と、該側面壁の上端にあって上記ガイド方向のスリットを有する上面壁とを設けることにより形成された短筒状部を備えると共に、該基台部に上記ガイド方向に向けた可撓の連結条の挿通部を設け、該挿通部への連結条の挿通により多数のガイド駒を連結して、それらのガイド駒における短筒状部に設けたスリットの列により、上記スクリーンの下端縁に設けた多数の係合部材を摺動自在に係合保持させる上記係合溝を形成させ、上記各ガイド駒は、可動框又は固定枠の下端部の開口からスクリーンガイドが出入りする際の湾曲時に、隣接ガイド駒における上記短筒状部端の接触を避けるように、該短筒状部における側面壁端は内外側に位置をずらして形成し、隣接ガイド駒における該短筒状部の上面壁は、上記基台部に対して上記ガイド駒の進行方向にずれた位置に配設すると共に、上記連結条による隣接ガイド駒の連結部位を中心に隣接短筒状部が相互に回転するときに、一つのガイド駒の上面壁の下部に潜り込む隣接ガイド駒の上面壁の端部における上側角部を斜めに切除し、逆に、そのときに上面壁の上部に迫り上がる隣接ガイド駒の上面壁の端部の下側角部も斜めに切除して、隣接するガイド駒が湾曲していないときには、それらの切除部分が互いに狭い間隔を介して斜めに対面するように形成したものである。
本発明に係る上記横引きロールスクリーン装置の好ましい実施形態においては、上記ガイド駒の多数を連結する連結条を、各ガイド駒の基台部上にあって、上記一対の側面壁間に拡がる広幅の挿通部に挿通する可撓性の帯状部材によって形成し、該帯状部材の両端部のガイド駒を該帯状部材の端部に連結することにより、上記スクリーンガイドが構成される。
また、本発明に係る上記ロールスクリーン装置の他の好ましい実施形態においては、上記下レールが直線的に延びる薄帯板状の形態を有し、スクリーンガイドを構成するガイド駒の基台部の下面に上記下レールを跨ぐ凹溝を設けて、上記下レールにより可動框によるスクリーンの直線的な開閉移動をガイドさせるものとして構成される。
更に、本発明に係る上記ロールスクリーン装置の他の好ましい実施形態においては、各ガイド駒の基台部の下面に、隣接するガイド駒側に突出する平板状の凸部と、上記連結条による連結で隣接するガイド駒が非湾曲状態にあるときに上記凸部が嵌入する凹部とを備え、隣接するガイド駒における上記凸部の凹部への嵌入により、上記スクリーンガイドの上に凸なる湾曲が阻止されるように構成することができ、これによりスクリーンガイドの部分的な浮上を抑制することが可能になる。
上記構成を有するバリアフリー型横引きロールスクリーン装置は、スクリーンガイドにおける多数のガイド駒の基台部、つまりスクリーンガイドの走行面に近い部位において帯状部材等の連結条でガイド駒を連結しているため、スクリーンガイドが固定枠叉は可動框の下端部の開口からその内部に出入りするために湾曲する際に、隣接する各ガイド駒の上部が相互に衝突するのを避ける必要があるだけでなく、スクリーンの下端縁の係合部材をスクリーンガイドの上面の係合溝に安定的に係合保持させるために、必要以上にガイド駒の上部が相互に離間するのを避ける必要がある。
上記スクリーンガイドにおける各ガイド駒の短筒状部の上面壁を、前記基台部に対して上記ガイド駒の進行方向にずれた位置に配設すると共に、上記連結条による隣接ガイド駒の連結部位を中心に隣接短筒状部が相互に回転するときに、一つのガイド駒の上面壁の下部に潜り込む隣接ガイド駒の上面壁の端部における上側角部を斜めに切除し、逆に、そのときに上面壁の上部に迫り上がる隣接ガイド駒の上面壁の端部の下側角部も斜めに切除して、隣接するガイド駒が湾曲していないときには、それらの切除部分が互いに狭い間隔を介して斜めに対面するように形成した構成は、上述の問題を解決するために極めて有効なものである。また、上記構成は、スクリーンガイドが固定枠叉は可動框の下端部の開口からその内部に出入りするために湾曲する際に、隣接するガイド駒の回転移動経路の半径を可及的に小さくするためにも有効であり、それにより、固定枠或いは可動框内に設けるスクリーンガイドの収容域の断面形状を小さくすることが可能になる。
このように、上記ガイドスクリーンによれば、ガイド駒の短筒状部の形態を改善するだけの簡単な手段により、隣接する各ガイド駒の上部の衝突を避けるだけでなく、スクリーンガイドが平坦面上を走行する場合に各ガイド駒間で上面壁が離間するのを避けることができ、スクリーンの下端縁の係合部材をスクリーンガイドの上面の係合溝に安定的に係合保持させ、更に、隣接ガイド駒の相互回転時においても、隣接ガイド駒の上面壁が上下にずれ動いて、スクリーンガイドの上面壁の動きに支障を来すことがない。
以上に詳述した本発明のバリアフリー型横引きロールスクリーン装置によれば、スクリーンの下端の開閉移動をガイドするスクリーンガイドがスクリーンを巻取軸に巻き取った際に建物開口部枠上に残らないバリアフリー型の巻取り式のスクリーン装置において、上記スクリーンガイドの移動をより安定化させると共に、スクリーンの下端縁に取り付けた係合部材をスクリーンガイドの上面の係合溝に安定的に係合保持させることができる。
本発明に係るバリアフリー型横引きロールスクリーン装置の実施例を示す正面図である。 同実施例の部分破断拡大側断面図である。 上記実施例の要部拡大断面図である。 上記実施例において用いているスクリーンガイドの一部斜視図である。 上記実施例におけるガイド駒の外観拡大斜視図である。 上記ガイド駒を他の方向から見た外観拡大斜視図である。 上記ガイド駒の拡大背面図である。
図面は、本発明に係るバリアフリー型横引きロールスクリーン装置の実施の一例を示している。このスクリーン装置は、図1及び図2に示すように、建物開口部枠等に固定されるスクリーン枠が、左右の対向する一対の固定枠1,2と、それらの上端間及び下端間に配設される上レール3及び下レール4とによって構成され、一側の固定枠1と該固定枠1に対して横引きで開閉移動可能に設けられた可動框5との間に、巻取軸8に捲回されたスクリーン7が、上記固定枠1に該巻取軸8を回転可能に支持させると共に、上記可動框5に巻取軸8から導出されたスクリーン7の先端の取付部片を支持させることにより取り付けている。
なお、上記固定枠2は、可動框5の操作によりスクリーン7をスクリーン枠内に張設したときに該可動框5が当接する受け枠を形成するもので、少なくとも、上記巻取軸8がそれに捲回したスクリーン7を巻き取るための付勢力を付与するスプリング8aを内部に収容している場合には、スクリーン7を張設した状態に保持するため、該受け枠と可動框5との間に両者を一時的に係合状態に保持するラッチが付設される。
上記巻取軸8を回転可能に支持させた固定枠1における下端部には、図3〜図7を参照して以下に詳述するようなスクリーンガイド10の一端が固定されている。該スクリーンガイド10の他端は、下レール4に沿って可動框5の下端部に導かれ、可動框5の下端部に設けた開口5aからその内部に湾曲して出入りするように形成したガイド通路5bに沿って、可動框5内に上向きに導入されるようにしている。
該スクリーンガイド10は、多数のガイド駒11を一方向に長く連結することにより構成したもので、該スクリーンガイド10自体は、図4に明瞭に示すように、ガイド駒11の上面壁15の羅列により形成された長い上面に、スクリーン7の張設方向に沿う係合溝10aを有し、上記スクリーン7の下端縁に沿って設けた多数の係合部材7aを摺動自在に係合保持してガイドするものであり、スクリーン7の収納方向へのガイドに際しては、該スクリーン7の巻取りと同時にスクリーンガイド10が可動框5の下端部の開口5aからその内部に導入され、これにより、スクリーン枠の下枠のバリアフリー化を可能にするものである。上記スクリーン7の下端縁に設ける係合部材7aとしては、図3に示すように、互いに噛み合う小片を一対の布テープ縁に取り付けた布等の接合用ファスナーの半体を用いるのが望ましい。
なお、図1に示す実施例では、固定枠1がスクリーン7の巻取りボックスを兼ねるものとして構成され、上記巻取軸8を該固定枠1内に支持させているが、該巻取軸8を可動框5内に支持させ、該巻取軸8から導出したスクリーン7の先端を、取付部片を介して固定枠1に保持させることもできる。この場合には可動框5の下端部にスクリーンガイド10の一端が固定され、該スクリーンガイド10の他端は下レール4に沿って固定枠1の下端部に導かれ、該固定枠1の下端部に設けた開口からその内部に湾曲して出入りさせることになる。
上記スクリーンガイド10における各ガイド駒11は、図4〜図7に示すように、スクリーン枠の下枠としての前記下レール4によりガイドされる基台部13上に、該ガイド方向の両側に沿う一対の側面壁14と、該側面壁14の上端にあって上記ガイド方向のスリット16を中央部に有する上面壁15とを設けることにより形成された短筒状部12を備えている。該基台部13は、上記ガイド方向に向けて可撓の連結条18を挿通する挿通部17を設けたもので、該挿通部17への連結条18の挿通により多数のガイド駒11を連結し、それらのガイド駒11における上面壁15に設けたスリット16の列により、上記スクリーン7の下端縁に設けた多数の係合部材7aを摺動自在に係合保持させる上記係合溝10aを形成させている。
また、上記各ガイド駒11は、可動框5の下端部の開口5aからスクリーンガイド10が出入りする際の湾曲時に、隣接ガイド駒11における上記短筒状部12の前後端部の相互の接触を避けるように、該短筒状部12における側面壁14の前後端部14a,14bは、図4〜図6から分かるように内外側に位置をずらし、具体的には前端部14a側が内側に、後端部14b側が外側に重なるように形成している。更に、隣接ガイド駒11が上記湾曲を行う際に、隣接ガイド駒間が極端に回転するのを抑止し、一定範囲内においての回転を可能にして上記湾曲を適切な範囲で円滑なものにするため、側面壁14の外側に位置をずらして形成した側面壁後半部分の前端部14cに、隣接ガイド駒11がほぼ限界的な角度(45°程度)まで回転したときに、隣接ガイド駒11の側面壁後端部14bに当接する当接面を形成している。
一方、隣接ガイド駒11における該短筒状部12の上面壁15は、図3〜図6から分かるように、上記基台部13に対してガイド駒11の進行方向にずれた位置に配設しているが、これにより、上記連結条18による隣接ガイド駒11の連結部位18aを中心に隣接する短筒状部12が相互に回転するときに、隣接ガイド駒の短筒状部12の上面壁15の対向端が相互に上下にずれ動くことになる。
そこで、一つのガイド駒11の上面壁15の下部に潜り込む隣接ガイド駒の上面壁15の端部15aにおいては、その上側角部を斜めに切除した切除面15cとし、逆に、そのときに上面壁15の上部に迫り上がる隣接ガイド駒の上面壁15の端部15bは、その下側角部を斜めに切除した切除面15dとして、隣接するガイド駒が湾曲していないときには、それらの切除面15c,15dが互いに狭い間隔Dを介して斜めに対面するように形成し、短筒状部12の相互回転時においては、上記切除面15dが隣接するガイド駒の上面壁15上に近接して対面するように形成している。
上記下レール4は、スクリーン装置が設置される建物開口部をバリアフリー化するために、建物開口部の下枠上を直線的に延びる薄帯板状の形態を有し、床面に固定的に配設されるものであるが、上記スクリーンガイド10をそれに沿って移動させるため、該スクリーンガイド10を構成するガイド駒11には、その基台部13の下面に上記下レール4を跨ぐ凹溝19を設け、下レール4に跨乗してガイドされるようにしている。
また、上記ガイド駒11の多数を連結する連結条18としては、各ガイド駒11の基台部13の直上など、ガイド駒の上下方向の重心部付近にあって、上記下レール4上に保持できる状態にあることが、薄い下レール4によりスクリーンガイド10を安定的にガイドさせるために有効であり、しかも、ガイド駒11における短筒状部12内の下位においては、図4〜図7に示すように、一対の側面壁14,14間に拡がる広幅のものとして、スクリーンガイド10の姿勢を安定化することができる。また、上記挿通部17に挿通する連結条18は、合成樹脂製の可撓性の帯状部材により広幅のものとして形成することができ、これにより、スクリーンガイド10の左右の連結力のバランスを保持させ、左右に湾曲しないように姿勢の安定化を図ることもできる。なお、上記連結条18としての帯状部材は、その両端部に位置するガイド駒11を該帯状部材の端部に鳩目等で連結することにより簡単にスクリーンガイド10を構成することができる。
更に、図5及び図6等に明瞭に示すように、上記各ガイド駒11の基台部13の下面には、隣接するガイド駒11側に突出する平板状の凸部20と、上記連結条18による連結で隣接するガイド駒11が非湾曲状態にあるときに上記凸部20が嵌入する凹部21とを備え、図3に示すように、隣接するガイド駒11における上記凸部20の凹部21への嵌入により、上記スクリーンガイド10が上に凸なる湾曲を阻止されるようにし、下レール4によるガイドを安定化させている。
次に、上記上レール3によるスクリーン7の上端の支持について説明すると、図1及び図2から分かるように、該上レール3内には、上記スクリーン7の上端の開閉をガイドするインナーレール25を嵌挿して、該インナーレール25の両外側面の凸縁25aを上レール3の内側面に設けた一対の受け段部3aに支持させ、該インナーレール25には、スクリーン7の張設方向に沿って該スクリーン7の上端縁に設けた多数の係合部材7bを係合させる係合溝25bを開口させ、上記係合部材7bを係合溝25bに係合させることによりインナーレール25にスクリーン7を開閉移動自在に吊下している。なお、上記係合部材7bは、スクリーン7の下端縁に設ける係合部材7aとして説明したものと同構造のものである。
また、上記可動框5は、その上端の鍔部5cを上記上レール3の下方の口部内縁3bに摺動自在に係合させることにより、その下端を下レール4から浮かせた状態で吊下している。
以上に詳述したスクリーン装置においては、上記スクリーン7を可動框5の操作により巻取軸8に巻き取った状態においては、スクリーンガイド10が可動框5内に収容されて下枠を構成する下レール4上に残らないため、該スクリーンガイド10によって、外観が損なわれたり、スクリーンガイド10が室内外に出入りする際の障害になることもない。
1,2 固定枠
3 上レール
4 下レール
5 可動框
5a 開口
5b 通路
7 スクリーン
8 巻取軸
10 スクリーンガイド
10a 係合溝
11 ガイド駒
12 短筒状部
13 基台部
14 側面壁
14a 前端部
14b 後端部
15 上面壁
16 スリット
17 挿通部
18 連結条
18a 連結部位

Claims (4)

  1. スクリーン枠の一側の固定枠と該固定枠に対して横引きで開閉移動可能に設けられた可動框との間に、巻取軸に捲回されたスクリーンが、上記固定枠と可動框の一方に該巻取軸を、他方に該巻取軸から導出されたスクリーンの先端を支持させることにより設置され、上記固定枠と可動框の一方における下端部に一端が固定され、他端が該固定枠と可動框の他方における下端部に設けた開口からその内部に湾曲して出入りするスクリーンガイドを備え、該スクリーンガイドの上面に設けたスクリーンの張設方向に沿う係合溝に、上記スクリーンの下端縁に沿って設けた多数の係合部材を摺動自在に係合保持させるようにしたバリアフリー型横引きロールスクリーン装置において、
    上記スクリーンガイドが多数のガイド駒の連結により構成され、各ガイド駒は、上記スクリーン枠の下枠として設置される下レールによりガイドされる基台部上に、該ガイド方向の両側に沿う側面壁と、該側面壁の上端にあって上記ガイド方向のスリットを有する上面壁とを設けることにより形成された短筒状部を備えると共に、該基台部に上記ガイド方向に向けた可撓の連結条の挿通部を設け、該挿通部への連結条の挿通により多数のガイド駒を連結して、それらのガイド駒における短筒状部に設けたスリットの列により、上記スクリーンの下端縁に設けた多数の係合部材を摺動自在に係合保持させる上記係合溝を形成させ、
    上記各ガイド駒は、可動框又は固定枠の下端部の開口からスクリーンガイドが出入りする際の湾曲時に、隣接ガイド駒における上記短筒状部端の接触を避けるように、該短筒状部における側面壁端は内外側に位置をずらして形成し、隣接ガイド駒における該短筒状部の上面壁は、上記基台部に対して上記ガイド駒の進行方向にずれた位置に配設すると共に、上記連結条による隣接ガイド駒の連結部位を中心に隣接短筒状部が相互に回転するときに、一つのガイド駒の上面壁の下部に潜り込む隣接ガイド駒の上面壁の端部における上側角部を斜めに切除し、逆に、そのときに上面壁の上部に迫り上がる隣接ガイド駒の上面壁の端部の下側角部も斜めに切除して、隣接するガイド駒が湾曲していないときには、それらの切除部分が互いに狭い間隔を介して斜めに対面するように形成している、
    ことを特徴とするバリアフリー型横引きロールスクリーン装置。
  2. 上記ガイド駒の多数を連結する連結条を、各ガイド駒の基台部上にあって、上記一対の側面壁間に拡がる広幅の挿通部に挿通する可撓性の帯状部材によって形成し、該帯状部材の両端部のガイド駒を該帯状部材の端部に連結することによりスクリーンガイドを構成している、
    ことを特徴とする請求項1に記載のバリアフリー型横引きロールスクリーン装置。
  3. 上記下レールが直線的に延びる薄帯板状の形態を有し、スクリーンガイドを構成するガイド駒の基台部の下面に上記下レールを跨ぐ凹溝を設けて、上記下レールにより可動框によるスクリーンの直線的な開閉移動をガイドさせた、
    ことを特徴とする請求項1叉は2に記載のバリアフリー型横引きロールスクリーン装置。
  4. 各ガイド駒の基台部の下面に、隣接するガイド駒側に突出する平板状の凸部と、上記連結条による連結で隣接するガイド駒が非湾曲状態にあるときに上記凸部が嵌入する凹部とを備え、隣接するガイド駒における上記凸部の凹部への嵌入により、上記スクリーンガイドの上に凸なる湾曲が阻止されるようにしている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバリアフリー型横引きロールスクリーン装置。
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