JP6411410B2 - 車両用シート制御装置 - Google Patents
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Description
本発明は、車両用シート制御装置に関する。
従来、シートクッションやシートバック等、駆動源からの駆動力により位置調整可能に設けられたシート要素の動作位置を制御する車両用シート制御装置がある。このような制御装置には、例えば操作スイッチへの操作入力があった場合等に、各シート要素の動作位置を検出し、メモリに記憶(保持)された所定シート位置となるように各シート要素の動作位置を自動で制御するオート動作を行うものがある(例えば特許文献1、非特許文献1等)。
LEXUS LS ハイブリッド UVF4# 電子技術マニュアル 2007年5月 No.SC05C8J
ところで、乗員がシートに着座した状態でオート動作を実行すると、各シート要素を作動させる順序によっては、乗員が窮屈な姿勢となるおそれがある。そのため、乗員が窮屈な姿勢とならないように各シート要素の動作順序を最適化することが求められていた。
本発明の目的は、オート動作の実行時において乗員が窮屈な姿勢となることを抑制できる車両用シート制御装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用シート制御装置は、シートの所定シート位置を記憶する記憶部と、駆動源からの駆動力により位置調整可能に設けられた複数のシート要素の動作位置を検出する動作位置検出部と、所定条件の成立により、前記動作位置検出部によって検出された前記各シート要素の動作位置が前記所定シート位置に対応する動作位置となるように自動で位置調整するオート動作を行う制御部と、前記オート動作で複数の前記シート要素の動作位置を調整する場合において、前記所定条件が成立した時点での該複数の前記シート要素のうち、同時点でのシート位置にある前記シートに着座する乗員が該シート上で占有する着座乗員占有空間内に進入する方向に作動する一のシート要素の位置調整の開始を、該着座乗員占有空間から離れる方向に作動する他のシート要素の位置調整の開始以降とするように動作順序を設定する動作順序設定部と、を備える。
上記構成によれば、オート動作を行う際に、所定条件が成立した時点での着座乗員占有空間内に進入する方向に作動させる一のシート要素と該着座乗員占有空間から離れる方向に作動させる他のシート要素とがある場合、一のシート要素の位置調整が他のシート要素の位置調整の開始以降に開始される。したがって、一のシート要素と他のシート要素とがある場合に、オート動作の実行時において、一のシート要素が先に作動して乗員が窮屈な姿勢となることを抑制できる。
上記シート制御装置において、前記複数のシート要素は、車両上下方向の変位を含むチルト動作によりチルト位置を調整可能なシートクッション、及び車両前後方向の変位を含むリクライニング動作によりリクライニング位置を位置調整なシートバックを含み、前記動作順序設定部は、前記オート動作で前記シートクッションのチルト位置及び前記シートバックのリクライニング位置を調整する場合において、前記シートバックを前方向かつ前記シートクッションを下方向に調整するときは、前記シートバックの前方向への位置調整の開始を、前記シートクッションの下方向への位置調整の開始以降とし、前記シートバックを後方向かつ前記シートクッションを上方向に調整するときは、前記シートクッションの上方向への位置調整の開始を、前記シートバックの後方向への位置調整の開始以降とすることが好ましい。
上記構成によれば、オート動作の実行時において乗員の上半身が前屈みに窮屈な姿勢となることを抑制できる。
上記シート制御装置において、前記動作順序設定部は、前記シートバックを前方向かつ前記シートクッションを下方向に調整するときは、前記シートクッションの下方向への位置調整を行った後に、前記シートバックの前方向への位置調整を開始し、前記シートバックを後方向かつ前記シートクッションを上方向に調整するときは、前記シートバックの後方向への位置調整を行った後に、前記シートクッションの上方向への位置調整を開始することが好ましい。
上記シート制御装置において、前記動作順序設定部は、前記シートバックを前方向かつ前記シートクッションを下方向に調整するときは、前記シートクッションの下方向への位置調整を行った後に、前記シートバックの前方向への位置調整を開始し、前記シートバックを後方向かつ前記シートクッションを上方向に調整するときは、前記シートバックの後方向への位置調整を行った後に、前記シートクッションの上方向への位置調整を開始することが好ましい。
上記構成によれば、オート動作の実行時において乗員の上半身が前屈みに窮屈な姿勢となることを好適に抑制できる。
上記シート制御装置において、前記複数のシート要素は、車両前後方向の変位を含むリクライニング動作によりリクライニング位置を調整可能なシートバック、及び車両前後方向の変位を含む前後動作により前後位置を調整可能なヘッドレストを含み、前記動作順序設定部は、前記オート動作で前記シートバックのリクライニング位置及び前記ヘッドレストの前後位置を調整する場合において、前記シートバックを前方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記シートバックの前方向への位置調整の開始を、前記ヘッドレストの後方向への位置調整の開始以降とし、前記シートバックを後方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記ヘッドレストの前方向への位置調整の開始を、前記シートバックの後方向への位置調整の開始以降とすることが好ましい。
上記シート制御装置において、前記複数のシート要素は、車両前後方向の変位を含むリクライニング動作によりリクライニング位置を調整可能なシートバック、及び車両前後方向の変位を含む前後動作により前後位置を調整可能なヘッドレストを含み、前記動作順序設定部は、前記オート動作で前記シートバックのリクライニング位置及び前記ヘッドレストの前後位置を調整する場合において、前記シートバックを前方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記シートバックの前方向への位置調整の開始を、前記ヘッドレストの後方向への位置調整の開始以降とし、前記シートバックを後方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記ヘッドレストの前方向への位置調整の開始を、前記シートバックの後方向への位置調整の開始以降とすることが好ましい。
上記構成によれば、オート動作の実行時において乗員の頭部が前屈みに窮屈な姿勢となることを抑制できる。
上記シート制御装置において、前記動作順序設定部は、前記シートバックを前方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記ヘッドレストの後方向への位置調整を行った後に、前記シートバックの前方向への位置調整を開始し、前記シートバックを後方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記シートバックの後方向への位置調整を行った後に、前記ヘッドレストの前方向への位置調整を開始することが好ましい。
上記シート制御装置において、前記動作順序設定部は、前記シートバックを前方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記ヘッドレストの後方向への位置調整を行った後に、前記シートバックの前方向への位置調整を開始し、前記シートバックを後方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記シートバックの後方向への位置調整を行った後に、前記ヘッドレストの前方向への位置調整を開始することが好ましい。
上記構成によれば、オート動作の実行時において乗員の頭部が前屈みに窮屈な姿勢となることを好適に抑制できる。
上記シート制御装置において、前記複数のシート要素は、車両前後方向の変位を含む前後動作によりシートバックにおける肩部分の前後位置を調整可能なショルダサポート、及び車両前後方向の変位を含む前後動作により前後位置を調整可能なヘッドレストを含み、前記動作順序設定部は、前記オート動作で前記ショルダサポートの前後位置及び前記ヘッドレストの前後位置を調整する場合において、前記ショルダサポートを前方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記ヘッドレストの前方向への位置調整の開始を、前記ショルダサポートの前方向への位置調整の開始以降とし、前記ショルダサポートを後方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記ショルダサポートの後方向への位置調整の開始を、前記ヘッドレストの後方向への位置調整の開始以降とすることが好ましい。
上記シート制御装置において、前記複数のシート要素は、車両前後方向の変位を含む前後動作によりシートバックにおける肩部分の前後位置を調整可能なショルダサポート、及び車両前後方向の変位を含む前後動作により前後位置を調整可能なヘッドレストを含み、前記動作順序設定部は、前記オート動作で前記ショルダサポートの前後位置及び前記ヘッドレストの前後位置を調整する場合において、前記ショルダサポートを前方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記ヘッドレストの前方向への位置調整の開始を、前記ショルダサポートの前方向への位置調整の開始以降とし、前記ショルダサポートを後方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記ショルダサポートの後方向への位置調整の開始を、前記ヘッドレストの後方向への位置調整の開始以降とすることが好ましい。
上記構成によれば、オート動作の実行時において乗員の肩部から頭部周辺が窮屈な姿勢となることを抑制できる。
上記シート制御装置において、前記動作順序設定部は、前記ショルダサポートを前方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記ショルダサポート及び前記ヘッドレストの前方向への位置調整をそれぞれ同時に開始し、前記ショルダサポートを後方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記ショルダサポート及び前記ヘッドレストの後方向への位置調整をそれぞれ同時に開始することが好ましい。
上記シート制御装置において、前記動作順序設定部は、前記ショルダサポートを前方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記ショルダサポート及び前記ヘッドレストの前方向への位置調整をそれぞれ同時に開始し、前記ショルダサポートを後方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記ショルダサポート及び前記ヘッドレストの後方向への位置調整をそれぞれ同時に開始することが好ましい。
上記構成によれば、オート動作の実行時において乗員の肩部から頭部周辺が窮屈な姿勢となることを好適に抑制できる。
本発明によれば、オート動作の実行時において乗員が窮屈な姿勢となることを抑制できる。
以下、車両用シート制御装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、シート1は、シートクッション2と、シートクッション2の後端部に対して傾動可能に設けられたシートバック3と、シートバック3の上端に設けられたヘッドレスト4とを備えている。車両の床部Fには、車両前後方向に延びる二本のロアレール5が並列に設けられている。ロアレール5には、それぞれロアレール5上を車両前後方向に相対移動可能なアッパレール6が装着されている。そして、シートクッション2は、各アッパレール6上に支持されており、アッパレール6と一体にロアレール5上を車両前後方向に相対移動(スライド動作)可能となっている。
図1に示すように、シート1は、シートクッション2と、シートクッション2の後端部に対して傾動可能に設けられたシートバック3と、シートバック3の上端に設けられたヘッドレスト4とを備えている。車両の床部Fには、車両前後方向に延びる二本のロアレール5が並列に設けられている。ロアレール5には、それぞれロアレール5上を車両前後方向に相対移動可能なアッパレール6が装着されている。そして、シートクッション2は、各アッパレール6上に支持されており、アッパレール6と一体にロアレール5上を車両前後方向に相対移動(スライド動作)可能となっている。
シート1には、シートスライドアクチュエータ11、シートリクライニングアクチュエータ12、シートチルトアクチュエータ13、ショルダサポートアクチュエータ14、ヘッドレストアクチュエータ15、及びこれらアクチュエータ11〜15の作動を制御する制御部としてのECU16が設けられている。そして、シート1は、各アクチュエータ11〜15により各シート要素SEの作動位置を調整可能なパワーシートとして構成されている。
詳しくは、シートスライドアクチュエータ11は、駆動源となるモータM1を有しており、シートクッション2(シート1全体)を車両の前後方向にスライド動作(図1中、左右方向)させる。これにより、シート1は、車両の前後方向におけるスライド位置が調整可能となっている。
シートリクライニングアクチュエータ12は、駆動源となるモータM2を有しており、シート要素としてのシートバック3の全体を、該シートバック3の上端部分の位置が車両の前後方向に移動するようにリクライニング動作(図1中、左右方向の傾動)させる。これにより、シート1は、シートバック3のリクライニング位置が調整可能となっている。
シートチルトアクチュエータ13は、駆動源となるモータM3を有しており、シート要素としてのシートクッション2の前端部分又は全体を、該シートクッション2の前端部分の位置が車両の上下方向に移動するようにチルト動作(図1中、上下方向の傾動)させる。これにより、シート1は、シートクッション2のチルト位置を調整可能となっている。
ショルダサポートアクチュエータ14は、駆動源となるモータM4を有しており、シートバック3の肩部分に相当するシート要素としてのショルダサポート3a(の表面)が車両の前後方向に移動するように該ショルダサポート3aを前後動作(図1中、左右方向の直動)させる。これにより、シート1は、ショルダサポート3aの前後方向位置が調整可能となっている。
ヘッドレストアクチュエータ15は、駆動源となるモータM5を有しており、シート要素としてのヘッドレスト4の全体又は前面が車両の前後方向に移動するように該ヘッドレスト4を前後動作(図1中、左右方向の直動)させる。これにより、シート1は、ヘッドレスト4の前後方向位置が調整可能となっている。
ECU16は、モータM1〜M5にそれぞれ接続されており、各モータM1〜M5に対する駆動電力の供給を通じて、各アクチュエータ11〜15の作動、すなわち各シート要素SE(シートクッション2、シートバック3、ショルダサポート3a、ヘッドレスト4)の動作位置を制御する。
詳しくは、各モータM1〜M5には、その回転に同期したパルス信号を出力する回転センサS1〜S5が設けられている。すなわち、各回転センサS1〜S5が出力するパルス信号Sp1〜Sp5は、各アクチュエータ11〜15により駆動される各シート要素SEの動作に同期したものとなる。そして、ECU16は、予め設定された初期値を基にパルス信号Sp1〜Sp5のパルス変化をカウント(積算)することにより、各シート要素SEの動作位置を検出する。つまり、本実施形態では、ECU16及びパルス信号Sp1〜Sp5により動作位置検出部が構成されている。
シート1の側部等には、各シート要素SEの動作位置を調整するための複数の操作スイッチ21が設けられている。ECU16には、操作スイッチ21への操作入力に応じた操作入力信号S_swが入力される。また、ECU16には、車内ネットワーク22を介して、例えばイグニッション信号S_igやドアロック信号S_dl等の各種信号が入力される。そして、ECU16は、入力される各種信号に基づいて各シート要素SEの動作位置を制御する。
(オート動作制御)
ECU16の記憶部としてのメモリ23には、シート1の一又は複数の所定シート位置が記憶(保持)されている。なお、所定シート位置としては、例えば乗員が車両から降りる際に降りやすい位置として予め設定された降車位置や、乗員の好みに応じて登録された登録位置等を含む。そして、ECU16は、所定シート位置毎に予め決められた所定条件の成立により、各シート要素SEの動作位置が当該所定シート位置に対応する動作位置となるように自動で位置調整するオート動作を行う(オート動作制御)。なお、所定条件としては、例えばオート動作を行うための操作スイッチ21への操作入力があったことや、イグニッション信号_igがイグニッションのオフ状態を示すとともにドアロック信号S_dlがアンロック状態であることを示すようになった場合等を含む。
ECU16の記憶部としてのメモリ23には、シート1の一又は複数の所定シート位置が記憶(保持)されている。なお、所定シート位置としては、例えば乗員が車両から降りる際に降りやすい位置として予め設定された降車位置や、乗員の好みに応じて登録された登録位置等を含む。そして、ECU16は、所定シート位置毎に予め決められた所定条件の成立により、各シート要素SEの動作位置が当該所定シート位置に対応する動作位置となるように自動で位置調整するオート動作を行う(オート動作制御)。なお、所定条件としては、例えばオート動作を行うための操作スイッチ21への操作入力があったことや、イグニッション信号_igがイグニッションのオフ状態を示すとともにドアロック信号S_dlがアンロック状態であることを示すようになった場合等を含む。
ここで、乗員がシート1に着座した状態でオート動作を実行すると、複数のシート要素SEを移動させる場合、その順番によっては該シート1に着座している乗員が窮屈な姿勢となるおそれがある。そこで、本実施形態のECU16は、複数のシート要素SEの動作位置を調整する場合には、乗員が窮屈な姿勢とならないように各シート要素SEの動作順序を設定してから各アクチュエータ11〜15を制御し、各シート要素SEの動作位置の調整を行う。つまり、本実施形態では、ECU16は、動作順序設定部として機能する。
具体的には、図2のフローチャートに示すように、ECU16は、例えば乗員による操作スイッチ21への操作入力等により、所定条件が成立した場合(ステップ101:YES)、この所定条件が成立した時点での各シート要素の動作位置をパルス信号Sp1〜Sp5に基づいて検出する(ステップ102)。続いて、成立した所定条件に応じたシート位置にシート1を調整するために、動作位置の調整が必要なシート要素SE(の種類)と該シート要素SEの動作方向を判定する(ステップ103)。その後、各シート要素SEの動作順序を設定し(ステップ104)、ステップS4で設定した動作順序で各アクチュエータ11〜15を駆動してオート動作を行う(ステップ105)。なお、いずれの所定シート位置に応じた所定条件も成立しない場合には(ステップ101:NO)、ステップS2〜S5の処理を実行しない。
(シート要素の動作順序)
ECU16は、オート動作で動作位置を調整する複数のシート要素SEのうち、所定条件が成立した時点でのシート位置にあるシート1に着座する乗員が該シート1上で占有する着座乗員占有空間31(図3〜5参照)から離れる方向に作動するシート要素SE(他のシート要素)の位置調整を先に開始する。そして、当該シート要素SE(他のシート要素)の位置調整を行ってから(完了してから)、上記所定条件が成立した時点でのシート位置における着座乗員占有空間31内に進入する方向に作動するシート要素SE(一のシート要素)の位置調整を開始する。なお、着座乗員占有空間31は、シート1に着座した乗員により占有されるシート1上(前方及び上方)の空間であり、各シート要素SEの動作位置に応じて変化するが、本実施形態では、シート1の表面(乗員との接触面)から人体の厚みに相当する所定距離(各シート要素SEの動作位置に依らず、例えば20cm程度)内にある空間としている。また、図面では、説明の便宜上、模式的に示した着座乗員占有空間31にハッチングを付している。
ECU16は、オート動作で動作位置を調整する複数のシート要素SEのうち、所定条件が成立した時点でのシート位置にあるシート1に着座する乗員が該シート1上で占有する着座乗員占有空間31(図3〜5参照)から離れる方向に作動するシート要素SE(他のシート要素)の位置調整を先に開始する。そして、当該シート要素SE(他のシート要素)の位置調整を行ってから(完了してから)、上記所定条件が成立した時点でのシート位置における着座乗員占有空間31内に進入する方向に作動するシート要素SE(一のシート要素)の位置調整を開始する。なお、着座乗員占有空間31は、シート1に着座した乗員により占有されるシート1上(前方及び上方)の空間であり、各シート要素SEの動作位置に応じて変化するが、本実施形態では、シート1の表面(乗員との接触面)から人体の厚みに相当する所定距離(各シート要素SEの動作位置に依らず、例えば20cm程度)内にある空間としている。また、図面では、説明の便宜上、模式的に示した着座乗員占有空間31にハッチングを付している。
具体的には、ECU16は、シートバック3を前方向かつシートクッション2を下方向に調整するときは、シートクッション2を下方向へ位置調整(下作動)してからシートバック3を前方向へ位置調整(前作動)する。例えば図3(a)に示すシート位置において所定条件が成立し、同図(c)に示す所定シート位置に調整する場合には、同図において二点鎖線で示すように、シートバック3を前作動かつシートクッション2を下作動させることになる。すなわち、図3(a)に示すように、シートバック3は着座乗員占有空間31に進入する方向に作動することから一のシート要素となり、シートクッション2は着座乗員占有空間31から離れる方向に作動することから他のシート要素となる。したがって、図3(b)に示すように、先にシートクッション2を下作動させてから、同図(c)に示すように、シートバック3を前作動させる。
一方、ECU16は、シートバック3を後方向かつシートクッション2を上方向に調整するときは、シートバック3を後方向へ位置調整(後作動)してからシートクッション2を上方向へ位置調整(上作動)する。例えば図3(d)に示すシート位置において所定条件が成立し、同図(f)に示す所定シート位置に調整する場合には、同図において二点鎖線で示すように、シートバック3を後作動かつシートクッション2を上作動させることになる。すなわち、図3(d)に示すように、シートバック3は着座乗員占有空間31から離れる方向に作動することから他のシート要素となり、シートクッション2は着座乗員占有空間31に進入する方向に作動することから一のシート要素となる。したがって、図3(e)に示すように、先にシートバック3を後作動させてから、同図(f)に示すように、シートクッション2を上作動させる。
なお、シートクッション2及びシートバック3を上記した方向以外の組み合わせで調整する場合、すなわちシートバック3を前作動かつシートクッション2を上作動、又はシートバック3を後作動かつシートクッション2を下作動に調整する場合には、動作順序を設定せず、適宜の動作順序で位置調整する。
また、ECU16は、シートバック3を前方向かつヘッドレスト4を後方向に調整するときは、ヘッドレスト4を後方向へ位置調整(後作動)してからシートバック3を前方向へ位置調整(前作動)する。例えば図4(a)に示すシート位置において所定条件が成立し、同図(c)に示す所定シート位置に調整する場合には、同図において二点鎖線で示すように、シートバック3を前作動かつヘッドレスト4を後作動させることになる。すなわち、図4(a)に示すように、シートバック3は着座乗員占有空間31に進入する方向に作動することから一のシート要素となり、ヘッドレスト4は着座乗員占有空間31から離れる方向に作動することから他のシート要素となる。したがって、図4(b)に示すように、先にヘッドレスト4を後作動させてから、同図(c)に示すように、シートバック3を前作動させる。
一方、ECU16は、シートバック3を後方向かつヘッドレスト4を前方向に調整するときは、シートバック3の後方向へ位置調整(後作動)してからヘッドレスト4を前方向へ位置調整(前作動)する。例えば図4(d)に示すシート位置において所定条件が成立し、同図(f)に示す所定シート位置に調整する場合には、同図において二点鎖線で示すように、シートバック3を後作動かつヘッドレスト4を前作動させることになる。すなわち、図4(d)に示すように、シートバック3は着座乗員占有空間31から離れる方向に作動することから他のシート要素となり、ヘッドレスト4は着座乗員占有空間31に進入する方向に作動することから一のシート要素となる。したがって、図4(e)に示すように、先にシートバック3を後作動させてから、同図(f)に示すように、ヘッドレスト4を前作動させる。
なお、シートバック3及びヘッドレスト4を上記した方向以外の組み合わせで調整する場合、すなわちシートバック3を前作動かつヘッドレスト4を前作動、又はシートバック3を後作動かつヘッドレスト4を後作動させる場合には、動作順序を設定せず、適宜の動作順序で位置調整する。
さらに、ECU16は、ショルダサポート3aを前方向かつヘッドレスト4を前方向に調整するときは、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4を前方向へ位置調整(前作動)をそれぞれ略同時に開始する。例えば図5(a)に示すシート位置において所定条件が成立し、同図(b)に示す所定シート位置に調整する場合には、同図において二点鎖線で示すように、ショルダサポート3aを前作動かつヘッドレスト4を前作動させることになる。この場合、図5(a)に示すように、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4がそれぞれ着座乗員占有空間31に進入する方向に作動することから一のシート要素となり、図5(b)に示すように、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4の前作動をそれぞれ略同時に開始する。
一方、ECU16は、ショルダサポート3aを後方向かつヘッドレスト4を後方向に調整するときは、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4を後方向へ位置調整(後作動)をそれぞれ略同時に開始する。例えば図5(c)に示すシート位置において所定条件が成立し、同図(d)に示す所定シート位置に調整する場合には、同図において二点鎖線で示すように、ショルダサポート3aを後作動かつヘッドレスト4を後作動させることになる。この場合、図5(c)に示すように、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4がそれぞれ着座乗員占有空間31から離れる方向に作動することから他のシート要素となり、図5(d)に示すように、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4の後作動をそれぞれ略同時に開始する。
なお、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4を上記した方向以外の組み合わせで調整する場合、すなわちショルダサポート3aを前作動かつヘッドレスト4を後作動、又はショルダサポート3aを後作動かつヘッドレスト4を前作動させる場合には、動作順序を設定せず、適宜の動作順序で位置調整する。
また、3つ以上のシート要素SEを移動させる場合には、上記動作順序の組み合わせになる。つまり、例えばシートバック3を前作動、かつヘッドレスト4を後作動、かつシートクッション2を下作動させる場合には、ヘッドレスト4及びシートクッション2の位置調整の順序は設定しないが、ヘッドレスト4を後作動、シートクッション2を下作動させてから、シートバック3を前作動させる。また、例えばシートバック3を前作動、かつヘッドレスト4を後作動、かつショルダサポート3aを後作動に位置調整する場合には、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4をそれぞれ略同時に後作動させてからシートバック3を前作動させる。
次に、ECU16によるシート要素SEの動作順序の判定手順について説明する。
図2に示すように、ECU16は、ステップ104の動作順序判定において、先ずシートバック3及びシートクッション2の動作位置を調整する場合の動作順序を設定する(ステップ104a)。続いて、シートバック3及びヘッドレスト4の動作位置を調整する場合の動作順序を設定し(ステップ104b)、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4の動作位置を調整する場合の動作順序を設定する(ステップ104c)。
図2に示すように、ECU16は、ステップ104の動作順序判定において、先ずシートバック3及びシートクッション2の動作位置を調整する場合の動作順序を設定する(ステップ104a)。続いて、シートバック3及びヘッドレスト4の動作位置を調整する場合の動作順序を設定し(ステップ104b)、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4の動作位置を調整する場合の動作順序を設定する(ステップ104c)。
次に、シートクッション2及びシートバック3の動作順序設定の処理手順について説明する。
図6に示すように、ECU16は、ステップ103で判定した各シート要素の動作方向に基づいて、シートバック3を後作動させるか否かを判定し(ステップ201)、シートバック3を後作動させる場合には(ステップ201:YES)、シートクッション2を上作動させるか否かを判定する(ステップ202)。そして、シートクッション2を上作動させる場合には(ステップ202:YES)、シートバック3を後作動させた後にシートクッション2を上作動させる動作順序に設定する(ステップ203)。一方、シートクッション2を上作動させない場合には(ステップ202:NO)、シートバック3とシートクッション2の動作順序を設定しない(ステップ204)。
図6に示すように、ECU16は、ステップ103で判定した各シート要素の動作方向に基づいて、シートバック3を後作動させるか否かを判定し(ステップ201)、シートバック3を後作動させる場合には(ステップ201:YES)、シートクッション2を上作動させるか否かを判定する(ステップ202)。そして、シートクッション2を上作動させる場合には(ステップ202:YES)、シートバック3を後作動させた後にシートクッション2を上作動させる動作順序に設定する(ステップ203)。一方、シートクッション2を上作動させない場合には(ステップ202:NO)、シートバック3とシートクッション2の動作順序を設定しない(ステップ204)。
また、シートバック3を後作動させない場合には(ステップ201:NO)、シートバック3を前作動させるか否かを判定し(ステップ205)、シートバック3を前作動させる場合には(ステップ205:YES)、シートクッション2を下作動させるか否かを判定する(ステップ206)。そして、シートクッション2を下作動させる場合には(ステップ206:YES)、シートクッション2を下作動させた後にシートバック3を前作動させる動作順序に設定する(ステップ207)。なお、シートバック3を前作動させない場合(ステップ205:NO)、及びシートクッション2を下作動させない場合には(ステップ206:NO)には、ステップ204に移行して動作順序の設定をせずに判定処理を終了する。
次に、シートバック3及びヘッドレスト4の動作順序設定の処理手順について説明する。
図7に示すように、ECU16は、ステップ103で判定した各シート要素の動作方向に基づいて、シートバック3を後作動させるか否かを判定し(ステップ301)、シートバック3を後作動させる場合には(ステップ301:YES)、ヘッドレスト4を前作動させるか否かを判定する(ステップ302)。そして、ヘッドレスト4を前作動させる場合には(ステップ302:YES)、シートバック3を後作動させた後にヘッドレスト4を前作動させる動作順序に設定する(ステップ303)。一方、ヘッドレスト4を前作動させない場合には(ステップ302:NO)、シートバック3とヘッドレスト4の動作順序を設定しない(ステップ304)。
図7に示すように、ECU16は、ステップ103で判定した各シート要素の動作方向に基づいて、シートバック3を後作動させるか否かを判定し(ステップ301)、シートバック3を後作動させる場合には(ステップ301:YES)、ヘッドレスト4を前作動させるか否かを判定する(ステップ302)。そして、ヘッドレスト4を前作動させる場合には(ステップ302:YES)、シートバック3を後作動させた後にヘッドレスト4を前作動させる動作順序に設定する(ステップ303)。一方、ヘッドレスト4を前作動させない場合には(ステップ302:NO)、シートバック3とヘッドレスト4の動作順序を設定しない(ステップ304)。
また、シートバック3を後作動させない場合には(ステップ301:NO)、シートバック3を前作動させるか否かを判定し(ステップ305)、シートバック3を前作動させる場合には(ステップ305:YES)、ヘッドレスト4を後作動させるか否かを判定する(ステップ306)。そして、ヘッドレスト4を後作動させる場合には(ステップ306:YES)、ヘッドレスト4を後作動させた後にシートバック3を前作動させる動作順序に設定する(ステップ307)。なお、シートバック3を前作動させない場合には(ステップ305:NO)、及びヘッドレスト4を後作動させない場合には(ステップ306:NO)には、ステップ304に移行して動作順序の設定をせずに判定処理を終了する。
次に、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4の動作順序設定の処理手順について説明する。
図8に示すように、ECU16は、ステップ103で判定した各シート要素の動作方向に基づいて、ショルダサポート3aを前作動させるか否かを判定し(ステップ401)、ショルダサポート3aを前作動させる場合には(ステップ401:YES)、ヘッドレスト4を前作動させるか否かを判定する(ステップ402)。そして、ヘッドレスト4を前作動させる場合には(ステップ402:YES)、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4の前作動をそれぞれ略同時に開始する動作順序に設定する(ステップ403)。一方、ヘッドレスト4を前作動させない場合には(ステップ402:NO)、ショルダサポート3aとヘッドレスト4の動作順序を設定しない(ステップ404)。
図8に示すように、ECU16は、ステップ103で判定した各シート要素の動作方向に基づいて、ショルダサポート3aを前作動させるか否かを判定し(ステップ401)、ショルダサポート3aを前作動させる場合には(ステップ401:YES)、ヘッドレスト4を前作動させるか否かを判定する(ステップ402)。そして、ヘッドレスト4を前作動させる場合には(ステップ402:YES)、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4の前作動をそれぞれ略同時に開始する動作順序に設定する(ステップ403)。一方、ヘッドレスト4を前作動させない場合には(ステップ402:NO)、ショルダサポート3aとヘッドレスト4の動作順序を設定しない(ステップ404)。
また、ショルダサポート3aを前作動させない場合には(ステップ401:NO)、ショルダサポート3aを後作動させるか否かを判定し(ステップ405)、シートバック3を後作動させる場合には(ステップ405:YES)、ヘッドレスト4を後作動させるか否かを判定する(ステップ406)。そして、ヘッドレスト4を後作動させる場合には(ステップ406:YES)、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4の後作動をそれぞれ略同時に開始する動作順序に設定する(ステップ407)。なお、ショルダサポート3aを後作動させない場合(ステップ405:NO)、及びヘッドレスト4を後作動させない場合には(ステップ406:NO)には、ステップ404に移行して動作順序の設定をせずに判定処理を終了する。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)ECU16は、オート動作を行う際に、所定条件が成立した時点での着座乗員占有空間31内に進入する方向に作動させる一のシート要素と該着座乗員占有空間31から離れる方向に作動させる他のシート要素とがある場合、一のシート要素の位置調整を他のシート要素の位置調整を行った後に開始する。したがって、一のシート要素と他のシート要素とがある場合に、オート動作の実行時において、一のシート要素が先に作動して乗員が窮屈な姿勢となることを抑制できる。
(1)ECU16は、オート動作を行う際に、所定条件が成立した時点での着座乗員占有空間31内に進入する方向に作動させる一のシート要素と該着座乗員占有空間31から離れる方向に作動させる他のシート要素とがある場合、一のシート要素の位置調整を他のシート要素の位置調整を行った後に開始する。したがって、一のシート要素と他のシート要素とがある場合に、オート動作の実行時において、一のシート要素が先に作動して乗員が窮屈な姿勢となることを抑制できる。
(2)ECU16は、シートバック3を前方向かつシートクッション2を下方向に調整するときは、シートクッション2の下方向への位置調整を行った後に、シートバック3の前方向への位置調整を開始する。そのため、オート動作の実行時、すなわち所定条件が成立した時点でのシート位置(図3(a))から所定シート位置(図3(c))へシートバック3及びシートクッション2を位置調整する過程(図3(b))において、シートバック3を先に前方向に位置調整する場合に比べ、乗員の上半身が前屈みに窮屈な姿勢となることを好適に抑制できる。また、シートバック3を後方向かつシートクッション2を上方向に調整するときは、シートバック3の後方向への位置調整を行った後に、シートクッション2の上方向への位置調整を開始するため、同様(図3(d)〜(f))に乗員の上半身が前屈みに窮屈な姿勢となることを好適に抑制できる。
(3)ECU16は、シートバック3を前方向かつヘッドレスト4を後方向に調整するときは、ヘッドレスト4の後方向への位置調整を行った後に、シートバック3の前方向への位置調整を開始する。そのため、オート動作の実行時、すなわち所定条件が成立した時点でのシート位置(図4(a))から所定シート位置(図4(c))へシートバック3及びヘッドレスト4を位置調整する過程(図4(b))において、シートバック3を先に前方向に位置調整する場合に比べ、乗員の頭部が前屈みに窮屈な姿勢となることを好適に抑制できる。また、シートバック3を後方向かつヘッドレスト4を前方向に調整するときは、シートバック3の後方向への位置調整を行った後に、ヘッドレスト4の前方向への位置調整を開始するため、同様(図4(d)〜(f))に乗員の頭部が前屈みに窮屈な姿勢となることを好適に抑制できる。
(4)ECU16は、ショルダサポート3aを前方向かつヘッドレスト4を前方向に調整するときは、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4の前方向への位置調整をそれぞれ略同時に開始する。そのため、オート動作の実行時、すなわち所定条件が成立した時点でのシート位置(図5(a))から所定シート位置(図5(b))へショルダサポート3a及びヘッドレスト4を位置調整する過程において、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4による乗員の支持状態が変化し難く、乗員の肩部から頭部周辺が窮屈な姿勢となることを好適に抑制できる。また、ショルダサポート3aを後方向かつヘッドレスト4を後方向に調整するときは、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4の後方向への位置調整をそれぞれ略同時に開始するため、同様(図5(c),(d))に乗員の肩部から頭部周辺が窮屈な姿勢となることを好適に抑制できる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、シートバック3を前方向かつシートクッション2を下方向に調整するときは、シートクッション2の下方向への位置調整を行った後に、シートバック3の前方向への位置調整を開始するようにした。しかし、これに限らず、シートクッション2を下方向に位置調整している途中からシートバック3の前方向への位置調整を開始してもよい。また、シートクッション2の下方向への位置調整及びシートバックの前方向への位置調整をそれぞれ略同時に開始してもよい。シートバック3を後方向かつシートクッション2を上方向に調整するときも同様に、シートクッション2の上方向への位置調整の開始は、シートバック3の後方向への位置調整を行った後でなくてもよい。このように構成しても、オート動作の実行時において、乗員の上半身が前屈みに窮屈な姿勢となることを抑制できる。
・上記実施形態では、シートバック3を前方向かつシートクッション2を下方向に調整するときは、シートクッション2の下方向への位置調整を行った後に、シートバック3の前方向への位置調整を開始するようにした。しかし、これに限らず、シートクッション2を下方向に位置調整している途中からシートバック3の前方向への位置調整を開始してもよい。また、シートクッション2の下方向への位置調整及びシートバックの前方向への位置調整をそれぞれ略同時に開始してもよい。シートバック3を後方向かつシートクッション2を上方向に調整するときも同様に、シートクッション2の上方向への位置調整の開始は、シートバック3の後方向への位置調整を行った後でなくてもよい。このように構成しても、オート動作の実行時において、乗員の上半身が前屈みに窮屈な姿勢となることを抑制できる。
・上記実施形態では、シートバック3を前方向かつヘッドレスト4を後方向に調整するときは、ヘッドレスト4の後方向への位置調整を行った後に、シートバック3の前方向への位置調整を開始するようにした。しかし、これに限らず、ヘッドレスト4を後方向に位置調整している途中からシートバック3の前方向への位置調整を開始してもよい。また、シートバック3の前方向への位置調整及びヘッドレスト4の後方向への位置調整をそれぞれ略同時に開始してもよい。シートバック3を後方向かつヘッドレスト4を前方向に調整するときも同様に、ヘッドレスト4の前方向への位置調整の開始は、シートバック3の後方向への位置調整を行った後でなくてもよい。このように構成しても、オート動作の実行時において、乗員の頭部が前屈みに窮屈な姿勢となることを好適に抑制できる。
・上記実施形態では、ショルダサポート3aを前方向かつヘッドレスト4を前方向に調整するときは、ショルダサポート3a及びヘッドレスト4の前方向への位置調整をそれぞれ略同時に開始するようにした。しかし、これに限らず、ショルダサポート3aの前方向への位置調整を先に開始し、途中からヘッドレスト4の前方向の位置調整を開始してもよい。また、ショルダサポート3aを後方向かつヘッドレスト4を後方向に調整するときも同様に、ショルダサポート3aの後方向への位置調整を先に開始し、途中からヘッドレスト4の後方向の位置調整を開始してもよい。このように構成しても、オート動作の実行時において、乗員の肩部から頭部周辺が窮屈な姿勢となることを抑制できる。
・上記実施形態では、シート1をシートクッション2のチルト位置、シートバック3のリクライニング位置、ショルダサポート3aの前後位置、ヘッドレスト4の前後位置を調整可能なシートとして構成した。しかし、これに限らず、これらの各シート要素SEのすべてを含んでいなくともよく、これらのシート要素の一部又はこれら以外のシート要素SEを含んでいてもよい。これら以外のシート要素としては、例えば車両上下方向の変位を含むリフト動作によりリフト位置(上下方向位置)を調整可能なシートクッションや、車両前後方向の変位を含む前後動作によりシートバック3の腰部分に相当するペルビック等が挙げられる。この場合も、所定条件が成立した時点での着座乗員占有空間31内に進入する方向に作動させる一のシート要素と該着座乗員占有空間31から離れる方向に作動させる他のシート要素とがある場合、一のシート要素の位置調整を他のシート要素の位置調整の開始以降することが好ましい。これにより、オート動作の実行時において、一のシート要素が先に作動して乗員が窮屈な姿勢となることを抑制できる。
・上記実施形態において、図2のステップ104に示す動作順序を設定するシート要素SE(ステップ104a〜104c)の順番は適宜変更可能である。同様に図6〜8における各フローチャートの判定手順も適宜変更可能である。
・上記実施形態では、モータM1〜M5を駆動源としたアクチュエータ11〜15を用いたが、これに限らず、各シート要素の動作位置を調整できれば、アクチュエータの構成は適宜変更可能である。例えば、ショルダサポートアクチュエータ14として、シートバック3内に埋め込まれる空気袋を有する構成とし、空気袋に送入する空気量によってショルダサポート3aを前後方向に位置調整可能としてもよい。なお、この場合、空気袋内の圧力によりショルダサポート3aの前後位置を検出することも可能である。
・上記実施形態では、ECU16は、パルス信号Sp1〜Sp5に基づいて各シート要素SEの動作位置を検出したが、これに限らず、例えば各シート要素SEに変位センサを設けて動作位置を直接検出してもよく、動作位置の検出方法は適宜変更可能である。
次に、上記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)シートの所定シート位置を記憶する記憶部と、駆動源からの駆動力により位置調整可能に設けられ、車両前後方向の変位を含む前後動作によりシートバックにおける肩部分の前後位置を調整可能なショルダサポート、及び車両前後方向の変位を含む前後動作により前後位置を調整可能なヘッドレストを含む複数のシート要素の動作位置を検出する動作位置検出部と、所定条件の成立により、前記動作位置検出部により検出された前記各シート要素の動作位置が前記所定シート位置に対応する動作位置となるように自動で位置調整するオート動作を行う制御部と、前記ショルダサポートを前方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記ヘッドレストの前方向への位置調整の開始を、前記ショルダサポートの前方向への位置調整の開始以降とし、前記ショルダサポートを後方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記ショルダサポートの後方向への位置調整の開始を、前記ヘッドレストの後方向への位置調整の開始以降とするように動作順序を設定する動作順序設定部と、を備えた車両用シート制御装置。上記構成によれば、オート動作の実行時において乗員の肩部から頭部周辺が窮屈な姿勢となることを抑制できる。
(イ)シートの所定シート位置を記憶する記憶部と、駆動源からの駆動力により位置調整可能に設けられ、車両前後方向の変位を含む前後動作によりシートバックにおける肩部分の前後位置を調整可能なショルダサポート、及び車両前後方向の変位を含む前後動作により前後位置を調整可能なヘッドレストを含む複数のシート要素の動作位置を検出する動作位置検出部と、所定条件の成立により、前記動作位置検出部により検出された前記各シート要素の動作位置が前記所定シート位置に対応する動作位置となるように自動で位置調整するオート動作を行う制御部と、前記ショルダサポートを前方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記ヘッドレストの前方向への位置調整の開始を、前記ショルダサポートの前方向への位置調整の開始以降とし、前記ショルダサポートを後方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記ショルダサポートの後方向への位置調整の開始を、前記ヘッドレストの後方向への位置調整の開始以降とするように動作順序を設定する動作順序設定部と、を備えた車両用シート制御装置。上記構成によれば、オート動作の実行時において乗員の肩部から頭部周辺が窮屈な姿勢となることを抑制できる。
1…シート、2…シートクッション(シート要素)、3…シートバック(シート要素)、3a…ショルダサポート(シート要素)、4…ヘッドレスト(シート要素)、11…シートスライドアクチュエータ、12…シートリクライニングアクチュエータ、13…シートチルトアクチュエータ、14…ショルダサポートアクチュエータ、15…ヘッドレストアクチュエータ、16…ECU(動作位置検出部、制御部、動作順序設定部)、23…メモリ(記憶部)、31…着座乗員占有空間、M1〜M5…モータ(駆動源)、S1〜S5…回転センサ、SE…シート要素。
Claims (7)
- シートの所定シート位置を記憶する記憶部と、
駆動源からの駆動力により位置調整可能に設けられた複数のシート要素の動作位置を検出する動作位置検出部と、
所定条件の成立により、前記動作位置検出部によって検出された前記各シート要素の動作位置が前記所定シート位置に対応する動作位置となるように自動で位置調整するオート動作を行う制御部と、
前記オート動作で複数の前記シート要素の動作位置を調整する場合において、前記所定条件が成立した時点での該複数の前記シート要素のうち、同時点でのシート位置にある前記シートに着座する乗員が該シート上で占有する着座乗員占有空間内に進入する方向に作動する一のシート要素の位置調整の開始を、該着座乗員占有空間から離れる方向に作動する他のシート要素の位置調整の開始以降とするように動作順序を設定する動作順序設定部と、を備えた車両用シート制御装置。 - 請求項1に記載の車両用シート制御装置において、
前記複数のシート要素は、車両上下方向の変位を含むチルト動作によりチルト位置を調整可能なシートクッション、及び車両前後方向の変位を含むリクライニング動作によりリクライニング位置を位置調整なシートバックを含み、
前記動作順序設定部は、前記オート動作で前記シートクッションのチルト位置及び前記シートバックのリクライニング位置を調整する場合において、
前記シートバックを前方向かつ前記シートクッションを下方向に調整するときは、前記シートバックの前方向への位置調整の開始を、前記シートクッションの下方向への位置調整の開始以降とし、
前記シートバックを後方向かつ前記シートクッションを上方向に調整するときは、前記シートクッションの上方向への位置調整の開始を、前記シートバックの後方向への位置調整の開始以降とする車両用シート制御装置。 - 請求項2に記載の車両用シート制御装置において、
前記動作順序設定部は、前記シートバックを前方向かつ前記シートクッションを下方向に調整するときは、前記シートクッションの下方向への位置調整を行った後に、前記シートバックの前方向への位置調整を開始し、
前記シートバックを後方向かつ前記シートクッションを上方向に調整するときは、前記シートバックの後方向への位置調整を行った後に、前記シートクッションの上方向への位置調整を開始する車両用シート制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用シート制御装置において、
前記複数のシート要素は、車両前後方向の変位を含むリクライニング動作によりリクライニング位置を調整可能なシートバック、及び車両前後方向の変位を含む前後動作により前後位置を調整可能なヘッドレストを含み、
前記動作順序設定部は、前記オート動作で前記シートバックのリクライニング位置及び前記ヘッドレストの前後位置を調整する場合において、
前記シートバックを前方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記シートバックの前方向への位置調整の開始を、前記ヘッドレストの後方向への位置調整の開始以降とし、
前記シートバックを後方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記ヘッドレストの前方向への位置調整の開始を、前記シートバックの後方向への位置調整の開始以降とする車両用シート制御装置。 - 請求項4に記載の車両用シート制御装置において、
前記動作順序設定部は、前記シートバックを前方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記ヘッドレストの後方向への位置調整を行った後に、前記シートバックの前方向への位置調整を開始し、
前記シートバックを後方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記シートバックの後方向への位置調整を行った後に、前記ヘッドレストの前方向への位置調整を開始する車両用シート制御装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用シート制御装置において、
前記複数のシート要素は、車両前後方向の変位を含む前後動作によりシートバックにおける肩部分の前後位置を調整可能なショルダサポート、及び車両前後方向の変位を含む前後動作により前後位置を調整可能なヘッドレストを含み、
前記動作順序設定部は、前記オート動作で前記ショルダサポートの前後位置及び前記ヘッドレストの前後位置を調整する場合において、
前記ショルダサポートを前方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記ヘッドレストの前方向への位置調整の開始を、前記ショルダサポートの前方向への位置調整の開始以降とし、
前記ショルダサポートを後方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記ショルダサポートの後方向への位置調整の開始を、前記ヘッドレストの後方向への位置調整の開始以降とする車両用シート制御装置。 - 請求項6に記載の車両用シート制御装置において、
前記動作順序設定部は、前記ショルダサポートを前方向かつ前記ヘッドレストを前方向に調整するときは、前記ショルダサポート及び前記ヘッドレストの前方向への位置調整をそれぞれ同時に開始し、
前記ショルダサポートを後方向かつ前記ヘッドレストを後方向に調整するときは、前記ショルダサポート及び前記ヘッドレストの後方向への位置調整をそれぞれ同時に開始する車両用シート制御装置。
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