JP6398194B2 - ガスバリア積層体およびそれを用いてなる太陽電池または表示体 - Google Patents
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Description
さらに太陽電池や表示体関連の電子デバイスは、ガスバリア積層体と各種接着剤を用いた接着層との封止構成とすることで用いられている。
(1)基材の少なくとも片面にガスバリア層を有し、且つ前記ガスバリア層は少なくとも亜鉛を含む第1層とケイ素を含む第2層を基材からこの順に有し、前記ガスバリア層の第2層上にエポキシ系樹脂組成物を含む接着層を積層してなり、前記ガスバリア層の第1層が、以下の1−A層または1−B層のいずれかであるガスバリア積層体。
1−A層:酸化亜鉛−二酸化ケイ素−酸化アルミニウムの共存相からなる層
1−B層:硫化亜鉛と二酸化ケイ素の共存相からなる層
(2)前記接着層に、少なくとも1種の無機成分を含む無機組成物をさらに含むこと特徴とする(1)に記載のガスバリア積層体。
(3)前記ガスバリア層の第1層が1−A層であり、かつICP発光分光分析法により測定される亜鉛(Zn)原子濃度が20.0〜40.0atom%、ケイ素(Si)原子濃度が5.0〜20.0atom%、アルミニウム(Al)原子濃度が0.5〜5.0atom%、酸素(O)原子濃度が35.0〜70.0atom%である組成により構成されたものであることを特徴とする(1)または(2)に記載のガスバリア積層体。
(4)前記ガスバリア層の第1層が1−B層であり、かつ硫化亜鉛と二酸化ケイ素の合計に対する硫化亜鉛のモル分率が0.7〜0.9である組成により構成されたものであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のガスバリア積層体。
(5)前記ガスバリア積層体が、基材とガスバリア層との間に下地層を積層した構成であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のガスバリア積層体。
(6)(1)〜(5)のいずれかに記載のガスバリア積層体を用いてなる太陽電池。
(7)(6)に記載の太陽電池が、シリコン系太陽電池、化合物系太陽電池、有機系太陽電池、のいずれかである太陽電池。
(8)(1)〜(5)のいずれかに記載のガスバリア積層体を用いてなる表示体。
(9)(8)に記載の表示体を用いたタッチパネル、電子ペーパー、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイのいずれかである表示デバイス。
本発明のガスバリア積層体は、基材の少なくとも片面にガスバリア層を有し、且つ前記ガスバリア層は少なくとも亜鉛を含む第1層とケイ素を含む第2層を基材からこの順に有し、前記ガスバリア層の第2層上にエポキシ系樹脂組成物を含む接着層を積層してなるものである。
本発明のガスバリア積層体に使用する基材としては、具体的には例えば樹脂やガラスなどを挙げることができる。樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリフェニレンスルフィド、アラミド、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリ乳酸、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル系・メタクリル系樹脂、脂環式アクリル樹脂、シクロオレフィン樹脂、トリアセチルセルロース、ABS、ポリ酢酸ビニル、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、ポリ塩化ビニルやポリ塩化ビニリデン等の塩素元素(Cl元素)を含有する樹脂、フッ素元素(F元素)を含有する樹脂、シリコーン系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体のケン化物、ポリアクリロニトリル、ポリアセタール等が挙げられる。またこれらの樹脂はホモポリマー、コポリマー、すなわち単独のポリマーであっても良いし複数のポリマーをブレンドして用いてもよく、混合および/または共重合したものでもよい。また、ガラスとしては、通常のソーダガラスを用いることができる。
本発明のガスバリア層は少なくとも亜鉛を含む第1層と、ケイ素を含む第2層をからなる。ガスバリア層は第1の層と第2の層とを繰り返し積層する多層積層構成としてもよい。なお、ガスバリア層は基材の片側に配置してもよいし、片側のみではガスバリア層側と反対側の応力バランスが崩れ反りや変形が生じる場合などには、応力調整を目的として基材の両面にガスバリア層を設けても構わない。
本発明において、ガスバリア層のうち亜鉛を含む第1層を設けることによって高いガスバリア性を付与することができる。第1層において、亜鉛は亜鉛単体または亜鉛化合物として含んでいれば良いが、第1層全体の50質量%以上であることが好ましく、より好ましくは60質量%以上、さらに好ましくは80質量%以上である。なお、ここでいう亜鉛化合物とは、後述するX線光電子分光法(XPS法)、ICP発光分光分析、ラザフォード後方散乱法等により成分を特定された各元素の組成比が整数で表される組成式を有する化合物として扱う。たとえば、生成時の条件に依存して、ZnS、ZnO等が量論比から若干のずれた組成比となる場合でも、ZnS、ZnOとして扱い上記の質量含有率を算出するものとする(以下同様)。
第1層を形成する方法は特に限定されず、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、CVD法等によって形成することができる。これらの方法の中でも、簡便かつ安価に第1層を形成可能な方法として、スパッタリング法が好ましい。
本発明のガスバリア層の第1層として好適に用いられる[1−A]層として、酸化亜鉛−二酸化ケイ素−酸化アルミニウムの共存相からなる層について説明する。なお、「酸化亜鉛−二酸化ケイ素−酸化アルミニウムの共存相」を「ZnO−SiO2−Al2O3」と略記することもある。また、二酸化ケイ素(SiO2)は、生成時の条件によって、左記組成式のケイ素と酸素の組成比率から若干ずれたもの(SiO〜SiO2)が生成することがあるが、本明細書においては二酸化ケイ素あるいはSiO2と表記し、その組成として扱うこととする。かかる組成比の化学式からのずれに関しては、酸化亜鉛、酸化アルミニウムについても同様の扱いとし、それぞれ、本明細書においては、生成時の条件に依存する組成比のずれに関わらず、酸化亜鉛またはZnO、酸化アルミニウムまたはAl2O3と表記し、それらの組成として扱うこととする。
本発明のガスバリア層の第1層として好適に用いられる[1−B]層として、硫化亜鉛と二酸化ケイ素の共存相からなる層について説明する。なお、「硫化亜鉛−二酸化ケイ素共存相」を、「ZnS−SiO2」と略記することもある。また、二酸化ケイ素(SiO2)は、その生成時の条件によって、左記組成式のケイ素と酸素の組成比率から若干ずれたもの(SiO〜SiO2)が生成することがあるが、本明細書においては二酸化ケイ素あるいはSiO2と表記する。かかる組成比の化学式からのずれに関しては、硫化亜鉛についても同様の扱いとし、本明細書においては、生成時の条件に依存する組成比のずれに関わらず、硫化亜鉛またはZnSと表記し、その組成として扱うこととする。
本発明において、ガスバリア層のうちケイ素を含む第2層を設けることによって、ガスバリア性付与と共に後述するエポキシ系樹脂組成物を含む接着層に対する高い密着性を付与することができ、剥離や、接着層とガスバリア層との界面からのガス侵入等の封止不良の発生しにくいガスバリア積層体となる。第2層において、ケイ素はケイ素単体またはケイ素化合物として含んでいればよいが、第2層全体の50質量%以上であることが好ましく、より好ましくは60質量%以上、さらに好ましくは80質量%以上である。なお、ここでいうケイ素化合物とは、後述するX線光電子分光法(XPS法)、ICP発光分光分析、ラザフォード後方散乱法等により成分を特定された各元素の組成比が整数で表される組成式を有する化合物として扱う。たとえば、二酸化ケイ素(SiO2)は、生成時の条件によって、左記組成式のケイ素と酸素の組成比率から若干ずれたもの(SiO〜SiO2)が生成することがあるが、そのような場合でも、SiO2として扱い上記の質量含有率を算出するものとする(以下同様)。
本発明において、ガスバリア層の第2層上にエポキシ系樹脂組成物を含む接着層を設けることによって密着性が向上し、剥離や、接着層とガスバリア層との界面からのガス侵入等の封止不良のないガスバリア積層体となる。尚、接着層はガスバリア層の第2層上の少なくとも一部分に積層されていればよい。
本発明のガスバリア積層体は、基材とガスバリア層との間に下地層を積層した構成であることが好ましい。下地層を積層することで、より高いガスバリア性を有するガスバリア積層体となる。
まず、各実施例および比較例における評価方法を説明する。評価n数は、特に断らない限り、n=5とし平均値を求めた。
断面観察用サンプルをマイクロサンプリングシステム((株)日立製作所製FB−2000A)を使用してFIB法により(具体的には「高分子表面加工学」(岩森暁著)p.118〜119に記載の方法に基づいて)作製した。透過型電子顕微鏡((株)日立製作所製H−9000UHRII)により、加速電圧300kVとして、観察用サンプルの断面を観察し、カスバリア層の第1層、第2層および下地層の各厚みを測定した。
温度40℃、湿度90%RH、測定面積50cm2の条件で、英国、テクノロックス(Technolox)社製の水蒸気透過率測定装置(機種名:DELTAPERM(登録商標))を使用して測定した。サンプル数は1水準当たり2検体とし、測定回数は同一サンプルについて各10回とし、その平均値を水蒸気透過率とした。
[1−A]層の組成分析はICP発光分光分析(エスアイアイ・ナノテクノロジー社製、SPS4000)により行った。試料中の亜鉛原子、ケイ素原子、アルミニウム原子の含有量を測定し、原子数比に換算した。なお、酸素原子は亜鉛原子、ケイ素原子、アルミニウム原子が、それぞれ酸化亜鉛(ZnO)、二酸化ケイ素(SiO2)、酸化アルミニウム(Al2O3)として存在する仮定で求めた計算値とした。
[1−B]層の組成分析はICP発光分光分析(セイコー電子工業(株)製、SPS4000)により行い、この値をもとにさらにラザフォード後方散乱法(日新ハイボルテージ(株)製AN−2500)を使用して、各元素を定量分析し硫化亜鉛と二酸化ケイ素の組成比を求めた
(5)第1層([1−A]層、[1−B]を除く)、第2層の組成
第1層はX線光電子分光法(XPS法)を用いることにより、酸素原子に対する含有金属または非金属原子の原子数比を測定し、必要に応じて上記(3)および/または(4)の測定も併用した。
測定条件は下記の通りとした。
・装置:Quantera SXM (PHI社製)
・励起X線:monochromatic AlKα1,2
・X線径100μm
・光電子脱出角度:10°
(6)接着層の密着性
JIS K5600−5−6(1999年)に準拠して、碁盤目テープ剥離試験を行った。まず、接着層に10×10mm中に1マスが1×1mmの切れ込みを計100マス形成し試験面とした。次いで、接着層上の試験面にセロハンテープ(「CT24」、ニチバン(株)製)を用いて貼り付け指の腹で密着させた後に90°方向に剥離した。判定は100マスの内、接着層の剥離しないマス目の数が70〜100マスの場合を合格とし密着性があると判断した。70マス未満の場合を不合格とし密着性なしと判断した。
(亜鉛を含む第1層の形成)
基材として、厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、商品名:“ルミラー”(登録商標)U48))を、また、酸化亜鉛と二酸化ケイ素と酸化アルミニウムで形成された混合焼結材であるスパッタターゲット(組成質量比=酸化亜鉛/二酸化ケイ素/酸化アルミニウム=77.0/20.0/3.0)を用意した。
ヘキサメチルジシロキサンを原料とし、その原料をスパッタ・CVD装置を使用し、真空度2×10−1Paとなるように酸素ガス0.5L/minとヘキサメチルジシロキサン70cc/minを導入し、高周波電源からCVD電極に投入電力500Wを印加することにより、プラズマを発生させ、CVD法により前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を100nmとなるように形成した。
エポキシ系樹脂組成物を含む接着層の原料として、扁平状の無機組成物を含むモレスコ モイスチャーカット WB90US(株)MORESCO)を用意した。次いで、前記第2層上に前記原料を塗布後、メタルハライドランプにて紫外線を2J/cm2照射し硬化させ、さらにその後80℃で1時間加熱し後硬化させ、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体におけるガスバリア層の第1層の組成は、Zn原子濃度が27.5atom%、Si原子濃度が13.1atom%、Al原子濃度が2.3atom%、O原子濃度が57.1atom%であり、ガスバリア層の第2の層の組成は、ケイ素原子に対する酸素原子の原子数比が1.70であった。本実施例のガスバリア積層体は高いガスバリア性を示すと共に、接着層の密着性が合格となった。
(亜鉛を含む第1層の形成)
基材として、厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、商品名:“ルミラー”(登録商標)U48))を、また、硫化亜鉛と二酸化ケイ素で形成された焼結材であるスパッタターゲット(モル組成比=硫化亜鉛/二酸化ケイ素=80/20)を用意した。
実施例1と同様にして、CVD法により前記[1−B]層上にケイ素を含む第2層を100nmとなるように形成した。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体におけるガスバリア層の第1層の組成は、硫化亜鉛のモル分率が0.85であり、ガスバリア層の第2の層の組成は、ケイ素原子に対する酸素原子の原子数比が1.70であった。本実施例のガスバリア積層体は高いガスバリア性を示すと共に、接着層の密着性が合格となった。
(亜鉛を含む第1層の形成)
実施例1と同様にしてスパッタリングにより基材の片面に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
厚みを50nmとなるようにしたこと以外は実施例1と同様にして、CVD法により前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を形成した。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、実施例1と比較してガスバリア層における第2層の厚みが薄いものの、ガスバリア性を維持し、接着層の密着性が合格となった。
(亜鉛を含む第1層の形成)
実施例1と同様にしてスパッタリングにより基材の片面に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
厚みを8nmとなるようにしたこと以外は実施例1と同様にして、CVD法により前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を形成した。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、実施例1、3と比較してガスバリア層における第2層の厚みが薄いためガスバリア性が若干低下したが、接着層の密着性が合格となった。
(亜鉛を含む第1層の形成)
実施例1と同様にしてスパッタリングにより基材の片面に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
二酸化ケイ素で形成された焼結材であるスパッタターゲットを用意した。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、実施例1と比較してガスバリア層における第2層の形成手法が異なっても、高いガスバリア性を示すと共に、接着層の密着性が合格となった。
(亜鉛を含む第1層の形成)
実施例1と同様にしてスパッタリングにより基材の片面に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
厚みを50nmとなるようにしたこと以外は実施例5と同様にして、スパッタリングにより前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を形成した。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、実施例5と比較してガスバリア層における第2層の厚みが薄いものの、ガスバリア性を維持し、接着層の密着性が合格となった。
(亜鉛を含む第1層の形成)
実施例1と同様にしてスパッタリングにより基材の片面に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
厚みを15nmとなるようにしたこと以外は実施例5と同様にして、スパッタリングにより前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を形成した。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、実施例5、6と比較してガスバリア層における第2層の厚みが薄いためガスバリア性が若干低下したが、接着層の密着性が合格となった。
(下地層の形成)
基材として、厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、商品名:“ルミラー”(登録商標)U48))を用意した。
次いで、下地層形成用の塗工液として、アクリル系組成物(日本化薬(株)製 KAYANOVA(登録商標FOP−1740、固形分濃度82質量%)100質量部にシリコーンオイル(東レ・ダウコーニング(株)製 SH190)0.2質量部を添加し、トルエンとメチルエチルケトン(MEK)質量%比1対1の混合溶媒にて、固形分濃度10質量%まで希釈し下地層塗工液を調製した。
実施例1と同様にしてスパッタリングにより下地層上に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
実施例1と同様にして、CVD法により前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を100nmとなるように形成した。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして下地層、第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、基材とガスバリア層との間に下地層を積層した構成とすることで、下地層を積層していない実施例1と比較してガスバリア性が改善した。
(下地層の形成)
実施例8と同様にして、基材上に厚み1μmの下地層を形成した。
実施例1と同様にしてスパッタリングにより下地層上に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
実施例3と同様にして、CVD法により前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を50nmとなるように形成した。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして下地層、第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、基材とガスバリア層との間に下地層を積層した構成とすることで、下地層を積層していない実施例3と比較してガスバリア性が改善した。
(下地層の形成)
実施例8と同様にして、基材上に厚み1μmの下地層を形成した。
実施例1と同様にしてスパッタリングにより下地層上に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
実施例4と同様にして、CVD法により前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を8nmとなるように形成した。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして下地層、第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、基材とガスバリア層との間に下地層を積層した構成とすることで、下地層を積層していない実施例4と比較してガスバリア性が改善した。
(下地層の形成)
実施例8と同様にして、基材上に厚み1μmの下地層を形成した。
実施例1と同様にしてスパッタリングにより下地層上に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
実施例5と同様にして、スパッタリングにより前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を100nmとなるように形成した。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして下地層、第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、基材とガスバリア層との間に下地層を積層した構成とすることで、下地層を積層していない実施例5と比較してガスバリア性が改善した。
(下地層の形成)
実施例8と同様にして、基材上に厚み1μmの下地層を形成した。
実施例1と同様にしてスパッタリングにより下地層上に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
実施例6と同様にして、スパッタリングにより前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を50nmとなるように形成した。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして下地層、第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、基材とガスバリア層との間に下地層を積層した構成とすることで、下地層を積層していない実施例6と比較してガスバリア性が改善した。
(下地層の形成)
実施例8と同様にして、基材上に厚み1μmの下地層を形成した。
実施例1と同様にしてスパッタリングにより下地層上に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
実施例7と同様にして、スパッタリングにより前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を15nmとなるように形成した。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして下地層、第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、基材とガスバリア層との間に下地層を積層した構成とすることで、下地層を積層していない実施例7と比較してガスバリア性が改善した。
(亜鉛を含む第1層の形成)
実施例1と同様にしてスパッタリングにより基材の片面に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
実施例1と同様にして、CVD法により前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を100nmとなるように形成した。
エポキシ系樹脂組成物を含む接着層の原料として、ビスフェノールF型ジグリシジルエーテル/ビスフェノールA型エポキシ樹脂/フェノールノボラック型エポキシ樹脂/フェノールノボラック/ジフェニル[4−(フェニルチオ)フェニル]スルホニウムヘキサフルオロアンチモネート(光開始剤)=73.2/2.8/11.3/11.3/1.4[質量%]の比率の混合組成物を用意した。次いで、前記第2層上に前記混合組成物を塗布後、メタルハライドランプにて紫外線を2J/cm2照射し硬化させ、さらにその後80℃で1時間加熱し後硬化させ、無機組成物を含まない架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、接着層の密着性は合格であったが接着層に無機組成物を含まないため、接着層以外が同様の構成である実施例1と比較してガスバリア性が劣った。
(亜鉛を含む第1層の形成)
実施例1と同様にしてスパッタリングにより基材の片面に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
実施例1と同様にして、スパッタリングにより前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を100nmとなるように形成した。
実施例14と同様にして、無機組成物を含まない架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、接着層の密着性は合格であったが接着層に無機組成物を含まないため、接着層以外が同様の構成である実施例5と比較してガスバリア性が劣った。
(下地層の形成)
実施例8と同様にして、基材上に厚み1μmの下地層を形成した。
実施例1と同様にしてスパッタリングにより基材の片面に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
実施例1と同様にして、CVD法により前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を100nmとなるように形成した。
実施例14と同様にして、無機組成物を含まない架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして下地層、第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、接着層の密着性は合格であったが接着層に無機組成物を含まないため、接着層以外が同様の構成である実施例8と比較してガスバリア性が劣った。
(下地層の形成)
実施例8と同様にして、基材上に厚み1μmの下地層を形成した。
実施例1と同様にしてスパッタリングにより基材の片面に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
実施例5と同様にして、スパッタリングにより前記[1−A]層上にケイ素を含む第2層を100nmとなるように形成した。
実施例14と同様にして、無機組成物を含まない架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして下地層、第1層、第2層、接着層を積層しガスバリア積層体を得た。本実施例のガスバリア積層体は、接着層の密着性は合格であったが接着層に無機組成物を含まないため、接着層以外が同様の構成である実施例11と比較してガスバリア性が劣った。
(亜鉛を含む第1層の形成)
本比較例においては、形成しなかった。
基材として、厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、商品名:“ルミラー”(登録商標)U48))を用意した。実施例1と同様にして、CVD法により基材層上にケイ素を含む第2層を100nmとなるように形成した。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして亜鉛を含む第1層を積層せず、基材上に直接積層したケイ素を含む第2層、接着層を積層し積層体を得た。本比較例の積層体は、亜鉛を含む第1層の積層しなかったため、ガスバリア性が得られなかった。
(亜鉛を含む第1層の形成)
実施例1と同様にしてスパッタリングにより基材の片面に亜鉛を含む第1層として[1−A]層を150nmとなるように形成した。
本比較例においては、形成しなかった。
実施例1と同様にして、扁平状の無機組成物を含み架橋構造を有する厚み100μmの接着層を形成した。
以上のようにして亜鉛を含む第1層を積層したが、ケイ素を含む第2層を積層せず、第1層上に直接接着層を積層し積層体を得た。本比較例の積層体は、ケイ素を含む第2層の積層しなかったため、接着層の密着性が不合格となった。
本発明のガスバリア積層体は、太陽電池や表示体関連の電子デバイスに用いることができる。
2:第1層
3:第2層
4:接着層
5:下地層
Claims (9)
- 基材の少なくとも片面にガスバリア層を有し、且つ前記ガスバリア層は少なくとも亜鉛を含む第1層とケイ素を含む第2層を基材からこの順に有し、前記ガスバリア層の第2層上にエポキシ系樹脂組成物を含む接着層を積層してなり、前記ガスバリア層の第1層が、以下の1−A層または1−B層のいずれかであるガスバリア積層体。
1−A層:酸化亜鉛−二酸化ケイ素−酸化アルミニウムの共存相からなる層
1−B層:硫化亜鉛と二酸化ケイ素の共存相からなる層 - 前記接着層に、少なくとも1種の無機成分を含む無機組成物をさらに含むこと特徴とする請求項1に記載のガスバリア積層体。
- 前記ガスバリア層の第1層が1−A層であり、かつICP発光分光分析法により測定される亜鉛(Zn)原子濃度が20.0〜40.0atom%、ケイ素(Si)原子濃度が5.0〜20.0atom%、アルミニウム(Al)原子濃度が0.5〜5.0atom%、酸素(O)原子濃度が35.0〜70.0atom%である組成により構成されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載のガスバリア積層体。
- 前記ガスバリア層の第1層が1−B層であり、かつ硫化亜鉛と二酸化ケイ素の合計に対する硫化亜鉛のモル分率が0.7〜0.9である組成により構成されたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガスバリア積層体。
- 前記ガスバリア積層体が、基材とガスバリア層との間に下地層を積層した構成であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガスバリア積層体。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のガスバリア積層体を用いてなる太陽電池。
- 前記太陽電池が、シリコン系太陽電池、化合物系太陽電池、有機系太陽電池、のいずれかである請求項6に記載の太陽電池。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のガスバリア積層体を用いてなる表示体。
- 請求項8に記載の表示体を用いたタッチパネル、電子ペーパー、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイのいずれかである表示デバイス。
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