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JP6391351B2 - シート検出装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート検出装置及び画像形成装置 Download PDF

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JP6391351B2
JP6391351B2 JP2014161136A JP2014161136A JP6391351B2 JP 6391351 B2 JP6391351 B2 JP 6391351B2 JP 2014161136 A JP2014161136 A JP 2014161136A JP 2014161136 A JP2014161136 A JP 2014161136A JP 6391351 B2 JP6391351 B2 JP 6391351B2
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Description

本発明は、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においてシートを検出するシート検出装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置には、例えばシートが搬送されるタイミングや、ジャム時にシートが装置内に残留しているかどうかを検知するために、搬送されるシートを検知するシート検出装置が設けられている。この種のシート検出装置としては、例えば図14及び図15に示すように、シートSが接触することで回動軸254を中心に回動する回動アーム256と、光学式センサ253の光を遮蔽可能なフラグ255と、を備えたシート検出装置250がある。シート検出装置250は、シートの搬送方向において、シートSにトナー像を定着させる定着装置230と、シートSを機外に排出する排出装置240との間に設けられている。フラグ255は、回動アーム256の回動に伴って回動軸254を中心に回動し、回動アーム256が所定量以上回動して光学式センサ253の光を遮蔽することで、シートSの存在を検出する。
ところで、従来のシート検出装置250は、回動アーム256が回動軸254からクランク状に延びて形成されており、図14に示す待機位置において、回動アーム256とシートSとのなす角はθ50である。この際、回動アーム256によってシートSにかかる力をFθ50、Fθ50の分力であり、シートSの搬送方向と逆方向にかかる力(以下、折れ力とする)をFθ50a、シートSの搬送方向と垂直方向にかかる力をFθ50bとする。また、図15に示すように、シートSの先端が回動アーム256と接触し、シートSが任意の量搬送された時のシートSの先端と回動アーム256とのなす角をθ51とする。この際、回動アーム256によってシートSにかかる力をFθ51、Fθ51の分力であり、シートSの搬送方向と逆方向にかかる力(折れ力)をFθ51a、シートSの搬送方向と垂直方向にかかる力をFθ51bとする。折れ力Fθ50a,Fθ51aが大きいと、シートSの先端に折れが発生しやすい。
ここで、例えばθ50=90°とすると、回動アーム256の回動量x=x90°は大きいが、折れ力Fθ50aは、
Fθ50a=Fθ50×sin90°=Fθ50
となり、最大となる。そのため、シートSの先端に折れが発生しやすくなってしまう。
反対に、例えばθ50=20°のように、回動アーム256とシートSとのなす角を小さく設定すると、折れ力Fθ50aは、
Fθ50a=Fθ50×sin20°
となり、小さくなる。しかしながら、回動アーム256の回動量x=x20°も小さくなってしまうため、シートSの先端の折れは発生しにくいが、シートSを確実に検知するための回動アーム256の必要回動量が得られず、シートSの検出における精度が低下してしまう虞がある。
従来のシート検出装置250では、回動アーム256のシートとの接触面が直線的に形成されているため、シートSが回動アーム256と接触してから任意の量搬送されると、シートSと回動アーム256とのなす角は徐々に小さくなる。したがって、θ50>θ51となる。また、回動アーム256を待機位置に保持する不図示の付勢バネの付勢力が微小であるとすると、Fθ50=Fθ51となる。これにより、シートSが回動アーム256に接触した瞬間と、シートSが回動アーム256に接触してから任意の量搬送された際の、折れ力の関係式は以下となる。
Fθ51a=Fθ51×sinθ51=Fθ50×sinθ51<Fθ50a
つまり、シートSが回動アーム256と接触してから任意の量搬送された際の折れ力Fθ51aは、シートSが回動アーム256と接触した瞬間の折れ力Fθ50aをピークに減少する(図16参照)。
また、従来、搬送されるシートと接触して回動するアームと、該アームが回動することでフォトインタラプタの発光部から受光部への光を遮断する遮断部と、を有するシート検出装置が提案されている(特許文献1参照)。
該シート検出装置のアームは、搬送されるシートとの接触面が円弧形状に形成されており、搬送されるシートが該円弧形状の接触面に当接しながらスムースに通過するように構成されている。シート検出装置は、シートがアームに接触することでアームが回動し、該アームの回動に伴って遮断部が発光部から受光部への光を遮断することで、シートを検知する。
特開平11−165909号公報
従来のシート検出装置250では、シートSが回動アーム256と接触した瞬間において最もシートSの先端において折れが発生しやすい。そして、待機状態における回動アーム256とシートSとのなす角を大きくするとシートSに折れが発生しやすく、該なす角を小さくすると誤検知する虞があるという問題があった。
また、上記特許文献1記載のシート検出装置は、搬送ガイドに案内されるシートの搬送位置のブレによって、アームの接触面とシートの先端とのなす角が大きく変わってしまう。そのため、アームの接触面にシートが接触する際のシート先端へのダメージが十分に軽減されず、特に腰の弱いシートではシートの先端が折れてしまう虞がある。
そこで、本発明は、シートと接触する湾曲部を、シートとなす角が鋭角となるように、かつシート搬送方向において上流側に凹んだ形状に形成し、もって上述した課題を解決したシート検出装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シートを搬送する搬送手段と、待機位置において前記搬送手段により搬送されるシートと接触して、回動支点を中心に回動する回動部と、を備え、前記回動部の回動に基づいてシートの存在を検出するシート検出装置において、前記回動部は、前記待機位置において前記搬送手段によって搬送されたシートと接触する角度が鋭角となるように、シートの搬送方向において、上流側に凹んだ形状に湾曲した湾曲部を有し、前記湾曲部は、前記搬送手段により搬送されるシートと接触する角度が、前記搬送手段がシートを搬送する過程で一定となるように形成されている、ことを特徴とする。
本発明は、シートが接触する回動部の湾曲部を、シートとなす角が鋭角となるように、かつシート搬送方向において上流側に凹んだ形状に形成する。これにより、シートの先端の折れに影響する力を低減できると共に、シートの誤検知が無いように、回動部の回動ストロークを大きくすることができる。また、シートの搬送位置が多少ぶれたとしても、湾曲部とシートの先端がなす角に大きな影響を及ぼさないため、シートの先端の折れを確実に防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るプリンタの全体断面図。 本発明の第1の実施の形態に係るシート検出装置を示す右斜視図。 本発明の第1の実施の形態に係るシート検出装置を示す左斜視図。 本発明の第1の実施の形態に係るシート検出装置を示す断面図。 本発明の第1の実施の形態に係るシート検出装置を示す断面図であって、湾曲部にシートが接触する瞬間を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係るシート検出装置を示す断面図であって、湾曲部がシートによって所定量回動した図。 本発明の第1の実施の形態に係るシート検出装置を示す断面図であって、シートの後端が湾曲部から抜ける瞬間を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係るシート検出装置を示す断面図であって、待機位置におけるシートにかかる力を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係るシート検出装置を示す断面図であって、シートが所定量搬送された状態における、シートにかかる力を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係る折れ力とシート搬送量との関係を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係るシート検出装置を示す断面図であって、待機位置におけるシートにかかる力を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係るシート検出装置を示す断面図であって、シートが所定量搬送された状態における、シートにかかる力を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る折れ力とシート搬送量との関係を示す図。 従来のシート検出装置を示す断面図であって、待機位置におけるシートにかかる力を示す図。 従来のシート検出装置を示す断面図であって、シートが所定量搬送された状態における、シートにかかる力を示す図。 従来のシート検出装置に係る折れ力とシート搬送量との関係を示す図。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。本発明の実施の形態に係る画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機等、シートを給送可能なシート給送装置を備えた装置であればどのようなものでもよい。以下の実施形態においては、4色のトナー像を形成する電子写真方式のレーザビームプリンタ1(以下、プリンタという)を用いて説明する。
プリンタ1は、図1に示すように、収納したシートを給送するシート給送部10と、シートに画像を形成する画像形成部20と、シートを機外に排出する排出部40と、を備えている。シート給送部10は、装置本体から引出し可能なカセット11と、該カセット11内でシートSが積載されるシート積載板12と、シート積載板12に積載されたシートSを給送する給送ローラ13と、を有している。また、シート給送部10は、給送ローラ13によって給送されたシートSを1枚ずつ分離して搬送する分離ローラ14及び搬送ローラ15を有している。給送ローラ13によって給送されたシートSは、搬送路16上のレジストレーションローラ17によって、給送タイミングが調整される。なお、本実施の形態は、シートを収納するカセットが1段のみしか設けられていないが、複数段設けて、異なるサイズのシートを収納するようにしてもよい。
画像形成部20は、露光装置21と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色の画像を形成する4つのプロセスカートリッジ22Y,22M,22C,22Bkと、を備えている。なお、4つのプロセスカートリッジ22Y,22M,22C,22Bkは、形成する画像の色が異なること以外は同じ構成であるため、プロセスカートリッジ22Yの構成を説明し、プロセスカートリッジ22M,22C,22Bkの説明は省略する。プロセスカートリッジ22Yは、感光ドラム23Yと、感光ドラム23Yを帯電させる帯電ローラ24Yと、感光ドラム23Y上に形成された静電潜像を現像する現像ローラ25Yと、を備えている。また、プロセスカートリッジ22Yは、感光ドラム23Y上に残留したトナーを回収するクリーニング器26Yを備えている。
画像形成部20は、各プロセスカートリッジの感光ドラム(例えば23Y)上のトナー像が一次転写される中間転写ベルト27と、トナー像を中間転写ベルト27に一次転写する一次転写ローラ28Y,28M,28C,28Bkと、を備えている。更に、画像形成部20は、一次転写されたトナー像をシートPに二次転写する二次転写ローラ29と、二次転写されたトナー像を加熱定着させる定着装置30(搬送手段)と、を備えている。中間転写ベルト27は、該中間転写ベルト27を駆動する駆動ローラ31と、テンションローラ32と、二次転写ローラ29に対向する二次転写対向ローラ33と、に巻き掛けられている。
定着装置30は、加熱ユニット34と、加圧ローラ35と、を有している。排出部40は、シートSを排出トレイ41に排出する排出ローラ42と、該排出ローラ42に従動回転する排出コロ43と、を備えている。
プリンタ1に画像形成の指令が出力されると、入力された画像情報に基づいて露光装置21がプロセスカートリッジ22Y,22M,22C,22Bkの感光ドラム(例えば23Y)に向けてレーザ光を照射する。このとき感光ドラムは、帯電ローラ(例えば24Y)により予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光ドラム上に静電潜像が形成される。その後、現像ローラ(例えば25Y)により静電潜像が現像され、各感光ドラム上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)のトナー像が形成される。各感光ドラム上に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラ28Y,28M,28C,28Bkにより中間転写ベルト27に転写され、中間転写ベルト27により二次転写ローラ29まで搬送される。中間転写ベルト27への転写後に各感光ドラム上に残留したトナーは、クリーニング器(例えば26Y)によって回収される。
上述の画像形成動作に並行して、シート給送部10に収納されたシートSが、1枚ずつレジストレーションローラ17に向けて給送される。そして、レジストレーションローラ17により所定の搬送タイミングで搬送されたシートSには、二次転写ローラ29によって、中間転写ベルト27上のトナー像が一括転写される。トナー像が転写されたシートSは、定着装置30における加熱ユニット34及び加圧ローラ35によって形成されるニップ部Nで加熱及び加圧され、トナー像が定着される。シートSは、定着装置30を経て、排出搬送路44を通って、排出ローラ42及び排出コロ43によって排出トレイ41に排出される。
次に、定着装置30に対して、シートの搬送方向における上流側でシートSを検出するシート検出装置50について説明する。シート検出装置50は、図2及び図3に示すように、プリンタ1のフレームに支持されるホルダ51と、該ホルダ51に支持されるシート検出フラグ52(回動部)及び光学式センサ53(検出部)と、フラグバネ54aと、を有している。光学式センサ53は、光を発する発光部材53aと、該発光部材53aからの光を受光する受光部材53bと、を有している。シート検出フラグ52は、回動軸54と、該回動軸54に固定されて、該回動軸54(回動支点)を挟んで互いに反対側に突出するフラグ55(遮蔽部)及びシート接触アーム56と、を有している。
該シート接触アーム56は、図4に示すように、定着装置30を通過したシートSが接触する湾曲部56aと、回動軸54と湾曲部56aとを接続する接続部56bと、を有している。接続部56bは、定着装置30を構成する一方の回転体である加圧ローラ35の外周面に沿うように湾曲して形成されており、該接続部56bの曲率は、湾曲部56aの曲率と異なる。すなわち、シート接触アーム56は、湾曲部56aと接続部56bとの間に変曲点を有する。また、本実施の形態では、回動軸54は、湾曲部56aよりも、シートの搬送方向において、上流側に配置されている。そのため、接続部56bの湾曲形状と相俟って、シート検出装置50の近傍のスペースを広く使用することができる。また、回動軸54の配置と接続部56bの形状を自由に変更することで、後述する湾曲部56aの配置や曲率は変更しないままに、設計自由度を向上することができる。
図4では、シート検出フラグ52は、待機位置にあり、該待機位置では、フラグ55は光学式センサ53の光を遮光しておらず、シート検出領域AにシートSが無い状態を検出している。シート検出フラグ52は、フラグバネ54aの付勢力によって、上記待機状態が保持されている。
次に、シート検出装置50のシート検知動作について説明する。図5は、待機位置にあるシート接触アーム56の湾曲部56aに、定着装置30によって搬送されるシートSが接触する瞬間の状態を示す。シートSの先端が湾曲部56aに接触すると、シート接触アーム56は、回動軸54を中心に図に示すB方向に回転する。シート接触アーム56のB方向の回動に伴いフラグ55も回動し、図6に示すように、シート接触アーム56が所定量以上回動することで、フラグ55が光学式センサ53の光を遮光する。これによって、シート検出装置50は、シート検出領域AにシートSがある状態を検出する。
図7は、シートSの後端がシート接触アーム56の湾曲部56aから抜ける(接触状態から非接触状態となる)瞬間の状態を示す。シートSの後端が湾曲部56aから抜けると、フラグバネ54aの付勢力によって、シート接触アーム56は図に示すC方向に回動する。該シート接触アーム56のC方向の回動に伴いフラグ55も回動し、光学式センサ53が再び光を透過する。これによって、シート検出装置50は、シートSがシート検出領域Aを通過し終わったことを検出し、シート接触アーム56は、図4に示す待機位置に戻る。
次に、シート接触アーム56の湾曲部56aの形状とシートSの先端にかかる力の関係について詳述する。図8は、シート接触アーム56が待機位置にある状態で、該シート接触アーム56の湾曲部56aにシートSが接触する瞬間を示している。湾曲部56aは、シートの搬送方向において、上流側に凹んだ形状に湾曲して形成されており、シートSの先端とのなす角(角度)は、θ10である。この際、湾曲部56aによってシートSにかかる力をFθ10、Fθ10の分力であり、シートSの搬送方向と逆方向にかかる力(以下、折れ力とする)をFθ10a、シートSの搬送方向と垂直方向にかかる力をFθ10bとする。なお、湾曲部56aは、不図示の搬送ガイドによるシートSの搬送位置のばらつきに拘らず、θ10が鋭角となるように湾曲して形成されている。そのため、シートの搬送位置が多少ぶれたとしても、湾曲部56aとシートSの先端がなす角に大きな影響を及ぼさず、シートSの先端の折れを確実に防止することができる。
また、図9に示すように、シートSの先端が湾曲部56aに接触し、シートSが任意の量搬送された時のシートSの先端と湾曲部56aとのなす角をθ11とする。この際、湾曲部56aによってシートSにかかる力をFθ11、Fθ11の分力であり、シートSの搬送方向と逆方向にかかる力(折れ力)をFθ11a、シートSの搬送方向と垂直方向にかかる力をFθ11bとする。シートの先端の折れに影響する力は、主に折れ力Fθ10a,Fθ11aであり、これら折れ力Fθ10a,Fθ11aを低減することで、シートの先端における折れを防止することができる。
本実施の形態では、湾曲部56aは、シートSが湾曲部56aと接触してから定着装置30がシートを搬送する過程で、シートSと湾曲部56aとのなす角θ11が徐々に小さくなるように形成されている。したがって、常にθ10>θ11となる。また、シート接触アーム56を待機位置に保持するフラグバネ54aの付勢力が微小であるとすると、Fθ10=Fθ11となる。これにより、シートSが湾曲部56aに接触した瞬間と、シートSが湾曲部56aに接触してから任意の量搬送された際の、折れ力の関係式は以下となる。
Fθ11a=Fθ11×sinθ11=Fθ10×sinθ11<Fθ10a
つまり、シートSが湾曲部56aと接触してから任意の量搬送された際の折れ力Fθ11aは、シートSが湾曲部56aと接触した瞬間の折れ力Fθ10aをピークに減少する。
図10では、上述した従来のシート検出装置250における折れ力Fθ50a及びF51a並びに本実施形態における折れ力F10a,F11aと、シートSの搬送量yと、の関係を示す。例えば、折れ力Fθ11aにおけるシートSの搬送量は、y11となる。ここで、例えば、実際にシートSの先端に折れが発生する力をFaとする。従来のシート検出装置250における折れ力Fθ50aは、例えばシートSと回動アーム256とのなす角θ50が大きいと、シートSの先端に折れが発生する力Faを超えてしまうことがある。本実施の形態では、シートSと湾曲部56aが当接した瞬間の折れ力Fθ10aがシートSの先端に折れが発生する力Faよりも低くなるように、シートSと湾曲部56aとがなす角θ10を小さく設定している。また、本実施の形態の湾曲部56aは、常にθ10>θ11が成り立つように形成されているため、定着装置30がシートSを搬送するにつれて、折れ力Fθ11aは低減する。したがって、折れ力Fθ10a,Fθ11aがシートSの先端に折れが発生する力Faを超えることはないため、シートSの先端に折れが発生することを防止することができる。
また、湾曲部56aは、該湾曲部56aの先端に向かってシートの搬送方向と垂直となる方向に近づくように、シートの搬送方向において、上流側に凹んだ形状に湾曲して形成されている。これにより、従来のシート検出装置250の回動アーム256のようにシートとの接触面が直線的に形成されているものに比して、シート接触アーム56の回動ストロークを大きくとることができ、シートの誤検知を防止することができる。
なお、湾曲部56aの曲率は、シートSの先端と湾曲部56aとのなす角θ10と、シート接触アーム56の回動ストロークとの関係を考慮して、自由に設定してよい。これにより、シートの腰の強さ及びシート検出精度に応じた適切な湾曲部56aを得ることができる。
また、本実施の形態では、シートを検出するために光学式センサを用いたが、これに限らず、例えばポテンショメータや圧力センサ等の他のセンサを用いてシートを検出してもよい。
また、本実施の形態では、シート接触アーム56の接続部56bは、加圧ローラ35の外周面に沿うように湾曲して形成したが、該接続部56bの形状は限定されず、例えばクランク状に形成してもよい。また、定着装置30を構成する回転体のうち、接続部56bに近い側に加圧ローラ35を配置したが、該加圧ローラ35と加熱ユニット34との配置を入れ替えて構成してもよい。
また、本実施の形態では、シート検出装置50を定着装置30の近傍に設けたが、これに限らず、任意の搬送手段に配置してもよい。
(第2の実施の形態)
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、該第2の実施の形態は第1の実施の形態と湾曲部の構成が異なるのみなので、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明を省略する。シート検出装置150は、シート接触アーム156を有しており、該シート接触アーム156は、湾曲部156aと、接続部56bと、を有している。湾曲部156aは、シートの搬送方向において、上流側に凹んだ形状に湾曲して形成されている。
図11では、シート接触アーム156は待機位置にあり、シートSの先端とのなす角は、θ70である。この際、湾曲部156aによってシートSにかかる力をFθ70、Fθ70の分力であり、シートSの搬送方向と逆方向にかかる力(以下、折れ力とする)をFθ70a、シートSの搬送方向と垂直方向にかかる力をFθ70bとする。なお、湾曲部156aは、不図示の搬送ガイドによるシートSの搬送位置のばらつきに拘らず、θ70が鋭角となるように湾曲して形成されている。そのため、シートSの搬送位置のばらつきに拘らず、シートSの先端の折れに影響する折れ力を低減できる。
また、図12に示すように、シートSの先端が湾曲部156aに接触し、シートSが任意の量搬送された時のシートSの先端と湾曲部156aとのなす角をθ71とする。この際、湾曲部156aによってシートSにかかる力をFθ71、Fθ71の分力であり、シートSの搬送方向と逆方向にかかる力(折れ力)をFθ71a、シートSの搬送方向と垂直方向にかかる力をFθ71bとする。
本実施の形態では、湾曲部156aは、シートSが湾曲部156aと接触してから定着装置30がシートを搬送する過程で、シートSと湾曲部156aとのなす角θ71が一定となるように形成されている。したがって、常にθ70=θ71となる。これにより、シート接触アーム156を待機位置に保持するフラグバネ54aの付勢力が微小であるとすると、折れ力Fθ70a=Fθ71aとなる。
したがって、図13に示すように、折れ力Fθ70a=Fθ71aは、シートSの搬送量yに拘らず、一定となる。本実施の形態では、折れ力Fθ70a=Fθ71aがシートSの先端に折れが発生する力Faよりも低くなるように、シートSと湾曲部56aとがなす角θ70=θ71を小さく設定している。これにより、折れ力Fθ70a=Fθ71aがシートSの先端に折れが発生する力Faを超えることはないため、シートSの先端に折れが発生することを防止することができる。
また、常にθ70=θ71となるように湾曲部156aの曲率が設定されているため、折れ力Fθ70a=Fθ71aとなり、より安定したシートの搬送を行うことができる。
1:プリンタ(画像形成装置)、30:定着装置(搬送手段)、35:加圧ローラ(一方の回転体)、50,150:シート検出装置、52:シート検出フラグ(回動部)、53:光学式センサ(検出部)、53a:発光部材、53b:受光部材、54:回動軸(回動支点)、55:フラグ(遮蔽部)、56a,156a:湾曲部、56b:接続部、S:シート

Claims (6)

  1. シートを搬送する搬送手段と、待機位置において前記搬送手段により搬送されるシートと接触して、回動支点を中心に回動する回動部と、を備え、前記回動部の回動に基づいてシートの存在を検出するシート検出装置において、
    前記回動部は、前記待機位置において前記搬送手段によって搬送されたシートと接触する角度が鋭角となるように、シートの搬送方向において、上流側に凹んだ形状に湾曲した湾曲部を有
    前記湾曲部は、前記搬送手段により搬送されるシートと接触する角度が、前記搬送手段がシートを搬送する過程で一定となるように形成されている、
    ことを特徴とするシート検出装置。
  2. 前記回動部の回動を検出する検出部を備える
    請求項1記載のシート検出装置。
  3. 前記回動部は、少なくとも1つの変曲点を有する、
    請求項1又は2に記載のシート検出装置。
  4. 前記回動支点は、前記湾曲部よりも、シートの搬送方向において、上流側に配置され、
    前記回動部は、前記搬送手段を構成する一方の回転体の外周面に沿うように湾曲して形成され、前記回動支点と前記湾曲部とを接続する接続部を有する、
    請求項記載のシート検出装置。
  5. 前記検出部は、光を発光する発光部材と、前記発光部材から発光された光を受光する受光部材と、を有し、
    前記回動部は、前記搬送手段によって搬送されるシートと接触して回動する前記湾曲部と共に回動し、前記発光部材と前記受光部材との間を遮蔽し得る遮蔽部を有する、
    請求項記載のシート検出装置。
  6. シートに画像を形成する画像形成部と、
    請求項1からのいずれか1項に記載のシート検出装置と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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