[go: up one dir, main page]

JP6351833B2 - 回転電機 - Google Patents

回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP6351833B2
JP6351833B2 JP2017510808A JP2017510808A JP6351833B2 JP 6351833 B2 JP6351833 B2 JP 6351833B2 JP 2017510808 A JP2017510808 A JP 2017510808A JP 2017510808 A JP2017510808 A JP 2017510808A JP 6351833 B2 JP6351833 B2 JP 6351833B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
bus bar
holder
rotating electrical
connection member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017510808A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016162920A1 (ja
Inventor
穣 井倉
穣 井倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2016162920A1 publication Critical patent/JPWO2016162920A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6351833B2 publication Critical patent/JP6351833B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/52Fastening salient pole windings or connections thereto
    • H02K3/521Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only
    • H02K3/522Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only for generally annular cores with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/14Stator cores with salient poles
    • H02K1/146Stator cores with salient poles consisting of a generally annular yoke with salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/20Stationary parts of the magnetic circuit with channels or ducts for flow of cooling medium
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/50Fastening of winding heads, equalising connectors, or connections thereto
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/52Fastening salient pole windings or connections thereto
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/006Structural association of a motor or generator with the drive train of a motor vehicle
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2203/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the windings
    • H02K2203/09Machines characterised by wiring elements other than wires, e.g. bus rings, for connecting the winding terminations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

この発明は、回転電機、特にコイルを相互に結線する結線部材を備えた回転電機に関するものである。
近年、車両の低燃費化のニーズが高く、ハイブリッドカーの開発が進んでいる。ハイブリッドカーに用いられる回転電機は、例えば、外周部に多数の磁極を備えたロータと、ロータの外周部に対して間隙を介して対向する内周部を有するステータコアと、ステータコアに装着された多数のコイルとを備えるが、これ等のコイルは、ステータコアの軸方向の端部に装着されたリング状の結線部材により相互に結線されると共に、この結線部材を介して外部の給電導体に接続される。
周知のように、ハイブリッドカーに用いられる回転電機は、エンジンとトランスミッションとの間の狭いスペースに配置されることから、外形及び軸方向の長さに制約を受けることが多く、従って、前述の結線部材についてもできるだけコンパクトに構成されることが望まれる。従来、そのような観点から、ハイブリッドカーに用いられる回転電機の結線部材について、多くの提案がなされている。
例えば、底面が平面状に形成されたリング状の絶縁ホルダと、厚さ方向が絶縁ホルダの半径方向となるように配置された同一幅の複数の円弧状のバスバーとを備えた結線部材が提案されている(例えば、特許文献1、及び特許文献2参照)。これ等の従来の結線部材は比較的コンパクトに構成されるので、回転電機の薄型化に寄与することができる。
特許第3733313号公報 特開2000−333400号公報
前述したように、ハイブリットカーに用いられる回転電機は、エンジンとトランスミッションの間の扁平で且つ狭いスペースに配置されるが、そのスペースに配置される回転電機を収納するためのハウジングは、抜型の関係でトランスミッション側に漸次狭くなる円錐台形状であることが多い。それ故、そのハウジングに収納される回転電機のトランスミッション側の軸方向端部に装着される結線部材の外径は、円錐台形を成したハウジングの円錐形の内側の小さい内径により規制されることになる。
従来の結線部材は、同一幅の複数のバスバーを絶縁ホルダの半径方向に間隔を介して配置するようにしているので、結線部材の外径がハウジングの内径により制限を受けるような場合、バスバーの厚さを大きくすることができず、従って、バスバーの断面積を確保するためにバスバーの幅を大きくする必要があり、その結果、結線部材の軸方向の長さを大きくする必要があり、結果として回転電機の軸方向の長さが大きくなるという課題があった。
この発明は、従来の回転電機に於ける前述のような課題を解決するためになされたもので、ハイブリッドカー等の狭いスペースに配置されても軸方向の長さを大きくすることなく適合可能な回転電機を提供することを目的とする。
この発明による回転電機は、
円環状に構成されたヨーク部と前記ヨーク部から前記ヨーク部の径方向の内側に延出する複数個のティース部とを有し、内側空間部にロータを内包するステータコアを備えたステータと、
前記複数個のティース部に装着された複数個のコイルと、
前記ステータの少なくとも一方の軸方向端部に配置され、前記複数個のコイルを相互に結線して所定のステータコイルを形成する円環状の結線部材と、
を備えた回転電機であって、
前記結線部材の反ステータ側の軸方向端面は、前記結線部材の径方向の異なる複数の位置の間に於いて前記結線部材の軸方向の位置が異なるように構成され、
記結線部材は、前記ステータコアの外径より大きな外径を備え、
前記結線部材の少なくとも最も外径側に位置する部位は、前記ステータの前記軸方向端面から前記軸方向に前記ステータコア側に位置している、
ことを特徴とする。
この発明による回転電機によれば、前記結線部材の反ステータ側の軸方向端面は、前記結線部材の径方向の異なる複数の位置の間に於いて前記結線部材の軸方向の位置が異なるように構成されているので、ハイブリッドカー等の狭いスペースに配置されても軸方向の長さを大きくすることなく適合可能な回転電機を得ることができる。
この発明の実施の形態1による結線部材、及びその結線部材を備えた回転電機のステータの構造を模式的に示す平面図である。 図1のD−D線に沿う断面を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態2による結線部材、及びその結線部材を備えた回転電機のステータの構造を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態3による結線部材、及びその結線部材を備えた回転電機のステータの構造を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態4による結線部材、及びその結線部材を備えた回転電機のステータの構造を模式的に示す断面図である。 従来の回転電機の配置を示す説明図である。 この発明による回転電機の配置を示す説明図である。
実施の形態1.
図1Aは、この発明の実施の形態1による結線部材、及びその結線部材を備えた回転電機のステータの構造を模式的に示す平面図、図1Bは、図1AのD−D線に沿う断面を模式的に示す断面図である。図1A及び図1Bに於いて、例えばハイブリッドカーに用いられる回転電機のステータ1は、ステータコア2と、ボビン3と、コイル4と、結線部材100とを備える。
ステータコア2は、周方向に分割された複数個のコアピースにより形成される。各コアピースは、ヨーク部21と、このヨーク部21からステータ1の中心部の方向に突出するティース部22とを備える。各コアピースのティース部22は、ステータ1の軸心Xの周りに等間隔に配置されている。
各コアピースのヨーク部21は、隣接するコアピースのヨーク部21とステータ1の周方向に互いに当接されて円筒状のステータ1のヨークを構成する。各コアピースのティース部22の先端は、外周部に複数の回転子磁極を備えたロータ(図示せず)の外周面に所定の間隙を介して対向する。円筒状に構成されたステータ1は、円筒状のフレーム6の内周部に圧入されてフレーム6に固定されている。
各コアピースのティース部22には、絶縁物製のボビン3が装着されている。コイル4は、ボビン3を介して夫々のコアピースのティース部22に巻回されている。リング状に形成された結線部材100は、コイル4に対してステータ1の半径方向の外側でステータ1の軸方向の一端部に装着され、後述するように各コイル4から導出されているコイル端子41を相互に結線して、例えば三相Y結線されたステータコイルを形成するために用いられる。
結線部材100は、樹脂製の絶縁ホルダ10を備える。絶縁ホルダ10は、半径方向の最も外側に位置する第1のホルダ部11と、第1のホルダ部11の半径方向内側に接する第2のホルダ部12と、第2のホルダ部12の半径方向内側に接する第3のホルダ部13と、第3のホルダ部13の半径方向内側に接する第4のホルダ部14とにより構成されている。従って、第1のホルダ部11は最も直径が大きく、第2のホルダ部12、第3のホルダ部13、第4のホルダ部14の順に直径が順次小さくなるように形成されている。
図1Bによく示されているように、結線部材100の絶縁ホルダ10は、その第3のホルダ部13のステータ側の軸方向一端面がステータコア2のヨーク部21の軸方向の一端面に当接する位置に配置されており、第2のホルダ部12は第3のホルダ部13よりもステータ1の軸方向のステータ側に配置され、第1のホルダ部11は第2のホルダ部12よりもステータ1の軸方向のステータ側に配置され、第4のホルダ部14は第3のホルダ部13よりもステータ1の軸方向の反ステータ側に配置されている。又、第1のホルダ部11と第2のホルダ部12と第3のホルダ部13は、ほぼ同一の幅、つまり軸方向長さを備えている。第4のホルダ部14は、第1〜第3のホルダ部11〜13の幅よりも若干短く形成されており、その反ステータ側の軸方向端部は第3のホルダ部13の反ステータ側の軸方向端部と同一面をなすように構成されている。第1〜第4のホルダ部11〜14は、例えば一体に射出成型されて相互に一体に固定されている。
結線部材100の絶縁ホルダ10は、前述のように構成されているので、ステータ1側の軸方向端面つまり底面は、同一平面ではなく階段状に形成され、又、反ステータ側の軸方向の端面も同一平面ではなく階段状に形成されている。
第1のホルダ部11の内部には、幅方向がステータ1の軸心Xの延びる方向と平行であり厚さ方向がステータ1の半径方向となるように配置された第スバーとしてのU相バスバー5aが埋設されている。第2のホルダ部12の内部には、幅方向がステータ1の軸心Xの延びる方向と平行であり厚さ方向がステータ1の半径方向となるように配置された第2のスバーとしてのV相バスバー5bが埋設されている。第3のホルダ部13の内部には、幅方向がステータ1の軸心Xの延びる方向と平行であり厚さ方向がステータ1の半径方向となるように配置された第3のバスバーとしてのW相バスバー5cが埋設されている。第4のホルダ部14の内部には、幅方向がステータ1の軸心Xの延びる方向と平行であり厚さ方向がステータ1の半径方向となるように配置された第4のバスバーとしての中性線であるN相バスバー5dが埋設されている。N相バスバー5dは、Y結線されたステータコイルの中性線となる。
前述の第1のバスバーとしてのU相バスバー5aと、第2のバスバーとしてのV相バスバー5bと、第3のバスバーとしてのW相バスバー5cとは、ほぼ同一の幅と厚さに形成されている。第4のバスバーとしてのN相バスバー5dは、厚さはこれ等のバスバー5a〜5cの厚さとほぼ同一であるが、幅はバスバー5a〜5cの幅よりも若干小さく設定されている。
各コイル4から導出されたコイル端子41は、例えば三相Y結線となるように、結線部材100のU相バスバー5a、V相バスバー5b、W相バスバー5c、N相バスバー5dに選択的に接続されている。又、U相バスバー5a、V相バスバー5b、W相バスバー5cは、夫々外部のU相給電端子7a、V相給電端子7b、W相給電端子7cに接続されている。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態1による回転電機は、ステータ1の一方の軸方向端部に装着された結線部材100により前述のように各コイル4を相互に結線することで、三相Y結線等の所定のステータコイルが形成される。
この発明の実施の形態1による結線部材100に於ける絶縁ホルダ10は、第1のホルダ部11と第2のホルダ部12と第3のホルダ部13と第4のホルダ部14とを備え、それ等の直径が第1のホルダ部11から第4のホルダ部14の順に順次小さく形成され、更にステータ側の軸方向の端面が第1のホルダ部11から第4のホルダ部14の順に順次、反ステータ側にずれるように構成され、更に、且つそれ等の反ステータ側の軸方向の端面が第1のホルダ部11から第3のホルダ部13の順に順次、反ステータ側にずれるように構成されている。尚、第3のホルダ部13と第4のホルダ部14の反ステータ側の軸方向の端面はほぼ同一平面に形成されている。
このように構成されたこの発明の実施の形態1による結線部材100によれば、絶縁ホルダ10のステータ側の軸方向端面は、絶縁ホルダ10の内径側ほど反ステータ側に階段状に陥没するように構成されているので、ステータ1の軸方向の端部に軸方向に覆いかぶさるように、結線部材100をステータ1に配置することができ、結果として回転電機の軸方向長さを短縮することが可能となる。
更に、絶縁ホルダ10の反ステータ側の軸方向端面は、絶縁ホルダ10の内径側ほど反ステータ側に階段状に突出するように構成されているので、絶縁ホルダ10の反ステータ側の端面は巨視的には半径方向の外側から内側に向けて反ステータ側に突出する円錐形の一部となり、ハイブリッドカーのように円錐状に内径が小さくなるようなハウジングの内側に適合して回転電機を収納することが可能となる。換言すれば、ハイブリッドカーのエンジンとトランスミッションとの間のスペースに配置される回転電機を収納するハウジングの形状を、従来の場合より小さくすることが可能となる。
即ち、図5Aは、従来の回転電機の配置を示す説明図、図5Bは、この発明による回転電機の配置を示す説明図であって、図5Aに示す従来の装置の場合、エンジン50とトランスミッション60との間に設けられたハウジング80は、アルミニウム製で型の抜き勾配の関係上、エンジン50側となる開口部から、トランスミッション60側となる底部に向かって漸次内径が小さくなっている。又、ハウジング80の底部、つまりトランスミッション側の端部の角部は滑らかな円弧状に形成されていたり、ハウジングの裏側にボルト用凸部が形成されたりする場合ある。通常、回転電機70の軸方向の端面に結線部材が配置されていることが多く、収納されるハウジング80の内径に合わせて、結線部材の外径を決定する必要があり、ハウジング80のトランスミッション側に結線部材が存在する場合は、ハウジング80の最小径に合わせて結線部材の寸法を決定する必要がある。
図5Bに示すこの発明の実施の形態1による結線部材を備えた回転電機の場合、内部に配置される回転電機70の軸方向の端部の形状を円錐形の一部にすることができるので、エンジン50とトランスミッション60との間に設けられたハウジング80は、その回転電機の形状に合わせて円錐形の一部とすることができ、回転電機70を配置するスペースの省スペース化が可能となる。この発明の実施の形態1による結線部材100では、絶縁ホルダ10の軸方向の断面形状が階段状になっているため、ハウジング80のトランスミッション60側の軸方向端部の角の円弧状の部分やボルト用凸部等の突出部を避けるように配置することができ、従来の階段状でない矩形形状の結線部材の場合よりも結線部材の断面積、ひいてはバスバーの断面積を大きくとることができる。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2による結線部材、及びその結線部材を備えた回転電機のステータの構造を模式的に示す断面図である。図2に於いて、例えばハイブリッドカーに用いられる回転電機のステータ1は、ステータコア2と、ボビン3と、ボビン3の内部に収納されたコイル(図示せず)と、結線部材100とを備える。
ステータコア2は、実施の形態1の場合と同様に、周方向に分割された複数個のコアピースにより形成される。各コアピースは、ヨーク部21と、このヨーク部21からステータ1の中心部の方向に突出するティース部22とを備える。各コアピースのティース部22は、ステータ1の軸心の周りに等間隔に配置されている。
各コアピースのヨーク部21は、隣接するコアピースのヨーク部21とステータ1の周方向に互いに当接されて円筒状のステータ1のヨークを構成する。各コアピースのティース部22の先端は、外周部に複数の回転子磁極を備えたロータ(図示せず)の外周面に所定の間隙を介して対向する。円筒状に構成されたステータ1は、円筒状のフレーム6の内周部に圧入されてフレーム6に固定されている。
各コアピースのティース部22には、絶縁物製のボビン3が装着されている。コイルは、ボビン3を介して夫々のコアピースのティース部22に巻回されている。リング状に形成された結線部材100は、コイル4に対してステータ1の半径方向の外側でステータ1の軸方向の一端部に装着され、各コイルから導出されているコイル配電端子(図示せず)を相互に結線して、例えば三相Y結線されたステータコイルを形成するために用いられる。
結線部材100は、樹脂製の絶縁ホルダ10を備える。絶縁ホルダ10は、半径方向の最も外側に位置する第1のホルダ部11と、第1のホルダ部11の半径方向内側に接する第2のホルダ部12と、第2のホルダ部12の半径方向内側に接する第3のホルダ部13と、第3のホルダ部13の半径方向内側に接する第4のホルダ部14とにより構成されている。第1のホルダ部11は最も直径が大きく、第2のホルダ部12、第3のホルダ部13、第4のホルダ部14の順に直径が順次小さくなるように形成されている。
結線部材100の絶縁ホルダ10は、その第3のホルダ部13と第4のホルダ部14のステータ側の軸方向端面がステータコア2のヨーク部21の軸方向の一端面に当接する位置に配置されており、第2のホルダ部12と第1のホルダ部11は、第3のホルダ部13と第4のホルダ部14よりもステータ1の軸方向のステータ側に配置されている。第1のホルダ部11と第2のホルダ部12は、軸方向のステータ側端面、つまり底面がほぼ同一平面に形成され、第3のホルダ部13と第4のホルダ部14は、軸方向のステータ側端面、つまり底面がほぼ同一平面に形成されている。又、第1のホルダ部11と第2のホルダ部12は、軸方向のほぼ同一位置に配置され、第3のホルダ部13と第4のホルダ部14、軸方向のほぼ同一位置に配置されている。第1〜第4のホルダ部11〜14は、例えば一体に射出成型されて相互に一体に固定されている。
結線部材100の絶縁ホルダ10は、前述のように構成されているので、ステータ1側の軸方向端面つまり底面は、同一平面ではなく階段状に形成され、又、反ステータ側の軸方向の端面も同一平面ではなく階段状に形成されている。
第1のホルダ部11の内部には、幅方向がステータ1の軸心Xの延びる方向と平行であり厚さ方向がステータ1の半径方向となるように配置された第スバーとしてのU相バスバー5aが設置されている。第2のホルダ部12の内部には、幅方向がステータ1の軸心Xの延びる方向と平行であり厚さ方向がステータ1の半径方向となるように配置された第2のスバーとしてのV相バスバー5bが設置されている。第3のホルダ部13の内部には、幅方向がステータ1の軸心Xの延びる方向と平行であり厚さ方向がステータ1の半径方向となるように配置された第3のバスバーとしてのW相バスバー5cが設置されている。第4のホルダ部14の内部には、幅方向がステータ1の軸心Xの延びる方向と平行であり厚さ方向がステータ1の半径方向となるように配置された第4のバスバーとしてのN相バスバー5dが設置されている。N相バスバー5dは、Y結線されたステータコイルの中性線となる。尚、第1〜第4のホルダ部11〜14のバスバーを設置する空間部には、絶縁樹脂等を充填してバスバーを外部から完全に絶縁するようにしても良い。
前述の第1のバスバーとしてのU相バスバー5aと、第2のバスバーとしてのV相バスバー5bと、第3のバスバーとしてのW相バスバー5cとは、夫々、厚さ及び幅が異なるが、断面積はほぼ同一となるように形成されている。第4のバスバーとしてのN相バスバー5dは、U相バスバー5a、V相バスバー5b、W相バスバー5cとは異なる厚さ及び幅を備え、その断面積はU相バスバーU5a、V相バスバー5b、W相バスバー5cの断面積よりも小さく形成されている。尚、U相バスバー5a、V相バスバー5b、W相バスバー5cは、その厚さ及び幅は任意に形成することができるし、第4のバスバー5dについても厚さと幅は任意の形成することができる。
各コイルから導出されたコイル端子(図示せず)は、例えば三相Y結線となるように、結線部材100のU相バスバー5a、V相バスバー5b、W相バスバー5c、N相バスバー5dに選択的に接続されている。又、U相バスバー5a、V相バスバー5b、W相バスバー5cは、夫々外部のU相給電端子、V相給電端子、W相給電端子(何れも図示せず)に接続されている。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態2による回転電機は、ステータ1の一方の軸方向端部に装着された結線部材100により前述のように各コイル4を相互に結線することで、三相Y結線等の所定のステータコイルが形成される。
この発明の実施の形態2による結線部材100に於ける絶縁ホルダ10は、第1のホルダ部11と第2のホルダ部12と第3のホルダ部13と第4のホルダ部14とを備え、それ等の直径が第1のホルダ部11から第4のホルダ部14の順に順次小さく形成され、更に第1のホルダ部11と第2のホルダ部12のステータ側の軸方向の端面がほぼ同一平面に構成され、第3のホルダ部13と第4のホルダ部14のステータ側の軸方向の端面がほぼ同一平面に構成されている。そして第1のホルダ部11と第2のホルダ部12に対して、第3のホルダ部13と第4のホルダ部14は、ステータ1の軸心Xの延びる方向に反ステータ側にずれて配置されている。絶縁ホルダ10の断面は、図2に示すように櫛歯状に構成されている。
このように構成されたこの発明の実施の形態2による結線部材100によれば、絶縁ホルダ10のステータ側の軸方向端面は、絶縁ホルダ10の内径側が反ステータ側に陥没するように構成されているので、ステータ1の軸方向の端部に軸方向に覆いかぶさるように、結線部材100をステータ1に配置することができ、結果として回転電機の軸方向長さを短縮することが可能となる。
更に、絶縁ホルダ10の反ステータ側の軸方向端面は、絶縁ホルダ10の内径側が反ステータ側に突出するように構成されているので、絶縁ホルダ10の反ステータ側の端面は巨視的には半径方向の外側から内側に向けて反ステータ側に突出する円錐形の一部を成すこととなり、ハイブリッドカーのように円錐状に内径が小さくなるようなハウジングの内側に適合して回転電機を収納することが可能となる。換言すれば、図5Bに示すように、ハイブリッドカーのエンジンとトランスミッションとの間のスペースに配置される回転電機を収納するハウジングの形状を、従来の場合より小さくすることが可能となる。
又、この発明の実施の形態2による結線部材100は、絶縁ホルダ10の外径をフレーム6の外径よりも大きく設定しているので、ステータ1のヨーク部の外周に設けた絶縁部材の外周面とフレーム6の内周部との間に形成されたコアバック部に結線部材を配置する場合に比べて、結線ユニットの断面積を同一にした場合、この発明の実施の形態2による結線部材100によれば結線部材の軸方向の長さ(高さ)を小さく設定することができ、回転電機の軸長を小さくすることができるので、省スペース化に貢献することができる。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3による結線部材、及びその結線部材を備えた回転電機のステータの構造を模式的に示す断面図である。図3に於いて、例えばハイブリッドカーに用いられる回転電機のステータ1は、ステータコア2と、ボビン3と、ボビン3の内部に収納されたコイル(図示せず)と、結線部材100とを備える。
ステータコア2は、実施の形態1の場合と同様に、周方向に分割された複数個のコアピースにより形成される。各コアピースは、ヨーク部21と、このヨーク部21からステータ1の中心部の方向に突出するティース部22とを備える。各コアピースのティース部22は、ステータ1の軸心の周りに等間隔に配置されている。
各コアピースのヨーク部21は、隣接するコアピースのヨーク部21とステータ1の周方向に互いに当接されて円筒状のステータ1のヨークを構成する。各コアピースのティース部22の先端は、外周部に複数の回転子磁極を備えたロータ(図示せず)の外周面に所定の間隙を介して対向する。円筒状に構成されたステータ1は、円筒状のフレーム6の内周部に圧入されてフレーム6に固定されている。
各コアピースのティース部22には、絶縁物製のボビン3が装着されている。コイル4は、ボビン3を介して夫々のコアピースのティース部22に巻回されている。リング状に形成された結線部材100は、コイル4に対してステータ1の半径方向の外側でステータ1の軸方向の一端部に装着され、各コイル4から導出されているコイル配電端子(図示せず)を相互に結線して、例えば三相Y結線されたステータコイルを形成するために用いられる。
結線部材100は、樹脂製の絶縁ホルダ10を備える。絶縁ホルダ10は、半径方向の最も外側に位置する第1のホルダ部11と、第1のホルダ部11の半径方向内側に接する第2のホルダ部12と、第2のホルダ部12の半径方向内側に接する第3のホルダ部13と、第3のホルダ部13の半径方向内側に接する第4のホルダ部14とにより構成されている。第1のホルダ部11は最も直径が大きく、第2のホルダ部12、第3のホルダ部13、第4のホルダ部14の順に直径が順次小さくなるように形成されている。
結線部材100の絶縁ホルダ10は、その第3のホルダ部13と第4のホルダ部14のステータ側の軸方向端面がステータコア2のヨーク部21の軸方向の一端面に対向する位置に配置されており、第2のホルダ部12は、第3のホルダ部13と第4のホルダ部14よりもステータ1の軸方向のステータ側に配置され、第1のホルダ部11は、第2のホルダ部12よりもステータ1の軸方向のステータ側に配置されている。第1のホルダ部11のステータ側の軸方向端面つまり底面と、第2のホルダ部12のステータ側の軸方向端面つまり底面と、第3のホルダ部13と第4のホルダ部14のステータ側の軸方向端面つまり底面とが、軸方向に反ステータ側に陥没するように階段状に形成されている。絶縁ホルダ10の断面は、図3に示すように櫛歯状に構成されている。
又、第1のホルダ部11の反ステータ側の軸方向端部と、第2のホルダ部12の反ステータ側の軸方向端部と、第3のホルダ部13と第4のホルダ部14の反ステータ側の軸方向端部とが、軸方向に反ステータ側に突出するように階段状に形成されている。第1〜第4のホルダ部11〜14は、例えば一体に射出成型されて相互に一体に固定されている。絶縁ホルダ10を固定するための固定部10aは、ウォータジャケット15の外周面上に当接するように配置されている。
結線部材100の絶縁ホルダ10は、前述のように構成されているので、ステータ1側の軸方向端面つまり底面は、同一平面ではなく階段状に陥没するように形成され、又、反ステータ側の軸方向の端面も同一平面ではなく階段状に突出するように形成されている。
第4のホルダ部14の内部には、幅方向がステータ1の軸心Xの延びる方向と平行であり厚さ方向がステータ1の半径方向となるように配置された第スバーとしてのU相バスバー5aが設置されている。第3のホルダ部13の内部には、幅方向がステータ1の軸心Xの延びる方向と平行であり厚さ方向がステータ1の半径方向となるように配置された第2のスバーとしてのV相バスバー5bが設置されている。第2のホルダ部12の内部には、幅方向がステータ1の軸心Xの延びる方向と平行であり厚さ方向がステータ1の半径方向となるように配置された第3のバスバーとしてのW相バスバー5cが設置されている。第1のホルダ部11の内部には、幅方向がステータ1の軸心Xの延びる方向と平行であり厚さ方向がステータ1の半径方向となるように配置された第4のバスバーとしてのN相バスバー5dが設置されている。N相バスバー5dは、Y結線されたステータコイルの中性線となる。尚、第1〜第4のホルダ部11〜14のバスバーを設置する空間部には、絶縁樹脂等を充填してバスバーを外部から完全に絶縁するようにしても良い。
前述の第1のバスバーとしてのU相バスバー5aと、第2のバスバーとしてのV相バスバー5bと、第3のバスバーとしてのW相バスバー5cとは、夫々、厚さ及び幅がほぼ同一で断面積がほぼ同一となるように形成されている。第4のバスバーとしてのN相バスバー5dは、U相バスバー5a、V相バスバー5b、W相バスバー5cより厚さが小さく幅が大きく形成され、その断面積はU相バスバー5a、V相バスバー5b、W相バスバー5cの断面積とほぼ同一に形成されている。尚、U相バスバー5a、V相バスバー5b、W相バスバー5cは、その厚さ及び幅は任意に形成することができるし、N相バスバー5dについても厚さと幅は任意の形成することができる。
各コイルから導出されたコイル端子(図示せず)は、例えば三相Y結線となるように、結線部材100のU相バスバー5a、V相バスバー5b、W相バスバー5c、N相バスバー5dに選択的に接続されている。又、U相バスバー5a、V相バスバー5b、W相バスバー5cは、夫々外部のU相給電端子、V相給電端子、W相給電端子(何れも図示せず)に接続されている。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態3による回転電機は、ステータ1の一方の軸方向端部に装着された結線部材100により前述のように各コイル4を相互に結線することで、三相Y結線等の所定のステータコイルが形成される。
この発明の実施の形態3による結線部材100に於ける絶縁ホルダ10は、第1のホルダ部11と第2のホルダ部12と第3のホルダ部13と第4のホルダ部14とを備え、それ等の直径が第1のホルダ部11から第4のホルダ部14の順に順次小さく形成され、更に第3のホルダ部13と第4のホルダ部14のステータ側の軸方向の端面がほぼ同一平面に構成されている。そして第1のホルダ部11に対して、第2のホルダ部12と、第3及び第4のホルダ部13、14は、ステータ1の軸心Xの延びる方向に反ステータ側にずれて配置されている。
このように構成されたこの発明の実施の形態3による結線部材100によれば、絶縁ホルダ10のステータ側の軸方向端面は、絶縁ホルダ10の内径側が反ステータ側に陥没するように構成されているので、ステータ1の軸方向の端部に軸方向に覆いかぶさるように、結線部材100をステータ1に配置することができ、結果として回転電機の軸方向長さを短縮することが可能となる。
更に、絶縁ホルダ10の反ステータ側の軸方向端面は、絶縁ホルダ10の内径側が反ステータ側に突出するように構成されているので、絶縁ホルダ10の反ステータ側の端面は巨視的には半径方向の外側から内側に向けて反ステータ側に突出する円錐形の一部を成すこととなり、ハイブリッドカーのように円錐状に内径が小さくなるようなハウジングの内側に適合して回転電機を収納することが可能となる。換言すれば、図5Bに示すように、ハイブリッドカーのエンジンとトランスミッションとの間のスペースに配置される回転電機を収納するハウジングの形状を、従来の場合より小さくすることが可能となる。
又、この発明の実施の形態3による結線部材100は、絶縁ホルダ10の外径をフレーム6の外径よりも大きく設定しているので、ステータ1のヨーク部の外周に設けた絶縁部材の外周面とフレーム6の内周部との間に形成されたコアバック部に結線部材を配置する場合に比べて、結線ユニットの断面積を同一にした場合、この発明の実施の形態による結線部材100によれば結線部材の軸方向の長さ(高さ)を小さく設定することができ、回転電機の軸長を小さくすることができるので、省スペース化に貢献することができる。
更に、この発明の実施の形態3による結線部材によれば、絶縁ホルダ10の固定部10aをウォータジャケット15に当接するようにしているため、各バスバー5a、5b、5c、5dの熱をウォータジャケット15に放散させることができる。
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4による結線部材、及びその結線部材を備えた回転電機のステータの構造を模式的に示す断面図である。図4に於いて、例えばハイブリッドカーに用いられる回転電機のステータ1、及び結線部材100に於ける絶縁ホルダ10の構成も、前述の実施の形態3に於ける結線部材100の絶縁ホルダ10と同様である
実施の形態4による結線部材100では、第4のホルダ部14から第1のホルダ11の順に、U相バスバー5a、V相バスバー5b、W相バスバー5c、及び、N相バスバー5dが、第3の実施の形態の場合と同様に順次半径方向に積層して配置されているが、実施の形態4では、U相バスバー5aからW相バスバー5cは、互いに断面積の縦横比を変えて構成されており、内径側から外径側に順次、縦横比が大きくなるように構成されている。
このように構成されたこの発明の実施の形態4による結線部材100によれば、絶縁ホルダ10のステータ側の軸方向端面は、絶縁ホルダ10の内径側が反ステータ側に陥没するように構成されているので、ステータ1の軸方向の端部に軸方向に覆いかぶさるように、結線部材100をステータ1に配置することができ、結果として回転電機の軸方向長さを短縮することが可能となる。
更に、絶縁ホルダ10の反ステータ側の軸方向端面は、絶縁ホルダ10の内径側が反ステータ側に突出するように構成されているので、絶縁ホルダ10の反ステータ側の端面は巨視的には半径方向の外側から内側に向けて反ステータ側に突出する円錐形の一部を成すこととなり、ハイブリッドカーのように円錐状に内径が小さくなるようなハウジングの内側に適合して回転電機を収納することが可能となる。換言すれば、図5Bに示すように、ハイブリッドカーのエンジンとトランスミッションとの間のスペースに配置される回転電機を収納するハウジングの形状を、従来の場合より小さくすることが可能となる。
又、この発明の実施の形態4による結線部材100は、絶縁ホルダ10の外径をフレーム6の外径よりも大きく設定しているので、ステータ1のヨーク部の外周に設けた絶縁部材の外周面とフレーム6の内周部との間に形成されたコアバック部に結線部材を配置する場合に比べて、結線ユニットの断面積を同一にした場合、この発明の実施の形態による結線部材100によれば結線部材の軸方向の長さ(高さ)を小さく設定することができ、回転電機の軸長を小さくすることができるので、省スペース化に貢献することができる。
更に、この発明の実施の形態による結線部材100によれば、絶縁ホルダ10の固定部10aをウォータジャケット15に当接するようにしているため、各バスバー5a、5b、5c、5dの熱をウォータジャケット15に放散させることができる。
尚、仮に絶縁ホルダ10の底面つまりステータ側の軸方向端面を同一平面とした場合であっても、実施の形態4による結線部材のバスバーは内径側に位置するバスバーほど、幅つまり軸方向の長さが大きく構成されているので、結線部材100の反ステータ側の軸方向端面を軸心Xに近いほど反ステータ側に階段状に突出させることができる。
以上述べたこの発明の各実施の形態による回転電機は、少なくとも下記の発明を具体化したものである。尚、この発明の範囲内に於いて、各実施の形態による回転電機を適宜組み合わせてもよいことは勿論である。
(1)円環状に構成されたヨーク部と前記ヨーク部から前記ヨーク部の径方向の内側に延出する複数個のティース部とを有し、内側空間部にロータを内包するステータコアを備えたステータと、
前記複数個のティース部に装着された複数個のコイルと、
前記ステータの少なくとも一方の軸方向端部に配置され、前記複数個のコイルを相互に結線して所定のステータコイルを形成する円環状の結線部材と、
を備えた回転電機であって、
前記結線部材の反ステータ側の軸方向端面は、前記結線部材の径方向の異なる複数の位置の間に於いて前記結線部材の軸方向の位置が異なるように構成されている、
ことを特徴とする回転電機。
この発明によれば、結線部材の例えば最も外径側に位置する部位の軸方向位置を調整することで、ハウジングの内面とのクリアランスを適切に確保することができる。
(2)前記結線部材は、円環状に形成された絶縁ホルダと、前記径方向の異なる位置で前記絶縁ホルダに夫々保持された複数個のバスバーとを備え、
前記複数個のバスバーは、厚さの方向が前記径方向に延び、幅の方向が前記軸方向に延びる矩形状に形成されている、
ことを特徴とする上記(1)に記載の回転電機。
この発明によれば、例えば、最も外径側に位置するバスバーの厚さ及び幅を調整することで、結線部材の例えば最も外径側に位置する部位の軸方向位置を調整することができ、ハウジングの内面とのクリアランスを適切に確保することができる。
(3)前記複数個のバスバーのうちの少なくとも一つは、前記厚さ及び前記幅が他のバスバーの前記厚さ及び前記幅とは異なるように構成されている、
ことを特徴とする上記(2)に記載の回転電機。
この発明によれば、例えば、最も外径側に位置するバスバーの厚さ及び幅を調整することで、結線部材の例えば最も外径側に位置する部位の軸方向位置を調整することができ、ハウジングの内面とのクリアランスを適切に確保することができる。
(4)前記複数個のバスバーは、夫々、前記厚さ及び前記幅が異なるように形成されている、
ことを特徴とする上記(2)に記載の回転電機。
この発明によれば、例えば、最も外径側に位置するバスバーの厚さ及び幅を調整することで、結線部材の例えば最も外径側に位置する部位の軸方向位置を調整することができ、ハウジングの内面とのクリアランスを適切に確保することができる。
(5)前記複数個のバスバーは、前記径方向の外側に配置されているバスバーになるほど前記幅が大きく形成されている、
ことを特徴とする上記(2)に記載の回転電機。
この発明によれば、絶縁ホルダのステータコア側の軸方向端面が平面の場合でも、結線部材の反ステータ側の軸方向端面の軸方向位置を、径方向の異なる位置で変化させることで、ハウジングの形状に対応させることができレイアウト性を良くすることができる。
(6)前記結線部材は、三相Y結線されたステータコイルを構成するように前記複数個のコイルを相互に結線するものであり、
前記複数個のバスバーは、U相バスバーと、V相バスバーと、W相バスバーと、中性線バスバーとにより構成されている、
ことを特徴とする上記(1)から(5)のうちの何れかに記載の回転電機。
(7)前記中性線バスバーは、他のバスバーより前記径方向の最も外側に配置されている、
ことを特徴とする上記(6)に記載の回転電機。
この発明によれば、他の相と比較して断面積を大きくする必要がない中性線バスバーを径方向の最も外側に配置しているので、結線部材の外径を小さくすることができ、軸方向の長さを縮小することができる。
(8)前記結線部材は、前記ステータの外径より大きな外径を備えている、
ことを特徴とする上記(1)から(7)のうちの何れかに記載の回転電機。
この発明によれば、フレーム外径よりも絶縁ホルダの外径を大きくすることで、結線部材をステータの径を縮小することなく、フレーム内に配置するときよりも結線部材の断面積を大きくすることができるため、バスバーの断面積も大きくでき大電流対応が可能となる。
(9)前記結線部材の少なくとも最も外径側に位置する部位は、前記ステータの前記軸方向端面から前記軸方向に前記ステータ側に位置している、
ことを特徴とする上記(8)に記載の回転電機。
この発明によれば、結線部材がステータコアの外周面の一部を包囲することができ、その分、回転電機の軸方向の長さを小さくすることができる。
(10)前記結線部材は、前記ステータの外周部に配置されているウォータジャケットを介して前記ステータを固定するフレームに固定されている、
ことを特徴とする上記(8)又は(9)に記載の回転電機。
この発明によれば、結線部材がウォータジャケットを介してフレームに固定されているので、結線部材の熱をウォータジャケットに伝達することが出来、冷却効果が高まる効果がある。
この発明は、回転電機、とりわけハイブリッドカーに用いられる回転電機の分野、ひいては自動車産業の分野に利用することができる。
1 ステータ、2 ステータコア、21 ヨーク部、22 ティース部、3 ボビン、4 コイル、41 コイル端子、5a U相バスバー、5b V相バスバー、5c W相バスバー、5d N相バスバー、100 結線部材、10 絶縁ホルダ、10a 固定部、11 第1のホルダ部、12 第2のホルダ部、13 第3のホルダ部、14 第4のホルダ部、15 ウォータジャケット、50 エンジン、60 トランスミッション、70 回転電機、80 ハウジング

Claims (8)

  1. 円環状に構成されたヨーク部と前記ヨーク部から前記ヨーク部の径方向の内側に延出する複数個のティース部とを有し、内側空間部にロータを内包するステータコアを備えたステータと、
    前記複数個のティース部に装着された複数個のコイルと、
    前記ステータの少なくとも一方の軸方向端部に配置され、前記複数個のコイルを相互に結線して所定のステータコイルを形成する円環状の結線部材と、
    を備えた回転電機であって、
    前記結線部材の反ステータ側の軸方向端面は、前記結線部材の径方向の異なる複数の位置の間に於いて前記結線部材の軸方向の位置が異なるように構成され、
    前記結線部材は、前記ステータコアの外径より大きな外径を備え、
    前記結線部材の少なくとも最も外径側に位置する部位は、前記ステータの前記軸方向端面から前記軸方向に前記ステータコア側に位置している、
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 前記結線部材は、円環状に形成された絶縁ホルダと、前記径方向の異なる位置で前記絶縁ホルダに夫々保持された複数個のバスバーとを備え、
    前記複数個のバスバーは、厚さの方向が前記径方向に延び、幅の方向が前記軸方向に延びる矩形状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記複数個のバスバーのうちの少なくとも一つは、前記厚さ及び前記幅が他のバスバーの前記厚さ及び前記幅とは異なるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記複数個のバスバーは、夫々、前記厚さ及び前記幅が異なるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  5. 前記複数個のバスバーは、前記径方向の外側に配置されているバスバーになるほど前記幅が大きく形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  6. 前記結線部材は、三相Y結線されたステータコイルを構成するように前記複数個のコイルを相互に結線するものであり、
    前記複数個のバスバーは、U相バスバーと、V相バスバーと、W相バスバーと、中性線バスバーとにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から5のうちの何れか一項に記載の回転電機。
  7. 前記中性線バスバーは、他のバスバーより前記径方向の最も外側に配置されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の回転電機。
  8. 前記結線部材は、前記ステータの外周部に配置されているウォータジャケットを介して前記ステータを固定するフレームに固定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
JP2017510808A 2015-04-06 2015-04-06 回転電機 Active JP6351833B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/060733 WO2016162920A1 (ja) 2015-04-06 2015-04-06 回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016162920A1 JPWO2016162920A1 (ja) 2017-06-15
JP6351833B2 true JP6351833B2 (ja) 2018-07-04

Family

ID=57072247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017510808A Active JP6351833B2 (ja) 2015-04-06 2015-04-06 回転電機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10811924B2 (ja)
JP (1) JP6351833B2 (ja)
CN (1) CN107431406B (ja)
DE (1) DE112015006421B4 (ja)
WO (1) WO2016162920A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016200115A1 (de) * 2016-01-08 2017-07-13 Zf Friedrichshafen Ag Stator einer elektrischen Maschine mit einer Verschaltungseinrichtung für Statorspulen und elektrische Maschine mit einem derartigen Stator
JP6800239B2 (ja) 2016-11-11 2020-12-16 三菱電機株式会社 回転電機

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3489484B2 (ja) 1999-05-19 2004-01-19 日立電線株式会社 射出成形端子台
JP3617810B2 (ja) 2000-08-31 2005-02-09 三菱電機株式会社 回転電機
JP3696080B2 (ja) * 2000-12-05 2005-09-14 三菱電機株式会社 回転電機
JP3733313B2 (ja) 2001-10-26 2006-01-11 住友電装株式会社 車両用薄型ブラシレスモータの集中配電部材
JP3717833B2 (ja) * 2001-10-26 2005-11-16 住友電装株式会社 車両用薄型ブラシレスモータの集中配電部材
JP3613262B2 (ja) * 2002-04-26 2005-01-26 三菱電機株式会社 回転電機およびその製造方法
JP4581352B2 (ja) * 2003-08-08 2010-11-17 日産自動車株式会社 巻線の端末結線構造
DE102006021898A1 (de) * 2006-05-11 2007-11-22 Zf Friedrichshafen Ag Stator für eine elektrische Maschine
JP4737054B2 (ja) 2006-11-30 2011-07-27 トヨタ自動車株式会社 絶縁部材およびステータ
JP2009118575A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Nissan Motor Co Ltd モータの配電部品およびその製造方法
JP5334441B2 (ja) 2008-03-28 2013-11-06 三洋電機株式会社 電動機
JP5335265B2 (ja) * 2008-03-28 2013-11-06 三洋電機株式会社 電動機
DE102010030363A1 (de) 2010-06-22 2011-12-22 Robert Bosch Gmbh Elektromaschine
JP5657308B2 (ja) * 2010-08-23 2015-01-21 株式会社ケーヒン 回転電機
JP5387604B2 (ja) * 2011-03-25 2014-01-15 トヨタ自動車株式会社 回転電機用端末モジュールおよび回転電機
JP5452570B2 (ja) 2011-11-09 2014-03-26 三菱電機株式会社 回転電機およびそのステータコイルの結線ユニットの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016162920A1 (ja) 2016-10-13
JPWO2016162920A1 (ja) 2017-06-15
CN107431406A (zh) 2017-12-01
DE112015006421B4 (de) 2024-12-05
DE112015006421T5 (de) 2018-01-11
US20180316236A1 (en) 2018-11-01
US10811924B2 (en) 2020-10-20
CN107431406B (zh) 2019-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5176283B2 (ja) 回転電機のバスバー絶縁構造
JP6072238B2 (ja) 回転電機の製造方法
CN104205575B (zh) 旋转电机的定子结构
JP5652004B2 (ja) 配電構造部品およびその製造方法
JP5273448B2 (ja) モータ
JP4270307B2 (ja) 渡り線モジュール
CN104335456B (zh) 定子以及定子的制造方法
EP2833520A1 (en) Stator
JP5810869B2 (ja) 回転電機用端末モジュール及びこれを備えた回転電機
JP5262463B2 (ja) ステータ
JP5585819B2 (ja) 回転電機の固定子
WO2016051978A1 (ja) 回転電機の固定子、及びこれを備えた回転電機
JP5818771B2 (ja) 回転電機のステータ
JP6685572B1 (ja) コイルの端子接続方法、ツイスト治具及び回転電機のステータ
JP5290718B2 (ja) 電機子の製造方法
JP6351833B2 (ja) 回転電機
JP2005312182A (ja) 回転電機の集中巻き型ステータコイル
JP2016019377A (ja) 電動機用ステータ
JP4940815B2 (ja) 回転電機用バズバ
JP5487733B2 (ja) スイッチング素子一体型回転電機
JP2006345655A (ja) 回転電機のコイル結線構造
CN112910116A (zh) 旋转电机
JP2007267523A (ja) ステータコイルの結線構造
JP6004708B2 (ja) 三相交流モータ及びこれを備えた電動圧縮機
WO2019003674A1 (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170307

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180605

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6351833

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350