JP6327058B2 - ヒートシンク付パワーモジュール用基板、接合体の製造方法、パワーモジュール用基板の製造方法、及び、ヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法 - Google Patents
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Description
風力発電、電気自動車、ハイブリッド自動車等を制御するために用いられる大電力制御用のパワー半導体素子においては、発熱量が多いことから、これを搭載する基板としては、例えばAlN(窒化アルミ)、Al2O3(アルミナ)などからなるセラミックス基板と、このセラミックス基板の一方の面に導電性の優れた金属板を接合して形成した回路層と、を備えたパワーモジュール用基板が、従来から広く用いられている。なお、パワージュール用基板としては、セラミックス基板の他方の面に金属層を形成したものも提供されている。
そして、パワーモジュール用基板の他方の面側には、ヒートシンクが接合されており、半導体素子からパワーモジュール用基板側に伝達された熱を、ヒートシンクを介して外部へ放散する構成とされている。
そこで、従来、例えば特許文献2に開示されているように、回路層及び金属層の表面に無電解めっき等によってNiめっき膜を形成した上で、半導体素子やヒートシンクをはんだ接合している。
また、特許文献3には、はんだ材の代替として、酸化銀粒子と有機物からなる還元剤とを含む酸化銀ペーストを用いて、回路層と半導体素子、及び、金属層とヒートシンクとを接合する技術が提案されている。
また、特許文献3に記載されたように、酸化銀ペーストを用いて回路層と半導体素子及び金属層とヒートシンクを接合する場合には、Alと酸化銀ペーストの焼成体との接合性が悪いために、予め回路層表面及び金属層表面にAg下地層を形成する必要があった。
さらには、アルミニウム層上にTi箔を介してCu板等を積層し、アルミニウム層とTi箔との界面が溶融する温度にまで加熱する場合、接合界面に液相が生じてコブが生じたり、厚さが変動したりするため、接合信頼性が低下する問題があった。
しかしながら、特許文献4に記載された方法で、Ni層やAg層を形成すると、Cu層を形成した場合と同様に、アルミニウム層とTi層との接合界面に、Al−Ti層、Al−Ti−Ni層、Al−Ti−Ag層等の硬くて脆い金属間化合物層が形成されたり、接合界面にコブが生じたりすること等によって、接合信頼性が低下するおそれがあった。
最近では、上述のパワーモジュールにおいては、厳しいヒートサイクル条件下で使用されることがあるため、従来にも増してセラミックス基板と回路層及び金属層との接合信頼性の向上が求められている。
この構成の接合体の製造方法によれば、前述のように、セラミックス部材とアルミニウム部材との接合信頼性に優れ、かつ、アルミニウム部材と金属部材との接合信頼性に優れた接合体を製造することが可能となる。
この場合、セラミックス部材、第1アルミニウム部材、第2アルミニウム部材、金属部材を同時に接合することができ、製造工程を簡略化して低コストで接合体を製造することができる。
前記セラミックス基板と前記第1アルミニウム層となる純度99.99mass%以上のアルミニウムで構成された第1アルミニウム板とを接合するセラミックス基板/第1アルミニウム板接合工程と、前記第1アルミニウム板と前記第2アルミニウム層となるSi濃度が0.03mass%以上1.0mass%以下の範囲内とされたアルミニウムで構成された第2アルミニウム板とを接合する第1アルミニウム板/第2アルミニウム板接合工程と、前記第2アルミニウム板と前記金属部材層となる金属板とを接合する第2アルミニウム板/金属板接合工程と、を有し、第2アルミニウム板/金属板接合工程では、前記第2アルミニウム板と前記金属板との間にTi材を介在させ、前記第2アルミニウム板と前記金属板とを積層し、積層した前記第2アルミニウム板と前記金属板とを加熱し、前記第2アルミニウム板と前記Ti材、及び、前記Ti材と前記金属板とをそれぞれ固相拡散接合することを特徴としている。
また、本発明のパワーモジュール用基板の製造方法は、セラミックス基板と、このセラミックス基板の一方の面に形成された回路層と、前記セラミックス基板の他方の面に形成された金属層と、を備えたパワーモジュール用基板の製造方法であって、前記金属層は、アルミニウム層と、銅、ニッケル、又は銀からなる金属部材層と、が積層された構造とされており、前記アルミニウム層は、前記セラミックス基板に接合された第1アルミニウム層と、前記金属部材層に接合された第2アルミニウム層とを有し、前記セラミックス基板と前記第1アルミニウム層となる純度99.99mass%以上のアルミニウムで構成された第1アルミニウム板とを接合するセラミックス基板/第1アルミニウム板接合工程と、前記第1アルミニウム板と前記第2アルミニウム層となるSi濃度が0.03mass%以上1.0mass%以下の範囲内とされたアルミニウムで構成された第2アルミニウム板とを接合する第1アルミニウム板/第2アルミニウム板接合工程と、前記第2アルミニウム板と前記金属部材層となる金属板とを接合する第2アルミニウム板/金属板接合工程と、を有し、第2アルミニウム板/金属板接合工程では、前記第2アルミニウム板と前記金属板との間にTi材を介在させ、前記第2アルミニウム板と前記金属板とを積層し、積層した前記第2アルミニウム板と前記金属板とを加熱し、前記第2アルミニウム板と前記Ti材、及び、前記Ti材と前記金属板とをそれぞれ固相拡散接合することを特徴としている。
これらの構成のパワーモジュール用基板の製造方法によれば、前述のように、セラミックス基板とアルミニウム層との接合信頼性に優れ、かつ、アルミニウム層と金属部材層との接合信頼性に優れたパワーモジュール用基板を製造することが可能となる。
この場合、セラミックス基板、第1アルミニウム板、第2アルミニウム板、金属板を同時に接合することができ、製造工程を簡略化して低コストでパワーモジュール用基板を製造することができる。
この構成のヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法によれば、前述のように、セラミックス基板と金属層との接合信頼性に優れ、かつ、金属層とヒートシンクとの接合信頼性に優れたヒートシンク付パワーモジュール用基板を製造することが可能となる。
この場合、セラミックス基板、第1アルミニウム板、第2アルミニウム板、ヒートシンクを同時に接合することができ、製造工程を簡略化して低コストでヒートシンク付パワーモジュール用基板を製造することができる。
以下に、本発明の実施形態について、添付した図面を参照して説明する。
図1に、本発明の第一実施形態であるパワーモジュール用基板10を用いたパワーモジュール1を示す。
このパワーモジュール1は、パワーモジュール用基板10と、このパワーモジュール用基板10の一方の面(図1において上面)に第1はんだ層2を介して接合された半導体素子3と、パワーモジュール用基板10の下側に第2はんだ層42を介して接合されたヒートシンク41と、を備えている。
また、アルミニウム層21は、セラミックス基板11側に位置する第1アルミニウム層21Aとこの第1アルミニウム層21Aに積層された第2アルミニウム層21Bとを備えている。
ここで、回路層20におけるアルミニウム層21の厚さ(第1アルミニウム層21Aと第2アルミニウム層21Bとの合計厚さ)は、0.1mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では0.6mmに設定されている。
また、回路層20における銅層22の厚さは、0.1mm以上6.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、2.0mmに設定されている。
また、アルミニウム層31は、セラミックス基板11側に位置する第1アルミニウム層31Aとこの第1アルミニウム層31Aに積層された第2アルミニウム層31Bとを備えている。
ここで、金属層30におけるアルミニウム層31の厚さ(第1アルミニウム層31Aと第2アルミニウム層31Bとの合計厚さ)は、0.1mm以上3.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では0.6mmに設定されている。
また、金属層30における銅層32の厚さは、0.1mm以上6.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、2.0mmに設定されている。
ここで、第1アルミニウム層21A,31Aとなる第1アルミニウム板51A,61Aは、純度が99.99mass%以上のアルミニウム(4Nアルミニウム)で構成されている。
また、第2アルミニウム層21B,31Bとなる第2アルミニウム板51B,61Bは、Si濃度が0.03mass%以上1.0mass%以下の範囲内とされたアルミニウムで構成されており、本実施形態では、純度が99mass%以上のアルミニウム(2Nアルミニウム)で構成されている。
そして、アルミニウム層21,31(第2アルミニウム層21B、31B)とTi層25、35との接合界面には、図2及び図3に示すように、Al3TiにSiが固溶したAl−Ti−Si層26、36が形成されている。
このAl−Ti−Si層26、36は、図2及び図3に示すように、Ti層25、35側に形成された第1Al−Ti−Si層26A、36Aと、アルミニウム層21,31(第2アルミニウム層21B、31B)側に形成された第2Al−Ti−Si層26B、36Bと、を備えている。すなわち、アルミニウム層21、31(第2アルミニウム層21B、31B)と銅層22、32との接合部には、Ti層25、35と、第1Al−Ti−Si層26A、36Aと、第2Al−Ti−Si層26B、36Bとが形成されているのである。
第1Al−Ti−Si層26A、36AのSi濃度は、10at%以上30at%以下とされており、本実施形態では20at%とされている。第2Al−Ti−Si層26B、36BのSi濃度は、1at%以上10at%以下とされており、本実施形態では3at%とされている。
まず、図5に示すように、セラミックス基板11の一方の面(図5において上面)に、ろう材箔56を介して、第1アルミニウム層21Aとなる第1アルミニウム板51Aを積層し、さらに、この第1アルミニウム板51Aに第2アルミニウム層21Bとなる第2アルミニウム板51Bを積層し、そして、この第2アルミニウム板51Bに、チタン箔55を介して銅層22となる銅板52を積層する。
また、セラミックス基板11の他方の面(図5において下面)に、ろう材箔66を介して、第1アルミニウム層31Aとなる第1アルミニウム板61Aを積層し、さらに、この第1アルミニウム板61Aに第2アルミニウム層31Bとなる第2アルミニウム板61Bを積層し、そして、この第2アルミニウム板61Bに、チタン箔65を介して銅層32となる銅板62を積層する。
次いで、積層方向に加圧(圧力1〜35kgf/cm2)した状態で真空加熱炉内に配置し加熱する。
これにより、第1アルミニウム板51Aとセラミックス基板11及びセラミックス基板11と第1アルミニウム板61Aを接合する(セラミックス基板/第1アルミニウム板接合工程)。
また、第1アルミニウム板51Aと第2アルミニウム板51B及び第1アルミニウム板61Aと第2アルミニウム板61Bを接合する(第1アルミニウム板/第2アルミニウム板接合工程)。
さらに、第2アルミニウム板51Bと銅板52及び第2アルミニウム板61Bと銅板62を接合する(第2アルミニウム板/金属板接合工程)。
また、第1アルミニウム板51Aと第2アルミニウム板51B及び第1アルミニウム板61Aと第2アルミニウム板61Bは、アルミニウム同士の拡散(固相拡散接合)によって接合される。
そして、第2アルミニウム板51Bと銅板52及び第2アルミニウム板61Bと銅板62は、第2アルミニウム板51Bとチタン箔55及び第2アルミニウム板61Bとチタン箔65とが固相拡散接合されるとともに、チタン箔55と銅板52及びチタン箔65と銅板62とが固相拡散接合されることによって接合される。
なお、第2アルミニウム板51B、61B、チタン箔55、65、及び銅板52、62の接合されるそれぞれの面は、予め当該面の傷が除去されて平滑にされた後に、固相拡散接合されている。
上記のようにして、本実施形態であるパワーモジュール用基板10が製造される。
次に、パワーモジュール用基板10の金属層30に、はんだ材を介してヒートシンク41を積層し、還元炉内においてはんだ接合する。
次に、回路層20の一方の面(表面)に、はんだ材を介して半導体素子3を積層し、還元炉内においてはんだ接合する。
上記のようにして、本実施形態であるパワーモジュール1が製造される。
さらには、Ti層25、35側に形成された第1Al−Ti−Si層26A,36Aに含まれるSi濃度が10at%以上30at%以下とされているので、Ti原子がアルミニウム層21、31側に過剰に拡散することが抑制され、第1Al−Ti−Si層26A,36Aの厚さを薄くすることができる。
また、熱伝導率の良好な銅層22,32が回路層20及び金属層30の表面に形成されているので、半導体素子3からの熱を面方向に拡げて効率的にヒートシンク41側に伝達することができる。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。なお、第一実施形態と同一の構成のものについては、同一の符号を付して記載し、詳細な説明を省略する。
図6に、本発明の第二実施形態に係るヒートシンク付パワーモジュール用基板130を備えたパワーモジュール101を示す。
このパワーモジュール101は、ヒートシンク付パワーモジュール用基板130と、このヒートシンク付パワーモジュール用基板130の一方の面(図6において上面)にはんだ層2を介して接合された半導体素子3と、を備えている。
ここで、第1アルミニウム層113Aは、図9に示すように、セラミックス基板11の他方の面に、純度99.99mass%以上のアルミニウム(4Nアルミニウム)からなる第1アルミニウム板123Aが接合されることによって形成されている。
また、第2アルミニウム層113Bは、第1アルミニウム板123Aの他方の面に、Si濃度が0.03mass%以上1.0mass%以下の範囲内とされたアルミニウムからなる第2アルミニウム板123Bが接合されることによって形成されている。
なお、第1アルミニウム板123Aと第2アルミニウム板123Bの合計厚さは、0.1mm以上3.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.6mmに設定されている。
そして、金属層113(アルミニウム部材)とヒートシンク131(金属部材)とが、Ti層115を介して接合されている。
そして、金属層113(第2アルミニウム層113B)とTi層115との接合界面には、図7に示すように、Al3TiにSiが固溶したAl−Ti−Si層116が形成されている。
Al−Ti−Si層116は、第一の実施形態におけるAl−Ti−Si層26、36と同様の構成とされ、Ti層115側に形成された第1Al−Ti−Si層116Aと、金属層113(第2アルミニウム層113B)側に形成された第2Al−Ti−Si層116Bとを備えている。
まず、図9に示すように、セラミックス基板11の一方の面に、Al−Si系のろう材箔126を介して、回路層112となるアルミニウム板122を積層する。また、セラミックス基板11の他方の面に、ろう材箔126を介して第1アルミニウム板123Aを積層し、さらに、ろう材箔126を介して第2アルミニウム板123Bを積層する。
そして、第2アルミニウム板123Bの他方の面側に、チタン箔125を介してヒートシンク131を積層する。
次いで、アルミニウム板122、セラミックス基板11、第1アルミニウム板123A、第2アルミニウム板123B及びヒートシンク131の積層方向に加圧(圧力1〜35kgf/cm2)した状態で真空加熱炉内に配置し加熱する。
これにより、アルミニウム板122とセラミックス基板11及びセラミックス基板11と第1アルミニウム板123Aを接合する(セラミックス基板/第1アルミニウム板接合工程)。
また、第1アルミニウム板123Aと第2アルミニウム板123Bを接合する(第1アルミニウム板/第2アルミニウム板接合工程)。
さらに、第2アルミニウム板123Bとヒートシンク131を接合する(第2アルミニウム板/ヒートシンク接合工程)。
ここで、ろう材箔126としてはAl−Si系の合金箔を用いることができる。この場合、Siの含有量は1.0mass%〜12mass%、厚さは5μm〜30μmの箔材とするがよい。
また、第1アルミニウム板123Aと第2アルミニウム板123Bは、ろう材箔126によって液相を生じさせ、互いに液相拡散させることにより接合される。
そして、第2アルミニウム板123Bとヒートシンク131は、第2アルミニウム板123Bとチタン箔125とが固相拡散接合されるとともに、チタン箔125とヒートシンク131とが固相拡散接合されることによって接合される。
次に、ヒートシンク付パワーモジュール用基板130(回路層112)の一方の面に、はんだ材を介して半導体素子3を積層し、還元炉内においてはんだ接合する。
上記のようにして、本実施形態であるパワーモジュール101が製造される。
さらに、第2アルミニウム層113Bが、Si濃度が0.03mass%以上1.0mass%以下の範囲内とされたアルミニウムからなる第2アルミニウム板123Bを接合することによって形成されているので、第2アルミニウム板123Bに含有されたSiによってTi層115中のTi原子が第2アルミニウム層113B側に必要以上に拡散することを抑制でき、AlとTiとの金属間化合物が厚く形成されることを抑制できる。
例えば、上記実施の形態では、アルミニウム層と、金属部材層として銅からなる銅層とが接合される場合について説明したが、銅層に代えて、ニッケル又はニッケル合金からなるニッケル層、もしくは銀又は銀合金からなる銀層が接合されても良い。
また、銅層に代えてニッケル層を形成する場合、Ti/Niからなるクラッド材やAl−Si/Ti/Niからなるクラッド材を用いることができる。
さらに、銅層に代えて銀層を形成する場合、Ti/Agからなるクラッド材やAl−Si/Ti/Agからなるクラッド材を用いることができる。
表1記載のセラミックス基板の一方の面に、第1アルミニウム層となる第1アルミニウム板(厚さ0.5mm)を積層し、さらに第2アルミニウム層となる第2アルミニウム板(厚さ0.1mm)を積層し、さらにその上にチタン箔を介して表1記載の金属板(金属部材を積層した。また、セラミックス基板の他方の面には、金属層となる純度99.99mass%以上の4Nアルミニウム板(厚さ0.6mm)を積層した。ここで、アルミニウム板とセラミックス基板との間には、Al−7mass%Siのろう材箔(厚さ15μm)を介して積層した。
回路層の一方の面にはんだ材を介して半導体素子を接合し、本発明例1〜9及び比較例1〜2のパワーモジュールを得た。
また、本発明例6〜9及び比較例1では、第1アルミニウム板と第2アルミニウム板とを直接積層し、第1アルミニウム板と第2アルミニウム板とを固相拡散接合した。
回路層の断面をクロスセクションポリッシャ(日本電子株式会社製SM−09010)を用いて、イオン加速電圧:5kV、加工時間:14時間、遮蔽板からの突出量:100μmでイオンエッチングした後に、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いてアルミニウム層(アルミニウム部材)と金属部材層(金属部材)との接合部の観察を行った。また、EPMA分析装置を用いて、接合部の組成分析を行い、Ti層とアルミニウム層との間の接合界面に、Al3TiにSiが固溶したAl−Ti−Si層が形成されているかどうかを確認した。
ヒートサイクル試験は、パワーモジュールに対して、−40℃←→125℃のヒートサイクルを負荷することにより行う。本実施例では、このヒートサイクルを4000回実施した。
ヒートサイクル試験前後のパワーモジュールに対して、アルミニウム層(第2アルミニウム層)と金属部材層との接合部の接合率について超音波探傷装置を用いて評価し、以下の式から算出した。ここで、初期接合面積とは、接合前における接合すべき面積、すなわちアルミニウム層の面積とした。超音波探傷像において剥離は白色部で示されることから、この白色部の面積を剥離面積とした。
接合率(%)={(初期接合面積)−(剥離面積)}/(初期接合面積)×100
ヒートサイクル試験前後の本発明例1〜9、比較例1,2のパワーモジュールに対して、第1アルミニウム層と第2アルミニウム層との接合部の接合率について超音波探傷装置を用いて評価した。評価方法は、上述の第2アルミニウム層と金属部材層との接合部の接合率評価と同等とした。
ヒートサイクル試験前後のパワーモジュールに対して、セラミックス基板とアルミニウム層(第1アルミニウム層)との接合部の接合率について超音波探傷装置を用いて評価した。評価方法は、上述の第2アルミニウム層と金属部材層との接合部の接合率評価と同等とした。
以上の評価の結果を表2に示す。
一方、第2アルミニウム板としてAl−5.0mass%Si合金板を用いた比較例2においては、ヒートサイクル試験後に、第2アルミニウム層と金属部材層との接合部における接合率が低下した。
11 セラミックス基板(セラミックス部材)
20 回路層
30 金属層
21、31 アルミニウム層(アルミニウム部材)
21A、31A 第1アルミニウム層(第1アルミニウム部材)
21B、31B 第2アルミニウム層(第2アルミニウム部材)
22、32 銅層(金属部材)
25、35 Ti層
45、55 チタン箔(Ti材)
130 ヒートシンク付パワーモジュール用基板(接合体)
113 金属層(アルミニウム部材)
113A 第1アルミニウム層(第1アルミニウム部材)
113B 第2アルミニウム層(第2アルミニウム部材)
131 ヒートシンク(金属部材)
Claims (8)
- セラミックス基板と、このセラミックス基板の一方の面に形成された回路層と、前記セラミックス基板の他方の面に形成された金属層と、この金属層に接合されたヒートシンクと、を備えたヒートシンク付パワーモジュール用基板であって、
前記金属層がアルミニウムからなるアルミニウム部材とされ、前記ヒートシンクが銅、ニッケル、又は銀からなる金属部材とされており、
前記金属層は、前記セラミックス基板に接合された第1アルミニウム層と、前記第ヒートシンクに接合された第2アルミニウム層とを有し、
前記第1アルミニウム層は、接合前の状態で純度99.99mass%以上のアルミニウムで構成され、前記第2アルミニウム層は、接合前の状態でSi濃度が0.03mass%以上1.0mass%以下の範囲内とされたアルミニウムで構成されており、
前記第2アルミニウム層と前記ヒートシンクとの接合部には、Ti層が形成されており、前記ヒートシンクと前記Ti層、及び、前記Ti層と前記第2アルミニウム層が、それぞれ固相拡散接合されていることを特徴とするヒートシンク付パワーモジュール用基板。 - セラミックス部材と、このセラミックス部材に接合されたアルミニウム部材と、このアルミニウム部材に積層された銅、ニッケル、又は銀からなる金属部材と、を備えた接合体の製造方法であって、
前記アルミニウム部材は、前記セラミックス部材に接合された第1アルミニウム部材と、前記金属部材に接合された第2アルミニウム部材とを有し、
前記セラミックス部材と純度99.99mass%以上のアルミニウムで構成された第1アルミニウム部材とを接合するセラミックス部材/第1アルミニウム部材接合工程と、前記第1アルミニウム部材とSi濃度が0.03mass%以上1.0mass%以下の範囲内とされたアルミニウムで構成された第2アルミニウム部材とを接合する第1アルミニウム部材/第2アルミニウム部材接合工程と、前記第2アルミニウム部材と前記金属部材とを接合する第2アルミニウム部材/金属部材接合工程と、を有し、
前記第2アルミニウム部材/金属部材接合工程では、前記第2アルミニウム部材と前記金属部材との間にTi材を介在させ、前記第2アルミニウム部材と前記金属部材とを積層し、積層した前記第2アルミニウム部材と前記金属部材とを加熱し、前記第2アルミニウム部材と前記Ti材、及び、前記Ti材と前記金属部材とをそれぞれ固相拡散接合することを特徴とする接合体の製造方法。 - 前記セラミックス部材/第1アルミニウム部材接合工程と、前記第1アルミニウム部材/第2アルミニウム部材接合工程と、前記第2アルミニウム部材/金属部材接合工程と、を同時に行うことを特徴とする請求項2に記載の接合体の製造方法。
- セラミックス基板と、このセラミックス基板の一方の面に形成された回路層と、を備えたパワーモジュール用基板の製造方法であって、
前記回路層は、アルミニウム層と、銅、ニッケル、又は銀からなる金属部材層と、が積層された構造とされており、前記アルミニウム層は、前記セラミックス基板に接合された第1アルミニウム層と、前記金属部材層に接合された第2アルミニウム層とを有し、
前記セラミックス基板と前記第1アルミニウム層となる純度99.99mass%以上のアルミニウムで構成された第1アルミニウム板とを接合するセラミックス基板/第1アルミニウム板接合工程と、前記第1アルミニウム板と前記第2アルミニウム層となるSi濃度が0.03mass%以上1.0mass%以下の範囲内とされたアルミニウムで構成された第2アルミニウム板とを接合する第1アルミニウム板/第2アルミニウム板接合工程と、前記第2アルミニウム板と前記金属部材層となる金属板とを接合する第2アルミニウム板/金属板接合工程と、を有し、
第2アルミニウム板/金属板接合工程では、前記第2アルミニウム板と前記金属板との間にTi材を介在させ、前記第2アルミニウム板と前記金属板とを積層し、積層した前記第2アルミニウム板と前記金属板とを加熱し、前記第2アルミニウム板と前記Ti材、及び、前記Ti材と前記金属板とをそれぞれ固相拡散接合することを特徴とするパワーモジュール用基板の製造方法。 - セラミックス基板と、このセラミックス基板の一方の面に形成された回路層と、前記セラミックス基板の他方の面に形成された金属層と、を備えたパワーモジュール用基板の製造方法であって、
前記金属層は、アルミニウム層と、銅、ニッケル、又は銀からなる金属部材層と、が積層された構造とされており、前記アルミニウム層は、前記セラミックス基板に接合された第1アルミニウム層と、前記金属部材層に接合された第2アルミニウム層とを有し、
前記セラミックス基板と前記第1アルミニウム層となる純度99.99mass%以上のアルミニウムで構成された第1アルミニウム板とを接合するセラミックス基板/第1アルミニウム板接合工程と、前記第1アルミニウム板と前記第2アルミニウム層となるSi濃度が0.03mass%以上1.0mass%以下の範囲内とされたアルミニウムで構成された第2アルミニウム板とを接合する第1アルミニウム板/第2アルミニウム板接合工程と、前記第2アルミニウム板と前記金属部材層となる金属板とを接合する第2アルミニウム板/金属板接合工程と、を有し、
第2アルミニウム板/金属板接合工程では、前記第2アルミニウム板と前記金属板との間にTi材を介在させ、前記第2アルミニウム板と前記金属板とを積層し、積層した前記第2アルミニウム板と前記金属板とを加熱し、前記第2アルミニウム板と前記Ti材、及び、前記Ti材と前記金属板とをそれぞれ固相拡散接合することを特徴とするパワーモジュール用基板の製造方法。 - 前記セラミックス基板/第1アルミニウム板接合工程と、前記第1アルミニウム板/第2アルミニウム板接合工程と、前記第2アルミニウム板/金属板接合工程と、を同時に行うことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のパワーモジュール用基板の製造方法。
- 請求項1に記載のヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法であって、
前記セラミックス基板と純度99.99mass%以上のアルミニウムで構成された第1アルミニウム板とを接合するセラミックス基板/第1アルミニウム板接合工程と、前記第1アルミニウム板とSi濃度が0.03mass%以上1.0mass%以下の範囲内とされたアルミニウムで構成された第2アルミニウム板とを接合する第1アルミニウム板/第2アルミニウム板接合工程と、前記第2アルミニウム板と前記ヒートシンクとを接合する第2アルミニウム板/ヒートシンク接合工程と、を有し、
前記第2アルミニウム板/ヒートシンク接合工程では、前記第2アルミニウム板と前記ヒートシンクとの間にTi材を介在させ、前記第2アルミニウム板と前記ヒートシンクとを積層し、積層した前記第2アルミニウム板と前記ヒートシンクとを加熱し、前記第2アルミニウム板と前記Ti材、及び、前記Ti材と前記ヒートシンクとをそれぞれ固相拡散接合することを特徴とするヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法。 - 前記セラミックス基板/第1アルミニウム板接合工程と、第1アルミニウム板/第2アルミニウム板接合工程と、第2アルミニウム板/ヒートシンク接合工程と、を同時に行うことを特徴とする請求項7に記載のヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法。
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