JP6325926B2 - トルクコンバータのロックアップ装置 - Google Patents
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Description
図1に本発明の一実施形態によるトルクコンバータ1を示している。図1の左側にはエンジンが配置され、図1の右側にはトルクコンバータ及びトランスミッションが配置されている。図1に示すO−Oがトルクコンバータの回転軸である。
図2に、図1のロックアップ装置7を抽出して示している。ロックアップ装置7は、フロントカバー2とタービン4との間の空間に配置されている。ロックアップ装置7は、ピストン24と、ドライブプレート(入力プレート)25と、複数の外周側トーションスプリング26と、ドリブンプレート(1対の出力プレート)27と、複数の内周側トーションスプリング28と、第1中間部材29と、第2中間部材30と、を有している。
ピストン24は、円板状のプレートであり、フロントカバー2のトランスミッション側に配置されている。ピストン24の内周端には、エンジン側に延びる筒状部24aが形成されている。筒状部24aは、図示しないトランスミッション側の部材の外周面に軸方向移動自在及び相対回転自在に支持されている。また、ピストン24の外周部には平坦部24bが形成されている。平坦部24bのフロントカバー2側の面には、環状の摩擦材33が固定されている。この摩擦材33がフロントカバー2に押し付けられることによって、フロントカバー2からピストン24にトルクが伝達される。すなわち、ピストン24と摩擦材33によってクラッチ部が構成されている。
ドライブプレート25は、ピストン24の外周部において、トランスミッション側の側面に固定されている。具体的には、ドライブプレート25は、円板状に形成されており、内周部25aがピストン24のトランスミッション側の面にリベット37により固定されている。
外周側トーションスプリング26は、このロックアップ装置7に組み込まれていない自由状態で、円弧状に形成されたいわゆるアークスプリングである。すなわち、図3では、外周側トーションスプリング26がドライブプレート25のスプリング支持部25cに支持された状態を示しているが、スプリング支持部25cに支持されていない自由な状態においても、図3に示した姿勢と同様の姿勢である。
ドリブンプレート27は、エンジン側に配置された第1プレート35と、トランスミッション側に配置された第2プレート36と、を有している。第1プレート35及び第2プレート36は円板状に形成されている。
第1中間部材29は、ドライブプレート25とタービン4との軸方向間に配置されており、ドライブプレート25及びドリブンプレート27に対して相対回転自在である。第1中間部材29は、図3に示すように、環状の部材であり、複数の外周側係合部29aと、複数の内周側係合部29bと、を有している。
第2中間部材30は、第1中間部材29の内周側において、第1プレート35と第2プレート36との軸方向間に配置されている。第2中間部材30は、ドライブプレート25、第1中間部材29、及びドリブンプレート27に対して相対回転自在である。第2中間部材30は、図3に示すように、環状のプレートであり、外周端部から外周側に突出して形成された複数の係合部30aを有している。
複数の内周側トーションスプリング28のそれぞれ(図3では、内周側トーションスプリング28a〜28dのみを示している)は、第1中間部材29の内周側係合部29bと、第2中間部材30の係合部30aと、の間に配置されている。このような構成により、係合部30aの両側の2つの内周側トーションスプリング28は直列に作用することになる。図3の例では、1組の内周側トーションスプリング28a,28bが直列に作用し、他の1組の内周側トーションスプリング28c,28dが直列に作用する。
このロックアップ装置7は、ドライブプレート25とドリブンプレート27との相対回転角度を規制するためのストッパ機構40を有している。ストッパ機構40は、ドライブプレート25の一部に設けられたストッパ爪25dと、ドリブンプレート27の第1プレート35の外周端に形成された切欠き35b(図4及び図5参照)と、から構成されている。
ロックアップ装置7が作動していないクラッチオフ状態では、エンジンからのトルクはフロントカバー2からインペラ3に伝達される。インペラ3のインペラブレード13により駆動された作動油は、タービン4を回転させる。このタービン4のトルクはタービンハブ17を介して図示しないトランスミッションの入力シャフトに伝達される。
(1)外周側スプリング26が円弧状に形成されているので、捩じり特性の低剛性化及び捩じり角度の広角度化が可能である。また、2つの内周側スプリング28は第2中間部材30によって直列に作用するので、さらに広角度化が可能である。
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
2 フロントカバー
3 インペラ
4 タービン
7 ロックアップ装置
24 ピストン
25 ドライブプレート(入力プレート)
25b 係合部
25d ストッパ爪
26 外周側トーションスプリング
27 ドリブンプレート
28 内周側トーションスプリング
29 第1中間部材
29a 外周側係合部
29b 内周側係合部
30 第2中間部材
30a 係合部
33 摩擦材
35b 切欠き
40 ストッパ機構
Claims (5)
- エンジン側の部材に連結されるフロントカバーとトルクコンバータのタービンとの間に配置されたロックアップ装置であって、
前記フロントカバーからトルクが入力されるクラッチ部と、
前記クラッチ部に連結された入力プレートと、
前記入力プレートからトルクが伝達される自由状態で円弧状の複数の外周側スプリングと、
前記タービンに連結された1対の出力プレートと、
前記複数の外周側スプリングの内周側に配置され、前記1対の出力プレートにトルクを伝達する複数の内周側スプリングと、
前記入力プレート及び前記1対の出力プレートに対して相対回転自在であり、前記外周側スプリングからのトルクを前記内周側スプリングに伝達する第1中間部材と、
前記入力プレート、前記1対の出力プレート、及び前記第1中間部材に対して相対回転自在であり、前記複数の内周側スプリングの少なくとも2つを直列的に作用させる第2中間部材と、
を備えたトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記第1中間部材は、環状のプレートであり、
外周端部に形成され、前記外周側スプリングの円周方向端部に係合する複数の外周側係合部と、
内周端部に形成され、前記内周側スプリングの円周方向端部に係合可能な複数の内周側係合部と、
を有する、
請求項1に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記第2中間部材は、環状のプレートであり、外周端部に形成された複数の係合部を有し、
前記複数の係合部のそれぞれは、隣接する2つの前記内周側スプリングの円周方向間に配置されている、
請求項1又は2に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記入力プレートと前記出力プレートとの相対回転角度を規制するためのストッパ機構をさらに備えた、請求項1から3のいずれかに記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
- 前記ストッパ機構は、
前記入力プレート及び前記出力プレートの一方に設けられた爪と、
前記入力プレート及び前記出力プレートの他方に円周方向に沿って形成され、前記爪が挿入された開口と、
を有している、
請求項4に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
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JP2014145985A JP6325926B2 (ja) | 2014-07-16 | 2014-07-16 | トルクコンバータのロックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014145985A JP6325926B2 (ja) | 2014-07-16 | 2014-07-16 | トルクコンバータのロックアップ装置 |
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Family Applications (1)
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